From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

プロフィールはこちら
レストラン訪問記はこちら
旅行記はこちらからどうぞ。
カテゴリ
全体
[一覧] 旅行記
旅行記
日記
夢日記
エッセイ
過去日記
映画・DVD
レストラン
検索
最新のコメント
>るうこさん お久..
by alexsea at 14:08
お久しぶりです♪日食です..
by るうこ at 12:53
>FIELDSATAN ..
by alexsea at 00:35
おお、シアトルでも見られ..
by FIELDSATAN at 22:49
>amyさん お久..
by alexsea at 12:27
以前の記事
2017年 08月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2016年 10月
2016年 08月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 04月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 10月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 10月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 05月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 06月
2004年 05月
2004年 04月
2004年 03月
2004年 02月
2004年 01月
2003年 12月
2003年 11月
2003年 10月
2003年 09月
2003年 08月
2003年 07月
2003年 06月
2003年 05月
2003年 04月
2003年 03月
2003年 02月
2003年 01月
2002年 12月
2002年 11月
2002年 10月
2002年 09月
2002年 08月
2002年 07月
2002年 06月
2002年 05月
2001年 03月
2001年 02月
2001年 01月
ブログジャンル


世界一周2011: 鐘の鳴り響く街 (ザルツブルク2)
妙な音で目が覚めた。なんだろう、この音は? 最初は工事の音かと思ったんだけど、あー、鐘か! 鐘が反響してちょっと変な音になっちゃってるんだ。この鐘は毎日鳴るんだろうか、それとも今日がイースター(復活祭)だから特別なのかな?

今日の観光はホーエンザルツブルク城塞から。ホテルを出ると……、雨が降ってる! げーん、マジですかー? なんとなく止みそうな感じはしたんだけど、後悔しても困るので一度部屋に戻って傘を持っていくことにする。ホーエンザルツブルク城塞に行くケーブルカーが9時からオープンということで、9時ちょっと過ぎにケーブルカーに乗り込んで城塞まで上がっていく。それなりの人出はあるけど、まだまだ空いてる方だ。朝早くに来てよかった。午後だったらかなりの人ごみになってるだろう。上からの眺めは最高! ザルツブルクが一望できる。

d0113429_0162223.jpg
城にはケーブルカーで上がる(歩いて上ることもできるけど)

d0113429_0162675.jpg
城からの絶景!

ここに着いたときは知らなかったんだけど、ホーエンザルツブルク城塞での見所は二つあるらしい。博物館のような場所と、オーディオガイドを聞きながら歩くガイドツアー。僕はまず博物館の方から攻めることにする(そっちのサインの方を先に見ちゃったから)。歩くと床がギシギシと鳴ってうるさいけど、ほとんど人がいなかったので、じっくりと見ることができてよかった。展示の多くは戦争で使われた武器や兵隊のユニフォームなんかだったけど、現在でもクラシック音楽を聴くことのできるホールなんかも見ることができた。このホールの天井がすごい。なんかリベットみたなものがたくさん打ち込まれてるなって思ってたんだけど、なんとこれは全部金らしい。全部で何千個あるんだろう? ホーエンザルツブルク城塞でディナーを食べてクラシック音楽を聴くっていうツアーがあることは知ってたんだけど、ネットで調べたら、そのディナーの内容が好みじゃなかったので申し込まなかった(笑)。「ツアーの」味だろうってのが、なんとなく予想できちゃうメニューだったんだ。

d0113429_0163421.jpg
城の中庭

d0113429_0175419.jpg
金が打ち込まれた天井

博物館を出た後は、ガイドツアーの方へ。ここではオーディオガイドを借りるんだけど、一応「ガイド」ツアーなので、一人でどんどん進んでいくことはできない。みんなのオーディオガイドでの説明が終わるのを待って、ガイドが道を塞ぐロープを外して次のエリアに進むことができるという仕組み。いきなり最初の部屋の説明が長くてゲンナリ! 肖像画がたくさんある部屋なんだけど、一つひとつの肖像画が誰でどういうことをしたかとかずっと説明があるから、興味のない僕は一瞬で飽きてしまった。全部で10分以上の説明だったんじゃないかな。他にもたくさん飽きた人はいたみたいだった。

d0113429_01804.jpg
オーディオガイドがあるツアーは、シーンとしててなんか妙

ツアーは「拷問部屋」なんかを通り抜けた後、狭い階段を上って塔の上に出ることができる。ここからの眺めがこのツアーのメインイベントだと思う。さすがにこの眺めは素晴らしくて、僕も四方に広がる美しい大地にしばし見入ってしまった。ザルツブルクの街の方は都会っぽいけど、逆方向を見ると『サウンド・オブ・ミュージック』の素晴らしい自然の世界が広がっている。そういえば雨は止んだみたいだ。よかった!

ガイドツアーが終わった後は、速攻でまたケーブルカーに乗って地上へと向かう。ケーブルカー駅のすぐ下にはザンクト・ペーター墓地がある。ここも『サウンド・オブ・ミュージック』に出てきた場所。映画の最後の方で、ナチス軍に追われる家族が隠れたのがこの墓場。でも鉄格子の下りた向こう側に隠れられるような場所はないので、映画ではセットだったのか、撮影のために何か霊廟みたいなものを置いたんだろう。ほとんど全ての墓に綺麗な花が供えられていて、この墓場に眠る家族の人たちの愛の深さを感じた一瞬だった。

d0113429_018923.jpg
ザンクト・ペーター墓地

ここにはカタコンベなるものもあるらしい。10:30にオープンするらしく僕が最初の客だったみたい。普通カタコンベってのは地下墓地なんだけど、ここは入口から階段で上がっていく……? なんか大昔の墓地跡みたいな感じなのかな。すごくシュールな雰囲気で、しかもたった一人だったもんだから、結構背筋が寒くなってしまった。すごく怖かったわけじゃないけど、なぜかとても息苦しい感じがした。

d0113429_0181787.jpg
カタコンベの中

この後ザンクト・ペーター教会を見学したかったんだけど、イースターの日曜日ということでミサ中だったので後回しにすることにして、レジデンツへ。ここは大司教の宮殿だということで、豪華な部屋や家具が見られるらしく期待していたんだけど、なんでもオークションのようなイベントが執り行われていて部屋の見学ができないらしい。ガッカリ……。仕方がないのでこの上にある、レジデンツギャラリーで絵画鑑賞をすることにした。撮影禁止だったので写真はないんだけど、なかなかよかったと思う。特に印象に残ったのが、『未亡人の寄付』という名の絵。未亡人と子供が盲目の乞食にお金をあげている横で、すごく裕福なカップルが、身なりの整った乞食に寄付をしている。裕福なカップルは、いかに自分たちが慈悲深いかを他人に知ってもらいたいという顔つき。本当の不幸を知っている未亡人の顔と、裕福なカップルの偽善の顔。その対比がとても面白い一品だった。

この後は祝祭劇場に入ってガイドツアーのことを聞こうとしたんだけど、なんと今日は「病気のため」ガイドツアーがないと書いてある。うきゃー、ここも見れないんすか。まぁここはそれほど見たいという場所でもなかったので、いっか。

それにしてもこの街はいつも鐘が鳴り響いている気がする。たぶんイースターだからミサがあちこちであって、それで鐘が鳴ってるんだと思うけど、様々な鐘の音の中にいると、まるで別世界に来たような気になって面白い。毎日鐘の音で起こされちゃたまらないけど、鐘の音っていうのは本当に清涼感があるもんだ。金木犀の香りと一緒で、鳴り始めると、ふと顔をあげて捜してしまう。

この後はこのすぐ近くにあるTriangelというレストランでランチ。口コミサイトで上位にランクインしてた場所。僕はグラーシュを注文。パプリカの味が効いていて美味しかったけど、これがザルツブルク6位かぁ??っていう疑問は否めなかった。

d0113429_0182438.jpg
グラーシュはまあまあ美味しかった

ランチの後はやっとミサの終わったザンクト・ペーター教会へ。ここも中が豪華だったなぁ。内装とかは大聖堂よりもここの方が個人的に好きかもしれない。

d0113429_0183474.jpg
ザンクト・ペーター教会の中は、大聖堂よりも豪華だったり

ミサは様々な大聖堂や様々な教会でも行われているらしく、それにさすがにイースターのミサということもあってか、ちゃんとした服装をしてミサから出てくる家族連れの姿が目立った。みんなオーストリアの民族衣装を着てるから、男の人はみんなゲオルグ大佐に見えてしまう(笑)。でもあの襟の立った、緑色のアクセントの入ったジャケット、僕好みだったので欲しかったなぁ……。

d0113429_0185943.jpg
おばあちゃんも民族衣装でかわいい

d0113429_0185342.jpg
大聖堂前にはマリア像があって、ある位置から撮ると大聖堂の壁についている天使たちがマリアに冠をかぶせる絵になる

またケーブルカーの駅の方にゆっくり歩いていって、今度は駅を通り過ぎてずっと坂を上っていってみる。目指すはノンベルク修道院。ガイドブックにもあまり情報が書いてなかったので、どんなものが見れるかわからないんだけど、暖かくなってきて歩いてるだけでも楽しかった。タンポポの種みたいなものがたくさん飛んでいたのが印象的。修道院では教会だけを見ることができた。とても質素な場所できらびやかさは全くなく、厳かで重鎮な雰囲気だけを感じることができた。出てきてから気づいたんだけど、ここの門も『サウンド・オブ・ミュージック』に使われなかったっけ? マリアが修道院に帰ってしまって、子供たちがマリアと話をしたくて修道院を訪ねるシーン。確かこんな坂だったような気がするんだけど……。帰ったら真っ先にチェックしないとな。

d0113429_0184456.jpg
すぐ右が修道院の入口。こういう道を子供たちが上がっていったような?

いやー、疲れた! 朝からよく観光したよ。ゲトライデガッセでアイスクリームを買って、食べながらホテルまで歩いて帰る。ホテルではシャワーを浴びた後、ちょっと昼寝。こういう休息が僕には必要。そうじゃないと心も体も疲れ果てちゃうよ。

今日のディナーは、予定にはAugustiner Bräuというビアガーデンを入れておいたんだけど、なんとなくビアガーデンな気分じゃないし、そこまで歩く気力もあまりなし。TripAdvisorでホテルの周りに美味しいところはないかと検索したら、Bangkokというタイレストランがヒット。オーストリアでタイフード?とか思ったけど、なんとなくタイカレーが食べたい雰囲気でもある。というわけで、そこに行ってみることにした。ホテルから10分。現地の家族が集まるような感じの場所で、それでも少し高級感が漂っている。僕はタイ風キュウリのサラダとイエローカレーを頼んでみた。キュウリのサラダはちょっとしょっぱいものの、なかなかのお味。イエローカレーは美味しいことは美味しいんだけど、なぜか他人行儀な印象を受けた。タキシードを着てるカレーを食べてるみたいな? 欠けてる味は一つもないと思うんだけど、なんか安心できる味じゃなかったのが不思議だった。

d0113429_019729.jpg
美味しかったけど、なんか安心できない味のタイカレー

さて、今日はインターネットで予約しておいたミラベル宮殿でのコンサートの夜。ちゃんとした服に着替えてネクタイもして、ミラベル庭園から宮殿の建物に入る。コンサートは2階のマルモアザール(「大理石の間」)で行われるんだけど、そこに続く階段がスゴイ。「天使の階段」と呼ばれるだけあって、階段の脇にはたくさんの天使が様々なポーズで出迎えてくれる。

d0113429_0191951.jpg
「天使の階段」は豪華!

マルモアザールの直前の部屋で予約しておいたチケットをゲット。「なるべく前の中央の席をお願い」とリクエストしておいたせいか、僕の席は最前列で中央よりもちょっと右側なだけ。しかも「大理石の間」と呼ばれているだけあって、会場はとても豪華できらびやか。モーツァルトもここで演奏したことがあるらしい。最高の席ということと、歴史的に著名な人々と同じ空間を共有することができたことに興奮してしまった。

d0113429_019259.jpg
「大理石の間」は輪をかけて豪華絢爛!

ここで演奏するのはSalzburger Solistenと呼ばれるグループ。一人の高齢の紳士Luz Leskowitzと、四人の若い女性奏者たち。Leskowitz氏がこのグループのリーダーらしい。彼はプログラムによると、若く才能のある弦楽奏者を育てるために、かなり前にこのグループを結成したらしい。

最初はヴィヴァルディの「四季」から「春」。出だしからその音に圧倒されてしまった。とにかく真ん前で奏でられる音楽が、電子的に拡声されることなく、部屋中に響いてサラウンドで迫ってくる。これはレーゲンスブルクで聴いた聖歌隊とは全く違った音の洗礼だ。時に激しく、時に静かに、彼らの音のダイナミックレンジに制限はない。バイオリンの音が全身を愛撫してくる。曲が終わったときにはもうボーッとなっちゃってた。いい意味で音に「酔った」感じ。

2時間たっぷり、全部で6曲+アンコールを演奏してくれたんだけど、個人的にはTelemannのG-Major コンツェルトのPrestoが一番好きだったな。すごく好きなテーマが何度も出てきて、その度に顔が笑顔になる感じ。大きいオーケストラのコンサートももちろんいいけど、こういうチェンバーミュージックも本当に素晴らしい。昔の人々と感動を共有できた感じがして、このコンサートに来て本当によかったと思った。

この後はどこにも行かず、まだ冷めやらぬ感動を胸に眠りについた。
[PR]
by alexsea | 2011-04-24 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://alexsea.exblog.jp/tb/13476757
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 世界一周2011: 「きよしこ... 世界一周2011: モーツァル... >>