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From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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ありがとう、Fox
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昨日、Foxが虹の橋を越えて旅立って行った。

享年17歳。柴犬の平均寿命は12~15歳なので、素晴らしく長生きしたことになる。獣医も、彼が診た柴犬の中で一番の長老だよと言っていた。

Foxは生まれつき股関節に異常があって、それを手術したりしたので、後ろ脚が弱かった。今年5月の始めに玄関に入る前の階段を上れなくなってからは、裏庭で用を足させていた。それから確実に老いが進行していったように思う。

家の床は板張りでかなり滑るので、足腰が弱くなってからは立ち上がるのに苦労していた。でもこの間の旅行から帰ってきて、一人では全く立ち上がれなくなった姿を見てビックリした。腰を持ち上げて立たせてやっても、どこに行きたいのかわからずに、ぼーっとしていることが多くなっていた。歩いていても、いつ足をもつれさせて床に倒れこむかわからない。起き上がれなくなったときのあの悲痛な鳴き声は、数時間ごとに家中に響いていた。僕らが旅行している間に、高齢の母がよく一人で世話したもんだと、改めて思った。

世話をするのが大変でも、Foxが幸せなうちは一緒に生きようと思っていたけど、ここまで苦労しているFoxを見ると、もうこれは生きていても辛いだけだなと思った。月曜にその決心をして、獣医に火曜日に連れて行く予約を取った。

獣医に連れて行く数時間前、Foxにピアノを弾いてあげた。もうFoxは耳が聴こえなくなっていたんだけど、少しでも伝わればいいと思って、大音量で弾いた。昔は僕がピアノを弾いたとき、よくそれに合わせて歌ってたよね。僕の感謝の心が、ピアノの音を通して少しでも伝わるといいんだけどな。

Foxの旅立ちを見るのは辛かったけど、最後の最後まで一緒にいてやれてよかったと思う。17年もの長い間、一緒に居てくれて本当にありがとね。もう立ち上がれなくて大変な思いをすることもないし、昔のように思いっきり駆け回ってもいいんだよ。心からの感謝の想いをこめて、Foxが旅立つのを見届けた。

家に帰ってきてからが辛かった。Foxのいない家の喪失感ったらない。この家に住み始めてから、ほとんどずっと一緒にいたんだもんなぁ。母が日本から帰ってくるまでにFoxのものを整理しなきゃいけないけど(そういう風にお願いされた)、一週間は水とエサを置いておいてあげよう。次の段階に進む準備ができるまで、いつでも家に帰ってきていいからね。

Fox、本当にありがとう。大好きだよ。

(写真はFoxとお別れする数時間前のものです)
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by alexsea | 2015-10-28 07:33 | 日記 | Trackback | Comments(10)
イタリア・クロアチア・パリ2015: さよなら、パリ
夜中に夏時間が終わったので、今朝は1時間寝坊ができる。体調は完璧ではないけれど、昨日よりは良い感じでホッとした。荷造りをした後は、ユージくんが買ってきてくれたクロワッサンとコーヒーで朝食。ユージくん、本当にお世話になりました。パリに住んでる気にさせてくれたり、友達に紹介してくれたり、本当に楽しい数日間だった。今回も一筋縄ではいかないパリだったけど(笑)、余計にパリへの愛が深くなった気がするな。次に来る前にはもうちょっとフランス語を勉強して、レストランやカフェでの会話くらいはできるようになっていたいと思った。

10時過ぎにアパートを出て空港に向かう。近くの地下鉄の駅までユージくんが送ってくれた。本当に素晴らしい時間をありがとう!

空港でチェックインしてセキュリティとパスポートコントロールも通り抜けてターミナルに入ると…、あれ? なんだかすごく綺麗なんですけど。有名ブランドの店がズラッと並んでるし、マカロンで有名なラデュレもあるし、キャビアのバーもある。最近できたターミナルなのかな。歩いていると、無料の美術館を発見。規模は小さかったけど、さすがアートな街パリだけあって、旅行の最後にもこういう楽しみをくれるってのはスゴイと思った。

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ブランド店でいっぱいのターミナル

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その中には無料の美術館が!

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規模は小さ目だとはいえ

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待ち時間の苦痛を軽減してくれる

今回は初めてシアトルまでの直通便。やっぱり途中で乗り換えなくていいっていうのは最高だ。家に帰り着いたときの疲労感が全然違う気がする。

今回の旅行は、ほとんど行ったことのある場所ばかり。その中で前とは違う変化を出そうと工夫してみた。結果、初めて行った場所と同じくらい印象深い旅になった気がする。「本当に行きたい」場所もだんだん少なくなってきたけど、計画、旅行、旅行記書きと、一粒で3度楽しめる旅をこれからもしていきたい。
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by alexsea | 2015-10-25 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
イタリア・クロアチア・パリ2015: 秋の墓地
朝起きたら、なんだか体がだるい。長旅で疲れが出て風邪を引いちゃったかな。熱はないし、動けないほどではないのでよかった。Ibuprofenを2錠飲んで、パリでの最後の一日を頑張って満喫することにしよう。

まずはグラン・パレで開催されている、『ピカソ・マニア』という展示会。パリのことを調べているときに偶然見つけたもので、ピカソの作品や、彼に影響を受けたアーティストたちの作品を集めたものらしい。完全予約制らしかったので、旅行の前からチケットは押さえておいた。ユージくんも付き合ってくれることになってラッキー! あまり混雑する前に行きたいと思って9時半を予約したんだけど、僕もユージくんも寝不足な感じだった。ごめんね~!

グラン・パレはシャンゼリゼ大通りのすぐ近くにある国立ギャラリー。僕は今回行くのが初めて。展示スペースはかなり大きくて、すごい数のアートが所狭しと並んでいた。ピカソ本人の作品よりも、違うアーティストによる作品の方が多かった。それでも一人ひとり影響を受ける場所が違っていて、やっぱりアートって千者万別だなぁと思いながら見てた。

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グラン・パレは、まるで宮殿のよう

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いきなりこんなピカソが出迎えてくれた

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この辺はピカソのキュービズムに影響を受けた作品が並んでる

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これはピカソ本人による、『雌馬と仔馬を運ぶミノタウロス』

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これも本人のもの。ピカソは日本の春画にも影響を受けたらしい

ピカソにどっぷりと浸かった後は、ユージくんと別れて、前から行ってみたかったペール・ラシェーズ墓地(Père-Lachaise)に行ってみることにした。ここに眠っている人のファンというわけでもないんだけど、どんな場所かずっと興味があったんだ。Gambetta駅の方の裏門から入ると、秋の雰囲気いっぱいの巨大な公園といった感じ。秋色に輝く木々の間の道をゆっくりと歩くと、ここが墓地だということも忘れて、並んでいるのは美術品のように思えてくる。でも本当に美術品のレベルのお墓ばかり。目を引く綺麗なお墓は、亡くなった人をどれだけ愛おしんでいるかを語ってくれる気がする。

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秋の物思いにふけりながら歩くのにピッタリ

この墓地で一番有名な墓の一つは、オスカー・ワイルド(Oscar Wilde)のもの。たくさんの女性ファンたちが墓石に口紅の跡を残していくので、今は透明なプラスチックの囲いで守られてしまった。それでもそれを乗り越えてでも墓石にキスをしていく強者たちもいるようで、たくさんの赤いマークが墓石に残されていた。こういうことをする人たちって、本当にファンなんだろうか、それともただのお祭り好きなだけなんだろうか? 墓の中のオスカー・ワイルドが苦笑している気がしてならなかった。

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オスカー・ワイルドの墓にはたくさんの口紅の跡が

日本のガイドブックには載ってないけど、一部では有名な墓がビクター・ノワール(Victor Noir)のもの。彼はフランスのジャーナリストだったらしいけど、有名になったのは墓ができてからのこと。墓の像があまりにも実物に忠実に作られ過ぎたみたいで、子供が欲しい女性たちが股間の膨らみを触っていくようになったらしい。ただ手で触るだけならまだしも、墓にまたがって直に恩恵を受けようとした人たちもいたみたい。そこまで来ると、ちょっと死者に対して失礼だよねぇ。

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股間の膨らみが触られてテカテカに

他にも歌手のエディット・ピアフ(Edith Piaf)や、The Doorsのシンガー、ジム・モリソン(Jim Morrison)の墓もここにある。エディット・ピアフの墓には花束が絶えないらしいけど、ジム・モリソンの墓の前の木についてるガムは一体何なんだろう??

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献花が絶えないエディット・ピアフの墓

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このガムには一体何の意味が…?

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ショパンの墓の前には観光客の団体がいて身動きがとれない

それにしても本当に色々なスタイルの墓があって、歩きながら眺めていて退屈しない。秋色の木々が、またその美しさを一層際立たせてくれる。ここは来てよかったなぁ。本当に秋の散歩にピッタリの場所だった。

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本当に素晴らしい屋外美術館のようだった

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この秋色の景色はずっと記憶に残る

墓地を出た後は、お腹も空いたのでランチの場所を探すことにした。そこにふと現れたのが、漢字の書いてある店。これは中華料理レストランか?! 中を見ると、ウィンドウに並んだ料理をテイクアウトにするのがメインらしいけど、店の中でも食べて行けるみたいだ。ちょうどアジア的なものが食べたい頃だったので、牛肉の炒め物とチャーハンを注文した。牛肉はまあまあの美味しさだったけど、チャーハンの方は、これちゃんと米を洗った?っていうような感じの味で、なんとも残念。それでもお腹が空いていたので、牛肉と混ぜるようにしてほとんど残さず食べてしまった。考えてみたら、パリで中華料理食べるのって今回が初めてじゃないかな?

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まぁこんなもんなのかな…

この後はこのレストランのすぐそばの、昔ギロチンが置かれた跡が残る場所に行ってみた(Rue de la Roquette & Rue de la Croix Faubin)。普通のコンクリートの車道に長方形の窪みが5つあって、これがギロチンの跡らしい。でもフランス革命当時のものではなく、もっと最近のもの。全く知らなかったんだけど、1981年にギロチンによる死刑執行が禁止される前までは、パリでは普通にギロチンが使われていたらしい。最後に使用されたのは1972年のこと。僕が生まれてからもまだギロチンが使われてたなんて、ゾッとしてしまう。

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道路に残るギロチンが置かれた跡

さて、これでパリの観光は全て終了。風邪のせいか疲れが増幅されている気がするので、約20分くらいアパートまで歩いた後、ぐっすりと昼寝することにした。

夜はユージくんとPirouette(訪問記へ)でディナー。その後は近くのバーで、また昨日のメンバーの何人かと会って楽しいひと時を過ごした。でも無理をするといけない体調だったので、みんなにごめんなさいして早めにアパートに帰って寝た。体調が悪かったとはいえ、動けないほどじゃなかったのが不幸中の幸いだった。
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by alexsea | 2015-10-24 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
イタリア・クロアチア・パリ2015: プティット・サンチュールづくし
ぐっすりと眠った後の朝。コーヒーを頂いた後、10時ちょっと前にユージくんとアパートを出た。彼が新しく借りたスタジオをちょっと見せてもらったりした後、いよいよプティット・サンチュール(La Petite Ceinture)の方に行ってみることにした。

そこまではPromnade Plantéeと呼ばれる、昔高架線だったところを緑豊かな遊歩道にした場所を歩く。ここにも昔から来てみたかったけど、今までその機会がなかったんだよな。遊歩道は公園のような感じで、橋もあればトンネルもある。これが12区のプティット・サンチュールの入口までずっと続いてる。ユージくんもそっち方面には歩いたことがなかったらしいので、プティット・サンチュールに到達する直前まで一緒に散歩した。秋の雰囲気が肌で感じられて、すごく綺麗だったなぁ。

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Promnade Plantéeは、こんな風にビルを真っ二つに割るような感じのところもある

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この秋の雰囲気が素晴らしい!

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トンネルも微妙にアーティスティック

遊歩道の終わりの公園からどっちに行くのかちょっと迷ったけど、少し歩いたらプティット・サンチュールの看板が出ていた。どうやらここから始まるらしい。入口には確かに昔ここを電車が走っていたことを示す線路の一部が残されていた。その向こうは植物が生い茂る道がずっと続いていて、色々なものが植えてある庭園のような場所もある。ここは誰が管理している場所なのかな。この12区のプティット・サンチュールは一番短く、たった200mほど。最後は今でも使われているらしい線路わきの小さな公園に到達。ベンチもいくつか置いてあって、天気のいい日にはここでノンビリできる感じ。でもなんとなく閉塞感があるから、ピクニックとかには向かないかもなぁ。

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12区のプティット・サンチュールの入口には、昔の線路が残されている

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途中には庭園があった

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植物のトンネルのような場所も

プティット・サンチュールの基本を抑えた後は、近くの駅から地下鉄に乗って13区のプティット・サンチュールを目指す。ここはつい最近オープンした500mほどの遊歩道。でも橋の上からプティット・サンチュールは見えるのに、入口らしい場所の金網には鍵がしてある。色々と周りを調べてみると、「7月から9月の間クローズ」と書いてある看板の「9月」のところが消されていて「10月30日」と書き直されている。ここも閉まってるの?! またですか…。本当にパリは一筋縄じゃいかないなぁ。

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途中橋から見えた線路。ここには入れないのかな

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13区のプティット・サンチュールは立ち入り禁止でショック!

仕方がない。お腹も空いたことだし、どこかのレストランに入ってランチにすることにしよう。近くの公園のそばを歩いていると、ポタポタッと何かが頭と肩に落ちてきた。…げげっ、鳩のフンだ。なんだか踏んだり蹴ったりだなぁ。でも後でこのことをユージくんに話したら、「それはラッキー!」とのこと。国が違えば鳩のフンの意味も違うものなのか。ハンカチでよく拭き取ったんだけど、なんだかゲンナリしてしまった。ふと見ると、その公園のすぐそばにパン屋があるのを発見。これからレストランを探すのも疲れちゃうから、ここでサンドイッチでも買って公園で食べることにしよう。結果的にそのサンドイッチはとても美味しくて、公園のベンチで食べるランチもなかなかいいもんで、このために鳩が引き留めてくれたのかなと、いい方向に考えることにした。ちょっと疲れていた足も、食べてる間に回復したし。

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鳩に引き留められて公園で食べたサンドイッチ

この後はすぐ近くのSquare des Peupliersにちょっと寄ってみた。ここは車が入れない石畳の一角で、とても雰囲気がよくて、ファッション雑誌の写真撮影とかがよく行われている場所らしい。なるほど、緑いっぱいで建物にも品があって、とても絵になる感じ。

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Square des Peupliersはとても雰囲気がいい

ここからは大通りに出てバスに乗り、15区のプティット・サンチュールを目指すことにした。バスはすぐ来たんだけど、中がすごく混んでて、どこに立っていても落ち着ける状態じゃなかった。停留所で止まる度に人が乗ってきたり降りたり、その度に立ってる乗客全部がシフトして、それで掴まれるところがなくなっちゃったりとか、あんなにバスで疲れたのは初めてだった。降りることができたときには本当にホッとしたもん。

バスから降りて歩くこと10分ちょっと。15区のプティット・サンチュールの入口は、かなりちゃんとした場所だった。ここは公開されてるプティット・サンチュールの中で一番長く、1.3km。板張りの道が線路と並行してずーっと続いている。最初は近代的なマンションやテニスコートの脇を行く感じだったんだけど、途中からはちょっと昔の建物が立ち並ぶ横を歩くようになる。こっちの方が全然古いけど、やっぱりニューヨークのハイラインと雰囲気が似てる。自然と一緒にパリの街も裏側から見ることができるようで、とても気持ちのいい散歩道だった。次回は一人じゃなくて、誰か友達と一緒に散歩したい感じだな。

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15区のプティット・サンチュールの入口

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こういう風景がニューヨークのハイラインを思い出させる

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秋色の遊歩道は本当に気持ちがいい

全部歩いた後は、地下鉄を乗り継いで16区のプティット・サンチュールへ。ここは15区とは雰囲気が全然違って、まるで深い森の中のよう。ええっ、パリ市内にこんな場所があったの?って感じ。1.2kmのプティット・サンチュールを歩いているのは僕一人だけ。アメリカだったらホームレスの人たちのたまり場になっちゃうよなぁなんて考えてた。あまりにも静かで、どこかから誰かが飛び出して来て強盗にでも会いそうな気がして、歩いている間中ずっと緊張してた。自然がいっぱいで綺麗なんだけど、田舎の方の森じゃなくて、すぐ外は都会ってことがあるから余計に怖かったのかもしれない。

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16区のプティット・サンチュールの入口

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ずっとこんな感じで緑に覆われていて、なんだか怖かった

13区は閉まってたから行けなかったけど、その他のプティット・サンチュールはこれで制覇したぞ! この後は近くにあるマルモッタン美術館でモネの作品を数多く見た後、地下鉄でアパートまで戻った。昨日に続いてかなりの距離を歩いたから、もうフラフラになっちゃったよ。

アパートでゆっくりと休んだ後は、ユージくんとAu Passage(訪問記へ)で美味しいディナーを食べた。食後はレストランからマレ地区の方までずっと歩いて、ユージくんの友達と合流。僕を含めて総勢8人。バーのはしごをして最高に楽しかった。みんなで話したり笑ったりしながら他のバーまで歩いて、しかもそれがパリだよ? もうなんか本当にパリに住んでいるかのような気分にさせてくれた。やっぱりみんながフランス語を話してるのを聞くと、すごく羨ましい。羨ましがってるだけではダメだから、これから本腰を入れて勉強するようにしなければ! ユージくん、ヒロラくん、マーシャラ、イチローラくん、レジス、ニノラくん、シャリラさん、楽しい時間を本当にありがとね!

レストランとバーでかなり飲んでいたので、アパートに帰り着いたら速攻で寝てしまった。あーもう最高の一日だった。
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by alexsea | 2015-10-23 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
イタリア・クロアチア・パリ2015: パリの穴場めぐりとプチ同窓会
朝は8:30頃起床。9:30頃にホテルをチェックアウトした後は、すぐ前のカフェでコーヒーを飲んで、Koreyは13:30の飛行機に乗るために空港へ、僕は日本人友達のユージくんのアパートへと向かった。ユージくんのアパートは1ベッドルームなんだけど、リビングのソファがベッドにもなるやつなので、そこにこれから3泊させてもらうことになってる。パリで何か月か暮らしたいとずっと前から思ってたけど、ホテルじゃない場所に泊まるのは今回が初めて。なんだか観光じゃなくて、少しの間本当に「生活」できるような気がして、すごくワクワクしてしまった。だからというわけでもないんだけど、これから3日間の予定は、観光名所じゃなくて穴場的なところをピックアップしておいた。

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ユージくんのアパートのソファベッドに、これから3日間ご厄介になる

まずはアパートから歩いて10分ちょっとのところで、ずっと前から行きたいと思っていたレストランSeptime(訪問記へ)で、ユージくんと最高のランチを楽しんだ。

その後は地下鉄でパリの医科大学へ。ここにはMusée Dupuytrenという、奇形の標本を集めたような小さな博物館があるらしい。ちょっと病的に思われるかもしれないけど、小さい頃は医者になりたかったからか、こういうものには今でもかなり興味があったりする。大学の入口の警備員にMusée Dupuytrenのことを聞くと、なんと閉まっているという。えー! そんなー!! ショックを受けていると、書く物はあるかとペンのジェスチャーをしてきたので渡すと、紙に27-10-15とか書いてくれた。え? なにこの数字。フランスでは電話番号を2桁で区切るから、ここに電話して聞けってこと?と聞くと、Non! Non! Non!とのこと。あっ、これは日付かー! 2015年10月27日にオープンするってことか。えー、それって来週じゃん! 最初からアンラッキーだったなぁ。前回の旅行もそうだけど、どうもパリでは僕のプラン通りに行かないことが多いぞ。

気を取り直して、ここから10分くらい歩いた場所にあるという、サルヴァドール・ダリが作った日時計を見に行った。これ、ガイドブックには載ってなくて、インターネットで偶然見つけたもの。普通の大通りに面した建物の、横の壁にひっそりとついてる。すごいなー。有名な人の作品が、こんな普通のところにポンとあるなんて。アメリカだったら絶対にイタズラされちゃうと思うぞ。ダリが作ったにしては結構まともで、でもやっぱり存在感はすごかったと思う。ちなみに住所は27 Rue Saint-Jacques。

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普通の建物の横にダリの日時計がついている

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なかなかの存在感!

その後は、また歩いてちょっとの警察博物館(Musée des Collections Historiques de la Préfecture de Police (4 Rue de la Montagne Sainte Geneviève))。ここは警察署の建物の上にある小さな博物館で、無料で入ることができる。犯罪者が使用した武器とか、ギロチンの模型、数々の手錠なんかが展示してあって、まぁ好きな人には好きかなというレベル。ただ全ての説明がフランス語なので、詳細を知ることができずに残念だった。近くにいたら、ちょっと寄ってみるのもいいかなというレベル。

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警察博物館の中には殺人現場のモデルも

次はまた歩いてすぐのCollège des Bernardins (20 Rue de Poissy)。7世紀半前に建てられたこの建物は、最初はキリスト教に関することを学ぶ場所らしかったけど、フランス革命の後は、牢屋になったり倉庫になったり消防署になったりしていたらしい。10年ほど前に長い修理期間を経て、今では大学とアートの展示会が開かれる場所になっている。入ってすぐのエントランスホールが圧巻で、まるで中世に迷い込んでしまったかのような錯覚を受ける。エントランスホールにはカフェと小さなショップがあって、隣の部屋では映像アートが展示されていて、薄暗い部屋でヘッドホンを着けて観ることができるようになってる。ちょっとしたドラマ風ドキュメンタリーみたいな感じだったけど、全部フランス語だったからよくわからなかった。奥の方にはIDがないと入れないみたいだから見ることのできる場所は少ないけど、エントランスホールの雰囲気を味わえただけでも来てよかったと思えた。

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まるで中世にタイムスリップしてしまったようなエントランスホール

この後はアラブ世界研究所へ。セーヌ川河畔のこの建物はカメラの絞りのような窓に覆われていて、見るからに異色を放っている。僕が行ったときには、エジプトの遺跡の展示会をやっていたみたいで、その入口にはかなり人が並んでいた。僕はそっちには行かずに、正面から入って荷物チェックを経た後、エレベーターで屋上に上がった。正面入口は結構ものものしいので、こんなところから入って屋上に行けるんだろうかと不安だったけど、荷物チェックをしていたおじさんに尋ねたら、にこやかに答えてくれたので安心した。何人か聞かれたので日本だと答えると、いくつか日本語を披露してくれたりした。いいおじさんだったなぁ。

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アラブ世界研究所の建物はとてもユニーク

シースルーのエレベーターで屋上に上がると、セーヌ川を目の前に、素晴らしいパリの景色が広がっていた。他の観光名所に比べると人が少ないので、ゆっくりとパリの景色を楽しむことができる。無料だってのも嬉しい。気持ちのいい場所なので、ここは結構オススメかな。

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無料で上がれる屋上からは、パリの景色が楽しめる

さて、ちょっと歩き疲れた感じなので、エネルギー補給をするためにサン・ルイ島へ。お目当ては有名なベルティヨン(Berthillon)のアイスクリーム。前回パリに来たときに閉まってたんだよね。今回こそアイスクリームを食べるぞ!と意気込んで行ったら……、11月4日まで閉店中との張り紙が。ナニソレー。ベルティヨンとはよくよく縁がない。パリ、本当に一筋縄ではいかないなぁ(笑)。

歩き疲れたので、ノートルダム大聖堂の裏にある公園のベンチに座って休憩することにした。曇り空で少しだけ寒いけど、今まで歩いていたので汗ばんでいたくらい。しばらく休んでいたら、前の方から銃を抱えた兵士たちがゆっくりと歩いてきた。すごく場違いな感じで怖かったけど、テロの脅威とかがあるので仕方がないんだろう。僕らを守ってくれていると考えたら、見方も変わるというもの。

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ものものしいけど、もし何かあったら彼らが守ってくれるんだろう

ノートルダムの中に座ってしばらく思いを巡らせようかと思ったけど、大聖堂の前には長い長い列が! なんだか人当たりがしそうだったので即効でパス。こんなに長い列のノートルダムって、今までに見たことがないぞ。やっぱりここには朝一で来て、静かな中でゆっくりするのがいいなぁ。

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この長蛇の列って、どうよ!

結構疲れたけど、まだ歩くぞ! ノートルダムから15分ほど歩いたところには、Julien Aurouze and Co. (8 Rue des Halles)という店がある。ここは映画『レミーのおいしいレストラン』に出てきた、死んだネズミがたくさんぶら下がっている場所。あの店が本当にあるなんて、今回パリの穴場を調べるまで全然知らなかった。ショーウィンドウにはネズミ捕りにかかったネズミがぶら下がっていて、その下にはネズミや害虫を殺すための薬品がズラッと並んでいる。かなり異様な光景だけど、フランスも昔からネズミ退治には苦労してたんだろうな。

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まさか現実にあるとは思わなかった害虫退治の店

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死んだネズミがズラッと並んでる

この近くのフォーロム・デ・アールは、前に来たときから再開発工事が進んでたんだけど、なんとか形になってきたみたい。工事の進行具合を眺められるビューポイントも設置してあって、流線形の屋根を持つ建物の出来を見ることができる。2016年に完成の予定らしい。出来上がったらかなりの賑わいになるんだろうな。今度パリを訪れるときの楽しみの一つだ。

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ビューポイントから工事の進行具合を見ることができる

フォーロム・デ・アールの工事現場の向こう側には、サントゥスタッシュ教会(Paroisse Saint-Eustache)がある。ここは僕も初めての場所。観光客はとても少ない。僕を含めて5人ほどしかいなくて、外の喧騒と中の静寂の対比がすごかった。かなり古い教会だけど、規模はノートルダムと同じくらい大きい。この荘厳な雰囲気もいいんだけど、ここにはちょっと変わったステンドグラスがある。昔この辺りには市場と屠殺場があったらしく、そのせいかステンドグラスに豚とソーセージが描かれている。普通は天使や聖人、キリストや聖母マリアなんかが描かれているステンドグラスの中に、いきなり豚とソーセージっていうのはかなり面白かった。

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豚の上には3本のソーセージがぶら下がってる

この後はパレ・ロワイヤルの庭園横のカフェでしばらくリラックスした後、ディナーのためにJuveniles Wine Barへ。ここで高校の時の友達Nくんと30年ぶりに再会した。彼は仕事で世界中あちこちに住んでいる人で、Facebookで繋がって彼がパリに住んでいることがわかったので、プチ同窓会を開催することになったわけ。僕が大好きだったクラスのクラスメートだったけど、昔はこんなにじっくりと話したことがなかったんだよね。今回は美味しいワインを飲みながら、美味しい料理を食べながら、30年の空白を埋めるかのように色々な話ができて本当に楽しかった。最近になってFacebookで高校の友達との繋がりがすごく増えたけど、あの頃の友達って一生ものだなぁって思う。Nくん、素晴らしい時間をどうもありがとう!

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パレ・ロワイヤルの回廊は、パリで一番お気に入りの場所の一つ

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Nくんとプチ同窓会!

夕食の直前から降ってきた雨も外に出たら止んでいたので、二人でルーブル美術館のピラミッドを見たりした後、地下鉄の駅で別れて僕はアパートに戻った。ユージくんとちょっと話した後は、ベッドに倒れ込むように寝てしまった。いやぁ、歩け歩けの一日だったけど、本当に充実した一日だった!
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by alexsea | 2015-10-22 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
イタリア・クロアチア・パリ2015: 密度の濃いパリの一日
朝は7時半頃起床。Koreyは仕事で明日シアトルに戻らなければいけないので、今日一日しかパリを楽しむ時間がない。ということで、朝から色々な予定を組んでおいた。

まずはViatorで見つけた、パリのパン屋さんのキッチンツアー。1時間の短いツアーだけど、パン屋のキッチンを見学させてくれて、どんな風にパンやスイーツを作るかを見ることができるらしい。お値段も一人$26程度と超お得。Koreyも僕も食べ物好きなので、このツアーには飛びついてしまった。

モンマルトルの丘の向こう側、Lamarck-Caulaincourtの駅まで地下鉄で行く。ここの駅は映画『アメリ』にも出てきた場所。アメリが盲目のおじいさんを引き連れて、行き着いた駅がこのLamarck-Caulaincourt。いつか来てみたいと思ってたんだ。

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『アメリ』にも出てきたLamarck-Caulaincourt駅

10時からのツアーにはちょっと早かったので、パン屋さんの並びにあったカフェでホットチョコレートを飲みながら時間つぶし。今回訪れるパン屋はLe Grenier à Pain。なんか記憶にある名前だと思ったら、以前LioとDanと一緒にパリに来たときに、たくさんの人で賑わっていた別の支店の前を偶然通って、バゲット・グランプリの最優秀賞を獲得したと書いてあった場所だった。ネットで調べてみたら2015年にまた最優秀賞を獲得したらしい。そんなすごいパン屋を見学できるのか!

メールに書いてあった通り10分前くらいから店で待ってたんだけど、いつまでたってもガイドが来ない。店のパンやスイーツを眺めながら待つこと20分、やっと女性ガイドが到着した。地下鉄が途中で止まってしまったらしい。ちょっとそりゃ仕方がないよな。なんと今日のツアーは僕ら二人だけらしい。いきなりプライベートツアーですか。でもツアーのレビューを読んだときに、すごく狭いから人数が多いと窮屈と書いてあったので、ちょっと安心した。

まずはバゲット作りの現場から。パンを作っている職人の彼は、大学で化学を専攻していたらしい。バゲットは今は機械でその形にするけど、トラディショナルに手で作る方法も知っていなきゃいけないらしい。一連の流れを見ると、まさに熟練の技としか言いようがない。イーストを味見させてもらったり、バゲットに切れ目を入れるところを見せてもらった後、実際にそれをやらせてもらったりした。カミソリの刃に柄をつけた感じの道具で、斜めにスッスッと入れていく。最初は彼が僕の手を持って、角度とかスピードとかを体感させてくれた。本物の食べ物に僕がやっちゃっていいの??とか心配だったけど、結構楽しかった。

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今ではこの機械が生地をバゲットの形にしてくれる

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バゲットに切れ目を入れさせてもらってます

オーブンに入れて焼くところまで見たら、今度は地下のスイートを作るキッチンの見学。店先にもたくさん美味しそうなスイーツが並んでたけど、それは全部ここで作られている。チョコレートソースの甘い香りが漂うキッチンで、色々なスイーツを作るところを見学させてもらった。バターと生地を使うときには、バターの硬さは生地の硬さと同じでないと仕上がりが悪くなるとか、そんな秘密も教えてもらったりした。生クリームや、出来上がったスイーツの試食もさせてもらったし。面白かった!

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地下は美味しそうなスイーツでいっぱい!

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このバターは生地と同じ硬さにしてあるらしい

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クリームを作ってる。試食させてもらったけど、全然重くなくて甘すぎることもなく最高に美味しい!

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このシンプルなスイーツも試食させてもらった。軽くて美味!

見学を終えて1階に戻ると、さっき僕らが切れ目を入れたバゲットが焼きあがっていて、それをお土産に持たせてくれた。温かいバゲットからは焼きたての香ばしい匂いがして、店を出てすぐにかぶりついてしまった。もう美味しすぎ!! 本当は後でチーズやハムを買い込んで、パレ・ロワイヤル辺りに行ってピクニックしようとか考えてたんだけど、この温かさと香ばしさを失いたくない。バゲットを少しずつ食べながらモンマルトルの丘を裏側から上って、サクレ・クール聖堂の前の階段のベンチに座って、パンを食べながらストリート・ミュージシャンの音楽をしばらく聴いていた。あー、なんて贅沢なんだろう。出来たての美味しいバゲットを食べながら、音楽を聴きながら、パリの素晴らしい景色を眺められるなんて…!

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素晴らしい景色を見ながら美味しいパンを食べる……こんな贅沢ってあまりない

ピクニックはできなかったけど、パレ・ロワイヤルには行ってみることにした。ここの裏の公園は僕は大好き。秋の雰囲気が漂っていて、とてもいい感じ。ちょっと寒かったけど、噴水の前のベンチに腰掛けて、パンの残りを食べながらしばし休憩したりしてた。

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僕の大好きなパレ・ロワイヤルは、秋の雰囲気でいっぱい

この後はちょっとカフェに入ってホットチョコレートを飲んだりした後、ポン・ヌフから出るセーヌ川遊覧船(Vedettes du Pont Neuf)に乗ることにした。僕はパリでの遊覧船は初めて。セーヌ川沿いは歩いたりしてるから、あまり真新しいものは見れないかなとか思ってたんだけど、見る角度が違うと全く違う感動があることに驚いた。河岸にあんなにレストランがあるなんて知らなかったし、川から見上げるエッフェル塔も新鮮だった。橋のデザインもそれぞれ違って面白かったし、色々な顔が彫られている橋があるなんてことは全く知らなかった。パリの初心者も経験者も、遊覧船は一度は乗っておいて損はないんじゃないかと思う。予想以上に楽しかった。

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セーヌ川から見上げたエッフェル塔

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橋にこんな顔が彫ってあるのなんて知らなかった!

遊覧船から降りた後は、サン・ジェルマン・デ・プレのカフェでホットチョコレートとフライドポテトのおやつ。その後はピエール・マルコリーニで僕の大好きなマシュマロのチョコレート包みを買ったり、ふと見つけた紳士服の店でマフラーを買ったりした。アメリカでやってるテレビドラマ『Forever』で、主人公がいつも英国人らしくマフラーをしてるんだけど、そのファッショナブルさに憧れてしまってたので、今回はパリでマフラーを買おうと心に決めてたんだ。いい感じのが見つかってよかった!

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結構いいでしょ?

この後はずっと歩いて、アンヴァリッドへ。僕は初めての場所。ここではナポレオンの墓を見たり、その後軍事博物館に行って戦争の歴史をざっと見たりしてた。歴史に興味がないから軍事博物館は個人的にあまり面白くなかったんだけど、Koreyはとても興味深そうに見入ってたな。ナポレオンの棺があるドーム教会はとても綺麗で、こっちの方が僕は感動した。でもあんなふうに棺が大勢の人の目に晒されてるなんて、ナポレオン大丈夫なのかな?(笑) 日本人の感覚とはちょっと違うよね。

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ドーム教会の中のナポレオンの棺

もうかなり足が疲れてきたんだけど、この後もさらに歩いてクレール通り(Rue Cler)へ。ここは食料品店が立ち並ぶ通りで、パリの中でも雰囲気のいい通りとして有名。チーズの専門店とか、肉の専門店、ワインショップもあるし、スーパーのようなところでは今が旬のキノコ類が山積みになってる。今度パリに来たときには、絶対にここでパン、チーズ、ハムとワインを買って、どこかでピクニックすることにしよう。したいと思ってるだけじゃ経験できない。次回は必ず!

この通りのカフェでワインを飲んだりして時間をつぶした後、ここからそう遠くないレストランAu Bon Accueil(訪問記へ)で素晴らしいディナーを体験した。……まぁ最初は予約が消滅していてかなり心配したりしたんだけど、詳細は訪問記へどうぞ。

さて美味しい夕食の後は、今日のメインイベントとも呼べるエッフェル塔。レストランを出ると、その壮大な姿がすぐそばに見える。インターネットで最後のエレベーターの時間21:30を予約しておいたんだ。エッフェル塔に上ったことは何度もあるけど、夜に上るのは今回が初めて。あいにく天気は霧雨っぽくてあまり良くなかったんだけど、そのお蔭かエッフェル塔から発せられるビームがよく見えた。やっぱりパリの夜景は素晴らしい。まるで金の粉を地上に振りまいたかのよう。この頃には結構寒くなってきてたんだけど、パリの夜景を十分に楽しんだ。毎正時にエッフェル塔がピカピカと輝くのは見たことがあったんだけど、あんなにピカピカしてるんだから、その時エッフェル塔にいたら眩しくないのかな?なんて思ってたんだけど、今回その答えを知ることができた。ストロボは外側を向いているらしく、光ってるのはわかるけど、内側にいても全然眩しくない。面白い体験だった。

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レストランの前からはエッフェル塔がこんなに近くに見える

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上からの景色。このビームがゆっくりと回転してる

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輝いてるエッフェル塔を激写!

エッフェル塔から降りた後は、すぐ前の公園から69番の最終バスに乗ってホテルの近くに戻った。このバスはRick Stevesのガイドブックでも紹介してあるんだけど、かなり景色がいいルートらしい。夜も十分綺麗だったけど、今度来たときには昼間に乗ってみることにしよう。

ホテルの近くのバーでちょっと軽く飲んだ後は、ぐっすりと眠ることができた。本当に密度の濃い、充実した一日だた。
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by alexsea | 2015-10-21 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
イタリア・クロアチア・パリ2015: ドゥブロヴニクからパリへ
朝8時に起床。チェックアウトは10時って書いてあるけど1時間くらい遅れてもいい?と宿のお兄ちゃんに聞いたら、全然平気!と快諾してくれてよかった。空港に向かうまでゆっくりできるぞ。

ちょっと朝市を見たりした後、9時頃プラツァ通り沿いの店で朝食を食べた。昨日のところに行こうかと思ったけど、なんか門の外まで歩く気になれなくて。オレンジジュース、コーヒー、パンとチーズ、それにバターやマーマレードなんかがついたセットが56Kn(=$8)。やっぱり高いけど、プラツァ通りを歩く人たちをピープルウォッチングするのも楽しかったから、よしとする。この景色も、またここに来るときまで見納めだなぁ。今度はクロアチアの北西部の方にも行ってみたいな。

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朝市はかなり小規模

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プラツァ通りで朝食&ピープルウォッチング

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アパートの窓からの景色もこれで見納め

11:45の空港行きシャトルバスに乗るために、11時にアパートを出た。バス停の前にある店でチケットを買ったら、11時のバスが遅れていてそれが先に来るらしいので、それに乗ることに。5分くらい待っただけでバスが来たのでよかった。空港までは約30分くらいだったかな。チェックインした後は、カフェテリアでサンドイッチとビールのランチ。不味くはなかったけど、美味しくもなかったなぁ。

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空港でのランチは不味くもなく美味しくもなく

4年半前に来たときに、ここからの飛行機が揺れに揺れた覚えがあるのでちょっと緊張したんだけど、今回はあまり揺れなくてよかった。ガイドブックによると、この空港は風が強いことで有名で、天候によっては着陸できずに他の空港にまわされることもあるとのこと。離陸時にはそれほど影響はないみたいだけど、飛び立ってすぐにグラグラ揺れるってのは、あまり精神衛生上いいものじゃない。

パリまでは約2時間半の旅。飛行機の中では温かいサンドイッチが出てきた。短い飛行時間だけど、一応国際線なので食事のサービスがあるのかな。シンプルだけど、空港のサンドイッチよりもずっと美味しかったのには笑ってしまった。

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飛行機の中で出てきたサンドイッチの方が美味しかった

パリには17:30に到着。荷物は結構すぐに出てきたけど、パリ市内までの電車の切符を買うのにかなり時間がかかった。券売機がいくつか壊れている上に、アジア人旅行者グループが手間取って係員の助けを求めてたり、ノンビリした白人女性が切符を買った後、券売機の前で荷物を広げて何かしてたりとか。周りの人たちもイライラしてたみたい。ここで電車の切符を買うの、スムーズに行った覚えがないんだよなぁ。

ラッシュアワーなのか電車もかなり混んでいて、パリ市内まで立ったままだった。一度電車を乗り換えてSaint-Paulで下車。今回泊まるHôtel Le Compostelleに到着したのは、もう19時近くになってからだった。ここはパリのホテルにしては、値段の割に部屋が綺麗。でもここでノンビリしているわけにはいかない。20時にはレストランで日本人友達と会う約束なので、さっと顔を洗ったり歯を磨いたりした後、また地下鉄に飛び乗った。さっきは気づかなかったけど、Saint-Paul駅の近くにはカルーセルのようなものが置いてあって、なんとなくお祭り的な雰囲気がある。今までせかせかしてたけど、落ち着いて周りを見てみると、あぁパリに来たんだなって実感する。この土地から感じられる落ち着いたエネルギーは、ドゥブロヴニクのプラツァ通りのそれとはまったく違う。やっぱり僕はパリが好きだ。

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Saint-Paul駅の近く。ああ、大好きなパリの景色

地下鉄の駅を出たところで、日本人友達のユージくんと合流。2年前にパリに来て体調を崩したとき、彼には本当にお世話になった。彼のお気に入りのレストランに行って、パリでの最初のディナーを堪能! ステーキ・タルタルを頼んだら、サーバーに「それが何か知ってる?」と聞かれた。知らないで注文する人も多いのかな? まぁ生肉と生卵の組み合わせは、ハードル高い人が多いかもね。

アペタイザーのタコとチョリソーの炒め物は最高に美味しかったし、ステーキ・タルタルも澄んだ味わいでトレビアン。ただ、ここのレストランがかなり良さそげなので、ステーキ・タルタルなんてシンプルなものを頼まずに、もっと凝った調理法のものを頼めばよかったなとちょっと後悔した。デザートにはアイスクリームにエスプレッソを注いだ、僕の大好きなアフォガト。素晴らしいパリでの初ディナーだった。ちなみにお値段は、この3コースで€27.20。

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タコとチョリソーのグリル

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ステーキ・タルタル

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デザートは僕の大好きなアフォガト

この後は、すぐ近くのユージくんのアパートでお茶。実はここに僕は2日後から3泊泊めてもらうことになってる。楽しみだー! しばらく話し込んでたけど、翌日も予定がぎっしりと詰まっているので、後ろ髪を引かれながらホテルに戻った。
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by alexsea | 2015-10-20 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
イタリア・クロアチア・パリ2015: ドゥブロヴニク最後の一日
8時ごろ起床。今日はあまり予定を立てていない。もし天気が良くて、ちょっとした旅行気分だったら、ロクルム島に行こうと思ってたくらい。でも外は曇り空だし、天気予報でも降水確率がどんどん高くなるとのこと。まぁどうするかは朝食を食べながら決めればいっか。

プラツァ通りで朝食を食べようと思ったら、やっぱり高いし、心に響くメニューがない。またパン屋でパンを買ってもいいと思ったんだけど、Koreyは座ってコーヒーが飲みたいらしい。もしかすると旧市街から出たら少しは安くなるかな。ということで、ピレ門を出てカフェを探すことにした。

ピレ門を出てすぐのところにあるDubravka 1836というレストランは、眺めもいいし、レビューサイトを見ても評価の高い場所なので高いんじゃないかと思ったけど、朝食セットはプラツァ通りの店よりも安い価格設定。それなら、ということで、海に近い眺めのいい席に座って朝食セットを頼むことにした。

ここからの景色は、4年半前に入ったNautikaというレストランからの景色にそっくりだ。旧市街の壁と要塞のような場所に挟まれて、アドリア海が見える。天気が良かったらもっと気持ちよかっただろうけど、波の音が押し寄せる観光客の群れの騒音をかき消してくれて、それなりに気持ちがいい。朝食はシンプルなものだったけど、この景色であの価格だったら許せちゃうと思うくらいの朝食体験だった。

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海を見ながらの朝食は、また格別に美味しい気がする

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すぐ下ではカヤックのツアーが出発しようとしていた

ゆっくりと朝食を楽しんだ後は、すぐそばにある観光案内所で、明日の空港へのシャトルバスの時間をチェック。ロープウェイの駅のすぐ前から出るシャトルバスは40Kn。明日のフライトは15:05発だから、11:45か12:55のバスということになる。時間でハラハラするのもイヤなので、11:45のシャトルを使おうということになった。

この後はまたプラツァ通りをゆっくりと歩いて旧港へ行き、ロクルム島へのボートの時間をチェックすることにした。ガイドブックには9時からだと書いてあったんだけど、10時からだと言われた。まぁまだ行くことになるかどうかもわからないので、どうでもいいんだけどね。

明日のシャトルバスが出発するロープウェイの駅までは、アパートからだったらブジャ門から行くのが早いんだけど、重い荷物を持って長い階段を上るのはツライ。プローチェ門から出ると少し遠回りだけど、なだらかな坂道を上るだけでいいので、その予行演習をしてみることにした。これくらいなだらかだったら、荷物を引きながら上るのも大丈夫だろう。予行演習の後は、ブジャ門から入って階段を下り、アパートで少し休憩することにした。暑くはないんだけど、今日は湿度が高いから歩いていると結構疲れてしまう。

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プローチェ門の近くから見た旧港

まだあまりお腹は空いてなかったけど、12時過ぎに予定していたPizzeria Mirakulに昼ごはんを食べに行くことにした。今回の旅行では食べ物に緩急をつけたかったので、時々はちょっと軽めのピザでもいいかなと思って、このピッツェリアを予定に入れておいたんだ。一人分のピザを二人で分けることにしたんだけど、人気が高いだけあって、すごく美味しかった。トマトソースは絶妙は軽さだし、その上のチーズもとても美味しいし、なんといってもピザの生地の味が最高! 僕にとって美味しいピザってのは、具の味も大切なんだけど、一番重要なのはピザの生地の味だと思う。ここのピザはその全部をクリアしていて、ちょっと感心してしまった。サービスもよかったし。帰ったらTripAdvisorで、いいレビューを書いてあげなきゃいけないな。

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Pizzeria Mirakulはこんな路地裏にある小さなピザ屋さん

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「カプリチョーザ」(トマトソース、チーズ、ハム、マッシュルーム)(68Kn)

2日前に総督邸で買った100Knの共通チケットの元を取りたかったので、予定していなかった民族学博物館に行くことにした。1階はヒマラヤに関する特別展示みたいであまり興味をそそられなかったけど、2階、3階は、ドゥブロヴニクの近辺の昔の衣装や暮らしぶりが展示してあって、なかなか面白かった。食卓を展示してあるところがあったんだけど、そのテーブルの真ん中にあったのは、スプリットの宿のおばさんからもらったあのピンク色のお菓子!クロアチア版マカロンって感じなんだけど、あれって伝統的なものだったのかな? あと、3階に上ったところにある窓から見えたドゥブロヴニクの街並みが、とても綺麗だったなぁ。城壁とスルジ山の方まで見渡すことができて、とても気持ちがよかった。

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民族学博物館までの路地には洗濯物がたなびいていた

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博物館の1階はヒマラヤに関する特別展示

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3階の窓から見えたドゥブロヴニクの街並み

この後は歴史博物館に行こうと思ったんだけど、結局見つからなかったので諦めた。ロクルム島の方も、いつ雨が降り出すかわからない状況だったので、こっちも諦めることにした。

4年半前に来たときには行かなかったドミニコ会修道院に入ったと思ったら、そこは実はスポンザ宮殿だったので笑ってしまった。ここには20年前の戦争で亡くなった兵士たちの記念展示があったりして、ちょっとしんみりしてしまった。

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スポンザ宮殿の回廊は落ち着いた雰囲気

やっぱり二人とも旅の疲れが出ているみたいなので、またアパートに戻ることにした。僕が昼寝している間、Koreyはまたあちこちを歩き回ってるみたいだったけど。そんなに押せ押せのスケジュールでもなかったのに、こんなに体に疲れが来てるってのは、やっぱり歳を取った証拠なのかなぁ。これからは少しずつ、旅のプランも変えていかなきゃいけないのかもしれないなぁ。悲しいぞ!

十分に休んだ後は、そのままベッドの上でダラダラしていたくもなかったので、どこか安いバーで旅行記書きをしたくなった。ドゥブロヴニクで安いバーを探すのは大変なんだけど、いくつかまわった後にビールが20Knという場所を発見! ワインも安かったので、このMirageというバーでしばらく過ごすことにした。最初は外にいたんだけど、急に雨が降り出したので、店の中に逃げ込むことにした。煙草を吸う客のせいで体中煙草臭くなっちゃったけど、ワインを飲みながらゆったりとした時間を過ごせたのはよかったかな。

ディナーは予約しておいたRestaurant Dubrovnik(訪問記へ)で、ドゥブロヴニク最後の晩に相応しい食事を楽しんだ。

ディナーの間に強い雨が降ってきたりしたんだけど、食事を終えて外に出てみたら雨は止んでいた。ただでさえドゥブロヴニクの夜は輝いているのに、雨に濡れた街はよけいにしっとりと輝いて見える。ドゥブロヴニクの最後の夜を楽しみつくすために30分ほど散歩した後、ほんわかとした気分でアパートに戻って眠りについた。

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この夜景も今夜で見納め

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すべてがライトアップされるドゥブロヴニク

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この街は夜にすごく輝く

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鼻がピカピカになった彫像を発見。後で調べたらクロアチアで有名な劇作家らしい

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僕らも触らせてもらった。酔っ払いにとっては何をしても楽しい

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アパート前の路地はひっそりと静まり返っている

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by alexsea | 2015-10-19 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
イタリア・クロアチア・パリ2015: ボスニア・ヘルツェゴビナのツアー
6時に起きて、昨日買っておいたパンを朝食として食べた。やっぱり少しドライになってるけど、まあまあの美味しさだったな。

外に出ると、プラツァ通りにはほとんど人がいない。4年半前に来たとき、早朝のプラツァ通りは人がいなくて映画のセットみたいだと思ったけど、本当にまさにそんな感じ。日中の混雑を知ってるから、余計にそう思うのかもしれないな。日の出直後の朝の光が石畳の道に反射して、本当に綺麗だった。

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まるで映画のセットのような早朝のプラツァ通り

と、気がついたら今朝食べたパンを買ったパン屋がもう開いていた。なんだー、こんなことだったら昨日買うんじゃなかったな。翌日の開店時間だけ聞けばよかった!と思っても後の祭り。

7時半すぎにヒルトンホテルのガレージの前でツアーのピックアップ。他のツアーの人たちも、旧市街に泊まっている人たちはみんなここからのピックアップらしいので、たくさんの人たちが集まっていた。

僕らのツアーは、自分たちを含めて8人。クルカ国立公園に行ったときよりも一回り小さなバンだったので、運転手の隣の真ん中の席に座った僕は、足を開けなくて結構窮屈だった。ドライバー&ガイドは1988年生まれのイヴァン(Ivan)。少し英語が訛ってるし、知識の量もスプリットのダリオに比べたらちょっと少なめ。でも悪いガイドではなかったと思う。

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ドライバー&ガイドのイヴァン

まずドゥブロヴニクの入り口の、モダンな橋がかかっているところでフォトストップ。それからネウムでコーヒーブレイクの後、最初の目的地メジュゴリエ(Medjugorje)へと向かう。国境は1回またぐだけかと思ったら、3回もまたぐルートを行くらしい。その度に検問でパスポートがチェックされてた。まぁざっと見るくらいなので、どの国境でも5分以内だったからよかった。「国境では写真を撮らないで」という注意を忘れた人がいて、カメラを向けようとした瞬間イヴァンに「ダメダメダメ! 刑務所行きになっちゃうよ!!」と注意されてたのがおかしかった。その人は本当に申し訳なさそうに謝ってたけど、やっぱり本当にそんな大事になるのかな?

何カ所か丘のような場所を通過するところがあったけど、ほとんどが平地だったと思う。あちこちにクロアチアワインの看板があったり、葡萄畑もたくさん見えた。ワインにかなり力を注いでるみたいだな。フランスやイタリアのワインに比べたらシンプルな味わいだけど、それはそれで美味しいと思うので、これからクロアチアワインにはもっと頑張って有名になってほしいな。

メジュゴリエには10半頃到着。1981年にここの丘で子供たちが聖母マリアの姿を見たということから、カトリック信者たちの非公式な巡礼の場所となっているらしい。僕は宗教には全く興味がないんだけど、これがツアーに組み込まれているってことは、やっぱりここに来たいと思っている観光客もたくさんいるんだろう。ただ、ツアーではメジュゴリエの教会だけを訪れて、聖母マリアが目撃された丘はかなり遠くらしいので、それでガッカリする人も多いみたいだ。教会は外も中も結構シンプル。別の場所には懺悔室がたくさんあって、ものすごい数の人が並んでいる。一つひとつの懺悔室には赤と緑のランプがあって、それで列に並ぶ人たちをコントロールしているみたいだ。なんだか入国審査みたいな感じで、ちょっと笑ってしまった。あと、外には大きなステージとその前にベンチがたくさん並んでいて、ここで大々的なミサが行われるらしい。横の電光掲示板には、何時にどの言語でミサが行われるかが表示されるようになってる。すごいなぁ。違う意味で感動してしまう。信者じゃない僕としてはちょっと居心地が悪かったので、この後は集合時間まで近くのカフェでカプチーノを飲んだりしてた。

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メジュゴリエの教会

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教会の裏には大規模なステージが

モスタル(Mostar)で他のツアーの客と合流するらしく、その車がちょっと遅れているらしいので、モスタルの直前の丘の上でフォトストップしたりした。結局モスタル到着は12時半頃。他の小ツアーの人たちと合流して、ここからはモスタルの女性ガイドが45分間案内してくれた。最後は土産物屋で、モスタルのシンボルともいえるスターリ・モスト(Stari most)という橋が、戦争中に攻撃されて壊される瞬間を捉えた短いビデオを見せてもらった。言いようのない怒りがこみあげてくる。こんな綺麗な小さな橋を壊して何の意味があったんだろう? これじゃテロと同じじゃないかと思った。

女性ガイドによるツアーの後は、約2時間ちょっとの自由時間。橋が見えるレストランでランチにしましょう。ずっとまた食べたいと思っていたチェバプチチ(ćevapčići)が食べられるぞ! これはボスニア・ヘルツェゴビナの伝統料理で、ちょっと細長い形をしたミートボールといった感じのもの。そのまま食べてもいいし、パンの間に挟んで食べてもいい。僕は刻み玉ねぎや赤いペースト(アイヴァル)と一緒に、全部パンの間に挟み込んでから食べた。元々僕は肉団子好きなんだけど、これは色々なスパイスが効いていて最高に美味しい! また食べることができて本当によかった。シアトルでこれを食べられるところってあるかなあ? 探してみなければ。

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橋が見えるレストランでランチ

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チェバプチチとサラダとビール。美味しかった~!!

食事の後は、観光用のモスクにお金を払って入った(€2.50)。たぶん実際には使われてないんじゃないかな。でも中はちゃんとモスクの様相で、ちょっとした異文化体験ができる。ここの庭からはスターリ・モストがすごく綺麗に見える。なるほど、入口の看板に「橋を見るのに絶好のポイント!」とか書いてあったのが頷ける。

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観光用モスクの中

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その庭からはスターリ・モストがとてもよく見える

この後は橋の下の方まで行って写真を撮ったり、帰り道のカフェでスプライト休憩なんかをした。土産物を買わない僕らとしては、ちょっと時間が余っちゃうんだよね。

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橋の上は滑りやすいので結構歩きにくい

モスタルを離れた後は、そこから車で1時間ほどのポチテリ(Počitelj)で30分の自由時間。あまり見るものはないけど、なんかゆったりとした時間が流れてる場所だったな。

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ポチテリで小休憩

ポチテリから40分ほどの渓谷でちょっとしたフォトストップをした後は、ドゥブロヴニクまでノンストップで帰る。帰り着いたのは18時半。途中で日没が見えて、最高に綺麗だった! 長いツアーだったけど、やっぱりドゥブロヴニクまで来たら、ボスニア・ヘルツェゴビナにも1日は割くべきだと思う。

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途中の渓谷のパノラマ

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ピレ門に帰り着いたとき。夕焼けがまだ少し残っていてとても綺麗

今晩のディナーは、4年半前と同じTaj Mahal。やっぱりボスニア・ヘルツェゴビナに行った後は、そこの料理で締めなくちゃ! 1リットルの白のハウスワインから始まって、僕は仔牛のスープとシシケバブ。仔牛のスープはすごく美味しかったけど、シシケバブが少しだけドライな気がした。Koreyの頼んだ仔羊のケバブはかなりドライで、端の方の肉は硬くて食べられないほど。まぁそれなりに美味しかったけど、4年半前の時の方がよかったなぁ。サーバーが皿を下げにきたときに、Koreyのケバブが硬かったことを一応伝えておいたら、後でサーバーが戻ってきてKoreyのケバブは勘定から外してくれるという。どうやらキッチンで試してみて、あーこりゃ本当に硬いやってことだったらしい。さすがドゥブロヴニクでは有名な店だけのことはある。チップは弾んでしまった。

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肉と野菜のケバブ。ちょっとドライだったけど、まあまあだったかな

お腹がいっぱいになった後は、プラツァ通りを少し散歩した後、ルジャ広場前のカフェでカクテルタイム。ここは最初の晩に、いい生演奏をしてるなーって思ってた場所。3人組のバンドがフォーク&ライトポップ調な音楽を演奏していて、カクテルを飲みながら1時間半もの間、彼らの演奏を楽しんでた。音楽がある街って、本当に僕は大好きだ。

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ドゥブロヴニクの夜は、こんな路地も魅力に溢れている

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カクテルを飲みながら音楽を楽しむ

アパートに帰り着いたのは11時半をまわってから。本当に充実した一日だった!
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by alexsea | 2015-10-18 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
イタリア・クロアチア・パリ2015: アドリア海の真珠
今日は朝一でスルジ山(Srđ Mountain)に行こうと計画していた。ガイドブックにはロープウェイは9時からと書いてあったので20分前くらいに乗り場に行くと、もうかなりの人が並んでるじゃん! ロープウェイももう動いてるみたいだし、人が多いときには早くスタートするのかな? 別の時間にまた来ようかと一瞬思ったけど、いつでも混んでいる気がするので、仕方なく待つことにした。結局待ち時間は15分ほどだったのでよかった。ロープウェイから下を眺めると、どんどん待ち行列が長くなっているみたいだったので、並んでおいてよかったと心から思った。やっぱり朝一はツアー団体で混みあうのかな。

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ロープウェイの駅では列がどんどん伸びていく

ロープウェイでスルジ山の上に着いた後は、お腹も空いたことだし、混む前にPanoramaというレストランで朝食を食べることにした。クラブサンドイッチは84Kn(=$13)なり。かなり高めの値段設定だけど、この景色を見ながら食べられるんだから、それだけ払っても惜しくないと思ってしまう。サンドイッチのクオリティもなかなかで、ちょっとビックリした。

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この景色は最高の調味料だ

外に出たら、まず白い十字架のところで記念撮影。雨は降ってないけど、空は雲がかなり多い。その間から日が差して、とてもドラマティックな雰囲気を作り上げてる。その空をバックグラウンドにして荘厳な雰囲気の十字架が立っている姿は、まるで映画のワンシーンのようだった。

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なんか映画音楽でも聞こえてきそう

しばらく景色を楽しんだ後、前に行ったことのない独立戦争展示館に行ってみることにした。ここは戦争の時に破壊された砦を再利用したもので、独立戦争当時の写真やビデオを展示してある。戦争で無残な姿になった旧市街の写真を見ると、こんなことが約20年前に起こっていたなんて信じられない感じ。今はあんなに観光客で一杯で光り輝いているような街なのになぁ。あまり人は入っていないようだったけど、ここは個人的にかなり見応えのある場所だった。

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展示館は、昔の砦を再利用したもの

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戦争中の旧市街の様子。たった20年ちょっと前の事だなんて信じられない

独立戦争展示館から、階段を上って屋上に出ることができる。屋上からは『アドリア海の真珠』ことドゥブロヴニクが、最高に綺麗に見える。4年半前に来たばかりだけど、ここに帰ってくることができて本当によかった。観光客が多い場所だけど、僕が今まで訪れた中で5本の指に入るくらいのお気に入りの場所になってしまった。この美しさには、何か神がかったものすら感じられる気がする。

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アドリア海の真珠

また15分ほどロープウェイのところで並んで下山した後は、War Photo Limitedという展示館へ。ここは日本語のガイドブックには載っていない場所なんだけど、独立戦争展示館と同じような感じで、独立戦争当時の写真が数多く並んでいる場所。ただこっちの方が、もっとアーティスティックな感じかな。常設の独立戦争の写真とは別に、期間限定でその他の展示も行ってるらしい。今回僕らが見ることができたのは“Unholy War”と呼ばれる写真のシリーズで、2013年の中央アフリカの宗教戦争の様子が、一人の写真家によって撮影されたもの。戦争で家族を亡くして泣き叫ぶ人たちの写真とかを見ると、心の中にどうしようもない不安が生まれる。平和な世界に思えても、少し何かが狂えば僕らもこんな状況に飲み込まれてもおかしくはない。以前は性善説を信じていた僕も、近頃は性悪説の方に傾きつつある。人間だって、野生動物の醜い本能を抑えているだけなのかもしれない。

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War Photo Limitedの展示物

さて、ちょっと重くなっちゃった後はランチタイム。リミニで中華を食べたように、ちょっと違った食べ物が食べたくなるだろうと思って、インド料理の場所を事前に調べておいた。Incredible Indiaという店で、仔羊のカレーとチキンのブリアニを注文。アメリカで食べるのと同じくらいの値段だったけど、やっぱり観光名所のドゥブロヴニクだから仕方ないのかな。まぁ美味しかったから、よしとする!

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ランチはインド料理

長旅で体も疲れているので、ドゥブロヴニクにいる間にマッサージでも受けようかな。ということで、ネットで調べたマッサージ屋の場所を確認することにした。予約を取りたかったんだけど、一階の旅行代理店みたいなところで聞いてみたら、「(マッサージ師は)上でマッサージ中だから、テキストかメールで予約を取るといいよ」と教えてくれた。それじゃテキストを送っておくことにしましょうか。

城壁の時間もついでに調べると、17:30までらしい。今はまだ人がいっぱいいるから、もっと後で来ることにしよう。フランシスコ会修道院はなんとなくパスして、プラツァ通りをぶらぶらしながらアイスクリームを買って食べたりした。聖母被昇天大聖堂の前では、また新郎新婦の撮影会が行われていた。ドゥブロヴニクで結婚式をする人、すごく多いんだろうなぁ。

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ドゥブロヴニクで一番と評判の、Dolce Vitaのアイスクリーム

この後は以前行ったことのない総督邸へ。チケットはなんと100Kn(=$15)。高いけど、まぁいくつかの博物館との共通チケットだからしょうがないかな。総督邸は、ゴシックとルネッサンスとが融合したユニークな建物らしい。一階に置いてある美術品や牢屋のような場所も面白かったけど、やっぱり目玉は二階の部屋に並べてある家具や絵画だろうな。撮影は禁止だったから写真はないんだけど、昔のリッチ層の生活感を感じることができてとてもよかったと思う。

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総督邸の階段は吹き抜けになっている

この後は共通チケットで入れる海洋博物館に入ってみたり、旧港から埠頭の方まで歩いて、ベンチに座ってちょっと休憩したりした。海洋博物館は、船や昔の海図に興味のある人は面白いかもしれないけど、僕にはちょっとベクトルが違う感じだったな。今日は昨日と違ってとてもいい天気になったので、埠頭で波の音を聞きながら休むってのは最高だった。

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観光客で溢れたプラツァ通りと違って、埠頭はのんびりとしたリズム

さて、天気もいいことだし、ドゥブロヴニク観光のメインと言ってもいいくらいの城壁に行くことにしましょうか。ピレ門のところから城壁に上がると、旧市街のオレンジ色の屋根とアドリア海の青が素晴らしく調和して、ため息が出るくらい綺麗。また体験することができて本当によかった。この景色は何度見ても飽きないよ。ブラジル人らしき女性軍団がちょっと歩くごとに集合写真を撮りまくっていたので、その度に歩く足を止めなきゃいけなかったけど、思い切って彼女たちを追い越してからは、景色を思う存分楽しみながら歩くことができてよかった。一番空いているといわれる15時過ぎでもかなりの人がいたので、クルーズ客とかが押し寄せる午前中は芋洗い状態なのかもしれない。

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これこれ、この風景!

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なんて美しい街なんだろう

もうすぐで城壁を一周という頃、スプリットのバスターミナルで出会ったオーストラリア人のおばさんたちとバッタリ遭遇! 思わず記念写真を撮ってしまった。旅先でのこういう出会い、大切にしたいよね。

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オーストラリア人のおばさんたちと記念撮影

ドゥブロヴニクの景色を思う存分堪能した後は、プラツァ通りのパン屋で明日の朝食を買い込むことにした。明日はまたツアーで早いので、朝食のレストランはまだ開いてないだろうと思ったんだ。その後は夕食の時間までアパートで昼寝することにした。元気なKoreyは、どこかのバーに行ってテレビでスポーツ観戦していたらしい。

Restaurant 360°(訪問記へ)でのディナーは素晴らしいものだった。さすがにドゥブロヴニクで一番景色のいいレストランの一つだけのことはある。ディナーでかなりワインを飲んだので、この後はもうどこにも行かずアパートに帰って寝てしまった。明日はボスニア・ヘルツェゴビナのツアーだ!

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旧港を望むRestaurant 360°では、素晴らしい景色を見ながら食事できる

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by alexsea | 2015-10-17 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)