From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: 詰め込めるだけ詰め込んだSydney観光
詰め込めるだけ詰め込んだSydney観光 … 2月28日(金)

 この日は友達のDennis HalloranにSydneyの案内をしてもらうことになっていた。午前10:30にホテルの前の道で僕をピックアップしてくれた。Dennisとはシアトルでちょっと会っただけなんだけど、あんなに喋り好きのおじさんだとは思わなかった。とにかくユーモアを含めながら弾丸のように喋りまくってくれる。でも楽しいからなぜか疲れないんだよね。

 Dennisはまず僕たちをSydneyのFish Marketに連れて行ってくれた。ここはシアトルにあるPike Place Marketの魚売り場を大きくした感じの場所。駐車場に車を止めて外に出てみると、鼻をつく生臭い匂い。魚以外にもワインなんかも売ってる場所なんだけど、魚は見たことのないものがあってとても興味深かった。中でもBalmain Bugっていうヤツは、ロブスターの尻尾の部分だけのような三葉虫のような生き物で、こんな物がこの地球上に存在していたのかととても驚いた。Fish Marketの後はHarbour Bridgeを渡ってBalmoralというビーチに向かう。Harbour Bridgeは思っていたよりもとてもゴツイ橋で、車で渡るときにはまるで大きな鉄骨の中をくぐり抜けているような、そんな感じ。BalmoralはManlyやBondi Beachと違い、地元の人しか行かないような場所。そのせいかとても落ち着いた印象を受けた。周りにはあまり店はなく、ビーチに一軒カフェとレストランがあるだけ。地元の人々がゆっくりくつろいでる姿があちこちに見受けられる。ここで驚いたのがサメよけの網。ビーチを囲むように海とビーチが網で遮断されている。やっぱりここらへんではサメが問題になってるんだなぁ。

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Balmain Bugs
まるでロブスターの
尻尾だけのような生き物
Harbour Bridgeを車で渡る。
以外に重鎮な感じ

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Balmoralビーチ
サメよけの網が見えるかな
Tom CruiseとNicole Kidmanの家
(今はどっちの家か知らないけど)

 この後はCentennial ParkやFox Studioを経由しながらBondi Beach(ボンダイ・ビーチ)に向かう。さすがにBondi Beachは人で溢れかえっていた。通りはレストランやカフェなんかの様々な店で一杯だし。前日のクルーズで油断して腕がヒリヒリに日焼けしてしまっていたので、ここの薬局で日焼け治療用のアロエローションを買った後、The Bondi Surf Seafoodsという店に入ってフィッシュ&チップスを注文。これをビーチのすぐ上にあるピクニック小屋に持って行ってお昼にする。このフィッシュ&チップス、とてもカラッと揚がっていて本当に美味しい。後でこの店の前を通ったときに、Fish Marketからベストシーフードの賞を貰っていたことを知って、なるほどの美味しさを納得。あいにく空は雲に覆われていて太陽は見えなかったんだけど、ビーチではたくさんの人が泳いだりサーフィンをしてたりした。時間があったら僕も泳ぎたかったんだけどなぁ。

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Bondi Beachの繁華街
ここでフィッシュ&チップスを買った

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皮はさっくり、身はホコホコ
油っぽくなくて美味しかった!
時間があれば
ここで体を焼きたかったなぁ

 さてこの後はこの周りの色々なビーチを見て回りながらPaddingtonへ。ここでDennisの家にお邪魔する。横幅は狭いんだけど3階建ての、とてもイギリス風の家。ここの屋上から見える景色が最高だった! 地元の人のお宅にお邪魔するって、その土地の生活感が伝わってきてとても楽しい。彼は元はフライト・アテンダントで、今は引退していて時間がたくさんあるので、家を直したり拡張したりするのに時間を使ってるんだそうな。早期引退の条件として、勤めていた航空会社の便にほとんど無料でファーストクラスの乗り放題という素晴らしいパッケージを貰ったので、海外に旅行することも多いらしい。いいよな~。でもフライト・アテンダントって身体的にとても大変な職業なので、僕には逆立ちしても無理だけどね。

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Dennisのお宅訪問
キレイな庭と
屋上からの景色!

 Dennisの家を出た後は、車はKings Crossへと向かう。ここは僕が17年前に泊まったホテルがあった場所。今はそのホテルは閉鎖されて、近々アパートになるらしい。場所はよく覚えてたんだけど、周りがこんなに賑やかだったっけ?って感じ。“X”がたくさんついてる店が立ち並んでて、雰囲気はいいとは言えない。ここにはヘロインを注射する半合法的な場所もあるんだそうな。ヘロインはもちろん違法なんだけど、近年ヘロイン中毒の若者たちがかなりの量を自分で注射して、ひどい時には1週間に9人も通りで死人が出てたことがあったそうな。なので、ヘロインを注射する場所を建てて、量を守っているかどうかちゃんと周りの人が目を光らせているんだって。なんか本末転倒っぽい話なんだけど、それだけ中毒者が多いってのは悲しい話だと思う。

 Kings Crossのすぐお隣には、今人気急上昇中のPotts Pointという場所がある。ここは若手エクゼキュティブがアパートや家を買って住んでる場所で、Kings Crossとは打って変わってとても落ち着いてナイスな雰囲気。いかがわしい店が立ち並ぶKings Crossと、ちょっと上品な雰囲気のPotts Pointが隣同士に存在してるなんて、なんとなく面白い。この後車はWoolloomooloo Bayというところを通り抜ける。ここにはW Hotelや明日のお昼に行こうと思っている“Shimbashi”っていうお蕎麦屋さんがあるので、いい予習になった。この後はSydneyの街とOpera House、Harbour Bridgeを一望できる、Mrs. Macquarie's Pointという場所に行ってしばし休憩。さすがにたくさんの観光バスが止まっていて、素晴らしい景色をバックに写真を撮ってた。

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一緒に行ったJerryと写真タイム

 車に戻ると、Dennisが「ちょっとヘンなことするけど何も言わないでね」と言って、車をOpera Houseに走らせる。通常はOpera Houseには普通の車は入れないんだけど、Dennisは入り口のガードにある事を告げて、平気で中に入って行ってしまった。そのお陰でOpera Houseを車の中から目の前に見れて嬉しかった。Dennisがガードに何を言ったかは内緒。大爆笑しちゃったけどね(笑)。さてOpera Houseを出た後は車はChinatownへと向かう。ここはかなり大規模のChinatownで、まるでシンガポールか香港かにいるかのような気になってしまう場所。ここにあるPaddy’s Marketっていうところが、かなり面白い場所らしい。MelbourneのQueen Victoria Marketみたいな感じなのかな。明日時間があったら行ってみることにしよう。

 もう時間は5時近く。Dennisがホテルまで送ってくれて、丁重にお礼を言って別れた。今度7月にシアトルに来る予定なので、7月4日の僕の家でのパーティーで会えるらしい。いやはや、普通のツアーじゃ見れないような場所も見せてもらってすっかり大満足。

 Sydneyに来たときから気になっていて、Dennisもいい場所だと言っていた“Forty One”というレストランに電話を入れて、今夜空きがあるかどうか聞いてみる。大丈夫とのことなので、予約を入れてからお風呂に入って一休み。Forty OneはCBD(Central Business District)のど真ん中のChifley Towerという高層ビルの41階にあるレストラン。だから景色がものすごく良い。東を向いた窓からは、日暮れによって刻々と変わりゆく景色を楽しむことができた。なんと僕のラッキーシンボルって自分で決めてる虹も見ることができたし。もう最高。あとトイレに行ってみてまたショック。小便器の真ん前が全てガラス張りになってるので、素晴らしい夜景を見ながら用を足すことができる。いやー、とても興味深い体験をすることができた(笑)。

 ホテルに帰って友達のKTに電話を入れて、ホテルの近くのColumbianというバーで会うことにする。マルディグラの前日だからか、道は人で溢れかえっていて、バーの前にもかなりの行列。この列に並んでいるときにKTと再開。中に入ってから飲みながらKTといろんな話をしてたんだけど、あまりの人ごみで熱気ムンムン。気分が悪くなりそうだったので、1時間くらいで早々に退散してしまった。バーは好きだけど、人ごみは得意じゃないからな。明日はマルディグラ。はてさてどんな一日になることやら。
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by alexsea | 2003-02-28 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: クルーズと待ちに待ったTetsuya’s
クルーズと待ちに待ったTetsuya’s … 2月27日(木)

 起きて窓の外を見てみると、抜けるような青空が広がっている。今日は全員でランチクルーズ(Majestic Cruises)に行く予定だったので、この絶好のクルーズ日和に感謝感激。11:30にロビーに集合、バスはDarling Harbour(ダーリングハーバー)のKing Street Wharfに僕たちを連れて行く。このDarling Harbourは1988年に再開発が行われた場所で、僕が以前来たときには観光名所でもなんでもなかった。今はエンターテイメントの中心とまで言われるような場所になってるらしい。水族館やいろいろなレストランが見える。戦艦みたいなのもあるし、小さな潜水艦っぽいのも見えた。今日は時間がないけど、帰るまでにもう一度来てみてもいいかな。

 とてもモダンな感じのカッコいい船に、12時ちょっと前に乗り込む。乗ってすぐダイニングルームがあった。まずは腹ごしらえをってことで、バフェ形式のランチを取りに行く。あまり期待してなかったんだけど、品揃えは思ったよりも豊富だった。生牡蠣はあまり美味しくなかったけど、小さなタコの入ったサラダとかは絶品。同じテーブルに座った4人でワインを一本頼んで、なかなかいいランチタイムを過ごせた。そうこうしているうちに、船が動き出した。ちょうどランチを食べ終わった頃だったので、我先にとばかり外に飛び出す。船の一番先端にはデッキがあって、椅子がいくつか置いてあったので、早速一つ確保。青い青い空の下、心地よい風の中を通り抜けるように船は進んでいく。Harbour Bridgeを通り抜けるときには、この橋に上っていく人たちが見えた。よくやるよなぁ。高所恐怖症の僕にはとてもとてもできない技だ。船は一旦Circular Quayに入る。見ると何人かのコーラスメンバーがCircular Quayで手を振っている。彼らを乗せるためにここに停まったらしい。聞いてみると、彼らは朝Harbour Bridgeのブリッジクライムをやってきたんだそうな。どひーっ。聞いてみるとそんなに怖くはなかったらしい。でも高所恐怖症にはダメだよね。っつーかその前にやりたくないって。

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僕らが乗るボート
かっこいい~!
船に入ってすぐ
ダイニングルーム

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バフェ形式のランチは
なかなかのお味
リゾート気分でくつろぐNolan

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お馴染みHarbour Bridge
…の上に登ってる人達!

 人々を乗せた後はオペラハウスを右側に見ながら、船はどんどん東に向かっていく。途中に小さな島のようなFort Denison(デニソン砦)が見えた。これは20世紀序盤にロシアからの侵略を恐れて造られた砦らしい。けど、あんなに小さい砦で何ができるんだろうって思ってしまうくらい、かわいい島。船から見える場所の説明がスピーカーから流れてたけど、青空と太陽と涼しい風と青い海を楽しむのに忙しかったから、あまり聞いていなかった。船の最先端の椅子に座って流れ行く景色を眺めていると、まるで王様になったような、この土地を全て独占しているかのような気分に襲われる。あー、気持ちいいよー。

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オペラハウスがこんなに近くに
本当に気持ちよかった!

 約2時間のクルーズの後、船はまたKing Street Wharfに戻ってきた。名残惜しいけど、2時間くらいが長すぎも短すぎもせず、ちょうどいいのかもしれないな。この後はバスでGeorge Street沿いにあるCostellosっていうオパールの店に連れて行ってもらう。このツアーで初めての抱き合わせ販売みたいな感じ(笑)。でも母にオパールを買おうと思っていたのでちょうどよかった。何よりMelbourneに着いたときに、Careリボンの真ん中に小さなオパールが入ってるピンを全員にプレゼントしてくれてたし。Costellosに入ると、いきなり洞窟からオパールを掘り出しているような場所を通り抜け、シアターのような所に通された。そこでCostellosのオーナーの説明の後、オパールについての10分ほどの説明ビデオを見た。ただのオパールショップだろうと思ってたもんだからビックリ。この演出はちょっとクサイけどなかなか面白かったかも。その後全員にスパークリングワインが配られて、原石からオパールを削り出す作業の実演も見ることができるし、それに興味がない人はショップの方に行くこともできる。僕はスパークリングワインのグラスを持って早速ショップへ。こういう場所で酒を配るってのは、商業的にとても上手い方法。オークションのような場所でもそうだけど、客を酔わせてバリアを下げさせて物を売るってのは、あっちこっちでやってる方法。普通の店でやってるのを見るのは初めてだったけどね。それに乗ってかどうかわからないけど、母にオパールのネックレス、あとキレイな十字架の真ん中にオパールが埋め込まれたヤツも安く売ってたので、敬虔なクリスチャンの友達のBettyにお土産に買って行くことにした。

 この後バスはホテルまでみんなを乗せて行くことになってたけど、僕はGeorge Streetをまた歩きたかったのでここでみんなとは別れて、Queen Victoria Building(QVB)まで一人で歩いていった。QVBはとても歴史のある建物の中にショッピングモールが入っている場所。ここは絶対に行かなきゃダメとまで言われていたんでかなり期待してたんだけど、単なる普通のショッピングモールであることには変わりなかった。一つ面白かったのが、天井から吊り下げられている大きな時計。アボリジニの人形が秒針の役目をして、時計の周りをゆっくりと回ってる。なかなかよくできた時計だった。その他はとりたててこれといった目玉はなかった気がするな。たぶんショッピングに一日あてて、物を買ったりカフェに入ってくつろいだりするんだったら、QVBはとてもいい場所だと思う。

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Costellosでは
オパール削りだしの実演
QVBの中の巨大な時計

 QVBを離れた後はホテルまで歩いて帰って、お風呂に入ってさっぱりした後、ちょっとだけ横になって休んだ。今夜はオーストラリア一のレストランと言われている“Tetsuya's”に行く時。体調をしっかり整えておかなければ。午後6:30にロビーに集合。Bob Cook、Bob Jackson、Fritz King、僕の4人。ツアコンのMichaelにホテルからの距離を聞いてみると、歩いて10分くらいで行けてしまうことが判明。ちょうどホテルのレストランでワインのテイスティングをやってたので、ワインを飲みながら時間を潰すことにする。6:45にホテルを出て、7時前にはTetsuya'sに到着。…なんだかスゴイ場所だぞ。前には看板があって“Judge's House”って書いてある。昔は裁判官の家だったらしい建物の向こう側にTetsuya'sはある。すごく日本的な建物で大きな看板も出ていないので、たぶん道行く人たちはここをレストランだとは思わないだろう。門は閉まってるんだけど、中の人が僕たちの姿を見てリモコンで開けてくれた。中に入るとちょうど京都の「俵屋」で感じたような、とても静かで落ち着いた純日本的な雰囲気が僕たちを包む。まさに洗練された上品さという感じ。とにかく一品一品心の底から楽しめた。さすがオーストラリア1と言われるだけのことはある。おまけに行った連中がみんな美味しい料理好きなので、シアトルから始まって、世界各国の美味しいレストランの話で盛り上がることしきり。あと、Fritzはホタテにアレルギーがあって、Bob Jacksonは完全に生なものは食べたくないって最初に言っておいたら、彼らの分だけちゃんとそれを避けるようにメニューが組み立てられていた。この細やかな気配り、感服の思い。本当はこの後どっかのバーに行こうかと食事の前は考えてたんだけど、ディナーが終わったのはなんと夜中の0時。素晴らしい料理と美味しいワインでもう体中心地よい疲れに包まれていたので、すぐにベッドに入って寝た。Tetsuya's、スゴすぎ。本当に行ってよかった。
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by alexsea | 2003-02-27 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: ツアー最後のコンサート
ツアー最後のコンサート … 2月26日(水)

 今日はリハーサルの時間までSydneyを歩いてみることにする。お昼はSydneyでもかなり最上級に位置するRockpoolというレストランで食べることにしよう。今回のツアーでずっと引率してくれているOliverに、RockpoolのあるThe Rocksにはどう行ったらいいかを聞くと、そこに行って帰ってくるまでのお勧めルートを地図に書いてくれた。それじゃその通りに歩くことにしましょうか。

 外に出てみると、やっぱりMelbourneで感じたみたいに蒸し暑いんだよね。17年前に来たときには、これよりもずっとドライだったと思ったんだけどなぁ。人間はこういうことは相対的にしか物事を感じないから、蒸し暑さの度合いでいうと、シドニー<東京。でもシアトル<シドニー。つまり、シアトル<シドニー<東京ってことですか? こう考えてみると、17年前にシドニーがドライだと感じたことも頷ける。

 GoulburnとElizabethの交差点にあるホテルを8:30に出て、まずはHyde Parkのど真ん中を北上する。Hyde Parkはこれで2度目。1986年に来た時にも訪れてるんだけど、だいぶ記憶の中にある印象と違ってて驚いた。僕の覚えているHyde Parkはもっと大きかったような気がするんだけど、今回は「え? これだけ?」って思っちゃうくらい小さく感じた。なんでだろう? 以前来た時は生まれて初めての海外旅行だったので、何もかも全て驚きに満ちていて大きく見えたのかな。でもアーチのようになっている並木道とか、公園の中にいる様々な鳥とか、本当にキレイな場所で、ビルの谷間のオアシスといった感じだった。そうそう、公園の途中にある道から、Kings Crossにある以前のホテルが見えた。時間があったらあの近くにも行ってみたいな。

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Hyde Parkの並木道
Archbald噴水
これは覚えてた!

 あまりThe Rocksのエリアに早く着きすぎても困るので、途中にあるSydney Towerに寄ることにする。ここは以前はCenter Point Towerと呼ばれていた場所。来たことがあるんだけど全く忘れてる。17年も昔のことだからしょうがないかな。9時のオープン直後に行ったのでチケット売り場はガラガラ。なんかSkytourっていうバーチャルツアーもチケットに組み込まれているらしい。タワーに最初に上ってもいいし、Skytourの方に行ってもいいらしい。ちょうどチケットを買った直後に、日本人の団体がドサッと到着してエレベーターの方に向かっていたので、混雑を避けるために最初にSkytourに行くことにする。なんとその時点でのツアー参加者は、僕の他にアメリカ人と思われる年配のカップル一組だけ。このSkytour、最初はあまり期待してなかったんだけど、模型とビデオからの反射をうまく組み合わせたシアター形式のヤツとか、WellingtonのTe Papaでも乗ったようなバーチャル乗り物もあって、予想以上に面白かった。バーチャル乗り物の方は、画像で水に飛び込むときに、席の前から水蒸気がプシューって出て、本当に水に飛び込んだような感覚になれたし。3人だけの貸し切りツアーみたいになってたってのもよかったな。約30分のツアーの後は、いよいよタワーに上ってみる。エレベーターには僕一人だけ。地上305mのタワーからの景色はなかなかよかった。これで快晴だったらよかったんだけど、今日はちょっと曇ってたからあんまりメリハリのない景色だったのが残念。でもハーバーブリッジや、ビルの間からは有名なオペラハウスも見えて、これから回るSydneyの街の予習ができた感じ。

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タワーから見たHyde Park
17年前に泊まったホテルも
ここから見えた

 15分ほどここで時間をつぶした後は、またHyde Park方面に戻って北上を続けることにする。おっとその前に、タワーの地下のTaro Cashという店でお気に入りのシャツのショッピングをすることも忘れない(笑)。Macquarie Streetを、St. Mary’s Cathedralや議事堂の建物なんかを横目に見ながらひたすら北に歩く。Alfred Streetで西に曲がれば、もうそこはフェリーの発着場で有名なCircular Quay(サーキュラー・キー)。ここでコーラスのメンバー5~6人を発見。なんでも動物園に行くらしい。なんでSydneyまで来て動物園?とかその時は思ったんだけど、よくよく考えてみたらカンガルーとかコアラとかってアメリカでは見れないような動物がいるもんな。僕は前回の旅行で見たことがあるので今回はパス。Circular Quayは人々でごった返してたけど、海とボートがあるからなのかな、なんとなくのんびりとした居心地のいいものを感じる。

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Circular Quay
…から見えるHarbour Bridge

 Circular Quayを出ると、もうThe Rocksまですぐ。ここはSydneyで最初の入植が行われた場所で、今は土産物屋の立ち並ぶ観光名所になっている。まずThe Rocksのエリア内にある観光案内所に寄って、お目当てのレストランRockpoolの場所を教えてもらう。そこから歩いてわずか1分の所だった。この時点で11時くらいだったんだけど、レストランの中はまだひっそりとしてて、ナプキンとかの清掃業者が出入りしてるだけだった。たぶん12時から開店すると思うので、それまでこのエリアをいろいろと見て回ることにした。土産物屋が立ち並ぶRocks Centreや、そのすぐ横にあるArgyle Stores。 歩き回ってちょっと疲れてたので、このArgyle Storesの建物の中のカフェで“Long Black”を注文。これはニュージーランド・オーストラリアに来て初めて聞いた言葉で、エスプレッソのダブルショットっていうか、普通のコーヒーカップにエスプレッソを一杯注いだもののこと。外に座ってガイドブックを読みながらコーヒーを飲む…すごく気持ちのいいひと時だった。薄曇りの日だとはいえ、爽やかな風が吹いてたしね。この後は囚人たちが掘ったとして有名なArgyle Cut(アーガイル・カット)や、Rocksの他の場所も色々と回った。ここにも以前来たことがあるんだけど、全然思い出せないんだよな。やっぱり17年って月日は長いな~。

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"Long Black"でちょっと一休み
Argyle Cut

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Sydneyの最初の入植者
囚人の像
犬の像もあったりして。
再開発のときに
かわいがられた犬らしい

 さて12時近くなったのでレストランに行ってみると……なんかさっきと同じような状況なんですけど。野菜とかを運び入れているとはいえ、キッチンには誰もいないし、客席も静まり返ってる。えーそんなー、ランチはやってないのかぁ? ウェブサイトにはランチもやってるって書いてあったのに。詐欺だー! そうこうしているうちに時計は12時を過ぎてしまっている。このままだとどこのレストランも一杯になって入れなくなってしまう。ダンドリ君、失敗か?! 急いでまた観光案内所まで戻ってSydneyのダイニングガイドを貰ってきて、それに書いてあったアメリカン・エクスプレスの2002年度の賞の候補だったCafé SydneyかForty Oneに行こうと決めた。案内所の兄ちゃんに聞くと、Café Sydneyの方が今いる場所から近いらしいので、さっそくそこに行くことに。

 Café SydneyはCircular Quayのすぐ前のCustoms Houseというビルの屋上にある、とてもいいロケーションのレストラン。予約がないんだけどって言って聞いてみたら、全然大丈夫だとのこと。まだあまり客も入ってなかったみたいだし、ラッキーだった。うーん、本当にこれが賞の候補になったレストラン?って疑問に感じる程度の場所だった。期待が大きかっただけに、ガッカリも大きかったな。雰囲気がよかっただけに、とても残念に感じた。

 ガッカリしたとはいえまあまあの味だったランチを終え、今度はGeorge Streetを南下してホテルの方に向かうことにする。このGeorge StreetはSydneyの中心ともいえるような道で、本当に様々な店が立ち並んでいて新宿を思い出させてくれた。途中に有名なQueen Victoria Building(通称QVB)もあったんだけど、今日はあまり時間がないから後日改めて訪れることに。そのすぐ向こう側には、今日のコンサートがあるTown Hallがあった。どちらも歴史を感じさせてくれるような、とても重鎮な感じの建物。ここも横目に通り過ぎて、ホテルに戻った。

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QVBの上にある
裸の男2人をはべらせる
ヴィクトリア女王の像
ありゃまー
コンサートをやる
Sydney Town Hall

 ホテルに着いてみると、停電らしくエレベーターが動いていない。そういえばホテルのすぐ前の信号も消えたままになってたっけ。どうしてこう今回の旅行には停電がつきものなんだろう? 仕方がないので階段で5階まで上がって(日本やアメリカでいうと本当は6階)、真夏の中歩き回って吹き出た汗を流すためお風呂に入った。停電だとはいえ、お湯もちゃんと出たしバスルームの灯りも点けることができたのでラッキーだったかな。他の人の話によると、4時以降くらいにはもうバスルームの灯りも点けることができなくなったらしい。3:30にホテルを出る前に、Sydneyに住んでいる友達、DennisとKTに電話を入れてから、タキシードを持ってリハーサルに向かう。

 SydneyのTown Hallは今までのどこよりも豪華で音響も良かった。大きな建物だから音が反響するんだけど、それが悪い反響の仕方じゃないんだよね。Sydneyのホストコーラスも、AucklandやMelbourneのコーラスに比べて格段にレベルが上。指揮者がとてもいいエネルギーを放ってるみたい。後で聞いたんだけど、ここのコーラスはオーディションがないそうな。それなのにあのレベルとは凄すぎる。リハーサルの後は軽い食事が出されて、それを食べた後しばしTown Hallの前で、行き交う人々を眺めることにした。いい風が吹いていてとても気持ちいい。今日がツアー最後のコンサート。なんだかホッとすると同時に、いつも感じる一抹の寂しさ。今と同じ瞬間を感じることはもう二度とないことを思って、ちょっとセンチっぽくなってみたり。

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Town Hall内のシャンデリア
真下から撮影
リハーサル中のSydneyコーラス

 コンサートは最高だった。それにしてもSydneyのコーラス、上手すぎだぞ。これがコンテストみたいなものじゃなくて本当によかった。Annが一幕で僕たちと一緒に唄う予定のRoute 66を忘れちゃうっていうかわいいミスもあったけど(二幕でちゃんと唄った)、大きなミスもなく最高のコンサートだった。Annは今までのツアーとはレパートリーを変えてて、予想外に僕の大好きな“Old Friend”を唄ってくれたときには涙が出てしまった。友達のDennisも観に来てくれてて、途中の休憩時間に会うことができた。金曜日は僕は一日フリーなので、その時にどこかに連れて行ってくれるという。楽しみだな。

 コンサートの後は本当は何も予定がなかったんだけど、Annが次の日にはもうアメリカに帰ってしまうので、今晩はパーティーをしたいということをツアコンに告げて、打ち上げパーティーをアレンジしてもらったらしい。Annって本当にパーティー好きなんだな。You go, girl! って感じ(笑)。てなわけで、ホテルから歩いて10分ほどのLizard Loungeというバーに行くことになった(MelbourneのLa La Landでのパーティーといい、なんで“L”が多いバーばっかりなんだろう)。ここはダンスフロアとミックスされたバーで、会話するにはかなり声を張り上げなきゃいけなかったんだけど、もうこのツアーで唄うことはないから声をセーブする必要もない。ダブルウォッカ+クランベリージュースを3杯飲みながら、いろんな人と話をしてた。そうそう、シアトルのルームメートのKoreyもAnnの大ファンなので、ビデオカメラで彼にメッセージをあげてくれない?ってAnnに頼んだら、快く承諾してくれた。カメラをONにすると同時に、“Korey~, Korey~, we miss you, Korey~”とかいきなり即興で歌を作ってくれて大爆笑。素晴らしいお土産ビデオになったぞ(笑)。Annってスゴイ才能を持っててかなり有名なのに、全然気取った所がないから本当に素敵な人。だからこそ彼女の前では緊張しちゃうんだけどね。ずっと起きていろんな人と話をしてたかったけど、やっぱりフルスケジュールの一日で疲れたので、午前2時にはホテルに戻って寝た。あー、いい一日だった。
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by alexsea | 2003-02-26 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: Melbourne一番のレストラン
Melbourne一番のレストラン … 2月25日(火)

 今日はMelbourne最後の日。夕方4時くらいまではフリーで、その後Sydney(シドニー)まで飛ぶ予定。以前予約しておいたレストランFlower Drumに行く前の午前中は時間があるから、見たいと思ってて昨日見れなかったところを回ることにする。

 まずはOld Melbourne Gaol(旧メルボルン監獄)。 ここはガイドブックを読んだときから気になってたんだ。前日行ったって人の話を聞いてみても、なんとなく面白い場所らしいし。ホテルからVictoria Streetまで北上して、そこから斜めに一直線に北上する。Queen Victoria Marketに行く道の途中にある。歴史を知らない僕はどういう人物がどんな悪いことをしたかなんて全く知らなかったんだけど、ここの雰囲気だけでも行った価値はあった。なんとなく暗くて、どんよりとしたものが立ちこめているような、そんな感覚(どひー、Sydneyのホテルでこれを書いてるんだけど、この場所のことを書いてちょっと背筋が寒くなってるときに、バスルームの方でガチャッとか音がしたからすんげービックリした! 隣の人がお風呂を使ってるらしい。でも翌日聞いてみたら隣には人は入ってなかったなんてことには……ならないよね?(笑))。たくさんある独房の(ここまで書いてデジャヴュを体験。な~んか変だなぁ)中には囚人のデスマスクがあって、気味悪いことこの上なし。どうやって処刑されたかってのを説明してあるモデルがあったりして。ここで絞首刑にされてたんだね。そんなに観光客もいなかったもんだから、かなり寒くなれた。霊感とかの全くない僕にも、なんかビリビリ来るものがあったもん。そういう力のある人が行ったら怖いことになってたかも。

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人形が置いてあって
ドキッとしたり
死刑囚たちのデスマスク
すげー怖いよ~

 早々に退散した後は、もうお昼までに1時間くらいしかなかったからホテルに戻ろうかとも思ったんだけど、せっかく途中まで来たんだからってことでQueen Victoria Marketまで行ってみることにする。最初は午後に行くことにしようとか思ってたんだよね。着いてみてわかったんだけど、このときに行っておいて正解だった。火曜日は9時から午後の2時までしかやってないらしい。まず目について入ったのが乳製品売り場。チーズとかハムやソーセージなんかをたくさん売ってる。生ハムとパンかなんか買って食べられたらいいなぁとか思ったんだけど、ランチのためにお腹を空かせておかなければいけないので我慢我慢。そこから横に折れると、今度はフルーツや花を売っているエリア。ここに入った瞬間に、美味しそうなフルーツの香りに包まれた。遠くからカーニバルみたいな音楽が聴こえてくる。なんだろうと思って行ってみると、ドラムやパーカッションなんかも付いた全自動のオルガンが演奏されていた。Barnardos Bandwagonって言って、今オーストラリアの全土をツアー中なんだって。このオルガンで演奏されたCDも売ってて、この売り上げや、オルガンの前に置いてあるバケツの中の寄付金は100%、Barnardosっていうオーストラリアの子供たちのための組織に行くんだそうな。僕もAU$2寄付して、ずっと素晴らしい音楽に聴き入ってた。このオルガンから道を挟んだ向こう側には、服や土産物なんかを売ってるエリアがあった。色々と歩き回ったんだけど、これだっていうものがなかったから何も買わなかった。買わなきゃいけないときには、その物に呼ばれるだろうし。Aucklandで買ったランプみたいにね。

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乳製品・肉売り場
フルーツの市場

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Barnardos Bandwagon
紙に音楽が刻まれている

 ざっと見て回った後は、チャイナタウンを通ってレストランの位置を確認してからホテルに戻った。いよいよ12時。いつものメンバー、Mark、Jerry、Michaelと僕は歩いて5分もかからないレストランFlower Drumに行ったんだけど、入り口のところでお姉ちゃんが申し訳なさそうにドレスコードがあるってことを僕たちに告げる。僕以外の3人はショートパンツをはいてたんだよね。お姉ちゃん、マネージャーに電話して聞いてみてくれたんだけど、やっぱり例外を許すと他の人からの苦情が来るってことで、ダメらしい。仕方がないので3人はホテルに戻ってロングパンツに着替えることにした。何も書いてなかったし、予約のときにも何も言われなかったから大丈夫だと思ったんだけどなぁ。でも仕方ないよね。待つこと15分、MarkとJerryが帰ってきた。何でもMichaelは11時までに荷物を整理してチェックアウトしておくってのを知らなかったらしく、部屋に帰ったら荷物を放り出されている最中だったので、ホテルに残って色々と身支度をしなければならないらしい。結局3人になってしまったんだけど、Melbourne一と言われるこのレストランを楽しまない手はない。ん~、こんなに美味しい中華は食べたことがないっ!!

 2時間以上のランチを終えてホテルに戻る。4時までにはまだちょっと時間があるからどうしようかと思ってたんだけど、コーラスの一人がCrown Towersに行ってすごく良かったと言ってた。僕はただのカジノセンターだと思ってたんだけど、カジノ以外にも色々とショッピングをする場所があるらしい。内装も豪華らしいし。じゃー行ってみようかな。歩いて行くにはちょっと疲れているので、ホテルの前からタクシーを使った。豪華なホテルのような入り口を入ると、目に入る滝と、音楽に合わせて踊る噴水と天井の光たち。ラスベガス的な豪華さに、しばし足を止めて鑑賞しちゃった。音楽と完全にシンクロしてるのがスゴイ。ここの1階と地下には色々な店が入ってて、Armani Exchangeがあったので入ってみた。すると僕の好みのシャツ類がセール中でみんなAU$66くらい! これってUS$40くらいっすか? うおおおって叫びたい気分でシャツを4枚ほど選んで、ホクホクしながらタクシーでホテルに帰った。

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音楽に合わせて色が変わったり
水が飛び出したり

 ホテルでは荷物をストレージから出してきて、バスに詰め込む。バスは午後5:30に空港に向けて出発。空港では団体チェックインをしたので、今までで一番スムーズにチェックインをすることができた。待ち時間は限りなくゼロに近い。搭乗までにはまだ時間もあったし、なんだか無性にマクドナルドのフレンチフライを食べたいっていう欲求に勝てずに、Burger Kingのオーストラリア版っぽいHungry Jack'sに入ってチキンバーガーのセットを注文。このフレンチフライが、想像以上にマクドナルドのヤツに近くて感動。飛行機に乗り込んだ後、アナウンスで一人まだ搭乗してない客がいるということを聞く。その人のバッグはもう積み込んであるそうな。その人を探してるんだけど、見つからない場合にはセキュリティの関係上、そのバッグを探して降ろさなければならないんだって。げげーとか思ったけど、確かにそれが爆弾とかだったらイヤだもんな。待つこと20分ほど。やっとその人のバッグが見つかったらしく、それを降ろして飛行機は離陸。1時間20分のフライトの予定だったんだけど、1時間ちょとで飛行機は着陸した。それからバスに乗って、Quality Hotel SC Sydney(旧Southern Cross Hotel)の519号室にチェックイン。この部屋にこれから5泊お世話になります。今までと違ってすぐに出発ってことがないので、荷物を全て紐解くことができたのでなんとなくホッとした。

 いやはや、書いてみるといろんなことをやったもんだ。明日はリハーサルの始まる午後3時半くらいまではフリーだから、街をいろいろと歩いてみることにしよう。17年ぶりのSydney。どんな風に変わってるのかな。
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by alexsea | 2003-02-25 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: 攻撃的なハエ
攻撃的なハエ … 2月24日(月)

 朝7時に起きてみると、昨日のような快晴の空。こりゃ気持ちいい一日が送れそうだ。今日は午後3:30のリハーサルの時間まで自由。Melbourneの街をじっくり回ってみることができる。

 ホテルで朝食をとってからまず足を運んだのは、昨日バスの中から見えたとても豪華な大聖堂St. Patrick's Cathedral。ホテルからそんなに遠くないところだから、歩いて10分くらいだったかな。中に入ってまず圧倒されたのが、大聖堂を包む金色の光。普通のステンドグラスをはめ込んだ窓もあるんだけど、ステンドグラスがないところには黄色いガラスが入れてあるみたいで、そこから差し込んだ陽の光が荘厳な聖堂を黄金に染めている。まだ朝も早いから人も少なくて、とても神聖な時を過ごすことができた。中をぐるっと一周した後は教会の椅子にちょっと座って、この旅行を安全で楽しく過ごせていることを神様に感謝してみる。こういう感謝の気持ち、どんなに落ち込んだ時でも忘れたくない。

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St. Patrick's Cathedral
中は金色の光で溢れていた

 大聖堂を出た後は、そのすぐ隣にあるFitzroy Gardensに入ってみる。爽やかな風が流れて、真夏の濃い緑色の木々がサワサワと音を立てている。ものすごく気持ち良かったんだけど、ここで一つ重大な問題が発生。ハエがしきりに顔というか頭というかにアタックしてくる。日本やアメリカのハエは顔に向かってくるようなことはないし、手で払えばすぐに逃げて行くもんだけど、ここのハエはとにかくしつこい! 顔や頭に向かってブンブン飛んで来るし、払っても払っても逃げて行かない。最初は僕が髪につけてるムースかジェルの匂いに惹かれて飛んで来るのかと思ってたんだけど、周りを見ると誰もが顔の前で手をブンブン払ってる。どうらや僕だけじゃなさそうだ。しかしこれは厄介な敵。これさえなければ天国のような時間が過ごせたのに…。後で聞いたんだけど、顔の前のハエを手で払う動作を、皮肉って“Aussie's Greeting”(オーストラリア人の挨拶)って言うんだって。これには大爆笑しちゃったね。

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ハエさえいなければ
天国のようなところなんだけどなぁ

 Fitzroy Gardensにはいくつか見所がある。まずはCaptain Cook's Cottage(キャプテン・クックの家)。これはオーストラリアやニュージーランドを発見するのに非常に貢献したクック船長の両親が住んでいた家を、イギリスから持ってきてここに立て直したもの。クック船長自身もここに住んでたことがあるらしい。本物のロケーションじゃなくてちょっとガッカリしたけど、僕が全然知らなかったクック船長という人のことを知ることができてよかった。とても狭い家だけど、昔の雰囲気そのままに保存されていてタイムトリップしたような気分になる。

 そのすぐ横にあるのがConservatory(温室)。ここは季節によって違う花を育てているらしい。今回僕が見れたのはフューシャっていう花と、アジサイたち。フューシャは僕のシアトルの家にもあるんだけど、赤と白の可愛い花が釣鐘状に垂れ下がっているもの。この赤と白がアジサイの青と紫とよく合ってて、すごくキレイだった。

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Captain Cook's Cottage
アジサイとフューシャ

 しばらくこの公園のベンチで座って足を休めようかと思ったんだけど、いかんせんまだハエの攻撃が激しいので、早々に退散することにする。公園を出た後は豪華でロンドンかどこかの駅を思わせるようなFlinders Street駅を横目に見ながら、Prince's Bridgeで川を渡ってサウスバンクと言われる川の南岸を歩いてみることにする。南岸から見えるダウンタウンの景色は最高! Southgateっていうとてもセンスのいいショッピングモールもあって、ここでショッピングやランチ、ディナーを楽しむことができる。僕はSmoothie(スムージー)っていうジュースの店で“Tropical Crush”なる、トロピカルジュースとバナナ、シャーベットを氷と一緒にミキサーにかけたヤツを買った。暑くて汗をかいてたんだけど、このジュースを飲んだら汗がスッと引いていくのが感じられた。美味しくてとてもナイス。これを飲みながら南岸を歩くのは本当に気持ちがいい。今日がいい天気で本当に良かった。

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南岸から見たMelbourneの街並み
川ではカヌー(?)やってる人もいたり

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ショッピングセンターSouthgate
汗を乾かしてくれたSmoothie

 もうそろそろ11:30頃。12時に開くホテルの近くのイタリアンレストランをコンセルジュから薦められてたんで、そこでランチするためにショッピングで有名なCollins Streetを通ってホテルに向かうことにする。ここは結構ブランド物とかで有名な通りらしいんだけど、僕はデザインと値段だけに興味があるので、結局ここには僕の目を引くものは何もなかったな。ホテルに到着して、一度部屋に戻って顔を洗った後(もうこの頃になるとかなり気温も上がって汗だくだった)、ロビーに下りて誰か一緒にランチに行く人がいないか探したんだけど、残念ながら誰もいなかった。本当はレストランに一人で行くのは好きじゃないんだけど、コンセルジュからの情報によるとかなりいいレストランらしいので、仕方なく一人で行くことにする。レストランはホテルのブロックの角を曲がってすぐのところにあるGrossi Florentinoという場所。ここは予想通り、素晴らしいランチだった。一人でランチはちょっとアレかなとも思ったけど、ワイン2杯と美味しい料理のお陰でかなりいい気分になって、とても気持ちのいい時間を過ごせた。ホテルに戻ってからは旅行記を書こうと思ったんだけど、ベッドに横になった途端に寝てしまった。コンサートのためのエネルギーを蓄えることができたから、あれでよかったのかも。

 リハーサルは午後3 :30にMelbourne Town Hallで始まった。Aucklandでのコンサートの弱かった点をチェックし直して、それとブロッキングをやっただけ。5時にリハーサルは終わって、それからそこで出してくれたディナーを食べる。インド風カレーっぽいヤツだったんだけど、あまり美味しくなかったなぁ。ちょっと外に出て歩こうかとも思ったけど、あまりの暑さにメゲてしまう。外に出ただけで、ムアッとした夏の暑さが全身を包んでくるんだもん。元々暑さに強い方じゃないからこれにはまいった。コンサートが始まる前に溶けてしまいたくなかったので、すぐにTown Hallに戻って休むことにした。コンサート自体は8時に始まり、さしたるミスもなく11時過ぎに終わった。ちょっと長すぎるかな。相変わらずAnnのユーモアは冴えてて、Melbourneの観客を沸きに沸かせてた。MelbourneのコーラスはAucklandよりも大規模で、曲数も6曲と大幅増加。いいクオリティ出してた。指揮者はまだ20代半ばの青年で、ウチの指揮者に比べるとそんなに技術はないんだけど、これからどんどん伸びていくぞっていうポテンシャルを感じさせた。ただね、Aucklandのホールに比べると、ここのTown Hallは音響がなんとなく変な感じ。いい音のように聞こえるんだけど、変なところで反響してるのかどうかわからないんだけど、僕たちの歌のメッセージが観客にダイレクトに届いてないような、そんな印象を受けた。本当は感動する曲なのに、あまり反応がなかったりとか。気のせいかと思ったんだけど、後で観に来てた人たちに聞いてみると、どうもやっぱり音響が良くなかったらしい。あんなに歴史を感じさせてキレイな建物なのに、残念だなぁ。

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Melbourne Town Hall
歴史のある建物らしい

 コンサートの後は一旦ホテルに戻りタキシードを置いて、Melbourneコーラスがアレンジしてくれた打ち上げパーティーに行くことになる。パーティー会場はホテルから歩いて15分ほどのLa La Landというバー。La La Landってのは、英語で「あいつちょっと頭がどっかイッちゃってるよ」っていうような時の、そのイッちゃってる場所のこと。最初に聞いたときは、みんな笑ってたね。ここは普通のバーで、ダンスフロアのないところ。とてもファンキーな内装だった。小さなソファみたいなヤツがたくさん置いてあって、かなりいい雰囲気。バーにその時にいた人たちは、いきなり100人くらいもの団体がわらわらと入ってきてビックリしてたみたい。バーテンダーも2~3人しかいないらしく、飲み物を買うのにかなり並ばなきゃいけなかったのがちょっと難点だったかな。でもとても楽しい時間を過ごせた。昨日のSt. Kildaのパーティーで話せたMelbourneコーラスのリーダーともまた話ができたし。彼女のお母さんも来てて、僕の隣に座って自己紹介してきた。やっぱり雰囲気とか人当たりの良さとか似てるなぁ(笑)。こんなバーにお母さんも来れちゃうなんて、とてもいい感じ。パーティー好きのAnn Hampton Callawayも来てて、かなり飲んでたみたい。僕は1時くらいにはホテルに帰ったんだけど、朝の4時くらいまでそこで飲んでた人もいたみたい。Annもその一人。スゴ過ぎです。ホテルには一人で帰ったんだけど、夜になって涼しい風が吹いてて気持ち良かったな。

 ホテルですぐに寝たのはいいんだけど、朝の4時に「ピッ………ピッ………」という部屋中に響き渡る音で目が覚めた。この音はシアトルの自宅でも聞いたことがあったからすぐにわかった。部屋の中の火災報知器の電池切れの音。最初は混乱してたんだけど、ベッドの横の時計を見てみると時間が表示されてない! 部屋の明かりを点けようとしたんだけどダメだし。どうやら停電らしい。停電で、しかも停電の時のための電池が切れかかってるので、火災報知器が20秒おきくらいに音を出しているらしい。ホテルで停電なんて初めてだからビックリした。でも外を見ても停電らしき気配はないんだよね。このフロアだけなのかなと思って、廊下に出てエレベーターまで歩いてみる。非常用の電灯だけが点いていて、薄暗くて気味が悪い。なんだか夢の中かホラー映画の世界のような気になって、結構怖かった。歩きながら「何でこんなところで歩いてるんだろう?」って自分で考えちゃってる感じ。エレベーターのボタンを押してみると、案の定反応しない。やっぱりホテルのビル全体が停電のようだ。部屋に戻って寝ようとしたんだけど、相変わらずの火災報知器の音と、初めてのホテルでの停電でいろいろ考え始めてしまったので眠れなくなってしまった。もしかして電気を制御する部屋で火災が起きて、それで停電になってるんじゃないだろうか? だとすると映画みたいに、煙で気づく頃にはもう階段にも火がまわって逃げ出せなくなってるんじゃないだろうか?(僕の部屋は20階にあった)とか色々考え始めてしまう。一人っきりで物音もしないホテルの中だから、余計に孤独に感じてしまう。そうこうしているうちに、部屋にあるミニバーの冷蔵庫がカチッという音をたてた。あれ? あれは冷蔵庫のスイッチのリレーの音かなと思って、横にある時計を見てみると案の定12 :00が点滅している。廊下からの光もドアの下から漏れてて、停電が終わったことを告げていた。腕時計を見ると午前4 :15。たった15分の停電だったけど、終わったときにはホッとしたね~。電気が戻ったことを知ったらすぐにまた寝ちゃった。しっかし、いつも僕はホテルに付いてる時計のアラームに頼っててモーニングコールを頼むことをしないから、朝早く起きて飛行機に乗らなきゃいけないとかいう時だったらパニックになってるよな。ホテルにそういう客がいなかったことを祈ろう。これからはモーニングコールも頼むようにしようかなぁ。

 後から友達のBobに聞いた話なんだけど、このホテルは彼にとっては散々だったらしい。夜中にトイレに起きてベッドに帰ってみると、シーツに血がついてる。体中どこを探しても怪我はしていない。ちょうどそのときBobのルームメートのDianeが起きたのでそのことを言ってみたら、彼女のシーツにも血がついてたんだって。二人で怖くなってベッドのシーツを剥がしてみると、そこには小さな赤っぽいカブト虫みたいなヤツが何匹もいたらしい。一匹を殺してみると赤い血が飛び散ったので、こいつがこの血の原因だったみたい。気持ち悪いので二人ともシャワーを浴びた後、フロントデスクに行って部屋を代えてもらったんだそうな。フロントデスクの人は最初は信じなかったらしいけどね。んで代えてもらった部屋はエアコンが故障していて、汗だくの日を送ったんだって。酷い話だよなぁ。Jerryもこのホテルではおかしな現象を経験したらしい。彼の部屋の電気やテレビがひとりでに点いたり消えたりしたそうな。もしかしたら呪われたホテルなのかも……。
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by alexsea | 2003-02-24 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: Melbourneまでの強行軍
Melbourneまでの強行軍 … 2月23日(日)

 今日はニュージーランドを後にして、オーストラリアのMelbourne(メルボルン)に向かう日。朝2時に起床。ちゃんと丸々2時間寝ることができてよかった。シャワーを浴び荷造りを終え、2:45頃荷物を持ってロビーに向かう。昨日のパーティーに行かなかった人もたくさんいたみたいだけど、僕がロビーにいる間にパーティーから帰ってきて、寝ずに空港に向かうツワモノたちも何人かいたみたい。僕にとっては考えられない話だ。午前3時半にバスは空港に向かい、長い長い列に並んでチェックイン。うちらのコーラスだけの団体入り口で担当者が2人しかいないから、列の後ろの方に並ばなきゃいけなかった連中は、離陸ぎりぎりになって飛行機に乗り込んだみたい。結局彼らは2時間近くチェックインの列に並ばなきゃいけなかったんじゃないかな。人数の多さと処理の遅さを計算して、臨機応変に対応できないAucklandの空港に大きなマイナス点だな。約3時間半の空の旅は、朝食を食べた以外はほとんど泥のように寝てた。周りのみんなも静かだったから、たぶんみんな寝てたんだと思う。

 Melbourne空港では、僕は簡単に入国審査と税関を通り抜けたんだけど、税関のところで無作為抽出に引っかかったり、申告しなきゃいけない物を持ってる人たちがいたりしたので、空港で約1時間待たなきゃいけなかった。飛行機を出てすぐに気づいたんだけど、空気がニュージーランドよりも湿度が高く、ちょっとジメジメした感じ。日本の夏ほどじゃないけど、シアトルの夏とは全く違う感覚。17年前にSydneyを初めて訪れたときにはもうちょっとドライだった覚えがあるんだけどな。

 Wellingtonの時と同じく、ホテルのチェックインの時間までにまだ間があるということで、空港から乗った僕たちのバスは、まずMelbourne Observation Deck(メルボルン展望デッキ)に向かう。南半球で一番高いオフィスビルだそうで、この55階に展望デッキはある。眺めがよくてMelbourneの街を一望できたけど、それほどとりたてて素晴らしいってほどでもなかったかな。何箇所か外に出られるんだけど、金網に覆われててあまり外にいるって感じがしなかったし。約20分ここで景色を見た後、バスはMelbourneの街をいろいろと回ってくれる。ただねー、このバスの音響設備が全然良くなくて、ドライバーの言ってることがすごく聞き取りにくかった。こっちもそういう不満を言うもんだから、ドライバーもなんとなくムッときてた感じだし。だからみんな、わけのわからないことを言って街をぐるぐる回ってるより、早く昼食の場所へ連れて行ってほしいっていうような気持ちだったと思う。ようやくバスは、ダウンタウンから約15分 ほどのSt. Kildaというビーチのある町で、ランチを食べるために一時停車。ビーチ沿いにいろいろな出店が並んでいて楽しい場所! 出店は週末にしか出ないらしいけどね。日もすっかり昇ってどんどん暑くなっていく空気の中、St. Kildaの中心地でレストラン探し。あまり探しまくって時間がなくなるものイヤだったので、最初に見つけたちょっと雰囲気のいいレストランにMark、Jerryと僕の3人で入ってみる。Meli Meloというレストランなんだけど、ここが想像を遥かに上回る大ヒット! 下調べをしないでこんなに美味しい場所に巡りあえたのはこれが初めてかも。とにかく素晴らしい場所だった。美味しい料理、美味しいワイン、それと暖かい風と素晴らしい青空で、寝不足だというのに心から気持ちよくなっちゃった。

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展望台からMelbourneの街を一望
St. Kildaには出店がいっぱい

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店の間からは海が!
St. Kildaはお菓子でも有名らしい

 ランチの後はまたバスに乗って、やっとこさダウンタウンにあるRydges Melbourneホテルにチェックイン。すぐ後にホテルの会議室にみんなで集まって、Melbourneのホストコーラスのウェルカムメッセージを貰った。ここのコーラスのウェルカムぶりはかなり気合いが入っていて、様々なMelbourneの観光情報とか、胸につけるMelbourneコーラスのピンとか、コアラのクリップとかが詰め込まれた袋が一人一人に用意されてた。あまりの熱烈歓迎ぶりに僕たちはちょっと恐縮しちゃったよ(笑)。彼らとは今夜のパーティーで色々話せる予定なので、期待しちゃおう。

 割り当てられた部屋はまあまあなんだけど、なんとバスタブが付いてなくてシャワーだけ! お風呂に入りたい気分だったのでとてもガッカリしてしまった。後でみんなに聞いてみると、バスタブの付いてない部屋は僕のだけだったらしい。んげー、なんか貧乏くじを引いたような気分。これから部屋を代えてもらうってのもナンなので、仕方なくシャワーを浴びてちょっと昼寝。…の前に、インターネットで調べておいたMelbourneで一番のレストランと言われているFlower Drumに、火曜日の正午に予約を入れておく。サイトには席が取りにくいみたいなことが書いてあったし、Aucklandでのこともあったから心配してたんだけど、難なく取れてホッとした。Melbourneではランチしかできないけど、美味しいものを食べまくってやる! 外に出てちょっと歩き回ろうかとも思ったんだけど、ちょっと昼寝することにした。なにせ前夜は2時間しか睡眠をとってない。今夜はMelbourneのホストコーラスが僕たちのためにパーティーを開いてくれる予定なので、疲れたまま行くわけにもいかないしね。

 バスは6時にホテルを出て、お昼に行ったSt. Kildaの町に行く。ここのビーチ沿いのピア(桟橋)にパーティー会場があるらしい。ここのビーチ、ため息が出るほどキレイで気持ちいい。抜けるような青空に気持ちのいい夏の風、ボートもたくさん浮かんでるし、海は太陽の陽射しを受けてキラキラと輝いている。あー、生きててよかった。またパーティー会場がスゴイんだ。ピアの先端にあるレストランの一部を貸し切ってるみたい。マルガリータって名前のウォッカとテキーラが入ったワインクーラーみたいなヤツ(本物のマルガリータじゃなくって)を飲みながら、時々回ってくる食べ物、カラマリを揚げたヤツや春巻きみたいなヤツをつまんで、素晴らしい景色と人々との会話を楽しんでた。Melbourneのコーラスのリーダーの女の人とも会って話すことができたし。お酒を飲んでいてもこっちから知らない人に話しかけることはやっぱりできない僕なんだけど、向こうからにこやかに話しかけてくれると、肩の力を抜いて話すことができる。驚いたのが、なんとAnn Hampton Callawayもパーティーに来てたこと! ずっと写真を一緒に撮りたいと思ってたんだけどなかなか言い出せないでいたら、友達がAnnに頼んでくれてやっと撮ることができた。嬉しいよぉ。Annは本当に明るくて楽しくて姉御肌の素敵な人。パーティーに来てた人全てが魅了されてたみたい。時間が経つにつれ、パーティー会場を強く照らしていた太陽の光がやわらかく変わっていって、水平線あたりが赤く染まってくる。海の入り日って、やっぱり他では味わえないような情緒があるよね。アルコールのせいだけじゃなくて、本当に素晴らしいパーティーのお陰でとてもとても幸せになって、午後8:30にバスはホテルに向けて出発。8:30っていったら、ニュージーランドでは夜の10:30だから、そろそろ疲れてきた頃だった。次の日のコンサートのために、おとなしくベッドに入って眠りについた。

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パーティー会場のレストランは
桟橋の先端にある

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Annと2ショット~!
夕暮れは本当に心地よかった

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by alexsea | 2003-02-23 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: 歩け歩け市内観光とパーティー三昧
歩け歩け市内観光とパーティー三昧 … 2月22日(土)

 この日は夜10時くらいから大きなパーティーに行く以外、一日中フリー。6時からはホテルの人に薦められたHarbourside Seafood Bar & Grillっていうレストランを予約してあるし。本当はOtto'sっていうレストランで食べたかったんだけど、前日に電話したらもう予約は一杯だったんで、泣く泣く諦めた。Aucklandで一番に近いって言われるくらいのレストランだったんだけどな。たぶんAmerica's Cupのせいなんだろうな。

 朝9時くらいにホテルを出て、まずは高いところに上ってみなくちゃってことで、南半球で一番高いといわれるSky Towerへ歩いていく。地上328m。シアトルのSpace Needleよりも高いはずなんだけど、周りに高いビルが並んでいるせいかその形状のせいか、どうもあんまり高く見えないのが不思議。展望ロビーまではNJ$15だけど、追加$3でその上の一番高いところに行ける。それだったら一番高いところまで行かなきゃ損だよなってことで、追加料金も払った。まず一般の展望ロビーに到着して周りを見回すと、白人が一人もいない! 全てアジア人観光客で溢れかえってる。この人ごみはちょっと勘弁かなってことで、ここでエレベーターを乗り換えて、追加料金のレベルまでまず上ってしまう。下の展望ロビーからは想像もつかないようなひっそりとした場所。僕の他には一人いるだけ。さすがに景色は良かった~。端まで行くとちょっと怖いけど、360度のパノラマが見渡せる。ここから見ると、Aucklandが“City of Sails(帆の街)”って言われてるのに納得できるような、ウォーターフロントに浮かぶ無数のヨット。America's Cup開催中だからなのかもしれないけど、それにしても多いヨットに感動。前日に行ったMt. Edenも見えるし、巨大な公園Auckland Domainも見える。3周くらいぐるぐる回りながら、Aucklandの街の風景を満喫してた。

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Sky Tower
タワーから見たTown Hall
ここでコンサートをした

 下の展望ロビーに戻ると、まだ人で溢れ返ってる。ここのロビーの目玉は、なんといってもフロアの一部がガラス張りになっててその上に立つことができるってこと。「このガラスの床は、あなたが今立ってるコンクリートの床と同じくらいの強度です」ってちゃんと書いてあるところが笑わせてくれる。でもやっぱりこの上に立つときには足がすくむ。もともと高所恐怖症なもんだから、こんなところで何やってるんだろうって思いながらも、横の手すりを軽く持ちながら、こんなの全然怖くないもんねーみたいな顔をしながらその上を歩いた。本当は全身がビリビリくるくらい怖かったけど。景色としては上のフロアも下のフロアもそう変わりはない感じ。だから少ない人の中景色をじっくり眺めたいって人は$3の追加料金を払った方がいいと思うけど、人ごみは気にならないって人だったらこの下のフロアだけで十分に満足できると思う。

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中央よりちょっと右下がホテル
怖い怖いシースルー床

 実際に人がやってるのは見れなかったんだけど、なんとこのタワーから飛び降りることができるSky Jumpってヤツがある。このタワーの横には二本のワイヤーが地面まで張られていて、どうやらそこに装備を引っ掛けて、上下の展望ロビーの間くらいから地面に向かって飛び降りるらしい。考えただけでも卒倒してしまいそうなこのアドベンチャー、トライする人がいるってこと自体僕には理解できない。やってるのを見るのは面白いかもしれないけどね。後で聞いたんだけど、ウチのコーラスのリハーサルマネージャーをやってるWillって人がこれをやったらしい。なんでも今度70歳になるっていうんで、その前に一度こういうことをやっておきたいと思ったんだって。その歳でスゴイことするよなぁ。飛び降りる前に一度写真を撮って、飛び降りた後10mくらい落ちたところで一度ワイヤーにブレーキをかけて宙吊りにしてそこでまた写真を撮って、その後は地面までまっ逆さまなんだって。そんな空中で宙ぶらりんになんかなりたくない! 普通のバンジージャンピングと違って、地面に着く手前でブレーキがかかるので、跳ね返るようなことはないらしい。あー、考えただけでも怖いこった。

 Sky Towerを後にして、またQueen Streetまで行って、そこからホテルに戻る経路でいろいろな店に入ってみることにする。本屋や服屋、土産物屋とかいろいろ入ったんだけど、なにも気に入るものが見つからなかった。巨泉のOKショップとかあって笑っちゃったけど、品揃えは充実してて以外に楽しかったな。このショップが入ってるショッピングセンターを一通り見た後は、Queen's Wharfのフェリー埠頭からAmerica's Cup Villageの方まで人々やヨットを見ながらゆっくり歩いていった。America's Cup Villageはさすがに人でごった返してたけど、なんかお祭り気分が滲み出してる感じでこっちまでウキウキしてきた。どこからレースがスタートするのかとか僕は全然知らないんだけど、人はみんな埠頭の方に集まって海の方を眺めてる。アイスクリームでも食べながらのんびりしたかったんだけど、もうそろそろ昼食だってことで我慢して歩いてた。

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America's Cup Village
…は人でごった返していた

 無性に日本料理が食べたくなって、すぐ近くの「有明」っていうレストランに入って日替わりランチとビールを頼んだ。今日のランチは刺身とトンカツ。アメリカのようにトンカツが2枚も出てくることはなく(笑)、予想以上に美味しいランチだった。ここのレストランはとても日本的で、サービスから料理まで全て行き届いてる感じがする。ちょっとオススメかな。

 お腹が一杯になってビールで気分も良くなった後は、ホテルのすぐワキにあって、前から入りたいと思っていたギャラリーに入ることにした。ここは木彫りの置物や、とても面白い造りのテーブルや椅子、ランプなんかが置いてあって、他の店とは一線を画したとても高級な感じのする場所。ここで素晴らしいランプを見つけてしまった。モダンな造りで、ライトの前に貝殻っぽいヤツを置いて、それで反射させるような感じ。かなり高めな値段だけどすごく心が動いちゃった。これをシアトルまで送るとなるとまたこの上に送料がかかるしなぁ。ライトの玉が切れたらシアトルで手に入らなかったら困るので、それを作ったアーティストに連絡して聞いてもらうことにしてその場を離れた。どうしよう、買っちゃうかもしれない。こういうのって欲しいと思ったらその場で買わないと後悔するんだよな。

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「有明」でのランチ
お気に入りのランプ

 時間は1時半ごろ。足も疲れたので、ホテルに戻って旅行記を書くことにした。窓を開けてるんだけど、ホテルの道の向こう側でインドっぽい音楽のライブ演奏をしてて、人が集まってる。その音楽がずっと聴こえててとても心地よい。ときどき「キャー!」とか「ワー!」とか歓声が聞こえてくるので、何かと思って外を見たら、全身を銀色に塗った大道芸人の周りに人が群がっている。こういうパフォーマンスが街中あちこちで見れるのもいいな。一日フリーの午後はこんな風にまったりと過ごしてた。スケジュールを決めておいてあっちこっち回るのもいいけど、こんな感じで自由時間を思いつくままに過ごしてみるのも精神衛生上とてもいいことかもしれない。心の休息ができる感じ?

 しばらく旅行記を書いたりしてのんびりした後は、お土産物を買いにまた街に繰り出すことにした。OKショップでいいポッサムのセーターを見つけたんで、それを買い込んでから道を隔てた向こう側の土産物屋に入ったら、同じセーターをNZ$50近く安く売ってたのに大ショック。むー、やっぱOKショップはダメかも。その後はまたさっきのギャラリーに入って、店の人が調べてくれたランプについてのことを聞く。 ランプに使われている電球はどこにでも手に入るタイプのものなので、心配しなくてよさそうだ。そうこう話してるうちに、他の人がランプを興味深く眺めたりしてる。くー、ここで目の前でかっさらわれたら後悔してもしきれないよう。というわけで決断の時。買うことにしてしまった。今から考えてみても、いい買い物したと思うな。家具らしいものって最近全然買ってなかったから、リビングルームの新しい風になると思う。こういういい買い物をした後は、心からウキウキした気分になる。早く家に帰ってこのランプを飾ってみたいな。

 その後はまたホテルに戻って着替えた後、Mark、Jerry、Michaelとロビーで待ち合わせして、ホテルのすぐ斜め前にある“Harbourside Seafood Bar & Grill”にディナーを食べに行った。…結果的に言って、雰囲気はいいんだけど肝心のお味の方が全然ダメダメ。ホテルの人に薦められた時からなんかイヤな感じはしてたんだよなぁ。でも他の目当てのレストランは予約できなかったし。確かにフェリーターミナルのすぐ横だから眺めはいいし、食べ物のプレゼンテーションもなかなかなんだけど、味がOK程度。不味いってことはないんだけど、美味しいとも思えないし感動もしない。星は2つしかあげられないし、僕のお気に入りリストに入れることもできない。ここは完全な失敗だった。あ~あ、Aucklandではいいレストランに行けなかったな。ちくしょう、全部America's Cupのせいだ。

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レストランHarbourside
アピタイザーのエビ

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メインディッシュのマグロ
ランギトト火山を模ったデザート

 部屋に戻ってパーティー用の服に着替えた後は、夜9:45にバスに乗ってパーティー会場のクラブにみんなで行く。次の日は「午前」3時までに荷物をロビーに下ろしておかなければならないので、そんなにゆっくりすることはできない。最初頼んだウォッカ+クランベリージュースが薄々だったんで、その後はSmirnoff Iceを2本ほど頼んで飲んでた。昨日もそう思ったんだけど、なーんかニュージーランドのバーって飲み物が薄い気がする。アルコールをドバドバ入れるアメリカのバーに慣れてるからなのかな? 几帳面にショットグラスで量りながら入れるくらいなんだもん。それでいて値段はアメリカと同じくらい高いから、ちょっと損した気分になってしまう。濃いことで有名なシアトルのあるバーでは、ウォッカ+オレンジジュースのスクリュードライバーなんか頼んだら、90%ウォッカで、オレンジジュースは色付けくらいの役目でしかない感じ。やっぱりあれはちょっと特異なバーなんだろうな。

 パーティー自体はただのダンスクラブでのパーティーなので、踊りが中心であまり僕が好きなタイプじゃない。ダンスクラブだと会話するのに声を張り上げなきゃいけないから疲れるし。まだパーティーが始まったばかりで人も入り始めた頃だったんだけど、明日の飛行機の前に少しは寝ておかなくちゃってことで、ディナーを一緒に食べた面々でタクシーを呼んで帰宅。午後11:30にはホテルに着いてた。荷造りをして、目覚ましを午前2時にセットして、おやすみなさい。明日の強行軍、どうなることやら。
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by alexsea | 2003-02-22 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: Aucklandでのコンサート
Aucklandでのコンサート … 2月21日(金)

 さていよいよAucklandでのパフォーマンスの日。でもまずは市内観光のバスツアーからスタートすることになっている。朝9時にバスはホテルを出発して、まずはHarbour Bridgeを眺めることのできる場所でカメラタイム。その後はAmerica's Cupの色々なチームの倉庫みたいな場所を横目に見ながら、バスのガイドの話を聞く。なんせ僕はスポーツに関しては全く知識がなくて、ニュージーランドに来るまで、今America's Cupの真っ最中ってことを知らなかった。しかもAmerica's Cupが何かすら知らなかったりして(笑)。ヨットレースなんだね。去年はニュージーランドが勝ったから今年も連勝を狙って頑張ってるらしいけど、今日の時点でもう3敗してるから優勝はダメかもって感じらしい。でも街中いたるところに、ニュージーランドのチームの旗とかが掲げてあって、街中をあげて応援してるってのが肌で感じられる。

 バスはその後Mt. Edenという場所に向かう。ここは死火山の一つの噴火口跡にできた丘で、頂上にすり鉢型の噴火口がある。ここから見えるAucklandの街は最高にキレイ! 噴火口とはいえ昔々のことなので、今では草が生え揃っててなんとなく不思議な風景。降りちゃいけないって書いてあるのに、子供とかはみんな競って噴火口の中に降りて行ってたけど。なんでもこの噴火口の草は牛を放牧して食べさせてるんだそうな。草がぼうぼうなるのを防ぐってことと、牛のフンで同時に肥料をあげられるって利点があるらしい。笑っちゃうみたいな話だけど、確かに一石二鳥の素晴らしいアイデアかもしれない。

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Harbour Bridge
ここでも海の色は緑色
Mt. Edenからの絶景

 お次はトイレ休憩も兼ねて、巨大な公園Auckland Domainの中にあるWintergardenという場所に。ここは2つの温室があって、ありとあらゆる花が咲き乱れている素敵な場所。温室の間には蓮の池があって、キレイな蓮の花が咲いていた。なんだかこういうところにいると心が洗われる気がする。

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Wintergarden
…の池に咲く蓮の花

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温室の中は花でいっぱい
指で触れると閉じるシダ

 今日の観光のピリオドはKelly Tarlton's Antarctic Encounter & Underwater Worldという場所で。ここは全て地下に造られた場所。南極探検の歴史の展示の後、動く乗り物の中からペンギンの観察。動いている生のペンギンなんて、もしかしたら子供の頃に見たことがある「かも」しれないってレベル。とにかくカワイイ! 手を広げてじっと佇んでるペンギンも入れば、水槽の中を活発に泳ぎまくってるヤツもいる。ちょっと隠れててよく見えなかったんだけど、生まれて1ヵ月半くらいの赤ちゃんペンギンもいたし。茶色の毛がフサフサしてて、とってもラブリー。10分ほどの乗り物の旅が終わった後は、巨大な水槽の中を貫く120mものトンネルの中を、動く歩道に乗って見ることができる。巨大なエイやサメ、無数の魚がすぐ横や頭の上を泳いでる。これは結構スゴかったな。でもRainbow Farmのショーには敵わないけど。

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ペンギン!
こんなにカワイイとは知らなかった

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中央下に赤ちゃんペンギン
頭上を泳ぐ巨大なカメ

 さて観光の後はお仕事タイム。12時すぎにバスはTown Hallで僕らを降ろして、いよいよリハーサルの始まり始まり。Rotoruaでのコンサートの弱点を確認することと、ソロの人たちがどう動くかっていうようなブロッキングをするのが目的。Town Hallの大ホールは音響設備がしっかりしてて、シアトルのBenaroya Hallほどではないにせよ、とても唄いやすかった。本来ならば2時半には終わる予定だったんだけど、一緒に唄う予定のAnn Hampton Callawayが税関でかなり待たされたらしく、まだ到着していない。彼女と合わせリハーサルをしないことには…というわけで、2時45分から3時半までランチタイムということに。Town Hallのすぐ外にはAotea Squareという広場があって、ここに色々な店が出てる。この一つにインド料理の出店があって、ラム・カレーがとても美味しそうだったので、これを買ってこの広場に座って食べることにした。予想通りこれはとても美味しかった! カメラを持っていなかったので写真に撮ることができなくて残念無念。この日は雨がパラついたり陽が差したりの不思議な天気だったんだけど、食べるときにはさんさんと太陽が輝いてたからよかった。3時15分くらいに戻ってみたら、Annが到着したらしく舞台の上で音合わせをやってる。あー、もうこの人最高! キレイな声、声量、ユーモア、歌の技術、どれを取ってもピカ一。New York Timesがニューヨークで一番のキャバレーシンガーに彼女を選んだくらいだもん。この人と一緒に舞台に立てるなんて、なんて僕は幸運なんだろう。

 3時半から彼女と唄う3曲を練習して、4時にリハーサル終了。ホテルまでQueen Streetを歩いて帰った。このQueen StreetがAucklandの一番の繁華街らしい。なるほど、新宿の街を歩いているような気になってくる。面白そうな店が目白押し。この日は時間がないけど、次の日にはここでしらみつぶし的にショッピングをすることにしよう。この道を歩いていてやはり気づいたのが、アジア人観光客の多さ。街中いたるところで日本語、韓国語、中国語が聞こえてくる。悪いけど、こんなにニュージーランドって人気があったんだっけ?って思っちゃうくらい。日本食レストランも多いみたいだから、Aucklandにいる間に一度は日本食を食べてみようかな。

 ホテルに戻ってちょっと休んだ後、ホテルの前のSubwayでサンドイッチを買ってきて部屋で軽い夕食とする。タキシードを着込んで、6時にホテルからタクシーに乗ってTown Hallに向かう。コンサートは8時からなんだけど、昨日会ったコーラスと一曲一緒に唄うことになってるから、それを練習する予定。ここのコーラスは男女混声合唱団で30人くらいの規模。でもかなりいい音出してた。

 8時からのコンサートはかなり上出来だったと思う。中でもAnn Hampton Callawayが観客の心をしっかり掴んでた。Annのスゴイところは唄の上手さだけじゃなくて、素晴らしいソングライターでもあるということ。彼女のコーナーの一番最後に、観客から10個ほど色々なAucklandに関する言葉を募って(Blue, Rangitoto, Gridlockなどなど)、それを即席でAucklandに対するラブソングに仕立て上げてしまう。観客の沸くこと沸くこと! 最後にはほとんど総立ちの拍手を受けてた。当たり前だよね。こんなに才能のある人に出会うと、いかに自分がちっぽけであるかを思い知らされる感じがする。でも彼女だって並々ならぬ努力をしてきたからこそ、今のAnnがあるんだよな。コンサートの終わり、アンコールはまずAnnと一緒に“At the Same Time”を唄う。この曲は80年代にAnnがBarbra Streisandのために書いた曲で、そのちょうど10年後にBarbra Streisandがレコーディングして大ヒットになった曲。すごくいい曲。アンコールの2曲目は、Aucklandのコーラスも混じって“In This Very Room”を唄った。観客の反応もすごく良くて、素晴らしいコンサートだったと思う。

 コンサートの後はホテルに戻ってすぐに寝ようと思ったけど(もう11時近かったし)、Markはホテルのバーでちょっと飲むという。ふーむ、それもいいかな、ってことでバーでマティーニを頼んだ。やっぱり唄った後に飲む酒は最高! あれよあれよという間にホテルのバーはコーラスのメンバーで一杯に。Aucklandのコーラスのメンバーも何人も来てて、またEvanとかと話ができたのはよかった。2杯ほど飲んだ後、みんな近くのクラブに繰り出すって話になってたけど、もう12時半だしってことで、僕は辞退して部屋に帰って寝た。鍵を部屋に忘れたことに気づいて、フロントに鍵を借りに行かなきゃいけなかったけど(笑)。こんなポカは初めてっす。
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by alexsea | 2003-02-21 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: RotoruaからAucklandへ
RotoruaからAucklandへ … 2月20日(木)

 さて次の日は、昨日時間がなくて行くことができなかった地熱地帯から観光が始まった。実はココは今回の旅行の中で一番期待が大きかった場所。マグマの活動が活発な場所なので間欠泉やマッドプールがある。Yellowstoneには行ったことがないんだけど、聞くところによるとここはその縮小版みたいな感じらしい。そういう不気味な風景大好き人間僕としては、バスの中からワクワクを隠せなかった。

 まずは入り口でマオリ族のガイドからの案内を聞いてからマッドプールに行く。マッドプールとはボコボコと音を立てて沸き立っている泥の沼。ボコッボコッと音を立てながら煮えくり返っているような泥の沼は不気味そのもの。感動したなぁ。他のみんなもスゴイって言ってたけど、僕はそこに一日中いて泥がボコボコ言ってるのを見ていたい感じだった。

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マッドプール
…のクロースアップ

 次はそのすぐ横にあるPrince of Wales Feathers Geyserと言われる間欠泉。実は僕、間欠泉を見るのは生まれて初めて。小さい頃『地球のひみつ』とかいう学習漫画で間欠泉のことを読んでから、行ってみたいとずっと思ってた。間欠泉はアメリカのYellowstone国立公園が有名だけど、まだ行ったことがないからね。吹き出す温泉に含まれる石灰によってできた白いテラスの向こうに、かなりの高さで吹き上がっている間欠泉が見えた。間欠泉とはいえかなりの頻度で噴き出しているらしく、待つってことが全然なかったからラッキーかな。ガイドの話によると、なんでも昔は石鹸を投げ入れることによって化学反応を起こして人工的に噴き出させていたらしいんだけど、それによって噴出の頻度が減ってしまったり、町の家のガレージから温泉が噴き出すようになったりしたために、国がこれを禁止して、もう20年以上やっていないそうな。でもそのお陰で噴出の頻度は正常化して、今では5~15分の間隔で噴き出すらしい。やっぱり自然に手を出すと怖いよなぁ。そこら中に充満している硫黄の匂いは、箱根の大涌谷を思い出させる。大涌谷では硫黄の匂いが強い所では「立ち止まらないでください」っていう看板が出てたけどここでは何もないから、ガイドに「硫黄の匂いをずっと嗅いでると体に有害じゃないの?」って聞いてみたら、「そんなことはないよ。鼻の通りをよくしてくれるよ」だって。どっちが本当なんだろう? あぁ、でもここに来れてよかった。Yellowstoneはもっとスゴイらしいことを聞いたから、なんとしてもぜひ行ってみなければ。

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勢いよく噴き出す間欠泉
石灰によってできたテラス

 時間があればずっと見ていたい感じだったんだけど、いかんせん僕たちは分刻みのスケジュールで動いている身。後ろ髪を引かれながら間欠泉エリアを後にした。帰り道に寄ったのがキーウィハウス。ここでは初めて、生きて動いているキーウィという鳥を見ることができた。撮影は禁止だったから写真は撮れなかったんだけど、以外に大きいのにビックリ。手のひらに乗るくらいの大きさだと想像してたんだけど、体だけでバスケットボールくらいの大きさはある。長い長い口ばしで地面をグリグリ掘ってる様はとても可愛かった。今まで写真でしか見たことがなかったもんな。ニュージーランド人が自分たちのことを「キーウィ」という愛称で呼んでるくらい、この鳥はニュージーランドの象徴のようなもの。マオリ族がニュージーランドに来るまでは、この土地には4本足の動物はいなかったんだって。鳥たちの天国のような場所だったらしい。でも人間が犬や猫、他の4本足の動物を連れ込んだために、空を飛べないキーウィのような鳥は急激に数が減ってしまったんだって。モアという身長3mにも及ぶ巨大な鳥は人間と他の動物によって絶滅されてしまったので、今では骨格標本しか残っていない。なんとも悲しい話だ。

 ギフトショップでグリーンストーンのペンダントを買った後、バスは次の目的地Rainbow Farmへと向かう。ここではファーミング、すなわち農耕に関するショーが見れるんだけど、最初ははっきり言ってあまり期待してなかったんだよね。ただ牛や羊がいて、触ったりできるだけだろうと思ってた。ところがどっこい、始まってみてビックリ仰天。確かにファーミングに関するショーなんだけど、2人の司会によって面白おかしく進むショーは見ていて全然飽きなかった。それどころか笑いが止まらなかったくらい。最初は映画“Babe”に出てきたような、羊たちを犬が追って柵の間を通り抜けさせたり、囲いの中に入れたりする。これがものすごい技術。犬と人間の協力の賜物って感じ。Babeでは見たことがあったんだけど、実際に見るとやっぱり目を疑っちゃうくらいの技術。マジで脱帽。その他牛の乳搾りを観客参加でやってみせたりとかして、うちのコーラスのRobertがいくらトライしても全然絞れなかったりして大爆笑。羊は実は一頭NZ$40~60の価値だってことを聞いたりとか、羊毛を刈る実演があったりとか、最後には観客10人くらいが赤ちゃん用のミルク飲みを持って舞台に出て、何が始まるのかと思ったら、子羊の群れがワキから出てきてミルク飲みに飛びついたりとか。もうとにかくカワイイ、カワイイの連続で、笑いが絶えない素晴らしいショーだった。今、Babeが観たくて観たくてたまらない。シアトルに帰ったらすぐに観ることにしよう(笑)。

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羊を追うHuntawayという犬と
自分の思う方向に羊を動かす
Strong-Eye Heading Dog

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面白おかしくショーは進む
羊毛刈りの実演
大人しい羊にビックリ

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コーラスのRobertも乳搾りに挑戦
「全然出ないんですけど…」
子羊たちが走り出てきたときには
観客全員「かわい~」のため息

 童心に戻って思いっきり楽しんだ後は、道のすぐ反対側にあるRainbow Springsへ。ここはニュージーランドの自然を紹介している場所。ニジマスのプールからスタートした後は、うっそうと茂った木の間を通って、色々な鳥を見たりする。このルートの終わりにはまたキーウィを見れる場所があって、今度はフラッシュ禁止ってだけだったからしっかりビデオに撮ってきた。後で売店のお姉ちゃんに、「キーウィ起きてた?」って聞かれて「走り回ってたよ」って答えたら、「それはラッキーね。いつも寝てるのに」って言われて、2回とも起きてるキーウィを見れたことに感謝。ここのカフェで昼食をとった。ビーフカレーがあってそれを食べたんだけど、どう考えても日本のカレーの味。レトルトを使ってるみたい。日本人観光客が多いからなのかな。

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ニジマスの池
子豚はとってもプリティー

 思いっきり観光をした後はバスに戻って、いよいよAuckland(オークランド)に向けて出発する。約3時間の予定。途中で一度トイレ休憩した以外はほとんど寝てたんじゃないかな。Aucklandの近くになると、モーターウェイ(こっちではフリーウェイのことをこう言うらしい)も広くなってきて渋滞もしてくる。思ってたよりもAucklandは大きな街らしい。まるで東京みたいに、街のかなり外から住宅やビルでごった返している感じ。車と人で溢れるダウンタウンに入って気づいたのが、バスから見える人々の80%以上が黒髪だってこと。周りを見ても日本、中国、台湾、韓国のレストランとかが軒を連ねてるし。いかにこの街が人種のメルティング・ポットかってことを思い知らされたな。

 ウォーターフロント、Prince's Wharfのすぐ前に位置するCopthorn Harbour City Hotelにチェックインしたのは5時を回った頃。ここは目の前にAmerica's Cup Villageがあるし、部屋からはWaitemata Harbourが見渡せるので素晴らしいロケーション。部屋はすごく平均的で、とても豪華とは言えないようなものだけどね。問題のAmerica's Cup、なんでもこの日のレースは風がよくないのでキャンセルになってしまったそうな。次のレースは土曜日。America's Cup VillageのThe Viaduct Grillというレストランで、ミネストローネとケイジャン風ミートローフを食べた後、7時半にバスが迎えに来て、Aucklandのホストコーラスによるパーティーに行くことになる。ここのコーラスと次の日にジョイントコンサートを演る予定なのだ。

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部屋から見える景色
すぐそこにAmerica's Cup Village

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ミネストローネ
美味しい!
ケイジャン風ミートローフ
いまいち…

 着いた場所は住宅街の一角にあるただの建物。ところが中に入ってみると、布を垂れ下げてデコレーションをしてあるわ、真ん中に大きな火は燃えてるわ、スモークは炊かれているわですごい演出。DJは50~70年代の音楽を中心に流してる。シャンペンやワインも飲み放題で、こんなにすごいパーティーだとは思いも寄らなかった。金かかっただろうなぁ。このパーティーの目的はこのコーラスのメンバーと知り合いになることなんだけど、いかんせんこういうところでシャイな僕は相手に話しかけてもらえるまで話せない性質なので、隅っこの方でワインをガブガブ飲んでたくらい。一人、元はカナダのコーラスにいたっていうEvanってアジア人系のヤツといろいろ話せたくらいかな。彼はカナダからニュージーランドに移ってきて半年くらいしか経ってないんだけど、とてもこの場所を気に入ってしまったらしい。気候はいいし、人は親切だし。わかる気がするな。最後の方はダンスパーティーになってたけど、僕は引きずり込まれて仕方なくいやいやちょっと踊っただけで、すぐに抜け出してきちゃった(笑)。10時過ぎにバスが迎えに来たので、僕は第一陣としてホテルに戻り、次の日に備えて寝ることにした。この頃にはもう耳の痛みや不快感はだいぶ消えてたんだけど、あまり無理はしたくなかったし。
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by alexsea | 2003-02-20 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: Rotoruaへのバスの旅
Rotoruaへのバスの旅 … 2月19日(水)

 この日は朝8時にホテルをチェックアウト。次の目的地Rotorua(ロトルア)へのバスの旅が始まった。ニュージーランドの田園風景はやはり他の国々とはどこか違う気がする。まず一番目につくのが、どこにでもいる羊、羊、羊。その他に馬や牛もいるけど、どこの丘を見ても羊・馬・牛がのんびりと草を食べてたりする。他の国と比べて動物たちがとてもリラックスしてみえるのはなぜだろう。

 途中、FoxtonとFlat Hillsという小さな町でトイレ・アイスクリーム休憩を取って、Taupaという町で短いランチタイムとなる。Lake Taupaというのはニュージーランドで一番大きな湖。その湖畔のTaupaという町は、やっぱりそれに見合うだけの規模みたい。町中いたるところに咲いている花、レストランやファーストフードショップ、ワインショップなどで町は埋め尽くされていた。時間があったらもうちょっとゆっくり湖畔を見て回りたかったな。時間があまりなかったので、僕は仕方なくKFC(ケンタッキー・フライドチキン)に入って、チキンバーガーをランチに食べちゃった。本当ならもっと違うものを食べたかったのに(泣)。

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ニュージーランドの牧歌的景色
Taupaで

 結局Rotoruaに着いたのは午後4時を回った頃。本来ならホテルにチェックイン後すぐに最初の観光ツアーに出かけるはずだったんだけど、長旅の後少しは休みたいだろうというウチのコーラスの指揮者Dennisの配慮によって、ツアーは次の日の朝に回された。バスの外に出てみるとまず気づく硫黄の匂い。まるで箱根かどこかの温泉街に来たような気になって、日本が懐かしくなってしまった。あぁ懐かしや、箱根の大涌谷。部屋に入ってみると、とても広い部屋の上にジャクジーがついてる! 次の集合時間6時までにはまだ間があるってことで、しっかり入っちゃった。長いドライブの後だったからいいお風呂タイムだったな~。外から漏れてくる硫黄の匂いのせいで、普通のお湯なのにまるで温泉に浸かってるようないい気分になってしまった。もしかして僕の部屋だけジャクジーがついてるのかと思いきや、後で聞いてみると他の部屋にもみんなついてたみたいで、なんとなくガッカリ(笑)。

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広い部屋に
ジャクジーまで!

 6時にホテルを出て、バスでそこからすぐのMaori Cultural Centerに行く。着いてすぐに、口の所に刺青をしたマオリ族の女性のお出迎え。なんだか今回はただの観光ってワケじゃなさそうだ。僕たちの「部族」のリーダーを決めろとか言ってるし。リーダーには今回のツアー委員会の委員長、Bob Jacksonがなることに決定されてから、みんなでバスを降りてマオリ族のいわゆる客間の建物に向かう。…と、向こうから威嚇の声を上げながら出てくるマオリ族の男性。目をひん剥いて大声を上げながら近づいてくる様はかなり怖かった。「あのぉ…大丈夫ですか?」って言ってあげたいような感じ(笑)。でも笑っちゃいけないような雰囲気だったので真剣に見てると、彼は地面にSilver Fern(裏が銀色に光るシダ類の植物)の葉を落とす。Bobはこれを聞いてたらしいんだけど、この葉は相手が友好的かそうでないかを見分けるためのもので、これを地面から取ると友好的だという印、その葉の上に乗ったりツバを吐きかけたりすると戦争だという印だそうな。もちろん地面から手で拾い上げるBob。 僕たちはその後、建物の中に案内されて、部族の長からマオリ族の言葉で友好の挨拶を受ける。Bobは僕たちがどこから来たか、どんな目的でここに来たかを述べ、いきなりみんなでコンサートのレパートリーの一曲“In This Very Room”の一番をみんなで唄うことになった。これは聞いてなかったからみんなビックリ。でもこれがこちらからの歌のプレゼントということらしい。

In this very room
There’s quite enough love for one like me
And in this very room
There’s quite enough joy for one like me
And quite enough hope
And quite enough power
To chase away any gloom
For a spirit, our spirit
Is in this very room


 こちらの歌が終わった後は、マオリ族からの歌のプレゼントのお返し。独特のリズムと目をひん剥いた威嚇の表情で唄われる曲はすごく迫力があった。その後はマオリ族の一人一人とマオリ風の挨拶。ここにいる7人はみんな本物の家族らしい。握手しながら相手と鼻を2回くっつけて「キオラ(Kia ora)」という。どうやら「キオラ」っていうのはHelloに似た意味があるみたい。こっちは7人と「挨拶」するだけだったんだけど、向こうは90人ものグループ一人一人と鼻をくっつけなきゃいけないんだから大変だ。最初は恐々やってたんだけど、途中からその親密さに気づいて感動。やっぱり新たな文化を学ぶのっていいなぁ。観光客相手にやっていることとはいえ、こちらに感動を与えてくれることには変わりない。こういう異文化との出会いが、自分をレベルアップさせてくれる気がする。

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威嚇しながら出てくる
マオリ族の戦士
女性は口元に刺青を入れている
目をひん剥いて威嚇の表情

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友好のダンスらしいけど
まだ目をひん剥いているのはなぜ?
マオリ族の挨拶
2回鼻をくっつける
3回だと求婚になっちゃうらしい

 さて歓迎の儀式の後はいよいよディナー。ディナーホールに移り、バフェ形式でマオリ族の人々が調理した夕食を取りに行く。チキンや子羊、ポークなんかの肉はマオリ族独特の方法で6時間以上調理されたものらしい。どれも素朴な味で美味しかった! 食べ終わるとマオリ族のパフォーマンス。舞台の上でさっき歓迎の儀式で会った人たちが、いろいろな歌を唄ってくれる。愛の歌とか戦争の歌、あと女性が毛糸の玉っぽいのを手で回しながら唄うってのもとても面白かった。会場内から何人か選ばれて、その人たちへの毛糸の玉回しのレッスンタイムとかあって、これも大爆笑だったし。特にいつも僕らのコンサートで手話通訳をやってるKevinは、それを習ってるときの顔の表情がもうおかしくておかしくて。涙が出るほど笑ってしまった。

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「ハンギ・ディナー」
美味しかった!
踊りを教えてもらってます
中央がKevin

 向こうのコンサートが終わった後は、次はこちらのコンサートのお返し。今回のツアープログラムから選ばれた何曲かを彼らに向かって唄う。最初にDennisが「今回は一応『リハーサル』ってことで聞いてやってください。なんせ一週間以上唄ってないもんで」って言ったときにはみんな笑ったけど、それを言っておいてもらってよかった。なんせ唄うのが一週間ぶりなもんで、歌詞は忘れてるわ振り付けは忘れてるわ…。まぁ滅茶苦茶というわけじゃなかったんだけど、Aucklandでのコンサートの前にどこを重点的に練習しなきゃいけないのがわかったってのが大きな収穫かな。それでもみんなすごく楽しんでくれたみたいで本当によかった。こういう文化の交換ほど素晴らしいものはないと思う。

 コンサートが終わった後は、マオリ族の青年DJによるダンスパーティー。僕は踊らずに飲んでるだけだったんだけど、楽しかったなぁ。ちょっと外に出てみるとキレイな星空が広がってたし。南十字星もちゃんと発見! 天の川もうっすら見えて感動感動。

 最後バスに乗ってホテルに戻るときに、バスの中で誰かが「今日はAlexの誕生日だよ~!」と大声を上げたことによって、バスの中で“Happy Birthday To You”の大合唱。そうでした、今日は僕の誕生日。とうとう36になっちまったよ。顔を真っ赤にしながら“Thank you~!!”で応えた。大好きな文化の交流と新しい人々との出会いがあったこの日、僕にとっては最高の誕生日だった。
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by alexsea | 2003-02-19 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)