From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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カテゴリ:旅行記( 463 )
日本 2017
3/29~30: 日本観光案内の始まり始まり
3/31: ジブリ美術館と渋谷から新宿まで
4/1: 引き続き東京見学
4/2: かなまら祭りとニューヨークバー
4/3: 京都のパワー観光
4/4: 川下りと竹林でエネルギー充電
4/5: 奈良と大阪で遊びまくり
4/6: 姫路へのサイドトリップ
4/7: 高山と白川郷
4/8: 高山から東京へ
4/9: 墓参りと新八同窓会
4/10: 心の充電
4/11: 今度はいつ日本に行けるだろう


記事の下の"<<"リンクを辿っていくと、時系列で読めます。
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by alexsea | 2017-03-29 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: 大成功のポルトガル
午前1時に起床。結構ゆっくり眠れた感じだからよかったかな。2時にはホテルを出て、まだ暗い中歩いて空港に向かう。シャトルもあるらしいけど、こんな朝早くは運行してないみたい。でも徒歩10分くらいだから、大きな荷物を持っていても全然気にならない。

ホテルには朝食がついてるんだけど、チェックインのときに朝早く出発することを言っておいたら、朝食のパックを用意しておいてくれた。シンプルなサンドイッチに、リンゴ、2種類のビスケットと、水のボトル。ゲートで椅子に座って食べたんだけど、サンドイッチが3枚のパンにチーズとハムを挟んだヤツで、マヨネーズもマスタードも塗ってないので、モソモソしてとても食べにくい。結局半分くらい食べたところで、あとはごめんなさい。まぁ何もないよりはましだけどね。

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ホテルでこんな袋入りの朝食をもらった

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かなりシンプルだったけど、腹の足しにはなったな

リスボンを出た飛行機は、まずアムステルダムへ向かう。ここでまた乗り継ぎが1時間しかないので焦った! でもそういう風にちゃんと予定を組まれているらしく、パスポートコントロールでは専用の列に並べたし、あちこちでちゃんとガイドする人がいたので、パリでの乗り継ぎほど不安ではなかった。ゲートに着いたときにはもう搭乗が始まっていて、ちょっと並んだだけですぐに飛行機に乗りこめた。やっぱり待ってる時間が長いとストレスたまるよね。

トラブルも全くなく、予定通りにシアトルに到着。少ししっとりとした天気がとても気持ち良かった。

考えてみれば、今回のポルトガル旅行は大成功だった。まぁ行けなかった場所は何カ所かあったけど、ほとんど予定通りに進むことができたし、天気もとても協力的だったし。ポルトガルのリズムというかエネルギーは大好きだったなぁ。ここだったら住めるかも、って思った場所がいくつもあったもん。今度はいつ行けるかわからないけど、今回たくさん楽しい体験をさせてもらったポルトガルに、大声でありがとうを言いたい。
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by alexsea | 2016-10-26 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(6)
ポルトガル2016: ユーラシア大陸の最西端へ
いよいよ今日はポルトガル最後の日。明日の早朝には飛行機でリスボンを離れなければならない。

ちょっとゆっくりめで起きて、9:20頃チェックアウト。コインブラに別れを告げて、ここから車で20分ほどのコニンブリガの遺跡(Ruínas de Conímbriga)へと車を走らせる。なんでもここはイベリア半島最大の都市遺跡なんだそうな。

入場料を払った後、遺跡の方へ向かう。開館直後なので、僕らの他には年配のカップルが2~3組いるだけだった。遺跡のエリアは思ってたよりも大きくてビックリ。イタリアのポンペイのような巨大規模じゃないとはいえ、保存状態がいいものもたくさんあって、遺跡大好き人間としてはとても見応えがある。中でも床のモザイクは素晴らしい保存状態で、色とりどりのタイルが様々な幾何学模様を描いているモザイクがたくさんあった。壁や柱はかなり朽ちた感じなのに、なぜ床のモザイクだけがこんなにも綺麗に保存されているんだろう? 床のモザイクはギリシャのデロス島でも見た覚えがあるけど、ここのはもっと綺麗な気がする。

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壁や柱はかなり朽ちた感じだけど…

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床のモザイクは見事に保存されている

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遺跡の中には小さな花がたくさん咲いていて綺麗

思っていたよりも大きな遺跡だったけど、それでもコンパクトにまとまってる感じがするな。市場のあった広場とかは当時の姿を再現していて、商人が並ぶ姿を想像してみたりした。どこの遺跡でもそうなんだけど、水まわり、風呂まわりって結構保存度が高いような気がする。水まわりで使うレンガは風化スピードが遅いのかな? お風呂って、どの時代の人にも大切なものだったんだなぁ。

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風呂のエリアはかなり保存状態がいい

順路の最後には『噴水の館』があって、素晴らしいモザイクに囲まれた庭園が見事だった。緑も植えられていて、50セントを入れると噴水が出るようになってる。綺麗だったけど、当時は噴水の技術なんてまだないよね?(笑)

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『噴水の館』はモザイクの床が素晴らしい

一通り遺跡を見てまわった後は、レストランでランチにすることにした。ここのレストランは結構クオリティが高いことを聞いていたので期待してたんだけど、なんと昼過ぎにならないとオープンしないとのこと。えー、そりゃないよー。リスボンのTime Out Marketもそうだったけど、そういう情報はちゃんとウェブサイトに書いておいてほしいなぁ。この後は予定が詰まってるので、開店まで待つことはできないし…。カフェの方で軽食ならできるらしいので、ツナサンドを焼いたやつを注文して、遺跡が見える外のテーブルに座って食べた。美味しかった! レストランの下ごしらえをしているのか、キッチンの方からはすごくいい匂いがしてた。

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焼いたツナサンド。美味しかった!

食事の後は、遺跡に併設されている博物館に入る。ここには遺跡から出た彫刻や陶器なんかが並べられていて、モザイクの床も何種類か展示してあった。当時の文化がうかがえる感じで、歴史に興味のない僕にも面白い場所だった。

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ひっそりとした博物館の中

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かなりの金持ちが住んでいた場所だったのかな

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迷路と悪魔(?)のモザイク。いくつも種類があったけど、なぜ悪魔なんだろう??

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男性のシンボルを模ったお守りらしい

さて、この後はリスボン方面へ車を走らせよう。午後5時頃までに空港で車を返さなきゃいけないんだけど、それまでにちょっと時間があるので、ユーラシア大陸の最西端であるロカ岬(Cabo da Roca)に寄り道してみることにしよう。シアトルから持ってきたGarminのGPSに道案内を任せてたんだけど、途中から高速道路を外れてどんどん山道に入っていってビックリ。スマートフォンの地図で見てみると、ちょっとだけ遠回りになるけど高速を使って行けるらしいのに! でもそれに気づいたときにはもう山道に入ってしまっていて、スマートフォンのGPSもそこからだったら山を越えた方が早いという結論に達しているみたい。このGarminのGPS、本当にダメダメだったなー。ポルトガルの地図データを買ってダウンロードしなきゃいけなかったのに、そのデータがかなり古いらしい。スマートフォンのGPSに任せるべきだったなぁ。対向車が来たらお互いに横に除けなきゃいけないような山道をノロノロ運転しながら、GarminのGPSの悪口ばかり言ってた。

ロカ岬に到着したのは午後3時ちょっと前。駐車場は車でいっぱいで、観光バスもたくさん止まってる。やっぱりかなり人気のある場所みたいだね。最西端の場所には大きな十字架を乗せた塔があるだけで、当たり前だけど普通に海が見える場所。でもやっぱり気持ちいいや! 十字架の塔の前では観光客が写真撮影待ちをしてるんだけど、団体らしい中国人観光客のマナーの悪さには閉口! 列があるにも関わらず塔の前でいきなり写真撮影を始めるし、前で撮影している人を手のジェスチャーと大声でどかせたり、もうやりたい放題。他の人たちはみんな目を丸くして驚いてたもん。あんな人たちと一緒に見られたくないなぁ。同じアジア人として恥ずかしいよ。ガイドはちゃんとマナーの説明をしないのかなぁ?? すごく気持ちのいい場所だったけど、これで一気に気分が悪くなってしまった。

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あの十字架のあるところがユーラシア大陸の最西端!

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かなりの観光客で賑わってた

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横入りするマナー違反の観光客にもめげず、僕らも写真撮影!

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遊歩道もあったけど、僕らはあまり歩かなかった

十分に海の景色を楽しんだ後は、リスボンに向かうことにする。時間があったらカスカイス(Cascais)にも寄ろうかと思ってたんだけど、ちょっと厳しい感じだったので、そのまま空港に向かうことにした。今度はスマートフォンのGPSを使ったんだけど、やっぱりちゃんと大きな道を通って行くことができるじゃん! 観光バスはあんな山道は通れないもんな。空港の直前でガソリンを入れた後、レンタカーの返却口で10日間お世話になった車とお別れ。何の問題もなく、とてもスムーズに返却できた。自分たちのペースであちこち観光できたので、やっぱり車を借りて大正解だったな。

明日の早朝5時のフライトでポルトガルを発たなければいけないので、今夜は空港から歩いて行ける場所に宿を取ってある。TRYP Lisboa Aeroporto Hotelは今までのホテルに比べるとかなり高いけど、背に腹は代えられない。レンタカーの返却口から徒歩10分以内でホテルに到着。かなり新しくて設備もよく、旅の最後を締めくくるにはピッタリだったかな。レストランが開くまではバーで飲みながら旅行記を書いたりして、レストランではタコライス(Aroz de Polvo)をやっと食べることができた。似た料理は二度食べたけど、タコだけってのはここが初めて。かなりのクオリティで、大満足な味だった。

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やっぱり最後は庶民的な味わいで締め!

ポルトガル最後の夜だけど、とにかく朝が早いので、夕食の後は速攻で寝ることにした。午前1時には起きて支度しなきゃいけない!
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by alexsea | 2016-10-25 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: コインブラでファド体験
夜中に目が覚めて長い間寝つけなかったので、今朝はちょっと寝不足気味かもしれない。昨日の夜は雨が降ったり止んだりだったんだけど、外を見ると快晴なのでよかった。今朝はポルトを離れる前に、ネットで見つけた店で朝食を食べる予定。ポルトガルの美味しいレストランを探してたときに偶然見つけた店で、ローストポークのサンドイッチが美味しいらしい。

宿のチェックアウトは11時なので、荷物はまだ置いたままアパートを出た。レストランはここから歩いても20分くらいなんだけど、サン・ベント駅やMajestic Caféよりも東側に位置してる。ということは、あの急な坂をまた上らなきゃいけないわけ。朝から汗をかきたくないので、1ブロック離れたホテルの前からタクシーで行くことにした。上り坂ばかりなので、車で行くことにして本当によかった。

さてCasa Guedes(訪問記へ)に着いてみると、8時半開店のはずなのにまだ開いてない! えー、どうしよう。シャッターの下りた店の前で5分ほど待ってたんだけど、開く気配がない。仕方なく帰ろうと道を歩き出した時に、店のドアが開いて誰かが出てきた。あっ、あの顔はネットの記事で見たことがある、ここの店のオーナーだ! 人の気配がしたと思って出てきてくれたらしい。「今日はちょっと開けるのが遅くなっちゃったけど、入って座って!」と言われて、まだ開店途中の店のカウンターに座らせてもらった。あーよかった。メニューを見るとローストポークのサンドイッチの他にも、ハムサンドイッチやローストポークにチーズを載せたものもあるらしい。僕はそのローストポークとチーズのサンドイッチを注文。深い味わいのローストポークととろけたチーズのコンビネーションがもう最高! ファーストフードなんだけど満足度は高い。ここに来てよかった!

帰りは下り坂ばかりなので、アパートまで歩いて帰る。月曜の朝!って感じの雰囲気がビシバシ伝わってきて、観光客で溢れてた週末のポルトとは雰囲気が違う。うん、ポルト、僕の感性に合う街かもしれない。ここにはちょっと腰を据えて、長期間滞在してみるのもいいかもしれないな。

アパートから荷物を出して、鍵をカウンターの上に置いてチェックアウト。さあ車に乗って南下することにしよう。今日の目的地はコインブラなんだけど、その前にちょっと寄ってみたいところがあった。これもネットで見つけた場所で、ポルトから車で20分ほどのところにあるらしい。

ミラマール(Miramar)という町を通り抜けて、海岸のちょっと前に車を止めて海の方に歩いて行くと…、あったあった! セニョーラ・ダ・ペドラ礼拝堂(Capela do Senhor da Pedra)! 波打ち際の岩の上に、遠くから見るとまるでミニチュアハウスのような可愛い礼拝堂が立ってる。近くまで行ってみたかったんだけど、とにかく波がすごいんで遠くから眺めるだけにしておいた。大きな波が岩で砕けて、礼拝堂を屋根から濡らすくらいなんだもん。僕らが写真を撮ってる間に、カップルが果敢にも中に入って行った。まぁ中に入っちゃえば大丈夫だとは思うけどね。それにしても、青空と砂浜の間に建つ小さな礼拝堂は最高に綺麗だったけど、この世のものじゃないような不思議な感じがした。なんだろう、テレビや映画のセットとかじゃなくて、なんかパラレルワールドみたいな? すごく現実離れしていて、僕が大好きな種類の風景だった。

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セニョーラ・ダ・ペドラ礼拝堂は素晴らしく現実離れしてた

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礼拝堂を見て帰る途中にあった廃墟。一体何の建物だったんだろう?

さて、ここからまた車を走らせること約1時間半。コインブラ(Coimbra)のHotel Almedina Coimbra Centroに到着。幸いにも部屋は用意できてたんで、すぐチェックインできた。一晩€40と格安だからちょっと危惧してたんだけど、フロントの対応はいいし、部屋も清潔でいい感じ。ただ建物が古いんだよね。全体的なデザインが1970年代って感じで、テレビで見た昔のドラマに出てきそうなホテル。

荷物を置いて、いざコインブラの観光へ出発しよう。大通りを南下して、サンタ・クララ橋(Ponte de Santa Clara)へと向かう。大通りを歩いてるのはほとんど地元の人ばかりみたい。橋の近くにはバス停があって、そこで待ってるのも地元民らしかったし。サンタ・クララ橋の辺りはかなり都会的な雰囲気で、ここにあるポルタジェン広場(Largo da Portagem)が旧市街の入口になっている。広場の周りの白壁の建物とそびえ立つ銅像が、なぜかオーストリアを連想させたな。なんでなんだろう?

この広場から旧市街の中の方に伸びるのが、フェレイラ・ボルゲス通り(Rua Ferreira Borges)。この通りにはカフェやレストラン、ショップなどが立ち並んでいて、観光客と地元の人が半々といった感じだった。このどこかでランチにしようかと思ったんだけど、お腹もあまり空いてないし、惹かれる店もなかったし、コーラ休憩をするだけにしておいた。

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フェレイラ・ボルゲス通りがまっすぐ伸びてる

フェレイラ・ボルゲス通りを北上して、この街の中心の一つである5月8日広場(Praça 8 de Maio)を通り抜け、市場(Mercado Municipal)の向こうのエレベーター(Elevador do Mercado)を目指す。5月8日広場は街の中心の一つにしてはかなりこじんまりした感じの場所で、広場であることも気づかずに通り過ぎる人もいるんじゃないかってくらいだった。市場はやっぱり朝が賑やかなのか、昼過ぎだと活気がない感じだったのでパス。その向こうにある、大学のある丘と地上を結ぶ透明なエレベーターの駅に入った。料金の€1.60を払っている間にエレベーターが来てしまったんだけど、僕らが払い終えるまで待っててくれたからよかった。普通のエレベーターで上がった後、そこでケーブルカーのように斜めに上っていくエレベーターに乗り換える。時間的には大したことないんだけど、この高さを足で上ったらかなりツライだろうなぁ。

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近代的なエレベーター

ここから大学の方にゆっくり歩いて行こう。大学の壁には落書きがあったり、建物の前でイチャイチャしてるカップルもいて、『学生の街』っていうエネルギーが伝わってくる。そんな大学の建物に囲まれたところにあったのが、新カテドラル(Sé Nova)。バロック様式のこのカテドラルは、品の良さと優雅さを兼ね備えた感じ。特に目を引いたのが、ラッパのようにパイプが水平に飛び出たパイプオルガン。天使が舞い踊るこの素敵なパイプオルガンは左右に一つずつあって、その場の雰囲気を優しいものにしていた気がする。背筋を伸ばされるような気になる教会もあるけど、この場所はもっと優しいオーラに包まれてた感じ。宝物庫は廊下に物が並んでるだけって感じだったけど、結構興味深く見ることができた。

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大学の街らしく、落書きがあったり…

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若いカップルがイチャイチャしてたり

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水平にパイプが伸びてるパイプオルガンには天使が群れる

この後はここから歩いて5分もかからない、コインブラ観光の目玉とも言える旧大学(Velha Universidade)へ。門のすぐ前にチケット売り場があって、そこで見たい場所がセットになったコンボチケットを買うことになる。僕らはその日開いてない場所だけを除いた€10のコースを選択。有名な『鉄の門(Porta Férrea)』から中に入ると、広々と気持ちのいい中庭に出た。観光の見どころは、この中庭をぐるっと囲むようにあるらしい。

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旧大学の『鉄の門』

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中庭は広々としていて気持ちがいい

一番有名なジョアニア図書館(Biblioteca Joania)は時間制で、チケットに書いてある時間まで10分ほど扉の前で待たなきゃいけなかった。この場所については前知識がなかったせいで、中に入った途端に思わず息を呑んだ。すごいっ、スゴすぎる! フィレンツェにあるミケランジェロがデザインした図書館も豪華だったけど、ここは格が違う感じ。デザインから装飾から、手を抜いてるような場所が一つもない。撮影禁止だったのが本当に残念だった。ネット検索でも写真は見られるけど、実際に見るのとは迫力が全然違う。

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ジョアニア図書館の入口

最初からすごい感動した後は、図書館の地下の展示を見たり、その隣の学生牢を見たりした。学生牢って確かドイツのハイデルベルクでも見たけど、学生専用の牢屋があったなんて、大学はそれだけで一つのコミュニティだったんだなぁ。図書館の隣にはサン・ミゲル礼拝堂(Capela de São Miguel)があって、ここは修復工事中だった。小さめの礼拝堂で綺麗だったんだけど、ここも撮影禁止だったのが残念無念。

この後は学生たちが利用するカフェテリアで一息つこうかと思ったんだけど、なんとなく惹かれる食べ物もなかったし、若い雰囲気の中におじさん二人で入っていくのもちょっと気が引けたのでやめておいた(笑)。建物の裏からはコインブラの景色を眺めることもできた。綺麗だったけど、やっぱり端の方は都会的なビルが立ち並んでいて、ちょっと残念な気がしたな。

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大学からコインブラの街を眺める

十分に観光した後は、旧大学の裏道に入って坂をどんどん下りていく。やっぱり大学の街だけあって、壁にもかなり落書きがされてる。でもギャングのタグのような落書きじゃなくて、反政府的なメッセージみたいなのが多かったのが印象的だった。

旧カテドラル(Sé Velha)の前には観光客の団体がいて、ガイドの説明を聞いてた。カテドラル関係はもう見飽きた感じだったのでここはパスして、そのすぐそばのカフェに入ってちょっと休むことにした。いつもの通りサイダーと、Tosta da Mistaというハムとチーズの焼きサンドイッチ。ランチ抜きだったんで、美味しかった!

ちょっと疲れが取れた後は、さらに坂を下って、Quebra Costasという坂の途中にあるバーでジンのオンザロックを飲んだ。今日観光を始めた頃は暑いくらいだったのに、なんだか寒くなってきたぞ。ホテルまで上着を取りに帰ろうかとも思ったけど、それをするには中途半端な時間なんだよなぁ。この後6時からファドの演奏の予約があるんだけど、自由席なのでチケットを貰った後は早目に並ばなきゃいけないから、結局僕は我慢することにした。Koreyは半袖のシャツでかなり寒そうだったので、近くの土産物屋でセーターを買ってた。バーから坂をすぐ下ったところにあるFado ao Centroでチケットを貰った後は、そのすぐ近くのカフェQuebra o Galhoに入ってホットチョコレートを頼んだ。

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雰囲気のいい坂の途中にあるバーで一杯

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コインブラは大きめの街だけど、裏通りはとてもいい感じ

カフェからはFado ao Centroの入口が見える。5時半くらいに3人くらい並び始めたのが見えたので僕らも並ぶことにした。ホットチョコレートを飲んだせいもあるかもしれないけど、店を出た時には少し暖かくなっていてホッとした。開演までの30分で列は結構伸びて、最後には20人くらい並んでたんじゃないかな。開館と同時に入場。僕らの前の人たちは最前列の右側に座ったので、僕たちは最前列の左側をゲット。舞台までは1mくらいしかない。これだけ近いと、なんだかこっちの方が照れくさくなっちゃうな。

開演時間になると、さっきのチケット係の女の人が舞台に出てきて、ファドについての解説をしてくれた。それに引き続いて、黒いマントに身を包んだ男性が3人登場。一人はシンガー、一人は普通のギター、もう一人は12弦ギターの奏者らしい。普通ファドは女性が歌うことが多いんだけど、ここコインブラでは男性がファドを歌うのが伝統的。もともとは男子学生が女性に歌を捧げていたのが始まりらしい。だから学生の黒マントを羽織ってるんだね。

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いよいよファドの演奏!

演奏が始まると…、やっぱりスゴイわ。リスボンで聴いた男性ファドシンガーよりも若いからか、もっと若い情熱、激しい感情が溢れ出てくる感じ。途中でシンガーが替わって、彼がほとんどの歌を唄った感じなんだけど、どちらのシンガーも音楽的に危ういところは何ひとつなく、安心して素晴らしいメロディーに身を委ねることができた。もちろんポルトガル語だから歌詞はわからないけど、歌の前にどんな曲かということをちゃんと解説してくれるので、その情景を目に浮かべながら聴くことができる。最後の方では観客に一緒に歌わせたり、昔は咳払いが拍手の印だったこともあるらしく、曲の終わりに観客がみんな咳払いしたこともあった。コンサートが終わった後は、裏庭でポートワインのサービス。そこでCDも売ってたので買ってしまった。音楽的に素晴らしかっただけじゃなくて、ファドに関する理解が深まるようなコンサートだったな。

この後はディナーに行くことにしよう。予定している Zé Manél dos Ossos(訪問記へ)は大人気でしかも予約が取れない場所なので、開店の30分くらい前だったけど店まで行って待つことにした。さすがに僕らが一番だったけど、開店時には10人くらいの列ができてたから、早く着いて正解だったな。店の壁は、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような混乱ぶり。面白い置物がたくさんあって、壁という壁を埋めるかのように客からのメッセージの紙が貼ってあった。大学の街らしくていいなぁ、こういうの。ここで出る料理も気取ってなくて、とても素朴で、でも最高に美味しいものばかり。本当にいい店だった!

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アルメディーナ門はライトアップされるととても綺麗

夕食後はかなり疲れていたので、僕はホテルに戻って寝ることにした。Koreyはさっきバーがあった辺りに戻ってみるとのこと。よくエネルギーが続くなぁ(笑)。
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by alexsea | 2016-10-24 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: ポートワインのテイスティング
今朝はちょっとゆっくり目に起きて、近くのパン屋で買ってきたパンとチーズとハムで朝食にする。今日は雨との予報だったから心配してたんだけど、窓から外を見ると晴れてる! このまま雨が降らないでいてくれればいいんだけどな。ポルトガルの、特にポルトのような北の地域では、10月くらいから雨が多くなってくるってことは聞いてたんだ。でも個人的に夏の旅行は大嫌い。ピークシーズンで何もかもが高いし、人は多いし、なにより暑いし! だから僕は10月くらいの端境期の旅行が大好きだ。

今日はドウロ川の対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)に行って、ポートワインのワイナリーをいくつか訪れる予定。ポルトに来たらポートワイン飲まなきゃ! カイス・ダ・リベイラは雨で地面が濡れてるけど、朝は人も少ないしとても綺麗に見える。ドン・ルイス1世橋を歩いて渡った後、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア側から見たポルトの街は、絵葉書のような美しさだった。河岸には古い船がたくさん並んでる。ほとんどポートワインの会社の名前が掲げてあったので、もしかすると昔ポートワインを運ぶのに使っていたのと同じタイプの船ってことなのかもしれないな。

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朝のカイス・ダ・リベイラは清々しい

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ドン・ルイス1世橋を歩いて渡る

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対岸から見るポルトの街

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川沿いにはポートワイン会社のロゴがズラッと並んでる

最初のワイナリーSandemanに10時のオープンと同時に入ったら、コンピュータがダウンしていてツアーができないと言われる。1時間くらいしたら復旧するかもしれないし、もし直らなくても何か方法を考えるとのこと。今いる客は名前を控えておいて、11時にツアーが始まり次第優先的に入れてくれるらしい。そんなやりとりをしているうちに、日本人の団体観光客が到着して中に入っていった。たぶん彼らはもうお金を払ってあるし、登録済みだからコンピュータがダウンしてても大丈夫なんだろう。いいなぁ。

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Sandemanはポートワインの有名どころ。そういえばケーブルカーには乗らなかったな

仕方ないので近くのCálemからは始めようかと思ったら、こっちはもう観光客で溢れていて結構待つらしい。Sandemanと被ることになっちゃいそうなので、こちらも断念。ちょっと肌寒かったので、Sandemanの隣の売店の中でホットチョコレートを飲みながら時間をつぶすことにした。こんなに寒いのはポルトガルに来て初めてかな。もうちょっと暖かかったら辺りを散歩できるのになぁ。

さて11時になったのでSandemanに入ると、まだシステムダウンのままらしい。でもツアーはスタート。かなり人が待ってたけど僕らは名前が控えられていたので、優先的に入ることができた。

Sandemanのロゴの帽子とケープを身に纏った可愛い女性が僕らのガイド。スペインの帽子とポルトガルの大学生が身に着けるケープで、2つの国をロゴで表現したらしい。木の樽がたくさん並ぶセラーを歩きながら、ポートワインがどんな風に作られるかを教えてくれた。普通のワインとは違い、発酵途中にアルコール度数の高いブランデーを入れて発酵をストップさせるらしい。だからたっぷりと甘味が残るんだそうな。あと教えてくれたことで印象に残ったのが、普通のポートワインは寝かせちゃダメだってこと。普通のワインは一定温度で保存すると熟成するものが多いけど、ポートワインは熟成せずに壊れるばかりなんだって。ヴィンテージのポートワインは例外らしいけど、普通のポートは買ったら半年以内に飲むのがいいらしい。普通のポートとヴィンテージのって、どう違うんだろう? あと、大雨が降るとドウロ川は氾濫するみたいで、セラーの壁にはいつどこまで浸水したかというサインが掲げてあるところがあった。セラーが浸水しちゃったら大変だろうなぁ。

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可愛いガイドのお姉さんによるツアー

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ロゴにはスペインの帽子とポルトガルのケープが

ツアー自体は30分で終了。その後はポートワインのテイスティング。赤と白のポートワインを試飲できた。赤の方はいかにもポートワインの定番といった感じの味。若いルビー(Ruby)だったけど、僕はもっと年季が入ってオレンジ色がかったトーニー(Tawny)の方が好きだな。白のポートワインは初めて飲んだけど、こっちはその色の通り爽やかな感じ。でも貴腐ワインやアイスワインとは違って、やっぱりポートの味だった。美味しかったけど感動はしなかったんで、買うのはやめておいた。持って帰るの大変だし。

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いよいよテイスティング。普通に美味しかった

Sandemanから出た後は、川辺を離れて坂をどんどん上って、またポートワインの有名どころTaylorへ。同じ坂道だけど、ポルト側とはまた風情が違って、こっちの方がちょっとおとなしい感じ。それと大企業のワイナリーが近くにあるからか、どことなくゴージャスさと庶民さが入り混じった面白い感覚があった。雨が降ったり止んだりの中、そんなことを考えながら坂を上って行った。

Taylorの中にあるレストランRestaurante Barão Fladgate(訪問記へ)には12時半の予約よりもちょっと早く着いてしまったんだけど、テラスからポルトの街のいい眺めを楽しみながらレストランの開店を待ってた。ここのレストラン、やっぱり有名なワイナリーが経営しているだけのことはあって、眺めがいいのはもちろんのこと、高級感があってサービスもとてもよかった。食事の方はちょっと塩辛いものが多かったけど、全体的にはいいレストランだと思う。Taylorのワイナリーに来る予定の人にはオススメかな。

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レストランのパティオからの景色。夏はいいだろうなぁ

この後Taylorのワイナリーの見学をしたんだけど、こっちはSandemanとは違って、音声ガイドを借りて自分で見てまわる、いわばセルフガイドツアーだった。そのせいかどこか他人行儀で、ワイナリーじゃなくて博物館を見学してる感じだったな。その点で言えばSandemanのツアーの方が僕は好きだった。最後のテイスティングルームはバーみたいな雰囲気のところで、これはTaylorの方がよかったかな。ここでも赤と白のポートワインを試飲できたけど、食事のときに白ポートワインをサービスされたこともあって、美味しかったけど感動はしなかった気がするな。同時に飲み比べてないので、SandemanとTaylor、どっちが良いとは言えなかった。

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Taylorの中の超巨大なワイン樽

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これでワインボトルの先を切ることができるらしい。
コルクがボロボロのときに使うのかな?

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ここでも赤と白のポートワインをテイスティング

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ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア側も坂が多いけど風情が違う

さて、宿に歩いて帰ろう。雨が降ったりしたせいか、急に気温が下がったみたいで肌寒くなってきた。ポートワインの試飲でちょっといい気持ちになってたので、僕は宿で昼寝。Koreyはまたバーに繰り出してた。よくエネルギーが続くよなぁ。目が覚めてもベッドでゴロゴロしてたんだけど、外からは雨音が聞こえてきた。観光中に雨にならなくてよかったなとか考えてたら、いきなり耳をつんざくような雷鳴! どこか近くにでも落ちたような音だった。窓の外の路地からは、「きゃー、ビックリしたー!」みたいな声も聞こえてくる。強い雷雨は5分ほどでどこかに行ったので、夕立ちのような感じだったのかな? それにしてもあの雷にはビックリしたぞ。

今日はお昼が普段より遅かったので夜のレストランの予約も遅めに入れてたんだけど、手持ち無沙汰になってしまった。だからちょっと早目にアパートを出て、カイス・ダ・リベイラのバーで食前酒を飲みながら時間をつぶすことにした。雨が降ったせいか日曜の夜のせいか、カイス・ダ・リベイラは昼間の混雑が嘘のようにひっそりとしていて、それに対岸のライトが川に反射してとても綺麗。一気にロマンティックになった感じ。

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夜はすっかりロマンティックになったカイス・ダ・リベイラ

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広場に溢れていた人たちもどこへやら

9時に予約していた Jimão Tapas e Vinhos(訪問記へ)では、本当に素晴らしいポルトガル風タパスを食べた。ここのマダムのサービスがまた格別。肩の張らない気軽な店なんだけど、彼女は一流レストランで働いてそうなサービスを提供してくれる。僕らが何皿か料理を頼んだ時に、「3皿が豚肉ですが本当にいいんですか?」と、出しゃばらず適格なアドバイスもくれた。食事の後には、店が面する広場の大昔の写真を持ってきてくれて、川の氾濫の話もしてくれた。食事も非凡で最高に美味しかったけど、このマダムのサービスが満足度を何倍にも高めた感じ。ここで食事することにしてよかった!

この後はどこにも行かずに、アパートに帰ってベッドに入った。ポルトの街、よかったなぁ。もう1~2泊くらいしたかったな。
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by alexsea | 2016-10-23 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: ポルトの散策
8時にモンサントを出発するために、ちょっと早く起床。7時半頃ダイニングルームに下りると、僕ら専用の朝食が用意されていた。ハムやサラミやチーズなんかのプレートに、パンが2種類、フルーツ数種に、ポットに入ったコーヒー。覆いをかけてくれてたんだけど、パンは少しだけドライになっちゃってる。でも何も食べないで出発するよりはずっといい。おばあさんたちの親切に感謝!

8時の教会の鐘を聞きながら宿を出ると、かなり雨が降ってる! ポルトガルに着いてから、こんなまとまった雨は初めてだな。雨の中を車まで歩いて、ポルト(Porto)に向けていざ出発。今回のドライブが一番長くて、だいたい3時間半くらいはかかる予定。途中雨は降ったりやんだりで、すごく霧が濃いところもあったりした。モンサントからは高速道路に乗るまでが結構長くて、一度乗ってしまえば後はスムーズ。2回くらいトイレ休憩したのかな。ポルトの景色が見えてきたのは12時近くになってから。ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)という川の対岸の町からポルトが見えたときには感動した。全体が丘になっていて、その斜面に所狭しと建物が並んでる。かなり大きな街なんだけど、ゆったりとして見えるのは、やっぱりドウロ川(Rio Douro)があるからなのかな。でもドン・ルイス1世橋(Ponte de Dom Luis I)を渡る頃になると、観光バスと共に観光客もたくさん見え始めた。橋から見るポルトの街は綺麗だったー!

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ポルトが見え始めた!

ボルサ宮の目の前の地下駐車場をネットで予約しておいたので、そこに車を止めて地上へ。まだ宿にチェックインはできないと思うので、荷物は車に残しておく。駐車場のすぐ隣のO Mercadoの中にあるレストランでピザのランチ。あまり美味しくなかったなぁ。このO Mercado、昔はその名の通り市場だったらしいんだけど、今ではイベントスペースとして使われているらしい。コンサートとかのポスターがたくさん貼ってあった。

この後はすぐそばのボルサ宮(Palácio da Bolsa)に行ってみた。ここはツアーでしか入れないところで、入口のディスプレイに何時にどの言語でツアーがあって、何%予約済みということが表示されてる。すぐ入れることを期待してたんだけど、英語のツアーが3時からと6時半からしかないので、今日は諦めることにした。

次の観光候補は、お隣のサン・フランシスコ教会(Igreja de São Francisco)。中は写真撮影禁止だったから残念なんだけど、あらゆる全てのものが金色で3Dな感じで、豪華なことこの上なかった。写真撮りたかったなぁ…。宝物庫やクリプトの方は写真撮影OKだったのになぁ。クリプトの中には床の下の人骨が覗ける場所があった。ここといいエヴォラといい、ポルトガルってこういうの好きだなぁ。エヴォラでのこともあったし、死者の怒りに触れるんじゃないかと、僕はちょっと怖かったりした。

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サン・フランシスコ教会の中が撮影禁止で残念!

ここを出てすぐに、宿から部屋が用意できたとの連絡があった。Oporto Golden Viewというアパート。ポルトの中心部はホテルもすごく高いんだけど、ここはドウロ川沿いの繁華街まで歩いて5分という素晴らしいロケーションなのに、2日で€144。ネットで見て即決してしまった場所。車に荷物を取りに行って、アパートまで3分くらいの道を歩いて行くと、建物の入口の前でオーナーのEduardoとElisabeteが笑顔で出迎えてくれた。建物の中に入ると、工事とかペンキの匂いがする。部屋に入ると、何もかもが新しくてすごく綺麗! このアパートの建物全体を改装したんじゃないかな。街中のアパートだからそれほどゆったり広いわけじゃないけど、キッチンからリビングは広々してるし、ベッドルームも快適なサイズだし、バスルームも広いしで、感動してしまった。それにオーナーの2人がすごくいい人たち! ウェルカムドリンクとしてポートワインをカラフェで用意しておいてくれたし、地図もちゃんと用意してどこに何があるかを教えてくれたし。この宿を選んでよかったと思う。

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新しくて居心地のいいOporto Golden View

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宿のすぐ外。ここから川辺の繁華街までは徒歩5分以内

ポートワインを飲みながら一服した後は、街に繰り出すことにしよう。まずは坂を上ってクレリゴス教会(Igreja dos Clérigos)の方へ歩いていく。ポルトは本当に坂が多い。こんなに坂が多いとは思ってなかった。やっぱり大都会だけのことはあって、広場になっているような場所では多くのレストランやカフェがテーブルを外に出してるし、通りを歩く人の多さも新宿を思い出させてくれるくらい。それでも変にせかせかしたところがないのは、古い建物と新しい建物が違和感なく融合してるからかもしれない。こういう雰囲気、前にエディンバラで感じたな。あそこも新旧がいい具合に混ざった場所で、僕にとってはとても居心地がよかった。

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こういう雰囲気いいよなぁ

いくつかの坂をゼーゼーいいながら上って、やっとクレリゴス教会に到着。と、教会の外には花びらと一緒にたくさんの米粒が落ちてる。結婚式の直後なんだ! 教会の中にも結婚式用と思われる白いブーケが飾ってあったし。式自体は見られなかったけど、教会の外は結婚式に参加したらしい人たちで溢れてたし、車を待つ新郎新婦も見ることができた。教会自体はバロック様式でドーム状の天井が綺麗だけど、そんなに大きい教会じゃない。ここの本当の名物は、クレリゴスの塔(Torre dos Clérigos)。この塔に上ると、ポルトの全てが見渡せるらしい。でも受付に行ったら30分待ちと言われて、あえなく玉砕。やっぱり週末の午後だからなのかな。30分も時間を無駄に使えないし、ただでさえ坂を上ってきて疲れてるのに、76mもある塔に上るのはキツそうだし。まぁポルトを離れるまでに来る時間があったらしいけど、別に上らなくてもいいやってのが本音だった。

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こんな感じの坂をどんどん上がっていく

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クレリゴス教会は結婚式の直後だった

次はここから歩いて5分ほどの、レロ・エ・イルマオン書店(Livraria Lello & Irmão)へ。世界で一番美しい書店として有名らしい。ハリーポッターの作者のJ. K. Rowlingも、ポルトに住んでいたときにここで執筆したこともあるとのこと。中に入るにはチケットが必要で、道の反対側の落花生を横に倒したようなブースで買うらしいけど…、20人以上の人が並んでるのを見て、ここでもまた玉砕。やっぱり週末の午後の観光は、こういうことを覚悟しなきゃいけないなぁ。中に入っても写真撮影は禁止らしいので、まぁいいや。

なんだか一筋縄ではいかない感じだけど、めげずに観光を続けよう。ここからまた繁華街を歩いて、次はサン・ベント駅(Estação de São Bento)に向かう。ここはただの電車の駅なんだけど、ポルトに来たら絶対行かなきゃいけない場所とまで言われている場所。とにかく駅構内のアズレージョがスゴイ! まるで美術館にでも来たかのようなスケールの大きさに、しばらく見入ってしまった。ただ綺麗なだけじゃなくて、それぞれにストーリーがある感じ。地元の人たちは気にも留めてないみたいだけど、観光客にとってはやっぱり堪えられない場所だった。

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サン・ベント駅の素晴らしいアズレージョ。これは一見の価値あり

この後は休憩も兼ねて、有名なMajestic Caféに行ってみることにした。この1921年創業のカフェは、ポルトの大ショッピングストリートであるサンタ・カタリーナ通り(Rua de Santa Catarina)にある。通りに入った瞬間にすごい人ごみ! これは新宿や秋葉原の歩行者天国を思い出させるな。だからMajestic Caféも観光客で溢れてて、こりゃダメかなと思った頃、ラッキーなことに通りに面する外のテーブルの一つが空いたので座れた。カフェの中でもいいけど、やっぱり外でピープルウォッチングしながら休憩したいもんね。ビールを頼んだんだけど、さすがにここは観光地価格で高かった。でも日本ほどじゃないかな。リスボンを出て以来こんな都会は久しぶりなので、リズムに慣れるのにちょっと時間がかかった気がする。ここでのピープルウォッチングで、感覚を調整できたんじゃないかな。

しばし体を休めた後は、カテドラル(Sé do Porto)まで歩く。中に入ると、今まさに結婚式が終わったところだった。なんだか今日は結婚式づいてるな。さっきの結婚式とは違って、今度は新郎新婦がカテドラルの奥の方から歩いてくるのが見えた。二人とも入口の脇のテーブルのところに立って、結婚式の客に挨拶をしてるみたい。そんな様子を眺めながら、カテドラルを見学しようと前の方に歩いて行くと、いきなりパイプオルガンから曲が流れ始めた。すごいー! なんだかこういうことが多い気がするなぁ。教会で突然音楽が流れ始めるの。音楽の神様が歓迎してくれているような気持ちになって、涙が出そうになってしまった。

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カテドラルでも結婚式が終わったところだった。お幸せに!

お金を払って回廊と宝物庫にも入ってみた。回廊は小ぶりだけどアズレージョの壁が見事だったし、屋上にも上ることができて気持ち良かった。宝物庫は小さかったし、修学旅行っぽい少年少女たちがたくさんいて激混みだったけど、まあまあ面白かったんじゃないかな。

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カテドラルの屋上から回廊を眺める

カテドラルを堪能した後は、そこから坂をどんどん下って川沿いに戻ることにした。カテドラルからちょっと下ったところには小さな広場があって、そこから見た街はすごく綺麗だった! やっぱりこの街、リスボンとはちょっと違う、しっとりとした魅力があるな。下っていく階段も、地元の人たちの家々も、すごくいい雰囲気を出してた。

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都会なのに落ち着いた雰囲気

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どんどん階段を下って川辺へ行こう

カイス・ダ・リベイラ(Cais da Ribeira)という川沿いのプロムナードに出たときには、あまりのギャップにビックリした。レストランやカフェがびっしりと川沿いに並んでいて、とにかく観光客だらけ。ここに来る地元の人はいるんだろうかって感じの大混雑状態。まぁ大都市だもんね。カイス・ダ・リベイラからはドン・ルイス1世橋が綺麗に見えて、川の対岸にはポートワインのワイナリーのサインがたくさん見える。明日はいくつかのワイナリーに行く予定なんだ。ドウロ川のクルーズもここから発着するみたいだけど、天気もいまいちパッとしないし、観光客で混みあった船に乗りこむのもちょっとためらわれたので、今回はパス。まぁ明日そういう気分になったら行けばいいかな。

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カイス・ダ・リベイラから見るドン・ルイス1世橋

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とにかく観光客だらけ!

歩き通しで疲れたので、川沿いのレストランのテラス席に座ってマティーニを注文。でも忘れてたよ、ヨーロッパでマティーニ頼んでいいのはイギリスだけだって…。ベルモットが入りすぎで甘くてまずーい。チビチビと飲みながら、カイス・ダ・リベイラを行き来する人並みを眺めてた。本当にポルトは新旧がうまく融合した街って感じで、僕にとってはとても居心地がいい。ポルトガルだったら住めるなぁって、本気でちょっと思った。

さてこの後は徒歩5分で宿に戻って、30分ほど昼寝。今日はポルトで一番という評判のレストランを予約してある。ちょっと街の中心から離れたところにあるので、部屋のオーナーに教えてもらったように、アパートからちょっと坂を下ったところの角にあるホテルの前でタクシーを拾った。15分くらいで到着。O Paparico(訪問記へ)は評判の通り、とてもいいレストランだった。でもやっぱりリスボンのBelcantoで食べた後だから、どうしても比べちゃうんだよね。ちょっと垢抜けてないというか、なんというか。美味しいことは美味しいけど、感動の薄い料理だったかもしれない。それでも十分に来た甲斐はあったけどね。

帰りのタクシーを呼んでもらって、外に出てビックリ。バケツをひっくり返したような豪雨! 本当にスゴかった。地面に叩きつけるような雨だったもん。こんな雨が昼間に降らなくてよかったー。アパートに着く頃にはだいぶ普通の降りになってたけど、入口の前の道は川のようになってて靴が濡れちゃったよ。明日は雨じゃなきゃいいけどな。

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宿の前の道は豪雨で川になった

Koreyは近くのバーにまた遊びに行ったけど、僕は部屋でちょっと旅行記を書いた後、すぐに寝ることにした。
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by alexsea | 2016-10-22 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: 岩の村、モンサントへ
今日はナザレを離れなければいけない日。ビーチで遊ぶわけでもないし、特にここにいて何をやりたいってわけでもないんだけど、離れるときにはなぜか後ろ髪を引かれる思いだった。

予定していた3つ目の修道院があるトマール(Tomar)までは、ナザレから1時間ちょっとの旅。トマールのキリスト教修道院(Convento de Cristo)は、昨日の2つの修道院とは雰囲気が違って、まるでお城のような外観だった。

最初見学し始めたときには思わなかったんだけど、この修道院広すぎ!! 回廊だけで4つ以上もあって、地図を手にしていても「あれ? こっち行ったっけ?」としばしば迷子になってしまった。本当に色々なものがあって、この修道院自体が一つの村のように感じる。たくさんある回廊もそれぞれに雰囲気が違っていて面白かったんだけど、やっぱりここでの見どころといえば、『テンプル騎士団聖堂』だと思う。部屋の真ん中の円堂は、まるで天井に溶け込むかのようなカーブを持っていて、色とりどりに装飾されていて豪華そのもの。SFに例えるのが好きだねって言われそうだけど、本当にSF映画の宇宙船のコンピュータかコアエンジンルームみたいな感じに思えてしまった。とにかく、ものすごい存在感だった。

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圧倒的な存在感のテンプル騎士団聖堂

あと印象に残ってるのは、修道士たちの寝室。長い長い廊下に小さい部屋がたくさんあって、言っちゃ悪いけどまるで牢屋みたいな感じ。部屋の一つは暖房専用になっていて大きな煙突があり、ここで薪を燃やして、その空気を各部屋に流していたらしい。今でいうセントラルヒーティングだけど、効率は悪かっただろうなぁ。

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大小の回廊がたくさんある

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長い廊下に並ぶ修道士たちの寝室

最後には足が痛くなってしまうくらい広い場所で、ここに他の2つの修道院の後来なくてよかったと心から思った。もし3つの修道院を一日で周ってたら、肉体的にも精神的にもキツかったと思う。

修道院を出た後は、駐車場の脇にカフェがあったので、そこでランチとしてパンを食べることにした。クロワッサンのようなパイ皮の中にソーセージが入ったヤツだったんだけど、これが美味しくないことこの上ない。この先モンサントまで行く途中でどこで食べられるかわからないから、ここで食べておくのがベストだと思ったんだけど…。

今日の目的地モンサント(Monsanto)までは、ここから約2時間ちょっと。途中から細い道になって、いくつかの小さな村を通り抜ける。人もまばらだったし天気もどんよりとした曇り空だったので、なんだか寂しい感じだったなぁ。村と村の間は、本当に何もないような草原が広がってたし。ふと気づくと、大きな岩山の中腹くらいに村があるところが見えた。あれがモンサントだ! 細いウネウネ道を上っていって、やっとのことでモンサント到着。止めようと思っていた駐車場は満杯だったので、路上駐車した。幸い車を止めるところはたくさんあったし。

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あの岩山に村が見える。あれがモンサントだ!

ホテルには1時半過ぎに到着。Casa Pires Mateusという場所。おばあさん姉妹が経営していて、建物はかなり新しくていい感じ。一泊€60。おばあさんたちはあまり英語が話せないらしいので、Koreyがポルトガル語に堪能でよかった。チェックインのときに地図を見せてくれながら、どこに何があるとか色々と細かく教えてくれた。明日の朝食は9時かららしいんだけど、僕たちは8時頃モンサントを出発しなきゃならないのでそのことを伝えると、「それじゃダイニングのテーブルの上に、あなた達専用で今晩から出しておくわね」とのこと。こういう心配りはとても嬉しい。

部屋に荷物を置いて顔を洗ってリフレッシュした後は、待ちに待ったモンサントの観光。村の細い道は石畳で覆われていて、石造りの建物ばかりでとても雰囲気がいい。観光案内所に行ってみると、2時すぎだというのに開いてない。ドアにも午後は2時からと書いてあるのになんで開いてないんだろう?と不思議に思っていた矢先に、バイクに乗った男の人が到着。鍵を開けて中に入っていった。このノンビリ感がまたいい(笑)。中で地図をもらってから、頂上の城跡まで行ってみることにしよう。

どんどん坂を上っていくと、いかにこの村が巨石と共存しているかがよくわかる。背丈の2倍以上もある大きな岩があちこちにあって、それらを除けて村を作ってるんじゃなくて、逆に活用している感じ。二つの大きな岩に挟まれた間には『洞窟』という名で部屋を作ってあったり、傾いた岩があるところには、その下に石のブロックを積み上げて塀のようにしてたりとか。すごく現実離れした光景だけど、作り物のように感じられないのは、岩の表面が苔むしていて時代を感じさせてくれるからだろう。

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岩だらけのモンサント

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岩と生活感のある洗濯物とのシュールなブレンド

城壁の手前には、なぜか石で作られた豚小屋があった。『豚小屋』って名前は地図に書いてあったから、昔豚小屋に使ってたのかなとか思ったんだ。ブヒブヒ音が聞こえるのは臨場感を出すためにテープか何かで流してると思ったんだけど、いきなり本物の豚が顔を覗かせてビックリ。なんかちょっと疲れた顔をした豚だった(笑)。

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石造りの豚小屋の中には本物の豚が!

大きな岩に囲まれながら、運動不足の体にはかなりキツイ坂を上って城跡の中に入る。これは本当に城の遺跡だね。門と城壁、塔や井戸のようなものが残ってるだけで、他は昔どんな姿をしていたのかわからないものばかり。見張り塔のようなものがあることから、昔は何かの守りの拠点だったのかな。教会とかも建てられてたけど、これは城よりもずっと後の時代のものだと思う。墓地が発掘された場所もあって、内側が人型をした石棺がいくつもあって、ちょっと怖かった。

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こんな急な坂道を上っていく

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城跡の一番上は広場みたいになってる

一番上には山の頂上を示すであろう柱が立っていて、ここからの村の風景は素晴らしかった。遠く彼方には水のようなものも見えたけど、川か湖なんて近くにあったっけ?

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頂上から見たモンサントの村

体に鞭を打ちながら1時間近くも城跡を見学してたけど、そろそろ一服したいなぁ。見晴らしのいいテラス席のあるレストランみたいなところが途中にあったので、そこに行くことにしよう。Taverna Lusitanaというレストランには、屋上に木でデッキが作ってある。ちょうど一番上のテーブルが空いたのでラッキーだった。ここからだと村の方も、城跡の方も、どっちも見渡せる。サイダーを飲みながら、重労働で吹き出た汗を乾かしながら、この岩だらけの不思議な村の景色を心ゆくまで楽しんでた。

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村を眺めながら一服

しばらく休憩した後は、村の道を練り歩いてみることにしよう。地元のおばさんたちが手作りの人形を売ってたり、家の外で煙草ブレイクしてるおばさんがいたり、もう地元の色が満載だった。屋根の上に大きな岩が突き出ていたり、岩に溶け込んでしまったかのような家もあって、もう僕は驚いてばかり。こういう風景が見たかったんだ。本当に来てよかった! 途中で工事中の家があって横目に見ながら歩いていたら、英語を話すおじさんが出てきて、中を見せてくれたりした。彼はリスボンに住んでるポルトガル人なんだけど、このモンサントが大好きでちょくちょく来てるらしい。家もここに何軒も持っていて、人に貸したりしているらしい。長期滞在者用のアパートみたいな感じなのかな。すごくフレンドリーに改築のことを話してくれて、なんだか嬉しくなってしまった。こういう旅先のコミュニケーション、後々まで記憶に残りそうだ。

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岩に支えられてるような家があったり

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屋根まで岩が突き出た家があったり

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岩の上に建てちゃったような家があったり

村は小さいから1時間もあれば十分に見学ができてしまう。疲れたことだし、ホテルに戻ってちょっと休むことにしよう。部屋で1時間ほど寝た後ベッドから出たら、全身が震えだしてビックリした。それほど寒いっていう気温じゃないのに、寒くて寒くてたまらない。たまらずにベッドの中に戻って、震えながら体を温めるように動いたら、少しはましになった。こんな震えはギリシャで1日インフルエンザにかかったときに経験したなぁ。でも今回は熱があるような感じもないし、震え以外は全て正常に思えるし、一体なんなんだろう? 夕食に行く時間までにはなんとなく収まったのでよかったけど、これは本当に焦った。もしかしてこれは脱水症状の一つなんじゃないかなぁ。城跡を探索してるときに、喉は渇いてなかったので水は飲まなかった。下りてきてからもサイダーとかアルコールの入ってるものを飲んでたし。これからは気をつけなきゃ。

夕食は Adega Tipica O Cruzeiro (訪問記へ)で。最初に着いたときには誰もいなくてドキドキしたけど、そのうちに人が出てきてくれてよかった。この村では10分くらいの遅れは当たり前なのかもしれない。ディナーは量がすごく多かったけど、素晴らしい味で大満足! ワインもたくさん飲んでいい気持になっちゃった。いつも食事のときにはあまり飲まない水もがぶ飲みしてたんで、やっぱり体に水分が足りてなかったんだなぁ。危ない危ない。

レストランからホテルまでは歩いて5分ほど。とても静かな夜の村は、オレンジ色の光に照らされて、まるでこの世のものではないような気さえする。ポルトガルに来たいという気を起こさせてくれたこの村の写真。実際に来ることができて本当によかった。交通の便は悪いけど、こういう雰囲気が好きな人は一度は来てみる価値があると思う。

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ひっそりとした村はミステリアスな雰囲気

9時過ぎにはベッドに入って寝たと思う。明日はポルトまでの長時間ドライブだ。
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by alexsea | 2016-10-21 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: ナザレから修道院巡り
今日は本当はナザレに滞在してペデルネイラ地区とシティオ地区を見ようと思ってたんだけど、ペデルネイラ地区はあまり面白くなさそうだし、明日モンサントに行く途中で3つも修道院に寄るのはちょっと消化不良になりそうだし…。ということで、今日の午前中は近くのアルコバサとバターリャにある、世界遺産にも登録されている修道院2つを見に行くことにした。ホテルで朝食をとって、8時半頃ナザレを出発。今日はどんよりとした曇り空だけど雨は降ってないし、海で遊ぶわけでもないからいいんだ。

最初の目的地アルコバサ(Alcobaça)には9時過ぎに到着。アルコバサ修道院(Mosteiro de Alcobaça)は開館直後だった。入口でチケットを買うときに、3つの修道院の共通チケットがあると教えてくれた。個別に行くと€6ずつだけど、アルコバサ、バターリャ、トマールの3つの修道院の共通チケットは€15。それに一週間の有効期限ということで、今日・明日で3つ全て訪れる予定の僕らには嬉しいニュース。たった€3得なだけだけど、ちょっとでも安いのに越したことはない。

修道院に入ってすぐは教会なんだけど、この光景に息を呑んだ。まるでSFの世界のような感じ。後で知ったんだけど、ここは質素をモットーとする宗派で、禁欲主義をベースにデザインされたらしい。だから絵や彫刻なんかは一切なし。本当に映画の中の世界みたいで、のっけから感動させてもらった。

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まるでSF映画にでも出てきそうな教会

教会の奥には悲恋の物語の主人公たちが眠る棺が置いてあって、これらの棺の彫り物がすごい。真っ白で色が全く使われていないからかもしれないけど、すごく純粋なもののように感じた。愛し合っていた二人なのになぜ足を向け合って棺が置かれているかというと、最後の審判の後、起き上がったときに初めて見る相手がお互いでありたいという願いかららしい。すごくいいストーリーだけど、こういう棺を見るといつも思ってしまうのが、中に本当に遺体が入っているんだろうかということ。もし入っているとすると、こんな風に大勢の観光客に毎日見られても大丈夫なのかなーってこと。やっぱり日本とヨーロッパでは、死者に関する感覚が全く違うみたいだ。

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棺の装飾の素晴らしいこと!

まだ観光客はまばらだったので、静かな回廊はすごく雰囲気がよかったし、『僧の広間』と呼ばれる場所は天井のアーチが素晴らしくてツボにはまりまくりだった。厨房や食堂も、今といかに生活感が違うかってことを目の当たりにできた気がする。

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こういう雰囲気大好き。他に人がいなかったから特に。

空いてたし結構早いペースで見たので、40分くらいで見学が終了してしまった。でもものすごく印象に残った場所だった。修道院を出る頃には、観光客の団体が大勢教会の中に入ってきてた。静かに見学できたことに感謝!

次の目的地は、バターリャ(Batalha)のバターリャ修道院(Mosteiro da Batalha)。アルコバサからは30分以内で着ける場所なんだけど、途中でGPSがメインの道を外れて裏道に誘導してビックリした。地図で見てみるとメインの道をずっと真っすぐ走っていればいいはずなのに、なぜか一本外れて小さい村の中の道を通ってる。だからスピードも落とさなきゃいけなかったし。10分くらいその道を走ったら、またメインの道に帰るように言われた。んー、このGPSの地図データ、たぶん古いんだろうなぁ。たぶんデータが作られた当時は、メインの道路は工事中か何かで迂回しなきゃいけなかったんだろう。スマートフォンのGPSの信頼性がわからなかったので、専用のGPSを買ってきたのが裏目に出たか…。

バターリャ修道院では回廊がすごくよかった。緻密で繊細な装飾で覆われていて、古い建物をより荘厳に見せてくれてた。あちこちにモダンアートが置いてあったのも印象的だったな。古いデザインの中の新しいアート、このギャップが個人的には大好きだ。『参事会室』には無名戦士の墓があって、二人の兵士がガードしてる。修道院の中に無名戦士の墓があるなんて知らなかったから、ちょっとビックリしたな。この修道院で一番印象に残っているのは、最後に見た『未完の礼拝堂』。アルハンブラ宮殿を思い出させるような緻密な装飾が散りばめられていて、ステンドグラスもちゃんとはめ込まれているんだけど、なぜか屋根がない。そのせいか遺跡のような印象も受けるんだよなぁ。薄暗い中で見る礼拝堂と違って、すごく新鮮に思えた。

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雰囲気のいい回廊の真ん中にはモダンアートが置いてあったり

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無名戦士の墓は、どこでも厳格な雰囲気を受ける

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未完の礼拝堂は屋根がない。またそこがいい。

やっぱり修道院を立て続けに2つ見ると、結構お腹いっぱいな気がする。当初のプランのように、モンサントに行く前に3つの修道院に寄るっていうのは、ちょっと無謀だったな。

ナザレに帰ってきたのは12時半頃。どこでランチを食べようか決めていかなったので、安直に宿の一階にあるレストランAdega Oceanoで食べることにした。でもこれが大当たり。またパスタ的な気分だったのでエビのスパゲッティを頼んだんだけど、このソースがすごく美味しくてビックリ。もちろんエビも新鮮で臭みが全くない。なかなかいいレストランなのかもしれないな。宿に泊まってるってことで、割引価格だったのも嬉しかった。

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予想外に美味しかったエビのスパゲッティ

この後は崖の上のシティオ地区(O Sítio)に行く前に、海岸沿いからちょっと中に入ったペスカドーレス地区(Bairro dos Pescadores)を歩いてケーブルカーまで行ってみることにした。海岸沿いの道は活気があって観光地のようだったけど、ちょっと中に入ったらすごくローカルな雰囲気になる。地元の人が家の外に出した椅子でくつろいでたり、ナザレの素顔が見られる感じかな。そうそう、今夜予定していたレストランもこの辺りなので、位置確認のためにちょっと覗いてみることにしよう。レストランRosa dos Ventosに行くと…、えー閉まってる! エヴォラの二の舞ですか。22日にならないとオープンしないらしい。仕方ないので第二候補のレストランA Tasquenhaに行ってみると、こっちも閉まってるー! 10月のこの時期、みんなバケーションに行っちゃうのかなぁ? ホテルに帰ったら今晩のレストランをネットで探さなきゃ…。

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ペスカドーレス地区は海岸沿いにはない生活感が

ケーブルカーの駅はすごくモダンな感じで、最初は銀行かと思っちゃったくらい。往復料金€2.40を払って、シティオ地区へ上っていく。いつのまにか空を覆っていた雲はどこかへ消えて、青空が広がってる。これは上からの景色が楽しみだぞ。

シティオ地区は、なんだかまるで違う町みたい。ペスカドーレス地区のような生活感がなくて、もう少し高級な感じ? メインの広場のすぐ横にあるのが、メモリア礼拝堂(Capela da Memória)。なんでも昔々ある城主が馬で狩りをしていたときに、獲物を追って崖から落ちそうになったんだって。その時聖母マリアが目の前に現れ、馬が崖から後戻りして奇跡的に助かったらしい。その城主が感謝のために、礼拝堂をここに立てたとのこと。本当に小さい礼拝堂で、中にはハエが何匹も舞ってたりして入るのがちょっとためらわれちゃった。中のアズレージョに覆われた小さな階段を下ると、キリストに乳をやるマリア像があって、天井にはその言い伝えを描いたアズレージョがある。ちゃんと花が供えてあるところをみると、地元の人たちもお参りに来てるんだろうな。

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崖っぷちに立つメモリア礼拝堂

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ここのストーリーが天井のアズレージョに描かれている

メモリア礼拝堂の横の展望台からは、素晴らしいナザレの景観が楽しめる。ビーチにはほとんど誰もいないけど、夏のピークシーズンにはたくさんの人で賑わってるんだろうなぁ。この展望台の前あたりには豆を売ってるおばさんたちが何人かいたけど、アメリカのガイドブック著者Rick Stevesによれば、季節によってフジツボを売ってるらしい。ポルトガルではフジツボを食べるんだって。僕も食べてみたいと思って期待してたんだけど、残念ながら見つけられなかった。どんな味がするんだろう?

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展望台からの素晴らしい景色!

シティオ地区のずっと端には灯台があるらしいけど、僕らはなんとなく長時間歩く気にはなれなかったのでパス。メインの広場のすぐ横にある、大きなノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会(Igreja de Nossa Senhora da Nazaré)に入ることにした。この教会の内部はバロック様式でとても豪華。アズレージョもふんだんに使ってある。静かな音楽が流れていてすごく気持ちがいいんだけど、近くで工事でもやってるのかチェーンソーのような音も聞こえてきて雰囲気が台無し(笑)。

ここにはナザレの名のきっかけとなったマリア像が置いてある。ある僧が8世紀頃マリア像をこの地に持ってきたんだけど、それがイスラエルのナザレのものだったことに由来するらしい。教会の1階に置いてあるのはレプリカで、お金を払うと奥の階段から2階に上がって本物を見ることができる。さすがに1,300年以上も経っているので本物は真っ黒になってしまってるけど、これがこの辺りの人々の信仰の中心になってたことを考えると、結構感慨深いものがある。

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町の名の由来となったマリア像

ちょっと疲れたので広場の脇にある店に入ってアイスクリームを食べながら休憩した後、ケーブルカーで下に戻る。その後はゆっくりと海岸を散歩。地元の人たちがベンチに座ってお喋りしてる。一人の女性はナザレの伝統的な衣装を身にまとっていて、都会的な海岸沿いに地元の色を添えていた。ビーチにはたくさんの魚を干して売っているおばさんたちもいて、ちょっと魚臭いんだけど美味しそう。僕もすごく食べてみたかったんだけど、慣れないものを食べてお腹を壊すといけないからやめておいた。あー残念!

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海沿いの道では、地元の人たちが午後のお喋り

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干物を売っている場所も。美味しそうだったなぁ

この後は僕はホテルでシャワーと昼寝。Koreyはその間バーに行って、よさそうなレストランを探して予約を取ってきてくれた。夕食までの間は海が見えるテラスに座って、買ってきたワインとビールでリラックス。雲がなくなったので、真ん前に沈んでいく夕陽がとても綺麗だった。

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ホテルのテラスで、ワインを飲みながら夕陽が沈んでいくのを眺めてた

Koreyが見つけてきたレストランはMaria do Mar(訪問記へ)。ケーブルカー駅の近くのレストランで、ネットを見ると結構評判が良さそう。すごくアットホームなサービスもよかったし、イカ&エビライスはちょっとライスが硬かったけどとても美味しかった。経営者のMarinaは、レストランの名前についてるMariaの娘さんらしい。店で時々ファドのショーもするみたい。Marinaもファドが大好きらしく、鼻歌を歌いながら後片付けとかしてたのがおかしかった。楽しいおばさんだったなぁ。

美味しい料理とワインでちょっと暑くなってしまった。涼しい海風で顔の火照りを冷ましながら、海岸沿いをゆっくりと歩いてホテルまで戻った。明日はナザレを離れなければならない日。人ごみは嫌いだけど、夏のナザレも体験してみたいなとかちょっと思った。
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by alexsea | 2016-10-20 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: ポルトガル版ストーンヘンジと、オビドス、ナザレ
今日も予定が満載なので早起きして、7時半にホテルで朝食。食べ物のセレクションはあまり多くなくて、一人€6。でもホテルだから仕方ないか。

もう一日くらい居たかったエヴォラに別れを告げ、車に乗っていざ出発。今日の最終目的地はナザレだけど、その途中にオビドスにも立ち寄る予定。旅行のプランを立てているときに、エヴォラの近くにポルトガル版ストーンヘンジがあることをネットで発見。『アルメンドレス環状列石』(Cromeleque dos Almendres)と呼ばれるもので、エヴォラから車で30分ほどの場所にあるらしい。こういうものがすごく好きな僕としては、ぜひ行かねばなるまい!

小さい村を通り抜けてアルメンドレス環状列石へ向かったんだけど、なんと途中から舗装されていないダートロードだということが判明。かなりスピードを落とさなければならなかったので、到着までは45分くらいかかってしまった。ダートロードの周りはコルクの木だらけ! ポルトガルはコルクの産地として有名だもんね。つい最近表面を削り取ってコルクを収穫したらしく、木の幹が赤茶けた色になっていて数字の6が書いてある。あの数字はなんだろうねって話してたんだけど、他の数字が書いてある木は幹が再生しつつあることもあって、これはコルクを取った年の最後の一桁なんじゃないかっていう結論に達した。後で人に聞いてみたら、まさにその通りだったらしい。コルクは9年に一度収穫することができるんだって。

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収穫された後、丸裸になったコルクの木

ダートロードはかなり狭いので他の車とすれ違ったら大変だなと思ってたんだけど、観光客にはあまりよく知られていない場所なのか、誰ともすれ違うことはなかった。唯一到着直前の駐車場で、入れ替わりに他の車一台が出て行ったくらい。だから現地では僕らだけ。貸し切り状態でこれを見れるなんて、本当に嬉しかった。

アルメンドレス環状列石は、紀元前4,000~6,000年の間に立てられたものらしい。1960年代に発見されたときには列石のほとんどが倒れてしまっていたんだけど、70年代から90年代にかけての考古学者たちによる研究の成果によって、今のように立て直されたらしい。東西に長い楕円形であるということや昼夜平分の位置関係などから、太陽と月の動きに深く関わっているということはわかっているらしいけど、詳細はまだ不明とのこと。ただ、『自然のサイクル』を祝う神聖な場所だったんじゃないかという説はあるらしい。いくつかの石には、円や蛇、コップなどの彫り物がされているものもあるけど、長年の浸食によってほとんど消えてしまっているとのこと。

なだらかな坂になっている広場に人の背ほどもある大きな岩が何十個もそびえ立っているのは、本当に壮観だった。僕ら以外誰もいないこの場所、聞こえてくるのはサワサワという葉擦れの音と、僕らの足音だけ。今から6,000年以上も前の文化がどんなものだったのか、そんなことを考えるのにピッタリの舞台だったな。本当に気持ちのいい場所。ここに来ることができてよかった。エヴォラに行くことを決めたのはアルメンドレス環状列石のことを知る前だったし、こんなにも感動するっていうのは、もしかするとこの場所に呼ばれたのかもしれないな。

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本当にストーンヘンジだ。すごいー!

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6,000年も前の昔に、この場所で何が行われていたんだろう?

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帰り道にあったコルクの木。本当に幹がコルクなんだ!

この後はまたダートロードをゆっくりと運転して、西へと車を走らせる。約2時間でオビドス(Óbidos)到着。11時過ぎには、なだらかな丘の斜面を抱くように白い壁の家々が見えてきた。城壁のすぐ外には大きい駐車場があって、人の多さからここが観光地であることを再認識させられる。車を止めてまず目に入るのは、外側の駐車場の向こうにずっと長く延びている水道橋。静かに佇む無数のアーチは、悠久の時を感じさせてくれる。人の多い城壁側とは対照的な感じ。

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オビドスの水道橋

観光案内所で地図をもらった後、いよいよ城壁の中に歩いていこう。町に続く城壁の門は、ポルタ・ダ・ヴィラ(Porta da Vila)と呼ばれている。中のアーチのところはアズレージョで覆われていて、とても綺麗。18世紀のものであることを感じさせない、はっきりとした色だった。

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ポルタ・ダ・ヴィラのアズレージョはとても綺麗

この門からは、オビドスのメインの通りであるディレイタ通り(Rua Direita)がまっすぐ延びていて、その両側はレストランや土産物屋で溢れてる。白い壁に青や黄色の縁取りがしてあってとても綺麗。所々には大きなブーゲンビリアの木があって、赤紫色の花が白い壁と青空に映えて息を呑むような美しさだった。

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この色のコンビネーションが何とも言えない!

レストランの外でジンジーニャをチョコレートカップに入れて売ってるところがあったので、一杯飲んでみた。飲んだ後にチョコレートを食べると、サクランボの風味とチョコレートがとてもよくマッチしてすごくいい。ケーキとかでもチョコレートとサクランボの組み合わせはよくあるもんね。

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チョコレートカップ入りのジンジーニャは納得の美味しさ

この後は、町の中心にあるサンタ・マリア教会(Igreja de Santa Maria)に寄ってみた。こじんまりとした教会で、壁はアズレージョに覆われ、祭壇の向こうには数々の宗教画が見えた。教会のすぐ前の広場には屋外のバーがあって、とても気持ちよさそう。後で時間があったら来てみることにしよう。

またディレイタ通りに戻って、その一番終わりまで行ってみることにした。行き止まりのサンティアゴ教会の隣には、城壁にアーチの門が開いていて、その向こうから城壁に上れるようになってるみたいだ。この門のところにはまたミュージシャンがいて、ちょっとビデオを撮っていたらダメダメと言われた。仕方ないので€1をギターケースに入れて立ち去ろうとしたら、(お金をくれたから)撮ってもいいよとのこと。なるほど、チップ抜きの撮影はダメってことだったんだね。僕はいつも撮影するときにはチップを忘れないようにしてるんだけど、この時はいい曲を演奏してたから、それをまず撮ってからチップを渡そうと思ってたんだ。皆さんも撮影時にはチップをお忘れなく。

ちょっとだけ城壁に上ってみたけど、やっぱりいい景色。周りにはのどかな風景が広がっていて、とても気持ちいい。城壁の上を歩いてオビドスを一周している人たちもいたけど、僕らはこの風景だけで十分な気がしたので、パスすることにした。

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城壁から見える、のどかな景色

さあオビドスの城壁内はここが終点なので、今来た道を戻ることにしよう。さっきの門のすぐ横には、ずっと前は城だったんだけど今はホテルになっているポザーダ・カステロ・オビドス(Pousada Castelo Óbidos)がある。豪華絢爛というわけではないけど、落ち着いた高級感のある場所だった。僕のように、ホテルは場所がよくて清潔なら安い方がいいという人間には向いてないけど、ホテルの高級感も重視する人にはいい場所なんじゃないかな。

さっき通り過ぎてきたサンティアゴ教会に入ってみると…、あれ、ここ教会じゃなくなったのかな? 中は本屋になっててビックリした。昔祭壇だったであろう場所の方まで本棚があって、結構面白い雰囲気だった。

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こんな風情のある小路がたくさん

お昼までには少し時間があるので、さっきのサンタ・マリア教会の横の屋外バーで、ちょっとビール休憩。この日は日差しが強くてちょっと暑かったので、日陰のテーブルでくつろいだ。その後レストランの開く時間になったら、調べてきたPetrarum Domusという場所でお昼にすることにしよう。あれ、ここはさっき店の前でジンジーニャを飲んだところだ。石造りの店内は、なんとなくワインセラーを彷彿とさせる感じ。僕はここでビーフ・ストロガノフを頼んだんだけど、これが大当たり! パプリカが効いていて、なんとなくハンガリーのグラーシュを思い出させる味。肉も臭くないし、こんな美味しいビーフ・ストロガノフは初めてかもしれない。観光地のレストランで心から美味しいランチを食べられることって結構稀なんだけど、今回はとてもラッキーだったな。

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予想外に美味しいビーフ・ストロガノフ

ランチの後はディレイタ通りを外れてサン・ペドロ教会(Igreja de São Pedro)に行ってみたんだけど、なぜか閉まっていてガッカリ。この辺りは歴史地区に指定されているらしく、昔僧侶が住んでいて19世紀には市庁だった建物とかがあって興味深かった。観光客もあまりいなくて、静かなオビドスを楽しむことができたし。

さて、この裏道を通って再びポルタ・ダ・ヴィラを通り抜け、車に戻ってナザレに向かうことにしよう。オビドスは確かに可愛い町だったけど、あまりにも観光地化されている気がして、のんびりしようという気にはなれなかったなぁ。観光客と土産物屋の多さに、なぜかここがアミューズメントパークのように「作られた」場所のようにも思えてしまった。まぁ僕らも観光客だから文句は言えない。やっぱりこういう場所が本当の顔を見せるのは、日暮れの後なのかもしれない。

オビドスからナザレ(Nazaré)までは結構近くて、約30分の車の旅。あれよあれよという間にどんどん家が多くなってきて、気づいたらビーチタウンの様相だった。サレマのような小さな漁村に比べたら、ナザレは都会だー!

2時過ぎにAdega Océano Hotelにチェックイン。海沿いのレストランの上に宿があって、一晩€30と超お得だった。僕らの部屋は横の路地に面しているので海はちょっとしか見えないんだけど、海に面する側に共用のデッキがあって、テーブルも椅子も置いてある。これはなかなかいいかも。

今日は何も予定を入れてないし、朝から観光続きで結構疲れてしまっていたので、Koreyが外をぶらついてる間に昼寝することにした。歳も歳だし、こういうブレイクがないとやっていけないや(笑)。

1時間ちょっと休んだ後は、ビーチ沿いを歩いてみることにした。いやー、やっぱりナザレは大きい。サレマとエヴォラの後だから、いきなり都会に来てしまった感じがする。ビーチ沿いの道には波の模様にタイルが敷いてあって、ブラジルのコパカバーナビーチを思い出させてくれた。リオデジャネイロはもっともっと都会だけど、ナザレはそのミニバージョンみたいな感じかな。それでもかなり大きい街だけど、まだ少しは田舎っぽさも残ってる気がする。

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ナザレの海岸沿いは、コパカバーナビーチのミニバージョンって感じ

ビーチに張り出すようにバーがあったので、そこに入ってサングリアを飲みながらしばらく海を見ていた。さっきまで青空が広がってたのに、かなり雲が出てきたな。それほど暑いって気温じゃないので、海辺で遊んでいる人は数えるくらいしかいない。たぶん水が冷たいんだろうな。帰ってきたらしい漁船には、たくさんの鳥が群れていた。大漁だったから、そのおこぼれを貰おうとしてるんだろうな。さっきまで水際で遊んでいた人が素っ裸になって着替えてたりして、ヨーロッパの感覚の違いを思い知らされたりもした(笑)。

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美味しいサングリアを飲みながら、ビーチ沿いのバーでリラックス

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晴れた日には夕陽が素晴らしいんだろうな

曇ってきたら風が冷たくなってきたので、ホテルに戻って上着を着ることにした。今夜の食事は Taverna “do 8 ó 80”(訪問記へ)。僕が昼寝している間に、Koreyが歩いて行って7時半に予約を入れてきてくれたんだ。ナザレはもちろんシーフードの街だけど、ここは肉料理が美味しいと聞いてる。旅行プランを立てているときに、たぶんポルトガルではシーフードばかり食べると思うから、この辺で肉料理を入れておこうと思ったわけ。でも考えてみたら昨日エヴォラでも肉を食べたような。

結果的に、すごく美味しかった! 仔牛肉(といっても仔牛と成牛の中間ぐらい)のステーキは、自分たちで焼くこともできるし、キッチンで焼いてもらうこともできるんだけど、僕らは焼いてもらうことにした。表面だけを焼いた肉をテーブルまで持ってきて、目の前でスライス。それをまたキッチンに持ち帰って、好みの加減にまで調理してくれる。完成品と一緒に色々なソースやチャツネが出てきたんだけど、この肉は何もいらない! ジューシーで肉の旨みが溢れていて、それだけで最高の美味しさ。なるほど、肉料理が美味しいと評判のレストランなわけだ。美味しい肉を頬張って、美味しい赤ワインを飲んで、すっかり気持ちよくなっちゃった。

レストランを出たら、昼間はあんなに活気がある感じだったビーチ沿いの道が、暗くなったら結構ひっそりとしてる。たぶん夏場は夜も賑やかなんだろうな。ナザレのシティオ地区に上るケーブルカーが、3色にライトアップされていてちょっと綺麗。明日は周辺の観光をした後に、シティオ地区にも上ってみる予定。

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夜のナザレは、季節がらなのかとてもひっそり

ホテルに戻った後Koreyはまた飲みに出かけたけど、僕は部屋で旅行記を書いた後、おとなしくベッドに入って寝ることにした。
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by alexsea | 2016-10-19 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: エヴォラへの旅
朝6:45に起床。また近くのパン屋で買ってきたクロワッサンをベランダで食べる。今日は昨日よりは雲が多いけど、雨が降ってないだけよしとしよう。

2日間お世話になったホテルをチェックアウトし、いざ出発。今日の目的地はエヴォラだけど、その前にラーゴス(Lagos)の近くのFarol da Ponta da Piedadeという場所に寄ってみることにする。通り道だしね。ここはネットでポルトガルのことを調べているときに偶然見つけたんだけど、海岸の崖がアーチのようになっている場所があって、とくに夕陽が綺麗とのこと。ネットの写真になんとなく心を奪われて行ってみたくなった。サレマから約30分ほどのドライブ。ラーゴスの町を通り抜けて崖の方に続く道をどんどん進むと、灯台のところで行き止まり。この灯台の横からその場所に行けるようになってる。この辺には写真付きのサインがたくさん出てたから、迷うことはなかった。

岩がゴツゴツと突出している赤茶けた崖の中に、下に行ける階段が作ってある。えー、こんなの下りたら後で上がってくるのが大変じゃん!とか思ってたんだけど、海の上にかかるアーチが見えだした頃からは、もっと全貌を見たくてどんどん階段を下りていった。これは確かに迫力がある場所だなぁ。海岸は岩場だけど、これが砂浜だったりしたら芋洗い状態になってるかもしれないな。この風景、見に来てよかった! 僕らの他にはスポーティーな服を来た観光客グループが5~6人いるだけだったんだけど、車のところまで戻ったときには、観光バスがちょうど着いたところだった。あの狭い階段を、大勢の人と一緒に上り下りすることにならなくて本当によかった。

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海辺の入り組んだ岩山は結構すごい景色

さてここからエヴォラまでは約3時間のドライブ。空港からサレマまでの道とはちょっと風景が違っていて、今回はずっと草原のような場所を走る感じだった。所々、煙っているような感じの場所があったのが印象的。何カ所もあったから自然の火事じゃないと思う。雑草とりとか、畑を耕すためとか、きっと何かのためにわざと計画的に火をつけてるんじゃないかな。

エヴォラ(Évora)に着いたのは12時半頃。城壁に囲まれた旧市街の中の道は入り組んでいるので、ホテルにチェックインする前には城壁の外に駐車しておこうと思っていたのに、成り行きで旧市街に入ってしまってさあ大変。ラッキーなことに、ホテルを通り越してすぐのところに駐車スポットを見つけることができた。いつもこういう旧市街に車で来たときには外の駐車場に止めていたので、旧市街での路上駐車は初めてのような気がする。

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こんなところ路上駐車

そこから歩いてすぐのMoov Hotel Évoraにチェックイン。結構モダンな造りのホテルで、しかも旧市街の中なのにお値段は格安ときてるから嬉しい。ホテルの地下には専用駐車場があるから、部屋に荷物を置いた後は車を取りに行って(一度城壁の外に出なきゃいけなかった)地下に止めたんだけど、地下に続くトンネルがすごく狭いのにビックリ。日本ではこのくらいの狭さは当たり前なのかもしれないけど、広いアメリカに慣れてる僕らとしては怖かったー!

さて観光に出かけることにしましょうか。ホテルの前の道を町の中心に向かうと、ジラルド広場(Praça do Giraldo)にぶつかる。一応エヴォラのメイン広場みたいだけど、こじんまりとしていて雰囲気がいい。観光客は多いんだけど、なんだかせかせかした気がしないんだよね。お腹も空いたので、土産物屋で溢れている10月5日通り(Rua 5 de Outubro)に入って、予定していたPáteoというレストランに行ったんだけど閉まってる! えー、シーズンオフはディナーだけなのかなぁ? 仕方ないので、10月5日通りで最初に目についたMr. Pickwickというレストランに入った。メニューを見ると何を食べても同じような感じがしたので、無難にスパゲッティ・ボロネーゼを注文。まぁ予想通りの、観光地のレストラン!って感じの味でした。

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スパゲッティ・ボロネーゼは想像通りの味

この後は10月5日通りをさらに上って、ディアナ神殿へ(Templo de Diana)。ローマ時代の遺跡なんだけど、こういうのが町の中にポンッとあるっていうのは結構シュールな景色。それほど大きくもなく、中にも入れないんだけど、この神殿の存在自体がこの辺りを異質なものにしていた気がする。

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ディアナ神殿はとても異質な感じ

ディアナ神殿の向こうには公園があって、地元の人たちが思い思いにくつろいでるみたい。ここはちょっと高台になっているので、エヴォラの町を見渡すことができる。展望台のようなところには『波立つ海の中に光る満月』という彫刻が置いてあって、これは日本人に作られたものらしい。落ち着いた感じの彫刻で、この場所にはピッタリだった。

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『波立つ海の中に光る満月』

この後はちょっと戻ってカテドラル(Sé de Évora)へ。ここは中も豪華で落ち着いていていい雰囲気なんだけど、屋上から見えるエヴォラの町が気持ちよかった。石造りの手すりは苔むしていて、長い時代を感じさせてくれる。

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カテドラルの屋上からはエヴォラの町が見渡せる

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カテドラル自体も豪華で立派

併設の宝物館に入ってすぐに、シアトルの家から携帯にメッセージが入ったことに気がついた。従妹の息子がシアトルに留学しているので、彼に僕らがいない間、母のことを頼んでおいたんだけど、家で何かあったんだろうか?! すぐに折り返し電話を入れてみると、地下の冷凍庫の電源が止まってしまったので、メインの冷凍庫に食材を入れ替えている最中に、冷凍庫の中の柵が外れちゃったんだけどどうしよう?とのこと。緊急事態かと思ってハラハラしたよ~(笑)。なんとか解決できたみたいでよかった。そういえば何年か前にスカンジナビアのクルーズ船に乗ったときも、朝起きたらシアトルの隣の家から4回も着信履歴があってビックリしたことがあった。電話してみると、「カニのお裾分けをしようと思って」とのこと。海の上だったから着信してもすぐに切れるので、何度もかけ直したらしい。これもかなりドキドキした経験だった。

この後はアズレージョで有名なロイオス教会(Igreja dos Lóios)へ。アズレージョで覆いつくされている教会なんだけど、カテドラルとは全く違った美しさがあった。それにアズレージョは基本的にタイルだから、なんとなく南国の教会のイメージがある。カテドラルを見た直後だったから、別の国に来てしまったかのようなトリップ感があった。床の一部には、地下にある骨が覗ける窓が開いているところがあった。美術品のようなアズレージョでいっぱいの教会で、すぐ下を見ると人骨があるなんて、これもシュール以外の何物でもない。

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ロイオス教会はアズレージョで埋め尽くされた壁がスゴイ

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ふと足元を見ると人骨が

その隣のカダヴァル侯爵邸(Palácio dos Duques de Cadaval)に入ってすぐ、まるで空襲警報のようなサイレンが鳴り響いてビックリした。中庭の観光客は何事かとオロオロしてたけど、侯爵邸で働いている人たちは全然動じてないみたい。サイレンが止まってから聞いてみると、消防署がすぐ横にあって、火事のときにはああいうサイレンが鳴るらしい。いやー、映画やドラマの空襲警報にそっくりだったからドキドキしたこと! エヴォラはハラハラドキドキの町との印象が残ってしまいそうだ(笑)。

侯爵邸は結構普通だった。この前に豪華なカテドラルやロイオス教会を見てしまったから、印象は薄かった。ただ、ここからだとディアナ神殿が斜め上からの角度で見えるので、写真に収めるのにはピッタリだったかな。

結構疲れてきてたけど、もう一つ、エヴォラで絶対に見ておきたかったものがあった。それはサン・フランシスコ教会(Igreja de São Francisco)に併設されている人骨堂(Capela dos Ossos)。怖がりなくせに、結構こういうのは好きなんだよな。10月5日通りをジラルド広場まで戻って、そこから東に向かう。サン・フランシスコ教会はスキップして、まずはお目当ての人骨堂へ。

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土産物屋やレストランで溢れる10月5日通り

うひゃー、やっぱりスゴイ。パリのカタコンベもすごかったけど、ここのはコンパクトに収まっているせいか、かなり迫力がある。それになんだろう、嫌な圧迫感と共にちょっと軽い吐き気も感じるんだよな。興味本位で見に来たことを、よく思われてないのかな? ごめんなさいー!

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人骨堂はとにかく骨・骨・骨

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少し気分が悪くなってしまったのは骨たちの怒りの想念?

そんなわけで人骨堂はじっくり腰を据えて見ることができなかったんだけど、この後はサン・フランシスコ教会へ。教会自体もレンガ造りのような壁が印象的でよかったんだけど、個人的にはそれよりも、屋上に抜ける通路に置いてあったキリスト降誕のアートコレクションの方が面白かった。ガラスで作られたものもあるし、前衛アートのようなものもある。僕が気に入ったのは、ポルトガルらしくコルクで作られたキリスト降誕の図。すごくシンプルなんだけど、上品でいい味を出してた。

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コルクで作られたキリスト降誕アート

屋内の市場(Mercado Público)が教会のすぐそばにあるらしいので行ってみると、もうほとんどが閉まっていてガッカリ。午後6時までと書いてあったんだけど、この時点で4時半。まぁ普通市場は朝早くが一番活発だよね。

明日の朝食のパン屋を探そうと思ったんだけど、予定していたパン屋が予想外に遠いことが判明。朝から長時間歩く気にもなれないので、ホテルで食べることにしますか。この後はサンフランシスコ教会のすぐ前のカフェで、教会を見ながらビール休憩。エヴォラに着いてからパワー観光したので、結構疲れちゃったよ。ホテルに戻って、ちょっとだけ昼寝することにしよう。

さて夕食は、ネットで見つけたBotequim da Mourariaというレストランで食べることになってた。ここは予約が入れられない場所で、7時オープンなんだけど大人気なので30~45分くらい前から人が並び始めるらしい。というわけで、5:45くらいにはホテルを出てのんびりとレストランまで歩いて行くと…、閉まってる?! サインが出ていて、11月まで休暇中とのこと。えー、そんなのないよー! 楽しみにしてたのにぃ…。

道の向かいに住んでるおじいさんが窓から顔を出して、閉まってるよと教えてくれた。ついでに、オススメのレストランへの行き方も教えてくれた。え、そのレストランって、僕が第二候補に考えていた場所じゃん! 確かにここから近いし、ちょっと歩いて行ってみることにしよう。ありがとう、おじいさん。こういう旅先で出会う小さな親切は、旅の楽しさを何倍にも増幅してくれる。

レストランTipica Quarta-Feiraまでは徒歩5分ほどだった。レストランはまだ開いてなかったんだけど、ワインとかを運び入れてる最中でドアが開いてた。Koreyがちょっと中に入って予約が必要か聞いてみると、その方がいいとのことだったので、7時半の予約をそこで入れておいた。Koreyが名前を告げようとしたら、「アメリカ人だろ? 覚えてるから大丈夫だよ」と言われた。どうやら彼がここのオーナーらしい。

予約の時間まではあと1時間半もある。どこかのバーにでも入って飲みながら待つことにしようということで、ジラルド広場までのんびり歩いて帰った。この広場にテーブルと椅子があったので、ここに座ってビール休憩。夕暮れの時間なので、広場から続く細い道の向こうに沈んでいく夕陽がとても綺麗だった。黄昏時になると、目の前のサント・アンタオ教会(Igreja de Santo Antão)がライトアップされてとてもいい雰囲気。その前の噴水のところには、地元の人たちが集まっきてのんびりしてるのが見える。いいな、こういうの。こういう観光地では、夕暮れ以降に一番その土地の色が出てくるのかもしれない。この教会がライトアップされていたからディアナ神殿もそうなってるかなと思って、レストランに戻る途中で寄ってみると、こちらの方は照明がなくて暗いままでちょっとガッカリした。

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ジラルド広場から見た沈んでいく夕陽

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教会の前の噴水は地元の人々の憩いの場所

Tipica Quarta-Feiraでのディナーは最高だった! メニューはなく、オーナーZéのおススメ料理が次々に出されるだけ。一人€30で最高に満足のいく料理が楽しめる。気難しそうな顔をしたZéのサービスもすごくよかったし。ここは超オススメ! それにしても予約しておいてよかった。すぐに店はいっぱいになって、外で待ってるグループが何組もいたもん。

美味しい料理と美味しいワインで気持ちよくなった後は、とても静かなエヴォラの小路を通ってホテルに戻り、すぐに寝てしまった。
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by alexsea | 2016-10-18 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)