From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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スカンジナビア2014: さあ帰ろう、涼しいシアトルへ!
いよいよ帰国の日。まだ体はだるいけど、少しは前日よりはいいかな。荷造りを済ませた後、朝食をしっかりと食べた。9時半頃チェックアウトして、ホテルのすぐ横にあるArlanda Expressの入口から駅に入る。Arlanda Expressはストックホルムの国際空港と中央駅を20分で結ぶ電車。その出入口がホテルのすぐ横なので、最高に便利だった。

普通は一人片道260SEK(=$38)なんだけど、サマーセールとして夏の間は何人かで一緒に旅をするとお得になるらしく、今回はなんと二人で280SEK(=$41)。ほとんど半額で嬉しくなってしまった。

9:45発の電車で空港へ向かう。電車は成田エクスプレスみたいに綺麗。途中は工事中のところがあったらしく普通の速度だったけど、その後は時速200km以上になってビックリした。さすがスカンジナビアだ。

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綺麗なArlanda Expressで空港へ

僕らの飛行機は45分遅れになってしまったみたいだけど、ラッキーなことに僕らはラウンジが使えたので、そこで待つことにした。そこで発見したのがカップラーメン! なんだかちょっと見目からして違うけど、ここは挑戦してみなきゃでしょ。折り畳み式のフォークも中に入ってる。スープがなんとなくワンタンスープのように軽いだけで、後は普通のカップラーメンだった。美味しかった!

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ラウンジでカップラーメンを発見

ストックホルムからはまずニューヨークJFKに飛んで、そこで入国審査をする。Global Entryという入国審査が速くなるプログラムに加入しているので、僕らは自動のキオスクでパスポートをスキャンして指紋を取るだけ。セキュリティもファーストクラスと同じ列に並ぶことができて、ビックリするほどスピーディーに全ての手続きが完了した。

ストックホルムからJFKまでは約8時間、JFKからシアトルまでは約6時間。やっぱり最後にはヘロヘロになってしまう。シアトルの涼しい風を感じられたときにはホッとした。家に帰り着いたのは夜11時近くなってから。元気な(でも寝ぼけまなこの)Foxに会えて嬉しかった!

暑い毎日に悩まされた今回の旅だったけど、終わってみるとそれもまたいい思い出か。旅行記を書いていて思ったんだけど、僕は旅行を三度楽しんでいると思う。まずプラニングで予習を楽しんで、次が実際の旅行。最後には旅行記書きで、もう一度楽しみながら復習している感じ。だから後々まで旅行のことを覚えていられるし、あの時はこんなことを感じたよなぁとかいう小さなことも忘れなかったりする。骨の髄までしゃぶりつくす感じだけど、これが僕の流儀らしい。

さて、次のターゲットはどこにしますか……。
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by alexsea | 2014-07-31 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(4)
スカンジナビア2014: 雨に濡れた最後の一日
この旅行で最後の観光日が来てしまった。元気に観光したいところだけど、まだ昨日と同じく体がだるい。また今日もIbuprofenでごまかしながらの観光になっちゃうなぁ。

今日は予定は全く入れていない。やり残したことがあればそれをやればいいと考えていたので、正午の衛兵交代式までは何もない。ゆっくりと起きたので、朝食に行くとランチが食べられなくなっちゃうかもしれない。そういえばいつも通る中央駅の前あたりに中華料理の店があって、そこでビュッフェランチをやってるって書いてあったっけ。そろそろアジア的な食べ物も恋しくなってきた頃なので、そこでランチを食べることにしよう。

10時半過ぎに中央駅前のMBQというレストランに行く。ビュッフェランチは99SEK(=$15)で、取り放題の食べ物に加えて飲み物がついてくる。ビュッフェ形式のレストランには僕はあまりいい印象はないんだけど、ここのレストランは品揃えも豊富でなかなかよさそう。僕はたっぷりのご飯に四川風ビーフと、オイスターソースのビーフ、それに焼きそばを少々取った。最高とは言えないまでも、十分に美味しい!と言えるレベルだったので、ちょっとビックリした。このクオリティでこの値段、しかも物価の高いストックホルムだということも考えると、とてつもない激安に思えてしまう。大満足のランチだった。

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食べ放題なのに、かなりのセレクションにビックリ

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美味しかった! やっぱりアジア人はアジア食だよなぁ

この後は国会議事堂を通り抜けてガムラ・スタンへ向かう。今まで通っていたガムラ・スタンの道とは全く違う、かなり荘厳な雰囲気。行き交う観光客の数も、この道の方が遥かに多かった。

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国会議事堂の通りは、とてもヨーロッパ的な感じがする

昨日入ったレストランKaffegilletでペアサイダーを頼んで、衛兵交代式のちょっと前まで待つことにした。昨日よりも湿気が多く、とても蒸し暑い。それに昨日は効いていたIbuprofenが、今日はあまり効いていない気がする。体が慣れちゃったのかな? まぁまだ動いていられるだけ、よしとしなきゃな。

11:45くらいに王宮の広場に行くと、もうたくさんの人が集まっていた。昨日は12時ちょうどくらいに始まったと思ったんだけど、この日はちょっと遅れているらしい。結局始まったのは12:15くらいになってから。青いユニフォームを着た衛兵が、黒いユニフォームの衛兵と交代するらしい。揃ったマーチにキビキビとした動き、それに鼓笛隊の演奏。30分にも及ぶ一大イベントだった。こんなのを夏は毎日やるなんて、みんな大変だろうなぁ。始まってから30分経ったくらいで、ポツポツと雨が降り始めた。えっ、雨が降るなんて知らなかったから、傘はホテルに置いてきちゃったよ! どんどん降りが激しくなってきたので、仕方なく最後まで見ることを諦めなければならなかった。でも十分に楽しんだから、いいんだ。

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キビキビした動きで観客を楽しませてくれる

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今まで見た中で一番大規模な衛兵交代式だった

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鼓笛隊の演奏も素晴らしい!

傘を持たない観光客は、みんなレストランやカフェに駆け込んでいく。昼時だということもあって元々混んでいる中に大勢の人が駆け込むので、どこもかなり一杯みたいだった。人で一杯のところで雨宿りするよりも、今日この後行こうかと考えていたドイツ教会(Tyska kyrkan)まで行っちゃおうか? 入場は無料のはずだし、雨宿りと観光が一緒にできていいかも。というわけで、かなり濡れながらドイツ教会まで早歩きで行って、「Sanctuary! (聖域にかくまって!)」とか小声で言いながら教会の中に逃げ込んだ。

大聖堂に比べると小さ目。場所によって、椅子の向きが前を向いているところと、左側を向いているところがあって、なんかちょっと変なレイアウトだなって思ってしまった。大きな石の柱が中央にあるので、それを避けてデザインしたらこうなっちゃったのかな? ここにはなぜかパイプオルガンが二つあるんだけど、その一つが金色に輝いていて素晴らしく美しい! 全体的に金色で、天使の装飾が所々にあって、本当にアクセント程度に赤と緑の色が埋め込んである。これはもう芸術品のレベルだ。その美しさに、しばしの間見とれてしまった。

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ドイツ教会の美しいパイプオルガン

外は少しだけ小降りになったみたいなので、ドイツ教会を離れることにした。もう一つガムラ・スタンで訪れたかった場所は、フィンランド教会(Finska kyrkan)。まだ雨がポツポツと降る中フィンランド教会まで行ってみると、なんか閉まっていて入れないみたい? そうこうしているうちにまた本格的な降りになってきたので、その裏庭に組まれている工事の足組の下に逃げ込んで雨宿りをすることにした。しばらくすると、中国人の団体がガイドに連れられてやって来て、庭の一角で何か説明をしているみたい。あっ、そういえばガイドブックに、市内で最も小さな像がここにあるって書いてあったっけ。団体が去った後に見てみると、高さ14cmの小さな可愛い彫像があった。後で調べてみると、この像は「アイアン・ボーイ」という相性の他に、「月を見る少年」とも呼ばれているらしい。なるほど、膝を抱えて空を見上げるこの小さな像は、月を眺めているようにも見える。

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高さ14cmの「月を見る少年」

また雨が小降りになったので、その裏庭を脱出。ストックホルムで最も古い商店街とされるシェップマンガータン通り(Köpmangatan)を歩いた。角のシェップマン広場の近くに人で溢れていないレストランBistro Pastisを発見したので、雨に濡れていない外のテーブルに座って一休みすることにした。白ワインを飲みながら、雨に濡れたガムラ・スタンを眺めるってのは、なかなかオツなものがある。こういう雰囲気はヨーロッパならではだよなぁ。この店ではWi-Fiも使えたので、メールをチェックしたりFacebookにアクセスしたりもできてすごくよかった。結局ここには1時間くらいいたんじゃないかな。

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ワインを飲みながら一息。こういう時間って大好きだ

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彼女たちの美しいハーモニーが、ガムラ・スタンに響き渡る

雨が完全に止んだので、レストランを離れることにした。この時点で時間は2時半頃。今日の夕食のレストランはガムラ・スタンにあるんだけど、予約は6時半。かなり時間があるので、ホテルまで戻ってちょっと休むことにしよう。横になって休めば、風邪も少しは回復するかもしれない。ホテルまで歩いて帰って、シャワーを浴びた後ちょっと昼寝をした。

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帰る途中に見つけた彫像。ホームレスの狐?

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中世博物館の前の彫像は、ストックホルムの素晴らしさを謳歌しているよう

6時過ぎにホテルを出て、北欧最古とも言われるレストランDen Gyldene Freden(訪問記へ)で、最後のディナーに相応しい美味しい食事をした。風通しのいい一階の席を選んだので、「ちょっと地下のダイニングルームも見ていい?」と聞くと、「どうぞどうぞ。なんだったらSwedish Academyが使う2階もお見せしましょうか?」とのこと。違うサーバーに連れられて、プライベートダイニングルームのツアーをすることになった。なんでも1820年以来、部屋のインテリアは変わってないらしい。とても落ち着いた感じの場所で、この建物の歴史の古さを感じさせてくれた。こんなプライベートツアーができるなんて思ってもみなかったので、これはとても感動。この旅行を締めくくるのにピッタリだった。

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2階のダイニングルームの隣には、雰囲気のいいリビングが

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今でも使われているスナップス用のグラス

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この緑色のが昔の暖炉らしい

プライドウィークのお祭りが公園で開かれるというのでErnieは行ってるらしかったんだけど、僕らはもうかなり疲れているし、明日は飛行機に乗らなきゃいけないということで、パスすることにした。近くの公園だったら行ってたかもしれないけど、地図によるとかなり離れたところみたいだし。大人しくホテルに戻って、すぐにベッドに入って寝た。
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by alexsea | 2014-07-30 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
スカンジナビア2014: ストックホルムの全開観光
朝起きたら、体中が痛い感じがする。喉もいがらっぽいし。やばいなー、風邪をひいちゃったかな? あと丸二日は観光で歩き回らなきゃいけないっていうのに…。シャワーを浴びた後Ibuprofenを2錠飲んで、重い体を引きずるようにして部屋を出た。

ホテルの部屋には…
(1) エアコンが弱い
(2) 天井からポタポタと水が垂れているところがある
(3) バスルームのドアが大きな音で軋む
(4) バスルームのシンクから水漏れがある
などの色々な問題があるけど、このホテルのいいところは朝食が無料で食べられること。一階のフロントデスクの隣に大きなレストランがあって、そこは朝食を食べる大勢の客で賑わっていた。部屋のキーとかのチェックもない。これじゃ客じゃなくても、フラッと入ってきて食べられちゃうじゃん。スカンジナビア的な自主管理制度なんだろうな。朝食のセレクションは、暖かいものは少ないけど、パンやチーズなんかの種類も多く、クオリティもなかなか高い。僕は大きな丸いゴマ付パンを半分に切って、中にチーズとハムを入れて食べた。美味しかった!

セルゲル広場の観光案内所は9時にオープンなので、その直前に行ってドアの開くのを待っていた。僕らの後ろにも何人もの観光客が並んでた。9時ジャストのオープンと共に一番乗りで中に入って、24時間のストックホルム・カードを525SEK(=$76)で入手。ちょっと高い気がするけど、今日行く場所の入場料や交通機関が無料になるので、元は取れる計算だ。

さて、急いで市庁舎(Stadshuset)まで行かなければ!最初のツアーは9時半だとガイドブックに書いてあった。朝一だから人が並んでて入れなかったら嫌だなと思いながら10分前くらいにチケット売り場に到着すると、あっさり9時半のツアーに入れてしまった(ストックホルム・カード使用)。参加者は“City Hall”と書かれた青いシールを胸に着ける。ツアーの開始を待っているうちに、Ernieも登場。待ち合わせをしているわけじゃなかったけど、偶然観光の予定が一緒だったらしい。

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快晴の空に映える、市庁舎の塔

9時半から男性のガイドによるツアーが始まって、まずはノーベル賞受賞祝賀晩餐会が開かれる「ブルーホール」と呼ばれる天井の高いホールから見学が始まる。一番上にある窓から柔らかな光が差し込んで、レンガ造りの壁を照らし出す。ここに毎年、各界の重要人物が集まると思うと、ミーハーにも興奮してしまう自分がいる。このホールも、後で見学できる「黄金の間も」、レンタルが可能だということをガイドから聞いて驚いた。たぶん個人では無理で、何かの団体からのレンタルがOKって感じなのかな。

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ノーベル賞受賞祝賀晩餐会が開かれる「ブルーホール」

市庁舎観光のハイライトが「黄金の間」らしい。ここは金箔のモザイクで埋め尽くされたホールで、ノーベル賞受賞パーティーの舞踏会の間として使われるらしい。確かに金色に輝くホールは、圧巻としか言いようがない。正面には大きな女神像がモザイクで描かれていて、彼女はその大きな目で世界全てを見渡しているとのこと。こんなホールでダンスするのはどんな気持ちなんだろう? それと、ノーベル賞を受賞する人たちってみんな踊れるんだろうか?(笑)

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市庁舎観光のハイライト、「黄金の間」

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ノーベル賞受賞祝賀晩餐会で使われる食器

約45分のツアーが終わった後、ガイドに塔のことを聞いてみると、次の塔への入場は10:35なので運が良ければ入れるかもよとのこと。急いで塔の入場券売り場に行くと、10:35の回にあっさりと入れてしまった(ストックホルム・カード使用)。昨日はあんなに心配したのに、なんてラッキーなんだろう。塔には40分毎に30人だけしか入ることができないので、タイミングが難しいんだよね。

そのまま入口に並んで、10:35に一番乗りで塔に入った。てっぺんまでは365段の階段がある。最初は普通の階段を上っていくけど、途中で色々な彫像が並べてある博物館のようなところを通り抜けた後は、レンガの三角形のアーチのような階段になって、一番最後は古い木製の階段になる。KoreyやErnieはゼーハー言いながらゆっくり上っていたので、僕は一人で先を急いで、誰もいない塔の頂上に一番で到着! なんだぁ、鉄格子が張り巡らされていて、景色的にはそれほど良くはない。でも風が吹き出た汗を乾かしてくれて、すごく気持ちはよかった。ここから見ると、ストックホルムはまるで水の都ヴェネツィアのようにも見える。水に囲まれて新旧が混在した、とても美しい街だ。スカンジナビアの国々は物価も税金もすごく高いけど、人々の幸福度は世界で一番。この綺麗な街を塔の上から眺めていると、スカンジナビアは「未来の国のあるべき姿」なんじゃないだろうかとさえ思えてくる。アメリカや日本は、見習うことがすごく多いと思うな。

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塔の上には鉄格子が…

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ガムラ・スタン方向を眺める。水をふんだんに湛えた美しい街だ

塔を下りた後は、足がガクガクしていた。この旅では、コペンハーゲンの教会、ベルリンの大聖堂、それにストックホルムの市庁舎の塔と、高い場所に三回上ったことになる。もう高いところにはしばらく上りたくないぞ! そういえば朝あんなに体がだるかったのに、今は結構平気な感じ。やっぱり薬の効果はスゴイ。今は楽になってるけど、無理をしないように気をつけないと。塔を下りた時点でErnieとはお別れ。夕方にABBAミュージアムを同じ時間に予約してあるので、その時にまた会うことになる。

市庁舎のすぐ前にボートツアーの乗り場があって、そこにある売店でファンタ休憩。ストックホルム・カードでボートツアーができるんだけど、もうボートには十分乗った気がするし、それにこの炎天下にボートに乗るのも嫌だ、ということでボートツアーは切り捨ててしまうことにした。

そうなると、まずは昨日ざっと見て回った、ガムラ・スタンの本格的観光から始めることにしよう。まずはリッダーホルム教会(Riddarholms kyrkan)から(ストックホルム・カード使用)。ここは最初は修道院として建てられたのが始まりらしいけど、歴代国王や女王の棺ばかりが置いてあるので、教会と言うよりはクリプト(地下墓地)みたいな雰囲気だった。普通に歩く床も墓石のようなもので埋め尽くされている。日本だと墓の上を歩くなんて死者に対して失礼だというのが当然の感覚だけど、ヨーロッパでは少々違うらしい。イタリアのドゥオモでも墓石の上を歩いた覚えがあるし。

さて、もうすぐ12時。王宮では正午から衛兵交代式があるらしいけど、他の色々な国でも衛兵交代は見たことがあるので、ストックホルムでわざわざ見なくてもいいような気がしてきた。暑さで疲れていたからかもしれないな。Koreyも同じような考えだったので、まずランチを食べに行くことにしましょうか。大聖堂のすぐ前にあるKaffegilletはなんとなく雰囲気がいいので、そこに入ってまずはペア・サイダーを注文。本日のスペシャルとしてローズマリーで調理された豚肉か、白ワインで調理された魚が135SEK(=$20)で食べられるらしい。僕は豚肉を注文。ちょっと肉が硬かったけど、味はまあまあ。ポテトサラダとコーヒーもついてきて、ストックホルムの観光地の中心部にあるレストランとしては、なかなかお買い得なんじゃないかと思った。

食べている最中に、いきなり鼓笛隊の音楽が聞こえてきた。そちらの方向を向くと、20人ほどで構成された鼓笛隊が王宮の広場の方にマーチして行くのが見える。えー、もしかしてこれが衛兵交代式? 音楽つきだなんて知らなかったよ。30分ほどの間に何度も音楽が聞こえてきたので、かなり大がかりな式なのかもしれない。なんだ、そういうことなら見に行くんだったな。まぁ明日は何も予定を入れてないフリーの日だから、また明日来ればいっか。

食べ終えてすぐに、目の前の大聖堂(Storkyrkan)に入ってみた(ストックホルム・カード使用)。ここはやっぱり重鎮で神聖な空気が満ちている。その中でも何となく優雅さも感じられるのはなぜだろう? 内部で一番印象に残ったのは、『セント・ジョージと龍』と名付けられた木彫。ダイナミックな動きに満ちたこの彫像は、木を彫ったものだなんて信じられない感じ。教会のどこにいても目を奪われてしまうような、圧倒的なオーラを放っていた。

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『セント・ジョージと龍』の木彫

この後は大広場(Stortorget)を経て、ノーベル博物館(Nobelmuseet)に入る(ストックホルム・カード使用)。ここはマルチメディアをふんだんに取り入れた博物館で、歴代のノーベル賞受賞者の写真が、天井に取り付けられているレールに沿って館内を回っている。なんだかその様は、失礼だけどドライクリーニング屋でシャツが吊り下げられて動いているところを連想してしまった。タッチスクリーンのコンピュータでは、どんな人が何の賞を受賞したか、またその人の人生や仕事はどうだったかなどを学ぶこともできる。壁に掛けられているJohn Galsworthyの言葉、「未来のことを考えないのならば、あなたに未来は持てない」は、かなりズッシリと僕の心にのしかかってきた。僕は何か、世界を良い方向に導くことをしているんだろうか?

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博物館を練り歩く、歴代のノーベル賞受賞者の写真

次は王宮の宝物の間と礼拝堂を見学(ストックホルム・カード使用)。どちらも撮影禁止だったので写真がないけど、まあまあだったかな。コペンハーゲンで訪れたローゼンボー離宮の宝物庫が素晴らしすぎて、ここの宝物庫はちょっと色あせて見えたかも。

さて、ガムラ・スタンで見るものは見たので、いくつもの博物館があるユールゴーデン島の方に向かうことにする。今日も日差しが強くて暑いので、途中で王立公園(Kungsträdgården)の脇にあるレストランに入って、サイダー&ビール休憩。暑い中を歩くのは本当に体力を使うので、時々こういうエネルギー補給しないと体がもたない。

王立公園の北の大通りからトラムに乗って(ストックホルム・カード使用)、ユールゴーデン(Djurgården)島まで。そういえばトラムに乗るのなんて、すごく久しぶりだ。もしかしてウィーンに行ったとき以来かな?

ユールゴーデン島では、まずヴァーサ号博物館(Vasamuseet)に向かう。ここは昔、処女航海に出ですぐに沈没してしまった、ヴァーサ号という船を引き揚げて復元してある場所で、本当は僕の予定には入っていなかった。でも時間もまだあるし、ストックホルムでの観光名所の一つということと、ストックホルム・カードが使えるということで、急遽行くことにした博物館。人気の場所らしくチケット売り場にはかなりの人が並んでいたけど、中に入るとエアコンがちゃんと効いていて涼しい! たぶん船をちゃんと保存するためには、このくらいの温度でないといけないんだろう。あまり船とかに興味のない僕も、建物いっぱいに飾ってある巨大な船は、とても迫力があると思った。素晴らしい彫刻に、数々の大砲の穴。300年以上海の底に沈んでいたのに、ディテールまでちゃんと修復されているのはスゴイと思った。これがストックホルムの目玉の一つっていうのも頷ける。エアコンの冷気で涼しさを楽しめたっていうのも、大きなプラスの一つだった。

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300年以上海に沈んでいたヴァーサ号は、圧倒的な迫力

またトラムに乗ろうと思ったんだけど、バスの方が先に来たのでそれに乗ってスカンセン(Skansen)へ行き、ストックホルム・カードを使って入場。オスロのノルウェー民族博物館のような場所だと思っていたんだけど、なんだかちょっと遊園地のような雰囲気? 家族連れが大半で、子供の数もすごく多い。ステージではコンサートをやってるみたいだし、なんだかとても賑やかだ。日陰のバーかレストランを探したんだけど見つからないので、キオスクでビールを買ってベンチに座って飲むことにした。目の前を鴨の群れが歩いて行って、それを子供が追いかけてる。なんか想像していた雰囲気と違うなぁ…。奥の方には農家のような場所もあって、ここはノルウェー民族博物館のように、民族衣装を着た人たちが子供たちに何か教えてるようだった。こういうところは雰囲気がいいんだけど、ちょっと歩くと動物園のような場所が出てきたりして、スカンセンは家族や子供のエンターテイメントが主体な気がする。ちょっと個人的にはガッカリだったな。

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スカンセンは子供向け要素が強いかな?

一応スカンセンをぐるっと歩いた後は、脇の出口から出て、歩いてすぐのABBAミュージアムへ。ここは2013年にオープンしたばかりの博物館で、文字通りABBAに関するもの全てを集めてある場所らしい。中学のときにABBAの最終アルバムのVisitorsを買って以来、大ファンというまでもないけど結構好きなグループだった。だからストックホルムへの旅行が決まったときには、真っ先に調べた場所だ。ミュージアムには参加形式のものもたくさんあるためか、一度に入場できる人数は制限されている。だから、事前にインターネットで自分の好きな日時に予約をしておくのがいい。僕らはこの後、近くでディナーの予定があったので、ちょっと遅めの5時半入場のチケットを予約しておいた。Ernieにもそれを伝えて、彼も同じ日時のチケットを予約。ミュージアムの隣のレストランで落ち合った。

中はさすがにABBAファンだったら堪えられない展示が盛りだくさん。ユーロビジョンで優勝したときのビデオと衣装とか、どういう場所で曲を書いていたか、その部屋を再現したセットもあった。あまりABBAの歴史も知らない僕はそれほどググッと来る展示はなかったんだけど、唯一面白いと思ったのが赤い電話。僕は知らなかったんだけど、ABBAの初期のヒット曲“Ring Ring”を表すものらしい。そこには、「もし電話が鳴ったら応えてください。ABBAからの電話です!」との表示が。なんでも世界中でこの赤い電話の番号を知っているのは、ABBAのメンバー4人だけなんだそうな。しばらくその辺りでウロウロしてたけど、電話は鳴らなくてガッカリ(笑)。本当にこの電話で、ABBAのメンバーと会話した人はいるのかな?

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ABBAのユーロビジョン優勝ビデオと、その時の衣装

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ABBAメンバーと話ができるかもしれない赤い電話

参加形式の出し物も、いくつもあってビックリした。カラオケみたいなブースとか、顔写真を撮られてコンピュータのモデルに合成されて「衣装合わせ」できるブースとか。Koreyが衣装合わせをやってみたけど、怖すぎ! ホラー映画どころの怖さじゃないんですけど、これ。Ernieも『ABBAの5番目のメンバー』というステージに果敢にも挑戦。これはABBAのメンバー(コンピュータモデル)と一緒にステージの上で歌を唄えるってものだけど、これもコンピュータのモデルが結構怖くて、かなりシュールだった。しっかしErnieの勇気には感服! プライベートなステージならまだともかく、他の客も見える場所だよ? すごく楽しそうだったけど、僕には無理だな。

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「衣装合わせ」中のKorey。怖すぎです

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ErnieはABBAの5番目のメンバーとして歌を披露

こういう参加形式のものは、最初に自分のチケットのバーコードをスキャンするんだけど、後でミュージアムのウェブサイトに行ってその番号を入れると、自分が参加した出し物の写真やビデオがダウンロードできる。これはスゴイと思った。客を楽しませて思い出を作ってあげようっていう、ミュージアムの心意気が伝わってくるよう。すごく楽しい博物館だった。ABBA好きな人だったら、最高の場所だと思う。

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ミュージアム前で、お約束の記念撮影

この後はErnieと別れて、ここから徒歩10分ほどのところにあるOaxen Slip(訪問記へ)でディナー。料理も素晴らしかったけど、景色も最高だった! ここから見える水辺には白鳥が一羽住んでるみたいだったんだけど、水をスイスイ泳いでやってきた別の白鳥の家族に攻撃されて大変なことになってた。すると、どこかからか現れたおばさんが、腕を広げて大声を出し、後から来た白鳥の家族を威嚇して追っ払っていた。白鳥の家族が逃げ出した後は、それを見ていたレストランの客がみんな拍手喝采。おばさんはちょっと恥ずかしそうだった。二つ隣のテーブルの人が言うには、水辺に住んでいる白鳥は足を怪我していて、それを知っていたおばさんが守ってあげたらしい。いやー、よかったよかった。

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いじめられていた白鳥を守ったおばさんには拍手喝采!

この後は薄暗くなった中、満杯のトラムでセルゲル広場まで行って、ホテルに歩いて戻った。いやはや、よく観光したもんだ。それにしても薬でだるさを抑えることができて本当によかった。明日には少しは回復してるといいな。
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by alexsea | 2014-07-29 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
スカンジナビア2014: スウェーデン、ストックホルム
あれからまた何回か起きたけど、朝はゆっくり8時半頃起床。家の場所が林の中だし、バスルームがないってこともあって、なんだかキャンプに来ているような感覚だった。

スウェーデンでは定番のクネッケブレッドで朝食。これはライ麦で作られた平べったいクラッカーのようなパンで、バターを塗ったりチーズを乗せて食べる。チーズを乗せたのも美味しかったけど、ちょっと塩味の効いたバターをたっぷり塗って食べるのが個人的に大好き。美味しい上に、クネッケブレッドには繊維質がたくさん含まれているので体にもいいらしい。

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美味しいクネッケブレッドの朝食。とてもスウェーデン的

みんなにさよならを言って、Ulrikaにフェリー乗り場まで送ってもらった。12:45発のフェリーに乗り込んで、ストックホルムまでは約2時間の旅。スウェーデンには島が無数にあるので、あちこちの島で人を乗せたり降ろしたりしながら、ストックホルムへと南下していく。天気が良くて気持ちよかったけど、しばらく外で景色を楽しんだ後は船の中に入って、旅行記を書いたりウトウトしたりしていた。ストックホルムに着く直前にアーチ型の巨大な噴水が見えて、その大きさと美しさに感動してしまった。後で調べてみると、これは“Gud Fader på Himmelsbågen”(神、虹の父)という名を持つ噴水らしい。今までで一番印象に残った噴水だった。

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気持ちのいいフェリーの旅

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船は無数にあるあちこちの島に止まっていく

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『神、虹の父』という名の噴水。この迫力には感服

ストックホルムにフェリーで到着後、すぐ前のGrand Hotel前からタクシーに乗って、中央駅のそばのComfort Hotel Stockholmへ。3時ちょっと過ぎにチェックインすることができた。やっぱりここもコペンハーゲンと同じく、部屋がとても狭い。それにエアコンも効いているのかいないのかわからないくらい弱く、部屋に入ったときには蒸し暑かった。まぁ駅の近くということと、ストックホルムでは格安のホテルだということで我慢しなくちゃ。ここには窓がない部屋もあるみたいなので、ちゃんと窓があるだけいいと思わなければ。

早速シャワーを浴びて、昨日ゆっくり眠れなかった疲れを癒すためにちょっと昼寝した後、5時半頃ホテルを出てガムラ・スタン(旧市街)の方へと歩いて行った。7時にディナーの予約が入ってるけど、その前にバーでErnieと合流してちょっと飲もうというプランなんだ。大通りを歩いていて気がついたのが、全てのバスがレインボーフラグをはためかせているってこと。今週はゲイ・プライドウィークで、今週末にはプライドパレードもあるらしいんだけど、まさか街をあげての大祝賀とは思っていなかった。ストックホルム、やっぱりすごく進歩的だなぁ。

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全てのバスにレインボーフラグが!

観光案内所が中央駅の前にあるらしかったので、そこで明日から使うストックホルム・カードを買おうと思ったんだけど、なんかそのビル自体が改装工事中みたい?? 隣のコンビニに入って聞いてみると、改装中のため観光案内所は閉まっていて、セルゲル広場(Sergels Torg)まで行かないとダメなんだそうな。えー、そんなー! 市庁舎の塔は人数制限があるので、明日の朝は一番にストックホルム・カードを使って塔に上ろうと思ってたのに…。明日、セルゲル広場の観光案内所が開く9時ちょうどにカードを買ったとしても、塔が開く9:15には間に合わない。今日セルゲル広場まで行くとErnieとの約束に間に合わないので、明日行くしかない。うー、段取りが難しくなってきたぞ。仕方がない。明日朝一でカードを買って、まずは9:30の市庁舎のツアーに行くことにしよう。塔に上るのは次の日でもいいし。

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明日行く予定の市庁舎と塔が見える

ガムラ・スタンはストックホルムの旧市街で、細い路地の両側に古い建物が立ち並ぶ場所で、最高に雰囲気がいい。観光客で満ち溢れている道もあるけど、ちょっと横に入ればとても静かな通りを楽しむことができる。ここがストックホルム観光の中心だというのも頷ける。待ち合わせのバーに行ったらErnieはもう来ていた。彼も大好きになったというペア・サイダーで乾杯して、しばらく落ち着いたガムラ・スタンの雰囲気を飲みながら楽しんでいた。

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とてもいい雰囲気のガムラ・スタンの道

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Ernieとペア・サイダーで乾杯

Fem Små Hus(訪問記へ)で美味しいディナーを食べた後は、まだまだ明るいガムラ・スタンを散歩してみることにした。大広場(Stortorget)は、夕方の過ごしやすくなった気温を楽しむ人たちでいっぱい。中央の噴水にもレインボーフラグが飾ってあって、またここでもビックリ。ガムラ・スタンで最も狭いらしいモーテン・トローツィグ・グレン(Mårten Trotzigs Gränd)という通りを通り抜けて鉄の広場(Järntorget)に行ったり、そこからレストランや土産物屋が立ち並ぶ通りをゆっくりと歩いたりした。

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大広場はまだ人でいっぱい

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幅90cmしかない一番狭い通り、モーテン・トローツィグ・グレン

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「鉄の広場」は観光客で賑わう

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その一角にあるこの像は、スウェーデンの代表的な詩人Evert Taube

「すみません、もしかしてシアトルからですか?」と、いきなり男の人に呼び止められた。そうですけど…と答えると、なんと彼はシアトルで僕が一番好きだったレストランLampreia(今は閉店)で働いていた人で、足繁く通っていた僕のことを覚えていたそうな。えー、なにこの偶然! そういえば僕も、彼の顔はなんとなく覚えてる気がする。彼はヨーロッパは初めてで、彼女(土産物屋の中にいるらしい)と一緒にあちこち旅行している最中なんだという。オスロでRick Stevesを目撃したことといい、このシアトルの彼といい、世界狭すぎ! そういえばちょっと前に日本に行ったときにも、シアトルからの人に呼び止められたり、僕が大ファンのシアトルのシェフにバッタリ道で会ったりしたっけ。こういうシンクロニシティってすごく不思議だけど、偶然と必然の境目ってそれほどハッキリしてないものなのかもしれないなぁ…とか考えちゃう体験だった。

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シアトルからの人に呼び止められてビックリ。名前を聞くの忘れちゃったよ

近くのバーに入って一杯やろうと思ったけど満員で入れなかったので、帰る途中のホテルのバーに入ってカクテルを飲んだ。でも一杯$20のカクテルって高すぎ!スカンジナビアの物価には、いまだに驚かされてしまう。

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穏やかなストックホルムの日暮れ

ホテルに行きつく直前にセブンイレブンで水を買ったら、レインボーフラグの袋に入れてくれた。このストックホルムのプライドウィークへの熱の入れよう、すごすぎです。明日はストックホルムの全開観光だ!

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セブンイレブンもレインボーモードに

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by alexsea | 2014-07-28 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
スカンジナビア2014: スウェーデン、ユステル島
今日はとうとうクルーズ船での旅行が終わる日。船でヨーロッパの国々を周るのは初めてだったけど、とてもいい体験だったと思う。その土地のナイトライフを楽しめないのは残念だけど、そこに行くまでの交通機関のことや、宿のことを考えなくていいというのはいい。行ったことのない場所を、ちょっとずつ「試食」してみるにはピッタリだと思う。それで気に入った場所があったら、将来また行って何日か滞在してみればいいし。今回訪れた全ての場所には、本当に甲乙をつけられないくらいそれぞれの魅力があった。

7時に起床して、シャワーを浴びた後荷造りをする。前日に荷物のタグが部屋に届けられていて、僕らの下船は10時半から11時の間と書いてあった。これはその日のツアーや飛行機の時間によって客によって違うらしいけど、僕らはKoreyの従兄弟のMattias(マティアス)が10時半頃ピックアップしてくれる予定なので、いつでも船を降りていいらしい。朝食をしっかり食べた後部屋でノンビリしていたら、エアコンを切られたらしく暑くなってきたので、仕方なく9時半頃船を降りることにした。いつでも降りれることがわかっていたら、事前にMattiasに連絡してもっと早くにピックアップしてもらえたのになぁ。重い荷物を引きながら船を降りて、ポートターミナルの中の売店で冷たいファンタを飲んだりしながら時間をつぶして、やっと10時半にMattiasが車で迎えに来てくれた。

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船を降りる前に、イングリッシュマフィンでしっかりと朝食

今日はMattiasと彼の奥さんUlrika(ウルリカ)のサマーハウスのある、ユステル(Ljusterö)島に行く予定。このまますぐ島に向かってもいいんだけど、ちょっとストックホルムの街まで行ってコーヒーでも飲んでから行こうということになった。約10分のドライブで車はストックホルムの中心街に入る。大通りの脇に立ち並ぶ建物は、とても重鎮な感じですごく綺麗。Mattiasによると、ストックホルムの人たちは結構高慢に感じることがあるけど、それはハイスタンダードであることの表れなんだそうな。Koreyはスウェーデン人と日本人に共通のものを感じると言う。どちらも綺麗好きで、ハイスタンダード、それに完璧主義者ということが似ているとのこと。Mattiasもその表現には頷いていた。僕らが景色を楽しめるようにと、博物館のたくさんあるユールゴーデン (Djurgården)島を通り抜けてから、フムレ公園(Humlegården)の近くのカフェに入って、エスプレッソで一息ついた。

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ストックホルムでコーヒーブレーク

車に戻ってユステル島へ出発しようかとしたときに、パラパラと雨が降ってきた。この旅行で雨は初めてだ。ストックホルムも暑いけど、この雨でちょっと涼しくなればいいんだけどな。

ストックホルムを出た後、郊外のスーパーマーケットで今夜のディナーの買い物をすることになった。外国のスーパーは、その土地の文化を感じることができるので、僕は大好きだ。色々と買い込んでいるうちに、黒トリュフ風味のポテトチップを発見。勢いに乗って4袋も買い込んでしまったんだけど、これがもう大成功。ほんのりとトリュフの香りがして美味しいのなんの! これ、アメリカでも手に入るかどうかちょっと検索してみなければ!

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黒トリュフ風味のポテトチップ。美味しかった~!

魚の卵がチューブに入ったのはスカンジナビアの品物を売っている店で見たことがあったけど、このスーパーでチーズがチューブに入ったものも発見。エビ入りとかザリガニとカニ入りとか色々と種類があったけど、僕の目が惹きつけられたのはベーコン入りチーズ。どんな味がするんだろうと、一つ買ってシアトルに持ち帰ってみた。これが本当に美味しい! クリームチーズの中にベーコンが入っているんだけど、それは風味を感じる程度。パンにちょっと塗って食べると、チーズの濃厚な味とベーコンの風味がして最高! これもアメリカで手に入るといいんだけどなぁ。エビ入りチーズとかも、できたら試してみたいな。

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たくさんの種類のチューブ入りチーズ

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ベーコン入りのチーズは、予想よりも重くなくて最高!

買い物が終わった後は、Mattiasがお腹が空いたということで、近くのマクドナルドでランチをすることに。アメリカにないものを頼んでみようと思ったら、El Maco Grandeというメキシコ風のハンバーガーになってしまった。なんでスウェーデンでメキシコ?(笑) マクドナルドに入ってすぐに本格的な雨が降ってきて、雷も鳴り始めた。空はとても暗いし、ものすごい豪雨。どこかで落雷があったためか、いきなり停電になってしまった。えー、これキッチンはどうするの?と思っていたら5分ほどで復活してホッとした。食べ終えて外に出てみると、雷雨が気温を10度くらい下げたみたいで、とても涼しくなっていた。駐車場の車まで雨の中走っていくときに、ものすごい轟音と共にほんの50mほど先の地面に雷が落ちるのを目撃。こんなの初めてだ! すごくビックリしたけど、車に入ってしまえば安全。かなりの豪雨だったので、駐車場にある排水溝から水が吹き上がっているのが見えた。

車でマクドナルドを離れてちょっと行くとトンネルがあったんだけど、そこに入る前に渋滞に巻き込まれた。前の方の車はUターンしているみたいだ。逆方向の道路には立ち往生した車がいて、Mattiasはそのドライバーとちょっと会話していた。逆方向のトンネルの中には水が溢れ出していて、そこを通った彼の車はエンストしてしまったらしい。MattiasはUターンして、その車のすぐ前に停め、彼の車を助けようとケーブルを探したんだけど見つからなかった。トンネルの奥の方は確かに池のようになってしまっている。ケーブルがなければ助けることができないので、仕方なく僕らはまた道路の反対側に戻ることにした。こっちのトンネルの中は少しだけ水たまりがあるけど、逆方向ほどひどくないのでよかった。

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雷雨によって水が溢れた逆方向のトンネル
僕らが行く側は大丈夫だったのでよかった

無事トンネルを通り抜けて車を進めていくと、またまた渋滞。よく見ると道路に木が倒れていて、それを消防車のような車で除去しているらしい。10分ほどで無事にそれは道の端に除けられて、車は両方向とも動き出した。迅速な対応に感謝!

ユステル島までは無料のフェリーを使うらしい。5分ほどの短い旅で、フェリーは常に往復しているとのこと。フェリー乗り場で待っているときに、結婚式らしい格好をした人々が、みんなびしょ濡れになってビニールのゴミ袋を体に被っているのが見えた。コミカルな格好だけど、結婚式の最中に豪雨だなんて可哀想で同情してしまう。フェリーで島に到着してMattiasとUlrikaの家に到着する頃には、雨もすっかり上がっていた。

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まるで工事現場の機械のような、車専用のフェリー

彼らのサマーハウスは改築中だけど、とても居心地がよくてナイス。でもバスルームがまだないとのことでビックリ! トイレは離れまで行くか、林の中で用を足さなければいけないらしい。ひぃぃぃ、それはちょっとキツイかも…。

ビールやワインを飲みながら、MattiasとUlrikaと話に花を咲かした。彼らは11年前にシアトルに来たときウチに泊まったことがある。僕はその時以来会っていなかったから色々とうろ覚えだったんだけど、話をしていると結構思い出すもんだね。あの時Ulrikaのお腹にいた長男のMorrisも今では10歳で、その下に次男のBusterと可愛いSallyもいる。子供たちはみんなとても行儀が良かった。Morrisは学校で英語を習ってはいるけど、まだ3人とも英語が喋れないのでコミュニケーションが取れないのが悲しい。

それでもMattiasとUlrikaとの会話は本当に楽しかった。文化の違いやスウェーデン語なんかについて、本当に長い間喋っていた。旅行で一番楽しいのって、こんな風に現地に住んでいる人たちと会話するときだよね。「観光」するだけじゃわからないその国のオーラみたいなものが、色々と話すことによって少しずつ感じられるような気がした。

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UlrikaとMattiasと

庭の大きなデッキでバーベキューをして楽しくて美味しいディナーを食べた後は、みんなで徒歩5分の海まで泳ぎに行くことになった。もう9時を回ってるというのに、まだ夕方にもなっていない感じで空は明るい。行ったのはビーチじゃなくて、ボートがいくつか繋いである小さな桟橋。MorrisもBusterも桟橋からはしゃぎながら飛び込んで、とても楽しそう。水を触ってみたけど、結構暖かい。これなら飛び込んでも問題なさそうだ。Mattiasは8歳のときにKoreyに海に投げ込まれたらしく、その仕返し!と言ってKoreyを海に押し込んでいた。これには全員大爆笑。僕も勇気を出して足の方から飛び込んでみたら、かなり深くて足が底につかない! あまり泳げないからちょっとだけパニックったけど、無事に桟橋についてるハシゴから上がることができた。今までかなりシャイだったSallyも笑顔で接してくれるようになって、すごく可愛かったな。水の中には少ししかいなかったけど、最高に楽しいひと時だった。

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Mattiasがグリルでチキンやソーセージ、マッシュルームを焼いてくれた

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どれもとても美味しかった!

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自然の中での食事は最高

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食後は海に泳ぎに行くことに

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貸してもらったカンガルーのタオルを被って、可愛いSallyとツーショット

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この時点で午後9時半。まだまだ明るい!

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BusterとMorrisも楽しそう

疲れていたし、かなりいい具合に酔っていたので、家に帰ってすぐ10時半ごろベッドに入って寝てしまった。二段ベッドの上に寝たんだけど、午前1時頃目が覚めてしまって、その暑さにパニックアタックになりそうになった。外に用を足しに出ると、辺りは完全に真っ暗じゃないことに気がついた。曇りの日の都会の夜のように、空が薄ぼんやりと明るいんだよね。その僅かな光が周りの林を照らしだして、全体的にモノクロでシュールな風景を作りだしている。何も動くものはなく、聞こえるのは虫の音だけ。不思議とそれほど怖くはなかったけど、なんだか別次元に迷い込んでしまったような、おかしな感覚だった。部屋に戻って窓を開けると、外から涼しい風が流れ込んでくる。二段ベッドの下に寝ているKoreyのお言葉に甘えて、寝場所を交換してもらって、やっと朝まで眠ることができた。でも結局彼も暑かったらしくて、途中でリビングの方にマットレスを持って行って、そこでエアコンの風に当たりながら寝たらしい。
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by alexsea | 2014-07-27 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
スカンジナビア2014: フィンランド、ヘルシンキ
今日はクルーズ最後のフル観光日。フィンランドのヘルシンキに到着する。船は6時にドックしたらしいんだけど、かなり中心地から離れているみたい。シャトルで中心地との往復ができるらしいけど、最初のシャトルは8時半とのこと。なんだー、朝早く到着するっていうから、それなりのプランを考えてたのにー。まあそのくらいの遅れなら全然大丈夫なので、朝食をちゃんと食べてから、8時半に船を出てシャトルで中心地へ向かった。ただこのシャトルはヨーテボリのときと違って、往復€10と有料。なんかセコイ気もしたけど、歩くには遠すぎるしタクシーを使うともっと金がかかると思うので、これを利用する以外ない。ほんの15分ほどのドライブで、シャトルバスは中心部のスウェーデン劇場前に着いた。

ここから朝のエスプラナーディ公園(Esplanadi)を東に歩く。まだ朝早いというのに、今回の旅行で訪問したどの街よりも湿気が高く、ジメジメした暑さが体にまとわりついてくる。あー、嫌だなぁ。今日も蒸し暑さに体力を使う観光になりそうだ。

マーケット広場(Kauppatori)は公園の東の端にある。まだ9時前だから開いている店は少ないだろうと思っていたんだけど、もうほとんどの店が営業しているみたいでビックリした。まぁ市場は朝早いものだから、ここも開いてるのは当たり前か。あちこちの店から新鮮なフルーツの香りが流れてきて、朝食を食べたばかりじゃなかったら、美味しそうなイチゴでも買っていたかもしれない。

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マーケット広場は新鮮なフルーツの香りでいっぱい

ここの広場のすぐ前のフェリー乗り場から、スオメンリンナ島(Suomenlinna)へのフェリーを探す。公共のフェリーの方が安いからそっちを使おうと思っていたんだけど、もう一つのJTラインのフェリーしか見当たらない。公共のフェリーはまだ帰ってきてないのかな。仕方がないのでJTラインのフェリーに乗り込んだ。往復€7の料金は中で払うらしい。10人くらいの中国人のツアーグループと一緒で、ガイドが自分のスピーカーを使ってずっと喋っていたのでちょっとうるさかったけど、ゆっくりと離れていくヘルシンキの街並みはとても綺麗だった。フェリーは15分でスオメンリンナ島に到着。到着直前に、赤い潜水艦ヴェシッコ号(Sukellusvene Vesikko)が見えた。色のせいか、なんとなく模型か何かのように見えてしまった。

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フェリーから眺めたヘルシンキの街

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潜水艦ヴェシッコ号。なんか模型みたい

スオメンリンナ島に着いてすぐのところにあるビジターセンターはまだ開いていなかった。ツアーグループは到着場所から南の方に歩いていったので、僕らは先に北の方から見ていくことにした。レンガ造りの建物や堅固な石壁が、青空に映えてとても綺麗だ。昔ここは要塞だったからか、昔僕のコーラスが合宿で使っていたFort Wordenに雰囲気がよく似ている。フェリーからも見えた、高い緑色のドームを持つスオメンリンナ教会もまだ開いていなかった。さらに北に進んでいくと、北の端のメインポートに到着したフェリーから降りたらしい人ごみが歩いてくるのが見えたので、ここで引き返すことにした。

ビジターセンターまで帰るとドアが開いていたので、ここで地図をもらってから、今度は南の方に歩いて行くことにする。こちらの方は石のトンネルがあったり、盾と兜が置いてある墓(Augustin Ehrensvärdの墓らしい)があったり、景観が変化に富んでいるので歩いていて楽しい。Kustaanmiekkaと呼ばれる丘の上には昔の大砲が並んでいて、ビーチや海が見渡せてとても気持ちいい。それでも過去には、これらの大砲が人の命を奪うような血塗られた時代があったに違いない。この爽やかな景色とのギャップがすごいと思った。

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丘の上に並ぶ大砲

ここからはずっと歩いて、島の南東のキングスゲート港まで景観を楽しみながら歩いた。この島は都会の喧騒を離れてピクニックを楽しむのにピッタリの場所だ。でもこの暑い陽気には困ってしまう。キングスゲート港からは帰りのフェリーが出るんだけど、周りに日陰が全然ないのはカンベンだった。帰りのフェリーの時間を確かめておくんだったなぁ。強い日差しの中15分くらい待って帰りのフェリーに乗り込み、またヘルシンキのマーケット広場に戻った。

もう11時近いということで、どこかランチ休憩をしようかと思ったんだけど、今日は土曜日ということもあって、ここら辺のレストランは12時か1時にならないと開かないらしい。行きたいと思っていたミシュランの「ビブ・グルマン」マーク取得のレストランも1時オープンらしいので、泣く泣く諦めた。それじゃ観光を続けるしかないか。

まずは歩いて5分ほどの、ウスペンスキー寺院(Uspenskin katedraali)に行く。北欧最大のロシア正教の教会らしい。なるほど、タリンのアレクサンドル・ネフスキー聖堂よりもいくぶん大きい気がする。レンガ色の建物と緑色の屋根、それに屋根についている金色の装飾がとても綺麗だ。中の祭壇にはキリストと12使徒のテンペラ画があって、とても豪華。ドームの内側にも星がたくさん描かれていて、これ全体が巨大な美術品という印象を受けた。

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ウスペンスキー寺院は北欧最大のロシア正教の教会

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中の装飾も見事

ここから10分くらい歩いたところには、ヘルシンキのシンボルとも言えるヘルシンキ大聖堂(Tuomiokirkko)がある。堂々とした白い建物が青空に映えて綺麗なこと! そのすぐ前の元老院広場(Senaatintori)には、ロシア皇帝アレクサンドル2世の立像が天使に護られながら立っている。彼はロシアでは人気がなかった人だけど、フィンランドの独立に協力したために、フィンランドではヒーローとして扱われているらしい。早速階段を上って大聖堂に行こうとすると、暑さでバテているKoreyは以前にも来たことがあるから、カフェでビールを飲みながら待っているという。無理もないよ、僕も結構ヘロヘロだったもん。大聖堂の入口には、何かのイベントが開催されるために、一般への公開はあと10分で終了することが表示してあった。間に合ってよかった! 堂々とした外観とは裏腹に、内部はかなり質素な作りでビックリした。これも宗派の違いによるものなんだろう。

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元老院広場のアレクサンドル2世の立像と、ヘルシンキ大聖堂

元老院広場の脇にあるカフェで僕もビール休憩をした後は、ランチのレストランを探しながら街の西の方に歩いて行くことにした。元老院広場とエスプラナーディ公園に挟まれた辺りにはレストランがたくさんあるけど、まだ開いていないか、とんでもなく高いかのどちらか。高いレストランに入って不味かったら最低なので、そういう店も一応パス。まだ二人ともそれほどお腹が空いていないということで、観光を進めながら、良さそうな場所があったら入ろうということになった。

マンネルヘイミン通り(Mannerheimintie)までエスプラナーディ公園の横の道を歩いて、そこから北に向かう。ここら辺はヘルシンキの繁華街で、様々な店やデパートやファーストフードの店なんかで賑わっている。この一角に『三人の鍛冶屋像』があった。これは社会的な連帯や労働讃美を意味した像らしい。長い間ロシアに支配されていたフィンランドの昔のメンタリティを垣間見れる感じで、僕はこの像が大好きになってしまった。

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三人の鍛冶屋像

さらに北の方に歩いていくと、広場の真ん中に大きな楕円形のモダンな建物が突然現れる。これはカンピ・チャペル(Kampin kappeli)で、「静寂の礼拝堂」とも呼ばれているらしい。2012年にワールド・デザイン・キャピタルに合わせて建設されたとのこと。だから僕の’12~’13版のガイドブックには載っていなかった。中は全て木造。自然光が柔らかに降り注ぐ天井や、様々な木の色が見て取れる壁など、フィンランドのデザインの粋が感じられる。ここは宗教的な施設というよりも、「静寂」をテーマにした場所らしい。しばらく椅子に座って静寂を楽しみたかったけど、なにせ外は猛暑。中にエアコンがあるわけもないので、まるで蒸し風呂のような感じ。写真を何枚か撮るだけでギブアップしてしまった。すごく個人的に心に訴えかけてくる場所だったのになぁ。

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いきなり現れる大きな楕円形の建物

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「静寂の礼拝堂」の名の通り、中はとても静か

次はここから北西に歩いて10分、「岩の教会」として有名なテンペリアウキオ教会(Temppeliaukionkirkko)に入った。ここは大きな岩をくり抜いて建てられた教会で、自然の岩とモダンな屋根が見事にマッチしている不思議な空間。やっぱり北欧はデザイン力が高い。ここも僕のツボのど真ん中だったんだけど、やっぱり我慢できないくらい暑い。空気が動かないから、ジメッとした暑さが体にまとわりついてくるよう。もっと涼しかったら、15分くらい椅子に座って考えを巡らせたかったのになぁ。もう僕には暑い夏の旅行は絶対に無理だな。

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「岩の教会」、テンペリアウキオ

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この岩との一体感が素晴らしい

さて、メインの観光はこれで全て終わり。他にも行きたい場所はいくつか書き出しては来たけれど、この暑さと天秤にかけると、行かなくてもいいレベルの場所ばかり。シャトルバス乗り場のスウェーデン劇場まで戻って、その近くでレストランを探すことにしよう。

スウェーデン劇場の裏にレストランが会ったんだけど、やっぱり高い高い! 一皿$30超えのものばかり。それでもって味が悪かったら泣くに泣けないし。どうしようかと思っていたら、そういえば近くにアカデミア書店(Akateeminen Kirjakauppa)があって、映画『かもめ食堂』にも登場したCafé Aaltoがあると思い出した。そこに行ってみようか!

アカデミア書店の中は、今回の旅行で一番エアコンが効いている場所で、入った瞬間に嬉しい叫び声をあげてしまった。これだったら座ってノンビリできる! 二階のCafé Aaltoは『かもめ食堂』で、ガッチャマンの歌詞を教えてもらっていた場所。あー、ここだここだと思いながら席に着いて、僕はニジマスのオープンサンドイッチと、アップルサイダーを頼んだ。料理が出てくるのを待つ間に、僕はトイレで顔を洗ってサッパリすることにした。冷たい水で汗が洗い流されると、なんだか元気が50%アップしたみたいな気分。ニジマスのオープンサンドイッチにはお約束のディルが乗っていたけど、素材が全部新鮮でとても美味しい一品だった。本屋のカフェでこのクオリティのものが食べられるって、立派だと思う。『かもめ食堂』の場所にも行ってみたかったんだけど、土曜日は定休日らしいのでとても残念だった。

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ニジマスのオープンサンドイッチは美味しかった!

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Café Aaltoは、本屋の二階の小さなカフェ

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『かもめ食堂』のこのシーンで使われた

ランチを食べた後はシャトルバスに乗って、2時前には帰船。すぐにシャワーを浴びて、部屋で少し休んだ後はプールエリアへ。船尾のプールはたくさんの人で賑わっていた。そりゃこの陽気じゃ裸になりたくなるよね。そういえば僕も水着は持ってきてたけど、一度も使わなかったな。4時半に、ゆっくりと船が港から離れていく。港の周りは工場地帯であまり景色はよくなかったけど、ずっと遠くにスオメンリンナ教会の緑色のドームが見えたりした。明日はストックホルムで下船する日。ああ、これでこのクルーズも終わっちゃうんだなぁ。感慨深い思いを胸に、どんどん離れていくフィンランドの景色をずっと見ていた。

この後はCrow’s Nestでちょっと旅行記を書いたり、プールエリアの「最後のディスコ」で、スタッフ一同の感謝のスキットを見たりした。みんな一同大拍手。本当に楽しいクルーズだった!

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スタッフ一同による、さよならスキット

今日のディナーはどうしようか迷ったんだけど、メインダイニングルームで失敗しても嫌なので、昨日と同じくイタリアンのCanalettoに行くことにした。ソーセージとオリーブと一緒に調理したリガトーニは最高だったし、仔牛肉のピカタもとても美味しかった。昨日よりも良かったかも。これは一人$10払う価値はあるな。最後はバニラアイスクリームにエスプレッソをかけて、自分でアフォガートを作って食べた。シンプルな美味しさがたまりませーん!

今夜はクルーズの最後の夜ということもあって、色々なショーが目白押し。二人でピアノを競演する“Snuggling Pianos”ってヤツを見に行こうと思ってたんだけど、もうなんか体が動きたくないって言ってる感じだし、また人ごみの中に戻るのも嫌だったので、部屋のテレビで映画『Silver Linings Playbook』を観たりしてずっとノンビリしてた。映画の後はすぐに寝てしまった。明日は起きたらすぐに荷造りしなければ!
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by alexsea | 2014-07-26 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
スカンジナビア2014: エストニア、タリン
昨日の丸一日の休息によって、身も心もリフレッシュした感じ。今日はエストニア(Estonia)のタリン(Tallinn)に11時にドック。プロムナードデッキから外を見ていると、まるでディズニーランドのようなタリンの街が近づいてくるのが見えた。このエストニアという国は今回の旅行以前は名前も知らない国だったけど、90年代の初めまではソ連が支配していた場所らしい。世界遺産にも登録されているとか? いい噂ばかりを耳にするので、かなり期待していた場所だ。

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尖塔が空を刺す。おとぎの国のようなタリン

下船OKのアナウンスと同時に船から降りて、タリンの旧市街の方に歩き出す。詳しい地図を持っていなかったので、スマートフォンのGPSを駆使しながら旧市街の方に歩いていった。こういうときにオフラインの地図は便利だ。まぁ高い塔を目指して歩けばいいことはわかってたんだけどね。それにしてもものすごい暑さ! 後で知ったんだけど、正午の時点での気温がすでに33度だったらしい。約20分歩いて旧市街に入る頃には、汗だくになってたもん。

タリン旧市街はさすがに素晴らしい景観。石畳の地面に、色とりどりに塗られた建物。すごく雰囲気がよくて嬉しくなってしまう。でも場所によってはものすごい数の観光客! たぶんツアーの団体なんだろう。30人くらいが道の真ん中でガイドの説明を聞いているから、その中をかき分けるようにして進まなきゃいけなくて大変だった。

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なんだかこの場所、ローテンブルクのプレーンラインを想像させるぞ

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道を埋め尽くす観光客の群れ

もうお昼も近いので、僕らは予定通りレストランに直行することにした。オープン直後のレストランRataskaevu 16(訪問記へ)で素晴らしいランチを体験。店内はエアコンがなかったけど、風通しのいいテーブルで美味しい食事をして、暑さにメゲそうになっていた僕らにも観光の元気が湧いてきた。

レストランを出た後は、二層構造の旧市街の上層から観光を始めることにした。城壁の門のようなアーチをくぐりぬけ、石畳の坂道を上がっていく。上がりきったところにまず見えてきたのは、なんとなくアラビアの建築物を連想させる丸い屋根の豪華な教会、ロシア正教のアレクサンドル・ネフスキー聖堂(Aleksander Nevski Katedraal)。あまりの大きさに、その全部をフレームに収めきれない! 中も豪華だったけど、ここは撮影禁止だったので写真がないのが残念。教会は宗派によって、内部の装飾が全然違うことに毎回驚かされる。

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雰囲気のいいなだらかな坂道を上がっていく

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フレームに収まらないアレクサンドル・ネフスキー聖堂

教会の横にはピンクと白の宮殿のような建物があって、これがトームペア城(Toompea Loss)かーとか思ってたんだけど、実はこの建物は国会議事堂であることが判明。どうやらトームペア城はその横にあるらしい。ガイドツアーで見学もできるらしいけど、僕らは今回はパスした。教会の前の広場に旧市街の地図があって、ちょっと北の方に下層を見下ろすビューポイントがあるらしいので、そこに行くことにした。人で溢れるビューポイントから下層を眺めると、オレンジや赤茶色の屋根が立ち並ぶ中、飛びぬけて高い緑の塔がある。あれが聖オレフ教会(Oleviste Kirik)なのかな。その向こうには気球と共に、僕らの船も見えた。旧市街の向こうには立ち並ぶ高いビルも見えるので、息を呑むほど素晴らしいってほどじゃないけど、まぁなかなかの景色だったと思う。

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ビューポイントからの下層の眺め

今度は来た時とは別の坂道を下って、旧市街の下層に戻る。上層の路地は静かで優雅な感じだったけど、下層に入ると観光客も増えるせいか少し煩雑に感じる。それでもタリンに共通しているのは、街並みが涼しげだということ。炎天下の中だけど、パステルカラーの家々、そよぐ木々、窓の鉢植えの花が、精神的な涼しさを送ってくれる。観光客はすごく多いけど、僕はこの街が大好きになった。オフシーズンに訪れて、夜や朝方の静かな時間に散歩してみたい。

そんなことを考えながら街の中心であるラエコヤ広場(Raekoja Plats)に入ると、今までで一番の人ごみ! 広場にはたくさんの店が出ていて楽しそうだけど、この暑い太陽の下では見に行く気にもならない。日陰にあるKaerajaanというレストランに逃げ込んで、広場を見ながら小休止することにした。ここで注文したのがペア・サイダー。洋ナシのサイダーで、軽くフルーティーな甘味が最高! リンゴのサイダーもいいけど、酸味のないペア・サイダーも素晴らしい。一気にファンになってしまった。冷たいペア・サイダーを飲みながら広場の喧騒を眺めていると、だんだん暑さも気にならなくなってくる。船からタオルを借りてきたので、また炎天下の中に出て行く前に、ここのレストランのトイレで顔を洗ってサッパリすることにした。

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ラエコヤ広場には出店がたくさん!

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ペア・サイダー、おいしーおいしー

涼しくなった後はラエコヤ広場の店を見てまわったけど、買いたいものは見つからなかった。僕はどこに行っても、お土産を買いたいっていう気が起きないんだよなぁ。そういう面では観光業界にとってあまり嬉しくない客だけど、買って帰ってもただ放ったらかしにしておくものなら買うだけ損だし。この旅行で唯一買ったものは、オスロのムンク美術館で買った『叫び』の本だけだ。

この後は伝統的な衣装を着た出店でロースト・アーモンドを買ったり(美味しかった!)しながら、「職人たちの中庭(Meistrite Hoov)」と呼ばれる場所へ向かった。13世紀頃からある場所らしいけど、つい10年ほど前に復元されて今のような姿になったらしい。ここはその名の通り工芸品の店が並ぶ中庭で、僕たちは店には入らなかったけど、中庭にはテーブルが並べられていて人々がくつろいでるのが見えた。2000年当時の同じ場所の写真が飾ってあったけど、車とかが止まってる本当に何もない中庭。タリンの観光業界が近年いかに急成長を遂げたかが、ありありとわかる写真だった。

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ロースト・アーモンドを売る店

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黒砂糖のような風味があって美味しい!

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のんびりとした「職人たちの中庭」

次は近くの聖カタリーナの小路(Katariina Käik)へ。ここは旧市街の小路の中で最も魅力溢れる場所とのことなんだけど、まあ可愛い場所ではあったな。細い石畳の路地には、カフェのテーブルが並べられていたり、壁にはこの辺りから出てきた石碑が飾ってあったりした。小路もいいけど、個人的には聖カタリーナ教会の跡地の方が面白かった。ここはタリンで現存する最古の建築物らしい。石造りの教会の外壁の内部には木製のベンチがたくさん並べてあって、まるで観客席のよう。ここでコンサートか何かをやるのかもしれないな。壁には昔の石碑が立てかけてあって、まるで遺跡のような印象を受ける。

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聖カタリーナの小路もなかなかの雰囲気

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ひっそりとした聖カタリーナ教会の中

そこから横には通路があって、ドミニコ修道院跡地へと繋がっている。石造りの回廊に囲まれた中庭は本当にひっそりとしていて、いにしえの聖なる空間を感じることができるよう。しばし喧騒から離れた、とても静かなひと時を楽しむことができた。

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清々しいドミニコ修道院跡地の中庭

暑さでまた疲れてきたので、どこか涼しいところで休憩しようということになった。Hotel Telegraafは高級そうだからラウンジもナイスかなと思って行ってみたら、全然エアコンが効いていなくてガッカリ。結局静かそうな細い路地にテーブルの出ているレストランに入って、ビールで喉の渇きを癒すことにした。サイダーやらビールやら、かなりのカロリーを摂取しているので、体重も増えちゃうかもなぁ。ここのレストランでもトイレで顔を洗わせてもらってサッパリした。

さて、違う道を通りながら、ゆるゆると船の方向に行くことにしましょうか。途中でErnieにばったり会ったり、聖オレフ教会の中でパイプオルガンの演奏を楽しんだりした。どうしてパイプオルガンの音色は、こんなにも心が洗われるような気持ちにしてくれるんだろう。初めてのタリン、すごくよかったなぁ。人が多かったけど、個人的な好みにカッチリ会う感じ。一日しか居られないのが本当に残念だ。いつか涼しい季節にまた来て、その時は何泊かして隅々まで見てまわりたいな。ゆっくりと船まで歩いて、帰り着いたときには4時半をまわっていた。

シャワーを浴びて少し横になって休んだ後は、船のイタリアンレストランCanalettoに挑戦することにした。ここは一人$10の追加料金を取られるけど、食べ物はなかなかだった。普通のレストランとして考えると2つ星(4つ星が最高)だけど、船の上のレストランで不満が少ないのは嬉しかった。中でもベルモットで調理したアサリとチョリソーのアペタイザーは、なかなかの出来だと思った。

今晩のショーはなんとMegan Hilty。彼女とはシアトルのコーラスで3月の終わりに一緒に歌ったばかり。ミュージカル『Wicked』で、Kristin Chenowethの後Galinda役をかなり長い間演じて有名になったし、最近ではTVドラマ『Smash』でも重要な役を演じたりしていた。彼女のショーだったらたぶん劇場は一杯になるだろうということで、開演30分前に行って最前列ど真ん中の席を取ってしまった。3月にシアトルに来たときに妊娠を発表したばかりだったので、今回はちょっと大きめのお腹で登場。やっぱり彼女の声量はスゴイ! 旦那さんがギタリストだってのは初めて知ったんだけど、二人の会話も楽しかった。最後はもちろん観客総立ちの拍手だった。

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Megan Hiltyのショーは最前列ど真ん中で!

この後は船のピアノバーで、Nate Buccieriという人の演奏を聴いた。彼はニューヨークに住むシンガー&ピアニスト。僕は全然知らない人だったんだけど、Michael Bubléのような滑らかな声と、コミカルな会話に引き込まれてしまった。“Little Boy Flying”という彼のCDも購入。まだあまり聴いてないけど、これから車の中ででもじっくり聴くことにしよう。

盛りだくさんの観光、盛りだくさんのエンターテイメント。今日は本当に最高の一日だった。
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by alexsea | 2014-07-25 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
スカンジナビア2014: 海の上の一日
今日は“At Sea”の日。ドイツからエストニアまではかなり距離が長いので、一日以上航行しなければたどり着けない。連日の猛暑の中の観光で疲れていた僕にとっては、救いの一日だ。

目覚ましをかけずに起きたら9時だった。朝食に行くにはちょっと中途半端なので、朝は抜くことにした。毎日部屋に届けられる“On Location”という冊子には、今日のイベントのスケジュールが印刷してある。船上のレストランのオープン時間のところに、アジア料理レストランTamarindが昼食は無料と書いてあるのが目に留まった。

船にはレストランがいくつもあって、普通に食べるだけならいくら食べてもお金がかからないけど、3つのプレミア・レストランは別。ディナーだと、高級ステーキとシーフードのレストランPinnacleは一人$29、アジア料理のTamarindは一人$20、イタリアンのCanalettoは一人$10の追加料金を払わなければならない。Pinnacleは以前のクルーズで食べたことがあって、それほど変わり映えのしないメニューと平均的な料理のクオリティなので、今回は行く必要はない。アジア料理のTamarindは行ったことがないけど、大して美味しいものはできないだろうと予想していた。でもランチが無料だっていうのなら、クオリティを知る点からも行ってみないと損だ。というわけで、早速予約を入れておいた。

ランチまではまだまだ時間がある。まずプールデッキに出て、コーヒーを飲むことにしよう。他の人たちはみんな遅くまで騒いでいたんだろう。朝食のレストランもプールデッキも、いつもより随分ひっそりとしていた。

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ひっそりとしたプールデッキ。雲がものすごく低くて不思議な感じ

その後は船の最上階の船首にあるCrow’s Nestというバーで、ブラッディーメリーを注文。胃に沁み渡るアルコールを感じながら、のんびりと旅行記を書いたりしていた。あちこち観光するのもいいけど、こんな風にノンビリした時間も僕は好きだな。それに、罪の意識なく朝からアルコールを飲めるってのは、バケーションならではのこと(笑)。

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のんびりとブラッディーメリーを飲みながら旅行記書き

じっと座ってるのが飽きたら、ひっそりとしたプロムナードデッキを散歩したり、服や時計を売る店を覗いたり(高い!)、あちこちで撮られた自分たちの写真をギャラリーで見たり(これも高い!)した。特に写真の高さには閉口。プリントだけで$20、デジタルのデータが欲しいならさらに$10上乗せなんて…。今は自分たちでバンバン撮れる時代なんだから、少なくとも若い世代は買わないよ。例えばプリントは$10。デジタルのデータは、プリントを買わなくても$5でネット上のリンクをくれるとかだったら、何枚も買ってたと思う。まぁ「クルーズ世代」のおじいちゃん、おばあちゃんなんかは、「高くても記念なんだから!」とかいってバンバン買っちゃうんだろうなぁ。

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誰もいないプロムナードデッキ

Tamarindのオープンの12時にレストランに入った。どうやらランチはコースメニューだけで、選択ができるのはデザート以降だけらしい。ホット&サワースープ、サラダ、4種類の蒸し物と4種類の揚げ物、チャーハン、そしてデザートとコーヒーまたはお茶。結果はまあ想像通りといったところかな。蒸し物も揚げ物も、Costcoあたりで買ってきたものを使ってるようなクオリティ。デザートの緑茶ティラミスは、ちょっと甘かったけどなかなかだった。やっぱりディナーに一人$20の追加料金を払う気にはならないな。無料で体験できたのはとてもよかったと思う。

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Hot & Sour Soup

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Asian Herb Szechuan Sesame Salad

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Steamed Classic Dumplings (chicken, Asian pork, spring vegetable, shrimp ‘shu mai’)
From the Wok (vegetable spring roll, shrimp won ton sticks, shrimp spring roll, spicy crab Rangoon)
Chinese Style Fried Rice

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Green Tea Tiramisu

午後はまた部屋で昼寝したり、Crow’s NestでGlacier Blueを飲みながら旅行記を書いたり、とても贅沢な時間の使い方をした。お蔭で今までの旅行疲れが軽減されて、明日からの活力が生まれた気がする。

夕食の前には、午後遅くからプールデッキで開催されていたディスコを見に行ってみた。かなりの数の人たちが、このディスコのために衣装を持ってきてたのにビックリ。スーパーヒーローの格好をしてるグループがあったり、アフロなカツラで純粋な70年代を再現していたグループもいたり。すごく楽しい雰囲気だったけど、僕は一杯だけドリンクを飲むだけで夕食に行くことにした。

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ディスコは70年代の雰囲気

メインダイニングルームでは初めて知らない人たちと一緒のテーブルになったけど、なぜか会話が弾まずに、これだったら知ってる人だけで食べた方がよかったなって思ってしまった。食事自体もアペタイザーとスープはまぁ美味しかったけど、メインのシュニッツェルが硬いわベトッとしてるわで激マズ。半分も食べずに残してしまった。他のものを頼んでもよかったんだけど、あの盛り下がった席から早く離れたかったし(笑)。

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Thai Tempeh Lettuce Wraps

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French Onion Soup

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Wiener Schnitzel

この後はメインステージでKatherine Ellisという人のショーを観に行くことにした。彼女はイギリスの歌手で、随分色々な活動をしている人らしいけど、最近ではサンドラ・ブロック主演の映画『Gravity』のサウンドトラックのボーカルトラックを歌ったらしい。素晴らしい声量の人で、感情表現も豊か。特に彼女が『サマータイム』を歌ったときには、鳥肌が立ってしまったほど。最近ではダンスクラブなんかでかかるダンスミュージックを歌っているらしく、最後はかなり長いダンスミュージックを歌いながら会場を練り歩き、みんなと握手したりしてた。初めてのアーティストなのに、一気にファンになってしまった感じ。ダンスミュージックじゃなくて、もっとスタンダードなジャズも歌ってほしいなぁ。ショーが終わった後は、会場の後ろの方でみんなと会ったりサインしたりするとのことだったんだけど、最初は僕はいいやとか思ってたんだよね。でも劇場から10歩くらい離れたところで、「やっぱり一緒に写真撮りたい!」とか急に思っちゃって引き返した。写真も一緒に撮れたし、サインも貰えて嬉しかった!

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パワフルな歌手、Katherine Ellisと一緒に!

まだ興奮冷めやらぬうちに、ベッドに入って寝た。明日は初めてのエストニアでの観光だ!
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by alexsea | 2014-07-24 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
スカンジナビア2014: ドイツ、ベルリン
朝起きると、お腹の調子はまだ少し悪いけど、体のだるさは消えている。ノロウィルスだったら熱も出てもっと長引くだろうから、そうじゃなくて本当によかった。これなら今日の観光も全然大丈夫だ。

船はドイツのヴァルネミュンデ(Warnemünde)に8時に到着。ここは観光的にはほとんど何もない場所なので、大多数の人がベルリンまでのツアーを申し込んでいるんだと思う。ここからベルリンまでの足を個人で確保するのは難しいので、僕らも唯一ここでツアーを使用した。“Berlin on Your Own by Coach”というバスでの往復だけのツアー。一人往復$160って高いよなぁ。電車での往復ツアーもあったけど、そっちはバスよりも$30高い上にベルリンでの自由時間も少ないということで、バスを使うことにした。

集合時間は10:30と遅いので、8時半ごろ朝食を取った後はノンビリすることができた。11時に出発したバスは最前列をゲットできてラッキー。往復の足だけのツアーだと思っていたんだけど、バスの中ではガイドがベルリンのことを説明してくれた。ガイドはLisaという女の子で、1988年に東ベルリン生まれ。壁が崩壊したのが1989年だからその記憶はないけど、家族の体験談とかを聞かせてくれて、すごく面白かった。「ドイツにはアメリカ大使館がたくさんあります。マクドナルドとか、スターバックスとか…」との発言には、バス内大爆笑だった。

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ベルリンまでバスの旅!

途中で紙パックの水と、箱入りのスナックが配られた。バターがチューブのように真ん中に入ったパンと、クッキー、オレンジジュースとリンゴ。あまりお腹が空いていないように感じたんだけど、食べ始めたら全部平らげてしまった。途中でトイレ休憩が一度あった後、ベルリン入りは午後2時過ぎ。窓から見える景色の説明を聞きながら、バスの到着地点のジャンダルメンマルクト広場(Gendarmenmarkt)には2時半に到着。全部で3時間半の旅。ずっとガイドの説明があったせいか、それほど長くは感じなかった。Koreyはほとんど寝てたみたいだけど。

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ドイツ式お弁当

バスを降りてすぐのところにあったATMでユーロを下ろしてから、観光に出発! 僕は3年前に世界一周旅行のときにベルリンは来たことがあるけど、Koreyは初めて。だから、主要な観光ポイントを周るコースを計画してある。しっかしここも暑い! 照りつける太陽がじりじりと肌を焦がしていくのがわかる。

まずはチェックポイント・チャーリー(Checkpoint Charlie)と壁博物館。チェックポイント・チャーリーは観光客で溢れていて、まるでディズニーランドのよう。お金を払ってガードと一緒に記念撮影をする人の列も、かなり長い。僕らはそれを横目で見ながら、壁博物館に入館。ひー、中はエアコンがなくて暑い!! それでも歴史的なことが好きなKoreyは展示物を興味深そうに見ていた。東ベルリンの人たちがいかに西に逃げ出そうとしたかってことがたくさん書いてあって面白いんだけど、さすがにこの暑さじゃゆっくりも見ていられないや。吹き出る汗を感じながら、展示物を早足に見てまわった。

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観光客と観光バスでいっぱいのチェックポイント・チャーリー

壁博物館を出た後は、ちょっと歩いてテロのトポグラフィー(Topographie des Terrors)へ。ここはベルリンの壁が現存する数少ない場所の一つ。以前も来たことがあるけど、登って超えようとする人を妨げるために壁の一番上が丸くなっているっていうのは、バスの中でLisaの説明を聞かなければ知らなかったことだ。建物の中に展示物もあるんだけど、ここもうだるような暑さ! Koreyは面白そうに見てたけど、「もっと涼しかったらゆっくりできるのに…」って汗だくになりながら言ってた。

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以前壁があった場所には、こういうプレートが埋め込まれているところもある

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登って超えようとする人を妨げるために壁の上部は丸くなっている

暑さでフラフラな僕らには休憩が必要。ということで、ポツダム広場のソニーセンターに行って、“ALEX”というレストランに入ってフライドポテトとビールで乾杯した。このレストランは3年前に来たときに、「あ、ALEXだって(笑)」とか思ってたんだけど入らなかった場所。今回やっと入れて感慨極まれり(←大げさ)。歩き疲れていたせいか、ドイツのビール!っていう感覚があるからか、普段はビールはあまり飲まない僕も、この大ジョッキがものすごく美味しいと感じた。体中の細胞が「ありがとう!」って言ってる感じだった。

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ビールを大ジョッキで。んまいっ!

少し落ち着いた後は、ホロコースト記念碑(Denkmal für die ermordeten Juden Europas)へ。2711もの直方体の石が置かれている場所で、この非現実的な風景が僕はすごく好きだ。以前来たときには、ここの地下に情報センターがあることなんて知らなかった。今回はぜひ行ってみようと思ったんだけど、入口にはものすごく長い列が! こんなの待つ気にもならないよー。ということで、あっけなくパス。今度ベルリンを訪れることがあったら、朝一のフラグを立てておかなきゃだな。

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地下の情報センターの入口には長い長い列が…

そこから歩いてすぐの、ベルリンの顔とも言えるブランデンブルク門(Brandenburger Tor)を通り抜けて、幅60mもあるメインストリートのウンター・デン・リンデン(Unter den Linden)を、博物館島方向へ歩き始める。ウンター・デン・リンデンは地下鉄か何かの工事中らしく、中央の歩行者道路が閉鎖されているところが多かった。途中でベーベル広場(Bebelplatz)に立ち寄って、3年前は知らなかった『空っぽの書棚』なるものを探してみた。これはナチスによる本の焼却に関する記念碑で、地面にガラスがあってその下に空っぽの本棚が見えるはずなんだけど……、結局見つからなくてガッカリした。記念碑のことを書いてあるプレートは見つかったんだけどね。すぐ隣で工事をやってるから、そこの中に入っちゃってるのかな?

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ブランデンブルク門をバックにSelfie!

3年前にも立ち寄ったノイエ・ヴァッヘ(Neue Wache)の静かな雰囲気を体験した後は、大聖堂へと歩いていく。かなり暑いので、大聖堂の前の広場にある噴水の周りは人でいっぱいだった。普通の噴水の周りに、霧を吹きだす仕掛けもあるんだよね。この霧が風に乗って流れて、すごく涼しい空気を運んでくれる。これは人が集まるわけだわ。

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こんな面白い建物も発見。彫刻が覗き込んでるんですけど

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大聖堂の前の噴水は、霧が流れてきて気持ちいい!

大聖堂(Dom)に€7を払って入場。中はちょっとは涼しいことを期待してたんだけど、当然エアコンなんてないみたいで、じっとりとした空気があるだけ。でもパイプオルガンの音楽が素晴らしい大聖堂の内部に響き渡って、精神的には少し涼しくなれたような気がした。

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荘厳な大聖堂内部。3年前も感動したっけ

さて、しばしパイプオルガンを聴いた後は、ドームへ上がることにしましょう。途中の博物館はふっとばして、どんどん階段を上っていく。3年前に来たときも息が切れたけど、今回はそれに暑さと湿気が加算されているので、ドームの外に出られたときにはもう死にそうだった。それでも、ここから眺めるベルリンの街の景色は最高! 風に汗を乾かしてもらいながら、大都会のベルリンにしばし目を奪われていた。

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ドームに上って死にそうなKorey

階段を下りて地下の埋葬室も斜め見するだけで大聖堂を出た後、すぐ外にあった飲み物を売っている場所でビール&ファンタ休憩。あーもう、夏の旅行は個人的にダメだなぁ。本当はこの後イーストサイドギャラリー(East Side Gallery)の方まで行こうと思ってたんだけど、予約してあるディナーの時間も近づいているし、暑さでメゲているのでボツにした。イーストサイドギャラリーは3年前来たときも、行こうと思っていて行けなかった場所なんだよな。よくよく僕には縁がないんだろう。

さっき来た道をちょっとバックトラックして、またベーベル広場を通り抜けてジャンダルメンマルクト広場へ向かう。通り抜けるときに、いきなり地面に『空っぽの書棚』が見つかってビックリ! なんでさっきは見つからなかったんだろう? 書棚というよりも『空っぽのロッカー』って感じだったけど、なるほどこれは非凡な記念碑だ。

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やっと見つけた『空っぽの書棚』

ジャンダルメンマルクト広場のすぐ前のレストランに入って、僕はシャンペンを頼んだ。Koreyは今晩行くレストランのために、トイレで着替えをしなきゃならない。ドレスコードは書いてなかったけど、やっぱりTシャツと短パンはかなり居心地が悪いと思う。

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ジャンダルメンマルクト広場の前でしばしの休憩

7時にVAU(訪問記へ)で素晴らしいディナーを満喫。レストランのサーバーに「ベルリンはいつもこんなに暑いの?」と聞いたら、「いやー、今日やっと涼しくなりましたよ。今日は31度で、昨日までは35~36度の日が続いてましたからね」とのことで、思わず青ざめてしまった。暑い暑いと不満ばかり言っていたけど、その中でもちょっとラッキーだったとは。「明日は雨になるそうですよ」とも言われて、改めて天気の神様に感謝した。

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夕暮れのジャンダルメンマルクト広場と、かわいいアンペルマン

帰りのバスの集合時間は10時。レストランを出てゆっくり歩いて、10分前にはバスに到着。もう2/3くらいの人たちがバスに乗っていた。帰路はずっと寝ようとしてたんだけど、席の狭さと時々切れて暑くなるエアコンのせいで、なかなか眠れなくてツラかった。途中のトイレ休憩で外に出たら、すごく涼しくてビックリ。空に光る星がとても綺麗だったことを覚えてる。結局船に帰り着いたのは夜中の1時半前。遠くから船が見えたとき、一番上のプールエリアからカラフルな光が漏れ出しているのが見えた。どうやらまだパーティーをやっているらしい。

帰船してすぐの午前2時に、船は港を離れた。明日は船はどこにも止まらずに、一日中海の上を走り続ける。イケイケ観光をしてきたので、何もしない一日がとても嬉しい。次の停泊地には時差があるので、1時間時計を進めてからベッドに入った。あー疲れた!
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by alexsea | 2014-07-23 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
スカンジナビア2014: スウェーデン、ヨーテボリ
6時に起床。今日は7時からの朝食で、ちゃんと目玉焼きやベーコンも食べた。まだまだ他にも選択肢がたくさんあるみたいだから、明日はじっくり見てみることにしよう。

今日はスウェーデンのヨーテボリ(Göteborg)に停泊。この街の名前、英語ではゴセンバーグ(Gothenburg)なので、最初は僕のガイドブックに載ってないじゃん!とか思ってたんだけど、日本語では「ヨーテボリ」の表記だということを知ってビックリ。スウェーデン語の発音だと「ヨッテボーリ」って感じなんだけど、ここでは日本の表記に沿って「ヨーテボリ」で行ってみたいと思う。

ヨーテボリはスウェーデン第二の都市で、ボルボの本社があることでも有名。ここでは街の中心からかなり離れて停泊したので、船からは無料のシャトルバスが頻繁に行き来するらしい。8時半頃、下船OKと同時に船を出てシャトルバスに乗り込んだ。約20分でバスは街の中心部の旧オペラ劇場(Stora Teatern)の前に到着。帰りのピックアップもここかららしい。

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クルーズディレクターのMalcolmがお見送り。体を張って仕事してます

ヨーテボリは朝が遅い場所で、観光スポットは11時くらいにならないと開かないところが多い。それだったら時間は関係ないハーガ地区から見ていくことにしましょうか。バスを降りた場所から、運河沿いにグリーンベルトのように広がる庭園協会公園をテクテクと歩いていく。まだ朝だというのに、もうかなり暑くなってきてる。今日の観光も、また暑さに悩まされることになりそうだ。

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庭園協会公園は爽やかな緑の香りに溢れてる

ハーガ(Haga)地区は、ヨーテボリが築かれた17世紀当時の趣がいまだに残る場所。あまり人のいないハーガ地区の裏道は、まるで映画のセットのような気がする。カフェやレストランも、やっとポツポツと開いてきてる感じで、とても爽やかな感じだ。まずはここでスウェーデンのお金をATMから引き出して、カフェで一息つくことにした。カフェは美味しそうなクッキーやマフィンで溢れていたけど、朝食でお腹がいっぱいだったので何も頼めなかったのが残念。街が静かに眠りから覚めていくのを、ゆっくりと眺めることができてよかったな。

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素敵な趣のハーガ地区

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ベンチの脇の像。犬? ライオン?

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カフェには美味しそうなものがたくさん!

ハーガ地区の趣を十分に堪能した後は、魚市場(Feskekörka)まで歩いていく。ここは運河沿いに建てられた教会のような建物で、スウェーデン語では「魚の教会」という異名を持つ。想像していたよりもかなり小さかったけど、並ぶ魚を見るのは楽しかった。やっぱり市場って、その土地のオーラを一番味わえる気がする。魚の名前は全然わからないけど、たくさんの魚を消費するスウェーデンの人々に、なんとなく親近感を抱いてしまった。

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魚市場は予想よりも小規模だった

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美味しそうな魚が並んでる

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なるほど、魚「教会」という異名も頷ける

この後は大聖堂(Domkyrkan)を見学しようと思ったんだけど、なんか外も中も修復作業中らしくて入れなくて残念。この大聖堂の脇の通りは歩行者専用のショッピングストリートで、あちこちの店でセールをやっているのが見えた。ちょっと紳士服の店に入ってみたけど、セール中でも高いよ! やっぱりスカンジナビアの物価高は侮れない。ちなみに、このショッピングストリートの一角のビルに巨大な温度計がついてたんだけど、これが24度を指していた。湿度もあるからか、もっと高く感じられる。東京の夏に比べればこんなの何でもないのかもしれないけど、シアトルの爽やかな夏に体を慣らされてしまった僕としては、とても体に堪えてしまう。いつも使う表現だけど、ゲーム『イース』の悪魔の回廊のように、一歩進む度に体力を削られていく感じ。吹き出る汗も気持ち悪いし。早く涼しい場所に入りたいよう。

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大聖堂は入れなくて残念

クングスポルツ広場(Kungsportsplatsen)の近くのカフェでコーヒーを飲んで一休みした後は、近くのサルハール(Saluhallen)という市場に入ってみることにした。なんだか鉄道の駅みたいな建物の中に、たくさんの食材の店が軒を並べていて、見てるだけで楽しかったな。外国の市場でいつも思うのが、いつかこういう場所で買い物をして、どこかの公園でピクニックランチをしたいってこと。天気は予想できないので、予定を立てるのが難しいんだけどね。いつか実現させてやるぞ!

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市民の市場、サルハール

サルハールのすぐ脇のBeeというレストランでランチ。僕はWest Coast Open Sandwichなるものを注文。エビ、卵、スモークサーモンが混ざったものがパンの上に乗っているオープンサンドイッチ。すごく美味しいんだけど、やっぱりディルの風味がちょっと鼻につく。スウェーデンの人は毎日でも食べてるのかもしれないけど、シーフードにはかなりよく使われているので、ちょっとこの味に疲れてしまった感じかな。でもちゃんと全部完食。涼しい風を感じながらのランチは気持ちよかった!

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Beeでのランチ

この後は運河脇の教会に入ってみたり、ヨーテボリ最古の建物といわれるクローンヒューセット(Kronhuset)まで歩いたりした。クローンヒューセットの建物は中に足組みが取り付けられてたりして、ここも改装中な雰囲気だったので入れなくて残念。でも建物の横のちょっとした広場は静かで、腰を下ろして休むのにピッタリだった。

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運河沿いの花が綺麗!

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クローンヒューセットの広場でちょっと休憩

そこからノルドスタン(Nordstarn)というショッピングセンターの中を通り抜けながら南下し、さっきのクングスポルツ広場まで戻ってきた。ここから大通りをずっと南下してヨータ広場とヨーテボリ美術館まで行こうか悩んだけど、この暑さで疲れがピークに達してしまったのでパス。シャトルのピックアップ場所に戻ると、やはり他の人たちも同じような考えらしく、バスは満杯になってしまっていた。

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ショッピングストリートは大勢の人で賑わっていた

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この街にはトラムがよく似合う

1時半前には帰船した。結構短い観光だったけど、今日の出航は3時半なのでちょうどいいかも。シャワーを浴びて昼寝をしていると、どうもお腹の調子が悪いことに気がついた。胃もとても重たいし、ランチのディルの香りが口の中に残っていて、ちょっと気持ち悪い。観光疲れか、新しい食材にお腹がビックリしてるだけならいいけど、ノロウィルスとかだったら最悪だなぁ。しばらく休んでいたんだけど、鉛のようなお腹はよくならないし、熱はないけど体のだるさもあるので、夕食の時間になっても食べずにずっと部屋で寝ていた。KoreyとErnieはまたダンスパーティーに行って楽しんだらしいけど、僕はあまり興味がないからいいんだ。それよりも、明日からの観光に差し支えがありませんようにと祈りながら、ずっと寝てた。夜に眠れなくなるんじゃないかとちょっと心配したけど、朝までぐっすりと眠れてよかった。暑い中の観光疲れで、体が休息を欲していたのかもしれない。
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by alexsea | 2014-07-22 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)