From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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ポルトガル2016: ナザレから修道院巡り
今日は本当はナザレに滞在してペデルネイラ地区とシティオ地区を見ようと思ってたんだけど、ペデルネイラ地区はあまり面白くなさそうだし、明日モンサントに行く途中で3つも修道院に寄るのはちょっと消化不良になりそうだし…。ということで、今日の午前中は近くのアルコバサとバターリャにある、世界遺産にも登録されている修道院2つを見に行くことにした。ホテルで朝食をとって、8時半頃ナザレを出発。今日はどんよりとした曇り空だけど雨は降ってないし、海で遊ぶわけでもないからいいんだ。

最初の目的地アルコバサ(Alcobaça)には9時過ぎに到着。アルコバサ修道院(Mosteiro de Alcobaça)は開館直後だった。入口でチケットを買うときに、3つの修道院の共通チケットがあると教えてくれた。個別に行くと€6ずつだけど、アルコバサ、バターリャ、トマールの3つの修道院の共通チケットは€15。それに一週間の有効期限ということで、今日・明日で3つ全て訪れる予定の僕らには嬉しいニュース。たった€3得なだけだけど、ちょっとでも安いのに越したことはない。

修道院に入ってすぐは教会なんだけど、この光景に息を呑んだ。まるでSFの世界のような感じ。後で知ったんだけど、ここは質素をモットーとする宗派で、禁欲主義をベースにデザインされたらしい。だから絵や彫刻なんかは一切なし。本当に映画の中の世界みたいで、のっけから感動させてもらった。

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まるでSF映画にでも出てきそうな教会

教会の奥には悲恋の物語の主人公たちが眠る棺が置いてあって、これらの棺の彫り物がすごい。真っ白で色が全く使われていないからかもしれないけど、すごく純粋なもののように感じた。愛し合っていた二人なのになぜ足を向け合って棺が置かれているかというと、最後の審判の後、起き上がったときに初めて見る相手がお互いでありたいという願いかららしい。すごくいいストーリーだけど、こういう棺を見るといつも思ってしまうのが、中に本当に遺体が入っているんだろうかということ。もし入っているとすると、こんな風に大勢の観光客に毎日見られても大丈夫なのかなーってこと。やっぱり日本とヨーロッパでは、死者に関する感覚が全く違うみたいだ。

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棺の装飾の素晴らしいこと!

まだ観光客はまばらだったので、静かな回廊はすごく雰囲気がよかったし、『僧の広間』と呼ばれる場所は天井のアーチが素晴らしくてツボにはまりまくりだった。厨房や食堂も、今といかに生活感が違うかってことを目の当たりにできた気がする。

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こういう雰囲気大好き。他に人がいなかったから特に。

空いてたし結構早いペースで見たので、40分くらいで見学が終了してしまった。でもものすごく印象に残った場所だった。修道院を出る頃には、観光客の団体が大勢教会の中に入ってきてた。静かに見学できたことに感謝!

次の目的地は、バターリャ(Batalha)のバターリャ修道院(Mosteiro da Batalha)。アルコバサからは30分以内で着ける場所なんだけど、途中でGPSがメインの道を外れて裏道に誘導してビックリした。地図で見てみるとメインの道をずっと真っすぐ走っていればいいはずなのに、なぜか一本外れて小さい村の中の道を通ってる。だからスピードも落とさなきゃいけなかったし。10分くらいその道を走ったら、またメインの道に帰るように言われた。んー、このGPSの地図データ、たぶん古いんだろうなぁ。たぶんデータが作られた当時は、メインの道路は工事中か何かで迂回しなきゃいけなかったんだろう。スマートフォンのGPSの信頼性がわからなかったので、専用のGPSを買ってきたのが裏目に出たか…。

バターリャ修道院では回廊がすごくよかった。緻密で繊細な装飾で覆われていて、古い建物をより荘厳に見せてくれてた。あちこちにモダンアートが置いてあったのも印象的だったな。古いデザインの中の新しいアート、このギャップが個人的には大好きだ。『参事会室』には無名戦士の墓があって、二人の兵士がガードしてる。修道院の中に無名戦士の墓があるなんて知らなかったから、ちょっとビックリしたな。この修道院で一番印象に残っているのは、最後に見た『未完の礼拝堂』。アルハンブラ宮殿を思い出させるような緻密な装飾が散りばめられていて、ステンドグラスもちゃんとはめ込まれているんだけど、なぜか屋根がない。そのせいか遺跡のような印象も受けるんだよなぁ。薄暗い中で見る礼拝堂と違って、すごく新鮮に思えた。

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雰囲気のいい回廊の真ん中にはモダンアートが置いてあったり

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無名戦士の墓は、どこでも厳格な雰囲気を受ける

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未完の礼拝堂は屋根がない。またそこがいい。

やっぱり修道院を立て続けに2つ見ると、結構お腹いっぱいな気がする。当初のプランのように、モンサントに行く前に3つの修道院に寄るっていうのは、ちょっと無謀だったな。

ナザレに帰ってきたのは12時半頃。どこでランチを食べようか決めていかなったので、安直に宿の一階にあるレストランAdega Oceanoで食べることにした。でもこれが大当たり。またパスタ的な気分だったのでエビのスパゲッティを頼んだんだけど、このソースがすごく美味しくてビックリ。もちろんエビも新鮮で臭みが全くない。なかなかいいレストランなのかもしれないな。宿に泊まってるってことで、割引価格だったのも嬉しかった。

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予想外に美味しかったエビのスパゲッティ

この後は崖の上のシティオ地区(O Sítio)に行く前に、海岸沿いからちょっと中に入ったペスカドーレス地区(Bairro dos Pescadores)を歩いてケーブルカーまで行ってみることにした。海岸沿いの道は活気があって観光地のようだったけど、ちょっと中に入ったらすごくローカルな雰囲気になる。地元の人が家の外に出した椅子でくつろいでたり、ナザレの素顔が見られる感じかな。そうそう、今夜予定していたレストランもこの辺りなので、位置確認のためにちょっと覗いてみることにしよう。レストランRosa dos Ventosに行くと…、えー閉まってる! エヴォラの二の舞ですか。22日にならないとオープンしないらしい。仕方ないので第二候補のレストランA Tasquenhaに行ってみると、こっちも閉まってるー! 10月のこの時期、みんなバケーションに行っちゃうのかなぁ? ホテルに帰ったら今晩のレストランをネットで探さなきゃ…。

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ペスカドーレス地区は海岸沿いにはない生活感が

ケーブルカーの駅はすごくモダンな感じで、最初は銀行かと思っちゃったくらい。往復料金€2.40を払って、シティオ地区へ上っていく。いつのまにか空を覆っていた雲はどこかへ消えて、青空が広がってる。これは上からの景色が楽しみだぞ。

シティオ地区は、なんだかまるで違う町みたい。ペスカドーレス地区のような生活感がなくて、もう少し高級な感じ? メインの広場のすぐ横にあるのが、メモリア礼拝堂(Capela da Memória)。なんでも昔々ある城主が馬で狩りをしていたときに、獲物を追って崖から落ちそうになったんだって。その時聖母マリアが目の前に現れ、馬が崖から後戻りして奇跡的に助かったらしい。その城主が感謝のために、礼拝堂をここに立てたとのこと。本当に小さい礼拝堂で、中にはハエが何匹も舞ってたりして入るのがちょっとためらわれちゃった。中のアズレージョに覆われた小さな階段を下ると、キリストに乳をやるマリア像があって、天井にはその言い伝えを描いたアズレージョがある。ちゃんと花が供えてあるところをみると、地元の人たちもお参りに来てるんだろうな。

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崖っぷちに立つメモリア礼拝堂

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ここのストーリーが天井のアズレージョに描かれている

メモリア礼拝堂の横の展望台からは、素晴らしいナザレの景観が楽しめる。ビーチにはほとんど誰もいないけど、夏のピークシーズンにはたくさんの人で賑わってるんだろうなぁ。この展望台の前あたりには豆を売ってるおばさんたちが何人かいたけど、アメリカのガイドブック著者Rick Stevesによれば、季節によってフジツボを売ってるらしい。ポルトガルではフジツボを食べるんだって。僕も食べてみたいと思って期待してたんだけど、残念ながら見つけられなかった。どんな味がするんだろう?

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展望台からの素晴らしい景色!

シティオ地区のずっと端には灯台があるらしいけど、僕らはなんとなく長時間歩く気にはなれなかったのでパス。メインの広場のすぐ横にある、大きなノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会(Igreja de Nossa Senhora da Nazaré)に入ることにした。この教会の内部はバロック様式でとても豪華。アズレージョもふんだんに使ってある。静かな音楽が流れていてすごく気持ちがいいんだけど、近くで工事でもやってるのかチェーンソーのような音も聞こえてきて雰囲気が台無し(笑)。

ここにはナザレの名のきっかけとなったマリア像が置いてある。ある僧が8世紀頃マリア像をこの地に持ってきたんだけど、それがイスラエルのナザレのものだったことに由来するらしい。教会の1階に置いてあるのはレプリカで、お金を払うと奥の階段から2階に上がって本物を見ることができる。さすがに1,300年以上も経っているので本物は真っ黒になってしまってるけど、これがこの辺りの人々の信仰の中心になってたことを考えると、結構感慨深いものがある。

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町の名の由来となったマリア像

ちょっと疲れたので広場の脇にある店に入ってアイスクリームを食べながら休憩した後、ケーブルカーで下に戻る。その後はゆっくりと海岸を散歩。地元の人たちがベンチに座ってお喋りしてる。一人の女性はナザレの伝統的な衣装を身にまとっていて、都会的な海岸沿いに地元の色を添えていた。ビーチにはたくさんの魚を干して売っているおばさんたちもいて、ちょっと魚臭いんだけど美味しそう。僕もすごく食べてみたかったんだけど、慣れないものを食べてお腹を壊すといけないからやめておいた。あー残念!

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海沿いの道では、地元の人たちが午後のお喋り

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干物を売っている場所も。美味しそうだったなぁ

この後は僕はホテルでシャワーと昼寝。Koreyはその間バーに行って、よさそうなレストランを探して予約を取ってきてくれた。夕食までの間は海が見えるテラスに座って、買ってきたワインとビールでリラックス。雲がなくなったので、真ん前に沈んでいく夕陽がとても綺麗だった。

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ホテルのテラスで、ワインを飲みながら夕陽が沈んでいくのを眺めてた

Koreyが見つけてきたレストランはMaria do Mar(訪問記へ)。ケーブルカー駅の近くのレストランで、ネットを見ると結構評判が良さそう。すごくアットホームなサービスもよかったし、イカ&エビライスはちょっとライスが硬かったけどとても美味しかった。経営者のMarinaは、レストランの名前についてるMariaの娘さんらしい。店で時々ファドのショーもするみたい。Marinaもファドが大好きらしく、鼻歌を歌いながら後片付けとかしてたのがおかしかった。楽しいおばさんだったなぁ。

美味しい料理とワインでちょっと暑くなってしまった。涼しい海風で顔の火照りを冷ましながら、海岸沿いをゆっくりと歩いてホテルまで戻った。明日はナザレを離れなければならない日。人ごみは嫌いだけど、夏のナザレも体験してみたいなとかちょっと思った。
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by alexsea | 2016-10-20 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
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