From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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運命を感じた東欧への旅: ひー、暑いよお!
ひー、暑いよお! … 8月19日(土)

 今日もいい天気! ホテルで朝食をしっかりと食べる。ヨーロッパのホテルの朝食って、今まであまりいい経験がなかったんだけど、ここのホテルの朝食はなかなかグー。パンも何種類もあるし、ハムやチーズもたくさん種類がある。オレンジジュースは美味しいし、フルーツも山盛り。時差ボケのせいで朝から胃は大活躍。でも朝はちゃんと食べた方がいいからね。

 今日はまず中央市場(Vásárcsarnok)に行くことにする。どこでもそうだけど、地元の人も使う市場を見るってのは、その街を理解する近道だと思う。ホテルからデアーク広場までテクテクと歩き、そこから青いラインのメトロに乗り込んで二つ目のKálvin tér駅で降りる。そうそう、地下鉄の駅のエスカレーター、この速さがちょっと尋常じゃない。日本のエスカレーターの倍くらいのスピードなんじゃない?って感じ。それにかなり長いので、転げ落ちてしまいそうですごく怖かった。着いた駅の中にある地図が北が上じゃなかったので、ガイドブックにある地図と照らし合わせること約10分。やっと正しい出口を見つけることができた。あの地図はかなり凶悪。

 中央市場は、まるで電車の駅のように大きな建物の中。肉や魚介類、果物なんかが売られていていい匂い。あー、ここで色々と買いこんでどこかでピクニックできたら楽しいだろうな。市場に来るといつもこう思ってしまう。今回は時間がとれないけど、いつか必ず! 1階は食料品、2階はレース製品とかTシャツとか売ってる店がたくさん。ハンガリー名物のパプリカを売る店は1階にある。ここで初めて知ったんだけど、パプリカって唐辛子の一種なんだ! パプリカのパウダーを売る店の前には、乾燥した唐辛子のようなものがズラリと並んでる。でも全然辛くないじゃん!とか思ってたら、パプリカの中には辛いものもあるんだそうな。日本ではピラフとかに使われるパプリカしか知らなかったからなぁ。シアトルで家と犬の面倒を見てくれている友達に、ここでパプリカのパウダーをお土産に買うことにした。もちろん観光客もたくさんいるけど、地元のおばさんたちも食料品を買い出しに来てたりして、ちょっとだけブダペストの人たちの生活を垣間見ることができた気がした。

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かなり広い市場

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パプリカ満載の店

 さて、その後はメトロを乗り継いで国会議事堂に行こうと思ったんだけど、青いラインのメトロは工事中かなにかで運行していないらしい。げー、国会議事堂は赤いラインのメトロを使った後歩いていけばいいけど、今日は後でブダ側の温泉に行くつもりだったのに、唯一ドナウ河を横切るメトロを使えないとは……。まー天気もいいし、歩いてもいっか。さすがに昨日の今日で、タクシーを使うのは躊躇われたけど。

 Arany János utcaという聖イシュトヴァーン大聖堂のちょっと北にある駅で降りて、途中自由広場を通り抜けて、国会議事堂(Országház)まで歩いていく。昨日もナイトクルーズから見えたけど、この建物はドナウ河沿いにある、とても堂々としたもの。昨日のガイドが行ってたけど、もしブダペストで一つだけ建物の中を見るとしたら、迷わずこの国会議事堂がベストチョイスなんだそうな。でも着いてみてビックリ、かなりの人が外に並んでる。この時点で11時頃。次の英語ツアーは12時か午後の2時半か5時。とても12時のツアーに入れるような雰囲気じゃないし、その後のツアーに間に合うように帰ってくるっていうのも難がある。ブダペストは今日一日しかもう残されていないのに、国会議事堂のためにそんなに時間を使うことはできない。……というわけで、ここは潔く諦めることにして、ドナウ河沿いをマルギット橋まで歩いて北上することにした。

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議事堂は聖イシュトヴァーンの日の用意のためか
バンドが練習していたり

 明日の聖イシュトヴァーンの日のためなのか、マルギット橋には多くのハンガリー国旗がたなびいていて、街灯に取りつけられたスピーカーからは音楽が流れている。風もあっていい気持ちなんだけど、とにかく蒸し暑い。シアトルでドライな夏に慣れているせいか、東京ほどでもないこのブダペストの蒸し暑さにさえ参ってしまう。汗だくになりながら橋をブダ側に渡り、メインの通りFő utcaをちょっと南下して、お目当てのキラーイ温泉に到着。

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マルギット橋に、たなびくハンガリー国旗

 キラーイ温泉(Király fürdő)は、Fő utca通り沿いにある、まるで遺跡のような緑の建物。他の建物に比べて、明らかに古いしデザインも違う。なんでもトルコ占領下の1570年に建設されたものらしい。入り口でお金を払って二階へ上がり、更衣室で水着に着替えて、その部屋を自分でロックした後、更衣室にいるおじさんにも別の鍵でロックしてもらう。まるでシーツのようなタオルを持って、いざハンガリー式温泉へ。シャワーを浴びた後、ドームの下にあるメインの円形温泉へ。ああ、この硫黄の香り、日本の温泉みたいで懐かしい! 天井のドームには小さな採光窓がいくつもあって、まるで星空を見ているよう。その一つにレンズがついているのかな、そこからの太陽の光だけが一筋のビームのようになって、温泉を直撃している。まるでローマ時代の建物にいるような感じで、すごくミステリアスな雰囲気だ。ここには他にもいくつか温泉があって、一つ一つ少しずつ温度が違うみたい。日本人の僕としては、もうちょっと熱い小さな温泉で少し体を温めた後、また温度が少し低い円形の温泉に戻ってリラックス。あまり人がいなかったからとてもゆっくりできた。温泉の後は、入り口の近くにある売店で、ミネラルウォーターを買ってがぶ飲み。いやはや、喉が渇いてたんだなぁ。

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周りの建物よりも明らかに古い外観のキラーイ温泉

 汗を流してさっぱりした後は、また暑い暑い外へ。ブダ側でランチできるような場所を探そうと思ったんだけど、どうもいい店がないんだよね。ということで、またマルギット橋を渡りペスト側に戻り、大通りを西駅の方へと向かう。途中で良さそうなカフェがあったので、そこに入ってビール2杯とクラブサンドイッチを平らげる。暑さでバテてたから気づかなかったけど、結構お腹も空いてたみたいだ。カフェから道行く人たちを眺めてるといい感じ。こういうピープル・ウォッチングの時間もいいもんだ。ビールで汗を乾かした後は、ゆっくりと歩いてホテルに戻った。結局2時過ぎに部屋に着いたのかな。冷房をガンガンに効かせた部屋で5時過ぎまで昼寝。たくさん歩いたから、この昼寝が気持ちよかった~。

 レストランの予約は7時。またまた聖イシュトヴァーン大聖堂の近くまで歩いていく。Nosztalgia(ノスタルジア)は昨日のMokkaとはうってかわって、もっとトラディショナルな感じのレストラン。途中からバイオリン、ベース、ピアノの生演奏が始まって、とてもいい雰囲気。最初に頼んだのはきのこのグリル。大きめに切ったきのこを、トマトやネギと一緒に炒めた、とてもシンプルなもの。でもきのこのいい味が出てて、アペタイザーとしてはピッタリだった。

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レストラン Nosztalgia

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きのこのグリル

 次はハンガリー料理の代表ともいえるグヤーシュ(Gulyás)。パプリカをたっぷり使ったスープで、野菜と牛肉がたくさん入ってる。これがもう最高! 辛そうに見えるんだけど、ちょっとだけ舌にピリッとくる程度。スープには野菜と牛肉から出た旨みが詰まっていて、それをパプリカの風味が引き締めている感じ。具沢山だから、ランチだったらこれとパンだけでOKかも。やっと本場ハンガリー料理を食べられた!って感じで、すごく嬉しくなってしまった。

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グヤーシュ

 メインは子牛のシチュー、ディル風味パスタ添え。メニューにはシチューって書いてあったけど、これもチェコ料理で有名なグラーシュっぽいんだよね。やっぱりパプリカをふんだんに使って牛肉を煮込んだもので、肉はホロホロ。それにパプリカの素晴らしい風味が加わって、踊りだしたくなるくらい美味しい。惜しむらくはディル風味のパスタ。シアトルに住んでると、ディルってサーモンを調理するのによく使うんだよね。だから美味しいことは美味しいんだけど、ディルが入ってると何でもかんでもサーモンっぽく感じてしまう。東ヨーロッパではディルがかなり使われるらしいから、この個人的な好みがちょっと残念だったな。

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子牛のシチュー

 デザートはなんだったか忘れちゃったんだけど、ナッツの入ったアイスクリームのようなシャーベットのようなものだった。シャリシャリとした食感が楽しかったけど、ちょっとだけ僕には甘すぎたかな?

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シャーベットのようなデザート

 全体的に、昨日のMokkaよりもNosztalgiaの方が気に入ってしまった。“ハンガリー料理”を前面に押し出していたメニューだからなのかな。重すぎもせず、軽すぎもせず、ハンガリーの味を心ゆくまで楽しめた。生演奏が始まったときは「げげ、ちょっと観光地ズレしてる?」とか思っちゃったんだけど、音楽と食事がとてもよくマッチしていて、本当にいいディナーだった。ブダペストでの最後の夜、予定していたレストランに行けなくてちょっと残念だったけど、ここのレストランでも素晴らしい体験ができたからよかった。
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by alexsea | 2006-08-19 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
運命を感じた東欧への旅: トラブルから始まったブダペスト観光
トラブルから始まったブダペスト観光 … 8月18日(金)

 今日はブダペスト本格観光の日。ガイドによる半日観光がツアーに組み込まれている。体のだるさも大丈夫なレベルまでに回復したみたいだし、これならブダペストをちゃんと楽しめそうだぞ。

 観光ツアーが始まる前に、近くの銀行のATMで現地のお金を引き出しておかなきゃ。ということで、オペラハウスのすぐ前にある銀行に行って、カードをATMに差し込んだ。……ん? 何も起こらないぞ? 20秒ぐらいウンともスンとも言わなくなった後、ATMについていた蛍光灯が消えてしまった。なに~?! もしかしてカードを喰われた?? これから二週間近い観光が待ってるっていうのに、カードがなくなったら困るどころの騒ぎじゃないんですけど! 幸いこれは銀行の中のATM。すぐに銀行の窓口に行って、カードが喰われたことを告げ、座って待つこと10分。マネージャーらしき人がカードを持って出てきてくれた。よかった~! どうやら以前、どこかの手動カード読み取り機(カードとその上に三枚綴りくらいの用紙を置いてガッチャンコってやるアレ)で失敗されたときに、カードの一部が曲がってしまっていて、それがATMに詰まってしまったらしい。カードが返ってきたのはよかったんだけど、また他のATMでこんなことが起こるといけないからこのカードはATMで使えないし。これから先どうすればいいんだよう…。まぁレストランとかで他の人の分もカードで払って、それで現金をもらえばいいんだけど、なーんか面倒くさいなぁ。シアトルに戻ったら早速銀行に電話して、新しいカードに替えてもらわなきゃ。

 旅のしょっぱなからハラハラした後、ホテルのロビーで観光ツアーを待っていると、ガイドが遅れるらしいとのことをツアーディレクターのMichaelから告げられる。なんでも、翌々日の20日の建国者聖イシュトヴァーンの日の準備のために、予告なしにくさり橋が閉鎖されてしまったため、交通渋滞がものすごいことになってしまっているらしい。約一時間待った後、このままホテルのロビーで待っていてもしょうがないということで、昨日フライングで行ってしまった、聖イシュトヴァーン大聖堂を自分たちで見学しながらガイドを待とうということになった。

 聖イシュトヴァーン大聖堂は、ブダペストのシンボルともいえる大聖堂。ここの目玉は、聖イシュトヴァーンのミイラ化した右手首らしい。大聖堂の奥の小さな部屋に、凝った装飾のガラスケースに入れられていた。ミイラ化しているせいか、普通の手よりもとても小さく感じる。同じツアーグループの誰かも言ってたけど、何でヨーロッパ人っていろんな人をミイラにしたがるかなぁ(笑)。確かずっと前に卒業旅行でイタリアの小さな町に行ったときも、教会にミイラが飾ってあったし。何かちょっと日本人的感覚とはかけ離れた世界だ(あ、日本でも即身仏ってやってたか。でもそれを観光客に見せるようなことはしてないよね)。8月20日の建国者聖イシュトヴァーンの日には、パレードやら花火やらでブダペストはすごく盛り上がるらしい。この日にはこの右手が外に出されるようなことを聞いた気がする。ミイラ化した右手が地面を這いずりながら進んで、それにパレードが続く光景を想像すると、とてもシュールで笑ってしまう。不謹慎~。

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大聖堂の前はこんな広場

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これがミイラ化した右手が入っている器…

 そういうしているうちに、ガイドが到着。彼女の名前はEva(エヴァ)。予想外の遅れに彼女は平謝り。でも予告なしに橋が閉鎖されたんじゃしょうがないよね。僕たちはもう大聖堂の中は見てしまったので、外でちょっとした説明の後、市内ツアーが開始されることになる。そうそう、ここの大聖堂の中の祭壇には聖イシュトヴァーンが祀ってある。本来ならばキリストを祀ることしか許されないはずの祭壇なんだけど、ローマ法王から直々にお許しが出ているんだそうな。

 この後はバスに乗り込み、アンドラーシ通り(Andrássy út)を通り英雄広場(Hősök tere)へ。ここは昨日Gundelに向かう途中にバスから見えた場所。なんでもハンガリー建国1000年を記念して1896年に造られた場所らしい。ガイドが言うには、それと同時にたくさんの建物が建てられたので、ブダペストの街は同じような建築様式の建物が多いんだそうな。記念碑の上には天使ガブリエル。ローマ法王の夢に現れて、イシュトヴァーンに王位を授けるように告げたらしい。大聖堂にイシュトヴァーンを祀ることができるのも、こういった理由からなのかもしれない。天使と英雄たちが青空に映えてとても綺麗だった。

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青空に映える英雄広場

 バスはその後、市民公園(Városliget)を通り抜ける。ここには動物園やら温泉やらたくさんある場所で、ブダペストの人々の憩いの場のような場所。前日にここの中にあるセーチェニ温泉に行った人もいるらしい。ブダペストは温泉で有名な場所。僕もここを離れるまでに温泉体験しなきゃだな。

 さてこの後はブダ側にある王宮の丘にバスは向かうんだけど、くさり橋が閉鎖されているので交通渋滞がものすごいことに。マルギット橋を渡る前くらいのところが一番酷くて、ここを通り抜けるのに20分くらいかかったんじゃないかな。

 やっとのことで王宮の丘に着いた後は、バスを降りて三位一体広場(Szentháromság tér)の方にに向かう。土産物屋やレストランが並んでて、すごく観光地っぽかったな。残念ながら三位一体の像は修復中らしくここにはなかったけど、ゴシック様式のマーチャーシュ教会(Mátyás templom)の姿がものすごくて、ガイドに言われるまで像がないことに気づかなかった。屋根のモザイクも見事だった。中に入ってガイドの説明をひとしきり聞いた後は、外の聖イシュトヴァーンの騎馬像(Szt. István-szobor)を見た後、漁夫の砦(Halászbástya)に上ってみる。ここからのブダペストの眺めは最高! とても暑い日だったので、砦の上に吹く風が汗を乾かしてくれて、すごく気持ちよかった。

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マーチャーシュ教会はモザイクの屋根が独特

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中はやっぱりとても荘厳

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漁夫の砦

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…から見たドナウ河方面

 なんだかんだでもう1時を過ぎていたので、この後はお昼を食べることに。Gary、Bob、Mike、Korey、僕の5人で、さっきの土産物屋が並んでいるあたりのレストランに入ってランチ。今夜のディナーのためにあまりお腹が膨れすぎてもいけないので、軽くチキンの入ったパンケーキを食べることにする。パプリカをたっぷり使ったソースがかけてあって、観光地のレストランらしからず思いもよらず美味。そういえば「パプリカ」ってハンガリー語なんだってね。ハンガリーの料理はパプリカがたくさん使ってあるものが多いらしい。

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チキンの入ったパンケーキ。美味!

 この後はバスに戻ってホテルに連れて帰ってもらってもいいけど、僕はガイドブックで見た王宮地下迷宮(Budavári labirintus)がとても気になっていたので、ここで解散して、MikeとKoreyと一緒にそっちに行くことにした。くさり橋は歩行者は通れるらしいので、歩いても帰れるし。

 地下迷宮の入り口はこのレストランのすぐ裏側にあった。入った瞬間、みんなで「なんかワインセラーみたいな匂いだね」って顔を見合わせてしまった。薄暗い照明しかないので、人が少ないときには不気味な場所かもしれない。ところどころに効果音の出てる場所とかあって、不気味さを盛り上げてる。ワインセラーのような匂いが強くなってきたと思ったら、ワインの湧き出る部屋があったり。他のグループの人がちょっと飲んでみてて、すごくマズそうな顔をしてたのが笑えた。外が暑いだけに、涼しい地下迷宮は最高だった。薄暗い照明と効果音でロールプレイングな気分が盛り上がっちゃったし。

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こんな像がいきなり置いてあったり

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ワインの湧き出る泉があったり

 地下迷宮で涼んだ後は、王宮(Budavári palota)の方にあるケーブルカーに向かう。その前に出店がたくさん並んでる場所があって楽しかったな。KoreyとMikeはここでビールを買ってぐびぐび飲んでたり。僕は眠たくなるといけないので、ちと遠慮しておきました。

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土産物屋がいっぱい

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青空の下でビールを飲むKoreyとMike

 ケーブルカーで丘の下に降り、くさり橋(Széchenyi Lánchíd)を渡ってペスト側に戻り、ホテルに向かう。くさり橋、もう開いてるじゃん! 一日中閉鎖ってワケじゃなかったんだね。KoreyとMikeはまたビールするために途中でカフェに立ち寄って、僕はホテルに帰ってお風呂で足の疲れを癒しましたとさ。よくエネルギーがあるなー、あの二人。

 今夜はZagatで22点を取っていてガイドブックにも載っていたMűvészinasというレストランに行こうと思ってたんだけど、ホテルのフロントで予約が必要かどうか聞いてみると、そこはあまりオススメできないという答えが返ってきた。以前はホテルからも客を送ってたりしたそうだけど、最近評判が悪くなったらしい。「もっといいところがありますよ」ということで教えてもらったのがMokkaというレストラン。そんじゃそこでいいやってことで、予約を入れてもらった。でもなんかちょっと不安だったなぁ。交流のあるレストランだけに客を送ってるんじゃないかっていう気になってしまって。これでここのレストランがまずかったりしたら承知しないぞー。このレストランの予約と同時に、次の日に行きたいと思っていたVadrózsaというレストランの予約もお願いしておいた。

 9時からドナウ河のナイトクルーズが予定されているので、ちょっと早めの6時にディナー。Mokka(モカ)というレストランは、聖イシュトヴァーン大聖堂のすぐワキにあった。中はとてもモダンな感じで、アフリカともアジアとも思える装飾品でいっぱい。いろいろあって何を頼もうかすごく悩んだけど、とりあえずスープとビーフで行くことに。ワインはオススメの白(メインはビーフなんだけど、とても白気分だったので)を持ってきてもらうことにした。

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レストラン Mokka

 最初はイカの入ったロブスターのクリームスープ。「クリームスープ」って書いてあったけど、ビスクだよね、これは。もっとこってりした味かと思ってたんだけど、思いもよらず軽くていい感じ。ロブスターの香りと、グリルしたイカの香ばしい匂いに包まれて、わき目もふらずに飲みつくしてしまった。本当に美味しかった。ワインも美味しくて「後でペンを借りて名前を書いて帰らなきゃ」なんて話してたら、それをサーバーが聞いたらしく、ちゃんとワインの名前を紙に書いて持ってきてくれた(Somló 2004 Gy­ògykcuàcs Hàrsheveuü)。こういう気配りって大好きだ。

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イカの入ったロブスターのクリームスープ(ビスク)

 メインはビーフステーキとフォアグラ。横に蜂蜜で調理したブラック・ライ・ブレッドとゴルゴンゾーラチーズ、その上に卵黄がぽっちゃりと乗っている。ビーフステーキもフォアグラも、そんなに普通とかけ離れた感じはしなくて、まずまずの味。添えてあるブラック・ライ・ブレッドは蜂蜜のためほんのり甘くて、イタリアのブルーチーズ、ゴルゴンゾーラとの相性がとてもよかった。卵黄もいいアクセントになってたし。でもねー、全体で考えるとどうも何か腑に落ちない料理って感じだったんだよな。なんでかは自分でもよくわからなかったけど。確かに綺麗に仕上がっていて味も及第点なんだけど、なんかピンとこないっていうか、感動しないっていうか。一つ一つは美味しかったけど、調和が取れてない感じで。まあ味のレベルはなかなかだしサービスも雰囲気も良かったので、ホテルが薦めるのもわかる気がした。

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ビーフステーキとフォアグラ

 のんびりと歩いてホテルに帰ると、明日行きたいと思っていたVadrózsaというレストランは予約で一杯で入れないとのこと。えーん、ブダペストで一番の高得点を取っていたレストランなのにー! 二番目の候補だったBarakaというレストランは、ずっと閉まってるらしいし(閉店しちゃったのか夏季休業なのかはわからない)。んー、ツイてないぞ。「昨日はGundelに行ったんだけど、食べ物が素晴らしく美味しいレストランのオススメってある?」と聞くと、「Gundelはどう思いました? あそこの食事は気に入りましたか?」と逆に聞かれてしまう。あまり関心しなかったということを伝えると、「そうでしょー? 私もあそこの料理はあまり好きじゃないんですよ」とのこと。お、味の趣味が合う人らしい! 彼女に教えてもらったのは、やはり聖イシュトヴァーン大聖堂の近くのNosztalgiaというレストラン。ハンガリー料理は重いものが多いらしいけど、ここのレストランの食事は伝統的なものであるにも関わらず、そんなに重く感じないとのこと。それは素晴らしいってことで、そこの予約をお願いしてしまった。

 部屋で少し休んだ後は、ドナウ河ナイトクルーズに出かけるためにロビーに集合。これはオプショナルツアーで、最初はあまり気乗りがしなかったのでパスする予定だったんだけど、まだシアトルにいるときに「ドナウ河のクルーズ、申し込んでないのAlexだけなんだけど、いいの?」とツアーディレクターに聞かれてしまい、なんだみんな行くんだったら僕も行く!って申し込んだものだった。

 みんなでタクシーを分乗して、ナイトクルーズが出発するピア7に向かう(1500Ft=約$7.50)。二階建てのボート。一階はもう席が埋まっていたので、二階にみんなで上る。各席にはヘッドホンとコントローラーが置いてあって、自分で好きな言語を選んでナレーションを聞くことができるらしい。デフォルトで英語に設定してあったので、そのまま聞くことにする。

 ヘッドホンから『美しき青きドナウ』のワルツが流れ出し、ボートは出発。Uターンしてまず南に向かうらしい。「私はドナウ河。数々の命を見守ってきた」なんていう、かなりクサいナレーションを聞きながら窓から外を見てみると……、えーー? すげー綺麗じゃん!! なんでヨーロッパって、こう照明をうまく使ってる場所が多いんだろう。王宮や古い建物がみんなライトアップされていて、息を呑むくらい素晴らしい。昨日行ったツィタデッラには、しゅろの葉を掲げた女性像もライトアップされて見える。その場所場所によって、ナレーションが芝居がかった口調でその歴史を教えてくれる。途中で(とてもまずい)シャンペンも配られて、静かな波音と素晴らしいブダペストの夜景にうっとりしてしまう。「あれでしょ? ドナウ河のナイトクルーズなんて観光観光してるだけで、あまり面白くないんでしょ?」なんて思ってた僕がバカでした。一時間以上のクルーズ、途中であまり気持ちよくて居眠りしそうになっちゃったけど、ブダペストの夜景を本当に心から楽しめた。これは絶対にオススメかも。

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王宮とくさり橋

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ライトアップされた議事堂

 うっとりとした気分のまま船を下りて、みんなでタクシーに乗り込む。同乗した人が「メーターの上がり方が速いんじゃない?」なんて言ってたけど、ホテルに着いたときにはなんと6600Ft(=約$33)!! さっきの4倍以上って何?! 早速抗議開始。運転手はふてぶてしそうにプライベートタクシーだからだなんて言ってる。そこに後続のみんなが到着。彼らに聞いてみると1500Ftだったそう。それを聞いて、僕らの車のふてぶてしい運転手は、彼らの運転手に怒った口調で何か言ってる。僕らとしては他の車が1500Ftならそれ以上払うつもりはまったくないので、チップも何もつけない1500Ftを押しつけさっさとホテルに入ってしまう。向こうは向こうでハンガリー語でどなり散らしながら、車でどこかに行ってしまった。あ~あ、いい気分もこれじゃ台無しだよ。こういうイヤな体験が、その街の印象をすごく悪くしちゃうってこと、どうしてわからないかなぁ。正直に働いていればチップ分だけでも稼げただろうに。もちろんいい運転手もいるだろうけど、Buda Taxiはちょっと要注意。

 最後の最後でつまづいた感じだったけど、まあいい日だったことには変わりない。そういえば、気づいてみれば体調も大丈夫みたいだし。明日は一日中フリー。あっちこっち歩き回ってやるぞ。
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by alexsea | 2006-08-18 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
運命を感じた東欧への旅: 東ヨーロッパへの旅立ち
東ヨーロッパへの旅立ち … 2006年8月16日(水)~8月17日(木)

 んー、なんでいつもこうなるかなぁ。なんだか最近の旅行の始まりって、体調が悪くなることが常みたいな感じがする。コーラスでニュージーランド・オーストラリアに行ったときもそうだったけど、今回も結構そんな感じ。まず朝起きるときに、体がダルいことに気づく。なんとなく節々も痛い気がするし。旅の始まりだってのに風邪を引いちゃったのかな。それに鏡を見ると、鼻の右側がなんだか腫れているみたいな感じ。触ると痛いし。大きなニキビができようとしてるのかもしれない。あーもう最悪。まるでシアトルが僕を旅行に行かすまいと、いろんな手段を使ってきてるみたいだった。気持ちよく旅に出させてくれよー。

 シアトルからアムステルダムまでは約9時間の旅。前の席に子供連れの夫婦が座って、その小さな子供が「大」をよく漏らすのかどうかわからないけど、とにかく時々臭くて臭くてたまらなくなる。まあ始終ってわけじゃないのが救いだけど。各席にはエンターテイメントシステムがついていて、好きな映画を選んで観ることができる。寝ようとしても子供が大きな声を上げて起こされてしまうので、仕方なく僕は『Mission Impossible: 3』、『Friends with Money』、『Lucky Number Slevin』の三本を観た。『Mission Impossible: 3』はやっぱり金がかかってるだけあって、満足できる出来。1や2よりも好きだったかな。『Friends with Money』はJennifer Anistonが主役のやつで、『Desperate Housewives』になりそこなったドラマって感じだった。でも、なんか暗くて重い主題が根底にあって、観てて疲れるんだよな。『Lucky Number Slevin』はBruce Willisとかいい役者が出てるみたいだったから観たんだけど、これが大ヒット! 最初は単に人違いから始まるドラマなだけかと思いきや、どんでん返しがスゴかった。着陸のせいで最後の最後を観ることができなかったのが残念。帰ったらOn Demandかどこかで探して観なければ…!

 そんなこんなでアムステルダムに到着。ここで約3時間待った後、ブダペスト行きの飛行機に乗り換える。アムステルダムの空港は色々な店があって楽しかったな。免税店でいろんなコロンを試してみたりして時間を潰してた。ブダペストまでは2時間ちょうど。事前にガイドブックを読んで地図が頭に入っていたせいで、着陸前に見えた景色がどこのものだとかわかって楽しかった。

 着陸後、簡単に入国審査を通り抜け、荷物が出てくるのがかなり遅かったりしたけど、ロストバッゲージになることもなく、順調にホテルまで行く……はずだった。僕としては、シアトルからのツアーガイドの人が空港で待っていてくれるものと思い込んでいたんだけど、いつまでたってもそれらしき人が見あたらない。人気も少なくなった到着ラウンジで約1時間も待った後、紙を片手に誰かを探しているらしき人がどうも怪しいってことで話しかけると、なんと彼がドライバーだった。紙にはシアトルのツアー会社の名前が薄く書いてあるだけで、その前に“Teur”とかいう単語が書いてあるもんだから、違うと思ってその先を読まなかったんだよね。彼は11時到着の人もピックアップするハズだったんだけど、結局見つけることができなくて、僕たちが最初だったらしい。それに彼としては、空港とホテルを何度も往復するなんてことは会社から聞いていなかったらしい。ただ一回ピックアップすればいいだけだと思ってたんだって。うーん、連絡がどこでおかしくなってたんだろう。とにかくもう疲れも限界。これ以上他の人を待つわけにはいかないので、ホテルまで連れて行ってもらうことにした。

 やっとのことでK+K Hotel Operaにチェックイン。このホテルはブダペストのオペラハウスのすぐ裏で、モダンな内装、対応のいいサービス、キレイな部屋で、かなり気に入ってしまった。それに部屋でもロビーでもインターネットが無料で使い放題! 今回の旅行ではネットは使えなくても構わないんだけど、あるにこしたことはないもんね。

 プランとしては、ホテルに着いたらちょっとだけ休んだ後、ホテルの周りを散策する予定だったんだけど、フライトで疲れている上に体のだるさもかなりキてる。このまま出かけるわけにはいかないので、お風呂に入って体を休めた後は、ちょっと昼寝することにする。外は30度近かったんじゃないかな。東京ほど湿気はないにしても、シアトルに比べたら絶対にドライとは言えない。こんな中この体調で散策したら死んでしまう~。

 エアコンの効いた部屋の中で一眠りした後は、体調もだいぶ戻ってきたということで、ホテルからすぐの聖イシュトヴァーン大聖堂(Szt. István Bazilika)まで歩いていくことにした。大聖堂までは徒歩10分くらいかな。足を踏み入れてすぐに聞こえてきたのは、思いもよらず素晴らしい男声合唱。進んでいくと、5人の男性が聖歌を歌っているのが見える。こんな綺麗な歌声で感動したのは初めてかもしれない。全ての人の声が素晴らしいんだけど、特筆すべきは一番上のテノールを歌っている人の声。もうほとんどアルトの音域で、とにかくピュアでストレート。揺るぎは微塵も感じられない。そのパワフルな声が大聖堂の中のもの全てに反響して、素晴らしい音の波を作り出している。本当にスゴかった。コーラスの指揮者Dennisがいたらさぞ感動したことだろう。これって毎日のミサでやってるのかと思ったら、毎週木曜日の午後5時からだけなんだって。偶然とはいえ素晴らしい巡り合わせをくれた神様、ありがとう!

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聖イシュトヴァーン大聖堂の中
やっぱり豪華!

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思いもよらない素晴らしい歌声が!

 聖イシュトヴァーンからの思いもよらないプレゼントに感動した後は、どこにも寄らずにホテルに戻ることにする。7時半にロビーに集合して、ブダペストの最高のレストランの一つ、Gundelにツアー参加者全員で行く予定なのだ。

 ちょっといい服に着替えて(Gundelはジャケットが必要)ロビーに下り、ツアー参加者との自己紹介。

まずシアトルからは、ツアーの提案者でSeattle Men’s Chorusのアーティスティック・ディレクター兼指揮者のDennis。コーラスで歌っていて役員もやってるBob。Dennisの長年の友達で以前コーラスにいたこともあるらしいGary。シアトルの別のコーラスで歌っていたことのある女性Gabbriella(通称Gabby)。彼女の友達Ann。今回の旅行の企画ディレクターのMichael。コーラスで同じバリトンのセクションにいるAdamと彼のお母さんのAnn。それと僕と、ルームメートのKorey。サンフランシスコからは、Dennisのいるアパートの別のユニットに住んでいたことのあるScott。ダラスからは、ウチのコーラスととても仲のよいTurtle Creek Choraleというコーラスから来たMike。この12人。大きすぎも小さすぎもしないちょうどいいグループだと思う。普通は名前を覚えることが苦手な僕だけど、今回は心してしっかりと覚えたぞ。みんなでひとしきり歓談した後は、空港から送ってもらった大きなバスに乗り込む。アンドラーシ通りを北上して、ライトアップされてキレイな英雄広場を通り越して、市民公園の脇にあるGundelに到着。ここは1894年に開業した由緒正しいレストランで、ブダペスト一のレストランと呼ばれることが多いらしい。各国の要人はもちろん、ローマ法王もこのレストランからテイクアウトを取ったとのこと。レストラン好きの僕としては、ツアーの最初の晩からこんなレストランが組み込まれていることに喜びを隠せなかった。

 Gundelの中に入ってみると、一階のメインダイニングルームの他に、いくつも小さなダイニングルームがあるらしい。外から見たらどこまでがレストランなのかわからないような建物だったけど、どうやらこの建物全部がGundelみたい。うーん、でもこんなに大勢の人に調理しなきゃいけなくて、クオリティを保てるのかなぁ。何も出てくる前からちょっとだけ不安になってしまった。僕たちのダイニングルームからは外の庭園が見える。テラスでは結婚披露宴みたいなものが行われているらしく、大勢の人で賑わっていた。

 今回はツアーだということで、全員同じメニューらしい。まず最初にワイングラスに注がれたのは、Gundel Tokaji Furmint 2004という白ワイン。ハンガリーというと、Tokaji Aszú(トカイ・アスー)という貴腐ワインが有名。なんでも世界三大貴腐ワインの一つだとか。今回のこの白ワインはそのTokajiで作られた、ドライなワイン。香りはとてもフルーティーで甘い味を予想させるんだけど、味はキリリと引き締まったSauvignon Blanc系。香りと味のミスマッチが面白かった。

 最初のコースはPalócと呼ばれる羊のチーズの乗ったサラダ。ドレッシングはヴィネグラットにボルサミコ酢が少しだけ混ざった、きわめて一般的なもの。羊のチーズは全然臭みがなくて、とても美味しかった。このチーズがなければ、どこのレストランでも出てくるハウスサラダとあまり変わりないかもしれない。美味しいことは美味しかったけどね。

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Green Salads with “Palóc” Sheep Cheese

 次のコースの前にグラスに注がれたのはGundel Egri Cabernet Sauvignon。Cabernetというよりも、どちらかといえばSyrahに近いような、まるで胡椒のようなスパイシーさを感じるワイン。

 メインコースはアヒルの足。すごくいい香りで、肉もホロホロと分かれていい感じ。深い味が出ていて美味しいんだけど、皮と一緒に食べるとしょっぱいんだよなぁ。なんとなく大味な感じも否めないし。これが本当にブダペスト一と呼ばれるレストランの料理なのかな。

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Ovenbaked Leg of Goose with Champagne-Cabbage and Château Potatoes

 デザートはアプリコットのプリン。下には緑色のクッキーが二つ敷いてあって、ちょっと可愛らしいプレゼンテーション。プリンはババロアみたいな感じで、すっきりさっぱりして美味しかった。

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Apricot Pudding Gundel Style on Pastry Leaf

 ツアーのセット料理だからなのか、大きすぎるレストランのせいなのかわからないけど、美味しいことは美味しいけど、感動には程遠いといった感じの料理だった。個人で来て色々と頼んだら違うのかもしれないけどね。パリのトゥール・ダルジャンの鴨料理と同じように、食べ物のクオリティよりも伝統と歴史が大事な場所なのかもしれない。だから“ブダペスト一のレストラン”っていう言い方は誤解を招いてしまうかも。ブダペスト一、有名なレストランであることには変わりないけど。

 お酒が入ってお腹もふくれて気分がよくなった後は、予定には入っていなかったゲッレールトの丘に夜景を見に連れて行ってくれることになった。ゲッレールトの丘はブダ側にある丘で、ここにはツィタデッラ(Citadella)と呼ばれる要塞が残っていて、ここからブダペストの街を一望できる。夜景も最高! 王宮とくさり橋がライトアップされていて本当にキレイ。夜遅かったけど、たくさんの人で賑わっている場所だった。

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ツィタデッラから見た王宮
ライトアップされた街はため息が出るほど美しい

 旅が始まったという気持ちが体の不調を治してくれたのか、以前ほどだるさはない。ただ長い長い一日で疲れているだけ。ホテルに戻ったら、時差ボケで何度も途中で目が覚めたけど、ちゃんと体が回復するまで眠れたと思う。
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by alexsea | 2006-08-16 01:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
運命を感じた東欧への旅 (2006)
Imperial Cities
運命を感じた東欧への旅
August 16, 2006 - August 29, 2006


東ヨーロッパへの旅立ち … 2006年8月16日(水)~8月17日(木)
トラブルから始まったブダペスト観光 … 8月18日(金)
ひー、暑いよお! … 8月19日(土)
スロヴァキアを通り抜け、ポーランドへ! … 8月20日(日)
チャクラでエネルギー充電?! … 8月21日(月)
暗黒の歴史、アウシュヴィッツ … 8月22日(火)
さらばポーランド、いざチェコへ … 8月23日(水)
モーツァルトの足跡 … 8月24日(木)
モルダウの流れ … 8月25日(金)
パスポート騒動、再び … 8月26日(土)
音楽の溢れる街 … 8月27日(日)
Unforgettable Dinner … 8月28日(月)
家路 … 8月29日(火)


記事の下の"<<"リンクを辿っていくと、時系列で読めます。
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by alexsea | 2006-08-16 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
2006/8
■2006/08/30 (水) 帰国

えー、無事東ヨーロッパから帰国しました。

ブダペスト→クラクフ→プラハ→ウィーンとまわったんだけど、特にプラハとウィーンが個人的な好みでした。ブダペストとクラクフもすごくよかったけどね。グラーシュがすごく美味しかった! あとクラクフで食べたピローギも!(って食べ物のことばかりかよ)

カードがATMに詰まっちゃったりとかしたけど、それほど大きなトラブルはなく旅ができてよかったよかった。でもやっぱり3泊ずつの4都市ってのは疲れるねぇ。飛行機も疲れる大原因だったし。恐るべし泣き赤子。昨日は約12時間寝ちゃったよ。

旅行記は少しずつ書いております。

■2006/08/14 (月) 最近のDVD

いやはや久しぶりの日記。まずは最近観たDVDから。

『Transamerica』
男から女へ性転換する主人公の話。手術にあたってセラピストから承諾を貰わなきゃいけないんだけど、突然自分に息子がいることがわかって、その彼と話をつけなければサインはしないと言われてしまう。その息子と、自分が父親であることを隠してニューヨークからロスへの旅をする間のお話。主人公は『Desperate Housewives』でお馴染みのFelicity Huffman。女の人なんだけど声のトーンとか落としてて、もう本当に映画ではトランスセクシュアル。スゴイよー。息子との交流、途中で立ち寄った実家での両親との衝突とか、ちょっとしたコミカルタッチで淡々と描かれていく。なんか久々にいい映画観たなって思えた作品だった。

『The Weatherman』
Nicholas Cageってあまり好きじゃないんだけど、予告編を観てなんとなく面白そうだったから買っちゃったDVD。……こんなに重いとは思わなかったー。もっと軽いコミカルなものを予想してたのに、もうなんか怒りで溢れてるって感じ。ストーリーも演技もなかなかいいんだけど、違うものを期待していたからか、落胆も大きくて。

『V for Vendetta』
いいっていう評判を聞いてたから買ったDVD。うん! 面白かった! 『1984』+『Zorro』+『Phantom of the Opera』そのもの(笑)。しかも『1984』で抑圧される側だったJohn Hurtが、抑圧する側で出てたってのも笑えた。これは考えさせられるとともに、スカッとする映画でもある。大オススメ。

水曜日から東ヨーロッパに行ってきます。ブダペストに入って、クラクフ、プラハとまわって、最後はウィーンから帰ってくるって寸法。文化の違いを思いっきり楽しんでこようと思ってまーす。
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by alexsea | 2006-08-01 00:00 | 過去日記