From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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カテゴリ:旅行記( 442 )
ポルトガル2016: 車を借りてサレマへ
ホテルのチェックアウトは昼の12時なので、今日はその前までは結構ノンビリできる。朝・昼兼用の食事をマーケットでしようと思ってたので、今朝もホテルでの朝食はパス。結局ホテルで朝食は一度も食べなかったな。

8時半ごろホテルを出て、ここ数日行きたいと思っていても混雑していて行けなかったサンタ・ジュスタのエレベーター(Elevador de Santa Justa)に行くことにした。ホテルからは徒歩2分。この間は人でいっぱいだったエレベーターに到着してみると…、誰もいない?! 7時オープンはずなのに! 日曜だからスケジュールが違うのかと思って表示板を見たんだけど、そんなことは何も書いてない。どうしよう?? 5分ほど入口のところでウロウロしていたら、エレベーターが下りてくる音が! ドアが開くと、お姉さんが招き入れてくれた。なーんだ、単に人が少ない上に、エレベーターは上に行ってたわけね。

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荘厳な感じのサンタ・ジュスタのエレベーターはバイシャ地区とシアード地区を結ぶ

サンタ・ジュスタのエレベーターの外観はとてもゴシック的で、なんとなくバルセロナのグエル邸を彷彿とさせたな。大きなエレベーターで上に着くと、そこから階段でちょっと上ったところに展望台がある。この階段は9時に開くらしくて10分ほど待たなきゃいけなかったけど、お姉さんが9時ちょっと前に開けてくれたので展望台に一番乗りできた。今日はちょっと雲が多くて霞んでるけど、かなりいい景色。リスボンの展望台は色々と行ったけど、それぞれの良さがあるみたいだな。階段は鉄製の細い螺旋階段で、下りていくときにはかなり怖かったー!

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エレベーターの上の展望台からの景色

エレベーターから出ると、一日目に行ったカルモ教会のすぐ横の路地に抜けるので、そこからバイロ・アルトの方に歩いていく。A Brasileiraに行ったら結構ガラガラだったので、外のテーブルに座ってホットチョコレートを注文して一服した。リスボンの人たちは週末の朝は遅いのかな。夜は繁華街のようだったこの辺りも、あまり人がいなくて気持ちいい。ペソア像の写真はこないだも撮ったけど、今日は人がいないということで、またゆっくりと一緒に写真を撮ることができた。

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ペソア像とツーショット

この後はこの間見るだけだったケーブルカーのビカ線で坂を下りた後、鉄道の駅カイス・ソドレ駅の方まで歩いていく。目的地は駅のすぐ前のTime Out Mercado Da Ribeiraというマーケット。ここは以前は大きなマーケットだったらしいけど、今ではレストランがたくさん詰まった大きなフードコートになってる。

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ケーブルカーで急な坂道を下りていく

10時オープンのマーケットは、僕のようなレストラン好きにとっては天国! 大きな屋内マーケットの真ん中にはビールやワインバーがあって、テーブルや椅子もたくさん設置されていて、周りをぐるっと囲むように数々のレストランが軒を連ねてる。これはフードコートの高級バージョンだ。

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食いしん坊にはたまらないフードコート

僕はもうウキウキしまくりでどれを食べようか悩んだ挙句、二軒のレストランで一つずつ注文することに決定。オーダーを入れようとしたら、今はまだ準備中で12時からだと言われて超ガッカリ。こんなにたくさんレストランがあるのに、12時前に食べ物を買える場所はほんの数軒しかない。なにそれー、ウェブサイトには10時オープンって書いてあったのに! こんなにたくさんのレストランがあるのに、ほとんどで食べられないなんて拷問だよ…。仕方ないので、食べ物がオーダーできる数少ない場所の中からPizza A Pezziというピザ屋を選択。マッシュルームピザとソーセージピザを注文した。悪くはなかったけど、ちょっとしょっぱい感じだったかな。

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まぁ美味しかったけど…

ちょっと残念な感じのランチを終えた後は、またケーブルカーでバイロ・アルトに戻って、階段からの景色が綺麗なカルサダ・ド・ドゥケ通りを歩いたりしながら、ホテルまで帰った。11:45くらいにチェックアウト、タクシーを呼んでもらって空港へ向かった。空港のSixtというレンタカー会社で車を予約してある。ラッシュアワーだったのか、カウンターの前はすごい行列! Koreyが会社でも使うのでプレミアムメンバーになってくれていたお蔭で列をスキップすることができたけど、車を借りられたころにはもう午後1時をまわっていた。

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カルサダ・ド・ドゥケ通り。ここにはレストランやバーがたくさんある

車に持参のGPSを取りつけて、いざポルトガル最南端のアルガルヴェ地方(Algarve)へと車を走らせる。最初GPSが僕らが高架道路にいると勘違いしたせいで、空港を出るのにちょっと手間取っちゃったけど、高速道路に乗ってしまえばもう安心! ポルトガルにはあちこちに有料道路があるんだけど、レンタカー会社に固定料金を払えばいくらでも使えるプランにしたので、何も考えなくていいのが嬉しい。ヴァスコ・ダ・ガマ橋(Ponte Vasco da Gama)という17kmもある海峡にかかる橋を渡った後、どんどん南へと車を走らせた。

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長い長いヴァスコ・ダ・ガマ橋を渡ってる

ポルトガル人はかなり車の運転が乱暴という噂も聞いていたのでちょっと身構えてたんだけど、なんのなんの、みんな親切じゃないですか。それに有料道路が数多くあるせいか、すごくよく整備されてるし、それに混んでない。どんどん移り変わる景色を楽しみながらドライブを楽しんでいた。道路の両サイドには、松の木っぽいんだけどチアガールのポンポンのような形をした気がたくさん生えていて、別の土地にいるということを実感させてくれる。二度のトイレ休憩を入れてのドライブ。目的地のサレマに着いたのは、もう4時半頃になっていた。

サレマ(Salema)はアルガルヴェ地方の中でもとても小さな漁村。日本人にはあまり馴染みのない場所だけど、アメリカでは僕の大好きなガイドブックの著者Rick Stevesが紹介していることもあって、最近かなりの人気になっているらしい。昔からアルガルヴェ地方はイギリス人が休暇でよく訪れる場所だったらしいけどね。

Casa Praia Marというホテルにチェックインすると、安い部屋を予約しておいたのに、海側の部屋が空いてるからということでアップグレードしてくれた。これは嬉しいな。ホテルから海までは徒歩3分もかからない。早速荷物を置いて、海の方に行ってみることにしよう。

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部屋のベランダからの景色

サンダルを持ってくるのを忘れてしまったので、海の手前の売店で€19で購入。すごく高いけど、靴じゃ海辺を歩けないから仕方がない。それにしてもこのサンダル、履き心地が悪いぞ。

全体的に雲はあるけど一応太陽は出てるから、海岸の散歩は気持ちいい。海で遊んでる人があまりいないから水が冷たいのかな?と足を漬けてみると、やっぱりすごく冷たい! 散歩する人、犬とキャッチボールをして遊ぶ人、子供を全裸で遊ばせる家族(笑)など、混んでない海岸はノンビリ感が満載。ずっと西の方に海岸を歩いていくと、恐竜の足跡が残る岩を発見。この情報はサレマのことをネットで調べてるときに見つけたんだけど、本当だとしたら面白いな。

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村もビーチも、こじんまり

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恐竜の足跡って…本当なのかな?

戻る途中、もっと水の近くを歩いてみたくて海の方に行ったら、いきなり大きめの波が来て膝の辺りまで濡れてしまった。それと同時にサンダルが砂の中に沈み込んで、足を取られてもうちょっとで水の中に倒れ込んでしまうところだった。いやー、危ない危ない。膝まで濡れたジーンズをどうしようかと考えながら歩いてたら、どうもサンダルを履いた足がヒリヒリすることに気がついた。ちょっと脱いでみたら、サンダルと肌の間に砂が入って、それが擦れて赤くなっちゃってる。うひゃー、サンダルのせいで擦り傷ですか。サンダルなんて買わないで、裸足で歩けばよかったなぁ。僕は海で遊ぶ経験値が低いから、こういうことで失敗しちゃいます。

公衆トイレの手洗い場で砂まみれの足を洗った後は、海岸沿いのバーでワイン休憩。昨日まで押せ押せの観光だったので、こういうノンビリしたひと時がすごく嬉しい。観光にも、こんな風に緩急をつけることが理想だよね。

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海を眺めながらワインでリラックス

この後はホテルの部屋のベランダで風景を見ながら旅行記を書いたりした後、6時半頃食事に出かけた。ビーチに面するBOIAのテラス席に座って食事を注文したんだけど、アペタイザーのガーリックブレッドを食べてる間に陽が沈んでどんどん涼しくなってきた。こりゃ料理を食べる頃には寒いかなということで、室内に移動。タコのサラダも、シンプルなサーディンのグリルも、やっぱり漁村だけあって新鮮で美味しかった!

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BOIAのテラス席から夕暮れを見ていた

食事の後は、もうひっそりとしている村のメインの道を歩いて、近くのAventura Barでエスプレッソ・マティーニをデザートとして頼んだ。小さめのバーだけど、天井の黒板はは格言や客の誕生日記念メッセージとかで埋め尽くされていて、なかなか面白い雰囲気。イギリス人オーナーのKarlも話しやすかったし、エスプレッソ・マティーニも食後にはピッタリの甘さだったし、すごくいいひと時を過ごした。

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Aventura Barで食後の一杯

ホテルまでの道の間にちょっとビーチに寄って、満月に近い月に照らされる海をちょっとの間見ていた。すごく忙しかったリスボンでの三日間の後なので、人のいないこういう静かな景色がすごく胸に染み入る気がする。リラックスしてホテルに帰った後は、早いけど10時前にはベッドに入って寝てしまったと思う。

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月に照らされた海が綺麗だった

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by alexsea | 2016-10-16 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: 霧の中のシントラ
ぐっすりと寝た後は、今日も早起き。7:15頃ホテルを出発して、すぐ近くのパン屋さんのカウンターでサンドイッチとオレンジジュースの朝食。ホテルは朝食付きなんだけど8時からなので、僕たちのスケジュールに合わないのが残念。でもパン屋さんのカウンターだと、地元の人たちに囲まれながらの朝食なので、雰囲気は抜群にいい。

今日は郊外のシントラ(Sintra)を観光する予定なので、5分もかからないRossio駅に歩いて行く。Lisboa Cardでシントラ往復の電車代もカバーされているのが嬉しい。8:01発の電車に乗り込んで、シントラには8:41着。今日は雲が多いなとは思ってたけど、電車に乗ってる途中で雨が降ってるところがあった。観光中に雨が降らないことを祈ろう。

シントラの駅からは主要な観光名所を巡るバスが出ていて、駅に戻ってくるループの間、どこでも乗り降りが可能らしい。最初のバスは9:15なので30分ほど待たなきゃいけなかったけど、観光スポットが開くのは9:30以降なのでしょうがないかな。やっと来たバスに一番で乗りこんで席をゲット。バスはシントラ・ヴィラと呼ばれる中心部を通り抜けた後、山道を上っていく。この山道が狭いこと! 急にストップしたから何事かと思ったら、左側に駐車してある車がギリギリのところらしい。時速5kmくらいのスピードで、ゆっくりゆっくりすり抜けていく。車とバスの間はまさに3cmくらいで、右側の岩壁との間もそのくらい。岩壁から生えている植物が、バスの壁に当たりまくっているのが見えた。すごいなぁ、最近の車みたいに電子的なセンサーもないのに、よくこんなところをぶつからずに通り抜けられるもんだ。まさに熟練の技!

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壁と車の間をぎりぎりで通り抜けるバス。ハラハラしちゃったよ

最初の目的地、ムーアの城跡(Castelo dos Mouros)で降りたのは僕たちだけ。ハイシーズンはペーナ宮殿は混むらしいからどっちにしようか迷ったんだけど、まず人があまりいないであろうムーアの城跡から見ることにした。チケット売り場ではペーナ宮殿とのコンボチケットをゲットしておいた。

開いたばかりなので僕らの他には2カップルくらいしか人がいなくて、ムーアの城跡に続く道を歩いていくのは気持ちよかった。元々曇り空だったんだけど、下界の風景が見えるところでは、雲がどんどん下に降りてきてるみたい。このまま雨が降らないでいてくれるといいんだけどな。

チケットを買った場所から10分ほど歩いたところに、ムーアの城跡の本当のゲートがある。ここでチケットのチェックをしてもらって中に入ると、うわっ、結構規模がスゴイや。城の遺跡だけのことはある。城壁の所々にはウォッチタワーのような塔があるのも見える。これは僕のツボにピッタリだ。

城壁の上に登って歩き始めると、空にはいつの間にか青空が広がっている場所があって、下界に雲の影が流れていくのが見える。これは壮大な景色だ。ベストの瞬間に太陽が出てくれて本当にラッキー。神様ありがと~!

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タイミングよく出てきてくれた太陽が、下界に雲の影のアートを作り出す

最初は規模の大きさにビックリしてたんだけど、景色を見ながら歩いてるとそんなに大変じゃない。でもだんだん空は雲に覆われ始めて、ずっと向こうに見えるペーナ宮殿も霧の中に入ってしまった。まだちゃんと見えるんだけど、真っ白な中に浮かぶ色とりどりのペーナ宮殿は、なにかこの世のものではないような、とてもシュールな印象を受けた。そうこうしているうちに、ムーアの城跡にも霧が降りてきた。そんなに濃い霧じゃないんだけど、さっきとは全然印象が違う、やっぱり別世界のような感じ。負け惜しみじゃなくて、本当にこの時に霧が出てきてよかったと思った。一度に二つの顔を楽しめる機会なんて滅多にないもん。ムーアの城跡自体は、最初から最後まで45分ほどで歩くことができた。お昼時に天気がよかったら、ここでピクニックってのもいいかもしれないな。

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風景を眺めながら城壁の上を歩く

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雲が下りてきたー!

さてこの後は、シントラ観光のメインとされるペーナ宮殿(Palácio Nacional da Pena)に向かって山道を歩く。15分ほどだから、いつ来るかわからないバスを待つよりは歩いた方が早い。チケットはもう買ってあるんだけど、門から宮殿までの間を走るシャトルバスのチケットはギフトショップで買わなきゃいけなかった。端境期とはいえ人気スポットなので、シャトルバスを待つ人の行列がやっぱりすごい。二台のバスを見送って、三台目でやっと乗車できた。

宮殿に到着すると、やはり霧の中にすっぽりと包み込まれているみたい。宮殿が見えないことはないけど、トワイライトゾーンのような不思議な感覚を受ける。雨がポツポツと降ってきたんだけど、すぐに宮殿の中に逃げ込むことができたのでよかった。

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霧の中のペーナ宮殿はトワイライトゾーン感覚

宮殿の中は、色とりどりの外壁と同じようになんでもありって感じ。普通に貴族が暮らしていたようなダイニングルームもあれば、不思議な雰囲気の中庭もあったり、いきなりベルサイユ宮殿のような豪華な場所があったり。ゴシックやマヌエル、はたまたイスラムなど、色々な様式がひしめき合ってるみたいだ。まぁ面白いことは面白いんだけど、やっぱり変な感じの和洋折衷みたいで、僕には住めないなって思った(笑)。

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こじんまりしたダイニングルームもあれば

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豪華な調度品でいっぱいの部屋もあったり

ちょっと残念だったのが、宮殿の窓から外を見ても真っ白で何も見えなかったこと。中の見学を終わって外に出ると、雨は止んでくれたものの、さっきよりも濃い霧にすっぽりと包まれている。テラスのカフェみたいなところでカプチーノ休憩したんだけど、まるでこの宮殿が白い雲の中に浮かんでるかのような気になった。天気が良かったらいい景色が見られたんだろうなぁ。でも今朝ペーナ宮殿に先に来てたら、ムーアの城跡であの壮大な景色を見ることができなかっただろうから、今回の経路でよかったのかもしれない。僕としては、ペーナ宮殿よりもムーアの城跡の方が感動したし。

またシャトルバスを待つ行列に並んで、満員バスで入口まで。それからまたさっきのループバスに乗ろうと思ったんだけど、ここもすごい行列だった。仕方ないなぁと思ったところに、トゥクトゥクのようなバイクが人を降ろしているのを発見。聞いてみるとシントラ・ヴィラまで二人で€10だというので、乗ることにした。バスを待つ時間を無駄遣いしたくないもんね。

シントラ・ヴィラではまずランチ。迷路のような路地をGPSを頼りに歩いて、Piriquita IIに到着。お菓子が有名な場所の二号店なんだけど、ここでは軽食も取れるらしい。焼きサンドイッチも美味しかったけど、僕がここで本当に食べたかったのは、デザートとして頼んだケイジャーダ(Queijada)とトラヴェセイロ(Traveseiro)という伝統的なお菓子。ケイジャーダはチーズを使ったお菓子で、あまり甘くない。チーズのような味はそれほどせずに、よくよく味わうと乳製品なのかなとわかる程度。結構地味な味だった。トラヴェセイロというのはポルトガル語で枕のことで、確かに言われてみればそんな形ではある。パイ生地の中にはアーモンドのクリームが入っていて、サクッとした後のアーモンドの風味がとても美味しい。こちらはケイジャーダとは違って、結構甘い。コーヒーと一緒だったら、このくらい甘くてもいいと思うな。どちらも美味しかったけど、アーモンドクリームが個人的に気に入ったので、僕的にはトラヴェセイロの勝ちー。

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伝統的なお菓子、ケイジャーダとトラヴェセイロ

ランチの後は、シントラで僕が一番楽しみにしていたレガレイラ宮殿(Palácio e Quinta da Regaleira)に向かう。徒歩約15分。普段足をあまり使わないせいか、ちょっと足が痛くなってきた。もっといつもから歩くようにしなきゃいけないな。道を歩いていくうちに、左側にレガレイラ宮殿が見えてきた。門があるんだけどそこは出口で、入口は坂の上にあるらしい。結構ツラかったけど、なんとか到着!

ウェブで読んだ情報によると、レガレイラ宮殿は「まるでロールプレイングゲームのような」場所とのこと。最初歩き始めた辺りは普通の公園のようで、このどこがロールプレイングゲームなんだろうとか思ってた。確かに広場のようになったところの端には、物見塔のような石造りの建物があったり、半円状の石の壁の真ん中にはちょっと噴水があったりして、雰囲気はいいんだけどRPGほどじゃないなぁなんて思ってたんだよね。

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普通の噴水っぽいんだけど…

ところがその噴水を写真に撮っているときに、石壁の裏側に通路のようなものがあるのを発見。ちょっと中に入ってみると…、えっっ? 洞窟のようなものがずっと奥まで続いてるんですけど! 足元には電飾があって少しは明るくなってるんだけど、この写真のような明るさじゃない。もっともっと薄暗い。だから奥へ入っていくと、なんだか冒険しているような気になってしまう。なるほど、これはRPG的だわ(笑)。

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その裏には実は洞窟が!

洞窟の中を歩いていくと、地下と地上を結ぶ螺旋階段の塔のような場所に出た。ここは以前イタリアのオルヴィエートで行ったサン・パトリツィオの井戸を連想させる。とても上っていく気にはなれなかったので、僕らは螺旋階段を下に行くことにした。洞窟はその後いくつか枝分かれしてたんだけど、その一つは緑色の藻に覆われた池に続いてた。その上には小さな岩で点々と道が作ってあって渡れるようになってたり、小さな滝があったりで、これもかなり現実離れした場所みたいだった。こういうの大好き!

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螺旋階段の塔があったり

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藻に覆われた池があったり

洞窟を抜けた後は敷地内のあちこちを歩いたんだけど、やっぱりあの洞窟が一番ユニークで面白かったかな。他にも塔みたいな場所とか礼拝堂とかたくさんあるんだけど、一番現実離れしていたのはあの洞窟。ここにはまだ疲れていない朝一番で来て、ゆっくりと楽しんだ方がよかったかな?

「あ、そっか。ここって宮殿もあるんだよね」と気がついて、最後はちゃんと宮殿も見てきた(笑)。入ってすぐに素晴らしいピアノの演奏が聴こえてきて、見学中の雰囲気をとても盛り上げてくれてたんだけど、音楽室のような場所でピアニストがリハーサルしてたらしい。ほんの数分で曲が終わってしまって、その部屋にも鍵をかけてピアニストがどこかに行ってしまったのが残念だった。この部屋でコンサートがあったりするのかな?

この宮殿はペーナ宮殿よりはずっと小規模で、でもかなり統一された造りになっていたからか、すごく上品に思えた。この宮殿の一室に足を踏み入れようとしたとき、思わずビックリして声をあげそうになってしまった。図書室みたいだけど、本棚に囲まれた床が宙に浮いてる?! 薄暗い照明だったからよけいにそう思えたんだけど、よくよく見てみると本棚の前30cmくらいの床が、部屋を囲うようにぐるっと鏡になってる。だから本棚がずっと下の階まで続いてるように見えて、床が浮いてる感覚を作り出してたんだ。最後の最後まで、本当によく驚かさせてくれました。この図書室のアイデア、すごくいいなぁ(笑)。

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宙に浮く図書室!?

さて、レガレイラ宮殿の見学が終わったのが3時ちょっと前。まだ時間があったんだけど、結構今日は歩け歩けだったのでかなり疲れてしまった。ということで、一応はスケジュールに入れておいた王宮(Palácio Nacional de Sintra)はパスすることにした。ポルトガルは気に入っちゃったから、王宮はまた今度来たときにでも行くことにしましょう。

シントラ・ヴィラまでまたのんびり歩いて帰って、そこから朝使ったループバスに乗って駅まで戻る。まだ電車の時間までには間があったので、バス停の前の売店の外に出てたテーブルに座ってしばしサイダー休憩。今日は変わりやすい天気だったとはいえ、重要なところで雨が降らなくて本当によかった。感謝感謝!

3:50発の電車に乗って4:29にリスボン着。景色を見ていたかったんだけど、体は疲れてたから道中眠かったー! ホテルに着いたらすぐにシャワーを浴びて、その後はもちろん昼寝。今夜はリスボン最後の夜だから、ちゃんと疲労回復しておかなきゃ!

6:30頃ホテルでタクシーを呼んでもらって、7時に予約していたレストランCantinho Lusitano(訪問記へ)へ向かう。リスボン最後の晩にどこで食べようか随分悩んだんだけど、ポルトガル料理にあまりヒネリを入れ過ぎない、でも美味しい場所ってことで見つかったのがこの場所。Trip Advisorでかなりの上位にランクインしているし、訪問者のコメントにも頷けるものが多かったので予約しておいた。ホテルから徒歩で20分ほどのところなんだけど、迷いやすい場所らしかったのでタクシーで行くことにした。帰りはどこかバーにでも寄りながら歩いて帰ればいいし。結果的にCantinho Lusitanoでのディナーは最高だった! 昨日のように最先端のダイニング経験もいいけど、今夜の食事はポルトガル料理の真髄を確かめられた感じ。珍しいだけじゃなくて、どの料理も輝いた味で感動だった。

さてホテルまでの帰り道。途中で酔い覚ましにバーに寄ったり(笑)しながら、満月が出てる空を見ながらホテルの方向にゆっくりと歩いていった。そういえばリスボンの夜景をまだ見てないなぁ、ということでサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に行くと…、なんだかすごい人ごみなんですけど! 出店が出てるし、テーブルもたくさん並べられていてみんな飲んだり食べたりしてる。Koreyが店の人に聞いてみると、シーズン中の週末は結構こんな感じでお祭りっぽくなるらしい。旅はとことん予習しつくすタイプの僕でも知らなかったよ! 去年のリミニのお祭りもそうだけど、こんな予期せぬサプライズがあると心から嬉しくなっちゃう。僕らも出店でイベリコ豚の生ハムとワインを買って、テーブルに座ってしばらく風景と雰囲気を楽しんでた。満月は綺麗だし、リスボンの夜景は最高だし、イベリコ豚は超美味しくていくらでも食べられちゃうし、このビヤガーデンみたいな雰囲気もすごくいいし、もう神様本当にありがとー!!って心の中で叫ぶ感じだった。

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まるでビアガーデンみたいな雰囲気で、みんな週末の夜を楽しんでる

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リスボンの夜景も満月も最高に綺麗

リスボン最後の夜を心から堪能した後は、ケーブルカーのグロリア線に乗ってバイシャ地区まで降りて、ホテルに戻った。本当に楽しい一日だった。明日もこんな気持ちになれますように!
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by alexsea | 2016-10-15 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: ベレン観光とアルファマ散策
昨夜あんなに眠かっただけあって、時差ボケはどこへやら。結構ぐっすりと眠れたんじゃないかな。6時に起床。7時過ぎには用意できてしまったので、部屋でダラダラしているよりは出発してしまうことにする。

日の出は7:45なので、まだ外は暗い。ひんやりとした空気を感じながら、昨日通ったフィゲイラ広場まで歩いていく。今日はベレン(Belém)の観光から始めるために、ここで7:30発の市電15Eに乗り込んだ。昨日買ったLisboa Cardが使えるので、車内の読み取り機にピッと音が鳴るまで当てるだけ。それほど混んでいない車内を見回すと地元の人ばかりで、どうやら観光客は僕らだけのようだ。だんだんと明るくなってくるリスボンの街を見ながら、ベレンまで約30分の旅。8時ちょっと前に、朝焼けに照らされてピンク色に輝くジェロニモス修道院前に到着。すごく綺麗だった!

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朝焼けに照らされたジェロニモス修道院

まずは朝食!ちょっと道を戻るように歩いて、有名なPastéis de Belémに行くと……、開いてない?! えー、8時開店のはずなのに! でも5分くらい外で待ってたら開いたのでホッとした。

Pastéis de Belémは、リスボンに来たらこれは絶対に食べなきゃいけないと誰もが言う、パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)で有名な店。大昔から継がれてきたレシピは極秘扱いにされていて、レシピの全貌を知る人は3人しかいないらしい。なんでも一日に10,000個ものパステル・デ・ナタが作られるとか。カウンターでテイクアウトすることもできるけど、僕らはテーブル席に座ってパルテル・デ・ナタとカフェオレを注文。まだほんのりと温かいパステル・デ・ナタ。サクサクのパイ皮を噛み切ると、中にはネットリとしたカスタードが詰まってる。このカスタードが最高に美味しい! 甘すぎることはなく、卵の風味が素晴らしくて、でもそれだけじゃない何か緑色の味も感じる。何かのハーブが入ってるのかな? それが全体的な印象を引き締めていて、なるほどこれは人気があるわけだって感じの味になってる。僕は二つペロッと平らげちゃったんだけど、まだちょっと食べ足りない感じだったので、ソーセージの入ったパイを注文。これも美味しかったけど、やっぱり作りたてのパステル・デ・ナタには敵わないかな。

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カフェオレとパステル・デ・ナタの朝食!

店の中はかなり広くて、たくさんの部屋があった。キッチンの一部はガラス張りになっていて、中が見えるようになってる。パステル・デ・ナタがズラッと並んでいたのでビデオに撮っていたら、キッチンの中のお姉さんが容器をこちら側に傾けて、よく見えるようにしてくれた。最初は写真やビデオを撮っていいのかわからなかったんだけど、こんなサービスを笑顔でしてくれるところを見ると、いい意味で観光客慣れしてるんだろうな。パステル・デ・ナタは素晴らしかったし、ここが必須の店というのもわかる気がする。

さて、お腹がいっぱいになった後は、ジェロニモス修道院の前の公園を抜けて、さらに地下道を通り抜けて、発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)に向かって歩く。事前にFacebookで友達の投稿を見て改装中だということはわかっていたけど、実際に足場だらけのモニュメントを目の前にすると、やっぱり超ガッカリ。それも一部だけじゃなくて全体を覆うようにビッチリと足場が組まれているから、雰囲気すら伝わってこない。モニュメントを覆う壁が、それに登場する彫刻たちをポップアートっぽくしたものだったので、それで通常の姿を想像するしかなかった。リスボンにはまた来なきゃいけないってお告げかな?

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残念無念。足場で覆われた発見のモニュメント

今日は快晴なので、すぐ横のテージョ川沿いの景色がとても気持ちいい。ちょっと離れたところにはベレンの塔(Torre de Belém)が見える。なんとなくスターリングのウォレスの塔を思い出させるな。丘の上の塔系統は僕が大好きな景色だけど、川沿いの塔もカッコいい。水辺をベレンの塔の方向にゆっくり歩いていくと、川沿いで釣りをしている人を何人も見かける。すごくのどかでよかったけど、ベレンの塔のすぐ前の公園まで来ると、観光バスに乗った団体が続々と到着してくるのが見えてゲンナリ。まぁ僕らも観光客の一部だからしょうがないよね。ベレンの塔が開く10時までは20分くらいあったけど、入口には列ができ始めていたので、僕たちも並ぶことにした。気候もよかったんで、開門を待つのは全然苦じゃなかったな。

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優雅な佇まいのベレンの塔

オープンと同時に中に入って、Lisboa Cardでコンボチケットをゲット。ジェロニモス修道院はハイシーズンにはかなり長い列ができるらしいので、あまり並ばないベレンの塔でコンボチケットを取っておくと、チケット売り場の列に並ばずにスムーズに入場できるらしい。しかもLisboa Cardを使うと、ベレンにある主要な観光場所はすべて無料! Lisboa Cardはとてもお得かもしれない。

チケットを買った後は、一階の展示をチラッと見るだけで、てっぺんまで上ってしまうことにした。狭い螺旋階段は93段。ピーッ、ピーッ、という音が響いていて、なんなんだろう、うるさいなぁと思いながら一番上まで到着。それほど高さがあるわけではないんだけど、やっぱり頂上からの景色はとても気持ちよかった。テージョ川と空の青がなんて綺麗なんだろう。向こうの方には4月25日橋とクリスト・レイが見える。この塔が建てられた500年前には、リスボンを離れる船が見る一番最後のものがこの塔だったんだろう。その時代には、この辺りはどんな風景だったんだろう。そんなことに思いを巡らせながら景色を楽しんでいた。

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頂上からは素晴らしい景色が見渡せる

階段を下りようとしたときに、階段の入口のところに信号があるのを発見。狭い階段なので、上る人と下る人が途中ですれ違うことのないように設置されているらしい。さっき上ってくるときにピーッ、ピーッと鳴っていたのは、信号が変わるので階段から出なさいということだったらしい。えー、その音を聞きながら上がってきてしまった僕らって一体…。そんなのもっと大きくサインを出してくれないとわからないよー!

砲台のあるテラスからは、ベレンの塔がいかに精巧に作られているかがよくわかる。綺麗な聖母マリア像もあって、ここから見るとまるでお城のような、とても優雅な雰囲気を感じた。

さて十分に見学したので、ベレン観光の目玉らしい修道院まで戻ることにしよう。喉が渇いていたので途中のキオスクでジュースを買って一気飲みしたりしながら約15分歩くと、人でいっぱいのジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)が見えてきた。ハイシーズンではないとはいえ、チケット売り場はかなりの列。ベレンの塔でジェロニモス修道院のチケットももらっておいて本当によかった!

中に入っていきなり目に入るのが回廊。マヌエル様式の精巧な飾りが散りばめられたこの場所は、その素晴らしさからなぜかアルハンブラ宮殿のような印象を受けた。なるほど、ここは見応えがある。わー綺麗だなぁ、わースゴイなぁと僕は感動するだけなんだけど、建築や歴史を勉強している人にとっては、最高にたまらない場所なんだろう。

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回廊の雰囲気は、なぜかアルハンブラ宮殿を連想させる

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人がいない静かなジェロニモス修道院を楽しんでみたいなぁ

十分にジェロニモス修道院を楽しんだ後(ちょっと人当たりしそうになったけど)、パステル・デ・ナタを食べたPastéis de Belémの前をまた通って、国立馬車博物館に向かう。この時点で11時20分ごろだったんだけど、Pastéis de Belémの前には長い列ができていてビックリ! さっき食べたときには地元の人が集まるカフェって感じの雰囲気だったのに、今はもう完全に観光地になってる。これはシアトルのスターバックス一号店のノリだ(笑)。

国立馬車博物館(Museu Nacional dos Coches)は最初プランに入れようかどうしようか迷ったんだけど、時間もあるし、Lisboa Cardで無料だしってことで、ちょっと入ってみることにした。貴族や王族たちの旅行手段だった数々の馬車を、広いフロアにデーンと展示してあるのは結構圧巻。とても豪華な馬車ばかりだけど、当時はサスペンションもなかったので乗り心地は最低だったんだろうなぁ。なんでも中の椅子は、蓋を取ると即席トイレになるとのこと。今の時代に生まれてよかったと心から思った(笑)。馬車の展示の隣の部屋には、なぜか消防の歴史の展示があった。常設なのか特別展示なのかわからないけど、結構面白かったな。

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独特な雰囲気の国立馬車博物館

もうそろそろお昼なので、ランチを食べに行くことにしよう。博物館のすぐ前からタクシーを拾って、カンポ・デ・オウリケ市場まで行く。国によってはタクシーでボられるところもあるけど、ポルトガルのタクシーは安心して利用できるのが嬉しい。ちなみにお値段もとてもリーズナブル。今回は€6だった。

カンポ・デ・オウリケ市場(Mercado de Campo de Ourique)はマーケットとフードコートが一つになったような、ちょっとこじんまりとした場所。でもフードコートだけをとってもたくさんの店があって、どこも美味しそうで目移りがしてしまう。結局僕はステーキサンドイッチにすることにした。牛、鴨、鶏から肉を選べて、ソースも5種類の中から選ぶことができる。
注文してから焼いてくれるので、ジューシーで美味しかった! フードコートの雰囲気も結構いいし。週末とか夜は混むんだろうなぁ。

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カンポ・デ・オウリケ市場のフードコート

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美味しいステーキサンドイッチでランチ!

ランチを食べている間に気づいたんだけど、風邪でもひいたのか、ちょっと体がだるい気がする。これは疲れからくるだるさじゃなくて、ちょっと微熱を伴った風邪のだるさっぽい。なんだか最近旅に出るたびに風邪をひいているような気がする。歳のせいかな、いやだなぁ。風邪薬を飲んで様子を見ることにしよう。旅行中に風邪はよくひくけど、家にいるときとは違って治りは早いんだよな。気力で治す感じ。今回もすぐ治ってくれればいいんだけど。

カンポ・デ・オウリケ市場から、すぐ近くのプラザレス墓地(Cemitério dos Prazeres)までのんびりと歩いていく。ここには有名な市電28Eの発着場がある。混んだ市電に途中で乗って満員電車を経験するよりも、始発に乗り込んだ方が景色をより楽しめると思ってこのプランを組んだんだ。でもやっぱり同じようなことを思ってる人は大勢いるらしく、発着場にはかなりの人が並んでいてビックリ。一台目は満杯になってしまったので、見送って次の市電に乗り込むことにした。一台目のすぐ後ろに二台目が来てたのはラッキー。二台目に一番で乗り込んで席を取った後も、どんどん人が乗り込んできて超満杯になってしまった。年配の人が近くに来ないことを祈るばかりだったけど、みんな後ろの方に歩いていったのでホッとした(笑)。

ゴトゴトと音を立てながら街中を走る市電。最初は大きな道を走ってたんだけど、バイロ・アルトの中心部に行く頃には、駐車してある車との間が3cmくらいしかない狭さ! 市電の幅は決まってるし車のように蛇行することもないから、一度駐車してしまえば大丈夫なんだろうけど、やっぱり見ていてハラハラする。車をこすったことも絶対あるだろうな。

ヨーロッパ独自の古い町並みを市電で抜けていくと、あぁリスボンに来たんだということを実感してしまう。僕は街歩きが大好きだけど、こうやって歴史的な乗り物に乗って街中を走るのもいいもんだな。停車場の名前をアナウンスしないのでちょっと不安だったけど、旅行のプラニングをしているときに地図が頭に入ってしまっていたので、今どこら辺を走ってるなというのはわかったからよかった。

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市電に乗ってリスボン観光

僕のすぐ前の、市電の内側を向くように座っていたイギリス人の女性が、「あなたたちが降りるときに、そっちの席に代わっていい?」と聞いてきたので、もちろん!と返事した。アルファマ地区のポルタス・ド・ソル広場で下車するときには、他の人に取られないようにスライドするように彼女たちが僕らの席に移った。あの人たち、終点まで行くのかな。

このポルタス・ド・ソル広場(Largo Portas do Sol)はアルファマ(Alfama)地区でも眺めのいい場所の一つらしいけど、市電を降りて景色を見たときに息を飲んだ。目の前に広がるのは、テージョ川と空の青によく映える、オレンジ色の屋根の数々。昨日展望台から見た景色よりも、もっとカラフルに、ダイナミックに迫ってくる感じ。すぐそばにキオスクがあったので、そこでビールを買って景色を見ながら一休みすることにした。今日がいい天気でよかった! 薬のお蔭か気分もよくなったし、なによりこの景色とビールが体にエネルギーを送り込んでくれてる感じ。30分以上は景色を見ながら、ずっと景色と雰囲気を楽しんでいた。

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ポルタス・ド・ソル広場からの素晴らしい景色に乾杯!

この後はゆっくりと歩いて、サン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)へ。Lisboa Cardで20%オフ、€6.50の入場料を払って中に入った。砲台の並ぶサン・ジョルジェ展望台からは、昨日のサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台とは逆方向の景色が見える。テージョ川から4月25日橋、バイシャ地区からバイロ・アルト地区まで、ずーっと見渡すことができる。昨日行ったバーのTOPOも見えた。城壁がベンチのように削られていて、そこに座って景色を楽しむことができるのが面白い。人はかなり多いけど、こんなところで景色を見ながらピクニックランチできたら最高だろうなぁ。

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サン・ジョルジェ展望台からの景色も素晴らしい

サン・ジョルジェ城の城壁にも上って一周してみたけど、こっちの方はあまり感動はしなかったな。最高に景色を楽しめる場所があちこちにあるから、こういうところに上らなくてもいいんだよね。城や建築、歴史が好きな人にはとても興味深い場所だと思う。

サン・ジョルジェ城をゆっくりと見学した後は、またゆっくりと歩いてさっきのポルタス・ド・ソル広場のすぐ下に位置するサンタ・ルシア展望台(Miradouro de Santa Luzia)にちょっと寄ったりしながら、アルファマ地区の中心地へ向かって坂を下りていく。アルファマ地区はリスボンで最も古い街並みがまだ残っている場所で、細い路地が迷路のようになっていて、ちょっと油断していると迷子になってしまいそう。でも雰囲気は最高! 今度リスボンに来ることがあったら、ぜひこのアルファマ地区に宿をとって、毎日この辺りを歩き回りたい。

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アルファマ散策。こういう雰囲気が好きなんだよなぁ

アルファマ地区の丘を下りきったところにはファド博物館(Museu do Fado)があったけど、なんとなく興味をそそられなかったのでパス。細い路地を歩いてカテドラル(Sé)を見学した後は、カテドラルの前のキオスクでサイダー休憩。アルファマの散策のときにはたまにしか観光客とすれ違わなかったけど、カテドラルの辺りまで来るとかなりの人で賑わっていて、ちょっとしか離れていないのに都会に帰ってきたって気になるのが面白い。

この後はアウグスト通りで音楽の演奏なんかをちょっと聴いたりした後、午後4時半過ぎにホテルに戻ってシャワーと昼寝。あちこちで休憩していたとはいえ、朝から観光全開モードだったから、ベッドが気持ちよかったー!

今夜は7時半にレストランを予約してあるので、7時頃ホテルを出た。レストランはバイロ・アルト地区にあるので、サンタ・ジュスタのエレベーターを使って行こうかと思ったけど、すごい行列だったのでパス。バイシャからバイロ・アルトに続くなだらかな坂道を歩いて上った。この辺はすごい人ごみ! さすが中心街だけあるなぁ。週末の夜だからなのかな? なんだか新宿あたりを思い出してしまう。昨日前を通ったA Brasileiraの前ではヒップホップっぽい音楽が演奏されていたので、僕らもちょっと足を止めて賑やかな人ごみを見ながら音楽を聴いたりしてた。

今夜のディナーはBelcanto(訪問記へ)。ここはポルトガルを代表するレストランで、ミシュラン二つ星、『Word’s Top 50 Restaurants』では78位にランクインしている場所。今回の旅行で唯一の贅沢ディナーだったんだけど、評判の通り、最高のひと時を過ごすことができた。かなり高級なんだけど、緊張することなく食事を楽しめる雰囲気を作ってくれるサービスも素晴らしいと思った。

最高のディナーで最高に気分がよくなった後は、ピンク・ストリートと呼ばれる昔の歓楽街の辺りに歩いて行ってみることにした。ここは今ではバーやライブハウスなんかがたくさんあって、週末には大変な賑わいになるらしい。でもね、なーんか個人的に楽しめるような雰囲気じゃないんだよなぁ。完全に観光地化してるっていうか、なんとなく歌舞伎町を連想させるっていうか。僕らには合わない感じだったので、すぐに来た道を引き返して、ゆっくりと歩いてホテルに戻って大人しく寝ることにした。明日もスケジュール満載だ!

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ピンク・ストリートは人によっては合わないかも

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by alexsea | 2016-10-14 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: 初めてのポルトガル
ポルトガルという国は、行きたい国のリストの中には載っていなかった。3年前にスペインに行ったときに、近いからポルトガルまで足も延ばそうかと考えたんだけど、駆け足旅行になってしまいそうな気がして、その時は旅程から外したんだった。今年の旅行はそのときの雪辱戦といった感じなんだけど、なぜか最初はプラニングに気が乗らなかったんだよなぁ。ポルトガルの中で、あまり「見たいっ!」という場所が頭に思い浮かばなかったので、ガイドブックを読んでいてもどうも気乗りがしなかった。

その気持ちに変化が訪れたのは、ガイドブックかネットで知ったモンサントという場所。僕の好きな『奇妙な風景』の場所で、スペインのセテニルのように岩がボコボコしていて、その間に家が建っているような村。写真を見た瞬間に、ここには行きたいぞ!と心が呼ばれた気がした。そこを含められるようにレンタカーを借りる前提で、アメリカでは有名なRick Stevesのポルトガルツアーで行く場所なんかを参考にして、旅行計画を立ててみた。普通だったら6カ月前には全て宿の手配やなんかも全て終わっているのに、今回の旅行では航空券やホテルの予約を入れたのが約3か月半前。航空券が高くてどうしようかと思ってたんだけど、いきなり半額近くに値下がりした週があって、そのときにバシッと購入できたのはラッキーだった。前の週まで往復$1,200台だったのが、いきなり$657だよ? これは買わないわけにはいかないよね。最初プラニングに気乗りがしなかったのは、もしかしたら神様がこの時を待てと言ってくれていたのかもしれない(笑)。

この旅程で唯一気がかりだったのが、ヨーロッパでの乗り継ぎ。行きはパリ、帰りはアムステルダムで乗り継ぎがあるんだけど、どちらも約1時間しかない。まぁデルタ航空のオフィシャルなウェブサイトで買ったので、たぶん大丈夫だろうとは思ってたんだけど、いちおうオフィスに電話をして聞いてみると、やっぱり大丈夫とのこと。もしフライトに遅れが生じて乗り継ぎがうまくいかなかった場合でも、その日のうちにリスボンに飛ぶ飛行機は他に3本あるので、心配しなくてもいいと言われた。これで少しは気が楽になったけど、やっぱりちょっと不安な気持ちは最後まで拭えなかった。

さて、出発当日。今までの旅行では朝が劇的に早いフライトが多かったんだけど、今回は朝10時くらいに家を出ることになるので、とてもゆったりのんびり。パリまでのフライトも遅れることなく定刻通りに到着。機内のフライトアテンダントに短時間の乗り継ぎのことを聞いたら、「1時間だったら大丈夫。パスポートコントロールでは短時間の乗り継ぎだと言えば、あまり待たなくていい列に並ぶことができるわよ」と教えられた。パリで飛行機を降りた後は、エスカレーターに乗ったり電車に乗ったりして別のターミナルに行って、パスポートコントロールでは短時間乗り継ぎのことを言って、別の短いラインに並ぶことができてラッキー! でもここでKoreyがランダムチェックに引っかかって、手荷物の中を徹底的に検査されてしまった。この検査官がまたノンビリしてるんだわ。動きが本当に遅くて、わざとやってんのかオラ!って言いたくなった。まぁ時間はあったから大丈夫だとは思ったけど、やっぱりイライラしたことは確か。そんなこんなで、かなり離れたゲートに到着したときには、もう搭乗が始まっていた。こんなのは初めてだけど、ゲートで待つよりは、いきなり列に並んで搭乗できた方が気が楽だよね。パリからリスボンまでは約2時間半。ここでも定刻通りに到着した。

リスボンには朝11時ちょっと過ぎに到着。荷物を受け取った後、まずはATMでユーロを引き出し、観光案内所へ。かなりの人がいて15分くらい待たされたけど、ここでLisboa Cardの72時間用を購入。€39なり。これがあると色々な観光名所が無料になったり割引になったりするし、一番便利なのは市内のバスやトラム、ケーブルカーに乗り放題だということ。特にケーブルカーは多用する予定なので、その度に払うと時間もかかるし、かなりの割高になってしまう。元は取れないかもしれないけど、便利さをまず優先させたい。

空港を出た後はすぐにタクシーに乗ろうと思ったんだけど、……なんですかこの行列は。タクシー乗り場には60人以上の人が並んでいてビックリ! 空港バスに乗ることもできたんだけど、なんか面倒だったので、そのままその列の最後に並んでしまった。かなり速いペースで進んだので、待ったのは10分くらいじゃなかったかな。タクシーに乗り込んで、予約してあるホテルAmericano Inn Rossioまでは約20分。このホテルは観光地のど真ん中で、立地条件は最高。まだチェックインはできなかったので、荷物預かりの部屋に大きな荷物だけ置いておいて、さっそく観光に出発することにした。

今日はかなり変わりやすい天気らしく、太陽が出たり曇ったりしてた。でも雨が降らないだけよかったかな。まずはアウグスタ通り(Rua Augusta)のCasa Brasileiraでビールとサンドイッチのランチ。もっとポルトガルっぽいものを注文したかったけど、もう午後1時だし、夜はファドの聴けるレストランを予約してあるしってことで、軽いもので済ませておくことにした。アウグスタ通りはバイシャ(Baixa)地区の中心とも言える通りで、観光客や地元の人でかなり賑わっている場所。レストランや土産物屋も多く軒を連ねていて、まさに観光地の中心という雰囲気がビシバシ伝わってくる。しばらくビールを飲みながらピープルウォッチングをしていたかったけど、ちゃんと観光もしたいということで、まずはアウグスタ通りを南下していくことにする。

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まさに観光地!という雰囲気のアウグスタ通り

アウグスタ通りの南の端に見えるのは、勝利のアーチ(Arco da Rua August)。通りの向こうにアーチが見える景色は、パリのサン・ドニ門を思い出してしまう。こういう景色はヨーロッパならではもので、僕は大好きだ。歴史を勉強することには全く興味がないんだけど、こういう歴史を感じさせるものを見るのは好きなんだよなぁ。

この勝利のアーチを抜けるとすぐに、コメルシオ広場(Praça do Comércio)がある。テージョ川沿いのゆったりと大きな広場で、ここも観光客で賑わってはいるけど、アウグスタ通りよりもずっとリラックスしたものを感じる。テージョ川に下りて行ける階段もすぐ近くにあって、夏には川辺で遊ぶ人たちも大勢いるのかななんて考えてた。テージョ川の向こうに見えるのは4月25日橋と、リオデジャネイロのキリスト像によく似た『クリスト・レイ』。リスボンが出てくる映画には、必ずといっていいほどこの二つが登場する。シアトルのスペースニードルみたいな感じで、この街の象徴ともいえるものなんだろう。

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コメルシオ広場のドン・ジョゼ1世の騎馬像

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テージョ川には降りて行けるようになってる

この後はプラタ通り(Rua da Prata)を北上して、フィゲイラ広場(Praça da Figueira)まで歩く。この広場は、ちょっと離れただけでこんなにも地元のカラーが出るのか!って感じの場所。観光客もいるけど地元の人がほとんどで、市電の発着場になっているので、みんなここでお喋りをしながら市電を待ってる感じ。観光客がものすごく多い場所を歩いてきたので、もっとリラックスした地元のカラーがとても新鮮に見えた。

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市電とフィゲイラ広場。とてもリスボンらしい風景

ここからすぐのところには、サオ・ドミンゴス教会(Igreja de São Domingos)がある。これは日本語のガイドブックには載っていない場所なんだけど、昔から地震や火事で被害を受けてきた場所みたいで、今でも火事ですすぼけた場所がわかるくらい。きらびやかな教会とは違う、地元の人たちの信仰心が刻まれた場所っていう感じのオーラが漂っていて、僕は大好きだった。

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サオ・ドミンゴス教会は、まだ火事の傷跡が残る場所

さて、ここからすぐ角を曲がったところにあるのがア・ジンジーニャ(A Ginjinha)。「ジンジャ」と呼ばれる酸っぱいサクランボから作ったリキュールを出してくれる場所。観光客が多い感じだったけど、ジンジーニャを飲みながら何人かで世間話をしているような地元の人たちもいた。一杯€1.50。ジンジャ入りとそうでないものが選べるらしい。僕はフルーツなしのものを頼んで飲んでみた。それほど甘すぎくなく、さっぱりとした口当たりでとても美味しい。観光の中心地で人当たりした感じだったので、一杯のジンジーニャが体も心もリラックスさせてくれた気がした。

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ジンジーニャがプラスチックカップ入りなのはちょっと残念だったけど、美味しかった!

さて、ここからホテルは歩いて3分ほど。もう部屋も準備できてるだろうから、ちゃんとチェックインすることにしましょうか。ロシオ(Rossio)広場を横断してホテルに行って、正式にチェックイン。荷物を荷物置き場から出して部屋に向かうと……、え、まだドアが開いたままで掃除中みたいなんですけど。メイドの人に聞いてみると、「ごめんなさい! あと10分ほどで終わるから、すぐそこの部屋で待ってて!」とのこと。疲れた体にはちょっと堪えたけど、用意できてないんだからしょうがない。

10分ほど待ってから掃除の終わった部屋に入ると……、え、なにこの部屋。なんか屋根裏部屋って感じ? 最上階の部屋がみんなこんな感じなのかもしれないけど、天井は斜めになっていて、梁のようなものが天井に沿うように突き出してる。だからベッドからバスルームに行くときには、頭をかがめていかなきゃいけない。窓を開けても景色は全然見えないし。まぁこの中心地で格安ってのはよかったけど、こんな落とし穴があったとは。部屋は清潔だし、バスルームも新品みたいだし、天井以外はいいんだけどねぇ。寝に帰るだけだから我慢しなくちゃ。というわけで、ベッドに横になって少し昼寝することにした。到着直後の観光で結構疲れていたので、エネルギー充填が必要だった。

夕食の後までホテルに戻るつもりはないので、昼寝の後は午後4時頃また観光に出かけることにする。今度はバイロ・アルト(Bairro Alto)地区。ケーブルカーのグロリア線(Elevador da Glória)を使うために、まるで博物館のような重鎮な外観のロシオ駅を通り過ぎる。ケーブルカー乗り場には結構たくさんの人が並んでたので次のに乗れるかどうか心配だったんだけど、大丈夫だったのでよかった。乗ってすぐのところにある機械にLisboa Cardを当ててケーブルカーに乗り込む。カードを持ってないと一回の乗車で€3.60も取られてしまうので、かなり割高だ。

運転手のすぐ脇に立って、急な石畳の坂道をキーキーガタガタと上っていくのを車内から眺めていると、あぁリスボンに来たんだなっていう実感が湧いてくる。ケーブルカー自体にも道にもかなり落書きがすごくてちょっとイヤだったけど、頂上に着くちょっと前には綺麗な壁がたくさん現れて思わず息を呑んだ。落書きしてるヤツラも、もうちょっと勉強してカラフルな壁画を描いてくれればいいのにな。

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急な坂道をガタゴトと上っていくケーブルカー

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終点近くではたくさんの壁画を見ることができる

頂上までは5分もかからなかったんじゃないかな。ケーブルカーから降りてすぐのところには、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台(Miradouro de São Pedro de Alcântara)があって、ここからのリスボンの眺めは最高! うまい具合に天気も良くなったので、青空とテージョ川の青に囲まれたリスボンの街の美しさに感動してしまった。シアトルもサンフランシスコもそうだけど、坂が多い街は動き回るのが大変。でも高台からはこんな素晴らしい景色が楽しめるので、僕は坂の街が大好きだ。

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サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台からの景色は最高!

ここからゆっくりとバイロ・アルト地区を散策しながら、サン・ロケ教会(Igreja de São Roque)に入ったり、下に続く階段の所々にレストランやバーがあるカルサダ・ド・ドゥケ通り(Calçada do Duque)を横目に見たりしながら、僕が楽しみにしていたカルモ教会(Convento do Carmo)へ。大地震で倒壊したこの教会は、今では遺跡のようになっていて、僕のツボにハマりまくり! 屋根が倒壊した教会の上には綺麗な青空が広がっていて、もしかしたら屋根があった頃よりも神々しさを感じさせてくれるんじゃないかと思ってしまったほど。こういう景色、個人的に大好きなんだよなぁ。当時の美術品と共に、最近のアートも所々に飾ってあって、とても不思議な魅力を醸し出していた。リスボンに住んでたら、一週間に一度は通ってしまいそうな場所だな。中は考古学博物館になっていて、その土産物屋のすぐ外に見晴らしのいいバーが見えたので、そこの係の人に聞いてみると、教会とは全く関係のないバーで、サンタ・ジュスタのエレベーターに行く道の方から行けるとのこと。時間があったら後で行ってみることにしよう。

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カルモ教会。こういう雰囲気、好きなんだよなぁ

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向こう側のは古い彫像だけど手前のはモダンな美術品

この後は超有名なA Brasileiraというカフェに行ってみたんだけど、やっぱり超混雑していて座るテーブルもないし、座ってもゆっくりできそうな雰囲気じゃない。なんだかシアトルのスターバックス一号店みたいだってKoreyと話してた。有名なポルトガルの詩人フェルナンド・ペソア像の写真だけ撮っていくことにした。リスボンにいる間にまた来れたらいいな。

ここからすぐのところにはカモンイス広場(Praça de Luís de Camões)を通り抜けて、ケーブルカーのビカ線(Elevador da Bica)を見に行くことにした。カモンイス広場も観光客と地元の人たちが入り混じってかなりの人ごみだったけど、この辺りではあちこちで警官が二人一組になって警備してるみたい。以前はリスボンも治安が悪かったみたいだけど、今では安心して歩き回れるようになったっていうのは、彼らのお蔭なんだろうな。

ビカ線が通る道は、まさに「これぞリスボン!」って感じの風景。ずっと向こうにはテージョ川があって、とてもヨーロッパ的な雰囲気の狭い道を古いケーブルカーがゴトゴトと上がってくるのが見える。こういうその土地ならではの景色を見たとき、僕は旅の醍醐味を感じるなぁ。地元の人と知り合って話ができるってのも醍醐味の一つだけど、ちょっとシャイな僕にとっては、それが起こるのは稀なこと。景色は自分だけで楽しめるもんね。あーこの景色、30分くらいずっと眺めていたかったなぁ。

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リスボンの有名な景色の一つ

さて、この日の観光はすべて終了。夕食までにはまだまだ時間があるので、さっき見たカルモ教会の裏のバーに行ってみることにしましょうか。サンタ・ジュスタのエレベーターに抜ける道に入ってカルモ教会の裏に行くと、さっき見たバーがありましたありました。サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台ほど高い場所じゃないけど、目の前にリスボンの街を見ながらリラックスできるってのはもう最高。すぐ横にはサンタ・ジュスタのエレベーターも見えるし。こんなにいい場所なのに、あまり混んでないのが不思議でしょうがなかった。僕はここでサイダー(日本でいうシードル。リンゴから作る発泡酒)を飲みながら、刻々と変わるリスボンの街の景色をかなり長い間眺めてた。偶然見つけたバーだけど、ここって最高なんですけど! 名前はTOPOというらしいので、これからリスボンに行かれる方は要チェック。

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サイダーを飲みながら、リスボンの街にカンパーイ

TOPOでかなり長い間リラックスしてたんだけど、夕食までにはまだまだ時間がある。仕方がないので、レストランの近くまで歩いていって、その辺のバーで時間つぶしすることにしましょうか。暗くなったバイロ・アルト地区の裏道は、さっきまでとは全然違う。レストランやバーが開き始めて、ひっそりとした中にも歓楽街っぽい雰囲気が漂い始める。安全性を気にしなくていいところは、やっぱりリスボンの治安の良さのなせる業。レストランを見つけて、そこから1ブロックくらい離れたバーに入って、飲みながら時間つぶしをしていた。

今日の夕食のレストランはO Faia。ポルトガルに来たらファド体験しなきゃいけないみたいだけど、ここのレストランはファドを聴きながら食べられる店のなかでも、評判がいい場所の一つ。開店直後の店に入ると、予約のない人たちが何組も断られていた。ずっと前から予約を入れておいて本当によかった!

O Faiaでの食事は可もなく不可もなくといったところ。店自体かなり大きいし、ファドを聴くのがメインの人も来るだろうから、味には期待できないだろうなとは思ってたけどね。ちなみにメインは鶏のもも肉にポルトガルソーセージが入ったもののローストを注文した。不味くはないけど、ポルトガル初日の夜のディナーとしてはちょっとガッカリだったかな。

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ポルトガル最初のディナーは不味くはなかったけど…

開店と同時の午後8時の予約で、やっとファドが始まったのは10時をまわってから。初めて聴くファドはパワフルで感動!のはずだったんだけど……、お腹もふくれて照明も落とされて音楽も流れるとなると、あまりにも気持ちよくて眠いっ、眠すぎるっっ!! これは完全に僕のプラニングの失敗だ。到着直後に観光満載で、夜も遅くなったらそりゃ眠くなるよ。旅程計画は慣れてたはずなのに、こんなミスを犯してしまうとは…。ファド自体はスペインのフラメンコの歌バージョンといった感じで、感情豊かで素晴らしかったんだけど、なにせ目を開けているのもツライ感じ。二人目の男性シンガーが歌い終わった直後に、仕方なくギブアップして帰ることにした。ダイニングルームを出たところにあるバーでは次に歌うらしい女性シンガーが待っていて、その横を通り抜けてレストランを出るのは悪い気がしたなぁ。でももう限界。ホテルに帰って寝なきゃ!

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中心の白く光ってるのがファドシンガー。眠くなきゃもっと楽しめたのに…!

外の涼しい風を顔に浴びると少しは目が覚めたけど、ホテルまでのんびりと歩いて帰って、ベッドに倒れ込むように寝てしまった。
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by alexsea | 2016-10-13 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル 2016
10/12~13: 初めてのポルトガル
10/14: ベレン観光とアルファマ散策
10/15: 霧の中のシントラ
10/16: 車を借りてサレマへ
10/17: サグレス観光とのんびりした午後
10/18: エヴォラへの旅
10/19: ポルトガル版ストーンヘンジと、オビドス、ナザレ
10/20: ナザレから修道院巡り
10/21: 岩の村、モンサントへ
10/22: ポルトの散策
10/23: ポートワインのテイスティング
10/24: コインブラでファド体験
10/25: ユーラシア大陸の最西端へ
10/26: 大成功のポルトガル

記事の下の"<<"リンクを辿っていくと、時系列で読めます。
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by alexsea | 2016-10-12 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
Seabrookでの週末 2016
シアトルの親友たちと一緒に、Seabrookという街に旅行に行ってきた。Seabrookはワシントン州の海岸沿いにある町で、つい最近計画的な街づくりが始まって、避暑地のような場所になったばかり。ここにある家はレンタルしているところが多く、僕らも2泊3日である家を借りて、みんなで楽しむことにした。

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Seabrookに行く前に、ずっと行ってみたかったMima Moundsという場所に立ち寄った。
ここは直径20mほどの盛り上がりが野原にたくさんある場所。
自然にできたもので色々な説があるらしいけど、まだはっきりとはわかっていないらしい。

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Seabrookの家では、Timの黒柴のHunterも新しい場所に興味津々

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Seabrookはここ10年ちょっとの間に急成長した場所なので、すべてが新しくて綺麗。
みんなと「まるで映画のセットみたいな場所だね」って言ってた。
この手前の赤い家が僕らが泊まった家。

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まずは『僕らの週末』にシャンペンで乾杯!

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最初の晩の夕食はSeabrookに二つしかないレストランの一つで。
僕らがSeabrookを発った翌日には、ラップ歌手のMacklemoreも訪れたらしい。

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夕食の後は、海岸に日の入りを見に行くことにしましょうか

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こんなに綺麗な海の日没を見たのは、どれくらいぶりだろう?

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刻々と変わる空の色が遠浅の海岸に反射して、すごく綺麗だった

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次の朝の朝食はPaulが作ってくれた。美味しかった!

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Seabrookは今でも開発が進んでる

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何人か遅れて到着したので、みんなで再度海岸へ!

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海にFoxの遺灰を流した。
しばらく天国で遊んだ後、また幸せに生まれ変わってね。

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家でみんなで喋ったり遊んだり。
僕はTomとスナップチャットの顔フィルター機能で大爆笑してた。

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夕食はJason作。美味しかったけど、チキンはちょっとドライだったかな。

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気疲れしない友達って、本当に貴重だと思う。
みんな、楽しい週末をありがとね!

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by alexsea | 2016-08-26 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
日本2016: さよなら日本。また来年!
朝6時に隣の部屋のアラームで目が覚めた。滞在中、一度も隣室の音が聞こえることはなかったので、これにはちょっとビックリした。なんだか二日酔いぎみだ。3人でズブロッカを2本半近く空けたもんなぁ。水をガブガブ飲んでまたベッドに入り、最終的に起きたのは9:45のことだった。本来ならチェックアウトは10時なんだけど、成田行きの電車が13時過ぎなもんで、2時間チェックアウトを延長してもらった。¥2,000かかるけど、外でウロウロしながら時間をつぶすよりはいいや。このホテル、部屋も清潔だし、フロントのサービスもいいし、ロケーションもすごくいいし、喫煙室だったから煙草の匂いだけがマイナスだったけど、それ以外はすごくよかった。定宿になりそうな感じ。

Wi-Fiルーターを返却するためにLawsonのポストに入れた後、12時きっかりくらいにチェックアウト。新宿駅南口のビルの上にある、『口福炒飯楼』でチャーハンをランチに食べた。ラーメン屋のチャーハンとはちょっと違って、少し高級感のある感じでとても美味しかった。

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『口福炒飯楼』のチャーハン。日本旅行を締めくくるのに相応しい美味しさだった

帰りの道のりは全て定刻通り。飛行機の中ではやっぱり眠れずに映画を3本観ることになってしまったけど、まぁよかったな。

シアトルに帰り着いたのは朝の9時半過ぎ。日本はやっぱりいいけど、このシアトルの優しい空気も僕にとっては欠かせないものになってしまった。

次に日本に行くのは来年の桜の季節。アメリカ人の友達を案内する予定。今までは3~4年に一度しか日本に行かなかったのに、最近では毎年行ってる感じ。やっぱりこういうのもいいもんだね。アメリカ暮らしが普通になってしまった僕だけど、日本の根っ子だけは失いたくないもの。
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by alexsea | 2016-02-18 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
日本2016: 高尾山で心の洗濯
今日は日本での最後の一日。何をしようか直前まで迷ってたんだけど、なんとなくシアトルにいるときから呼ばれている気がした高尾山に、思い切って行ってみることにした。9時すぎにホテルを出ると、青空が広がる気持ちのいい天気! これはいい感じだぞぉ。

9:40発の特急に乗って、1時間弱で高尾山口駅に到着。京王線での長旅は久しぶりなので、ずっと景色を見ていても飽きることがなかった。駅には大きな登山案内図があって、どのコースを使うとどれくらい時間がかかるとかが、事細かく書いてある。僕はもちろん軟弱者なので、迷わずケーブルカーで行くことに決定! ケーブルカーの駅は高尾山口から歩いて10分ほど。まだ朝も早いので、店も開き始めたばかりの感じだった。お昼頃にはもっと賑やかになるんだろうな。

往復券を買ってケーブルカーに乗り込むと……、これ、車体自体が傾いてるんだね。なんだかミステリーハウスに迷い込んでしまったかのような、重力場がおかしくなってしまったかのような、不思議な気分になる。一番後ろの窓のところにはもう人がいたけど、ちゃんと外の景色も見える場所を確保できた。ケーブルカーが動き始めると、どんどん傾きが急になっていくので、手すりにつかまらなきゃいけなかった。アナウンスによると、このケーブルカーの角度は日本で最大らしい。それに、こういう角度が変わるケーブルカーってのも珍しいんじゃないかなぁ? 世界各地でケーブルカーに乗ったけど、みんな同じ角度を上下するだけのものだった。この高尾山のケーブルカーには子供の頃乗ったことがあるかもしれないけど、まるっきり忘れていたので、すごく新鮮に思えた。

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高尾山のケーブルカー

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どんどん傾斜が急になってくる

約6分でケーブルカーは上の駅に到着。外に出て息を吸うと、ああ、これが「空気が美味しい」っていう感覚なんだなぁ。本当に気持ちのいい空気を感じながら、灯篭の並ぶ道を通り抜け、大きな杉の木たちを見たりしながら、どんどん登っていく。確かに坂道なんだけど、舗装されているからか、あまり「登山」しているという気分はない。でも自然からどんどんエネルギーをもらってる感じで、気分は最高だった。途中の長い階段は、さすがに息が切れたけどね。

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本当に空気が美味しい!

薬王院の敷地に入ると、いきなりカッコいい天狗さんたちの像が目に入った。なるほど、ここ高尾山では、木の上に天狗さんがいてもおかしくない気がしてくる。彼らのお蔭で空気が清浄なのかもしれないな。古い本堂にはお線香の匂いが漂っていて、建物の中からは大勢の人の読経の声が聞こえてくる。この青空の下、気持ちのいい高尾山に来れたことを感謝!

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ハンサムな天狗さん

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お線香の匂いが懐かしい

山頂を目指してさらに登って行ったんだけど、ときどき風が木の間を通り抜けるときのザァッという音に呼び止められた気になって、しばし足を止めて木々を眺めたりしてた。所々には雪が残ってるところもあって、ちょっと感動。日本で雪を見るのなんて、もう20年以上ぶりだもん。

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木の根が剥き出てるような場所を進む

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雪が残ってる場所もあって興奮した

山頂には予想よりも早く着いてビックリした。もっとかかると思ってたのにな。やっぱりケーブルカーを使ったから簡単に感じちゃったのかな? 今度来るときには、ちゃんと下から登って来ることも考えてみよう。

高尾山の山頂は標高599m。空気が澄んでいて遠くまで見渡せて、とても気持ちがいい。山々の向こうに、綺麗な富士山が見えて感動した。そういえば今回の日本旅行で、富士山を見たのって初めてだよな。もう本当に気持ちのいい景色で、10分くらい足が動かなかった。この綺麗な景色と美味しい空気に呼ばれて、今日僕はここに来たのかな。

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高尾山の頂上からは素晴らしいパノラマが見渡せる

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ずっと向こうに富士山が綺麗に見えるの、わかるかな?

ずっと景色を見ていたかったけど、そろそろ帰ることにしよう。今度来るときには、誰かとお弁当を持ってきて、この山頂で景色を見ながら食べたいな。お昼は、ケーブルカーの駅のちょっと前にあった『権現茶屋』という店で、自然薯ラーメンを食べた。あっさり風味のスープに、とろりとした自然薯がとけて、とても美味しかった。こんな観光地の店でさえかなりのクオリティなんだから、やっぱり日本の食文化ってスゴイと思う。

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自然薯ラーメンに満足満足!

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歩いてる途中で見た霜柱。こんなの見たの、何十年ぶりだろう?

ケーブルカーの駅前では天狗焼なるものを売っていたので、一つ買ってみた。アツアツでサクッとしていて、中の餡はそれほど甘くなくて、とても美味しかった。

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天狗焼も美味しい~!

ケーブルカーも新宿行きの特急も、それほど待たずにスムーズに乗れてラッキー。ホテルまでの帰り道には、またコンビニで肉まんを買っておやつに食べた。天狗焼とか肉まんとか、こういうものばっかり食べてるから太るんだって? 日本でしか食べられないものばかりなんだもん!

ホテルで一休みした後は、15時からマッサージを予約してある。ホテルのだとちょっと割高な気がして、ネットで調べたらすぐ近くによさげなマッサージ師がいたので、そこに連絡しておいたんだ。長時間のフライトや歩き回りで体が悲鳴を上げているようだったので、2時間のマッサージの後は体がすごく軽くなった気がした。特に首まわりが硬いって言われたな。

18時にホテルを出て、またまた紀伊国屋でコミックを購入。Facebookで勧められた『翔んで埼玉』と、電車の中の広告で見た『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む』。パタリロ好きだったから『翔んで埼玉』は面白かったけど、『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む』の方は絵も好みじゃないし(水木しげるのコピー?)、ストーリーも読んでてすごく疲れる。文学作品を10ページの漫画にまとめるって、やっぱり無茶な話だよ。

この後は『ハングリー・ハンフリー』に再挑戦! オープンの18時半に到着すると、元上司のAさんがもう着いていた。ズブロッカを飲みながら、美味しい料理を食べながら、昔話に花を咲かせていると、昔の会社の社長だった古川さんが20時頃到着。お忙しい方なので無理かなと思いながらお誘いしたら、来てくださって超感動。古川さんにはバイト時代から本社出張させてもらって経験を積ませていただいたんだよなぁ。Aさんは僕の周りで一番頭がいいと僕が思ってる人で、この方にどれだけ影響を受けたかわからない。古川さんにはグローバルなインスピレーションを頂いて、Aさんには技術面で数々のひらめきを頂いた感じかな。とにかく、このお二人あってならではの現在の僕なので、こうして一緒に飲めることが嬉しくて仕方がなかった。こういう風に尊敬できる人たちと一緒に働けたっていうのは、とても幸せだったんだなぁと今更ながらに実感してしまう。それにね、やっぱり場所もいいよ。ハングリー・ハンフリーの『ミートボール カレー味』を食べずには、日本旅行は語れません(笑)。

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古川さんの本にサインをしていただいてます

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日本に来たらこれを食べなきゃ!!

結局、店を出たのは11時を過ぎてから。本当に最高の夜だった。古川さん、Aさん、どうもありがとうございました! たくさん食べたはずなのに、やっぱり日本での「締めのラーメン」を最後に食べたくなって、『博多天神』まで行って食べてしまった。こうして日本最後の夜は終わった。

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締めの豚骨ラーメン。なぜかスルッと入っちゃうんだよねぇ

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by alexsea | 2016-02-17 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
日本2016: 飲みまくりの夜
Facebookで日本に行くことを書いたときに、違う部署だけど同じ会社で働いていたWさんからお誘いを受けたので、今日のお昼は品川のマイクロソフト本社ビルで食べることになってる。僕が知っている人はほとんどいなくなってしまったけど、何人か集めてくれるらしい。品川のビルは僕は初めてなので、とても楽しみだ。

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大好きな新宿駅西口

というわけでお昼までは全く予定がないので、ゆっくりと起床。ホテルを10:45頃出た後は、以前からちょっと気になっていた東京大神宮というところにお参りしてみることにした。ここに行くのは初めてなんだけど、「東京のお伊勢さん」と呼ばれる神社らしい。飯田橋から歩いて約10分で辿り着いた東京大神宮は、思っていたよりもかなり小さな場所でビックリしてしまった。なんだか普通の町の神社って感じ。でも境内に足を踏み入れると、素晴らしい天気も手伝ってか、その清々しい雰囲気が最高に心地よい。なるほど、これは去年行った伊勢神宮を思い出させる。こういう「神域」の凛とした空気、僕は本当に大好きだ。

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東京大神宮は思っていたよりも小さかった

神様に挨拶をした後、おみくじを引くと大吉! やっぱりこういうのは嬉しくなるよね。近くでは結婚式をあげたらしいカップルが記念撮影をしてるし、なんだか自然に顔がほころんでしまう。すごくいいエネルギーを、たくさん充電できた気がした。

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結婚式の撮影は、周りの人を笑顔にしてくれた

この後は品川まで電車に乗ったんだけど、13時の約束の時間までにはまだまだ時間がある。駅ビルにあるカフェで時間をつぶそうかと思ったんだけど、ランチ時だからものすごく混んでてダメ。どうしようかと思いながら駅ビルの案内図を見ると、上に『Monde Bar』というバーがあるらしい。行ってみると高級感があるし、人もあまりいない。飲み物だけでもOKですかと聞くと、バーだったら大丈夫とのこと。最初はコーヒーくらいでいいかと思ってたんだけど、まるでアメリカの高級ホテルのバーのようなところに座ったら、いきなりマティーニが飲みたくなってしまったので注文。シェイクせずにかき回すだけのマティーニはキリキリに冷えていて、注文通りドライでパーフェクト! でも今日初めて口にしたものがマティーニですか(笑)。すきっ腹だったから少し気持ちよくなっちゃったけど、バーテンと話したり、スマートフォンでニュースを読んだりしながら、結構贅沢な時間のつぶし方ができた。

駅から歩いてすぐのマイクロソフトのビルに入ると、Wさんが入口で待っていてくれた。Facebookで繋がっているとはいえ、Wさんに会うのはもう15年くらいぶりじゃないかなぁ。相変わらずモデル並みの男前で、同じレートで年をとってるはずなのにズルイよ!とか思ってしまった(笑)。

社員食堂ではカレーを注文。新しい場所だけど、日本の社員食堂で食べるのなんて、もう20年以上ぶりだよ! 僕の以前の上司を含めて3人もWさんが集めてくれて、懐かしい話題で盛り上がりながらランチを食べた。僕が前に社員食堂で食事したときには、他の人たちがみんな年上みたいな感じだったんだけど、今回の社員食堂では僕よりも若い人がほとんど。考えてみれば当たり前の話なんだけど、着実な時の流れを実感した瞬間だった。本当に楽しかったなぁ。Wさん、アレンジしてくれて本当にありがとう。

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社員食堂の窓から見える景色

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みんなで記念撮影

この後は夜までまったくフリーなので、この間の音楽部の同窓会でSにもらったチケットで、上野公園の国立科学博物館のワイン展に行ってみることにした。まぁ初心者にはとてもわかりやすい内容かもしれないけど、ワインの試飲もできないし(笑)、ちょっと僕には物足りなかったかなぁ。組み合わされた香りの成分を当てるってヤツとかは面白かったけどね。

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冬の上野公園もいいもんだなぁ

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ワイン展は結構知ってることばかりだった。試飲したかったなぁ(笑)

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プラスチック製のブドウを踏む体験も

ワイン展の後はどうしようかと迷ったけど、アメヤ横丁の方に行ってみることにした。ここにはずっと前に一度来たことがあると思うんだけど、全然記憶には残ってない。食材やら衣類なんかを売る店がズラッと軒を連ねていて、なるほどこれは日本的な光景だ。このゴミゴミしたところがいいなぁ。観光客もたくさん来てるみたい。来年アメリカ人の友達を連れてくるときには、ここを通ることにしよう。

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アメヤ横丁のゴミゴミした雰囲気、結構好きかもしれない

時間つぶしのために、アメヤ横丁を抜けたところのルノアールに入って、コーヒーを飲みながら旅行記書き。その後は線路沿いをずっと歩きながら、秋葉原に向かうことにした。ここは去年来たときにも訪れたけど、昔の「電気街」の雰囲気が薄れてしまった感じで、個人的にはちょっとだけ残念。でもパーツ屋が軒を連ねているところはまだ残っていて、ここを通ると子供の頃のあのワクワク感が蘇ってくる。ここでLEDとか部品とか、テスターとかも買ったなぁ。これでラジオ会館にNECのBIT-INNが残ってれば最高だったのになぁ。

ゆっくりと歩いていると、歩きながら何かを食べている人がたくさんいる。あ、たい焼きだ! ふと横を見ると、『くりこ庵』というたい焼き屋があって、何人もの人が並んでた。ウィンドウを見てみると、普通の小倉餡の他に、苺クリームや、カマンベールチーズクリームなんかが入ったものもあるみたい。なるほどね、今風にアレンジされたたい焼きなんだ。面白そうなので、僕も「くりこあん」が入ってるのを一つ買ってみることにした。栗の香りがしてすごく美味しい! シアトルにもBeanFishという、たい焼きのフードトラックで食べたことがあるけど、やっぱり品質的には日本の方が二段階くらい上だな。これを味わうことができてよかった!

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『くりこ庵』のたい焼きは美味しかった

高校の友達Sと会うのは19時半の予定。その2時間も前に神田に着いてしまった。むぅ、どうしようかな。とりあえず日本円をどこかでゲットしなきゃいけないってことで、あちこちの銀行のATMに行ったんだけど、どこでも「このカードは使えません」と言われてしまう。げー、去年の京都の二の舞ですか?! 銀行は全滅だったので、セブンイレブンをやっとこさ探し出して日本円を引き出すことに成功した。新宿のホテルの近くのセブンイレブンでお金を引き出せたから、大丈夫だと思ったんだよね。しっかし日本の銀行さん、こんなに海外のカードが使えなくてどうするの? 他の国ではほとんどどこでも大丈夫だよ。先進国らしく、ちゃんとしてくださいよう。

お金を下ろせて安心したので、これからどうやって時間をつぶすか真剣に考えながら歩く。なんかどこの店もビールとかばっかりで、あんまり気乗りしないなぁ。あっ、そうだ! この辺にワインバーとかってないのかな?と思ってスマートフォンで探してみると、すぐ近くにあるじゃないですか! 『Vinosity Magis』という店。地下のドアを開けると、美味しそうな料理の匂いとワインの香りが流れ出してきた。女友達同士で来てる人や、会社のパーティーらしき人たちで店は埋まってたけど、幸いカウンターに一人座れる場所があってよかった。この後食べるのでここで料理は注文できないけど、「こんな感じの」って言ってお勧めの赤ワインをグラスで頼んでみた。うん、美味い美味い。お通しにチーズを載せたクロスティーニも出てきて、そのコンビネーションが最高。ここだったら料理も美味しいだろうなぁ。スマートフォンでニュースやなんかを読みながら(Wi-Fiルーター借りてきてよかった!)、1時間以上ここで時間つぶしをさせてもらった。結局ワインは3杯も飲んで、いい気分になっちゃった。なかなかのお店だった。

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『Vinosity Magis』でワインを飲みながら時間つぶし

さて、待ち合わせの時間も近くなったので、さっきチェックしておいたお店に行くことにしおう。『ホルモン道場 寄り本舗 神田店』という場所で、ここは音楽部で一緒だったSが足繁く通う店らしい。僕が一番乗りだったので待っていると、ちょっと遅れてSが登場。二人だけかと思ってたら、他に二人呼んでくれたらしい。サワーを飲みながら、炭火で色々な肉を焼きながら、高校のときの話や、最近の話まで花を咲かせた。楽しかったし料理も最高に美味しかった。特に豚肉の脂の多いやつ! なんで豚の脂ってあんなに味があるんだろう。もう美味しさで唸りながら食べてた。ここは韓国系のお店なのかな? 最後にはプラスチックの容器に入った麺のようなものをお土産にいただいて、次の日の朝に食べた。ゴマ油の香りがして美味しかった!

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色々な肉を炭火で焼いて、もう最高!

夕食前にワイン3杯、焼肉を食べながらサワーを3~4杯も飲んで、かなりいい気分になってたんだけど、この後は『すじかい』という純米酒バーに行くことになってた。ここは去年同窓会で帰ってきたときにSが連れて行きたいと言ってたところで、でもその時はスケジュールがいっぱいで行けなかったんだ。昔は日本酒もよく飲んでたから銘柄も知ってたんだけど、もうそれは20年以上も前のこと。最近の美味しい日本酒なんて知るわけもないので、マスターのお勧めで3種類のお酒を出してもらうことにした。どれも全然性格の違うお酒で、すごく美味しかった!バナナの香りがする日本酒を飲んだときにはビックリしたぞ。でもなぁ、お酒をたくさん飲んじゃう前にここに来たかったなぁ。奥深い日本酒の味を楽しむときには、酔ってたらやっぱり微妙な味がわからないと思う。今度来たときには、まずここで飲んでから夕食を食べに行くってのもありかもしれないね。

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日本酒3種をテイスティング。どれもとても美味しかった

ここのマスターはバイファムをよく観てくださってた方で、いきなりBGMに『Hello Vifam』が流れてきたときには耳を疑った。日本酒のお店でまさかバイファムのテーマが聴けるなんて、「これは夢?!」みたいなシュール感(笑)。美味しいお酒といい雰囲気、ありがとうございました!

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マスターと記念撮影

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高校のみんなとも記念撮影

みんなと別れた後は、新宿まで電車で帰ってホテルに戻り、ベッドに倒れるように寝たと思う。いやはや、かなりたくさん飲んじゃったけど、最高に楽しい夜だった。S、今夜は本当にありがとう。また日本に行ったときには飲みませう!
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by alexsea | 2016-02-16 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
日本2016: メモリーレーン、再び
今日もまったく予定は立ててなかったんだけど、日本に来るたびにやってるように、昔住んでた辺りを散策してみようと思ってた。

ゆっくりと起床して、11時ちょっと前にホテルを出発。ホテルのすぐ前の青梅街道を、新宿駅とは反対方向に歩き出す。今日は昨日とは打って変わって肌寒い。ポツポツと雨もパラついてるようなんだけど、傘を差すほどでもないな。

5分ほど歩いた所には、昔僕が通っていた中学校だった場所がある。中学がなくなってしまったのはもうずっと前のことなんだけど、その跡地の近くまで来たのはこれが初めてだ。あの頃から30年以上経った現在、新宿オークシティという大きなビルが建っていた。僕が通ってた頃、「新宿の高層ビルに一番近い中学校」としてテレビでも紹介された場所だったんだよな。高校のときのような楽しい思い出はなかったものの、近くまで来ると色々と思い出すもんだね。美術教室から外を眺めて描いた絵のこととか、水が冷たくて嫌で嫌でしょうがなかったプールの授業のこと。初恋のこととか、卒業式の後に見た桜のこと。なんだか思い出が土地に刻み込まれていて、僕がそこに来たことによってそれが活性化して僕の中に飛び込んできたみたいだった。

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昔、僕の中学校があった辺り。今ではビルが立ち並ぶ

この後は、去年の6月に来たときにも歩いた場所を通ったりしながら、熊野神社にお参り。その後お昼を「昔ながらのラーメン屋!」って感じのところで食べようと探しながら歩いていたら、昔住んでいたところから徒歩5分ほどの所にとてもいい感じの店を発見。『ラーメン 山田屋』。外も中も、まさに昭和の雰囲気がそのまま残ってる。一人で入るのになぜだかちょっと緊張しちゃったけど、チャーハンと餃子を注文。これこれ! この味だよね。ちょっとだけチャーハンはベタッとした感じがあったけど、味は最高。チャーハンについてくるあの定番のスープも、もう10年以上飲んでなかったんじゃないかな(って、よく考えたら去年の6月にもチャーハンと一緒に飲んだじゃん(笑))。餃子はニラの香りがたっぷり。皮もプリプリしていて、とても新鮮な感じで美味しかった! こういう昭和の雰囲気、本当に懐かしい。

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熊野神社には、日本に来る度にお参りしてる

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いい感じの店でしょ?

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望み通りの「ラーメン屋のチャーハン」が食べられて満足!

チャーハンと餃子でお腹がはちきれんばかりになって大満足した後は(二品も頼むなってば)、昔の通学路を歩いて通っていた小学校の前を通り、オペラシティの方へと向かう。ここは5年前に日本に来たときにKさんに連れてきてもらった場所。この歩道橋のような場所は、いつ来ても人がいない。目の前には新宿の街が広がっているんだけど、なんだかここには新宿の東側でも西側でも感じられない、独特なオーラが漂っている感じがする。

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ここら辺はちょっと未来チックな感じ

オペラシティのコーヒー屋でコーヒーをテイクアウトして、飲みながら甲州街道を駅とは逆方向に歩く。昔住んでいた代田橋まで歩いて行ってみることにした。途中の交番で、「代田橋ってここをずっと行けばいいんですよね?」と確認すると、時間はかかるけどこの方角でいいとのこと。一駅10分くらいの換算だから、30分以上はかかるかもしれないと教えてくれた。えっ、電車だとすぐなんだけどやっぱりそんなにかかるのか。まぁ時間はあるからずっと歩いて行こう。

笹塚の交差点のところで、いきなり『声優ミュージアム』というインパクトのある看板が目に飛び込んできた。あー、ここは81プロデュースのビルなのか。面白そうだから入ってみたら、残念ながら声優ミュージアムは月曜日は休館日らしい。えーんショック! まぁ縁があったら、また訪れることもできるだろう。

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声優ミュージアムはお休みで残念

しっかし日本にはゴミ箱がないのがツライ! コーヒーを飲み終わった後、このカップをいったいどうすりゃいいんだよ! ラッキーなことに月曜日はこの辺りのゴミの収集日らしく、甲州街道沿いにはたくさんのゴミが出されている。なんとなく後ろめたい気持ちも感じながら、飲み終わったカップをその上に置いてきた。海外からの旅行者は困っちゃうよー。

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交番の上に"KOBAN"の表示が。なんだかすごく可愛い

やっぱり30分ほど歩いた頃、ようやく代田橋に到着。昔住んでた通りは小さめの商店街だったんだけど、今ではかなりの建物にシャッターが下りていて、とてもヒッソリとしている。まぁ平日のお昼過ぎだから仕方ないのかな。なぜか『沖縄タウン』というサインがあちこちに掛けられてる。人を集めるための苦肉の策だったのかな。僕が住んでいた場所の隣にはその家の大きな前庭があったんだけど、そこにも今では家が建てられていてビックリした。昔の僕の部屋の窓を開けたら、すぐ隣の壁が見えることになる。やっぱり時は流れたんだなぁ。昔よく行ったレンタルレコード屋や、その前にあったゲームセンターの場所にも行ってみたんだけど、もうどの建物だったかもわからない。変わってしまったことが悲しくはないけど、なんとなくやるせない気持ちにはなったなぁ。

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『第一食堂』の向こう隣が昔の家だった

かなり歩いて疲れてしまったので、ゆっくりとホテルの方に向かうとしますか。代田橋の駅から新宿まで電車で戻ると、昭和のあのノンビリとしたリズムからいきなり都会のテンポになったので、体調がおかしくなってしまった気がした。新宿の繁華街では、気を張っておかないとダメージを受けちゃうのかもしれないな。店でCDを一枚だけ買った後、ホテルに戻って昼寝した。風邪かもしれないと思ったんだけど、しばらく休んでたらよくなった。やっぱり人ごみの悪い気にあてられちゃったのかな。

今夜も予定を全然入れてなかったので、ホテルのすぐ近くのビルで働いている友達のTSUさんに連絡を取って、夕食に付き合ってもらうことにした。どこの店に入ろうかと悩んだんだけど、以前一緒に働いていた会社のビルが近くにあって、その下によく行った定食屋があるのを思い出した。TSUさんに言ってみると、「懐かし~! いいねぇ!」とのことだったので即決。以前はあまり賑やかな場所じゃなかった小滝橋通りも、いろんなレストランや飲み屋で溢れる場所になっていてビックリした。新宿の繁華街も広がり続けているんだなぁ。

以前よく行っていた定食屋『さつき』は、内装とかはよく覚えてなかったんだけど、定食屋的な雰囲気が溢れていて嬉しくなってしまった。たらこ焼き定食にチューハイを頼んで、TSUさんと懐かしい話に花を咲かせた。定食もホッとする味で美味しかった! この後どこか店を替えて飲むこともできたんだけど、ここでも飲めるからいいじゃんってことで、さらにチューハイを追加して、おつまみに唐揚げも注文。TSUさんは昔からリラックスしたオーラを発してる人だったけど、今でのその雰囲気そのままで安心した。一緒にいて疲れない友達って、本当に貴重だと思う。

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日本で定食を食べるのは久しぶり!

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定食屋で飲みまくっちゃったよ。楽しかったー

お金を払って店を出るとき、「25年くらい前に裏のビルで働いてたんで、ここにはよく来てたんですよ」とサーバーのおばさんに伝えたら、「あら25年前だったら、あたしもいましたよ」とのこと。えっっ? 店を出てからTSUさんと、「そういえば『さつき』にお姉ちゃんいたよねぇ! もしかしてあの人がそう?!」と盛り上がってしまった。時の流れというものを実感した出来事だった。

TSUさんと別れた後は新宿の街を通り抜けて、日本に来るたびに顔を出すバーでUさんと再会。Uさんと会ったのはもう10年以上前になるんだけど、最近は漫画家・作家として大活躍している人で、忙しい毎日を送っているらしい。このバーに来ると、いつもUさんお手製のお菓子をご馳走になる。本当に上品な味で最高に美味しい。今度はUさんに、初心者でも簡単に作れるレシピ本を出してほしいぞ!

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Uさんお手製のケーキ。絶品!

隣にYuちゃんという女の子が座ってたんで話をしたんだけど、なんと彼女はシアトルからすぐの、カナダのバンクーバーに住んでいるらしい。僕もバンクーバーにはよく行くこともあって、ローカルな話題で盛り上がってしまった。すごくチャーミングな女の子で、初めての人と話すときには緊張しがちの僕でも、とても楽しく会話することができた。ありがとね、Yuちゃん。いつかバンクーバーかシアトルで再会できたら面白いだろうな。

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初めて会ったけど楽しい会話ができてよかった!

今日は最初から最後までノンビリした感じで、最後までホワホワな気分だった。23時半ごろホテルに向かったんだけど、なんとなく小腹が空いた気がして、途中でコンビニに寄って豚まんをゲット。こんなのシアトルじゃ食べられないもん! アツアツの豚まんは本当に久しぶりで、最高に美味しかった。

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豚まん、美味しいよ~

豚まんを食べながらメールをチェックすると、『1年B組新八先生』の仲間から何通か来ていた。演出をしていただいた柳井さんが亡くなられたとのことだった。当時、演出は何人かでローテーションを組まれていたんだけど、僕が主役の回は柳井さんに演技指導をしていただいた。物静かな、あの柔らかな笑顔が今でも忘れられない。演技を無理やり変えたり、頭ごなしに違うと叱ったりするようなことは全くなく、ほとんど自分の思った通りに演技させていただいたと思う。夜の河原で泣くシーンがあったときには、僕が作っている気分を壊さないように、そっと遠くから見ていてくれた。演出の方々はいい人ばかりだったけど、やっぱり自分の回の演出をやっていただいたためか、柳井さんは僕にとって特別な方だった。もう35年以上お会いしていなかったんだけど、こういう訃報はとても痛い。もうこれからは、こういう悲しい知らせがどんどん増えていくだけなのかなぁ。そう考えると、やりきれない気持ちでいっぱいになる。

柳井さんに心から感謝の気持ちを伝えた後、ベッドに入った。
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by alexsea | 2016-02-15 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)