From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

プロフィールはこちら
レストラン訪問記はこちら
旅行記はこちらからどうぞ。
カテゴリ
全体
[一覧] 旅行記
旅行記
日記
夢日記
エッセイ
過去日記
映画・DVD
レストラン
検索
最新のコメント
>海老原くん えー..
by alexsea at 03:52
もう、きっと覚えてないと..
by 海老原吉晶 at 00:05
>るうこさん うひ..
by alexsea at 06:32
>亜紀ちゃん お子..
by alexsea at 06:30
お久しぶりです♪ポルトガ..
by るうこ at 21:30
以前の記事
2016年 10月
2016年 08月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 04月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 10月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 10月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 05月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 06月
2004年 05月
2004年 04月
2004年 03月
2004年 02月
2004年 01月
2003年 12月
2003年 11月
2003年 10月
2003年 09月
2003年 08月
2003年 07月
2003年 06月
2003年 05月
2003年 04月
2003年 03月
2003年 02月
2003年 01月
2002年 12月
2002年 11月
2002年 10月
2002年 09月
2002年 08月
2002年 07月
2002年 06月
2002年 05月
2001年 03月
2001年 02月
2001年 01月
ブログジャンル


世界一周2011: 雨の試練 (スプリット3)
今朝は何も予定がないので目覚ましはかけないで寝たんだけど、目が覚めたらもう7時半。10時間以上も寝たことになるのか。でも結構何度も目が覚めたから、そんなによく寝た気がしないんだよな。

朝食の後は、また近所の散策から。雨の予報で地面も濡れてるけど、今は降ってない。それだったらこの間行かなかった、大聖堂の鐘楼に上ってしまおう。大聖堂の近くに行くと、パイプオルガンの音が聞こえる。ちょっと中に入ってみると、パイプオルガンの奏者がリハーサルをしているみたい。5分くらいの間だったけど、しばし聴き入ってしまった。オルガンを聴きながら大聖堂の中を見回すと、なるほど素晴らしい彫刻がたくさんあることに気づいた。こないだ来たときにはあまり気づかなかったんだけど、やっぱりこうやってゆっくりとする時間がないと見えてこないものなのかな。

鐘楼の塔のところで10Kn払った後、結構キツイ階段を上っていると、どこからか綺麗な女声コーラスが聞こえてきた。階段途中の窓から首を出して、どこから聞こえてるのか調べようと思ったんだけどわからない。これってもしかして塔の上から聞こえてる? しばらくすると曲を歌い終わって、歓声と拍手の後、たくさんの女性たちが歌いながら階段を下りてきた。韓国で女声合唱をしている人たちがツアーで来たらしい。それで気持ちのいい鐘楼の上で歌ったんだろうな。この予期しなかった素晴らしい音楽のプレゼント、すごくラッキーに思えた。

塔の一番上からの景色は最高! オレンジ色の屋根と海のコンビネーションって、やっぱり最高だよー。すぐ下には前庭の穴の開いた天井が見えるし。錆びついていて強度大丈夫なのか?って感じの階段で結構怖かったけど、上ってきて本当によかった。

d0113429_32748.jpg
鐘楼の上からは最高のスプリットの景色が

塔を下りると、それを待っていたかのようにポツポツと雨が降ってきた。だんだん激しくなってくる雨の中、大聖堂から北に行って、グルグール・ニンスキの像を見に行く。この像の左足の親指に触ると幸運が訪れるといわれているらしい。たしかに左足の親指だけピッカピカ。なんか他人の欲の念みたいなのを受け入れちゃうみたいな気がしたんで、僕は触ってこなかった。ガイドブックにはそれだけしか解説がなかったんだけど、この像ってもしかしてメシュトロヴィッチ作なのかな? なんかデフォルメ加減がそんな感じだったけど。

d0113429_3271295.jpg
左足の親指はピッカピカ

大聖堂前まで戻ると、クラパという男声合唱のグループが何人か集まってた。歌い始めるかと思って少し待ってたんだけど、結局歌ってくれなかった。これはガイドブックで読んだときから聴きたいと思ってたんだ。今日中に聴けることを祈ろう。

さて、予定通りちょっと遠出してみることにしましょうか。雨が降る中、プロムナード海岸道路を西に西に歩いて行く。最初のうちは結構小降りだったんだけど、どんどん強い降りになってきた。15分も歩いた頃には、靴もジーンズの裾もびしょ濡れ。気温は高くはないんだけど、この湿気のせいで汗が吹き出てくる。なんかちょっとメゲそうになった。でもなんか意思を試されているかのような気がして、ずーっと歩いていった。

到着まで30分近くかかったんじゃないかな、やっとメシュトロヴィッチ美術館に辿り着いた。どうもメシュトロヴィッチに関わる場所は、みんなとてもいい人たちばかりのような気がする。ザグレブのアトリエでも丁寧に説明してくれたし、ここでもこちらから聞くことなしに、写真を撮っていいとかダイニングルームから見始めたらいいとか、笑顔であれこれ教えてくれた。

ここは本当に空間を上手く使ってある美術館だなと思った。作品を詰め込みすぎることなしに、逆に「間」を大事にしている見せ方だと思った。適度にデフォルメされたメシュトロヴィッチの作品が、大きな部屋の中で最大限の映え方をしている。メシュトロヴィッチって、僕はこの旅に来るまで全く知らなかった人なんだけど、ザグレブのアトリエとこの美術館で彼の色々な作品を見て、かなりファンになってしまった気がする。なんかオーラが違うんだよなぁ。威厳を感じる作品ばかりというか。『Job』の苦悶ともいえる表情は、彼が探し続けていたテーマのような気がする。この雨の中遠くまで来て、彼の作品をこんなに身近に感じることができて、本当によかった。僕が美術館を離れるときになってからたくさんの人が入ってきたけど、僕が見ているときには完全貸し切り状態。静かに鑑賞できてとても嬉しかった。

d0113429_3271677.jpg
ダイニングルームにはメシュトロヴィッチの肖像画がある

d0113429_3272113.jpg
空間を上手く使った展示形態

d0113429_3272734.jpg
Jobの彫刻がいくつもあった。この苦悶の表情……

d0113429_327336.jpg
ピエタ

この後はここからまた5分くらい歩いて、カシュテレットという場所に行く。メシュトロヴィッチ美術館のチケットで入れると聞いたからには行かなきゃ! なんだか農園みたいな入口でちょっと戸惑ったけど、中庭からして雰囲気が違って面白かった。教会の中に入ると、周りをぐるっと囲むようにメシュトロヴィッチによるキリストの生涯が木彫りで展示してある。受胎告知からキリストの誕生、十字架にかけられてからマリアに抱かれているピエタ。全て素晴らしい美術品だった。木彫りのキリストの像も、すごく痛々しかったし。ここでも完全に一人だったので、じっくりと見ることができた。今回の旅、実はメシュトロヴィッチの作品に出会うことが、隠れた目的の一つだったんじゃないかと思えるほど。それほどの感銘を彼の作品から受けた。

d0113429_3274015.jpg
教会の内部

d0113429_3274524.jpg
受胎告知からキリストの誕生

d0113429_3275094.jpg
中庭も独特の雰囲気

また雨のなか来た道を少し戻って、今度はクロアチア考古記念碑博物館へ。入場料を払おうとすると、無料だという。あれ? ガイドブックには入場料のことが書いてあったのにな。今日がたまたま無料の日だったのかな? ここも完全に僕一人。シーンとした館内に昔の石造りのアーチなんかが並んでいる風景は、かなりシュールな感じだった。発掘された小物を並べた部屋では、どんな風に掘り出されたかという映像が流されていて、ここの部屋だけは他よりもモダンな感じの展示で、すごくアクセントになってたと思う。

まだ午前中だというのに、かなり観光してしまった。この激しい雨の中、よく頑張ったもんだ。スプリットの中心地に戻る直前にあったFifeという店でランチをすることにする。ここではビールと魚のミックスパンフライを注文。イカのぶつ切り、小魚がたくさん、ししゃもくらいの大きさの赤い魚が三匹、全部フライパンでフライにしてあって、塩がかけてあるだけ。これがもう大ヒット! 本当にざっけない料理なんだけど、魚の美味しさが100%引き出されていて最高。早い時間だからなのかな、周りを見ても観光客は僕一人だけで、後は全部地元の人ばかり。こんな感じの地元の料理を食べたかったんだ~。ガイドブックにも載ってるけど、ここお勧めです。

d0113429_3275612.jpg
魚のミックスフライ

この後はまた大聖堂の近くへと向かう。どうしてもここにいる間にクラパを聴きたい! 地下から入って大聖堂の広場に抜けると、ツアー客っぽい人たちも前庭に向かってる。するとクラパのシンガーたちがそこにいるじゃないですか! これは始まるのか??と思いカメラを持ってスタンバイすると、歌いだしてくれた。やったー! 完全にアカペラの男声合唱はすごく緻密なハーモニーで、ビブラートまでマッチさせているかのよう。それに歌声が前庭のドーム型天井に反響して、素晴らしいサラウンドサウンドを作り出している。あぁ、これを聴けて本当によかった。歌い終わった瞬間、シンガーの一人が「CD 100Kn/15€」と書かれた看板を掲げて、みんなの笑いを誘った。もう一曲歌っている最中に、シンガーの一人がCDを持ってまわってきた。€15ってちょっと高いけど、ここは買わねばなるまい! 家に戻るまで聴けないけど、いい買い物したと思うな。

d0113429_328238.jpg
やっとクラパが聴けた!

この後は、大聖堂の向かいの道にあるけど、いつも閉まっていて行けなかった洗礼室へ。ここにもメシュトロヴィッチの作品があるらしい。今回はドアが開いていてよかった。5Kn払って中へ入ると、メシュトロヴィッチによる、指の長い洗礼者ヨハネの像が置かれていた。なんだろう、神聖って感じじゃなくて、独特の雰囲気を持った場所だったな。天井の彫刻も、人の顔のようなのがたくさんあったりしてちょっと不気味系だったし。でもスプリットにいる間に見れてよかった。

d0113429_328857.jpg
メシュトロヴィッチによる洗礼者ヨハネの像

d0113429_328144.jpg
天井はスゴイけど結構怖い

これで見たいものは全て見たことになる。このスプリットという街、実は個人的にあまり期待していた場所じゃなかった。Rick Stevesの番組で紹介されていたから旅程に加えただけの場所。でも蓋を開けてみたら、かなり僕のお気に入りの場所になってしまった。旧市街の細い路地の雰囲気は最高だし、プロムナードのカフェも素晴らしいし。それにメシュトロヴィッチの作品がたくさん見れてよかったし。うん、スプリット、僕は好きだ。また帰ってきたい場所かな。今度はもっと雨の少ない時期に(笑)。

雨の中を歩くのはかなりエネルギーを要するので、ホテルでしばらく昼寝。その後は雨の音を聞きながら、部屋で旅行記を書いてたりした。

ディナーはTripAdvisorで見つけたKonoba Varošへ。ここではイカ墨のリゾットとパスティサーダというものを注文。半リットルのワインも忘れずに(笑)。イカ墨のリゾットはクロアチアで初めて食べるけど、もう最高の美味しさ! 食べている間に冷えてしまわないように、キャンドルで暖める台の上に載せてサーブしてくれる。イカ墨のリッチな味わいに加えて、イカ自体は味が抜けてしまうことはなく、素晴らしい風味と歯触りをリゾットに与えてくれていた。とても美味しいんだけど量がすごく多くて、半分以上残してしまった。二人くらいでシェアするのが一番いいんじゃないかな。メインのパスティサーダは、仔牛肉を酢に漬け置きしておいたものを赤ワインと杏のソースで調理したもので、密かなフルーツの香りがソースの要となって、ホロホロに崩れる仔牛肉の味を素晴らしく引き立てていた。これもかなり量があったので、二人でシェアするのがいいと思う。いやー、今回も口コミサイトのお勧めだけど、100%満足できた! TripAdvisor上ではApetitの方がランクが上だけど、僕はKonoba Varošの方が何倍もよかったと思う。

d0113429_3282026.jpg
イカ墨のリゾット

d0113429_3282649.jpg
パスティサーダ

土砂降りの中ホテルに戻り、スプリット最後の夜はゆっくりと更けていった。
[PR]
by alexsea | 2011-05-03 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://alexsea.exblog.jp/tb/13508620
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 世界一周2011: 言葉にでき... 世界一周2011: スプリット... >>