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From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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ニューヨーク2005: エバークエスト・ミニオフ
エバークエスト・ミニオフ … 5月22日(日)

 さてさて、ニューヨークの最終日。今日は、僕が99年からずっとハマっているエバークエストというオンライン・ロールプレイング・ゲームの中の友達とブランチを食べることになってる。要するにミニオフ。ゲームの中では話したり一緒に冒険したりしてるんだけど、会うのは今回が初めて。こういうのって一番緊張するんだよなー。「パソコン通信」の最初のオフ会の時も、こんな感じで緊張したし。

 場所は、ニューヨークに住んでいるElaini(これはゲーム中の名前で、本名はMarcia)が選んでくれた、Pete’s Tavern。なんでもかなり昔からあるレストラン/バーで、ニューヨークの中でも結構有名な場所らしい。

 11時に現地に着いてみると、ギルド(ゲーム中の集団のこと。僕はEternal Retributionというギルドに所属している)のBBSで見たことのある顔が一人。Elainiが満面の笑顔で出迎えてくれた。彼女と僕は同じクレリックということもあって、昔からオンライン上ではよく話はしていたんだけど、実際に会ってみると僕よりも年上なんだけど、ものすごくチャーミングな女性。最初の緊張もなんのその、すぐに打ち解けて話し始めてしまった。そうこうしているうちに、同じギルドのレンジャーのLethyと、その彼氏でウチのギルドにも居たことがあるバードのFuneralが到着。その後、ネットのアクセスがないため今はゲームをお休みしてる、パラディンのMayerikもNew Jerseyから来てくれた。全部で5人。いやはや、今までゲーム上でしか話したことのなかった人たちと、実際に会って話せるなんてもう最高! ブランチには、僕はブラッディ・マリーとステーキ&エッグを注文して、ゲーム上の色々なことやギルドの中のメンバーの悪口とか(笑)、時間を忘れて話してた。

 そういえば、僕の一番最初のオフ会もゲーム絡みだったんだよなぁ。インターネットができる前、僕は「アスキーネット」というパソコン通信に入ってた。そこで大好きなゲーム『ウィザードリィ』のSIG(BBSと同じ)でみんなで集まろうってことになって、新宿の飲み屋で集まったのが、僕のオフ会履歴の始まり。あの時は下は10代から上は50近い人まで15~6人は集まったんじゃないかな。年齢や職業の違いを超えて好きなゲームのことで盛り上がれるってのは、本当に不思議に感じた。

 飛行機の時間があるってことでそんなに長居はできなかったんだけど、本当に楽しいひと時を過ごせた。僕は地下鉄に乗ってホテルに戻り、みんなはあれからFuneralの家に行って遊んだみたい。またこんな感じのオフ会に参加できるといいな。

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左からMayerik, Elaini, Lethy, Funeral

 飛行機は5:40pm発。ニューヨークに来るときにも読んでた『Garlic and Sapphires』って本のお陰で、またまた長時間のフライトを快適に過ごすことができた。そうそう、途中で甘いものが食べたくなったから、per seで貰ったマカロンを食べたんだ。パリで食べたのに負けないくらい美味しかった!

 週末だけのニューヨーク旅行。3泊4日と時間は短かったけど、とても充実した旅だった。ニューヨークはパリに続いて、リタイア後に何ヶ月か住んでみたい場所。時間があったら、もっと色々なレストランを食べ歩いて、もっと色々なミュージカルを観まくってるところなんだけど、それはリタイア後まで我慢することにしよう(いつになるのかなぁ……)。

 歩き回って体力は使い果たした感じだけど、ニューヨークのエネルギーで気力は充電されたみたい。ニューヨーク、ありがとうっ!
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by alexsea | 2005-05-22 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニューヨーク2005: 至福の体験 “per se”
至福の体験 “per se” … 5月21日(土)

 昨日と違って、今日は二日酔いはなし。昨日みたいに昼前にエネルギー切れになるといけないので、スターバックスでクロワッサンを買って、コーヒーと一緒に流し込む。外に出てみるとSixth Avenueが閉鎖されて、たくさんの屋台が出てる。そういえば今日のストリートフェアはSixth Avenueだって誰かが言ってたっけ。屋台では本当に色々なものを売ってる。バッグ、服、食べ物、飲み物…。時間があればもうちょっとゆっくりと見てたかったんだけど、今日はお昼にはリトル・イタリーで食事をする予定なので、そうノンビリもしていられない。地下鉄を使ってグラウンド・ゼロまで行ってしまうことにする。

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Sixth Avenueのストリートフェア

 Ground Zero(グラウンド・ゼロ)は、ご存知の通り、テロで破壊されたWorld Trade Centerの跡地。いまだに壁を修復中のビルがこの周りにいくつもあった。ここには“Freedom Tower”と呼ばれるビルが建設されるらしいんだけど、そのポッカリと開いた工事現場からは、WTCがここに建っていたことが想像できないくらい。それがまたこの事件の残忍さを再確認させてくれる。金網の横の柱には、落書きのような形で様々な人からのメッセージが。“We still remember Sydney + Jenn”。テロで友人を亡くした人のメッセージなのかもしれない。あの9月11日、友達からの電話で起こされてテレビをつけてビックリ。映画でしか見たことのないような景色が広がっていたことを覚えている。ビルが崩れ始めたときの、あのアナウンサーの泣きそうな声も耳について離れない。どうしてこの世界では、こんな想像もつかないようなことが起こってしまうんだろう? この日は本当にいい天気だっただけに、事件の悲惨さがかえって胸にしみた。

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金網ごしのグラウンド・ゼロ

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被害者の友達からのメッセージだろうか

 グラウンド・ゼロを後にして、市庁舎公園の中を通って、中華街を抜けリトル・イタリーに入る。中華街は拡大している反面、リトル・イタリーは年々縮小しているんだそうな。それでもまだまだイタリアン・レストランと多くのイタリア系アメリカ人で賑わっている場所だった。今日のランチは、このリトル・イタリーの中でも評判がいい、Il Palazzo(イル・パラッツォ)というレストランで。予約を取っていなかったし、この時点で時間は12:30だったので大丈夫かなと心配したんだけど、何の問題もなく、気持ちのいいサン・ウィンドウのあるダイニングルームのテーブルに通された。

 Il Palazzoでの食事の感想は、ここ

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市庁舎公園は本当に平和

 さて、お腹が一杯になった後は、SoHoの方に向けてぶらぶらと散歩することにした。本当に気持ちのいい天気で、上着を脱がなきゃ暑くてたまらない。こんな日にニューヨークのダウンタウンを散歩できるってのは本当にいい感じ。リトル・イタリーからSoHoにかけての辺りは、色々な店がたくさんあってとても楽しい。MoMAのショップとか、僕の大好きな時計Movadoの店に入ったりしながら、のんびりと北上する。ここで目に飛び込んだのが、あるギャラリーの中にあった風景画。僕の好きな色遣いで、またまた僕の好きなグラデーションをふんだんに使ってある。引き寄せられるように、このFranklin Bowles Galleries(http://www.franklinbowlesgallery.com)に入ってしまった。どうやらこのアーティストはLarry Horowitzというらしい。どちらかといえばもうちょっとタッチが細かい方が個人的には好きなんだけど、この人の作品も余裕でストライクゾーンに入ってる。じっくりと見ていると、そのギャラリーのシニア・コンサルタントの人が近づいてきて色々と説明してくれた。地下の方にある同じアーティストのパステル画とかも見せてくれたり、売り込みに力がこもってる感じ。その人が言うには、そのアーティストの絵は今日から展示し始めたばかりで、午後6時からアーティストを招いてレセプションが開かれるという。よかったらぜひ来てくださいってことで招待状も貰ってしまった。午後6時かー。今夜の予約は10時だし、もし元気だったら来てみようかな。

 ギャラリーを出た後は引き続きどんどん北上してWashington Squareへ。さすがに天気がいいからか、ここは人で溢れていた。大道芸をやっている人もいれば、ブレイク・ダンスのようなことをやってるグループもあって、その周りには大勢の人だかり。噴水のわきに腰掛けて、しばし休むことにする。あー本当に気持ちいい。Fifth Avenue辺りとはまるで違う、ニューヨークのもう一つの顔。将来ニューヨークに何ヶ月か住むのが夢なんだけど、もしそれが叶ったら、天気のいい日にはこういう場所でゆっくりと過ごしたいなって思った。僕が感じるニューヨーク独特のエネルギー。アップタウンだけじゃなくて、こういう場所もそのエネルギーが溢れてる感じがする。

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Washington Square
本当に気持ちいい!

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公園は花で溢れてるし

 昨日も今日も歩き続けて、もう足がビシバシ痛くなってしまっている。たはー、運動不足だなぁ。ちょっと休んだ後は、Greenwich Villageの方に歩いて行ってみることにする。そうそう、その途中で偶然レストランBabbo(http://www.babbonyc.com/)を発見。ここはフード・チャンネルで有名なセレブ・シェフMario Bataliの店。まだ行ったことがないんだけど、彼のお父さんはシアトルでSalumiというレストランを出していて、ここも美味しいと有名な店。今回のニューヨーク旅行では時間がなくてBabboに行くことができなかったんだけど、今度行くときには絶対に行ってみたいと思ってる。ここもper seに負けず劣らず予約が大変らしいけど。

 Greenwich Villageでカフェに入ってアイスラテを飲んだ後は、地下鉄に乗ってホテルに戻ることにした。足が痛くて痛くてたまらないので、お風呂で足をマッサージしなければ……。ゆっくりとしたお風呂の後は昼寝タイム。これでだいぶ体力を回復することができたんだけど、これからまたミッドタウンまで戻ってさっきのギャラリーに行きたいかというと、やっぱりそこまでする気力がない。仕方がないので招待されたレセプションはパスすることにする。今から考えると行っとけばよかったなって思うけど、この時点では本当にエネルギー切れだった。今夜のper seで料理を味わう気力は絶対に残しておかなきゃならなかったし。それでもper seの予約時間10時までには間がありすぎるので、ホテルのバーでマティーニを飲んだりして時間をつぶしてた。

 さていよいよ今回の旅のメイン・イベントの一つであるレストランper se(パー・セ) (http://www.frenchlaundry.com/perse/perse.htm)に行く時がやってきた。2ヶ月も前に30分以上リダイアルし続けて予約に成功(一番遅い時間しか取れなかったけど)したこの場所。レストラン業界では、あの有名なAlain Ducasseと肩を並べるくらい超セレブなThomas Kellerが2004年に開いたレストラン。一体どんな体験ができるのか、本当に楽しみだった。

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夜のTime Warner Center

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中は人もあまりいなくてヒッソリ

 per seでの食事の感想は、ここ

 食事の後は、この幸せの余韻を他の場所で壊したくないので、おとなしくホテルに直行して寝ることにした。いやー、もう幸せで幸せでたまりませーん。
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by alexsea | 2005-05-21 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニューヨーク2005: ニューヨークの真髄
ニューヨークの真髄 … 5月20日(金)

 ……強烈な頭痛で目が覚める。あー、ワインをたくさん飲んだ後にマティーニなんか飲むんじゃなかった。もっと寝ていたかったけど、今日はMoMA(Museum of Modern Art)の10:30のチケットを買ってあるから、そんなにのんびりもしていられない。頭痛の薬と一緒に水をがぶ飲みして、この二日酔いが早く治ってくれることを祈るばかり。

 MoMAはホテルから道を挟んだ向こう側にあるから、そんなに歩かなくていいのが嬉しい。雨も降ってたし。でも朝のこのニューヨークの匂い、すごく懐かしかった。ニューヨークって本当に独特の匂いがある。西海岸よりもずっとフォーマルな服装をしたビジネスマン、街の角に店を出そうとしているホットドッグの屋台、シアトルよりもずっと早足で歩く人たち……。あぁ、これがニューヨークだよなぁ。

 MoMAに到着してビックリ。ものすごい数の人たちが行列を作ってる! これが全部チケットを持ってる人だったらどうしようと思いながら係の人に聞いてみると、MoMA自体は10:30からだからまだ開いてないけど、チケットを持っている人はミュージアムストアから中に入って待つことができるんだそうな。あー、よかった。あの行列はやっぱりチケットを買う人の列だった。パリと同じく、ここでも前売りのチケットは効力絶大! インターネットで簡単に買って家でチケットをプリントアウトすることもできるので、これから行く人には超オススメ。

 中で開館を待つ列に並んでいたら、バックパックや傘は預けなきゃいけないと言われる。仕方がないからコートチェックでも並んで預けてから入館したら、バックパックを持って入ってる人がたくさん! なんだよー、チェックがアバウトだなー。いいならいい、ダメならダメってちゃんと全員チェックしてくれよー。ちょっとやりきれないものを感じながら、一番上の階から見ていくことにする。

 このMoMAは最近新装オープンしたばかり。とてもキレイな館内は、有名な作品で埋め尽くされていた。ピカソ、ダリ、モネ、etc。いくつか気に入った作品もあったけど、やっぱり”Modern Art”というだけあって、ちょっとおかしな感性のものが多い(笑)。でも二日酔いの頭痛と空腹(朝何も食べなかったから)で、じっくり見ているのがだんだん苦痛になってきたので、あまり興味のないアーキテクチャー関連の展示なんかは流し見だけすることにした。それにしても展示作品は多い。じっくり見ようとすると丸一日かかっちゃうんじゃないかな。お腹が空いてくると不機嫌になってしまう僕は、見るものだけ見たらさっさとMoMAを後にすることにした。

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こんな感じの絵、結構好きなんだよな

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なんか怖すぎなんですけど

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なぜヘリコプターが?!

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有名なモネの睡蓮(だよね?)

 今日の昼食は「どっかのデリ」としか予定表に書いてなかった。いつもはキッチリと予定を立てる僕なんだけど、たまにはこんなのもいいかなと思って。ガイドブックを見てみると、デリで有名なCarnegie Deli(カーネギー・デリ)がホテルから1ブロックほどのところにあることを発見。そんじゃ折角だから行ってみましょうか。

 Carnegie Deliは、外から見ただけではレストランが中にあるなんて思えない場所。入ってすぐのところは、色々な種類の肉が所狭しとカウンターに並んでいる普通のデリ。ところが奥に入って行くと、壁という壁が著名人の写真とサインで埋め尽くされたダイニングルームがある。みんな写真に気を取られてるから気づかないけど、食器やテーブルは本当に質素で涙が出そうなくらい。こんなんで本当に有名なデリなわけ?って思いたくなる感じ。でもやっぱりこれだけの有名人が出入りするくらいなんだから、何かわけがあるんだろうな。

 テーブルはみんな6人ほどの相席。テーブルについて15~20分してもオーダーを取りに来ないから、一緒のテーブルに座っていた人たちもしびれを切らしたみたい。他のテーブルに僕よりも後に来た人たちはもう食べてるんだもん。同じテーブルの隣に座った人が大声でウェイターのおじいさんを呼んで、なんとか注文することができた。食べ終わったものだと思ってたのかな(笑)。

 メニューには本当に色々なものが並んでいて目移りしちゃうけど、デリなだけにやっぱりここの王道はサンドイッチでしょう。というわけで、パストラミ・サンドイッチを注文することにした。注文して約5分(速い!)、厚さが15cmはあろうかというサンドイッチが目の前に登場。……こんなのどーやって食べんだよ(笑)。まあ量が多いとは聞いていたけど、まさかこれほどとは。だいたい僕はモノグサで、食べにくかったり(魚とか殻つきのカニやエビとか)、手が汚れたり(スペアリブとか)するものがとても苦手なので、これが出てきたときには一体どう食べてやろうものかと、ゆうに30秒は考え込んでしまった。仕方がないので横からかぶりついたんだけど、パストラミしか口に入ってこない。しかも逆側からは溢れたパストラミが逃走するし。味は確かに美味しい。ちょっとスパイスが効いてて、肉の味は柔らかだし。でも食べるのに四苦八苦してるようじゃ食べた気にならないよ~。しょうがないので、上におまけのように乗ってるパンを取って、中のパストラミの上半分を皿の上に出してからまたパンを乗っけることで、半分の厚さのサンドイッチが出来上がり。これでやっとサンドイッチらしく食べられるってもんだ。食べ終わった後には、皿の上には山盛りのパストラミが残っちゃってたけどね。あ、そうそう。「テーブルのみんなで一緒に」ってついてきたピクルスが最高に美味しかった! 浅漬けっぽいってのかな、あの鼻を突くようなツンとした匂いがしなくて、ポリッと食べてみると日本のキュウリの漬物のような味。パストラミサンドイッチよりも、このピクルスの方に感動しちゃう僕って一体。

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有名なカーネギー・デリ

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この厚さ…手がベトベトになっちゃう

 この頃になるともう頭痛はだいぶ治まっていて、満腹にもなったせいで気分も良くなってた。それじゃちょっとFifth Avenueあたりに行って、通りを南下しながら店見物でもしましょうか。ホテルの前の道を通ってFifth Avenueに抜ける前に、『Sex And The City』で人気に火がついたManolo Blahnikの店を偶然発見。ウィンドウ越しに中を見てみると、なるほどカラフルで可愛らしい靴が盛りだくさん。大勢の女性がこの靴に虜になるのもわかる気がする。変な話だけど、こういう店やきれいな宝石店を見るたびに、女の子が羨ましくなることがある。別にManoloのヒールを履きたいとかじゃなくて(爆)、女性には選択肢が一杯あるから。男はカジュアルでよければ選択肢があるけど、フォーマルウェアとなると、スーツもタキシードも似たり寄ったり。靴もみんな同じような感じで本当につまらないし、宝石ともなると指輪とカフリンクくらいじゃん? 「おおっ! あのスーツ、斬新でかっこいい! 着たい~!」と思わせてくれるような目を引くようなデザイン、誰か作ってくれないものだろうか。

 Fifth AvenueではArmani ExchangeやKenneth Cole、Saks Fifth Avenueなんかに入ってみたんだけど、あまり欲しいものが見つからなかった。それとさー、Armani Exchange。確かにArmaniの一番下のクラスだってことは知ってるんだけど、こんなに若々しい服しかなかったっけ? 以前メルボルンでArmani Exchangeの店に入ったときには、僕の好きな服が目白押しで何着も買っちゃった覚えがあるけど、今回入ったときには、10台の後半から20台前半といった若者用のへんなTシャツなんかばっかり。残念だなー、方針を変えちゃったのかなぁ? Kenneth Coleは僕の好きなブランドで、シアトルの店には足繁く通ったりしてるんだけど、当たり前かもしれないけどシアトルの店と同じようなものしかなくて、ここもパス。Barney’sは見つかったら入ろうと思ってたんだけど、見つからなかったからいいや。

 Fifth Avenueを南下して、それからTimes Squareの辺りを横切って、地下鉄の駅へ。ニューヨークに来る前に、ネットで僕の好きなアーティストStephen Hannock (http://www.stephenhannock.com/)のことを調べてたら、彼の絵があるギャラリーで展示中だということを発見。今回の旅行のプランに組み入れてしまったというわけ。ニューヨークの地下鉄って、93年のクリスマスにフォトンで一緒だったAlpha-2さんと来た時以来だったんだけど、その料金の高さにビックリ! 片道$2?? こんなに高かったっけ? まぁ日本の地下鉄も似たようなものだから仕方ないけど、前はこんな高くは感じなかったはずなんだけどなぁ。

 地下鉄で23rd Street駅で降りて、チェルシー地区にあるMcKenzie Fine Artを目指す。どんなギャラリーか知らなかったんだけど、着いてみると一つのビルの中に小さな部屋がいくつもあって、それが個々のギャラリーになっているようなところ。McKenzie Fine Artはその中の一つにあった。中に入ってみると、初めて実物を見るStephen Hannockの大きな絵が3点! 彼の絵を好きになったキッカケは、『Architectural Digest』という雑誌。以前定期購読してたんだけど、その中で歌手のStingの家を紹介した記事があって、その中の部屋に飾ってあったのがStephen Hannockの絵。真ん中を流れる川、その横に立っている異常に横に伸びた木。なんということもない風景画だったんだけど、その雰囲気に妙に心を奪われた。アーティストの名前を覚えておいたら、今度は『What Dreams May Come』っていうRobin Williams主演の映画の中に、重要な役割を果たす絵として登場してた。見た瞬間に「あっ!」って思ったんだけど、クレジットを見てみるとやっぱりStephen Hannockの絵だった。それから彼の本とか買ったりして、密かなファンだったんだよね。でも実物を見るのはこれが初めて。写真ではわからなかったんだけど、風景の中に手書きのメッセージが一面に書かれてるんだよね。それに雑誌の記事みたいなものもベースに貼られてるし。山なんかのラインに沿って、ちょっと見ただけじゃわからないように、細かい手書きのメッセージがそこらじゅうにある。これにはビックリした。個人的にはこれがない方が好きなんだけど(笑)、この非凡さもなかなかいい。3点の絵は最新作らしく、どれももうすでに売却済み。ギャラリーの人は誰かと話し込んでいたので、価格帯を聞くことができなかった。でもたぶんものすごく高いと思う。1,000万円以上とかするんじゃないかな(泣)。

 6時ちょっと前にホテルを出て、今夜の食事はかつ濱で。ここはネットで偶然見つけた場所で、ニューヨークで本格的なとんかつが食べられる場所らしい。ミュージカルが8時からだからそんなに時間のかかるディナーはできないし、舞台のプレミアム・シートを買ってしまったのでお金をセーブしなきゃいけない。なので、かつ濱での食事はピッタリだと思った。

 さすがに早い時間だからあまり客はいなかったけど、90%が日本人の客。ヒレかつ定食を頼むと、まず出てきたのが、すり鉢に入った白胡麻。どうやらとんかつを食べる前に自分で擂って、好みに応じてかけて食べろということらしい。こんなのは初めてだったからなんか楽しかったな。とんかつはカラッと揚がってて、サクサクの衣の中はふっくらとジューシーな豚肉。うーん、これは美味しいぞ。日本のとんかつ屋に迫る味をアメリカで食べられるとは思わなかった。胡麻の香ばしさも大きなプラス。ソースはちょっと平凡で軽すぎる感じだったな。でもとんかつが美味しいだけに、残念ながらご飯と味噌汁のマズさが引き立ってしまった。アメリカで美味しいお米を探すのは至難の業なんだけど、ここで出てきたご飯も独特の匂いがあって、あまり美味しいといえる代物じゃない。それに味噌汁。玉ねぎとニンジンが具に入っていて、なんか味噌汁というよりも味噌スープといった感じ。感心しなかったなぁ。ついてきた漬物は美味しかったけど。まあとんかつは美味しかったし、値段も安いのでよしとしますか。

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かつ濱

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アメリカでこんなとんかつが食べられるとは

 お腹が一杯になった後は、タイムズスクエアの前を通ってブロードウェイの劇場街へ。さすがにタイムズスクエアは「これがニューヨーク!」って感じ。様々なネオンに、ミュージカルの広告たち。なんか新宿が懐かしくなっちゃったよ。今回観る『Avenue Q』(http://www.avenueq.com/)はGolden Theatreという、ちょっと古めの劇場で。舞台に関して言えばピカピカの新しい劇場よりも、こういう年季の入ったようなところの方が僕は好きだ。なんていうのかな、舞台魂が染み込んでる感じ? まだ時間があったので、隣のアイリッシュ・パブに入って、ブランデー・アレキサンダーを飲みながら時間を潰すことにする。

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ニューヨークの顔とも言えるタイムズスクエア

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Golden Theater

 7:40頃に開場したんだけど、この頃にはもう30人以上の人が劇場の前に並んでたと思う。さすがに作品が作品だけに、年配の人たちはなんとなく少なく、ティーンエイジャーか20代の若者たちが多かったのが印象的。普通のチケットの倍の値段でプレミアム・シートを買ったので、さすがに素晴らしいロケーション。前から4列目のど真ん中! 舞台には『Avenue Q』のストーリーの中心となる、古びたアパートのセットがあって、舞台そでの右上と左上には2つ大きなプラズマディスプレイが設置されている。このディスプレイ、いつもこの劇場にあるものなのかなとこの時点では思ってたけど、どうやら『Avenue Q』のためのものらしい。

 いよいよ開幕! 『Avenue Q』のCDを毎日のように聴いていたので曲をほとんど覚えちゃってるから、今回100%楽しめるかどうか不安だったんだけど、100%どころか200%楽しめた! あー、本当にもう最高! 最初から爆笑、爆笑の連続で、劇場全体がハッピーなオーラに包まれてた。

 『Avenue Q』 に集う、パペット(人形)と人間たちの物語。大学を出たばかりのPrincetonは、自分の人生の目的が見つからないまま、住むところを探してAvenue Qにやってきて、そこでアパートを見つけ、そこの住人とドラマを繰り広げることになる。ルームメート同士のNickyとRod、「キミがゲイだったとしても、キミは僕の大切な友人さ」と歌う、『If You Were Gay』。Kate MonsterとTrekkie Monsterが同じ“モンスター”なので、Princetonが「きみたちは親戚?」と聞いたことでKateが「それって人種差別主義的発言よ!」と怒ることから始まる、『Everyone’s A Little Bit Racist』。Kateが幼稚園の子供にインターネットのことを教えようと歌ってるときに、Trekkie Monsterが横から口をはさむ、『The Internet Is For Porn』。PrincetonとKate Monsterのラブシーンで(人形同士のラブシーン!)、「Hの時にはどんなにうるさくしてもいいんだよ」とアパートの管理人が歌う、『You Can Be As Loud As The Hell You Want (When You’re Making Love)』。Rodにアパートを追い出されて落ち込んでいるNickyに、「そんなキミを見ていると自分が幸せに感じるよ」と管理人が歌う、『Schadenfreude』。……もうこのミュージカルの良さは口では絶対に言い表せない。パペットと人間たちがなんと楽しそうに歌い踊ることか! 一人でいくつものパペットの役をやっている役者もいるんだけど、そのトランジションも全然不自然じゃないし。あーーーっ、もう本当に最高! 2004年のトニー賞ベスト・ミュージカルを取っただけのことはある。Princeton役が変更されたことは知ってたんだけど、この日はそれ以外にBrian役もオリジナルの人じゃなかった。でも彼ら以外は全員オリジナル・キャスト。嬉しかったなぁ。新しいPrinceton役もさすがに上手かった! この『Avenue Q』、アメリカのツアーはやらないで、今年の秋にはラスベガスで開幕するらしい。その時点でブロードウェイの『Avenue Q』はどうなるのか僕は知らないんだけど、ラスベガスでも大反響を呼ぶことは間違いないと思う。大・大・大オススメのミュージカル!! ああ、自分があの舞台の上で演技できていたら、どんなに楽しかっただろうな…。

 興奮した頭を冷やしながらホテルに帰って、劇場で買ったTシャツやプログラムを部屋に置いてから、ちょっとバーに行って飲むことにする。今回の旅の主役『Avenue Q』。このためだけにニューヨークに来ようと思いついて、本当によかった…!

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夜のタイムズスクエアは本当に賑やか!

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by alexsea | 2005-05-20 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニューヨーク2005: 久しぶりのニューヨーク
久しぶりのニューヨーク … 5月19日(木)

 本当にニューヨークは久しぶり。2001年に南アフリカに行ったときに中継地として寄った時はレストランに行ったりしたけど、観光をする時間はなかった。本格的に観光できるのって、1993年のクリスマスに訪れて以来だから、10年以上ぶりになる。ニューヨークは大好きな街なのでもっと頻繁に訪れたいところなんだけど、片道5時間かかるっていうのと、ホテルが最高に高いっていうのがネックになってるんだよなぁ。

 朝8:20シアトル発の便でニューヨークJFK空港に向かう。飛行機の中では、ついこの間買った『Garlic and Sapphires』という本を読んでいたので、狭い座席もあまり気にならなかった。この本は、ロサンジェルスからNew York Timesでレストラン批評を書くためにニューヨークに移り住んだレストラン批評家が、正体がバレないように変装しながら様々なレストランのレビューを書いていくというノンフィクション。これ、読み出したら止まらなくなっちゃった。レストランも大好きだし、レストランのレビューを書くのも大好きな僕にとっては、レストラン批評家というのは羨望の職業。カツラを被ったり元の顔がわからなくなるくらいのメイクをしたりしてレストランに行くと、素の「批評家」としての顔で行くときと、態度が全然違うレストランがあるってことも、面白おかしく軽いタッチで書かれてる。この本、僕のお気に入りの本の一つになりそうだ。

 さしたるトラブルや遅れもなく、飛行機はJFKに到着。そうそう、隣になったおばさんCathyはウエスト・シアトルに住んでる人で、彼女のホテルと僕のホテルは1ブロックも離れていないということで、空港からのタクシーを乗り合いにすることにした。彼女はシアトルで子供のための本を出版してるらしいんだけど、時々UN(United Nations)に出張に来るらしい。

 僕のホテルは6th Aveと54th Stの角にあるWarwick New York。英語でも“ウォーウィック”って読む人が多いらしいんだけど、本当は“ウォリック”と読むのが正しいらしい。Expediaで格安パッケージ価格で買ったホテルなんだけど、部屋はやっぱり内側向きで、窓からは壁と鳥のフンしか見えないという有様。そのせいで昼間も部屋がとても暗い。まぁニューヨークのホテルで景色を求めようとするとかなり割高になってしまうから仕方がない。ベッドも快適でバスルームもとてもキレイだったから、景色を除けば言うことないかも。ワイヤレスインターネットも使えたんだけど、一日$12払わなきゃならなかったので申し込まなかった。別に仕事するわけじゃないし、今度の旅行ではインターネットがなくても全然平気。

 バスルームには僕の大好きなバブルバス用のジェルがあったので、大喜びでお風呂に入ることにしてしまう。今夜の夕食は8時に予約してあるので、まだまだ時間がある。やっぱり5時間の空の旅は疲れるよね。

 2月にシアトルで僕が一番好きなレストランLampreia(ランプレイア)に行った時に、シェフのScott Carsbergに「ニューヨークでオススメのレストラン教えてくれない?」って尋ねたんだけど、その時に教えてくれたのが今夜行くSan Domenico(サン・ドメニコ)というレストラン。Lampreiaと同じイタリアンで、Carsberg氏が言うには「いつも安定してクオリティの高い料理を出してくれる」とのこと。僕が尊敬するシェフの一人のオススメなので、とても楽しみにしていた。

 San Domenicoの感想は、ここ

 ワインを一本空けていい気分になってたから、ここでホテルに帰って寝ればよかったんだけど、せっかく違う街にいるんだからということで、何ブロックか先にあるバーでマティーニを頼んじゃったりした。ここでなんと、シアトルでの知人Bobに偶然会ってしまう。彼がニューヨークに遊びに来てるなんて全然知らなかったし、向こうも「いやー、シアトルから逃れられないなぁ」なんて笑ってた。いやはや、本当に偶然って面白いもんだ。
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by alexsea | 2005-05-19 01:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ニューヨーク 2005
Energetic New York
ニューヨーク 2005
May 19, 2005 - May 22, 2005


久しぶりのニューヨーク … 5月19日(木)
ニューヨークの真髄 … 5月20日(金)
至福の体験 “per se” … 5月21日(土)
エバークエスト・ミニオフ … 5月22日(日)


記事の下の"<<"リンクを辿っていくと、時系列で読めます。
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by alexsea | 2005-05-19 00:00 | 日記 | Trackback | Comments(0)
2005/5
■2005/05/18 (水) ニューヨーク

いやはや、随分長いこと日記をサボってた。別に書くことがなかったわけじゃないんだけど、なんとなく書けないもんなんだよね。特に日記サイトに書いた後、mixiの方にもカット&ペーストするとなると、それだけの手間なのになんとなく書く気が失せてしまう。なんだかなぁ。

いよいよ明日から日曜日までニューヨーク旅行。ミュージカルのチケットは取ったし、MoMAのチケットもネットで買ったし、レストランも2軒予約してあるし、準備万端。最後の日には、ニューヨーク近辺に住むEverQuestプレイヤー友達何人かとブランチする予定。オンラインでしか会ったことのない人と実際に会うのはちょっと緊張するけど、いつも一緒に冒険してる仲間なので、たぶんすぐに打ち解けてしまえると思う。

帰ってきたら旅行記をすぐにアップロードする予定。こういう機会でもなきゃホームページの方を更新できない。なんかこれって、客が来るってことがない限り部屋を片付けないってのと似てる気が(笑)。
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by alexsea | 2005-05-01 00:00 | 過去日記