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From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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ポルトガル2016: ポートワインのテイスティング
今朝はちょっとゆっくり目に起きて、近くのパン屋で買ってきたパンとチーズとハムで朝食にする。今日は雨との予報だったから心配してたんだけど、窓から外を見ると晴れてる! このまま雨が降らないでいてくれればいいんだけどな。ポルトガルの、特にポルトのような北の地域では、10月くらいから雨が多くなってくるってことは聞いてたんだ。でも個人的に夏の旅行は大嫌い。ピークシーズンで何もかもが高いし、人は多いし、なにより暑いし! だから僕は10月くらいの端境期の旅行が大好きだ。

今日はドウロ川の対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)に行って、ポートワインのワイナリーをいくつか訪れる予定。ポルトに来たらポートワイン飲まなきゃ! カイス・ダ・リベイラは雨で地面が濡れてるけど、朝は人も少ないしとても綺麗に見える。ドン・ルイス1世橋を歩いて渡った後、ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア側から見たポルトの街は、絵葉書のような美しさだった。河岸には古い船がたくさん並んでる。ほとんどポートワインの会社の名前が掲げてあったので、もしかすると昔ポートワインを運ぶのに使っていたのと同じタイプの船ってことなのかもしれないな。

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朝のカイス・ダ・リベイラは清々しい

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ドン・ルイス1世橋を歩いて渡る

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対岸から見るポルトの街

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川沿いにはポートワイン会社のロゴがズラッと並んでる

最初のワイナリーSandemanに10時のオープンと同時に入ったら、コンピュータがダウンしていてツアーができないと言われる。1時間くらいしたら復旧するかもしれないし、もし直らなくても何か方法を考えるとのこと。今いる客は名前を控えておいて、11時にツアーが始まり次第優先的に入れてくれるらしい。そんなやりとりをしているうちに、日本人の団体観光客が到着して中に入っていった。たぶん彼らはもうお金を払ってあるし、登録済みだからコンピュータがダウンしてても大丈夫なんだろう。いいなぁ。

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Sandemanはポートワインの有名どころ。そういえばケーブルカーには乗らなかったな

仕方ないので近くのCálemからは始めようかと思ったら、こっちはもう観光客で溢れていて結構待つらしい。Sandemanと被ることになっちゃいそうなので、こちらも断念。ちょっと肌寒かったので、Sandemanの隣の売店の中でホットチョコレートを飲みながら時間をつぶすことにした。こんなに寒いのはポルトガルに来て初めてかな。もうちょっと暖かかったら辺りを散歩できるのになぁ。

さて11時になったのでSandemanに入ると、まだシステムダウンのままらしい。でもツアーはスタート。かなり人が待ってたけど僕らは名前が控えられていたので、優先的に入ることができた。

Sandemanのロゴの帽子とケープを身に纏った可愛い女性が僕らのガイド。スペインの帽子とポルトガルの大学生が身に着けるケープで、2つの国をロゴで表現したらしい。木の樽がたくさん並ぶセラーを歩きながら、ポートワインがどんな風に作られるかを教えてくれた。普通のワインとは違い、発酵途中にアルコール度数の高いブランデーを入れて発酵をストップさせるらしい。だからたっぷりと甘味が残るんだそうな。あと教えてくれたことで印象に残ったのが、普通のポートワインは寝かせちゃダメだってこと。普通のワインは一定温度で保存すると熟成するものが多いけど、ポートワインは熟成せずに壊れるばかりなんだって。ヴィンテージのポートワインは例外らしいけど、普通のポートは買ったら半年以内に飲むのがいいらしい。普通のポートとヴィンテージのって、どう違うんだろう? あと、大雨が降るとドウロ川は氾濫するみたいで、セラーの壁にはいつどこまで浸水したかというサインが掲げてあるところがあった。セラーが浸水しちゃったら大変だろうなぁ。

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可愛いガイドのお姉さんによるツアー

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ロゴにはスペインの帽子とポルトガルのケープが

ツアー自体は30分で終了。その後はポートワインのテイスティング。赤と白のポートワインを試飲できた。赤の方はいかにもポートワインの定番といった感じの味。若いルビー(Ruby)だったけど、僕はもっと年季が入ってオレンジ色がかったトーニー(Tawny)の方が好きだな。白のポートワインは初めて飲んだけど、こっちはその色の通り爽やかな感じ。でも貴腐ワインやアイスワインとは違って、やっぱりポートの味だった。美味しかったけど感動はしなかったんで、買うのはやめておいた。持って帰るの大変だし。

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いよいよテイスティング。普通に美味しかった

Sandemanから出た後は、川辺を離れて坂をどんどん上って、またポートワインの有名どころTaylorへ。同じ坂道だけど、ポルト側とはまた風情が違って、こっちの方がちょっとおとなしい感じ。それと大企業のワイナリーが近くにあるからか、どことなくゴージャスさと庶民さが入り混じった面白い感覚があった。雨が降ったり止んだりの中、そんなことを考えながら坂を上って行った。

Taylorの中にあるレストランRestaurante Barão Fladgate(訪問記へ)には12時半の予約よりもちょっと早く着いてしまったんだけど、テラスからポルトの街のいい眺めを楽しみながらレストランの開店を待ってた。ここのレストラン、やっぱり有名なワイナリーが経営しているだけのことはあって、眺めがいいのはもちろんのこと、高級感があってサービスもとてもよかった。食事の方はちょっと塩辛いものが多かったけど、全体的にはいいレストランだと思う。Taylorのワイナリーに来る予定の人にはオススメかな。

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レストランのパティオからの景色。夏はいいだろうなぁ

この後Taylorのワイナリーの見学をしたんだけど、こっちはSandemanとは違って、音声ガイドを借りて自分で見てまわる、いわばセルフガイドツアーだった。そのせいかどこか他人行儀で、ワイナリーじゃなくて博物館を見学してる感じだったな。その点で言えばSandemanのツアーの方が僕は好きだった。最後のテイスティングルームはバーみたいな雰囲気のところで、これはTaylorの方がよかったかな。ここでも赤と白のポートワインを試飲できたけど、食事のときに白ポートワインをサービスされたこともあって、美味しかったけど感動はしなかった気がするな。同時に飲み比べてないので、SandemanとTaylor、どっちが良いとは言えなかった。

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Taylorの中の超巨大なワイン樽

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これでワインボトルの先を切ることができるらしい。
コルクがボロボロのときに使うのかな?

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ここでも赤と白のポートワインをテイスティング

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ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア側も坂が多いけど風情が違う

さて、宿に歩いて帰ろう。雨が降ったりしたせいか、急に気温が下がったみたいで肌寒くなってきた。ポートワインの試飲でちょっといい気持ちになってたので、僕は宿で昼寝。Koreyはまたバーに繰り出してた。よくエネルギーが続くよなぁ。目が覚めてもベッドでゴロゴロしてたんだけど、外からは雨音が聞こえてきた。観光中に雨にならなくてよかったなとか考えてたら、いきなり耳をつんざくような雷鳴! どこか近くにでも落ちたような音だった。窓の外の路地からは、「きゃー、ビックリしたー!」みたいな声も聞こえてくる。強い雷雨は5分ほどでどこかに行ったので、夕立ちのような感じだったのかな? それにしてもあの雷にはビックリしたぞ。

今日はお昼が普段より遅かったので夜のレストランの予約も遅めに入れてたんだけど、手持ち無沙汰になってしまった。だからちょっと早目にアパートを出て、カイス・ダ・リベイラのバーで食前酒を飲みながら時間をつぶすことにした。雨が降ったせいか日曜の夜のせいか、カイス・ダ・リベイラは昼間の混雑が嘘のようにひっそりとしていて、それに対岸のライトが川に反射してとても綺麗。一気にロマンティックになった感じ。

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夜はすっかりロマンティックになったカイス・ダ・リベイラ

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広場に溢れていた人たちもどこへやら

9時に予約していた Jimão Tapas e Vinhos(訪問記へ)では、本当に素晴らしいポルトガル風タパスを食べた。ここのマダムのサービスがまた格別。肩の張らない気軽な店なんだけど、彼女は一流レストランで働いてそうなサービスを提供してくれる。僕らが何皿か料理を頼んだ時に、「3皿が豚肉ですが本当にいいんですか?」と、出しゃばらず適格なアドバイスもくれた。食事の後には、店が面する広場の大昔の写真を持ってきてくれて、川の氾濫の話もしてくれた。食事も非凡で最高に美味しかったけど、このマダムのサービスが満足度を何倍にも高めた感じ。ここで食事することにしてよかった!

この後はどこにも行かずに、アパートに帰ってベッドに入った。ポルトの街、よかったなぁ。もう1~2泊くらいしたかったな。
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by alexsea | 2016-10-23 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: ポルトの散策
8時にモンサントを出発するために、ちょっと早く起床。7時半頃ダイニングルームに下りると、僕ら専用の朝食が用意されていた。ハムやサラミやチーズなんかのプレートに、パンが2種類、フルーツ数種に、ポットに入ったコーヒー。覆いをかけてくれてたんだけど、パンは少しだけドライになっちゃってる。でも何も食べないで出発するよりはずっといい。おばあさんたちの親切に感謝!

8時の教会の鐘を聞きながら宿を出ると、かなり雨が降ってる! ポルトガルに着いてから、こんなまとまった雨は初めてだな。雨の中を車まで歩いて、ポルト(Porto)に向けていざ出発。今回のドライブが一番長くて、だいたい3時間半くらいはかかる予定。途中雨は降ったりやんだりで、すごく霧が濃いところもあったりした。モンサントからは高速道路に乗るまでが結構長くて、一度乗ってしまえば後はスムーズ。2回くらいトイレ休憩したのかな。ポルトの景色が見えてきたのは12時近くになってから。ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)という川の対岸の町からポルトが見えたときには感動した。全体が丘になっていて、その斜面に所狭しと建物が並んでる。かなり大きな街なんだけど、ゆったりとして見えるのは、やっぱりドウロ川(Rio Douro)があるからなのかな。でもドン・ルイス1世橋(Ponte de Dom Luis I)を渡る頃になると、観光バスと共に観光客もたくさん見え始めた。橋から見るポルトの街は綺麗だったー!

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ポルトが見え始めた!

ボルサ宮の目の前の地下駐車場をネットで予約しておいたので、そこに車を止めて地上へ。まだ宿にチェックインはできないと思うので、荷物は車に残しておく。駐車場のすぐ隣のO Mercadoの中にあるレストランでピザのランチ。あまり美味しくなかったなぁ。このO Mercado、昔はその名の通り市場だったらしいんだけど、今ではイベントスペースとして使われているらしい。コンサートとかのポスターがたくさん貼ってあった。

この後はすぐそばのボルサ宮(Palácio da Bolsa)に行ってみた。ここはツアーでしか入れないところで、入口のディスプレイに何時にどの言語でツアーがあって、何%予約済みということが表示されてる。すぐ入れることを期待してたんだけど、英語のツアーが3時からと6時半からしかないので、今日は諦めることにした。

次の観光候補は、お隣のサン・フランシスコ教会(Igreja de São Francisco)。中は写真撮影禁止だったから残念なんだけど、あらゆる全てのものが金色で3Dな感じで、豪華なことこの上なかった。写真撮りたかったなぁ…。宝物庫やクリプトの方は写真撮影OKだったのになぁ。クリプトの中には床の下の人骨が覗ける場所があった。ここといいエヴォラといい、ポルトガルってこういうの好きだなぁ。エヴォラでのこともあったし、死者の怒りに触れるんじゃないかと、僕はちょっと怖かったりした。

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サン・フランシスコ教会の中が撮影禁止で残念!

ここを出てすぐに、宿から部屋が用意できたとの連絡があった。Oporto Golden Viewというアパート。ポルトの中心部はホテルもすごく高いんだけど、ここはドウロ川沿いの繁華街まで歩いて5分という素晴らしいロケーションなのに、2日で€144。ネットで見て即決してしまった場所。車に荷物を取りに行って、アパートまで3分くらいの道を歩いて行くと、建物の入口の前でオーナーのEduardoとElisabeteが笑顔で出迎えてくれた。建物の中に入ると、工事とかペンキの匂いがする。部屋に入ると、何もかもが新しくてすごく綺麗! このアパートの建物全体を改装したんじゃないかな。街中のアパートだからそれほどゆったり広いわけじゃないけど、キッチンからリビングは広々してるし、ベッドルームも快適なサイズだし、バスルームも広いしで、感動してしまった。それにオーナーの2人がすごくいい人たち! ウェルカムドリンクとしてポートワインをカラフェで用意しておいてくれたし、地図もちゃんと用意してどこに何があるかを教えてくれたし。この宿を選んでよかったと思う。

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新しくて居心地のいいOporto Golden View

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宿のすぐ外。ここから川辺の繁華街までは徒歩5分以内

ポートワインを飲みながら一服した後は、街に繰り出すことにしよう。まずは坂を上ってクレリゴス教会(Igreja dos Clérigos)の方へ歩いていく。ポルトは本当に坂が多い。こんなに坂が多いとは思ってなかった。やっぱり大都会だけのことはあって、広場になっているような場所では多くのレストランやカフェがテーブルを外に出してるし、通りを歩く人の多さも新宿を思い出させてくれるくらい。それでも変にせかせかしたところがないのは、古い建物と新しい建物が違和感なく融合してるからかもしれない。こういう雰囲気、前にエディンバラで感じたな。あそこも新旧がいい具合に混ざった場所で、僕にとってはとても居心地がよかった。

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こういう雰囲気いいよなぁ

いくつかの坂をゼーゼーいいながら上って、やっとクレリゴス教会に到着。と、教会の外には花びらと一緒にたくさんの米粒が落ちてる。結婚式の直後なんだ! 教会の中にも結婚式用と思われる白いブーケが飾ってあったし。式自体は見られなかったけど、教会の外は結婚式に参加したらしい人たちで溢れてたし、車を待つ新郎新婦も見ることができた。教会自体はバロック様式でドーム状の天井が綺麗だけど、そんなに大きい教会じゃない。ここの本当の名物は、クレリゴスの塔(Torre dos Clérigos)。この塔に上ると、ポルトの全てが見渡せるらしい。でも受付に行ったら30分待ちと言われて、あえなく玉砕。やっぱり週末の午後だからなのかな。30分も時間を無駄に使えないし、ただでさえ坂を上ってきて疲れてるのに、76mもある塔に上るのはキツそうだし。まぁポルトを離れるまでに来る時間があったらしいけど、別に上らなくてもいいやってのが本音だった。

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こんな感じの坂をどんどん上がっていく

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クレリゴス教会は結婚式の直後だった

次はここから歩いて5分ほどの、レロ・エ・イルマオン書店(Livraria Lello & Irmão)へ。世界で一番美しい書店として有名らしい。ハリーポッターの作者のJ. K. Rowlingも、ポルトに住んでいたときにここで執筆したこともあるとのこと。中に入るにはチケットが必要で、道の反対側の落花生を横に倒したようなブースで買うらしいけど…、20人以上の人が並んでるのを見て、ここでもまた玉砕。やっぱり週末の午後の観光は、こういうことを覚悟しなきゃいけないなぁ。中に入っても写真撮影は禁止らしいので、まぁいいや。

なんだか一筋縄ではいかない感じだけど、めげずに観光を続けよう。ここからまた繁華街を歩いて、次はサン・ベント駅(Estação de São Bento)に向かう。ここはただの電車の駅なんだけど、ポルトに来たら絶対行かなきゃいけない場所とまで言われている場所。とにかく駅構内のアズレージョがスゴイ! まるで美術館にでも来たかのようなスケールの大きさに、しばらく見入ってしまった。ただ綺麗なだけじゃなくて、それぞれにストーリーがある感じ。地元の人たちは気にも留めてないみたいだけど、観光客にとってはやっぱり堪えられない場所だった。

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サン・ベント駅の素晴らしいアズレージョ。これは一見の価値あり

この後は休憩も兼ねて、有名なMajestic Caféに行ってみることにした。この1921年創業のカフェは、ポルトの大ショッピングストリートであるサンタ・カタリーナ通り(Rua de Santa Catarina)にある。通りに入った瞬間にすごい人ごみ! これは新宿や秋葉原の歩行者天国を思い出させるな。だからMajestic Caféも観光客で溢れてて、こりゃダメかなと思った頃、ラッキーなことに通りに面する外のテーブルの一つが空いたので座れた。カフェの中でもいいけど、やっぱり外でピープルウォッチングしながら休憩したいもんね。ビールを頼んだんだけど、さすがにここは観光地価格で高かった。でも日本ほどじゃないかな。リスボンを出て以来こんな都会は久しぶりなので、リズムに慣れるのにちょっと時間がかかった気がする。ここでのピープルウォッチングで、感覚を調整できたんじゃないかな。

しばし体を休めた後は、カテドラル(Sé do Porto)まで歩く。中に入ると、今まさに結婚式が終わったところだった。なんだか今日は結婚式づいてるな。さっきの結婚式とは違って、今度は新郎新婦がカテドラルの奥の方から歩いてくるのが見えた。二人とも入口の脇のテーブルのところに立って、結婚式の客に挨拶をしてるみたい。そんな様子を眺めながら、カテドラルを見学しようと前の方に歩いて行くと、いきなりパイプオルガンから曲が流れ始めた。すごいー! なんだかこういうことが多い気がするなぁ。教会で突然音楽が流れ始めるの。音楽の神様が歓迎してくれているような気持ちになって、涙が出そうになってしまった。

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カテドラルでも結婚式が終わったところだった。お幸せに!

お金を払って回廊と宝物庫にも入ってみた。回廊は小ぶりだけどアズレージョの壁が見事だったし、屋上にも上ることができて気持ち良かった。宝物庫は小さかったし、修学旅行っぽい少年少女たちがたくさんいて激混みだったけど、まあまあ面白かったんじゃないかな。

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カテドラルの屋上から回廊を眺める

カテドラルを堪能した後は、そこから坂をどんどん下って川沿いに戻ることにした。カテドラルからちょっと下ったところには小さな広場があって、そこから見た街はすごく綺麗だった! やっぱりこの街、リスボンとはちょっと違う、しっとりとした魅力があるな。下っていく階段も、地元の人たちの家々も、すごくいい雰囲気を出してた。

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都会なのに落ち着いた雰囲気

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どんどん階段を下って川辺へ行こう

カイス・ダ・リベイラ(Cais da Ribeira)という川沿いのプロムナードに出たときには、あまりのギャップにビックリした。レストランやカフェがびっしりと川沿いに並んでいて、とにかく観光客だらけ。ここに来る地元の人はいるんだろうかって感じの大混雑状態。まぁ大都市だもんね。カイス・ダ・リベイラからはドン・ルイス1世橋が綺麗に見えて、川の対岸にはポートワインのワイナリーのサインがたくさん見える。明日はいくつかのワイナリーに行く予定なんだ。ドウロ川のクルーズもここから発着するみたいだけど、天気もいまいちパッとしないし、観光客で混みあった船に乗りこむのもちょっとためらわれたので、今回はパス。まぁ明日そういう気分になったら行けばいいかな。

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カイス・ダ・リベイラから見るドン・ルイス1世橋

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とにかく観光客だらけ!

歩き通しで疲れたので、川沿いのレストランのテラス席に座ってマティーニを注文。でも忘れてたよ、ヨーロッパでマティーニ頼んでいいのはイギリスだけだって…。ベルモットが入りすぎで甘くてまずーい。チビチビと飲みながら、カイス・ダ・リベイラを行き来する人並みを眺めてた。本当にポルトは新旧がうまく融合した街って感じで、僕にとってはとても居心地がいい。ポルトガルだったら住めるなぁって、本気でちょっと思った。

さてこの後は徒歩5分で宿に戻って、30分ほど昼寝。今日はポルトで一番という評判のレストランを予約してある。ちょっと街の中心から離れたところにあるので、部屋のオーナーに教えてもらったように、アパートからちょっと坂を下ったところの角にあるホテルの前でタクシーを拾った。15分くらいで到着。O Paparico(訪問記へ)は評判の通り、とてもいいレストランだった。でもやっぱりリスボンのBelcantoで食べた後だから、どうしても比べちゃうんだよね。ちょっと垢抜けてないというか、なんというか。美味しいことは美味しいけど、感動の薄い料理だったかもしれない。それでも十分に来た甲斐はあったけどね。

帰りのタクシーを呼んでもらって、外に出てビックリ。バケツをひっくり返したような豪雨! 本当にスゴかった。地面に叩きつけるような雨だったもん。こんな雨が昼間に降らなくてよかったー。アパートに着く頃にはだいぶ普通の降りになってたけど、入口の前の道は川のようになってて靴が濡れちゃったよ。明日は雨じゃなきゃいいけどな。

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宿の前の道は豪雨で川になった

Koreyは近くのバーにまた遊びに行ったけど、僕は部屋でちょっと旅行記を書いた後、すぐに寝ることにした。
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by alexsea | 2016-10-22 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: 岩の村、モンサントへ
今日はナザレを離れなければいけない日。ビーチで遊ぶわけでもないし、特にここにいて何をやりたいってわけでもないんだけど、離れるときにはなぜか後ろ髪を引かれる思いだった。

予定していた3つ目の修道院があるトマール(Tomar)までは、ナザレから1時間ちょっとの旅。トマールのキリスト教修道院(Convento de Cristo)は、昨日の2つの修道院とは雰囲気が違って、まるでお城のような外観だった。

最初見学し始めたときには思わなかったんだけど、この修道院広すぎ!! 回廊だけで4つ以上もあって、地図を手にしていても「あれ? こっち行ったっけ?」としばしば迷子になってしまった。本当に色々なものがあって、この修道院自体が一つの村のように感じる。たくさんある回廊もそれぞれに雰囲気が違っていて面白かったんだけど、やっぱりここでの見どころといえば、『テンプル騎士団聖堂』だと思う。部屋の真ん中の円堂は、まるで天井に溶け込むかのようなカーブを持っていて、色とりどりに装飾されていて豪華そのもの。SFに例えるのが好きだねって言われそうだけど、本当にSF映画の宇宙船のコンピュータかコアエンジンルームみたいな感じに思えてしまった。とにかく、ものすごい存在感だった。

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圧倒的な存在感のテンプル騎士団聖堂

あと印象に残ってるのは、修道士たちの寝室。長い長い廊下に小さい部屋がたくさんあって、言っちゃ悪いけどまるで牢屋みたいな感じ。部屋の一つは暖房専用になっていて大きな煙突があり、ここで薪を燃やして、その空気を各部屋に流していたらしい。今でいうセントラルヒーティングだけど、効率は悪かっただろうなぁ。

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大小の回廊がたくさんある

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長い廊下に並ぶ修道士たちの寝室

最後には足が痛くなってしまうくらい広い場所で、ここに他の2つの修道院の後来なくてよかったと心から思った。もし3つの修道院を一日で周ってたら、肉体的にも精神的にもキツかったと思う。

修道院を出た後は、駐車場の脇にカフェがあったので、そこでランチとしてパンを食べることにした。クロワッサンのようなパイ皮の中にソーセージが入ったヤツだったんだけど、これが美味しくないことこの上ない。この先モンサントまで行く途中でどこで食べられるかわからないから、ここで食べておくのがベストだと思ったんだけど…。

今日の目的地モンサント(Monsanto)までは、ここから約2時間ちょっと。途中から細い道になって、いくつかの小さな村を通り抜ける。人もまばらだったし天気もどんよりとした曇り空だったので、なんだか寂しい感じだったなぁ。村と村の間は、本当に何もないような草原が広がってたし。ふと気づくと、大きな岩山の中腹くらいに村があるところが見えた。あれがモンサントだ! 細いウネウネ道を上っていって、やっとのことでモンサント到着。止めようと思っていた駐車場は満杯だったので、路上駐車した。幸い車を止めるところはたくさんあったし。

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あの岩山に村が見える。あれがモンサントだ!

ホテルには1時半過ぎに到着。Casa Pires Mateusという場所。おばあさん姉妹が経営していて、建物はかなり新しくていい感じ。一泊€60。おばあさんたちはあまり英語が話せないらしいので、Koreyがポルトガル語に堪能でよかった。チェックインのときに地図を見せてくれながら、どこに何があるとか色々と細かく教えてくれた。明日の朝食は9時かららしいんだけど、僕たちは8時頃モンサントを出発しなきゃならないのでそのことを伝えると、「それじゃダイニングのテーブルの上に、あなた達専用で今晩から出しておくわね」とのこと。こういう心配りはとても嬉しい。

部屋に荷物を置いて顔を洗ってリフレッシュした後は、待ちに待ったモンサントの観光。村の細い道は石畳で覆われていて、石造りの建物ばかりでとても雰囲気がいい。観光案内所に行ってみると、2時すぎだというのに開いてない。ドアにも午後は2時からと書いてあるのになんで開いてないんだろう?と不思議に思っていた矢先に、バイクに乗った男の人が到着。鍵を開けて中に入っていった。このノンビリ感がまたいい(笑)。中で地図をもらってから、頂上の城跡まで行ってみることにしよう。

どんどん坂を上っていくと、いかにこの村が巨石と共存しているかがよくわかる。背丈の2倍以上もある大きな岩があちこちにあって、それらを除けて村を作ってるんじゃなくて、逆に活用している感じ。二つの大きな岩に挟まれた間には『洞窟』という名で部屋を作ってあったり、傾いた岩があるところには、その下に石のブロックを積み上げて塀のようにしてたりとか。すごく現実離れした光景だけど、作り物のように感じられないのは、岩の表面が苔むしていて時代を感じさせてくれるからだろう。

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岩だらけのモンサント

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岩と生活感のある洗濯物とのシュールなブレンド

城壁の手前には、なぜか石で作られた豚小屋があった。『豚小屋』って名前は地図に書いてあったから、昔豚小屋に使ってたのかなとか思ったんだ。ブヒブヒ音が聞こえるのは臨場感を出すためにテープか何かで流してると思ったんだけど、いきなり本物の豚が顔を覗かせてビックリ。なんかちょっと疲れた顔をした豚だった(笑)。

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石造りの豚小屋の中には本物の豚が!

大きな岩に囲まれながら、運動不足の体にはかなりキツイ坂を上って城跡の中に入る。これは本当に城の遺跡だね。門と城壁、塔や井戸のようなものが残ってるだけで、他は昔どんな姿をしていたのかわからないものばかり。見張り塔のようなものがあることから、昔は何かの守りの拠点だったのかな。教会とかも建てられてたけど、これは城よりもずっと後の時代のものだと思う。墓地が発掘された場所もあって、内側が人型をした石棺がいくつもあって、ちょっと怖かった。

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こんな急な坂道を上っていく

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城跡の一番上は広場みたいになってる

一番上には山の頂上を示すであろう柱が立っていて、ここからの村の風景は素晴らしかった。遠く彼方には水のようなものも見えたけど、川か湖なんて近くにあったっけ?

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頂上から見たモンサントの村

体に鞭を打ちながら1時間近くも城跡を見学してたけど、そろそろ一服したいなぁ。見晴らしのいいテラス席のあるレストランみたいなところが途中にあったので、そこに行くことにしよう。Taverna Lusitanaというレストランには、屋上に木でデッキが作ってある。ちょうど一番上のテーブルが空いたのでラッキーだった。ここからだと村の方も、城跡の方も、どっちも見渡せる。サイダーを飲みながら、重労働で吹き出た汗を乾かしながら、この岩だらけの不思議な村の景色を心ゆくまで楽しんでた。

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村を眺めながら一服

しばらく休憩した後は、村の道を練り歩いてみることにしよう。地元のおばさんたちが手作りの人形を売ってたり、家の外で煙草ブレイクしてるおばさんがいたり、もう地元の色が満載だった。屋根の上に大きな岩が突き出ていたり、岩に溶け込んでしまったかのような家もあって、もう僕は驚いてばかり。こういう風景が見たかったんだ。本当に来てよかった! 途中で工事中の家があって横目に見ながら歩いていたら、英語を話すおじさんが出てきて、中を見せてくれたりした。彼はリスボンに住んでるポルトガル人なんだけど、このモンサントが大好きでちょくちょく来てるらしい。家もここに何軒も持っていて、人に貸したりしているらしい。長期滞在者用のアパートみたいな感じなのかな。すごくフレンドリーに改築のことを話してくれて、なんだか嬉しくなってしまった。こういう旅先のコミュニケーション、後々まで記憶に残りそうだ。

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岩に支えられてるような家があったり

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屋根まで岩が突き出た家があったり

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岩の上に建てちゃったような家があったり

村は小さいから1時間もあれば十分に見学ができてしまう。疲れたことだし、ホテルに戻ってちょっと休むことにしよう。部屋で1時間ほど寝た後ベッドから出たら、全身が震えだしてビックリした。それほど寒いっていう気温じゃないのに、寒くて寒くてたまらない。たまらずにベッドの中に戻って、震えながら体を温めるように動いたら、少しはましになった。こんな震えはギリシャで1日インフルエンザにかかったときに経験したなぁ。でも今回は熱があるような感じもないし、震え以外は全て正常に思えるし、一体なんなんだろう? 夕食に行く時間までにはなんとなく収まったのでよかったけど、これは本当に焦った。もしかしてこれは脱水症状の一つなんじゃないかなぁ。城跡を探索してるときに、喉は渇いてなかったので水は飲まなかった。下りてきてからもサイダーとかアルコールの入ってるものを飲んでたし。これからは気をつけなきゃ。

夕食は Adega Tipica O Cruzeiro (訪問記へ)で。最初に着いたときには誰もいなくてドキドキしたけど、そのうちに人が出てきてくれてよかった。この村では10分くらいの遅れは当たり前なのかもしれない。ディナーは量がすごく多かったけど、素晴らしい味で大満足! ワインもたくさん飲んでいい気持になっちゃった。いつも食事のときにはあまり飲まない水もがぶ飲みしてたんで、やっぱり体に水分が足りてなかったんだなぁ。危ない危ない。

レストランからホテルまでは歩いて5分ほど。とても静かな夜の村は、オレンジ色の光に照らされて、まるでこの世のものではないような気さえする。ポルトガルに来たいという気を起こさせてくれたこの村の写真。実際に来ることができて本当によかった。交通の便は悪いけど、こういう雰囲気が好きな人は一度は来てみる価値があると思う。

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ひっそりとした村はミステリアスな雰囲気

9時過ぎにはベッドに入って寝たと思う。明日はポルトまでの長時間ドライブだ。
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by alexsea | 2016-10-21 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: ナザレから修道院巡り
今日は本当はナザレに滞在してペデルネイラ地区とシティオ地区を見ようと思ってたんだけど、ペデルネイラ地区はあまり面白くなさそうだし、明日モンサントに行く途中で3つも修道院に寄るのはちょっと消化不良になりそうだし…。ということで、今日の午前中は近くのアルコバサとバターリャにある、世界遺産にも登録されている修道院2つを見に行くことにした。ホテルで朝食をとって、8時半頃ナザレを出発。今日はどんよりとした曇り空だけど雨は降ってないし、海で遊ぶわけでもないからいいんだ。

最初の目的地アルコバサ(Alcobaça)には9時過ぎに到着。アルコバサ修道院(Mosteiro de Alcobaça)は開館直後だった。入口でチケットを買うときに、3つの修道院の共通チケットがあると教えてくれた。個別に行くと€6ずつだけど、アルコバサ、バターリャ、トマールの3つの修道院の共通チケットは€15。それに一週間の有効期限ということで、今日・明日で3つ全て訪れる予定の僕らには嬉しいニュース。たった€3得なだけだけど、ちょっとでも安いのに越したことはない。

修道院に入ってすぐは教会なんだけど、この光景に息を呑んだ。まるでSFの世界のような感じ。後で知ったんだけど、ここは質素をモットーとする宗派で、禁欲主義をベースにデザインされたらしい。だから絵や彫刻なんかは一切なし。本当に映画の中の世界みたいで、のっけから感動させてもらった。

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まるでSF映画にでも出てきそうな教会

教会の奥には悲恋の物語の主人公たちが眠る棺が置いてあって、これらの棺の彫り物がすごい。真っ白で色が全く使われていないからかもしれないけど、すごく純粋なもののように感じた。愛し合っていた二人なのになぜ足を向け合って棺が置かれているかというと、最後の審判の後、起き上がったときに初めて見る相手がお互いでありたいという願いかららしい。すごくいいストーリーだけど、こういう棺を見るといつも思ってしまうのが、中に本当に遺体が入っているんだろうかということ。もし入っているとすると、こんな風に大勢の観光客に毎日見られても大丈夫なのかなーってこと。やっぱり日本とヨーロッパでは、死者に関する感覚が全く違うみたいだ。

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棺の装飾の素晴らしいこと!

まだ観光客はまばらだったので、静かな回廊はすごく雰囲気がよかったし、『僧の広間』と呼ばれる場所は天井のアーチが素晴らしくてツボにはまりまくりだった。厨房や食堂も、今といかに生活感が違うかってことを目の当たりにできた気がする。

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こういう雰囲気大好き。他に人がいなかったから特に。

空いてたし結構早いペースで見たので、40分くらいで見学が終了してしまった。でもものすごく印象に残った場所だった。修道院を出る頃には、観光客の団体が大勢教会の中に入ってきてた。静かに見学できたことに感謝!

次の目的地は、バターリャ(Batalha)のバターリャ修道院(Mosteiro da Batalha)。アルコバサからは30分以内で着ける場所なんだけど、途中でGPSがメインの道を外れて裏道に誘導してビックリした。地図で見てみるとメインの道をずっと真っすぐ走っていればいいはずなのに、なぜか一本外れて小さい村の中の道を通ってる。だからスピードも落とさなきゃいけなかったし。10分くらいその道を走ったら、またメインの道に帰るように言われた。んー、このGPSの地図データ、たぶん古いんだろうなぁ。たぶんデータが作られた当時は、メインの道路は工事中か何かで迂回しなきゃいけなかったんだろう。スマートフォンのGPSの信頼性がわからなかったので、専用のGPSを買ってきたのが裏目に出たか…。

バターリャ修道院では回廊がすごくよかった。緻密で繊細な装飾で覆われていて、古い建物をより荘厳に見せてくれてた。あちこちにモダンアートが置いてあったのも印象的だったな。古いデザインの中の新しいアート、このギャップが個人的には大好きだ。『参事会室』には無名戦士の墓があって、二人の兵士がガードしてる。修道院の中に無名戦士の墓があるなんて知らなかったから、ちょっとビックリしたな。この修道院で一番印象に残っているのは、最後に見た『未完の礼拝堂』。アルハンブラ宮殿を思い出させるような緻密な装飾が散りばめられていて、ステンドグラスもちゃんとはめ込まれているんだけど、なぜか屋根がない。そのせいか遺跡のような印象も受けるんだよなぁ。薄暗い中で見る礼拝堂と違って、すごく新鮮に思えた。

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雰囲気のいい回廊の真ん中にはモダンアートが置いてあったり

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無名戦士の墓は、どこでも厳格な雰囲気を受ける

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未完の礼拝堂は屋根がない。またそこがいい。

やっぱり修道院を立て続けに2つ見ると、結構お腹いっぱいな気がする。当初のプランのように、モンサントに行く前に3つの修道院に寄るっていうのは、ちょっと無謀だったな。

ナザレに帰ってきたのは12時半頃。どこでランチを食べようか決めていかなったので、安直に宿の一階にあるレストランAdega Oceanoで食べることにした。でもこれが大当たり。またパスタ的な気分だったのでエビのスパゲッティを頼んだんだけど、このソースがすごく美味しくてビックリ。もちろんエビも新鮮で臭みが全くない。なかなかいいレストランなのかもしれないな。宿に泊まってるってことで、割引価格だったのも嬉しかった。

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予想外に美味しかったエビのスパゲッティ

この後は崖の上のシティオ地区(O Sítio)に行く前に、海岸沿いからちょっと中に入ったペスカドーレス地区(Bairro dos Pescadores)を歩いてケーブルカーまで行ってみることにした。海岸沿いの道は活気があって観光地のようだったけど、ちょっと中に入ったらすごくローカルな雰囲気になる。地元の人が家の外に出した椅子でくつろいでたり、ナザレの素顔が見られる感じかな。そうそう、今夜予定していたレストランもこの辺りなので、位置確認のためにちょっと覗いてみることにしよう。レストランRosa dos Ventosに行くと…、えー閉まってる! エヴォラの二の舞ですか。22日にならないとオープンしないらしい。仕方ないので第二候補のレストランA Tasquenhaに行ってみると、こっちも閉まってるー! 10月のこの時期、みんなバケーションに行っちゃうのかなぁ? ホテルに帰ったら今晩のレストランをネットで探さなきゃ…。

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ペスカドーレス地区は海岸沿いにはない生活感が

ケーブルカーの駅はすごくモダンな感じで、最初は銀行かと思っちゃったくらい。往復料金€2.40を払って、シティオ地区へ上っていく。いつのまにか空を覆っていた雲はどこかへ消えて、青空が広がってる。これは上からの景色が楽しみだぞ。

シティオ地区は、なんだかまるで違う町みたい。ペスカドーレス地区のような生活感がなくて、もう少し高級な感じ? メインの広場のすぐ横にあるのが、メモリア礼拝堂(Capela da Memória)。なんでも昔々ある城主が馬で狩りをしていたときに、獲物を追って崖から落ちそうになったんだって。その時聖母マリアが目の前に現れ、馬が崖から後戻りして奇跡的に助かったらしい。その城主が感謝のために、礼拝堂をここに立てたとのこと。本当に小さい礼拝堂で、中にはハエが何匹も舞ってたりして入るのがちょっとためらわれちゃった。中のアズレージョに覆われた小さな階段を下ると、キリストに乳をやるマリア像があって、天井にはその言い伝えを描いたアズレージョがある。ちゃんと花が供えてあるところをみると、地元の人たちもお参りに来てるんだろうな。

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崖っぷちに立つメモリア礼拝堂

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ここのストーリーが天井のアズレージョに描かれている

メモリア礼拝堂の横の展望台からは、素晴らしいナザレの景観が楽しめる。ビーチにはほとんど誰もいないけど、夏のピークシーズンにはたくさんの人で賑わってるんだろうなぁ。この展望台の前あたりには豆を売ってるおばさんたちが何人かいたけど、アメリカのガイドブック著者Rick Stevesによれば、季節によってフジツボを売ってるらしい。ポルトガルではフジツボを食べるんだって。僕も食べてみたいと思って期待してたんだけど、残念ながら見つけられなかった。どんな味がするんだろう?

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展望台からの素晴らしい景色!

シティオ地区のずっと端には灯台があるらしいけど、僕らはなんとなく長時間歩く気にはなれなかったのでパス。メインの広場のすぐ横にある、大きなノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会(Igreja de Nossa Senhora da Nazaré)に入ることにした。この教会の内部はバロック様式でとても豪華。アズレージョもふんだんに使ってある。静かな音楽が流れていてすごく気持ちがいいんだけど、近くで工事でもやってるのかチェーンソーのような音も聞こえてきて雰囲気が台無し(笑)。

ここにはナザレの名のきっかけとなったマリア像が置いてある。ある僧が8世紀頃マリア像をこの地に持ってきたんだけど、それがイスラエルのナザレのものだったことに由来するらしい。教会の1階に置いてあるのはレプリカで、お金を払うと奥の階段から2階に上がって本物を見ることができる。さすがに1,300年以上も経っているので本物は真っ黒になってしまってるけど、これがこの辺りの人々の信仰の中心になってたことを考えると、結構感慨深いものがある。

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町の名の由来となったマリア像

ちょっと疲れたので広場の脇にある店に入ってアイスクリームを食べながら休憩した後、ケーブルカーで下に戻る。その後はゆっくりと海岸を散歩。地元の人たちがベンチに座ってお喋りしてる。一人の女性はナザレの伝統的な衣装を身にまとっていて、都会的な海岸沿いに地元の色を添えていた。ビーチにはたくさんの魚を干して売っているおばさんたちもいて、ちょっと魚臭いんだけど美味しそう。僕もすごく食べてみたかったんだけど、慣れないものを食べてお腹を壊すといけないからやめておいた。あー残念!

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海沿いの道では、地元の人たちが午後のお喋り

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干物を売っている場所も。美味しそうだったなぁ

この後は僕はホテルでシャワーと昼寝。Koreyはその間バーに行って、よさそうなレストランを探して予約を取ってきてくれた。夕食までの間は海が見えるテラスに座って、買ってきたワインとビールでリラックス。雲がなくなったので、真ん前に沈んでいく夕陽がとても綺麗だった。

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ホテルのテラスで、ワインを飲みながら夕陽が沈んでいくのを眺めてた

Koreyが見つけてきたレストランはMaria do Mar(訪問記へ)。ケーブルカー駅の近くのレストランで、ネットを見ると結構評判が良さそう。すごくアットホームなサービスもよかったし、イカ&エビライスはちょっとライスが硬かったけどとても美味しかった。経営者のMarinaは、レストランの名前についてるMariaの娘さんらしい。店で時々ファドのショーもするみたい。Marinaもファドが大好きらしく、鼻歌を歌いながら後片付けとかしてたのがおかしかった。楽しいおばさんだったなぁ。

美味しい料理とワインでちょっと暑くなってしまった。涼しい海風で顔の火照りを冷ましながら、海岸沿いをゆっくりと歩いてホテルまで戻った。明日はナザレを離れなければならない日。人ごみは嫌いだけど、夏のナザレも体験してみたいなとかちょっと思った。
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by alexsea | 2016-10-20 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: ポルトガル版ストーンヘンジと、オビドス、ナザレ
今日も予定が満載なので早起きして、7時半にホテルで朝食。食べ物のセレクションはあまり多くなくて、一人€6。でもホテルだから仕方ないか。

もう一日くらい居たかったエヴォラに別れを告げ、車に乗っていざ出発。今日の最終目的地はナザレだけど、その途中にオビドスにも立ち寄る予定。旅行のプランを立てているときに、エヴォラの近くにポルトガル版ストーンヘンジがあることをネットで発見。『アルメンドレス環状列石』(Cromeleque dos Almendres)と呼ばれるもので、エヴォラから車で30分ほどの場所にあるらしい。こういうものがすごく好きな僕としては、ぜひ行かねばなるまい!

小さい村を通り抜けてアルメンドレス環状列石へ向かったんだけど、なんと途中から舗装されていないダートロードだということが判明。かなりスピードを落とさなければならなかったので、到着までは45分くらいかかってしまった。ダートロードの周りはコルクの木だらけ! ポルトガルはコルクの産地として有名だもんね。つい最近表面を削り取ってコルクを収穫したらしく、木の幹が赤茶けた色になっていて数字の6が書いてある。あの数字はなんだろうねって話してたんだけど、他の数字が書いてある木は幹が再生しつつあることもあって、これはコルクを取った年の最後の一桁なんじゃないかっていう結論に達した。後で人に聞いてみたら、まさにその通りだったらしい。コルクは9年に一度収穫することができるんだって。

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収穫された後、丸裸になったコルクの木

ダートロードはかなり狭いので他の車とすれ違ったら大変だなと思ってたんだけど、観光客にはあまりよく知られていない場所なのか、誰ともすれ違うことはなかった。唯一到着直前の駐車場で、入れ替わりに他の車一台が出て行ったくらい。だから現地では僕らだけ。貸し切り状態でこれを見れるなんて、本当に嬉しかった。

アルメンドレス環状列石は、紀元前4,000~6,000年の間に立てられたものらしい。1960年代に発見されたときには列石のほとんどが倒れてしまっていたんだけど、70年代から90年代にかけての考古学者たちによる研究の成果によって、今のように立て直されたらしい。東西に長い楕円形であるということや昼夜平分の位置関係などから、太陽と月の動きに深く関わっているということはわかっているらしいけど、詳細はまだ不明とのこと。ただ、『自然のサイクル』を祝う神聖な場所だったんじゃないかという説はあるらしい。いくつかの石には、円や蛇、コップなどの彫り物がされているものもあるけど、長年の浸食によってほとんど消えてしまっているとのこと。

なだらかな坂になっている広場に人の背ほどもある大きな岩が何十個もそびえ立っているのは、本当に壮観だった。僕ら以外誰もいないこの場所、聞こえてくるのはサワサワという葉擦れの音と、僕らの足音だけ。今から6,000年以上も前の文化がどんなものだったのか、そんなことを考えるのにピッタリの舞台だったな。本当に気持ちのいい場所。ここに来ることができてよかった。エヴォラに行くことを決めたのはアルメンドレス環状列石のことを知る前だったし、こんなにも感動するっていうのは、もしかするとこの場所に呼ばれたのかもしれないな。

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本当にストーンヘンジだ。すごいー!

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6,000年も前の昔に、この場所で何が行われていたんだろう?

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帰り道にあったコルクの木。本当に幹がコルクなんだ!

この後はまたダートロードをゆっくりと運転して、西へと車を走らせる。約2時間でオビドス(Óbidos)到着。11時過ぎには、なだらかな丘の斜面を抱くように白い壁の家々が見えてきた。城壁のすぐ外には大きい駐車場があって、人の多さからここが観光地であることを再認識させられる。車を止めてまず目に入るのは、外側の駐車場の向こうにずっと長く延びている水道橋。静かに佇む無数のアーチは、悠久の時を感じさせてくれる。人の多い城壁側とは対照的な感じ。

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オビドスの水道橋

観光案内所で地図をもらった後、いよいよ城壁の中に歩いていこう。町に続く城壁の門は、ポルタ・ダ・ヴィラ(Porta da Vila)と呼ばれている。中のアーチのところはアズレージョで覆われていて、とても綺麗。18世紀のものであることを感じさせない、はっきりとした色だった。

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ポルタ・ダ・ヴィラのアズレージョはとても綺麗

この門からは、オビドスのメインの通りであるディレイタ通り(Rua Direita)がまっすぐ延びていて、その両側はレストランや土産物屋で溢れてる。白い壁に青や黄色の縁取りがしてあってとても綺麗。所々には大きなブーゲンビリアの木があって、赤紫色の花が白い壁と青空に映えて息を呑むような美しさだった。

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この色のコンビネーションが何とも言えない!

レストランの外でジンジーニャをチョコレートカップに入れて売ってるところがあったので、一杯飲んでみた。飲んだ後にチョコレートを食べると、サクランボの風味とチョコレートがとてもよくマッチしてすごくいい。ケーキとかでもチョコレートとサクランボの組み合わせはよくあるもんね。

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チョコレートカップ入りのジンジーニャは納得の美味しさ

この後は、町の中心にあるサンタ・マリア教会(Igreja de Santa Maria)に寄ってみた。こじんまりとした教会で、壁はアズレージョに覆われ、祭壇の向こうには数々の宗教画が見えた。教会のすぐ前の広場には屋外のバーがあって、とても気持ちよさそう。後で時間があったら来てみることにしよう。

またディレイタ通りに戻って、その一番終わりまで行ってみることにした。行き止まりのサンティアゴ教会の隣には、城壁にアーチの門が開いていて、その向こうから城壁に上れるようになってるみたいだ。この門のところにはまたミュージシャンがいて、ちょっとビデオを撮っていたらダメダメと言われた。仕方ないので€1をギターケースに入れて立ち去ろうとしたら、(お金をくれたから)撮ってもいいよとのこと。なるほど、チップ抜きの撮影はダメってことだったんだね。僕はいつも撮影するときにはチップを忘れないようにしてるんだけど、この時はいい曲を演奏してたから、それをまず撮ってからチップを渡そうと思ってたんだ。皆さんも撮影時にはチップをお忘れなく。

ちょっとだけ城壁に上ってみたけど、やっぱりいい景色。周りにはのどかな風景が広がっていて、とても気持ちいい。城壁の上を歩いてオビドスを一周している人たちもいたけど、僕らはこの風景だけで十分な気がしたので、パスすることにした。

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城壁から見える、のどかな景色

さあオビドスの城壁内はここが終点なので、今来た道を戻ることにしよう。さっきの門のすぐ横には、ずっと前は城だったんだけど今はホテルになっているポザーダ・カステロ・オビドス(Pousada Castelo Óbidos)がある。豪華絢爛というわけではないけど、落ち着いた高級感のある場所だった。僕のように、ホテルは場所がよくて清潔なら安い方がいいという人間には向いてないけど、ホテルの高級感も重視する人にはいい場所なんじゃないかな。

さっき通り過ぎてきたサンティアゴ教会に入ってみると…、あれ、ここ教会じゃなくなったのかな? 中は本屋になっててビックリした。昔祭壇だったであろう場所の方まで本棚があって、結構面白い雰囲気だった。

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こんな風情のある小路がたくさん

お昼までには少し時間があるので、さっきのサンタ・マリア教会の横の屋外バーで、ちょっとビール休憩。この日は日差しが強くてちょっと暑かったので、日陰のテーブルでくつろいだ。その後レストランの開く時間になったら、調べてきたPetrarum Domusという場所でお昼にすることにしよう。あれ、ここはさっき店の前でジンジーニャを飲んだところだ。石造りの店内は、なんとなくワインセラーを彷彿とさせる感じ。僕はここでビーフ・ストロガノフを頼んだんだけど、これが大当たり! パプリカが効いていて、なんとなくハンガリーのグラーシュを思い出させる味。肉も臭くないし、こんな美味しいビーフ・ストロガノフは初めてかもしれない。観光地のレストランで心から美味しいランチを食べられることって結構稀なんだけど、今回はとてもラッキーだったな。

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予想外に美味しいビーフ・ストロガノフ

ランチの後はディレイタ通りを外れてサン・ペドロ教会(Igreja de São Pedro)に行ってみたんだけど、なぜか閉まっていてガッカリ。この辺りは歴史地区に指定されているらしく、昔僧侶が住んでいて19世紀には市庁だった建物とかがあって興味深かった。観光客もあまりいなくて、静かなオビドスを楽しむことができたし。

さて、この裏道を通って再びポルタ・ダ・ヴィラを通り抜け、車に戻ってナザレに向かうことにしよう。オビドスは確かに可愛い町だったけど、あまりにも観光地化されている気がして、のんびりしようという気にはなれなかったなぁ。観光客と土産物屋の多さに、なぜかここがアミューズメントパークのように「作られた」場所のようにも思えてしまった。まぁ僕らも観光客だから文句は言えない。やっぱりこういう場所が本当の顔を見せるのは、日暮れの後なのかもしれない。

オビドスからナザレ(Nazaré)までは結構近くて、約30分の車の旅。あれよあれよという間にどんどん家が多くなってきて、気づいたらビーチタウンの様相だった。サレマのような小さな漁村に比べたら、ナザレは都会だー!

2時過ぎにAdega Océano Hotelにチェックイン。海沿いのレストランの上に宿があって、一晩€30と超お得だった。僕らの部屋は横の路地に面しているので海はちょっとしか見えないんだけど、海に面する側に共用のデッキがあって、テーブルも椅子も置いてある。これはなかなかいいかも。

今日は何も予定を入れてないし、朝から観光続きで結構疲れてしまっていたので、Koreyが外をぶらついてる間に昼寝することにした。歳も歳だし、こういうブレイクがないとやっていけないや(笑)。

1時間ちょっと休んだ後は、ビーチ沿いを歩いてみることにした。いやー、やっぱりナザレは大きい。サレマとエヴォラの後だから、いきなり都会に来てしまった感じがする。ビーチ沿いの道には波の模様にタイルが敷いてあって、ブラジルのコパカバーナビーチを思い出させてくれた。リオデジャネイロはもっともっと都会だけど、ナザレはそのミニバージョンみたいな感じかな。それでもかなり大きい街だけど、まだ少しは田舎っぽさも残ってる気がする。

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ナザレの海岸沿いは、コパカバーナビーチのミニバージョンって感じ

ビーチに張り出すようにバーがあったので、そこに入ってサングリアを飲みながらしばらく海を見ていた。さっきまで青空が広がってたのに、かなり雲が出てきたな。それほど暑いって気温じゃないので、海辺で遊んでいる人は数えるくらいしかいない。たぶん水が冷たいんだろうな。帰ってきたらしい漁船には、たくさんの鳥が群れていた。大漁だったから、そのおこぼれを貰おうとしてるんだろうな。さっきまで水際で遊んでいた人が素っ裸になって着替えてたりして、ヨーロッパの感覚の違いを思い知らされたりもした(笑)。

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美味しいサングリアを飲みながら、ビーチ沿いのバーでリラックス

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晴れた日には夕陽が素晴らしいんだろうな

曇ってきたら風が冷たくなってきたので、ホテルに戻って上着を着ることにした。今夜の食事は Taverna “do 8 ó 80”(訪問記へ)。僕が昼寝している間に、Koreyが歩いて行って7時半に予約を入れてきてくれたんだ。ナザレはもちろんシーフードの街だけど、ここは肉料理が美味しいと聞いてる。旅行プランを立てているときに、たぶんポルトガルではシーフードばかり食べると思うから、この辺で肉料理を入れておこうと思ったわけ。でも考えてみたら昨日エヴォラでも肉を食べたような。

結果的に、すごく美味しかった! 仔牛肉(といっても仔牛と成牛の中間ぐらい)のステーキは、自分たちで焼くこともできるし、キッチンで焼いてもらうこともできるんだけど、僕らは焼いてもらうことにした。表面だけを焼いた肉をテーブルまで持ってきて、目の前でスライス。それをまたキッチンに持ち帰って、好みの加減にまで調理してくれる。完成品と一緒に色々なソースやチャツネが出てきたんだけど、この肉は何もいらない! ジューシーで肉の旨みが溢れていて、それだけで最高の美味しさ。なるほど、肉料理が美味しいと評判のレストランなわけだ。美味しい肉を頬張って、美味しい赤ワインを飲んで、すっかり気持ちよくなっちゃった。

レストランを出たら、昼間はあんなに活気がある感じだったビーチ沿いの道が、暗くなったら結構ひっそりとしてる。たぶん夏場は夜も賑やかなんだろうな。ナザレのシティオ地区に上るケーブルカーが、3色にライトアップされていてちょっと綺麗。明日は周辺の観光をした後に、シティオ地区にも上ってみる予定。

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夜のナザレは、季節がらなのかとてもひっそり

ホテルに戻った後Koreyはまた飲みに出かけたけど、僕は部屋で旅行記を書いた後、おとなしくベッドに入って寝ることにした。
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by alexsea | 2016-10-19 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: エヴォラへの旅
朝6:45に起床。また近くのパン屋で買ってきたクロワッサンをベランダで食べる。今日は昨日よりは雲が多いけど、雨が降ってないだけよしとしよう。

2日間お世話になったホテルをチェックアウトし、いざ出発。今日の目的地はエヴォラだけど、その前にラーゴス(Lagos)の近くのFarol da Ponta da Piedadeという場所に寄ってみることにする。通り道だしね。ここはネットでポルトガルのことを調べているときに偶然見つけたんだけど、海岸の崖がアーチのようになっている場所があって、とくに夕陽が綺麗とのこと。ネットの写真になんとなく心を奪われて行ってみたくなった。サレマから約30分ほどのドライブ。ラーゴスの町を通り抜けて崖の方に続く道をどんどん進むと、灯台のところで行き止まり。この灯台の横からその場所に行けるようになってる。この辺には写真付きのサインがたくさん出てたから、迷うことはなかった。

岩がゴツゴツと突出している赤茶けた崖の中に、下に行ける階段が作ってある。えー、こんなの下りたら後で上がってくるのが大変じゃん!とか思ってたんだけど、海の上にかかるアーチが見えだした頃からは、もっと全貌を見たくてどんどん階段を下りていった。これは確かに迫力がある場所だなぁ。海岸は岩場だけど、これが砂浜だったりしたら芋洗い状態になってるかもしれないな。この風景、見に来てよかった! 僕らの他にはスポーティーな服を来た観光客グループが5~6人いるだけだったんだけど、車のところまで戻ったときには、観光バスがちょうど着いたところだった。あの狭い階段を、大勢の人と一緒に上り下りすることにならなくて本当によかった。

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海辺の入り組んだ岩山は結構すごい景色

さてここからエヴォラまでは約3時間のドライブ。空港からサレマまでの道とはちょっと風景が違っていて、今回はずっと草原のような場所を走る感じだった。所々、煙っているような感じの場所があったのが印象的。何カ所もあったから自然の火事じゃないと思う。雑草とりとか、畑を耕すためとか、きっと何かのためにわざと計画的に火をつけてるんじゃないかな。

エヴォラ(Évora)に着いたのは12時半頃。城壁に囲まれた旧市街の中の道は入り組んでいるので、ホテルにチェックインする前には城壁の外に駐車しておこうと思っていたのに、成り行きで旧市街に入ってしまってさあ大変。ラッキーなことに、ホテルを通り越してすぐのところに駐車スポットを見つけることができた。いつもこういう旧市街に車で来たときには外の駐車場に止めていたので、旧市街での路上駐車は初めてのような気がする。

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こんなところ路上駐車

そこから歩いてすぐのMoov Hotel Évoraにチェックイン。結構モダンな造りのホテルで、しかも旧市街の中なのにお値段は格安ときてるから嬉しい。ホテルの地下には専用駐車場があるから、部屋に荷物を置いた後は車を取りに行って(一度城壁の外に出なきゃいけなかった)地下に止めたんだけど、地下に続くトンネルがすごく狭いのにビックリ。日本ではこのくらいの狭さは当たり前なのかもしれないけど、広いアメリカに慣れてる僕らとしては怖かったー!

さて観光に出かけることにしましょうか。ホテルの前の道を町の中心に向かうと、ジラルド広場(Praça do Giraldo)にぶつかる。一応エヴォラのメイン広場みたいだけど、こじんまりとしていて雰囲気がいい。観光客は多いんだけど、なんだかせかせかした気がしないんだよね。お腹も空いたので、土産物屋で溢れている10月5日通り(Rua 5 de Outubro)に入って、予定していたPáteoというレストランに行ったんだけど閉まってる! えー、シーズンオフはディナーだけなのかなぁ? 仕方ないので、10月5日通りで最初に目についたMr. Pickwickというレストランに入った。メニューを見ると何を食べても同じような感じがしたので、無難にスパゲッティ・ボロネーゼを注文。まぁ予想通りの、観光地のレストラン!って感じの味でした。

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スパゲッティ・ボロネーゼは想像通りの味

この後は10月5日通りをさらに上って、ディアナ神殿へ(Templo de Diana)。ローマ時代の遺跡なんだけど、こういうのが町の中にポンッとあるっていうのは結構シュールな景色。それほど大きくもなく、中にも入れないんだけど、この神殿の存在自体がこの辺りを異質なものにしていた気がする。

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ディアナ神殿はとても異質な感じ

ディアナ神殿の向こうには公園があって、地元の人たちが思い思いにくつろいでるみたい。ここはちょっと高台になっているので、エヴォラの町を見渡すことができる。展望台のようなところには『波立つ海の中に光る満月』という彫刻が置いてあって、これは日本人に作られたものらしい。落ち着いた感じの彫刻で、この場所にはピッタリだった。

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『波立つ海の中に光る満月』

この後はちょっと戻ってカテドラル(Sé de Évora)へ。ここは中も豪華で落ち着いていていい雰囲気なんだけど、屋上から見えるエヴォラの町が気持ちよかった。石造りの手すりは苔むしていて、長い時代を感じさせてくれる。

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カテドラルの屋上からはエヴォラの町が見渡せる

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カテドラル自体も豪華で立派

併設の宝物館に入ってすぐに、シアトルの家から携帯にメッセージが入ったことに気がついた。従妹の息子がシアトルに留学しているので、彼に僕らがいない間、母のことを頼んでおいたんだけど、家で何かあったんだろうか?! すぐに折り返し電話を入れてみると、地下の冷凍庫の電源が止まってしまったので、メインの冷凍庫に食材を入れ替えている最中に、冷凍庫の中の柵が外れちゃったんだけどどうしよう?とのこと。緊急事態かと思ってハラハラしたよ~(笑)。なんとか解決できたみたいでよかった。そういえば何年か前にスカンジナビアのクルーズ船に乗ったときも、朝起きたらシアトルの隣の家から4回も着信履歴があってビックリしたことがあった。電話してみると、「カニのお裾分けをしようと思って」とのこと。海の上だったから着信してもすぐに切れるので、何度もかけ直したらしい。これもかなりドキドキした経験だった。

この後はアズレージョで有名なロイオス教会(Igreja dos Lóios)へ。アズレージョで覆いつくされている教会なんだけど、カテドラルとは全く違った美しさがあった。それにアズレージョは基本的にタイルだから、なんとなく南国の教会のイメージがある。カテドラルを見た直後だったから、別の国に来てしまったかのようなトリップ感があった。床の一部には、地下にある骨が覗ける窓が開いているところがあった。美術品のようなアズレージョでいっぱいの教会で、すぐ下を見ると人骨があるなんて、これもシュール以外の何物でもない。

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ロイオス教会はアズレージョで埋め尽くされた壁がスゴイ

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ふと足元を見ると人骨が

その隣のカダヴァル侯爵邸(Palácio dos Duques de Cadaval)に入ってすぐ、まるで空襲警報のようなサイレンが鳴り響いてビックリした。中庭の観光客は何事かとオロオロしてたけど、侯爵邸で働いている人たちは全然動じてないみたい。サイレンが止まってから聞いてみると、消防署がすぐ横にあって、火事のときにはああいうサイレンが鳴るらしい。いやー、映画やドラマの空襲警報にそっくりだったからドキドキしたこと! エヴォラはハラハラドキドキの町との印象が残ってしまいそうだ(笑)。

侯爵邸は結構普通だった。この前に豪華なカテドラルやロイオス教会を見てしまったから、印象は薄かった。ただ、ここからだとディアナ神殿が斜め上からの角度で見えるので、写真に収めるのにはピッタリだったかな。

結構疲れてきてたけど、もう一つ、エヴォラで絶対に見ておきたかったものがあった。それはサン・フランシスコ教会(Igreja de São Francisco)に併設されている人骨堂(Capela dos Ossos)。怖がりなくせに、結構こういうのは好きなんだよな。10月5日通りをジラルド広場まで戻って、そこから東に向かう。サン・フランシスコ教会はスキップして、まずはお目当ての人骨堂へ。

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土産物屋やレストランで溢れる10月5日通り

うひゃー、やっぱりスゴイ。パリのカタコンベもすごかったけど、ここのはコンパクトに収まっているせいか、かなり迫力がある。それになんだろう、嫌な圧迫感と共にちょっと軽い吐き気も感じるんだよな。興味本位で見に来たことを、よく思われてないのかな? ごめんなさいー!

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人骨堂はとにかく骨・骨・骨

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少し気分が悪くなってしまったのは骨たちの怒りの想念?

そんなわけで人骨堂はじっくり腰を据えて見ることができなかったんだけど、この後はサン・フランシスコ教会へ。教会自体もレンガ造りのような壁が印象的でよかったんだけど、個人的にはそれよりも、屋上に抜ける通路に置いてあったキリスト降誕のアートコレクションの方が面白かった。ガラスで作られたものもあるし、前衛アートのようなものもある。僕が気に入ったのは、ポルトガルらしくコルクで作られたキリスト降誕の図。すごくシンプルなんだけど、上品でいい味を出してた。

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コルクで作られたキリスト降誕アート

屋内の市場(Mercado Público)が教会のすぐそばにあるらしいので行ってみると、もうほとんどが閉まっていてガッカリ。午後6時までと書いてあったんだけど、この時点で4時半。まぁ普通市場は朝早くが一番活発だよね。

明日の朝食のパン屋を探そうと思ったんだけど、予定していたパン屋が予想外に遠いことが判明。朝から長時間歩く気にもなれないので、ホテルで食べることにしますか。この後はサンフランシスコ教会のすぐ前のカフェで、教会を見ながらビール休憩。エヴォラに着いてからパワー観光したので、結構疲れちゃったよ。ホテルに戻って、ちょっとだけ昼寝することにしよう。

さて夕食は、ネットで見つけたBotequim da Mourariaというレストランで食べることになってた。ここは予約が入れられない場所で、7時オープンなんだけど大人気なので30~45分くらい前から人が並び始めるらしい。というわけで、5:45くらいにはホテルを出てのんびりとレストランまで歩いて行くと…、閉まってる?! サインが出ていて、11月まで休暇中とのこと。えー、そんなのないよー! 楽しみにしてたのにぃ…。

道の向かいに住んでるおじいさんが窓から顔を出して、閉まってるよと教えてくれた。ついでに、オススメのレストランへの行き方も教えてくれた。え、そのレストランって、僕が第二候補に考えていた場所じゃん! 確かにここから近いし、ちょっと歩いて行ってみることにしよう。ありがとう、おじいさん。こういう旅先で出会う小さな親切は、旅の楽しさを何倍にも増幅してくれる。

レストランTipica Quarta-Feiraまでは徒歩5分ほどだった。レストランはまだ開いてなかったんだけど、ワインとかを運び入れてる最中でドアが開いてた。Koreyがちょっと中に入って予約が必要か聞いてみると、その方がいいとのことだったので、7時半の予約をそこで入れておいた。Koreyが名前を告げようとしたら、「アメリカ人だろ? 覚えてるから大丈夫だよ」と言われた。どうやら彼がここのオーナーらしい。

予約の時間まではあと1時間半もある。どこかのバーにでも入って飲みながら待つことにしようということで、ジラルド広場までのんびり歩いて帰った。この広場にテーブルと椅子があったので、ここに座ってビール休憩。夕暮れの時間なので、広場から続く細い道の向こうに沈んでいく夕陽がとても綺麗だった。黄昏時になると、目の前のサント・アンタオ教会(Igreja de Santo Antão)がライトアップされてとてもいい雰囲気。その前の噴水のところには、地元の人たちが集まっきてのんびりしてるのが見える。いいな、こういうの。こういう観光地では、夕暮れ以降に一番その土地の色が出てくるのかもしれない。この教会がライトアップされていたからディアナ神殿もそうなってるかなと思って、レストランに戻る途中で寄ってみると、こちらの方は照明がなくて暗いままでちょっとガッカリした。

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ジラルド広場から見た沈んでいく夕陽

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教会の前の噴水は地元の人々の憩いの場所

Tipica Quarta-Feiraでのディナーは最高だった! メニューはなく、オーナーZéのおススメ料理が次々に出されるだけ。一人€30で最高に満足のいく料理が楽しめる。気難しそうな顔をしたZéのサービスもすごくよかったし。ここは超オススメ! それにしても予約しておいてよかった。すぐに店はいっぱいになって、外で待ってるグループが何組もいたもん。

美味しい料理と美味しいワインで気持ちよくなった後は、とても静かなエヴォラの小路を通ってホテルに戻り、すぐに寝てしまった。
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by alexsea | 2016-10-18 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: サグレス観光とのんびりした午後
朝7時半頃起床。大学のときの親友の夢を見たんだけど、今となってはどんな夢だったか思い出せない。ベランダから外を見ると見事な朝焼けが! 今日もいい日になりそうだ。近くのパン屋でKoreyが買ってきてくれたクロワッサンとパステル・デ・ナタで朝食。食べるものは豪華じゃなくても、海の見えるベランダで食べる朝食は満足度100%!

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綺麗な朝焼け!

このホテルでも洗濯してくれるらしいので、本当はナザレで出そうと思っていた洗濯物をここでお願いすることにした。昨日海水に浸かってしまったジーンズもあることだし、気になってたんだよね。そして9時すぎにサグレス岬に向けて出発。途中にポツポツと町はあるんだけど、結構何もないのどかな風景が続く。約20分の旅だった。

サグレス要塞(Fortaleza de Sagres)は9:30オープン。駐車場にもまだあまり人がいなくて気持ちがいい。要塞までずーっと続く道を歩いて中に入ると、バーンとものすごく広い大地が目の前に広がる。これって、この岬のほとんどが要塞ってことか。建物は所々にあるだけなんだけど、とにかく場所的にはデカい。まず目の前にあるのが風向盤。ポルトガル語では『風のバラ』と呼ばれるもの。直径40mほどの巨大な円が地面に刻んであって、40分割してある。風の向きを読む巨大なコンパスらしいけど、これがどのように使われていたかは不明らしい。

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サグレス要塞の風向盤

入口の建物の上には、鉄の砲台がたくさん外を向いて置いてあった。やっぱりこれをみると要塞って感じがするなぁ。リスボンのサン・ジョルジェ城にもあったけど、砲台はヨーロッパのどこの国に行っても見ることができる感じ。

ここから海沿いの崖の近くを歩く道もあるけど、ずっと向こうに見える灯台にまっすぐに続く道もある。ちょっと迷ったけど、海側は後でも歩けそうなので、灯台に続く道に行ってみることにした。まっすぐな道の脇は、ゴツゴツした岩ばかりの平原。どうしてこんなに贅沢に土地を使おうと思ったんだろう? やっぱり要塞って守りの要だからなの?

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灯台までずーっと続く道

10分近く歩いてやっと灯台に着いてみると、周りにロープで囲いがしてあって立ち入り禁止のサインが立ってる。この灯台は今でも使われているのかな? ちょっと残念だったけど、コンパクトな灯台が見られてよかった。この灯台、高さ10mもないんじゃないかな。高い岬のほとんど端に立ってるので、高く作る必要がなかったんだと思う。

ここから横に道を辿っていくと、地面に大きな穴が開いている場所があった。周りに囲いはしてあるけど、一部には展望台のような感じで木製のステージがあって、そこから穴を覗けるようになってた。穴からはゴーッという風の音とともに、水の音も聞こえてくる。ビデオカメラでズームしてみたら、一番下に水があるのが見えた。どうやらこの穴は海まで通じているらしい。こういうの、なんとなくアメリカの国立公園の展示物みたいな気がして、すごくいいなぁ。しばらく足を止めて見ていたかったもん。

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海にまで達する風穴

そこからまた道を進むと、コンクリートの円をいくつも重ねたような建造物があった。中は簡単な迷路のようになっていて、中心の円形の部屋の床は鉄の柵で覆われていて風穴が見え、時々ゴーッという音と共に風が吹きあがってくる。さっきの大きな穴のミニバージョンといった感じ。それをアート作品のようにしてしまうなんて、すごく面白い演出だと思った。

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風穴を中心にしたアート作品のような場所

海を望む崖の上の道を歩くと、あちこちの岩の上に石を積み上げたものがたくさん見えた。道から外れちゃいけないのに、観光客が積んでいくんだろうな。まぁ景観をそれほど損ねるわけじゃないし、ちょっと笑ってしまうような風景ではある。崖の上には、釣りをしている人たちがたくさんいてビックリした。どうも地元の人みたいだけど、こんな高い崖から釣りをするなんてスゴイ。ここじゃなきゃ釣れない魚がいるのかな? 釣れた魚はどうするんだろう? 売るんだろうか、それとも自分で使うんだろうか。

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崖っぷちは岩場

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たくさんの人が釣りをしていた

出口に向かう途中で、かわいい礼拝堂を見つけた。とても質素なんだけど、外も中も落ち着いた感じで、すごく雰囲気がよかった。教会がゴテゴテした飾りつけで鼻持ちならない贅沢品のように思うこともあれば、こういう小さな礼拝堂に美しい信仰心が沁みついているかのように思うこともある。宗教自体は嫌いだけど、人々の信仰心は純粋なのかもしれない。

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かわいい礼拝堂

9時半に着いて、要塞の観光が終わったのは11時近く。1時間半もあっちこっち歩いてたのか。気持ちのいい景色がたくさん見れたし、本当に天気のいい日でよかったと思った。

この後はサン・ヴィセンテ岬(Cabo de São Vicente)まで車を走らせる。10分もかからない道のりだった。外には土産物屋が連なってるし、中もレストランや店ばっかり。しかも観光客がさっきの10倍くらい多い。みんなやっぱり、ここがヨーロッパ大陸の南西端だということで見に来るんだろう。人は多かったけど、気持ちのいい景色が見れたからよしとする。でもやっぱり『南西端』という謳い文句がなかったら、サグレス要塞だけで十分な気がするなぁ。

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サン・ヴィセンテ岬の入口

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ここがヨーロッパの南西端!

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観光客も多かった

もうお昼も近いので、ランチに行こう。サグレスの町にあるA Sagres(訪問記へ)というレストランを決めておいた。行ったときにはまだランチは準備できてなくて、とりあえずコーラを飲みながら注文だけしてしまうことにした。このレストランは昔からずっと家族経営でやってきた場所らしく、昔の白黒写真がたくさん壁に掛けてある。いい匂いがするし、店のおじさんはにこやかですごく印象がいいし、ここは期待できるかな。12時過ぎまで待った後、僕らがいたカフェの隣のレストランに通された。この時点で初めてカフェとレストランが別々だってことがわかったんだよね。頼んだのはポルトガルを代表する料理の一つ、フィッシュライス。エビ、イカ、タラ、アンコウなど、盛りだくさんのシーフードのスープの中に、ご飯も入ってる。これがねー、もう本当に堪えられない美味しさ! スープには魚の旨みが十分に溶け出していて、全く文句のつけられない味。シーフードは美味しいし、ご飯も美味しいし、もう本当に最高だった。自家製のピリピリソースをちょっとかけて食べても、またちょっと違った雰囲気の味になっていい。ポルトガルで一番印象に残った味だったなぁ。帰途についてからも、ずっとこの料理のことで盛り上がってたもん。

今日の観光はこれで全て終了。サレマに戻ることにしましょう。帰ってからは、昨日買ったサイダーを飲みながらベランダでまったり。その後はまた海岸まで行って漁船を見たり、店に入ってワインを飲んだり、昨日は歩かなかった村の奥の方も歩いてみたりした。白い家々がずっと続いていて、とてもいい雰囲気だった。

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サレマのビーチに置いてあった漁船

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使い古されたタコ壺

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海を見ながらワインでリラックス

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村の奥の方もいい雰囲気

ディナーの前にはAtabuaというバーでカクテル。Água na Boca(訪問記へ)でまあまあのディナーを食べた後は、またAventura Barに行ってカクテルを飲んだり、もう本当に贅沢な時間の使い方をしてた。今夜はAventura BarはKarlの奥さんが切り盛りしていて、明日エヴォラへ行くってことを言ったら、その途中のいいワイナリーの情報とかを教えてくれたりした。

昨日、今日とすごくゆっくりと過ごしたせいで、リスボンでの疲れが抜けたみたい。今夜も10時前にはベッドに入って寝てた。
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by alexsea | 2016-10-17 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: 車を借りてサレマへ
ホテルのチェックアウトは昼の12時なので、今日はその前までは結構ノンビリできる。朝・昼兼用の食事をマーケットでしようと思ってたので、今朝もホテルでの朝食はパス。結局ホテルで朝食は一度も食べなかったな。

8時半ごろホテルを出て、ここ数日行きたいと思っていても混雑していて行けなかったサンタ・ジュスタのエレベーター(Elevador de Santa Justa)に行くことにした。ホテルからは徒歩2分。この間は人でいっぱいだったエレベーターに到着してみると…、誰もいない?! 7時オープンはずなのに! 日曜だからスケジュールが違うのかと思って表示板を見たんだけど、そんなことは何も書いてない。どうしよう?? 5分ほど入口のところでウロウロしていたら、エレベーターが下りてくる音が! ドアが開くと、お姉さんが招き入れてくれた。なーんだ、単に人が少ない上に、エレベーターは上に行ってたわけね。

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荘厳な感じのサンタ・ジュスタのエレベーターはバイシャ地区とシアード地区を結ぶ

サンタ・ジュスタのエレベーターの外観はとてもゴシック的で、なんとなくバルセロナのグエル邸を彷彿とさせたな。大きなエレベーターで上に着くと、そこから階段でちょっと上ったところに展望台がある。この階段は9時に開くらしくて10分ほど待たなきゃいけなかったけど、お姉さんが9時ちょっと前に開けてくれたので展望台に一番乗りできた。今日はちょっと雲が多くて霞んでるけど、かなりいい景色。リスボンの展望台は色々と行ったけど、それぞれの良さがあるみたいだな。階段は鉄製の細い螺旋階段で、下りていくときにはかなり怖かったー!

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エレベーターの上の展望台からの景色

エレベーターから出ると、一日目に行ったカルモ教会のすぐ横の路地に抜けるので、そこからバイロ・アルトの方に歩いていく。A Brasileiraに行ったら結構ガラガラだったので、外のテーブルに座ってホットチョコレートを注文して一服した。リスボンの人たちは週末の朝は遅いのかな。夜は繁華街のようだったこの辺りも、あまり人がいなくて気持ちいい。ペソア像の写真はこないだも撮ったけど、今日は人がいないということで、またゆっくりと一緒に写真を撮ることができた。

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ペソア像とツーショット

この後はこの間見るだけだったケーブルカーのビカ線で坂を下りた後、鉄道の駅カイス・ソドレ駅の方まで歩いていく。目的地は駅のすぐ前のTime Out Mercado Da Ribeiraというマーケット。ここは以前は大きなマーケットだったらしいけど、今ではレストランがたくさん詰まった大きなフードコートになってる。

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ケーブルカーで急な坂道を下りていく

10時オープンのマーケットは、僕のようなレストラン好きにとっては天国! 大きな屋内マーケットの真ん中にはビールやワインバーがあって、テーブルや椅子もたくさん設置されていて、周りをぐるっと囲むように数々のレストランが軒を連ねてる。これはフードコートの高級バージョンだ。

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食いしん坊にはたまらないフードコート

僕はもうウキウキしまくりでどれを食べようか悩んだ挙句、二軒のレストランで一つずつ注文することに決定。オーダーを入れようとしたら、今はまだ準備中で12時からだと言われて超ガッカリ。こんなにたくさんレストランがあるのに、12時前に食べ物を買える場所はほんの数軒しかない。なにそれー、ウェブサイトには10時オープンって書いてあったのに! こんなにたくさんのレストランがあるのに、ほとんどで食べられないなんて拷問だよ…。仕方ないので、食べ物がオーダーできる数少ない場所の中からPizza A Pezziというピザ屋を選択。マッシュルームピザとソーセージピザを注文した。悪くはなかったけど、ちょっとしょっぱい感じだったかな。

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まぁ美味しかったけど…

ちょっと残念な感じのランチを終えた後は、またケーブルカーでバイロ・アルトに戻って、階段からの景色が綺麗なカルサダ・ド・ドゥケ通りを歩いたりしながら、ホテルまで帰った。11:45くらいにチェックアウト、タクシーを呼んでもらって空港へ向かった。空港のSixtというレンタカー会社で車を予約してある。ラッシュアワーだったのか、カウンターの前はすごい行列! Koreyが会社でも使うのでプレミアムメンバーになってくれていたお蔭で列をスキップすることができたけど、車を借りられたころにはもう午後1時をまわっていた。

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カルサダ・ド・ドゥケ通り。ここにはレストランやバーがたくさんある

車に持参のGPSを取りつけて、いざポルトガル最南端のアルガルヴェ地方(Algarve)へと車を走らせる。最初GPSが僕らが高架道路にいると勘違いしたせいで、空港を出るのにちょっと手間取っちゃったけど、高速道路に乗ってしまえばもう安心! ポルトガルにはあちこちに有料道路があるんだけど、レンタカー会社に固定料金を払えばいくらでも使えるプランにしたので、何も考えなくていいのが嬉しい。ヴァスコ・ダ・ガマ橋(Ponte Vasco da Gama)という17kmもある海峡にかかる橋を渡った後、どんどん南へと車を走らせた。

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長い長いヴァスコ・ダ・ガマ橋を渡ってる

ポルトガル人はかなり車の運転が乱暴という噂も聞いていたのでちょっと身構えてたんだけど、なんのなんの、みんな親切じゃないですか。それに有料道路が数多くあるせいか、すごくよく整備されてるし、それに混んでない。どんどん移り変わる景色を楽しみながらドライブを楽しんでいた。道路の両サイドには、松の木っぽいんだけどチアガールのポンポンのような形をした気がたくさん生えていて、別の土地にいるということを実感させてくれる。二度のトイレ休憩を入れてのドライブ。目的地のサレマに着いたのは、もう4時半頃になっていた。

サレマ(Salema)はアルガルヴェ地方の中でもとても小さな漁村。日本人にはあまり馴染みのない場所だけど、アメリカでは僕の大好きなガイドブックの著者Rick Stevesが紹介していることもあって、最近かなりの人気になっているらしい。昔からアルガルヴェ地方はイギリス人が休暇でよく訪れる場所だったらしいけどね。

Casa Praia Marというホテルにチェックインすると、安い部屋を予約しておいたのに、海側の部屋が空いてるからということでアップグレードしてくれた。これは嬉しいな。ホテルから海までは徒歩3分もかからない。早速荷物を置いて、海の方に行ってみることにしよう。

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部屋のベランダからの景色

サンダルを持ってくるのを忘れてしまったので、海の手前の売店で€19で購入。すごく高いけど、靴じゃ海辺を歩けないから仕方がない。それにしてもこのサンダル、履き心地が悪いぞ。

全体的に雲はあるけど一応太陽は出てるから、海岸の散歩は気持ちいい。海で遊んでる人があまりいないから水が冷たいのかな?と足を漬けてみると、やっぱりすごく冷たい! 散歩する人、犬とキャッチボールをして遊ぶ人、子供を全裸で遊ばせる家族(笑)など、混んでない海岸はノンビリ感が満載。ずっと西の方に海岸を歩いていくと、恐竜の足跡が残る岩を発見。この情報はサレマのことをネットで調べてるときに見つけたんだけど、本当だとしたら面白いな。

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村もビーチも、こじんまり

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恐竜の足跡って…本当なのかな?

戻る途中、もっと水の近くを歩いてみたくて海の方に行ったら、いきなり大きめの波が来て膝の辺りまで濡れてしまった。それと同時にサンダルが砂の中に沈み込んで、足を取られてもうちょっとで水の中に倒れ込んでしまうところだった。いやー、危ない危ない。膝まで濡れたジーンズをどうしようかと考えながら歩いてたら、どうもサンダルを履いた足がヒリヒリすることに気がついた。ちょっと脱いでみたら、サンダルと肌の間に砂が入って、それが擦れて赤くなっちゃってる。うひゃー、サンダルのせいで擦り傷ですか。サンダルなんて買わないで、裸足で歩けばよかったなぁ。僕は海で遊ぶ経験値が低いから、こういうことで失敗しちゃいます。

公衆トイレの手洗い場で砂まみれの足を洗った後は、海岸沿いのバーでワイン休憩。昨日まで押せ押せの観光だったので、こういうノンビリしたひと時がすごく嬉しい。観光にも、こんな風に緩急をつけることが理想だよね。

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海を眺めながらワインでリラックス

この後はホテルの部屋のベランダで風景を見ながら旅行記を書いたりした後、6時半頃食事に出かけた。ビーチに面するBOIAのテラス席に座って食事を注文したんだけど、アペタイザーのガーリックブレッドを食べてる間に陽が沈んでどんどん涼しくなってきた。こりゃ料理を食べる頃には寒いかなということで、室内に移動。タコのサラダも、シンプルなサーディンのグリルも、やっぱり漁村だけあって新鮮で美味しかった!

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BOIAのテラス席から夕暮れを見ていた

食事の後は、もうひっそりとしている村のメインの道を歩いて、近くのAventura Barでエスプレッソ・マティーニをデザートとして頼んだ。小さめのバーだけど、天井の黒板はは格言や客の誕生日記念メッセージとかで埋め尽くされていて、なかなか面白い雰囲気。イギリス人オーナーのKarlも話しやすかったし、エスプレッソ・マティーニも食後にはピッタリの甘さだったし、すごくいいひと時を過ごした。

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Aventura Barで食後の一杯

ホテルまでの道の間にちょっとビーチに寄って、満月に近い月に照らされる海をちょっとの間見ていた。すごく忙しかったリスボンでの三日間の後なので、人のいないこういう静かな景色がすごく胸に染み入る気がする。リラックスしてホテルに帰った後は、早いけど10時前にはベッドに入って寝てしまったと思う。

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月に照らされた海が綺麗だった

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by alexsea | 2016-10-16 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: 霧の中のシントラ
ぐっすりと寝た後は、今日も早起き。7:15頃ホテルを出発して、すぐ近くのパン屋さんのカウンターでサンドイッチとオレンジジュースの朝食。ホテルは朝食付きなんだけど8時からなので、僕たちのスケジュールに合わないのが残念。でもパン屋さんのカウンターだと、地元の人たちに囲まれながらの朝食なので、雰囲気は抜群にいい。

今日は郊外のシントラ(Sintra)を観光する予定なので、5分もかからないRossio駅に歩いて行く。Lisboa Cardでシントラ往復の電車代もカバーされているのが嬉しい。8:01発の電車に乗り込んで、シントラには8:41着。今日は雲が多いなとは思ってたけど、電車に乗ってる途中で雨が降ってるところがあった。観光中に雨が降らないことを祈ろう。

シントラの駅からは主要な観光名所を巡るバスが出ていて、駅に戻ってくるループの間、どこでも乗り降りが可能らしい。最初のバスは9:15なので30分ほど待たなきゃいけなかったけど、観光スポットが開くのは9:30以降なのでしょうがないかな。やっと来たバスに一番で乗りこんで席をゲット。バスはシントラ・ヴィラと呼ばれる中心部を通り抜けた後、山道を上っていく。この山道が狭いこと! 急にストップしたから何事かと思ったら、左側に駐車してある車がギリギリのところらしい。時速5kmくらいのスピードで、ゆっくりゆっくりすり抜けていく。車とバスの間はまさに3cmくらいで、右側の岩壁との間もそのくらい。岩壁から生えている植物が、バスの壁に当たりまくっているのが見えた。すごいなぁ、最近の車みたいに電子的なセンサーもないのに、よくこんなところをぶつからずに通り抜けられるもんだ。まさに熟練の技!

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壁と車の間をぎりぎりで通り抜けるバス。ハラハラしちゃったよ

最初の目的地、ムーアの城跡(Castelo dos Mouros)で降りたのは僕たちだけ。ハイシーズンはペーナ宮殿は混むらしいからどっちにしようか迷ったんだけど、まず人があまりいないであろうムーアの城跡から見ることにした。チケット売り場ではペーナ宮殿とのコンボチケットをゲットしておいた。

開いたばかりなので僕らの他には2カップルくらいしか人がいなくて、ムーアの城跡に続く道を歩いていくのは気持ちよかった。元々曇り空だったんだけど、下界の風景が見えるところでは、雲がどんどん下に降りてきてるみたい。このまま雨が降らないでいてくれるといいんだけどな。

チケットを買った場所から10分ほど歩いたところに、ムーアの城跡の本当のゲートがある。ここでチケットのチェックをしてもらって中に入ると、うわっ、結構規模がスゴイや。城の遺跡だけのことはある。城壁の所々にはウォッチタワーのような塔があるのも見える。これは僕のツボにピッタリだ。

城壁の上に登って歩き始めると、空にはいつの間にか青空が広がっている場所があって、下界に雲の影が流れていくのが見える。これは壮大な景色だ。ベストの瞬間に太陽が出てくれて本当にラッキー。神様ありがと~!

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タイミングよく出てきてくれた太陽が、下界に雲の影のアートを作り出す

最初は規模の大きさにビックリしてたんだけど、景色を見ながら歩いてるとそんなに大変じゃない。でもだんだん空は雲に覆われ始めて、ずっと向こうに見えるペーナ宮殿も霧の中に入ってしまった。まだちゃんと見えるんだけど、真っ白な中に浮かぶ色とりどりのペーナ宮殿は、なにかこの世のものではないような、とてもシュールな印象を受けた。そうこうしているうちに、ムーアの城跡にも霧が降りてきた。そんなに濃い霧じゃないんだけど、さっきとは全然印象が違う、やっぱり別世界のような感じ。負け惜しみじゃなくて、本当にこの時に霧が出てきてよかったと思った。一度に二つの顔を楽しめる機会なんて滅多にないもん。ムーアの城跡自体は、最初から最後まで45分ほどで歩くことができた。お昼時に天気がよかったら、ここでピクニックってのもいいかもしれないな。

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風景を眺めながら城壁の上を歩く

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雲が下りてきたー!

さてこの後は、シントラ観光のメインとされるペーナ宮殿(Palácio Nacional da Pena)に向かって山道を歩く。15分ほどだから、いつ来るかわからないバスを待つよりは歩いた方が早い。チケットはもう買ってあるんだけど、門から宮殿までの間を走るシャトルバスのチケットはギフトショップで買わなきゃいけなかった。端境期とはいえ人気スポットなので、シャトルバスを待つ人の行列がやっぱりすごい。二台のバスを見送って、三台目でやっと乗車できた。

宮殿に到着すると、やはり霧の中にすっぽりと包み込まれているみたい。宮殿が見えないことはないけど、トワイライトゾーンのような不思議な感覚を受ける。雨がポツポツと降ってきたんだけど、すぐに宮殿の中に逃げ込むことができたのでよかった。

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霧の中のペーナ宮殿はトワイライトゾーン感覚

宮殿の中は、色とりどりの外壁と同じようになんでもありって感じ。普通に貴族が暮らしていたようなダイニングルームもあれば、不思議な雰囲気の中庭もあったり、いきなりベルサイユ宮殿のような豪華な場所があったり。ゴシックやマヌエル、はたまたイスラムなど、色々な様式がひしめき合ってるみたいだ。まぁ面白いことは面白いんだけど、やっぱり変な感じの和洋折衷みたいで、僕には住めないなって思った(笑)。

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こじんまりしたダイニングルームもあれば

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豪華な調度品でいっぱいの部屋もあったり

ちょっと残念だったのが、宮殿の窓から外を見ても真っ白で何も見えなかったこと。中の見学を終わって外に出ると、雨は止んでくれたものの、さっきよりも濃い霧にすっぽりと包まれている。テラスのカフェみたいなところでカプチーノ休憩したんだけど、まるでこの宮殿が白い雲の中に浮かんでるかのような気になった。天気が良かったらいい景色が見られたんだろうなぁ。でも今朝ペーナ宮殿に先に来てたら、ムーアの城跡であの壮大な景色を見ることができなかっただろうから、今回の経路でよかったのかもしれない。僕としては、ペーナ宮殿よりもムーアの城跡の方が感動したし。

またシャトルバスを待つ行列に並んで、満員バスで入口まで。それからまたさっきのループバスに乗ろうと思ったんだけど、ここもすごい行列だった。仕方ないなぁと思ったところに、トゥクトゥクのようなバイクが人を降ろしているのを発見。聞いてみるとシントラ・ヴィラまで二人で€10だというので、乗ることにした。バスを待つ時間を無駄遣いしたくないもんね。

シントラ・ヴィラではまずランチ。迷路のような路地をGPSを頼りに歩いて、Piriquita IIに到着。お菓子が有名な場所の二号店なんだけど、ここでは軽食も取れるらしい。焼きサンドイッチも美味しかったけど、僕がここで本当に食べたかったのは、デザートとして頼んだケイジャーダ(Queijada)とトラヴェセイロ(Traveseiro)という伝統的なお菓子。ケイジャーダはチーズを使ったお菓子で、あまり甘くない。チーズのような味はそれほどせずに、よくよく味わうと乳製品なのかなとわかる程度。結構地味な味だった。トラヴェセイロというのはポルトガル語で枕のことで、確かに言われてみればそんな形ではある。パイ生地の中にはアーモンドのクリームが入っていて、サクッとした後のアーモンドの風味がとても美味しい。こちらはケイジャーダとは違って、結構甘い。コーヒーと一緒だったら、このくらい甘くてもいいと思うな。どちらも美味しかったけど、アーモンドクリームが個人的に気に入ったので、僕的にはトラヴェセイロの勝ちー。

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伝統的なお菓子、ケイジャーダとトラヴェセイロ

ランチの後は、シントラで僕が一番楽しみにしていたレガレイラ宮殿(Palácio e Quinta da Regaleira)に向かう。徒歩約15分。普段足をあまり使わないせいか、ちょっと足が痛くなってきた。もっといつもから歩くようにしなきゃいけないな。道を歩いていくうちに、左側にレガレイラ宮殿が見えてきた。門があるんだけどそこは出口で、入口は坂の上にあるらしい。結構ツラかったけど、なんとか到着!

ウェブで読んだ情報によると、レガレイラ宮殿は「まるでロールプレイングゲームのような」場所とのこと。最初歩き始めた辺りは普通の公園のようで、このどこがロールプレイングゲームなんだろうとか思ってた。確かに広場のようになったところの端には、物見塔のような石造りの建物があったり、半円状の石の壁の真ん中にはちょっと噴水があったりして、雰囲気はいいんだけどRPGほどじゃないなぁなんて思ってたんだよね。

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普通の噴水っぽいんだけど…

ところがその噴水を写真に撮っているときに、石壁の裏側に通路のようなものがあるのを発見。ちょっと中に入ってみると…、えっっ? 洞窟のようなものがずっと奥まで続いてるんですけど! 足元には電飾があって少しは明るくなってるんだけど、この写真のような明るさじゃない。もっともっと薄暗い。だから奥へ入っていくと、なんだか冒険しているような気になってしまう。なるほど、これはRPG的だわ(笑)。

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その裏には実は洞窟が!

洞窟の中を歩いていくと、地下と地上を結ぶ螺旋階段の塔のような場所に出た。ここは以前イタリアのオルヴィエートで行ったサン・パトリツィオの井戸を連想させる。とても上っていく気にはなれなかったので、僕らは螺旋階段を下に行くことにした。洞窟はその後いくつか枝分かれしてたんだけど、その一つは緑色の藻に覆われた池に続いてた。その上には小さな岩で点々と道が作ってあって渡れるようになってたり、小さな滝があったりで、これもかなり現実離れした場所みたいだった。こういうの大好き!

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螺旋階段の塔があったり

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藻に覆われた池があったり

洞窟を抜けた後は敷地内のあちこちを歩いたんだけど、やっぱりあの洞窟が一番ユニークで面白かったかな。他にも塔みたいな場所とか礼拝堂とかたくさんあるんだけど、一番現実離れしていたのはあの洞窟。ここにはまだ疲れていない朝一番で来て、ゆっくりと楽しんだ方がよかったかな?

「あ、そっか。ここって宮殿もあるんだよね」と気がついて、最後はちゃんと宮殿も見てきた(笑)。入ってすぐに素晴らしいピアノの演奏が聴こえてきて、見学中の雰囲気をとても盛り上げてくれてたんだけど、音楽室のような場所でピアニストがリハーサルしてたらしい。ほんの数分で曲が終わってしまって、その部屋にも鍵をかけてピアニストがどこかに行ってしまったのが残念だった。この部屋でコンサートがあったりするのかな?

この宮殿はペーナ宮殿よりはずっと小規模で、でもかなり統一された造りになっていたからか、すごく上品に思えた。この宮殿の一室に足を踏み入れようとしたとき、思わずビックリして声をあげそうになってしまった。図書室みたいだけど、本棚に囲まれた床が宙に浮いてる?! 薄暗い照明だったからよけいにそう思えたんだけど、よくよく見てみると本棚の前30cmくらいの床が、部屋を囲うようにぐるっと鏡になってる。だから本棚がずっと下の階まで続いてるように見えて、床が浮いてる感覚を作り出してたんだ。最後の最後まで、本当によく驚かさせてくれました。この図書室のアイデア、すごくいいなぁ(笑)。

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宙に浮く図書室!?

さて、レガレイラ宮殿の見学が終わったのが3時ちょっと前。まだ時間があったんだけど、結構今日は歩け歩けだったのでかなり疲れてしまった。ということで、一応はスケジュールに入れておいた王宮(Palácio Nacional de Sintra)はパスすることにした。ポルトガルは気に入っちゃったから、王宮はまた今度来たときにでも行くことにしましょう。

シントラ・ヴィラまでまたのんびり歩いて帰って、そこから朝使ったループバスに乗って駅まで戻る。まだ電車の時間までには間があったので、バス停の前の売店の外に出てたテーブルに座ってしばしサイダー休憩。今日は変わりやすい天気だったとはいえ、重要なところで雨が降らなくて本当によかった。感謝感謝!

3:50発の電車に乗って4:29にリスボン着。景色を見ていたかったんだけど、体は疲れてたから道中眠かったー! ホテルに着いたらすぐにシャワーを浴びて、その後はもちろん昼寝。今夜はリスボン最後の夜だから、ちゃんと疲労回復しておかなきゃ!

6:30頃ホテルでタクシーを呼んでもらって、7時に予約していたレストランCantinho Lusitano(訪問記へ)へ向かう。リスボン最後の晩にどこで食べようか随分悩んだんだけど、ポルトガル料理にあまりヒネリを入れ過ぎない、でも美味しい場所ってことで見つかったのがこの場所。Trip Advisorでかなりの上位にランクインしているし、訪問者のコメントにも頷けるものが多かったので予約しておいた。ホテルから徒歩で20分ほどのところなんだけど、迷いやすい場所らしかったのでタクシーで行くことにした。帰りはどこかバーにでも寄りながら歩いて帰ればいいし。結果的にCantinho Lusitanoでのディナーは最高だった! 昨日のように最先端のダイニング経験もいいけど、今夜の食事はポルトガル料理の真髄を確かめられた感じ。珍しいだけじゃなくて、どの料理も輝いた味で感動だった。

さてホテルまでの帰り道。途中で酔い覚ましにバーに寄ったり(笑)しながら、満月が出てる空を見ながらホテルの方向にゆっくりと歩いていった。そういえばリスボンの夜景をまだ見てないなぁ、ということでサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に行くと…、なんだかすごい人ごみなんですけど! 出店が出てるし、テーブルもたくさん並べられていてみんな飲んだり食べたりしてる。Koreyが店の人に聞いてみると、シーズン中の週末は結構こんな感じでお祭りっぽくなるらしい。旅はとことん予習しつくすタイプの僕でも知らなかったよ! 去年のリミニのお祭りもそうだけど、こんな予期せぬサプライズがあると心から嬉しくなっちゃう。僕らも出店でイベリコ豚の生ハムとワインを買って、テーブルに座ってしばらく風景と雰囲気を楽しんでた。満月は綺麗だし、リスボンの夜景は最高だし、イベリコ豚は超美味しくていくらでも食べられちゃうし、このビヤガーデンみたいな雰囲気もすごくいいし、もう神様本当にありがとー!!って心の中で叫ぶ感じだった。

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まるでビアガーデンみたいな雰囲気で、みんな週末の夜を楽しんでる

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リスボンの夜景も満月も最高に綺麗

リスボン最後の夜を心から堪能した後は、ケーブルカーのグロリア線に乗ってバイシャ地区まで降りて、ホテルに戻った。本当に楽しい一日だった。明日もこんな気持ちになれますように!
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by alexsea | 2016-10-15 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル2016: ベレン観光とアルファマ散策
昨夜あんなに眠かっただけあって、時差ボケはどこへやら。結構ぐっすりと眠れたんじゃないかな。6時に起床。7時過ぎには用意できてしまったので、部屋でダラダラしているよりは出発してしまうことにする。

日の出は7:45なので、まだ外は暗い。ひんやりとした空気を感じながら、昨日通ったフィゲイラ広場まで歩いていく。今日はベレン(Belém)の観光から始めるために、ここで7:30発の市電15Eに乗り込んだ。昨日買ったLisboa Cardが使えるので、車内の読み取り機にピッと音が鳴るまで当てるだけ。それほど混んでいない車内を見回すと地元の人ばかりで、どうやら観光客は僕らだけのようだ。だんだんと明るくなってくるリスボンの街を見ながら、ベレンまで約30分の旅。8時ちょっと前に、朝焼けに照らされてピンク色に輝くジェロニモス修道院前に到着。すごく綺麗だった!

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朝焼けに照らされたジェロニモス修道院

まずは朝食!ちょっと道を戻るように歩いて、有名なPastéis de Belémに行くと……、開いてない?! えー、8時開店のはずなのに! でも5分くらい外で待ってたら開いたのでホッとした。

Pastéis de Belémは、リスボンに来たらこれは絶対に食べなきゃいけないと誰もが言う、パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)で有名な店。大昔から継がれてきたレシピは極秘扱いにされていて、レシピの全貌を知る人は3人しかいないらしい。なんでも一日に10,000個ものパステル・デ・ナタが作られるとか。カウンターでテイクアウトすることもできるけど、僕らはテーブル席に座ってパルテル・デ・ナタとカフェオレを注文。まだほんのりと温かいパステル・デ・ナタ。サクサクのパイ皮を噛み切ると、中にはネットリとしたカスタードが詰まってる。このカスタードが最高に美味しい! 甘すぎることはなく、卵の風味が素晴らしくて、でもそれだけじゃない何か緑色の味も感じる。何かのハーブが入ってるのかな? それが全体的な印象を引き締めていて、なるほどこれは人気があるわけだって感じの味になってる。僕は二つペロッと平らげちゃったんだけど、まだちょっと食べ足りない感じだったので、ソーセージの入ったパイを注文。これも美味しかったけど、やっぱり作りたてのパステル・デ・ナタには敵わないかな。

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カフェオレとパステル・デ・ナタの朝食!

店の中はかなり広くて、たくさんの部屋があった。キッチンの一部はガラス張りになっていて、中が見えるようになってる。パステル・デ・ナタがズラッと並んでいたのでビデオに撮っていたら、キッチンの中のお姉さんが容器をこちら側に傾けて、よく見えるようにしてくれた。最初は写真やビデオを撮っていいのかわからなかったんだけど、こんなサービスを笑顔でしてくれるところを見ると、いい意味で観光客慣れしてるんだろうな。パステル・デ・ナタは素晴らしかったし、ここが必須の店というのもわかる気がする。

さて、お腹がいっぱいになった後は、ジェロニモス修道院の前の公園を抜けて、さらに地下道を通り抜けて、発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)に向かって歩く。事前にFacebookで友達の投稿を見て改装中だということはわかっていたけど、実際に足場だらけのモニュメントを目の前にすると、やっぱり超ガッカリ。それも一部だけじゃなくて全体を覆うようにビッチリと足場が組まれているから、雰囲気すら伝わってこない。モニュメントを覆う壁が、それに登場する彫刻たちをポップアートっぽくしたものだったので、それで通常の姿を想像するしかなかった。リスボンにはまた来なきゃいけないってお告げかな?

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残念無念。足場で覆われた発見のモニュメント

今日は快晴なので、すぐ横のテージョ川沿いの景色がとても気持ちいい。ちょっと離れたところにはベレンの塔(Torre de Belém)が見える。なんとなくスターリングのウォレスの塔を思い出させるな。丘の上の塔系統は僕が大好きな景色だけど、川沿いの塔もカッコいい。水辺をベレンの塔の方向にゆっくり歩いていくと、川沿いで釣りをしている人を何人も見かける。すごくのどかでよかったけど、ベレンの塔のすぐ前の公園まで来ると、観光バスに乗った団体が続々と到着してくるのが見えてゲンナリ。まぁ僕らも観光客の一部だからしょうがないよね。ベレンの塔が開く10時までは20分くらいあったけど、入口には列ができ始めていたので、僕たちも並ぶことにした。気候もよかったんで、開門を待つのは全然苦じゃなかったな。

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優雅な佇まいのベレンの塔

オープンと同時に中に入って、Lisboa Cardでコンボチケットをゲット。ジェロニモス修道院はハイシーズンにはかなり長い列ができるらしいので、あまり並ばないベレンの塔でコンボチケットを取っておくと、チケット売り場の列に並ばずにスムーズに入場できるらしい。しかもLisboa Cardを使うと、ベレンにある主要な観光場所はすべて無料! Lisboa Cardはとてもお得かもしれない。

チケットを買った後は、一階の展示をチラッと見るだけで、てっぺんまで上ってしまうことにした。狭い螺旋階段は93段。ピーッ、ピーッ、という音が響いていて、なんなんだろう、うるさいなぁと思いながら一番上まで到着。それほど高さがあるわけではないんだけど、やっぱり頂上からの景色はとても気持ちよかった。テージョ川と空の青がなんて綺麗なんだろう。向こうの方には4月25日橋とクリスト・レイが見える。この塔が建てられた500年前には、リスボンを離れる船が見る一番最後のものがこの塔だったんだろう。その時代には、この辺りはどんな風景だったんだろう。そんなことに思いを巡らせながら景色を楽しんでいた。

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頂上からは素晴らしい景色が見渡せる

階段を下りようとしたときに、階段の入口のところに信号があるのを発見。狭い階段なので、上る人と下る人が途中ですれ違うことのないように設置されているらしい。さっき上ってくるときにピーッ、ピーッと鳴っていたのは、信号が変わるので階段から出なさいということだったらしい。えー、その音を聞きながら上がってきてしまった僕らって一体…。そんなのもっと大きくサインを出してくれないとわからないよー!

砲台のあるテラスからは、ベレンの塔がいかに精巧に作られているかがよくわかる。綺麗な聖母マリア像もあって、ここから見るとまるでお城のような、とても優雅な雰囲気を感じた。

さて十分に見学したので、ベレン観光の目玉らしい修道院まで戻ることにしよう。喉が渇いていたので途中のキオスクでジュースを買って一気飲みしたりしながら約15分歩くと、人でいっぱいのジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)が見えてきた。ハイシーズンではないとはいえ、チケット売り場はかなりの列。ベレンの塔でジェロニモス修道院のチケットももらっておいて本当によかった!

中に入っていきなり目に入るのが回廊。マヌエル様式の精巧な飾りが散りばめられたこの場所は、その素晴らしさからなぜかアルハンブラ宮殿のような印象を受けた。なるほど、ここは見応えがある。わー綺麗だなぁ、わースゴイなぁと僕は感動するだけなんだけど、建築や歴史を勉強している人にとっては、最高にたまらない場所なんだろう。

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回廊の雰囲気は、なぜかアルハンブラ宮殿を連想させる

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人がいない静かなジェロニモス修道院を楽しんでみたいなぁ

十分にジェロニモス修道院を楽しんだ後(ちょっと人当たりしそうになったけど)、パステル・デ・ナタを食べたPastéis de Belémの前をまた通って、国立馬車博物館に向かう。この時点で11時20分ごろだったんだけど、Pastéis de Belémの前には長い列ができていてビックリ! さっき食べたときには地元の人が集まるカフェって感じの雰囲気だったのに、今はもう完全に観光地になってる。これはシアトルのスターバックス一号店のノリだ(笑)。

国立馬車博物館(Museu Nacional dos Coches)は最初プランに入れようかどうしようか迷ったんだけど、時間もあるし、Lisboa Cardで無料だしってことで、ちょっと入ってみることにした。貴族や王族たちの旅行手段だった数々の馬車を、広いフロアにデーンと展示してあるのは結構圧巻。とても豪華な馬車ばかりだけど、当時はサスペンションもなかったので乗り心地は最低だったんだろうなぁ。なんでも中の椅子は、蓋を取ると即席トイレになるとのこと。今の時代に生まれてよかったと心から思った(笑)。馬車の展示の隣の部屋には、なぜか消防の歴史の展示があった。常設なのか特別展示なのかわからないけど、結構面白かったな。

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独特な雰囲気の国立馬車博物館

もうそろそろお昼なので、ランチを食べに行くことにしよう。博物館のすぐ前からタクシーを拾って、カンポ・デ・オウリケ市場まで行く。国によってはタクシーでボられるところもあるけど、ポルトガルのタクシーは安心して利用できるのが嬉しい。ちなみにお値段もとてもリーズナブル。今回は€6だった。

カンポ・デ・オウリケ市場(Mercado de Campo de Ourique)はマーケットとフードコートが一つになったような、ちょっとこじんまりとした場所。でもフードコートだけをとってもたくさんの店があって、どこも美味しそうで目移りがしてしまう。結局僕はステーキサンドイッチにすることにした。牛、鴨、鶏から肉を選べて、ソースも5種類の中から選ぶことができる。
注文してから焼いてくれるので、ジューシーで美味しかった! フードコートの雰囲気も結構いいし。週末とか夜は混むんだろうなぁ。

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カンポ・デ・オウリケ市場のフードコート

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美味しいステーキサンドイッチでランチ!

ランチを食べている間に気づいたんだけど、風邪でもひいたのか、ちょっと体がだるい気がする。これは疲れからくるだるさじゃなくて、ちょっと微熱を伴った風邪のだるさっぽい。なんだか最近旅に出るたびに風邪をひいているような気がする。歳のせいかな、いやだなぁ。風邪薬を飲んで様子を見ることにしよう。旅行中に風邪はよくひくけど、家にいるときとは違って治りは早いんだよな。気力で治す感じ。今回もすぐ治ってくれればいいんだけど。

カンポ・デ・オウリケ市場から、すぐ近くのプラザレス墓地(Cemitério dos Prazeres)までのんびりと歩いていく。ここには有名な市電28Eの発着場がある。混んだ市電に途中で乗って満員電車を経験するよりも、始発に乗り込んだ方が景色をより楽しめると思ってこのプランを組んだんだ。でもやっぱり同じようなことを思ってる人は大勢いるらしく、発着場にはかなりの人が並んでいてビックリ。一台目は満杯になってしまったので、見送って次の市電に乗り込むことにした。一台目のすぐ後ろに二台目が来てたのはラッキー。二台目に一番で乗り込んで席を取った後も、どんどん人が乗り込んできて超満杯になってしまった。年配の人が近くに来ないことを祈るばかりだったけど、みんな後ろの方に歩いていったのでホッとした(笑)。

ゴトゴトと音を立てながら街中を走る市電。最初は大きな道を走ってたんだけど、バイロ・アルトの中心部に行く頃には、駐車してある車との間が3cmくらいしかない狭さ! 市電の幅は決まってるし車のように蛇行することもないから、一度駐車してしまえば大丈夫なんだろうけど、やっぱり見ていてハラハラする。車をこすったことも絶対あるだろうな。

ヨーロッパ独自の古い町並みを市電で抜けていくと、あぁリスボンに来たんだということを実感してしまう。僕は街歩きが大好きだけど、こうやって歴史的な乗り物に乗って街中を走るのもいいもんだな。停車場の名前をアナウンスしないのでちょっと不安だったけど、旅行のプラニングをしているときに地図が頭に入ってしまっていたので、今どこら辺を走ってるなというのはわかったからよかった。

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市電に乗ってリスボン観光

僕のすぐ前の、市電の内側を向くように座っていたイギリス人の女性が、「あなたたちが降りるときに、そっちの席に代わっていい?」と聞いてきたので、もちろん!と返事した。アルファマ地区のポルタス・ド・ソル広場で下車するときには、他の人に取られないようにスライドするように彼女たちが僕らの席に移った。あの人たち、終点まで行くのかな。

このポルタス・ド・ソル広場(Largo Portas do Sol)はアルファマ(Alfama)地区でも眺めのいい場所の一つらしいけど、市電を降りて景色を見たときに息を飲んだ。目の前に広がるのは、テージョ川と空の青によく映える、オレンジ色の屋根の数々。昨日展望台から見た景色よりも、もっとカラフルに、ダイナミックに迫ってくる感じ。すぐそばにキオスクがあったので、そこでビールを買って景色を見ながら一休みすることにした。今日がいい天気でよかった! 薬のお蔭か気分もよくなったし、なによりこの景色とビールが体にエネルギーを送り込んでくれてる感じ。30分以上は景色を見ながら、ずっと景色と雰囲気を楽しんでいた。

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ポルタス・ド・ソル広場からの素晴らしい景色に乾杯!

この後はゆっくりと歩いて、サン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)へ。Lisboa Cardで20%オフ、€6.50の入場料を払って中に入った。砲台の並ぶサン・ジョルジェ展望台からは、昨日のサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台とは逆方向の景色が見える。テージョ川から4月25日橋、バイシャ地区からバイロ・アルト地区まで、ずーっと見渡すことができる。昨日行ったバーのTOPOも見えた。城壁がベンチのように削られていて、そこに座って景色を楽しむことができるのが面白い。人はかなり多いけど、こんなところで景色を見ながらピクニックランチできたら最高だろうなぁ。

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サン・ジョルジェ展望台からの景色も素晴らしい

サン・ジョルジェ城の城壁にも上って一周してみたけど、こっちの方はあまり感動はしなかったな。最高に景色を楽しめる場所があちこちにあるから、こういうところに上らなくてもいいんだよね。城や建築、歴史が好きな人にはとても興味深い場所だと思う。

サン・ジョルジェ城をゆっくりと見学した後は、またゆっくりと歩いてさっきのポルタス・ド・ソル広場のすぐ下に位置するサンタ・ルシア展望台(Miradouro de Santa Luzia)にちょっと寄ったりしながら、アルファマ地区の中心地へ向かって坂を下りていく。アルファマ地区はリスボンで最も古い街並みがまだ残っている場所で、細い路地が迷路のようになっていて、ちょっと油断していると迷子になってしまいそう。でも雰囲気は最高! 今度リスボンに来ることがあったら、ぜひこのアルファマ地区に宿をとって、毎日この辺りを歩き回りたい。

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アルファマ散策。こういう雰囲気が好きなんだよなぁ

アルファマ地区の丘を下りきったところにはファド博物館(Museu do Fado)があったけど、なんとなく興味をそそられなかったのでパス。細い路地を歩いてカテドラル(Sé)を見学した後は、カテドラルの前のキオスクでサイダー休憩。アルファマの散策のときにはたまにしか観光客とすれ違わなかったけど、カテドラルの辺りまで来るとかなりの人で賑わっていて、ちょっとしか離れていないのに都会に帰ってきたって気になるのが面白い。

この後はアウグスト通りで音楽の演奏なんかをちょっと聴いたりした後、午後4時半過ぎにホテルに戻ってシャワーと昼寝。あちこちで休憩していたとはいえ、朝から観光全開モードだったから、ベッドが気持ちよかったー!

今夜は7時半にレストランを予約してあるので、7時頃ホテルを出た。レストランはバイロ・アルト地区にあるので、サンタ・ジュスタのエレベーターを使って行こうかと思ったけど、すごい行列だったのでパス。バイシャからバイロ・アルトに続くなだらかな坂道を歩いて上った。この辺はすごい人ごみ! さすが中心街だけあるなぁ。週末の夜だからなのかな? なんだか新宿あたりを思い出してしまう。昨日前を通ったA Brasileiraの前ではヒップホップっぽい音楽が演奏されていたので、僕らもちょっと足を止めて賑やかな人ごみを見ながら音楽を聴いたりしてた。

今夜のディナーはBelcanto(訪問記へ)。ここはポルトガルを代表するレストランで、ミシュラン二つ星、『Word’s Top 50 Restaurants』では78位にランクインしている場所。今回の旅行で唯一の贅沢ディナーだったんだけど、評判の通り、最高のひと時を過ごすことができた。かなり高級なんだけど、緊張することなく食事を楽しめる雰囲気を作ってくれるサービスも素晴らしいと思った。

最高のディナーで最高に気分がよくなった後は、ピンク・ストリートと呼ばれる昔の歓楽街の辺りに歩いて行ってみることにした。ここは今ではバーやライブハウスなんかがたくさんあって、週末には大変な賑わいになるらしい。でもね、なーんか個人的に楽しめるような雰囲気じゃないんだよなぁ。完全に観光地化してるっていうか、なんとなく歌舞伎町を連想させるっていうか。僕らには合わない感じだったので、すぐに来た道を引き返して、ゆっくりと歩いてホテルに戻って大人しく寝ることにした。明日もスケジュール満載だ!

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ピンク・ストリートは人によっては合わないかも

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by alexsea | 2016-10-14 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)