From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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イタリア2009: チヴィタ / モンテプルチアーノ / シエナ (Day 8)
 この日の朝はちょっとのんびりして9時過ぎくらいに出発、オルヴィエートを後にする。30分くらい車を走らせて、「死にゆく町」として知られているチヴィタ・ディ・バニョレージョ(Civita di Bagnoregio)に行く。ここは今回の旅行を計画するきっかけになった場所。スペイン&ポルトガルにするかイタリアにするかまだ悩んでいた頃に、Rick Stevesのイタリア旅行DVDを見て、その中で紹介されていたのがチヴィタ。この小さな丘の上にある町は、端から端まで歩いても5分もかからない場所らしい。これを見た瞬間にチヴィタが即効で旅行予定に入ってしまった。こういう直感的な瞬間ってとても好きだ。

 まるで要塞のようなチヴィタを初めて実際に目にしたときには、感動のため息が漏れてしまった。渓谷の中にニョッキリと立っている小さな小さな町と、それに続く橋。こういう非日常的な景色って大好きだ。橋のたもとに車を止めて、町の中へと入っていく。昔はこの橋は自然の岩でできていたらしいんだけど、浸食が激しくて、人工の橋に置き換えられたんだそうな。いつかはこの町自体も侵食に逆らえずに朽ちていくのだろうか。

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チヴィタ・ディ・バニョレージョ

 まだ10時をまわった頃なので、まだ町の中はひっそりとしている。「死にゆく町」と言われているのは、ここに観光客目的以外で住んでいる人がもう一人もいなくなってしまったことが理由らしい。つい最近まで老夫婦が住んでいたらしいんだけど、旦那さんが亡くなって、おばあさんだけではこの不便な場所に暮らせなくなって町を出て行ったらしい。悲しい話だけど、時間の流れには誰も逆らえない。

 快晴の空の下、鳥たちの鳴き声の中、ゆっくりとチヴィタを歩いてみる。まるで遺跡のような町並みの中をやさしい風が吹いていて、気持ちがいいことこの上ない。Rick Stevesが一押ししているせいか、最近はかなり観光客も増えているらしい。でもこの時期、この時間、すごく静かに見てまわることができた。

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チヴィタの教会と鐘楼

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夢の中の風景みたいで大好きだ

 お腹も空いたので、Rick StevesのDVDでも紹介されていたAntico Frantoio Bruschetteriaへ。ここはキレイな花壇が古い建物の前にある、とても素敵な場所。開いているかどうかわからなかったので、中にいた女性に聞いてみるとあと少しで開くらしい。とてもにこやかに、店の中をどうぞ自由に見てくださいとのことだったので、中にある昔使っていたオリーブオイルを絞る石臼をカメラに収めたりしてた。この石臼は約1500年前からあって、1960年代まではロバが引いて使っていたらしい。

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Antico Frantoio Bruschetteria

 中に座るか外に座るか聞かれたので、迷わず外の一つしかないテーブルに座ることにする。ここのスペシャルティであるブルスケッタはトッピングを選べる。とりあえずトマト、チーズ、それとソーセージの3種類を選択、それと「本日のスープ」と1/2リットルの白ワインを注文。トマトはとても瑞々しく胡椒とハーブがかかっていて、カリッとしたパンの上で「これぞブルスケッタの王道」って感じの味を出してる。ペコリーノ・チーズの薄切りの上にはトリュフのソースがちょっとだけ載っていて、トリュフ・マジックによってシンプルながらも奥行きのある素晴らしい味。ソーセージはこのままメインディッシュになりそうなくらい、どっしりとした主張に溢れた味。こんなに美味しいブルスケッタは初めてだ。色々と具を混ぜすぎてないってのがいい。暖かい日差しの中、そよ風に吹かれながら、美味しいワインを飲みながらだよ? もう天国以外の何物でもない。スープは豆とマッシュルーム、それにパンを細かく千切ったものが入ってる。これもねー、家庭料理!って感じですごくホッとする味だった。オリーブオイルの香りが素晴らしいんだよなぁ。この気持ちのいい場所で1時間くらい、飲んだり食べたり、幸せな時間を過ごしていた。

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名物ブルスケッタは死ぬほど美味しい

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豆とマッシュルームのスープはとても素朴で深い味わい

 帰りにはオリーブオイルをお土産で買うついでに、ここの店の息子さんらしいMaurizioと写真を撮ってもらっちゃったりした。さっきの女性は彼のお母さんなのかな。シアトルに帰ってから友達と感謝祭のディナーをするときに、ここから買って帰ったオリーブオイルでブルスケッタを作ってみたくて、Maurizioにメールを送って詳細を聞いたらすぐに答えてくれた。お陰で僕のブルスケッタは大好評だった!

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Maurizioとはもうちょっと話がしたかったな

 この後エトルリア時代の遺跡見学なんかした後、またこの町をゆっくりと歩いた。今日はこの後他の町に行かなきゃいけないけど、チヴィタを出るときには後ろ髪を引かれる思いだった。本当に最高の体験。また絶対に来たい場所の一つになった。

 チヴィタを後にした後は、モンテプルチアーノ(Montepulciano)まで約2時間。いくつかの町を通り抜けながら車を北に走らせる。町の外に車を止めて、城壁の大きな門をくぐりぬけて中に入る。町の中も結構いい雰囲気だけど、この町でのお目当てはContucci Cantinaというワイナリー。ワイン大好きだし、Rick StevesのDVDで紹介されていたので行ってみたかったんだ。中に入るとすぐにDVDで見たことのある顔を発見。ここのオーナーのAdamoさん。イタリア人観光客らしい人と話をしてたんだけど、「開いてる?」と聞いたときに、僕がRick Stevesのガイドブックを持っているのを彼が発見。いきなり笑顔になって、僕の手から取り上げて「ほら、ここに僕の写真が載ってるんだよ!」と、そのイタリア人観光客に見せている。このガイドブックはアメリカではNo.1なんだとか言ってるのが、イタリア語だったけどなんとなくわかった。すごく大げさな手振りで「入ってきなよ!」と言ってくれる。最初に自分たちであちこち見学したら、あとでワインのテイスティングさせてくれるらしい。

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モンテプルチアーノの町並み

 このワイナリーではヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ(Vino Nobile di Montepulciano)を生産してる。たくさんの樽とかを写真に撮った後はテイスティングルームへ。Adamoがグラスに結構な量のノビレを注いでくれる。一番安いのから高級品まで3種類味わうことができた。一番安いのもかなり美味しかったんだけど、最後のヤツには絶対敵わない。どっしりとしたボディ、それに口の中で味わいが何層にも分かれる感じで、フィレンツェで飲んだブルネッロよりも数倍美味しかった。最初は一本だけ買ってホテルででも飲もうと思ってたんだけど、結局二本買ってアメリカまで持って帰ることにした。Adamoは恐い顔だけどすごく気のいいおじさんで、自分からRick Stevesのガイドブックにサインしてくれちゃったりした(笑)。イタリア語で「美味しい」とか「幸せ」とかいう単語は覚えておいたので、それを言ったらまた笑顔になって、たぶん売り物であろう絵葉書にまたサインしてプレゼントしてくれた。こういう人との出会いって旅の醍醐味だと思うなぁ。

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樽からはワインのいい香りがプンプン

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Adamoはとても気さくなおじさんだった

 Adamoとの出会いと美味しいワインに大興奮のままモンテプルチアーノを後にした。ここからは1時間ちょっとで今夜の宿、シエナ(Siena)の町に到着する。モンテプルチアーノとシエナの間の道は景観の素晴らしい道として有名らしいんだけど、どこまでもなだらかな丘が続いていて、「これぞトスカーナ!」って感じの景色で感動。途中、車を止められるところでちょっと降りて、しばし景色に見入っちゃった。どんどんピンク色になっていく空の下の、雄大なトスカーナの大地。これはやっぱりドライブ旅行でないと味わえないかもしれない。

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まさに僕の中の「トスカーナ」のイメージにピッタリ!

 シエナについたのは午後5時頃だったんだけど、もうだいぶ暗くなっていた。ホテルはシエナの門のすぐ外にあるHotel Santa Caterinaを予約してあって、これからここに3泊する予定。値段が安い割に中はちょっとした貴族の館みたいな感じで、スタッフもフレンドリーでなかなか良さそう。フロントで今夜の夕食の予約をしてもらおうと思ったんだけど、なんと予定していたレストランが日曜は休みなんだそうな。仕方がないので、他のレストランに急遽変更することにする。予約がなくても開店と同時くらいだったらたぶんOKだろう。

 ホテルからは徒歩5分程度でシエナの門、そこから約10分で中心のカンポ広場に到達する。今までの小さな町とは違って、ここは中規模の町。それなりに観光客も多かったし、車もかなり通っていた。カンポ広場はこの町のメイン・スクエアで、すり鉢状になった独特の広場。映画『007/慰めの報酬』の冒頭シーンであったように、夏に二回「パリオ(Palio)」と呼ばれる馬による競技が開かれる場所としても有名。夏の昼間には観光客でごった返すらしいんだけど、オフシーズンの夜というだけあって、なんとなくロマンチックな雰囲気が漂っていた。ヨーロッパの町は本当に照明を上手く使ってると思う。ライトアップされたカンポ広場は本当にキレイだった。

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夜のカンポ広場はとてもロマンチック

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ライトアップされたマンジャの塔

 今夜の夕食は、カンポ広場から路地を入ってすぐのところにあるレストランTrattoria La Torreに決定。ここは家庭的な料理で有名な場所らしい。メニューは出してくれなくて、オーナーのおじさんらしき人が「今日はこんなのがあるけどどうする?」って感じで説明してくれた。僕は自家製トルテリーニに、グリーンサラダ、それと子牛肉の煮込みに決定。トルテリーニはミートソースのようなものと粉チーズが山ほどかかっていて、ホッとさせてくれる味。子牛肉は薄く三枚にスライスしてあって、軽いコンソメのようなソースがかかってる。これを食べたときに、なるほど、これは家庭的な味だって思った。きらびやかなものじゃないけど、一日の労働を終えて家に帰ってきたときのような安心感がある味だった。このソースが本当に絶妙なんだ。これだったら毎日食べても飽きない味のような気がする。日本のお惣菜とどこか通じるものがあるかもしれない。やっぱりイタリアって平均レベルがすごく高い。

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トルテリーニ

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子牛肉の煮込みはホッとする味

 食後の散歩を兼ねて、夜のシエナを散策。まだまだたくさんの人々が同じように散策しているみたい。店は閉まっているところが多いけど、ライトアップされた場所とかあってすごくキレイ。特にサリンベーニ広場と呼ばれる場所が、たくさんの照明を使っていて素晴らしかった。ここは日中に見てもあまり面白くないかもしれないな。盛りだくさんの一日だったんで、この日は宿に戻るとすぐに寝てしまった。
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by alexsea | 2009-11-01 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
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