From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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カテゴリ:旅行記( 442 )
日本2016: のんびりとした暖かな一日
昨日あんなに飲んだにも関わらず、二日酔いもなくさっぱりと起床。今日はまったく予定を入れてなかったんだけど、昨日の同窓会でTとランチを食べに行こうという話になったのと、夜は昔の会社の同僚アッキーの家の方に遊びに行くことになったりして、スケジュールが埋まって嬉しかった。

ホテルから外に出ると、なにこれ、昨日に輪をかけて暖かいんですけど! まるで春の陽気? マフラーは要らないし、ジャケットを着て歩いていると汗が噴き出てくる。後で聞くところによると、気温は23度まで上がって5月並みの暖かさだったらしい。なんだよー、今回こそは暑さとは無縁の日本旅行だと思ってたのにー!

待ち合わせまでにはまだ時間があるので、いつものように紀伊国屋でコミックをたくさん購入。紀伊国屋には客が使えるターミナルがあって、それで好きな作者の新刊とか探せるからとても便利なんだよな。

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歩いてる途中で見た、ものすごいインパクトのカラオケ屋

11時半にALTA前で待ち合わせ。ほとんど白髪でマッドサイエンティストのようになってしまったTは、その頭が遠くからでも見えて、人ごみの中からでもすぐに見つかった(笑)。

彼が連れて行ってくれたレストランは、トルコ料理の『パムッカレ』。……あれ? そういえば5年ほど前にパムッカレに行ったときに、ホテルの人が従兄弟が新宿に『パムッカレ』っていう店を持ってるって言ってたよな。まさかそこか?! 席に着いてオーナーらしき人に聞いてみると、やっぱりそうだったらしい。うわー、偶然とはいえ来ることができてよかった! 大好きなアダナ・ケバブを頼んだときに、「お? トルコ料理よく知ってるね」みたいな顔で握手を求めてきたのが面白かった。味も上々で文句なし!

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Tとトルコ料理のランチ

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パムッカレ繋がりということで、オーナーさんと写真を撮ってもらった

Tとは高校2年・3年と一緒のクラスで、彼もその頃からコンピュータに興味があったのと、僕は音楽部、彼は管弦楽部という繋がりもあって、結構仲良くしていたヤツだった。仕事でシアトルに何年か住んでいたこともあって、その時には奥さんも連れて家に来てくれたりもした。昔から結構オタッキーが入ったヤツで、みんなに顰蹙者呼ばわりされてたけど、今でも変わってなくて僕は嬉しいよ!(笑)

ランチの後は二人でコーヒーの店に入って、色々な話を続行。紅茶シフォンケーキが美味しかった! こういう上品な甘さは、日本ならではって感じだよねー。

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こういう上品な味だったら、毎日でも食べたい

彼と話しているとき、去年同窓会で日本に来たときに「日本に住んでる人じゃないですよね?」と二度も言われたことを話したら、「それわかる!」と納得されてしまった。彼が言うには、僕の日本語は丁寧ではっきりしすぎているとのこと。「日本語を教えてる先生みたい。誰もそんな喋り方しないよ」とまで言われた。なんだよそれー。でもまぁ発音がおかしくなってるとかじゃなくてよかったよかった。それと面白かったのが、この話題になったときにいきなり会話が英語になってしまったこと。Tは子供の頃アメリカに住んでたことがあって英語には堪能なんだけど、今まで日本語で話してたのに、Tがいきなり英語で喋り始めてビックリした。僕もつられてしばらく二人で英語で会話してた。もしかするとTは最近は英語で話す機会が少なくて、喋りたかったのかな?

Tと別れた後は、夜の予定までにはまだまだ時間があったので、高島屋の隣の紀伊国屋でさらにコミックを買った後、高島屋の中にあるカフェでマティーニを飲みながら旅行記を書いたりしてた。その後はそこから歩いてすぐのコーヒーショップに、知り合いのイラストレーターさんの展示を見に行ったり。本当に綺麗な絵ばかりで感動。自分が絵はダメなもんだから、絵を描ける人は尊敬しちゃうなぁ。

16時に船堀の駅でアッキーと待ち合わせ。なんだかここら辺は新宿とは違って、住宅街の優しいエネルギーが感じられる。僕の育った西新宿とはちょっと違った感じだけど、とても居心地がいい。アッキーの家では、昔シアトル近郊に彼らが住んでた頃会ったことのある、犬のカルくんや猫ちゃんたちに会えて嬉しかった! カルくんは白髪交じりで貫禄が出た感じだけど、雰囲気はそのままだった。いつまでも長生きしてね。

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アッキーの家の近くで(ピンボケ)

しばらくアッキーの家でテレビを見ながらお喋りをした後は、みんなで夕食を食べに行くことになった。この辺りにもレストランはあることはあるんだけど、ちょっと足を延ばしたいときには人形町の方まで出るとのこと。今夜はいつものお気に入りの店が休みだったので、新しい店を見つけておいてくれたらしい。イタリアンの『Junjino』という店。イタリア的な『ジュンジーノ』という名前がとてもカワイイ。オーナーかシェフがジュンジさんなんだろうね。

こじんまりとした店内はとても居心地がよくて、料理もとても美味しかった。単にイタリアンってだけじゃなくて、どの料理にも日本的な心配りがされていて、とてもいいクオリティ。美味しいワインとこの料理だったら会話も弾む!って感じだった。アッキーたちとは去年来たときにも会ったけど、彼とは会社に入った頃からの飲み仲間で、一緒にアメリカ国立公園めぐりもした仲間だから、一緒にいて全然疲れない。彼の奥さんの柔らかな雰囲気も最高で、本当にお似合いのカップル。この二人と一緒にいるとすごく楽しい。今夜は本当にありがとう!

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シンプルながらに美味しいパスタ!

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かけがえのない飲み友達です

この後はフワフワした気持ちのまま新宿に戻って、どこにも行かずにホテルに帰って寝てしまった。
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by alexsea | 2016-02-14 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
日本2016: 音楽部同窓会と2H会
今日は13時まで予定がないので、朝はゆっくり起床。12時半ごろホテルを出て、新宿駅東口の方に歩いていく。昨日のように寒いだろうと思って、重ね着してマフラーを巻いて歩いてたんだけど、今日はなんか気温が高いので汗ばんでしまう。途中からマフラーは取って歩いてた。

『安具楽』という店には予約の15分ほど前に着いてしまった。ずっと一人で待っていると、高校時代の音楽部のメンバーが一同に「ほら~、いるじゃん!」と言いながら登場。ビルの一階で僕のことを待っていてくれたらしい。早く着きすぎちゃってごめんね!

去年の同窓会では久しぶりにみんなに会えて嬉しかったけど、音楽部のメンバーとは挨拶したくらいで、ほとんど話ができなかった。それがすごく気になってたから、今回どうしてもゆっくりと会話したかった。うっちぃ、宴会をセットアップしてくれてありがとう。女性軍からバレンタイン&誕生日のプレゼントももらっちゃったし、「男梅サワー」なるものは昔の小梅ちゃんの味ですごく気に入っちゃったし、食事もすごく美味しかったし。なによりみんなとじっくりと話せたのが最高だった。こんな感じで話をしたのは、もう10年近く前だよな。当時のことはよく覚えていると思ってたんだけど、みんなで話してると所々記憶が欠落している場所があることに気づく。みんなで記憶のパズルを組み立てていくみたいで、忘れていたことを思い出した瞬間ってすごく嬉しい。音楽部の同年代メンバーは人数は少ないけど、だからこそみんなとても深く関わっていた感じだったので、こういう時間が本当に嬉しい。日本に来るたびに、こんな風に一緒に過ごしたい連中だな。一人だけ行方不明のA子とも連絡が取れればいいのになぁ。

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「男梅サワー」を飲みながら、焼きおにぎりに感動

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高校時代、一番長く共に過ごした仲間たちと記念撮影

2年のクラスの同窓会までにはまだ時間があるので、みんなで昔のようにアイスクリームを食べに行こうということに。でも昔みんなで通った(といっても僕は忘れかけていたんだけど)サーティーワンが無くなっていてショック。他のアイスクリームの店を探している途中で、デパートで歌舞伎っぽいフェイスマスクを発見して、お土産に買ったりした。これは今年のハロウィンに使おう!とか思ってたんだけど、後で友達に「それって美容液が入ってるマスクなんじゃないの?」と言われてビックリ。えー、ただの仮装用マスクだと思ったのに! 後で調べてみなければ。結局、伊勢丹のデパ地下でジェラートをみんなで食べた。昔はよく、こんな風に学校帰りに寄り道したよなぁ。アイスクリームとか、100円ラーメンとか。高校時代に比べると、こんな高価なジェラートも買えるようになったんだから、随分レベルアップしたもんだ(笑)。って、このジェラートはうっちぃのおごりだった。ありがとね!

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展示されてるiPadを覗き込むと、自分の顔にフェイスマスクがくっつくのが見える

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みんなでジェラート!

さて、いよいよ2年のクラスの同窓会だ。末広亭の近くの『満月廬』という中華料理屋が宴会の場所。昨日の同窓会や、お昼が日本料理的なところだったので、中華はちょっと嬉しい。店に着くと、もう半分くらいの人たちは来ていた。1年から3年までずっと一緒のクラスだったSがいたので、喫煙席だったけどそこに座ることに。後であちこちテーブルを移動すればいいや。

去年の同窓会で会った人たちがほとんどだったけど、中には31年ぶりの再会の人もいた。開口一番「太ったね」とか言うやつもいて、もう笑うしかなかった。みんなだって、アメリカの食生活してたらこんな風になるよー! やっぱり男はみんな一様に歳を取った感じだけど、女の子は変わらない人が多いよ。でも全然誰だかわからなかった女の子もいてビックリ! みんなそれぞれの人生の中で、様々な変化があるんだなぁ。

一人ひとりの近況報告はすごく嬉しかった。でもガンを経験したヤツや、脳出血を二度も経験したヤツがいてもうビックリ。やっぱりそういうことが多い歳にみんななったんだよなぁ。脳出血を経験した友達は、「今生きてられるのが奇跡」と気づいて、それから自分の興味のあることに次々に手を出すようになったらしい。感心すると同時に、その重い背景が怖かったりもした。僕も一日一日をちゃんと生きなきゃいけないなぁ。

本当に僕はこのクラスが大好きだった。他にもそう思ってる人たちがたくさんいたみたい。エッセイ『学生時代』にも書いたけど、とにかく濃いヤツばかりが揃ったクラスだったので、2年になったばかりの頃はすごく不安だったんだよな。でもその濃さがお互いにいい影響を及ぼしあったみたいで、僕にとっては小学校から大学までの学生生活の中で、ダントツで最高の1年になった。とにかく毎日が楽しくて、1年のときにはコンプレックスを引きずって暗かった僕も、どんどん明るくなれた気がする。学園祭の演劇も楽しかったし、合唱コンクールも最高だったよなぁ。何人かで高層ビルの上のケーキ食べ放題の店に行ったことがあったんだけど、その時のことを31年ぶりに再会したHくんも覚えていてくれたのは嬉しかった。でもそんな中で、やっぱり昨日の1年のときのクラスと同じように、高校時代を記憶から消し去ってしまいたいと思っていたクラスメイトもいたらしい。やっぱり人によって色々とあるんだなぁ。

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一次会で記念撮影!

みんなと話をしているうちに、一次会は本当にあっという間に過ぎ去ってしまった。二次会は、去年の同窓会の二次会と同じ場所。すごくいい場所なんだけど、やっぱり20年以上も畳のない生活をしているからか、座敷に長時間座っていると腰とか股関節がビシバシに痛くなってしまって大変だった。それでも和やかな雰囲気のなか、レモンサワーをがぶ飲みしながら(笑)、みんなと色々な話ができたのは最高だった。亡くなったクラスメイトのIさんのためにみんなで乾杯したときには、涙が出そうになった。彼女とは遠足の班で一緒だったもんな。Iさんの魂が、この同窓会に来てくれていることをひっそりと願った。

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二次会は去年と同じ場所。雰囲気は大好きなんだけど、座敷はツライ~

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みんなと会えて本当に嬉しかったよ

去年の同窓会ほど遅くはならず、二次会で一応解散。本当に楽しかった!! Gくん、幹事お疲れ様でした。このために帰ってきて本当によかったよ。

BくんだったかTくんだったかがラーメン食べに行こうと言い出して、僕を含めた4人で近くの店に入ってラーメンで締め。このレベルのラーメンがすぐに食べられるって、やっぱり日本っていいなぁ。アメリカだとラーメンは高いし、場所によってはとんでもないハズレがあるから怖いんだよな。それにやっぱりメンバーがよかった。僕以外の3人は、2年のときのクラスの、ほとんど中心人物と言ってもいいくらいのヤツばかり。「クラスの人気物」の仲間に入れてもらった感じで、ちょっと嬉しかったりした(笑)。

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『品川製麺所』で締めのラーメン

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まるで高校時代に戻ったかのようなひと時だった

みんなと別れた後は、最高の一日を頭の中で反芻させながら夜の新宿を歩いてホテルに戻り、12時半ごろベッドに入った。音楽部のみんな、2Hのみんな、最高の一日をどうもありがとう!
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by alexsea | 2016-02-13 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
日本2016: 高校1年の思い出
朝はちょっとゆっくり起床。昨日深酒したせいか、二日酔いはまったくない上、時差ボケで早朝に起きて眠れなくなるなんてこともなかった。これはラッキーだったな。

9:45頃ホテルを出る。今日はランチで、高田馬場の『成蔵』にAちゃんととんかつを食べに行くことになってる。ここは去年の6月に来て、とんかつが最高に美味しかったので、また絶対に来たいと思っていた場所なんだ。現地に行くと、すでにAちゃんは来ていた。開店は11時なんだけど、10:30ちょっと前に到着した時点ですでに8人くらいは並んでいて、開店時間になったらもう20人くらいの列になってた。動かないからかなり寒くて、シャツの下にTシャツを着てこなかったことを後悔したけど、Aちゃんと話しながら待っていたので待ち時間は苦痛じゃなかった。

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並んでいる間にメニューを見て注文する

僕は今回は鹿児島の黒豚に挑戦してみよう。ひれ肉の柔らかいところだけを使った『シャ豚ブリアン』(¥3,700)なるものを注文。塩を振って食べると、やっぱり美味しい~! でもなんだろう、黒豚という豚の種類がそうなのか、かなり重い味で、ちょっとだけ獣臭さもあるような気がする。うーん、これだったら前回食べた煌麦(きらむぎ)豚の方が、個人的な好みに合ってた気がするな。普通のひれカツの倍の180gもあったので食べるのが大変だったけど、ちゃんと完食! 夜までに消化されればいいんだけど…。

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鹿児島黒豚のシャ豚ブリアン。ちょっとだけ獣臭さがあるかな?

店を出た後はコーヒーショップに入って、カプチーノを飲みながらAちゃんと雑談。昔のダンススタジオの話とか劇団の話ができて、とても楽しかった。あの頃からもう30年近く経ってしまったなんて、本当に信じられない感じ。今日は付き合ってくれてありがとね、Aちゃん。

Aちゃんと駅で別れて僕は新宿に戻り、紀伊国屋書店で本を探すことにした。昔の会社の社長の古川さんが書いた、『僕が伝えたかったこと、古川亨のパソコン秘史』をすぐに見つけて買った。この本には昔の懐かしいことがたくさん書いてあって、あの頃コンピュータをやっていた人にとってはたまらない話題ばかり。僕自身のこともちょっとだけ書いてあったりして、なんだかすごく恥ずかしい思いだった。これからじっくりと読ませていただくことにしよう!

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懐かしい話ばかりで涙が出そう

外が寒いので地下道を活用しながらホテルに向かう。近くのコンビニでラベンダーの香りのするバスソルトを買って、ホテルに帰り着いてすぐにお風呂に入ることにした。芯まで冷えていた体が温まって最高だった。出た後は汗をかいて、窓を開けなきゃいけないくらいだったもん。この後は30分ほど昼寝。やっぱり旅はこういう休憩時間がとても重要だと思う。

さて、今夜は高校の1年のときのクラスの同窓会。今回の旅は、明日の2年のときのクラス会がメインなんだけど、せっかく僕がアメリカから戻ってくるっていうんで、わざわざ有志を募って1年のクラスの宴会も計画してくれたんだ。やっぱり昼に食べ過ぎたとんかつがまだ胃に残っている感じなので、途中の薬局で胃薬を購入。これから食べた後にはこれを飲むことにしよう。

『23番地』という店が今夜の宴会の場所。店の前では幹事のTくんが担任の先生を待っていた。宴会場所に上がると、懐かしい顔がたくさん! 1年のときはまだ声変わりのコンプレックスを引きずっていて暗いヤツだったので、そのときのクラスのことを覚えているかどうか不安だったんだけど、やっぱり顔を見ると思い出すもんだなぁ。到着した担任の先生は僕の隣に座ってくれて、ちょっと緊張。でもあの頃の、厳しさと優しさが同居する笑顔は全く変わってなかった。劇団の仕事で早退しなきゃいけないときには、最初はダメと言われたんだけど、劇団と母の方から学校に電話を入れてもらって無理やり許可してもらったっけ。本当にご迷惑をかけました。

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1年のクラスの面々。みんないい大人になったねぇ

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クラス担任の先生は、ほとんど変わってない!

同じクラスで会いたいと思ってたヤツがいるんだけど、彼は高校時代あまりいい思い出がないので参加したくないらしい。僕は結構仲良くしてたヤツだったから、それを聞いてちょっとビックリした。確かに他のみんなにいじられやすいタイプだったんだけど、本人はそこまで嫌だったのか…。当時そのことを知ってたら、もうちょっと僕もなんとかできたかもしれないのになぁ。いつか会って話をしてみたいな。

美味しい料理も次々に出てきたんだけど、もう飲むのと喋るのに忙しくて、あまり食べられなかった気がする。でも同窓会ってそんなもんだよね。昔の友達との会話が最優先だもん。

一次会はあっという間に終わって、二次会は近くの店に行くことになった。呼び込みの人が道にいっぱいいて、盛んに僕たちを誘おうとするんだけど、「今はああいうのに絶対ついていっちゃダメ!」とのことだった。まぁそれは歌舞伎町では昔から常識だけど、普通の飲み屋みたいな呼び込みもいけないのか。ギスギスした世の中になったよねぇ。というわけで、自分たちでどこにするか選んで行ってみると、もうほとんどラストオーダーの時間らしい。でももうお腹いっぱいだし、それでいいですと言って入れてもらった。メニューにずらっと並んでた梅酒を飲みながら、一次会とは違うやつらと談笑。ここでも本当に一瞬で時間が経ってしまって、半ば追い出されるように店を出た。週末の新宿なのに、23時半で閉まっちゃうのか。前来たときにはもっと夜遅くまで飲んでた気がするけど、やっぱり場所によるのかなぁ。あー、っていうか、みんな終電もあるもんなぁ。

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一次会の後、みんなで記念撮影。道行く親切な人が撮ってくれた

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二次会でも懐かしい話題で盛り上がった

みんなと別れてホテルに戻る間、1年のときの思い出が頭の中をグルグル回ってた。2年のときのクラスの方が印象に残っているとはいえ、1年のときの出来事も同調連鎖的に思い出されてくる。いいクラスだったな。今回は有志参加の小さめな宴会だったけど、今度またじっくりとこのクラスのメンバーと飲みたいな。僕が日本に来るということで、特別にこの宴会をアレンジしてくれたTくん、本当にありがとう!
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by alexsea | 2016-02-12 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
日本2016: ただいま、僕の街
飛行機は定刻通りお昼過ぎにシアトルを出発。

隣の席に座ったTroyという人が話しかけてきた。普通は知らない人と話すのは結構緊張するんだけど、彼はとてもフレンドリーだったので気楽に話をすることができた。彼はアメリカ政府に勤めている人で、放射能の科学者兼ドクター。初めて政府のオフィシャル・パスポートなるものを見せてもらっちゃった。東北の大地震のときには日本にいて、直後の原子力発電所の事故のために、あちこちを走り回ったらしい。真実とデマが飛び交う中、何が本当のことなのかを人々に教えるのが仕事の一つらしい。福島原発がメルトダウンしたとき、もし雨が降っていなかったら、東京にも避難命令が出ていただろうと聞いたときにはビックリした。東京はかなり離れているから大丈夫だろうと思ってたんだけど、空気中に放射性の粒子が散乱していて、その日降っていた雨で流されていなかったら危なかったとのこと。それを聞いて背筋が寒くなった。

食事を待つのがイヤなので、最近の旅ではいつもベジタリアンを事前に頼むことにしてる。今回も例外じゃなかったけど、やっぱりアメリカ発のベジタリアンな食事は激マズ。半分も食べられなかった。でもあれだけ不味いと、食べようという気すらおきないからダイエットにはいいかな。

1時間ほどウトウトした以外は、ずっと映画ばかり観てた。ずっと観たい映画ばかりあったから、すごくうれしかった。『The Martian』(邦題『オデッセイ』)はかなり面白かったし、『The Intern』のRobert DeNiroとAnn Hathawayのコンビも最高だった。Bradley Cooper主演の『Burnt』は、ちょっとイライラしたものの、レストラン好きにはたまらない映画だったし、『Paranormal Activity: The Ghost Dimension』は、クオリティはいまいちだったけど時間つぶしにはなったし(笑)。

そうこうしているうちに、予定よりちょっと早く日本に到着。成田の周りの畑を上空から見ると、あぁ日本に帰ってきたんだなっていう気になる。日本が「おかえり」と言ってくれているような温かい波動を感じると、顔が自然にほころんでしまう。

入国審査と税関をすいすいと通り抜けて、ドルを円に両替した後、新宿に行くために成田エクスプレスへと向かった。外国に在住している人は成田エクスプレスの往復が割引になることを事前に学んだのはラッキーだった。普通は往復¥6,000以上のところが、割引で¥4,000というのはとても嬉しい。快晴の空の中、どんどん傾いていく太陽に照らされる日本の風景は本当に綺麗。窓から外を見ていると、時間の経つのも忘れてしまう。

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こういう畑を見ると、ああ日本に帰ってきたんだなと実感する

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夕陽に浮かび上がるスカイツリー

新宿駅からはタクシーに飛び乗ってホテルに向かい、チェックインは18時頃。インターネットで注文しておいたWi-Fiルーターも、ちゃんとフロントに届いていた。あまり外からネットにアクセスすることはないかもしれないけど、やっぱり持ってると安心だもんね。9階の部屋は、清潔だけどこのクラスのホテルとしてはごく普通な感じ。窓からは隣のビルの壁が見えるだけ。予約のときに喫煙ルームしかなかったので覚悟はしてたんだけど、やっぱり部屋が煙草臭くてちょっとウンザリする。慣れればOKかもしれないけど、この匂いが服にこびりついたらイヤだなぁ。

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ホテルの部屋はシンプルだけど清潔

歯を磨いたり顔を洗ったりした後は、さっそく新宿の街へと繰り出す。僕にとってはシアトルがホームタウンになってしまったけど、新宿はいつ帰ってきても「僕の街」っていう感じがする。人が多くて気分が悪くなりそうになるんだけど、それだけじゃなくて新宿という街にやさしく抱きしめられているような気にもなる。やっぱり僕にとって、ここは最高に特別な場所だ。

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ああ、この景色。新宿のネオンには特別な思い入れがある

日本に行くたびに訪れる、ゴールデン街の『ハングリー・ハンフリー』に行くと……あれ? 電気が消えてるし、ドアにも鍵がかかってる。18時半にはオープンのはずなんだけどなぁ。嫌な予感を胸に抱えながら1階にあるお店の人に聞いてみると、「あー今日は休みだと思いますよ。祝日だから」とのこと。思わず「えー?! 祝日なんですか??」と言って笑われてしまった。全然頭から抜け落ちていたけど、そういえば2月11日って祝日だった記憶があるぞ。でも祝日ってほとんど月曜日に変更されたんじゃなかったっけ?? うー、閉まってるならしょうがない。他の人たちが集まるのを待って、別の場所を探すことにした。

ゴールデン街の地図を見ると、近くに『くればわかる』というお店があるのを発見。なんてインパクトのある名前なんだろう。みんなで「何がわかるんだろう?」とか言いながら、初めての店だけど行ってみることにした。これがもう大正解! 奄美大島のお店で、メインのお酒は黒糖焼酎。僕は初めてだったんだけど、とてもすっきりしていて飲みやすい。色々と出てくる食事も美味しいし、お店のお母さんとの会話も面白かったし。これは今日ハングリー・ハンフリーが閉まっててよかったかも! ハングリー・ハンフリーはまた来週来ればいいし、いいお店が開拓できて本当によかった。結局4人で2本の焼酎を空けて、とても気持ちよくなってしまった。これならグッスリと眠れるだろう。

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初めての黒糖焼酎。飲みやすくて美味しい!

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美味しいお料理の数々

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初めて入った店だったけど、最高に楽しかった!

こんな感じで、日本での最初の夜は更けていった。

(写真協力: Aさん)
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by alexsea | 2016-02-11 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
日本 2016
2/10~11: ただいま、僕の街
2/12: 高校1年の思い出
2/13: 音楽部同窓会と2H会
2/14: のんびりとした暖かな一日
2/15: メモリーレーン、再び
2/16: 飲みまくりの夜
2/17: 高尾山で心の洗濯
2/18: さよなら日本。また来年!

記事の下の"<<"リンクを辿っていくと、時系列で読めます。
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by alexsea | 2016-02-10 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
イタリア・クロアチア・パリ2015: さよなら、パリ
夜中に夏時間が終わったので、今朝は1時間寝坊ができる。体調は完璧ではないけれど、昨日よりは良い感じでホッとした。荷造りをした後は、ユージくんが買ってきてくれたクロワッサンとコーヒーで朝食。ユージくん、本当にお世話になりました。パリに住んでる気にさせてくれたり、友達に紹介してくれたり、本当に楽しい数日間だった。今回も一筋縄ではいかないパリだったけど(笑)、余計にパリへの愛が深くなった気がするな。次に来る前にはもうちょっとフランス語を勉強して、レストランやカフェでの会話くらいはできるようになっていたいと思った。

10時過ぎにアパートを出て空港に向かう。近くの地下鉄の駅までユージくんが送ってくれた。本当に素晴らしい時間をありがとう!

空港でチェックインしてセキュリティとパスポートコントロールも通り抜けてターミナルに入ると…、あれ? なんだかすごく綺麗なんですけど。有名ブランドの店がズラッと並んでるし、マカロンで有名なラデュレもあるし、キャビアのバーもある。最近できたターミナルなのかな。歩いていると、無料の美術館を発見。規模は小さかったけど、さすがアートな街パリだけあって、旅行の最後にもこういう楽しみをくれるってのはスゴイと思った。

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ブランド店でいっぱいのターミナル

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その中には無料の美術館が!

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規模は小さ目だとはいえ

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待ち時間の苦痛を軽減してくれる

今回は初めてシアトルまでの直通便。やっぱり途中で乗り換えなくていいっていうのは最高だ。家に帰り着いたときの疲労感が全然違う気がする。

今回の旅行は、ほとんど行ったことのある場所ばかり。その中で前とは違う変化を出そうと工夫してみた。結果、初めて行った場所と同じくらい印象深い旅になった気がする。「本当に行きたい」場所もだんだん少なくなってきたけど、計画、旅行、旅行記書きと、一粒で3度楽しめる旅をこれからもしていきたい。
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by alexsea | 2015-10-25 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
イタリア・クロアチア・パリ2015: 秋の墓地
朝起きたら、なんだか体がだるい。長旅で疲れが出て風邪を引いちゃったかな。熱はないし、動けないほどではないのでよかった。Ibuprofenを2錠飲んで、パリでの最後の一日を頑張って満喫することにしよう。

まずはグラン・パレで開催されている、『ピカソ・マニア』という展示会。パリのことを調べているときに偶然見つけたもので、ピカソの作品や、彼に影響を受けたアーティストたちの作品を集めたものらしい。完全予約制らしかったので、旅行の前からチケットは押さえておいた。ユージくんも付き合ってくれることになってラッキー! あまり混雑する前に行きたいと思って9時半を予約したんだけど、僕もユージくんも寝不足な感じだった。ごめんね~!

グラン・パレはシャンゼリゼ大通りのすぐ近くにある国立ギャラリー。僕は今回行くのが初めて。展示スペースはかなり大きくて、すごい数のアートが所狭しと並んでいた。ピカソ本人の作品よりも、違うアーティストによる作品の方が多かった。それでも一人ひとり影響を受ける場所が違っていて、やっぱりアートって千者万別だなぁと思いながら見てた。

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グラン・パレは、まるで宮殿のよう

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いきなりこんなピカソが出迎えてくれた

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この辺はピカソのキュービズムに影響を受けた作品が並んでる

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これはピカソ本人による、『雌馬と仔馬を運ぶミノタウロス』

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これも本人のもの。ピカソは日本の春画にも影響を受けたらしい

ピカソにどっぷりと浸かった後は、ユージくんと別れて、前から行ってみたかったペール・ラシェーズ墓地(Père-Lachaise)に行ってみることにした。ここに眠っている人のファンというわけでもないんだけど、どんな場所かずっと興味があったんだ。Gambetta駅の方の裏門から入ると、秋の雰囲気いっぱいの巨大な公園といった感じ。秋色に輝く木々の間の道をゆっくりと歩くと、ここが墓地だということも忘れて、並んでいるのは美術品のように思えてくる。でも本当に美術品のレベルのお墓ばかり。目を引く綺麗なお墓は、亡くなった人をどれだけ愛おしんでいるかを語ってくれる気がする。

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秋の物思いにふけりながら歩くのにピッタリ

この墓地で一番有名な墓の一つは、オスカー・ワイルド(Oscar Wilde)のもの。たくさんの女性ファンたちが墓石に口紅の跡を残していくので、今は透明なプラスチックの囲いで守られてしまった。それでもそれを乗り越えてでも墓石にキスをしていく強者たちもいるようで、たくさんの赤いマークが墓石に残されていた。こういうことをする人たちって、本当にファンなんだろうか、それともただのお祭り好きなだけなんだろうか? 墓の中のオスカー・ワイルドが苦笑している気がしてならなかった。

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オスカー・ワイルドの墓にはたくさんの口紅の跡が

日本のガイドブックには載ってないけど、一部では有名な墓がビクター・ノワール(Victor Noir)のもの。彼はフランスのジャーナリストだったらしいけど、有名になったのは墓ができてからのこと。墓の像があまりにも実物に忠実に作られ過ぎたみたいで、子供が欲しい女性たちが股間の膨らみを触っていくようになったらしい。ただ手で触るだけならまだしも、墓にまたがって直に恩恵を受けようとした人たちもいたみたい。そこまで来ると、ちょっと死者に対して失礼だよねぇ。

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股間の膨らみが触られてテカテカに

他にも歌手のエディット・ピアフ(Edith Piaf)や、The Doorsのシンガー、ジム・モリソン(Jim Morrison)の墓もここにある。エディット・ピアフの墓には花束が絶えないらしいけど、ジム・モリソンの墓の前の木についてるガムは一体何なんだろう??

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献花が絶えないエディット・ピアフの墓

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このガムには一体何の意味が…?

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ショパンの墓の前には観光客の団体がいて身動きがとれない

それにしても本当に色々なスタイルの墓があって、歩きながら眺めていて退屈しない。秋色の木々が、またその美しさを一層際立たせてくれる。ここは来てよかったなぁ。本当に秋の散歩にピッタリの場所だった。

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本当に素晴らしい屋外美術館のようだった

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この秋色の景色はずっと記憶に残る

墓地を出た後は、お腹も空いたのでランチの場所を探すことにした。そこにふと現れたのが、漢字の書いてある店。これは中華料理レストランか?! 中を見ると、ウィンドウに並んだ料理をテイクアウトにするのがメインらしいけど、店の中でも食べて行けるみたいだ。ちょうどアジア的なものが食べたい頃だったので、牛肉の炒め物とチャーハンを注文した。牛肉はまあまあの美味しさだったけど、チャーハンの方は、これちゃんと米を洗った?っていうような感じの味で、なんとも残念。それでもお腹が空いていたので、牛肉と混ぜるようにしてほとんど残さず食べてしまった。考えてみたら、パリで中華料理食べるのって今回が初めてじゃないかな?

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まぁこんなもんなのかな…

この後はこのレストランのすぐそばの、昔ギロチンが置かれた跡が残る場所に行ってみた(Rue de la Roquette & Rue de la Croix Faubin)。普通のコンクリートの車道に長方形の窪みが5つあって、これがギロチンの跡らしい。でもフランス革命当時のものではなく、もっと最近のもの。全く知らなかったんだけど、1981年にギロチンによる死刑執行が禁止される前までは、パリでは普通にギロチンが使われていたらしい。最後に使用されたのは1972年のこと。僕が生まれてからもまだギロチンが使われてたなんて、ゾッとしてしまう。

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道路に残るギロチンが置かれた跡

さて、これでパリの観光は全て終了。風邪のせいか疲れが増幅されている気がするので、約20分くらいアパートまで歩いた後、ぐっすりと昼寝することにした。

夜はユージくんとPirouette(訪問記へ)でディナー。その後は近くのバーで、また昨日のメンバーの何人かと会って楽しいひと時を過ごした。でも無理をするといけない体調だったので、みんなにごめんなさいして早めにアパートに帰って寝た。体調が悪かったとはいえ、動けないほどじゃなかったのが不幸中の幸いだった。
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by alexsea | 2015-10-24 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
イタリア・クロアチア・パリ2015: プティット・サンチュールづくし
ぐっすりと眠った後の朝。コーヒーを頂いた後、10時ちょっと前にユージくんとアパートを出た。彼が新しく借りたスタジオをちょっと見せてもらったりした後、いよいよプティット・サンチュール(La Petite Ceinture)の方に行ってみることにした。

そこまではPromnade Plantéeと呼ばれる、昔高架線だったところを緑豊かな遊歩道にした場所を歩く。ここにも昔から来てみたかったけど、今までその機会がなかったんだよな。遊歩道は公園のような感じで、橋もあればトンネルもある。これが12区のプティット・サンチュールの入口までずっと続いてる。ユージくんもそっち方面には歩いたことがなかったらしいので、プティット・サンチュールに到達する直前まで一緒に散歩した。秋の雰囲気が肌で感じられて、すごく綺麗だったなぁ。

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Promnade Plantéeは、こんな風にビルを真っ二つに割るような感じのところもある

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この秋の雰囲気が素晴らしい!

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トンネルも微妙にアーティスティック

遊歩道の終わりの公園からどっちに行くのかちょっと迷ったけど、少し歩いたらプティット・サンチュールの看板が出ていた。どうやらここから始まるらしい。入口には確かに昔ここを電車が走っていたことを示す線路の一部が残されていた。その向こうは植物が生い茂る道がずっと続いていて、色々なものが植えてある庭園のような場所もある。ここは誰が管理している場所なのかな。この12区のプティット・サンチュールは一番短く、たった200mほど。最後は今でも使われているらしい線路わきの小さな公園に到達。ベンチもいくつか置いてあって、天気のいい日にはここでノンビリできる感じ。でもなんとなく閉塞感があるから、ピクニックとかには向かないかもなぁ。

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12区のプティット・サンチュールの入口には、昔の線路が残されている

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途中には庭園があった

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植物のトンネルのような場所も

プティット・サンチュールの基本を抑えた後は、近くの駅から地下鉄に乗って13区のプティット・サンチュールを目指す。ここはつい最近オープンした500mほどの遊歩道。でも橋の上からプティット・サンチュールは見えるのに、入口らしい場所の金網には鍵がしてある。色々と周りを調べてみると、「7月から9月の間クローズ」と書いてある看板の「9月」のところが消されていて「10月30日」と書き直されている。ここも閉まってるの?! またですか…。本当にパリは一筋縄じゃいかないなぁ。

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途中橋から見えた線路。ここには入れないのかな

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13区のプティット・サンチュールは立ち入り禁止でショック!

仕方がない。お腹も空いたことだし、どこかのレストランに入ってランチにすることにしよう。近くの公園のそばを歩いていると、ポタポタッと何かが頭と肩に落ちてきた。…げげっ、鳩のフンだ。なんだか踏んだり蹴ったりだなぁ。でも後でこのことをユージくんに話したら、「それはラッキー!」とのこと。国が違えば鳩のフンの意味も違うものなのか。ハンカチでよく拭き取ったんだけど、なんだかゲンナリしてしまった。ふと見ると、その公園のすぐそばにパン屋があるのを発見。これからレストランを探すのも疲れちゃうから、ここでサンドイッチでも買って公園で食べることにしよう。結果的にそのサンドイッチはとても美味しくて、公園のベンチで食べるランチもなかなかいいもんで、このために鳩が引き留めてくれたのかなと、いい方向に考えることにした。ちょっと疲れていた足も、食べてる間に回復したし。

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鳩に引き留められて公園で食べたサンドイッチ

この後はすぐ近くのSquare des Peupliersにちょっと寄ってみた。ここは車が入れない石畳の一角で、とても雰囲気がよくて、ファッション雑誌の写真撮影とかがよく行われている場所らしい。なるほど、緑いっぱいで建物にも品があって、とても絵になる感じ。

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Square des Peupliersはとても雰囲気がいい

ここからは大通りに出てバスに乗り、15区のプティット・サンチュールを目指すことにした。バスはすぐ来たんだけど、中がすごく混んでて、どこに立っていても落ち着ける状態じゃなかった。停留所で止まる度に人が乗ってきたり降りたり、その度に立ってる乗客全部がシフトして、それで掴まれるところがなくなっちゃったりとか、あんなにバスで疲れたのは初めてだった。降りることができたときには本当にホッとしたもん。

バスから降りて歩くこと10分ちょっと。15区のプティット・サンチュールの入口は、かなりちゃんとした場所だった。ここは公開されてるプティット・サンチュールの中で一番長く、1.3km。板張りの道が線路と並行してずーっと続いている。最初は近代的なマンションやテニスコートの脇を行く感じだったんだけど、途中からはちょっと昔の建物が立ち並ぶ横を歩くようになる。こっちの方が全然古いけど、やっぱりニューヨークのハイラインと雰囲気が似てる。自然と一緒にパリの街も裏側から見ることができるようで、とても気持ちのいい散歩道だった。次回は一人じゃなくて、誰か友達と一緒に散歩したい感じだな。

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15区のプティット・サンチュールの入口

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こういう風景がニューヨークのハイラインを思い出させる

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秋色の遊歩道は本当に気持ちがいい

全部歩いた後は、地下鉄を乗り継いで16区のプティット・サンチュールへ。ここは15区とは雰囲気が全然違って、まるで深い森の中のよう。ええっ、パリ市内にこんな場所があったの?って感じ。1.2kmのプティット・サンチュールを歩いているのは僕一人だけ。アメリカだったらホームレスの人たちのたまり場になっちゃうよなぁなんて考えてた。あまりにも静かで、どこかから誰かが飛び出して来て強盗にでも会いそうな気がして、歩いている間中ずっと緊張してた。自然がいっぱいで綺麗なんだけど、田舎の方の森じゃなくて、すぐ外は都会ってことがあるから余計に怖かったのかもしれない。

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16区のプティット・サンチュールの入口

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ずっとこんな感じで緑に覆われていて、なんだか怖かった

13区は閉まってたから行けなかったけど、その他のプティット・サンチュールはこれで制覇したぞ! この後は近くにあるマルモッタン美術館でモネの作品を数多く見た後、地下鉄でアパートまで戻った。昨日に続いてかなりの距離を歩いたから、もうフラフラになっちゃったよ。

アパートでゆっくりと休んだ後は、ユージくんとAu Passage(訪問記へ)で美味しいディナーを食べた。食後はレストランからマレ地区の方までずっと歩いて、ユージくんの友達と合流。僕を含めて総勢8人。バーのはしごをして最高に楽しかった。みんなで話したり笑ったりしながら他のバーまで歩いて、しかもそれがパリだよ? もうなんか本当にパリに住んでいるかのような気分にさせてくれた。やっぱりみんながフランス語を話してるのを聞くと、すごく羨ましい。羨ましがってるだけではダメだから、これから本腰を入れて勉強するようにしなければ! ユージくん、ヒロラくん、マーシャラ、イチローラくん、レジス、ニノラくん、シャリラさん、楽しい時間を本当にありがとね!

レストランとバーでかなり飲んでいたので、アパートに帰り着いたら速攻で寝てしまった。あーもう最高の一日だった。
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by alexsea | 2015-10-23 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
イタリア・クロアチア・パリ2015: パリの穴場めぐりとプチ同窓会
朝は8:30頃起床。9:30頃にホテルをチェックアウトした後は、すぐ前のカフェでコーヒーを飲んで、Koreyは13:30の飛行機に乗るために空港へ、僕は日本人友達のユージくんのアパートへと向かった。ユージくんのアパートは1ベッドルームなんだけど、リビングのソファがベッドにもなるやつなので、そこにこれから3泊させてもらうことになってる。パリで何か月か暮らしたいとずっと前から思ってたけど、ホテルじゃない場所に泊まるのは今回が初めて。なんだか観光じゃなくて、少しの間本当に「生活」できるような気がして、すごくワクワクしてしまった。だからというわけでもないんだけど、これから3日間の予定は、観光名所じゃなくて穴場的なところをピックアップしておいた。

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ユージくんのアパートのソファベッドに、これから3日間ご厄介になる

まずはアパートから歩いて10分ちょっとのところで、ずっと前から行きたいと思っていたレストランSeptime(訪問記へ)で、ユージくんと最高のランチを楽しんだ。

その後は地下鉄でパリの医科大学へ。ここにはMusée Dupuytrenという、奇形の標本を集めたような小さな博物館があるらしい。ちょっと病的に思われるかもしれないけど、小さい頃は医者になりたかったからか、こういうものには今でもかなり興味があったりする。大学の入口の警備員にMusée Dupuytrenのことを聞くと、なんと閉まっているという。えー! そんなー!! ショックを受けていると、書く物はあるかとペンのジェスチャーをしてきたので渡すと、紙に27-10-15とか書いてくれた。え? なにこの数字。フランスでは電話番号を2桁で区切るから、ここに電話して聞けってこと?と聞くと、Non! Non! Non!とのこと。あっ、これは日付かー! 2015年10月27日にオープンするってことか。えー、それって来週じゃん! 最初からアンラッキーだったなぁ。前回の旅行もそうだけど、どうもパリでは僕のプラン通りに行かないことが多いぞ。

気を取り直して、ここから10分くらい歩いた場所にあるという、サルヴァドール・ダリが作った日時計を見に行った。これ、ガイドブックには載ってなくて、インターネットで偶然見つけたもの。普通の大通りに面した建物の、横の壁にひっそりとついてる。すごいなー。有名な人の作品が、こんな普通のところにポンとあるなんて。アメリカだったら絶対にイタズラされちゃうと思うぞ。ダリが作ったにしては結構まともで、でもやっぱり存在感はすごかったと思う。ちなみに住所は27 Rue Saint-Jacques。

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普通の建物の横にダリの日時計がついている

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なかなかの存在感!

その後は、また歩いてちょっとの警察博物館(Musée des Collections Historiques de la Préfecture de Police (4 Rue de la Montagne Sainte Geneviève))。ここは警察署の建物の上にある小さな博物館で、無料で入ることができる。犯罪者が使用した武器とか、ギロチンの模型、数々の手錠なんかが展示してあって、まぁ好きな人には好きかなというレベル。ただ全ての説明がフランス語なので、詳細を知ることができずに残念だった。近くにいたら、ちょっと寄ってみるのもいいかなというレベル。

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警察博物館の中には殺人現場のモデルも

次はまた歩いてすぐのCollège des Bernardins (20 Rue de Poissy)。7世紀半前に建てられたこの建物は、最初はキリスト教に関することを学ぶ場所らしかったけど、フランス革命の後は、牢屋になったり倉庫になったり消防署になったりしていたらしい。10年ほど前に長い修理期間を経て、今では大学とアートの展示会が開かれる場所になっている。入ってすぐのエントランスホールが圧巻で、まるで中世に迷い込んでしまったかのような錯覚を受ける。エントランスホールにはカフェと小さなショップがあって、隣の部屋では映像アートが展示されていて、薄暗い部屋でヘッドホンを着けて観ることができるようになってる。ちょっとしたドラマ風ドキュメンタリーみたいな感じだったけど、全部フランス語だったからよくわからなかった。奥の方にはIDがないと入れないみたいだから見ることのできる場所は少ないけど、エントランスホールの雰囲気を味わえただけでも来てよかったと思えた。

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まるで中世にタイムスリップしてしまったようなエントランスホール

この後はアラブ世界研究所へ。セーヌ川河畔のこの建物はカメラの絞りのような窓に覆われていて、見るからに異色を放っている。僕が行ったときには、エジプトの遺跡の展示会をやっていたみたいで、その入口にはかなり人が並んでいた。僕はそっちには行かずに、正面から入って荷物チェックを経た後、エレベーターで屋上に上がった。正面入口は結構ものものしいので、こんなところから入って屋上に行けるんだろうかと不安だったけど、荷物チェックをしていたおじさんに尋ねたら、にこやかに答えてくれたので安心した。何人か聞かれたので日本だと答えると、いくつか日本語を披露してくれたりした。いいおじさんだったなぁ。

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アラブ世界研究所の建物はとてもユニーク

シースルーのエレベーターで屋上に上がると、セーヌ川を目の前に、素晴らしいパリの景色が広がっていた。他の観光名所に比べると人が少ないので、ゆっくりとパリの景色を楽しむことができる。無料だってのも嬉しい。気持ちのいい場所なので、ここは結構オススメかな。

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無料で上がれる屋上からは、パリの景色が楽しめる

さて、ちょっと歩き疲れた感じなので、エネルギー補給をするためにサン・ルイ島へ。お目当ては有名なベルティヨン(Berthillon)のアイスクリーム。前回パリに来たときに閉まってたんだよね。今回こそアイスクリームを食べるぞ!と意気込んで行ったら……、11月4日まで閉店中との張り紙が。ナニソレー。ベルティヨンとはよくよく縁がない。パリ、本当に一筋縄ではいかないなぁ(笑)。

歩き疲れたので、ノートルダム大聖堂の裏にある公園のベンチに座って休憩することにした。曇り空で少しだけ寒いけど、今まで歩いていたので汗ばんでいたくらい。しばらく休んでいたら、前の方から銃を抱えた兵士たちがゆっくりと歩いてきた。すごく場違いな感じで怖かったけど、テロの脅威とかがあるので仕方がないんだろう。僕らを守ってくれていると考えたら、見方も変わるというもの。

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ものものしいけど、もし何かあったら彼らが守ってくれるんだろう

ノートルダムの中に座ってしばらく思いを巡らせようかと思ったけど、大聖堂の前には長い長い列が! なんだか人当たりがしそうだったので即効でパス。こんなに長い列のノートルダムって、今までに見たことがないぞ。やっぱりここには朝一で来て、静かな中でゆっくりするのがいいなぁ。

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この長蛇の列って、どうよ!

結構疲れたけど、まだ歩くぞ! ノートルダムから15分ほど歩いたところには、Julien Aurouze and Co. (8 Rue des Halles)という店がある。ここは映画『レミーのおいしいレストラン』に出てきた、死んだネズミがたくさんぶら下がっている場所。あの店が本当にあるなんて、今回パリの穴場を調べるまで全然知らなかった。ショーウィンドウにはネズミ捕りにかかったネズミがぶら下がっていて、その下にはネズミや害虫を殺すための薬品がズラッと並んでいる。かなり異様な光景だけど、フランスも昔からネズミ退治には苦労してたんだろうな。

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まさか現実にあるとは思わなかった害虫退治の店

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死んだネズミがズラッと並んでる

この近くのフォーロム・デ・アールは、前に来たときから再開発工事が進んでたんだけど、なんとか形になってきたみたい。工事の進行具合を眺められるビューポイントも設置してあって、流線形の屋根を持つ建物の出来を見ることができる。2016年に完成の予定らしい。出来上がったらかなりの賑わいになるんだろうな。今度パリを訪れるときの楽しみの一つだ。

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ビューポイントから工事の進行具合を見ることができる

フォーロム・デ・アールの工事現場の向こう側には、サントゥスタッシュ教会(Paroisse Saint-Eustache)がある。ここは僕も初めての場所。観光客はとても少ない。僕を含めて5人ほどしかいなくて、外の喧騒と中の静寂の対比がすごかった。かなり古い教会だけど、規模はノートルダムと同じくらい大きい。この荘厳な雰囲気もいいんだけど、ここにはちょっと変わったステンドグラスがある。昔この辺りには市場と屠殺場があったらしく、そのせいかステンドグラスに豚とソーセージが描かれている。普通は天使や聖人、キリストや聖母マリアなんかが描かれているステンドグラスの中に、いきなり豚とソーセージっていうのはかなり面白かった。

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豚の上には3本のソーセージがぶら下がってる

この後はパレ・ロワイヤルの庭園横のカフェでしばらくリラックスした後、ディナーのためにJuveniles Wine Barへ。ここで高校の時の友達Nくんと30年ぶりに再会した。彼は仕事で世界中あちこちに住んでいる人で、Facebookで繋がって彼がパリに住んでいることがわかったので、プチ同窓会を開催することになったわけ。僕が大好きだったクラスのクラスメートだったけど、昔はこんなにじっくりと話したことがなかったんだよね。今回は美味しいワインを飲みながら、美味しい料理を食べながら、30年の空白を埋めるかのように色々な話ができて本当に楽しかった。最近になってFacebookで高校の友達との繋がりがすごく増えたけど、あの頃の友達って一生ものだなぁって思う。Nくん、素晴らしい時間をどうもありがとう!

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パレ・ロワイヤルの回廊は、パリで一番お気に入りの場所の一つ

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Nくんとプチ同窓会!

夕食の直前から降ってきた雨も外に出たら止んでいたので、二人でルーブル美術館のピラミッドを見たりした後、地下鉄の駅で別れて僕はアパートに戻った。ユージくんとちょっと話した後は、ベッドに倒れ込むように寝てしまった。いやぁ、歩け歩けの一日だったけど、本当に充実した一日だった!
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by alexsea | 2015-10-22 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
イタリア・クロアチア・パリ2015: 密度の濃いパリの一日
朝は7時半頃起床。Koreyは仕事で明日シアトルに戻らなければいけないので、今日一日しかパリを楽しむ時間がない。ということで、朝から色々な予定を組んでおいた。

まずはViatorで見つけた、パリのパン屋さんのキッチンツアー。1時間の短いツアーだけど、パン屋のキッチンを見学させてくれて、どんな風にパンやスイーツを作るかを見ることができるらしい。お値段も一人$26程度と超お得。Koreyも僕も食べ物好きなので、このツアーには飛びついてしまった。

モンマルトルの丘の向こう側、Lamarck-Caulaincourtの駅まで地下鉄で行く。ここの駅は映画『アメリ』にも出てきた場所。アメリが盲目のおじいさんを引き連れて、行き着いた駅がこのLamarck-Caulaincourt。いつか来てみたいと思ってたんだ。

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『アメリ』にも出てきたLamarck-Caulaincourt駅

10時からのツアーにはちょっと早かったので、パン屋さんの並びにあったカフェでホットチョコレートを飲みながら時間つぶし。今回訪れるパン屋はLe Grenier à Pain。なんか記憶にある名前だと思ったら、以前LioとDanと一緒にパリに来たときに、たくさんの人で賑わっていた別の支店の前を偶然通って、バゲット・グランプリの最優秀賞を獲得したと書いてあった場所だった。ネットで調べてみたら2015年にまた最優秀賞を獲得したらしい。そんなすごいパン屋を見学できるのか!

メールに書いてあった通り10分前くらいから店で待ってたんだけど、いつまでたってもガイドが来ない。店のパンやスイーツを眺めながら待つこと20分、やっと女性ガイドが到着した。地下鉄が途中で止まってしまったらしい。ちょっとそりゃ仕方がないよな。なんと今日のツアーは僕ら二人だけらしい。いきなりプライベートツアーですか。でもツアーのレビューを読んだときに、すごく狭いから人数が多いと窮屈と書いてあったので、ちょっと安心した。

まずはバゲット作りの現場から。パンを作っている職人の彼は、大学で化学を専攻していたらしい。バゲットは今は機械でその形にするけど、トラディショナルに手で作る方法も知っていなきゃいけないらしい。一連の流れを見ると、まさに熟練の技としか言いようがない。イーストを味見させてもらったり、バゲットに切れ目を入れるところを見せてもらった後、実際にそれをやらせてもらったりした。カミソリの刃に柄をつけた感じの道具で、斜めにスッスッと入れていく。最初は彼が僕の手を持って、角度とかスピードとかを体感させてくれた。本物の食べ物に僕がやっちゃっていいの??とか心配だったけど、結構楽しかった。

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今ではこの機械が生地をバゲットの形にしてくれる

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バゲットに切れ目を入れさせてもらってます

オーブンに入れて焼くところまで見たら、今度は地下のスイートを作るキッチンの見学。店先にもたくさん美味しそうなスイーツが並んでたけど、それは全部ここで作られている。チョコレートソースの甘い香りが漂うキッチンで、色々なスイーツを作るところを見学させてもらった。バターと生地を使うときには、バターの硬さは生地の硬さと同じでないと仕上がりが悪くなるとか、そんな秘密も教えてもらったりした。生クリームや、出来上がったスイーツの試食もさせてもらったし。面白かった!

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地下は美味しそうなスイーツでいっぱい!

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このバターは生地と同じ硬さにしてあるらしい

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クリームを作ってる。試食させてもらったけど、全然重くなくて甘すぎることもなく最高に美味しい!

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このシンプルなスイーツも試食させてもらった。軽くて美味!

見学を終えて1階に戻ると、さっき僕らが切れ目を入れたバゲットが焼きあがっていて、それをお土産に持たせてくれた。温かいバゲットからは焼きたての香ばしい匂いがして、店を出てすぐにかぶりついてしまった。もう美味しすぎ!! 本当は後でチーズやハムを買い込んで、パレ・ロワイヤル辺りに行ってピクニックしようとか考えてたんだけど、この温かさと香ばしさを失いたくない。バゲットを少しずつ食べながらモンマルトルの丘を裏側から上って、サクレ・クール聖堂の前の階段のベンチに座って、パンを食べながらストリート・ミュージシャンの音楽をしばらく聴いていた。あー、なんて贅沢なんだろう。出来たての美味しいバゲットを食べながら、音楽を聴きながら、パリの素晴らしい景色を眺められるなんて…!

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素晴らしい景色を見ながら美味しいパンを食べる……こんな贅沢ってあまりない

ピクニックはできなかったけど、パレ・ロワイヤルには行ってみることにした。ここの裏の公園は僕は大好き。秋の雰囲気が漂っていて、とてもいい感じ。ちょっと寒かったけど、噴水の前のベンチに腰掛けて、パンの残りを食べながらしばし休憩したりしてた。

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僕の大好きなパレ・ロワイヤルは、秋の雰囲気でいっぱい

この後はちょっとカフェに入ってホットチョコレートを飲んだりした後、ポン・ヌフから出るセーヌ川遊覧船(Vedettes du Pont Neuf)に乗ることにした。僕はパリでの遊覧船は初めて。セーヌ川沿いは歩いたりしてるから、あまり真新しいものは見れないかなとか思ってたんだけど、見る角度が違うと全く違う感動があることに驚いた。河岸にあんなにレストランがあるなんて知らなかったし、川から見上げるエッフェル塔も新鮮だった。橋のデザインもそれぞれ違って面白かったし、色々な顔が彫られている橋があるなんてことは全く知らなかった。パリの初心者も経験者も、遊覧船は一度は乗っておいて損はないんじゃないかと思う。予想以上に楽しかった。

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セーヌ川から見上げたエッフェル塔

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橋にこんな顔が彫ってあるのなんて知らなかった!

遊覧船から降りた後は、サン・ジェルマン・デ・プレのカフェでホットチョコレートとフライドポテトのおやつ。その後はピエール・マルコリーニで僕の大好きなマシュマロのチョコレート包みを買ったり、ふと見つけた紳士服の店でマフラーを買ったりした。アメリカでやってるテレビドラマ『Forever』で、主人公がいつも英国人らしくマフラーをしてるんだけど、そのファッショナブルさに憧れてしまってたので、今回はパリでマフラーを買おうと心に決めてたんだ。いい感じのが見つかってよかった!

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結構いいでしょ?

この後はずっと歩いて、アンヴァリッドへ。僕は初めての場所。ここではナポレオンの墓を見たり、その後軍事博物館に行って戦争の歴史をざっと見たりしてた。歴史に興味がないから軍事博物館は個人的にあまり面白くなかったんだけど、Koreyはとても興味深そうに見入ってたな。ナポレオンの棺があるドーム教会はとても綺麗で、こっちの方が僕は感動した。でもあんなふうに棺が大勢の人の目に晒されてるなんて、ナポレオン大丈夫なのかな?(笑) 日本人の感覚とはちょっと違うよね。

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ドーム教会の中のナポレオンの棺

もうかなり足が疲れてきたんだけど、この後もさらに歩いてクレール通り(Rue Cler)へ。ここは食料品店が立ち並ぶ通りで、パリの中でも雰囲気のいい通りとして有名。チーズの専門店とか、肉の専門店、ワインショップもあるし、スーパーのようなところでは今が旬のキノコ類が山積みになってる。今度パリに来たときには、絶対にここでパン、チーズ、ハムとワインを買って、どこかでピクニックすることにしよう。したいと思ってるだけじゃ経験できない。次回は必ず!

この通りのカフェでワインを飲んだりして時間をつぶした後、ここからそう遠くないレストランAu Bon Accueil(訪問記へ)で素晴らしいディナーを体験した。……まぁ最初は予約が消滅していてかなり心配したりしたんだけど、詳細は訪問記へどうぞ。

さて美味しい夕食の後は、今日のメインイベントとも呼べるエッフェル塔。レストランを出ると、その壮大な姿がすぐそばに見える。インターネットで最後のエレベーターの時間21:30を予約しておいたんだ。エッフェル塔に上ったことは何度もあるけど、夜に上るのは今回が初めて。あいにく天気は霧雨っぽくてあまり良くなかったんだけど、そのお蔭かエッフェル塔から発せられるビームがよく見えた。やっぱりパリの夜景は素晴らしい。まるで金の粉を地上に振りまいたかのよう。この頃には結構寒くなってきてたんだけど、パリの夜景を十分に楽しんだ。毎正時にエッフェル塔がピカピカと輝くのは見たことがあったんだけど、あんなにピカピカしてるんだから、その時エッフェル塔にいたら眩しくないのかな?なんて思ってたんだけど、今回その答えを知ることができた。ストロボは外側を向いているらしく、光ってるのはわかるけど、内側にいても全然眩しくない。面白い体験だった。

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レストランの前からはエッフェル塔がこんなに近くに見える

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上からの景色。このビームがゆっくりと回転してる

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輝いてるエッフェル塔を激写!

エッフェル塔から降りた後は、すぐ前の公園から69番の最終バスに乗ってホテルの近くに戻った。このバスはRick Stevesのガイドブックでも紹介してあるんだけど、かなり景色がいいルートらしい。夜も十分綺麗だったけど、今度来たときには昼間に乗ってみることにしよう。

ホテルの近くのバーでちょっと軽く飲んだ後は、ぐっすりと眠ることができた。本当に密度の濃い、充実した一日だた。
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by alexsea | 2015-10-21 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)