From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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世界一周2011: おとぎの国の散策 (ローテンブルク2)

鼻のスプレーのお陰か、結構ぐっすり眠れたからよかった。7時ちょっと前に起床、シャワーを浴びて、朝食を食べに本館の方に歩いていったんだけど、朝食は8時からと言われてしまう。結構ゆっくりしてるんだね。それじゃその前に散歩代わりに、街の城壁の上を歩いてみましょうか。

昨日入ってきたレーダー門のところから城壁の上に続く階段を上る。城壁を歩いていると、街に寄付をした人たちのブロックがずーっとはめ込まれているのがわかる。上ってすぐ目に飛び込んできたのが「世界まるごとハウマッチ」のブロック。思わずプッと笑ってしまった。

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ローテンブルクの周りを囲む城壁の上

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きっとTVで紹介して、それで寄付もしたんだろうね

それにしても朝の散歩は気持ちがいい! 城壁には僕以外誰も歩いてないし、地上の道にも観光客は誰もいない。サラウンドで聞こえる鳥の声の中、ひんやりとした朝の空気を味わいながら、ひたすら城壁を北の方へと歩いていった。ブルク門の手前で城壁を下りなきゃいけなかったけど、朝のブルク公園は誰一人いなくて、素晴らしい朝の景色を独占できてしまった。

そこから一度ホテルに戻って朝食をとった。部屋でも思ったんだけど、ここって僕一人しか客いないの?? 食べているときは僕一人だけだったけど、終わった頃になって二人入ってきた。でもナイフやフォークを置いてあるテーブルが3つだけだったので、客はそのくらいなんだろう。部屋でも他の人の音が全く聞こえなかった。もしかすると僕のいる別館には、僕一人だけなのかもしれない。今までのホテルの中で、一番静かな部屋だった(笑)。

朝を食べた後は、さっき行かなかった南側の城壁に行ってみることにする。城壁に上ったら、さっきとは逆方向の南側に歩いていく。途中で日本人観光客の団体とすれ違った。今までの街では韓国人や中国人の観光客が多かったんだけど、ここローテンブルクでは圧倒的に日本人が多いみたいだな。

シュピタール門の辺りで城壁を下り、またもやマルクト広場あたりに向かって歩いていく。途中プレーンラインという場所を通ったんだけど、二股に道が分かれているここの景色は、ローテンブルクで有名なものらしい。そういえば22年前に卒業旅行でここを通ったときも、ここで撮った写真が残っている。来たこと自体はすっかり忘れちゃってるんだけどね。

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プレーンラインは、まさにおとぎの国の情景っぽい

マルクト広場には、またさっきの日本人観光客の団体がいた。9:30に市庁舎の塔に上ることができるんだけど、ぜひ団体客が上り始める前に訪れたい。時間までもうちょっとだったんだけど市庁舎に入ってみると、僕と同じ考えらしい日本人カップルが一組。途中に電子ゲートがあって、そこでお金を払うのかと思ったんだけど、その向こうに “Cash Upstairs!” とか書いてあるんだよね。これってお金は上で払うってこと?と思って、ゲートを押してみると中に入れてしまった。それから階段をどんどん上っていくと、小さな小さな部屋に到達。そこにはもう日本人の観光客が何人かいて、これから上るところだったらしい。僕も€2を払って、屋上に通じる階段を上る…んだけど…、狭いっ! バックパックを肩からかけていたら上れないような狭さ。しかもすごく急な階段だし。これって太った人はどうすりゃいいんだって感じ。手すりにつかまるようにして屋上に上りきると、眼下には絶景が広がっていた。

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市庁舎の塔からの風景

ここって直径3~4mしかないんじゃないかな? 人ひとりやっと通れるくらいの狭い場所。「5分以上いないでください」という注意書きも頷ける。こんなところにずっといたんじゃ回転が悪い。日本人の女の子の「怖い~!」っていう声を聞きながら、ゆっくりと一回り。ちょっと僕も怖かったけど、気持ちのよさが先に立ってた。あまり人がいないときでよかった!

塔を下りてからは、テディランドに寄ってみたり、市庁舎の中にある博物館に入ったり、ケーテ・ヴォールファールトのクリスマス博物館に行ったりした。市庁舎の中の博物館には昔の牢屋があって、誰一人いない薄暗い場所だったんで、ちょっと背筋が寒くなってしまった。クリスマス博物館にも僕以外誰もいなかったから、じっくりと見ることができた。館内にはカメラ・ビデオ撮影禁止のサインがあるんだけど、チケットを買うときにカメラのことを聞いたら、そのおばさんはニコッとしながら肩をすくめて、YesともNoともつかない返事をした。普段なら僕は撮影禁止のサインは絶対に守るんだけど、他に誰もいなかったし、このおばさんの「黙認」ということもあって何枚か写真を撮ってしまった(笑)。クリスマスツリーの由来とかサンタクロースの歴史とか、いろいろと書いてあってとても面白かった。僕みたいなクリスマス大好き人間には必須の場所だと思う。

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テディランドでは人間より大きいテディベアがお出迎え

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暗かったし一人だったから結構怖かった

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このセンスがわからない。目が飛び出てるんですけど

この後マルクト広場に行くと、さっきはなかった屋台が出てる。アプフェルザフト? フレッシュなリンゴジュースなのかな? €2払って飲んでみると、これがものすごく美味しい! 爽やかなリンゴのジュースに嫌な匂いは少しもない。ほどよい甘さで、乾いた喉をリフレッシュさせてくれる。作ってるのを見たんだけど、まず大きな機械にリンゴを通して薄切りにして、それを別の場所に移して重しを載せてジュースを取ってる。強く押しすぎないってのが、あのフレッシュな香りの秘密なのかな。とにかくこのジュースには感動した。€2ってかなり高めだけど、あの味なら許せるかもしれない。

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アプフェルザフト。暑い日には最高デス

この後は中世犯罪博物館へと足を運ぶ。ここは11時オープン(4月は)だったので少し待たなきゃいけなかったけど、一番乗りは人を気にしなくていいので気持ちいい。ここはその名の通り、中世の罪と罰を展示してある場所。本当は無罪でも有無を言わせずに拷問されて、それに耐え切れずに嘘の自白をしちゃうなんてことはザラだったらしい。拷問の道具の展示もすごかったけど、面白かったのが軽犯罪に対しての罰則。例えば二人の人間が言い争いをして周囲に迷惑をかけたら、その二人の首と腕を一枚の板に通して、決着がつくまでそうしてなきゃいけなかったりとか。あと他人の噂話をしすぎた女には「恥の刑」として、舌を長く伸ばした鉄製の仮面をしばらくの間被せられたりしたらしい。面白かった!

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二人の首と腕をはめておくためのもの

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「恥の刑」

さて時間もそろそろお昼だ。いいレストランに行こうかとも思ったんだけど、この素晴らしい天気と場所を利用しない手はない。近くの店でサンドイッチと水を買い込んで、ブルク公園で食べることにした。まだそんなに人出はない。眺めのいいところにあるベンチに腰をかけて、ハムチーズサンドイッチを頬張った。パンについてるゴマが香ばしくて、すごく美味しかった!食べ終わった後も、しばらくそのベンチで旅行記を書いたりして、この素晴らしい日を最大限に楽しんでた。

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自然の中で食べるサンドイッチはなんでこんなに美味しいんだろう?

ブルク公園から下の方に道が続いているので、ちょっとその道を行ってみましょうか。最初下りていくときにかなりの急勾配だったので、橋が見えるところまで行くと帰ってくるのが大変かもしれないな。ということで橋までは行かずに、ブルク公園のすぐ下にあるブドウ畑のようなところをちょっと見ただけで上がってきた。街の中とは全く違う風景で、結構面白かった。暑くなってきていたので、これだけでもかなり汗をかいちゃったけどね。

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ブドウ畑?

外にテーブルがあるレストランに入ってビールを頼んで、しばしの間またのんびりしてたんだけど、アルコールで気分がよくなったのでホテルに戻って少しだけ昼寝。さてこれからどうしようと思ったんだけど、そういえばローテンブルク名物の「シュネーバル」って、まだ試してないなぁ。というわけでRick Stevesのサイトで紹介されていた、マルクト広場近くのWalter Friedelという店にゴー! いろんな種類があるけど、とりあえずオリジナルの味のミニ・シュネーバルを購入。€1.30なり。またお気に入りのブルク公園のベンチに座って、ガブッとな。うん、美味しいよコレ! 見た目ほど甘くないってのがいい。たぶん他の味のヤツはもっと甘いんだと思うけど、僕のシュネーバルの甘さはパウダーシュガーだけから来てるみたい。生地をひも状にしてぐるぐる巻きにして油で揚げたものらしい。味自体は軽いクッキーって感じかな。パウダーシュガーや欠片が飛び散るから食べるのに苦労するけど、すごく気に入ったぞ。

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シュネーバルは予想外に美味しかった

この後はまだ通っていない部分の城壁を歩くことにした。プレーンラインの近くのコボルツェラー門から城壁に上がって南に歩く。街の最南端のシュピタール門のあたりでちょっと迷って、下りたり上がったりを繰り返したけど、やっとまた上がる階段を見つけてホテルの方まで城壁の上を歩いてきた。もうこの頃になるとかなり気温が高く暑いので、かなり汗をかいてしまった。ホテルに戻ってシャワーを浴びることにした。

シャワーを浴びて部屋でゴロゴロした後は、ローテンブルク最後の夕食へ。今夜は口コミサイトTripAdvisorで3位だった、Spätzle-Schwobで食べることにした。すごく美味しい食事にとても満足!

食事の後はマルクト広場でアイスクリームを買って、食べながらブルク公園までゆっくりと歩く。もうすぐ日没なので、ブルク公園もあまり人がいない。ベンチに腰をかけて、どんどん影が伸びていく公園の風景を眺めてた。あー、本当にローテンブルクに来てよかった。観光地化されているとはいえ、このゆっくりと流れる優しい時は本物だ。この感じはイタリアのヴェルナッツァの雰囲気とよく似ている気がする。またここには帰ってきたいな。

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沈みゆく夕日の中、ブルク公園で想いを巡らす

ホテルに帰ってベッドに入ったら、なんだか肺からパチパチという音が聞こえる。これは以前母とヨーロッパを春に旅行したときに経験がある。そのときに医者に診てもらっても原因不明だったんだけど、たぶんあれも花粉症から来る症状なんじゃないかと思う。薬も飲まずにしばらくしたら治ったので、今回もそういうレベルであることを祈ろう。春のヨーロッパを旅行すると、僕はいつもこうなってしまうのかも(泣)。
by alexsea | 2011-04-20 00:00 | 旅行記 | Comments(7)
Commented by amy at 2011-04-22 19:41 x
その後調子はいかがですか???
我が家の裏の杉の木も例年にないほど超満開状態…記念に写真を撮っておこうと思います。

この壁、確か1m修復するのにかかる金額を寄付するとそこに名前を入れてもらえるって言うクイズでそれがHow much?だった気がします。。。
今まで何度ものぼってるけど見た事ないのにAlexさん、一発で見つかるなんて凄い。

Alexさんもマニアな博物館好きですね。
私も拷問博物館とかワンダーカンマー系、見つけると足が向いてしまいます。
フィレンツェのスペコラ博物館も面白いですよっ♪
Commented by FIELDSATAN at 2011-04-22 23:50 x
アプフェルザフトおいしいですよね。
日本やアメリカに大々的に輸入されていてもいいと思うんですが。

それにしてもスプレーの威力がすごい!
さすがドイツという感じが…
Commented by alexsea at 2011-04-23 00:49
>amyさん

なんかねー、やっぱスゴイですよ。さっきもホテルの外のカフェテラスで旅行記を書いたりしてたんですが、もう画面が花粉だらけに! こんなにたくさん花粉が空気中に飛んでたら、そりゃ体は拒否反応しめすわなーとか納得しちゃってます。

ハウマッチは階段上ってすぐだったので笑っちゃいました(笑)。えっ、スペコラ博物館って?? フィレンツェには行ったのにそこ知らない!
Commented by alexsea at 2011-04-23 00:51
>FIELDSATAN

おお、君もアプフェルザフトを知っていたとは! あれって瓶詰めとかして売ってたりするものなの? 鼻詰まり解消のスプレーはスゴイけど、花粉症のヤツはあんまり効かない…(泣)。
Commented by alexsea at 2011-04-23 00:53
>亜紀ちゃん

ごめんー、コメントしてくれた進捗状況の記事、旅行が終わったら削除する予定だったんで、コメント不可にしちゃいました。コメントありがとねー。
Commented by FIELDSATAN at 2011-04-23 12:56 x
>Alexさん

僕が前に飲んだのは瓶詰めでした。
やっぱり甘過ぎず爽やかで…確か場所はライン河畔のシュターレック城というお城のユースホステルだったような…
フレッシュジュースもまた行く機会があったらぜひ試してみたいです。
Commented by alexsea at 2011-04-23 15:34
>FIELDSATAN

なるほど、そういうのもあるんだね。店でも売ってるのかな。あー、ライン河の方も綺麗そうだなー。今度そっちの方にもぜひ行ってみたいと思います。
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