From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

プロフィールはこちら
レストラン訪問記はこちら
旅行記はこちらからどうぞ。
カテゴリ
全体
[一覧] 旅行記
旅行記
日記
夢日記
エッセイ
過去日記
映画・DVD
レストラン
検索
最新のコメント
>亜紀ちゃん サン..
by alexsea at 02:26
いいねいいね〜サンフラン..
by 亜紀 at 08:28
>海老原くん えー..
by alexsea at 03:52
もう、きっと覚えてないと..
by 海老原吉晶 at 00:05
>るうこさん うひ..
by alexsea at 06:32
以前の記事
2017年 08月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2016年 10月
2016年 08月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 04月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 10月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 10月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 05月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 06月
2004年 05月
2004年 04月
2004年 03月
2004年 02月
2004年 01月
2003年 12月
2003年 11月
2003年 10月
2003年 09月
2003年 08月
2003年 07月
2003年 06月
2003年 05月
2003年 04月
2003年 03月
2003年 02月
2003年 01月
2002年 12月
2002年 11月
2002年 10月
2002年 09月
2002年 08月
2002年 07月
2002年 06月
2002年 05月
2001年 03月
2001年 02月
2001年 01月
ブログジャンル


<   2002年 09月 ( 1 )   > この月の画像一覧
Fox
 僕はFoxという名の柴犬を飼っている。オス。1998年6月19日生まれ。ちょうど3ヶ月目の9月19日に僕の家にやってきた。

 家を買ってから、なんとなく犬を飼いたいという気になっていた。子供の頃には犬を飼ったことがあったので、大人になってから「犬のいる生活」にずっと憧れていたのかもしれない。僕が幼稚園の時には雑種のコロ、小学校のときには柴犬のS(エス)。Sは交通事故で死んでしまって悲しい思いをしたけれど、だからといって「死ぬと可哀想だからもう犬を飼うのはいやだ」とはならなかった。

 Redmondにある柴犬のブリーダーの所から買ってきたんだけど、Foxはなんとなく最初に見たときから気の弱そうな犬だなと思ってた。オス2匹とメス1匹を見せられたんだけど、もうそのうちの2匹は行き先が決まっていたので、選ぶ余地はなかった。以前飼ったことのある茶色の柴犬と違って、今回はゴマ色。茶色の毛並みに黒い毛がうっすらと混じってる感じ。最初はなんか変な色だなって思った。今は黒が混じってないとノッペリしてて物足りないとか思うくらいになっちゃったけどね(←親バカ)。その3匹が遊んでるときに、Fox(となる子犬)が何かのオモチャかなんかで遊んでたら、隣にいたメス犬が「あら、それ面白そうね。あたしが貰うわ」とでも言うように、横からサッとそれを取り上げてしまう。Foxはそれを追いかけるでもなく他のオモチャを探しに行ってた。「気が弱い~!」って思わず言っちゃった(笑)。メスは従順だと思ってたんだけど、ブリーダーに言わせるとメスの方が気の強いのが多いそうな。それにオスは去勢すればそんなに攻撃的にならないってこと。これ以上大きくなってから飼い始めるのもいやだったので、サクッと買ってしまった。ネーミングは迷ったんだけど、キツネになんとなく似てるってことと、その当時放送されていたX-Filesが好きだったので、Fox Mulderからとって「Fox」と命名する。

 家に連れて帰るときもキャンキャン鳴く鳴く。車の中ではブルブル震えながら、緊張してヨダレを垂れ流してるし。玄関を開けてカーペットの上に降ろしてやると、四肢を硬直させたままピクリとも動かない。なんだか可哀想だったけど、あの格好は本当におかしくて笑っちゃった。少ししたら慣れたみたいで、家の中をしきりにチェックしてた。このFox、すぐにとんでもない小便タレ小僧だということが判明。かなり大きくなるまで家の中でオシッコしまくっていたので、ペーパータオルは必需品だった。

d0113429_7223497.jpg
家に来たばかりのFox
情けな~い顔

 Obedience School(しつけの学校)に入れることが買った時の条件だったので、ブリーダーに紹介されたDianeという人に頼むことにする。この人はシアトルに来る前はビバリーヒルズあたりのスターの犬とかを調教してたんだって。週に一度家に来てもらって、色々なしつけを教わった。さすがプロだけあって、犬の扱い方が慣れてるなんてモンじゃない。愛情をたっぷり注ぎながら、テキパキと教育していく様は本当に鮮やかだと思った。犬が教育されるのはもちろんなんだけど、犬の教育の仕方を僕たちも教わった感じ。レッスンの様子をビデオに撮ったりして、Dianeがいないときにも教わった通りに調教してた。その結果、リビングルームには入らない、2階には上がらないっていう、行動場所をキチッと教えることができて本当に良かったと思う。

 このFox、上にも書いたけど、どうしようもないほどの小心者。ある時、投げてやったボールが部屋の隅のライトが置いてある所に入ってしまって、それを取りに入ったFoxの足にライトの電線が絡まってしまってもう大パニック。オシッコを垂れ流しながら一目散に逃げ出してきた。今でもFoxがのんびりしてるときに、ゴミをゴミ箱に投げ入れたりしてちょっと音が出ると、全身が感電したようにビクッとして驚いたりするし。以前散歩の時に猫と鉢合わせしちゃって、その猫にお尻を噛みつかれたりしたもんだから(血が出るほどじゃなかったけど)、それ以来猫は大の苦手。その猫に遭遇した道は、ちょっとの間絶対に通りたがらなかった。でもね、その小心者なところが結構カワイかったりするんだよね(笑)。

 可哀想なことに、Foxは小さい頃に大手術を経験しなければならなかった。散歩していて(大の方の)用を足すときにキャンキャン言ってるから、何事かと思って獣医に連れて行くと、レントゲンを撮った結果、左の後ろ足の関節が生まれつき外れているということが判明してしまった。それも膝と腰の両方。そのままだと大きくなってから関節炎になってしまうので、手術して対処した方がいいとのことだった。ブリーダーの所のご主人がペットの外科医をやっているとのことなので、その人に手術してもらう。手術後のFoxは、今から思い出しても本当に痛々しい姿だった。腰から下の左足の毛は全て剃られてしまって、足全体にはめられたギブス。首のまわりには傷を舐めないようにということでコーンが装着されてるし(これは去勢手術のときに経験済みだけどね)。あんな姿は二度と見たくないなぁ。今はもちろん回復したんだけど、やっぱり時たま左の後ろ足をかばいながら歩いてる所を見るし。完璧に良くなることはたぶんないんだろうけど、関節炎のヒドイのになって痛い思いをするよりもいいよね。

d0113429_7223773.jpg
ああ無残…手術後

 この大手術を除くと、今の今まで病気らしい病気をしたことはなかった。
 …先週までは。

 先週、母に呼ばれて1階に下りてみると、Foxが挙動不審だという。いつもは絶対に行かないようなガレージに続く地下の部屋で暗い中ジッとしてたりするし、上がってはいけないとされている2階にも上がったりしてたという。様子を見てみると、ハァハァ言いながら尻尾を垂らし、なんとなく腰の辺りが震えているみたい。しばらくするとその状態も治まったらしく、いつものFoxが戻ってきた。その時はとても不思議に思ったんだけど、裏に猫でもいたか、怖い夢でも見たのかなっていうことで片付けてた。

 ところがそれから一週間注意深く観察していると、どうもまだ様子がおかしい。いつも食事をしているとその横に来ておこぼれを待っているのに、来ないことが多い。食欲もあまりないみたいだし、テレビ部屋にみんなで入っていると、いつもだったら来るのに、玄関のあたりでじっとしているし。母が連れて行く散歩の時はあまり変わった様子はないというので、そんなに差し迫ったことでもないとは思ったんだけど、後で後悔するのもイヤだったので、昨日念のために獣医に連れて行って血液・尿検査をしてもらった。

 今日その血液検査の結果が来たんだけど、どうも赤血球の数が減っているらしく、貧血状態らしいということがわかった。すい臓の炎症を起こしているかもしれないとのこと。母と、ちょうど今日足の調子が悪くて会社を休んでいたルームメイトのKoreyにもう一度獣医に連れて行ってもらい、脱水症状にならないように皮膚の下に水を注射して、抗生物質も貰ってきた。しばらくこの抗生物質をやってみて、来週レントゲンを撮ってみようということになったらしい。

 ニュースを聞いた時、胸がしめつけられるような気がした。まだ重病だとわかったわけでもないけど、Foxと永遠に一緒にいられるわけではないということが急に現実感を帯びて目の前に現れた感じ。命あるものはいつかは死ぬ。Foxも母も、僕も例外じゃない。以前可愛がっていたペットの死を経験していたので、Foxがこういう状態になる前から、Foxが幸せな一生を送れるように最善の努力をしたいとずっと思っていた。死の影を垣間見た今、本当に僕はその努力をしていただろうか疑問に思った。Foxを連れて行きたいと思っていたピクニックも、なんだかんだと理由をつけて延ばし延ばしにしていたし、仕事から帰ったら僕はすぐ2階に上がってしまって、Foxと遊んでやる時間も本当に少なかったような気がする。頭の中では格好のいいことを思っておいて、それを実際に行動で示していなかった自分がとても恥ずかしい。「喉元過ぎれば~」っていうけど、本当に人間って学ばない生き物なのかもしれない。いや、もしかしたら学ぶんだけど、「死」に関してはそのトピックを無意識に避けようとしているのかな。

 Foxが家に来てからもうすぐ丸4年。
 10年後、Foxはまだ僕と一緒に居てくれるんだろうか?
 10年後、僕はまだFoxと一緒に居れるんだろうか?

 Fox、頼むから元気になるんだよ。

d0113429_72240100.jpg
Fox

[PR]
by alexsea | 2002-09-05 00:00 | エッセイ | Trackback | Comments(0)