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From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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ポルトガル2016: 初めてのポルトガル
ポルトガルという国は、行きたい国のリストの中には載っていなかった。3年前にスペインに行ったときに、近いからポルトガルまで足も延ばそうかと考えたんだけど、駆け足旅行になってしまいそうな気がして、その時は旅程から外したんだった。今年の旅行はそのときの雪辱戦といった感じなんだけど、なぜか最初はプラニングに気が乗らなかったんだよなぁ。ポルトガルの中で、あまり「見たいっ!」という場所が頭に思い浮かばなかったので、ガイドブックを読んでいてもどうも気乗りがしなかった。

その気持ちに変化が訪れたのは、ガイドブックかネットで知ったモンサントという場所。僕の好きな『奇妙な風景』の場所で、スペインのセテニルのように岩がボコボコしていて、その間に家が建っているような村。写真を見た瞬間に、ここには行きたいぞ!と心が呼ばれた気がした。そこを含められるようにレンタカーを借りる前提で、アメリカでは有名なRick Stevesのポルトガルツアーで行く場所なんかを参考にして、旅行計画を立ててみた。普通だったら6カ月前には全て宿の手配やなんかも全て終わっているのに、今回の旅行では航空券やホテルの予約を入れたのが約3か月半前。航空券が高くてどうしようかと思ってたんだけど、いきなり半額近くに値下がりした週があって、そのときにバシッと購入できたのはラッキーだった。前の週まで往復$1,200台だったのが、いきなり$657だよ? これは買わないわけにはいかないよね。最初プラニングに気乗りがしなかったのは、もしかしたら神様がこの時を待てと言ってくれていたのかもしれない(笑)。

この旅程で唯一気がかりだったのが、ヨーロッパでの乗り継ぎ。行きはパリ、帰りはアムステルダムで乗り継ぎがあるんだけど、どちらも約1時間しかない。まぁデルタ航空のオフィシャルなウェブサイトで買ったので、たぶん大丈夫だろうとは思ってたんだけど、いちおうオフィスに電話をして聞いてみると、やっぱり大丈夫とのこと。もしフライトに遅れが生じて乗り継ぎがうまくいかなかった場合でも、その日のうちにリスボンに飛ぶ飛行機は他に3本あるので、心配しなくてもいいと言われた。これで少しは気が楽になったけど、やっぱりちょっと不安な気持ちは最後まで拭えなかった。

さて、出発当日。今までの旅行では朝が劇的に早いフライトが多かったんだけど、今回は朝10時くらいに家を出ることになるので、とてもゆったりのんびり。パリまでのフライトも遅れることなく定刻通りに到着。機内のフライトアテンダントに短時間の乗り継ぎのことを聞いたら、「1時間だったら大丈夫。パスポートコントロールでは短時間の乗り継ぎだと言えば、あまり待たなくていい列に並ぶことができるわよ」と教えられた。パリで飛行機を降りた後は、エスカレーターに乗ったり電車に乗ったりして別のターミナルに行って、パスポートコントロールでは短時間乗り継ぎのことを言って、別の短いラインに並ぶことができてラッキー! でもここでKoreyがランダムチェックに引っかかって、手荷物の中を徹底的に検査されてしまった。この検査官がまたノンビリしてるんだわ。動きが本当に遅くて、わざとやってんのかオラ!って言いたくなった。まぁ時間はあったから大丈夫だとは思ったけど、やっぱりイライラしたことは確か。そんなこんなで、かなり離れたゲートに到着したときには、もう搭乗が始まっていた。こんなのは初めてだけど、ゲートで待つよりは、いきなり列に並んで搭乗できた方が気が楽だよね。パリからリスボンまでは約2時間半。ここでも定刻通りに到着した。

リスボンには朝11時ちょっと過ぎに到着。荷物を受け取った後、まずはATMでユーロを引き出し、観光案内所へ。かなりの人がいて15分くらい待たされたけど、ここでLisboa Cardの72時間用を購入。€39なり。これがあると色々な観光名所が無料になったり割引になったりするし、一番便利なのは市内のバスやトラム、ケーブルカーに乗り放題だということ。特にケーブルカーは多用する予定なので、その度に払うと時間もかかるし、かなりの割高になってしまう。元は取れないかもしれないけど、便利さをまず優先させたい。

空港を出た後はすぐにタクシーに乗ろうと思ったんだけど、……なんですかこの行列は。タクシー乗り場には60人以上の人が並んでいてビックリ! 空港バスに乗ることもできたんだけど、なんか面倒だったので、そのままその列の最後に並んでしまった。かなり速いペースで進んだので、待ったのは10分くらいじゃなかったかな。タクシーに乗り込んで、予約してあるホテルAmericano Inn Rossioまでは約20分。このホテルは観光地のど真ん中で、立地条件は最高。まだチェックインはできなかったので、荷物預かりの部屋に大きな荷物だけ置いておいて、さっそく観光に出発することにした。

今日はかなり変わりやすい天気らしく、太陽が出たり曇ったりしてた。でも雨が降らないだけよかったかな。まずはアウグスタ通り(Rua Augusta)のCasa Brasileiraでビールとサンドイッチのランチ。もっとポルトガルっぽいものを注文したかったけど、もう午後1時だし、夜はファドの聴けるレストランを予約してあるしってことで、軽いもので済ませておくことにした。アウグスタ通りはバイシャ(Baixa)地区の中心とも言える通りで、観光客や地元の人でかなり賑わっている場所。レストランや土産物屋も多く軒を連ねていて、まさに観光地の中心という雰囲気がビシバシ伝わってくる。しばらくビールを飲みながらピープルウォッチングをしていたかったけど、ちゃんと観光もしたいということで、まずはアウグスタ通りを南下していくことにする。

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まさに観光地!という雰囲気のアウグスタ通り

アウグスタ通りの南の端に見えるのは、勝利のアーチ(Arco da Rua August)。通りの向こうにアーチが見える景色は、パリのサン・ドニ門を思い出してしまう。こういう景色はヨーロッパならではもので、僕は大好きだ。歴史を勉強することには全く興味がないんだけど、こういう歴史を感じさせるものを見るのは好きなんだよなぁ。

この勝利のアーチを抜けるとすぐに、コメルシオ広場(Praça do Comércio)がある。テージョ川沿いのゆったりと大きな広場で、ここも観光客で賑わってはいるけど、アウグスタ通りよりもずっとリラックスしたものを感じる。テージョ川に下りて行ける階段もすぐ近くにあって、夏には川辺で遊ぶ人たちも大勢いるのかななんて考えてた。テージョ川の向こうに見えるのは4月25日橋と、リオデジャネイロのキリスト像によく似た『クリスト・レイ』。リスボンが出てくる映画には、必ずといっていいほどこの二つが登場する。シアトルのスペースニードルみたいな感じで、この街の象徴ともいえるものなんだろう。

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コメルシオ広場のドン・ジョゼ1世の騎馬像

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テージョ川には降りて行けるようになってる

この後はプラタ通り(Rua da Prata)を北上して、フィゲイラ広場(Praça da Figueira)まで歩く。この広場は、ちょっと離れただけでこんなにも地元のカラーが出るのか!って感じの場所。観光客もいるけど地元の人がほとんどで、市電の発着場になっているので、みんなここでお喋りをしながら市電を待ってる感じ。観光客がものすごく多い場所を歩いてきたので、もっとリラックスした地元のカラーがとても新鮮に見えた。

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市電とフィゲイラ広場。とてもリスボンらしい風景

ここからすぐのところには、サオ・ドミンゴス教会(Igreja de São Domingos)がある。これは日本語のガイドブックには載っていない場所なんだけど、昔から地震や火事で被害を受けてきた場所みたいで、今でも火事ですすぼけた場所がわかるくらい。きらびやかな教会とは違う、地元の人たちの信仰心が刻まれた場所っていう感じのオーラが漂っていて、僕は大好きだった。

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サオ・ドミンゴス教会は、まだ火事の傷跡が残る場所

さて、ここからすぐ角を曲がったところにあるのがア・ジンジーニャ(A Ginjinha)。「ジンジャ」と呼ばれる酸っぱいサクランボから作ったリキュールを出してくれる場所。観光客が多い感じだったけど、ジンジーニャを飲みながら何人かで世間話をしているような地元の人たちもいた。一杯€1.50。ジンジャ入りとそうでないものが選べるらしい。僕はフルーツなしのものを頼んで飲んでみた。それほど甘すぎくなく、さっぱりとした口当たりでとても美味しい。観光の中心地で人当たりした感じだったので、一杯のジンジーニャが体も心もリラックスさせてくれた気がした。

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ジンジーニャがプラスチックカップ入りなのはちょっと残念だったけど、美味しかった!

さて、ここからホテルは歩いて3分ほど。もう部屋も準備できてるだろうから、ちゃんとチェックインすることにしましょうか。ロシオ(Rossio)広場を横断してホテルに行って、正式にチェックイン。荷物を荷物置き場から出して部屋に向かうと……、え、まだドアが開いたままで掃除中みたいなんですけど。メイドの人に聞いてみると、「ごめんなさい! あと10分ほどで終わるから、すぐそこの部屋で待ってて!」とのこと。疲れた体にはちょっと堪えたけど、用意できてないんだからしょうがない。

10分ほど待ってから掃除の終わった部屋に入ると……、え、なにこの部屋。なんか屋根裏部屋って感じ? 最上階の部屋がみんなこんな感じなのかもしれないけど、天井は斜めになっていて、梁のようなものが天井に沿うように突き出してる。だからベッドからバスルームに行くときには、頭をかがめていかなきゃいけない。窓を開けても景色は全然見えないし。まぁこの中心地で格安ってのはよかったけど、こんな落とし穴があったとは。部屋は清潔だし、バスルームも新品みたいだし、天井以外はいいんだけどねぇ。寝に帰るだけだから我慢しなくちゃ。というわけで、ベッドに横になって少し昼寝することにした。到着直後の観光で結構疲れていたので、エネルギー充填が必要だった。

夕食の後までホテルに戻るつもりはないので、昼寝の後は午後4時頃また観光に出かけることにする。今度はバイロ・アルト(Bairro Alto)地区。ケーブルカーのグロリア線(Elevador da Glória)を使うために、まるで博物館のような重鎮な外観のロシオ駅を通り過ぎる。ケーブルカー乗り場には結構たくさんの人が並んでたので次のに乗れるかどうか心配だったんだけど、大丈夫だったのでよかった。乗ってすぐのところにある機械にLisboa Cardを当ててケーブルカーに乗り込む。カードを持ってないと一回の乗車で€3.60も取られてしまうので、かなり割高だ。

運転手のすぐ脇に立って、急な石畳の坂道をキーキーガタガタと上っていくのを車内から眺めていると、あぁリスボンに来たんだなっていう実感が湧いてくる。ケーブルカー自体にも道にもかなり落書きがすごくてちょっとイヤだったけど、頂上に着くちょっと前には綺麗な壁がたくさん現れて思わず息を呑んだ。落書きしてるヤツラも、もうちょっと勉強してカラフルな壁画を描いてくれればいいのにな。

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急な坂道をガタゴトと上っていくケーブルカー

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終点近くではたくさんの壁画を見ることができる

頂上までは5分もかからなかったんじゃないかな。ケーブルカーから降りてすぐのところには、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台(Miradouro de São Pedro de Alcântara)があって、ここからのリスボンの眺めは最高! うまい具合に天気も良くなったので、青空とテージョ川の青に囲まれたリスボンの街の美しさに感動してしまった。シアトルもサンフランシスコもそうだけど、坂が多い街は動き回るのが大変。でも高台からはこんな素晴らしい景色が楽しめるので、僕は坂の街が大好きだ。

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サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台からの景色は最高!

ここからゆっくりとバイロ・アルト地区を散策しながら、サン・ロケ教会(Igreja de São Roque)に入ったり、下に続く階段の所々にレストランやバーがあるカルサダ・ド・ドゥケ通り(Calçada do Duque)を横目に見たりしながら、僕が楽しみにしていたカルモ教会(Convento do Carmo)へ。大地震で倒壊したこの教会は、今では遺跡のようになっていて、僕のツボにハマりまくり! 屋根が倒壊した教会の上には綺麗な青空が広がっていて、もしかしたら屋根があった頃よりも神々しさを感じさせてくれるんじゃないかと思ってしまったほど。こういう景色、個人的に大好きなんだよなぁ。当時の美術品と共に、最近のアートも所々に飾ってあって、とても不思議な魅力を醸し出していた。リスボンに住んでたら、一週間に一度は通ってしまいそうな場所だな。中は考古学博物館になっていて、その土産物屋のすぐ外に見晴らしのいいバーが見えたので、そこの係の人に聞いてみると、教会とは全く関係のないバーで、サンタ・ジュスタのエレベーターに行く道の方から行けるとのこと。時間があったら後で行ってみることにしよう。

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カルモ教会。こういう雰囲気、好きなんだよなぁ

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向こう側のは古い彫像だけど手前のはモダンな美術品

この後は超有名なA Brasileiraというカフェに行ってみたんだけど、やっぱり超混雑していて座るテーブルもないし、座ってもゆっくりできそうな雰囲気じゃない。なんだかシアトルのスターバックス一号店みたいだってKoreyと話してた。有名なポルトガルの詩人フェルナンド・ペソア像の写真だけ撮っていくことにした。リスボンにいる間にまた来れたらいいな。

ここからすぐのところにはカモンイス広場(Praça de Luís de Camões)を通り抜けて、ケーブルカーのビカ線(Elevador da Bica)を見に行くことにした。カモンイス広場も観光客と地元の人たちが入り混じってかなりの人ごみだったけど、この辺りではあちこちで警官が二人一組になって警備してるみたい。以前はリスボンも治安が悪かったみたいだけど、今では安心して歩き回れるようになったっていうのは、彼らのお蔭なんだろうな。

ビカ線が通る道は、まさに「これぞリスボン!」って感じの風景。ずっと向こうにはテージョ川があって、とてもヨーロッパ的な雰囲気の狭い道を古いケーブルカーがゴトゴトと上がってくるのが見える。こういうその土地ならではの景色を見たとき、僕は旅の醍醐味を感じるなぁ。地元の人と知り合って話ができるってのも醍醐味の一つだけど、ちょっとシャイな僕にとっては、それが起こるのは稀なこと。景色は自分だけで楽しめるもんね。あーこの景色、30分くらいずっと眺めていたかったなぁ。

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リスボンの有名な景色の一つ

さて、この日の観光はすべて終了。夕食までにはまだまだ時間があるので、さっき見たカルモ教会の裏のバーに行ってみることにしましょうか。サンタ・ジュスタのエレベーターに抜ける道に入ってカルモ教会の裏に行くと、さっき見たバーがありましたありました。サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台ほど高い場所じゃないけど、目の前にリスボンの街を見ながらリラックスできるってのはもう最高。すぐ横にはサンタ・ジュスタのエレベーターも見えるし。こんなにいい場所なのに、あまり混んでないのが不思議でしょうがなかった。僕はここでサイダー(日本でいうシードル。リンゴから作る発泡酒)を飲みながら、刻々と変わるリスボンの街の景色をかなり長い間眺めてた。偶然見つけたバーだけど、ここって最高なんですけど! 名前はTOPOというらしいので、これからリスボンに行かれる方は要チェック。

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サイダーを飲みながら、リスボンの街にカンパーイ

TOPOでかなり長い間リラックスしてたんだけど、夕食までにはまだまだ時間がある。仕方がないので、レストランの近くまで歩いていって、その辺のバーで時間つぶしすることにしましょうか。暗くなったバイロ・アルト地区の裏道は、さっきまでとは全然違う。レストランやバーが開き始めて、ひっそりとした中にも歓楽街っぽい雰囲気が漂い始める。安全性を気にしなくていいところは、やっぱりリスボンの治安の良さのなせる業。レストランを見つけて、そこから1ブロックくらい離れたバーに入って、飲みながら時間つぶしをしていた。

今日の夕食のレストランはO Faia。ポルトガルに来たらファド体験しなきゃいけないみたいだけど、ここのレストランはファドを聴きながら食べられる店のなかでも、評判がいい場所の一つ。開店直後の店に入ると、予約のない人たちが何組も断られていた。ずっと前から予約を入れておいて本当によかった!

O Faiaでの食事は可もなく不可もなくといったところ。店自体かなり大きいし、ファドを聴くのがメインの人も来るだろうから、味には期待できないだろうなとは思ってたけどね。ちなみにメインは鶏のもも肉にポルトガルソーセージが入ったもののローストを注文した。不味くはないけど、ポルトガル初日の夜のディナーとしてはちょっとガッカリだったかな。

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ポルトガル最初のディナーは不味くはなかったけど…

開店と同時の午後8時の予約で、やっとファドが始まったのは10時をまわってから。初めて聴くファドはパワフルで感動!のはずだったんだけど……、お腹もふくれて照明も落とされて音楽も流れるとなると、あまりにも気持ちよくて眠いっ、眠すぎるっっ!! これは完全に僕のプラニングの失敗だ。到着直後に観光満載で、夜も遅くなったらそりゃ眠くなるよ。旅程計画は慣れてたはずなのに、こんなミスを犯してしまうとは…。ファド自体はスペインのフラメンコの歌バージョンといった感じで、感情豊かで素晴らしかったんだけど、なにせ目を開けているのもツライ感じ。二人目の男性シンガーが歌い終わった直後に、仕方なくギブアップして帰ることにした。ダイニングルームを出たところにあるバーでは次に歌うらしい女性シンガーが待っていて、その横を通り抜けてレストランを出るのは悪い気がしたなぁ。でももう限界。ホテルに帰って寝なきゃ!

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中心の白く光ってるのがファドシンガー。眠くなきゃもっと楽しめたのに…!

外の涼しい風を顔に浴びると少しは目が覚めたけど、ホテルまでのんびりと歩いて帰って、ベッドに倒れ込むように寝てしまった。
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# by alexsea | 2016-10-13 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
ポルトガル 2016
10/12~13: 初めてのポルトガル
10/14: ベレン観光とアルファマ散策
10/15: 霧の中のシントラ
10/16: 車を借りてサレマへ
10/17: サグレス観光とのんびりした午後
10/18: エヴォラへの旅
10/19: ポルトガル版ストーンヘンジと、オビドス、ナザレ
10/20: ナザレから修道院巡り
10/21: 岩の村、モンサントへ
10/22: ポルトの散策
10/23: ポートワインのテイスティング
10/24:
10/25:
10/26:

記事の下の"<<"リンクを辿っていくと、時系列で読めます。
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# by alexsea | 2016-10-12 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)
Seabrookでの週末 2016
シアトルの親友たちと一緒に、Seabrookという街に旅行に行ってきた。Seabrookはワシントン州の海岸沿いにある町で、つい最近計画的な街づくりが始まって、避暑地のような場所になったばかり。ここにある家はレンタルしているところが多く、僕らも2泊3日である家を借りて、みんなで楽しむことにした。

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Seabrookに行く前に、ずっと行ってみたかったMima Moundsという場所に立ち寄った。
ここは直径20mほどの盛り上がりが野原にたくさんある場所。
自然にできたもので色々な説があるらしいけど、まだはっきりとはわかっていないらしい。

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Seabrookの家では、Timの黒柴のHunterも新しい場所に興味津々

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Seabrookはここ10年ちょっとの間に急成長した場所なので、すべてが新しくて綺麗。
みんなと「まるで映画のセットみたいな場所だね」って言ってた。
この手前の赤い家が僕らが泊まった家。

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まずは『僕らの週末』にシャンペンで乾杯!

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最初の晩の夕食はSeabrookに二つしかないレストランの一つで。
僕らがSeabrookを発った翌日には、ラップ歌手のMacklemoreも訪れたらしい。

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夕食の後は、海岸に日の入りを見に行くことにしましょうか

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こんなに綺麗な海の日没を見たのは、どれくらいぶりだろう?

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刻々と変わる空の色が遠浅の海岸に反射して、すごく綺麗だった

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次の朝の朝食はPaulが作ってくれた。美味しかった!

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Seabrookは今でも開発が進んでる

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何人か遅れて到着したので、みんなで再度海岸へ!

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海にFoxの遺灰を流した。
しばらく天国で遊んだ後、また幸せに生まれ変わってね。

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家でみんなで喋ったり遊んだり。
僕はTomとスナップチャットの顔フィルター機能で大爆笑してた。

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夕食はJason作。美味しかったけど、チキンはちょっとドライだったかな。

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気疲れしない友達って、本当に貴重だと思う。
みんな、楽しい週末をありがとね!

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# by alexsea | 2016-08-26 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
日本2016: さよなら日本。また来年!
朝6時に隣の部屋のアラームで目が覚めた。滞在中、一度も隣室の音が聞こえることはなかったので、これにはちょっとビックリした。なんだか二日酔いぎみだ。3人でズブロッカを2本半近く空けたもんなぁ。水をガブガブ飲んでまたベッドに入り、最終的に起きたのは9:45のことだった。本来ならチェックアウトは10時なんだけど、成田行きの電車が13時過ぎなもんで、2時間チェックアウトを延長してもらった。¥2,000かかるけど、外でウロウロしながら時間をつぶすよりはいいや。このホテル、部屋も清潔だし、フロントのサービスもいいし、ロケーションもすごくいいし、喫煙室だったから煙草の匂いだけがマイナスだったけど、それ以外はすごくよかった。定宿になりそうな感じ。

Wi-Fiルーターを返却するためにLawsonのポストに入れた後、12時きっかりくらいにチェックアウト。新宿駅南口のビルの上にある、『口福炒飯楼』でチャーハンをランチに食べた。ラーメン屋のチャーハンとはちょっと違って、少し高級感のある感じでとても美味しかった。

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『口福炒飯楼』のチャーハン。日本旅行を締めくくるのに相応しい美味しさだった

帰りの道のりは全て定刻通り。飛行機の中ではやっぱり眠れずに映画を3本観ることになってしまったけど、まぁよかったな。

シアトルに帰り着いたのは朝の9時半過ぎ。日本はやっぱりいいけど、このシアトルの優しい空気も僕にとっては欠かせないものになってしまった。

次に日本に行くのは来年の桜の季節。アメリカ人の友達を案内する予定。今までは3~4年に一度しか日本に行かなかったのに、最近では毎年行ってる感じ。やっぱりこういうのもいいもんだね。アメリカ暮らしが普通になってしまった僕だけど、日本の根っ子だけは失いたくないもの。
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# by alexsea | 2016-02-18 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)
日本2016: 高尾山で心の洗濯
今日は日本での最後の一日。何をしようか直前まで迷ってたんだけど、なんとなくシアトルにいるときから呼ばれている気がした高尾山に、思い切って行ってみることにした。9時すぎにホテルを出ると、青空が広がる気持ちのいい天気! これはいい感じだぞぉ。

9:40発の特急に乗って、1時間弱で高尾山口駅に到着。京王線での長旅は久しぶりなので、ずっと景色を見ていても飽きることがなかった。駅には大きな登山案内図があって、どのコースを使うとどれくらい時間がかかるとかが、事細かく書いてある。僕はもちろん軟弱者なので、迷わずケーブルカーで行くことに決定! ケーブルカーの駅は高尾山口から歩いて10分ほど。まだ朝も早いので、店も開き始めたばかりの感じだった。お昼頃にはもっと賑やかになるんだろうな。

往復券を買ってケーブルカーに乗り込むと……、これ、車体自体が傾いてるんだね。なんだかミステリーハウスに迷い込んでしまったかのような、重力場がおかしくなってしまったかのような、不思議な気分になる。一番後ろの窓のところにはもう人がいたけど、ちゃんと外の景色も見える場所を確保できた。ケーブルカーが動き始めると、どんどん傾きが急になっていくので、手すりにつかまらなきゃいけなかった。アナウンスによると、このケーブルカーの角度は日本で最大らしい。それに、こういう角度が変わるケーブルカーってのも珍しいんじゃないかなぁ? 世界各地でケーブルカーに乗ったけど、みんな同じ角度を上下するだけのものだった。この高尾山のケーブルカーには子供の頃乗ったことがあるかもしれないけど、まるっきり忘れていたので、すごく新鮮に思えた。

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高尾山のケーブルカー

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どんどん傾斜が急になってくる

約6分でケーブルカーは上の駅に到着。外に出て息を吸うと、ああ、これが「空気が美味しい」っていう感覚なんだなぁ。本当に気持ちのいい空気を感じながら、灯篭の並ぶ道を通り抜け、大きな杉の木たちを見たりしながら、どんどん登っていく。確かに坂道なんだけど、舗装されているからか、あまり「登山」しているという気分はない。でも自然からどんどんエネルギーをもらってる感じで、気分は最高だった。途中の長い階段は、さすがに息が切れたけどね。

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本当に空気が美味しい!

薬王院の敷地に入ると、いきなりカッコいい天狗さんたちの像が目に入った。なるほど、ここ高尾山では、木の上に天狗さんがいてもおかしくない気がしてくる。彼らのお蔭で空気が清浄なのかもしれないな。古い本堂にはお線香の匂いが漂っていて、建物の中からは大勢の人の読経の声が聞こえてくる。この青空の下、気持ちのいい高尾山に来れたことを感謝!

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ハンサムな天狗さん

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お線香の匂いが懐かしい

山頂を目指してさらに登って行ったんだけど、ときどき風が木の間を通り抜けるときのザァッという音に呼び止められた気になって、しばし足を止めて木々を眺めたりしてた。所々には雪が残ってるところもあって、ちょっと感動。日本で雪を見るのなんて、もう20年以上ぶりだもん。

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木の根が剥き出てるような場所を進む

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雪が残ってる場所もあって興奮した

山頂には予想よりも早く着いてビックリした。もっとかかると思ってたのにな。やっぱりケーブルカーを使ったから簡単に感じちゃったのかな? 今度来るときには、ちゃんと下から登って来ることも考えてみよう。

高尾山の山頂は標高599m。空気が澄んでいて遠くまで見渡せて、とても気持ちがいい。山々の向こうに、綺麗な富士山が見えて感動した。そういえば今回の日本旅行で、富士山を見たのって初めてだよな。もう本当に気持ちのいい景色で、10分くらい足が動かなかった。この綺麗な景色と美味しい空気に呼ばれて、今日僕はここに来たのかな。

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高尾山の頂上からは素晴らしいパノラマが見渡せる

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ずっと向こうに富士山が綺麗に見えるの、わかるかな?

ずっと景色を見ていたかったけど、そろそろ帰ることにしよう。今度来るときには、誰かとお弁当を持ってきて、この山頂で景色を見ながら食べたいな。お昼は、ケーブルカーの駅のちょっと前にあった『権現茶屋』という店で、自然薯ラーメンを食べた。あっさり風味のスープに、とろりとした自然薯がとけて、とても美味しかった。こんな観光地の店でさえかなりのクオリティなんだから、やっぱり日本の食文化ってスゴイと思う。

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自然薯ラーメンに満足満足!

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歩いてる途中で見た霜柱。こんなの見たの、何十年ぶりだろう?

ケーブルカーの駅前では天狗焼なるものを売っていたので、一つ買ってみた。アツアツでサクッとしていて、中の餡はそれほど甘くなくて、とても美味しかった。

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天狗焼も美味しい~!

ケーブルカーも新宿行きの特急も、それほど待たずにスムーズに乗れてラッキー。ホテルまでの帰り道には、またコンビニで肉まんを買っておやつに食べた。天狗焼とか肉まんとか、こういうものばっかり食べてるから太るんだって? 日本でしか食べられないものばかりなんだもん!

ホテルで一休みした後は、15時からマッサージを予約してある。ホテルのだとちょっと割高な気がして、ネットで調べたらすぐ近くによさげなマッサージ師がいたので、そこに連絡しておいたんだ。長時間のフライトや歩き回りで体が悲鳴を上げているようだったので、2時間のマッサージの後は体がすごく軽くなった気がした。特に首まわりが硬いって言われたな。

18時にホテルを出て、またまた紀伊国屋でコミックを購入。Facebookで勧められた『翔んで埼玉』と、電車の中の広告で見た『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む』。パタリロ好きだったから『翔んで埼玉』は面白かったけど、『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む』の方は絵も好みじゃないし(水木しげるのコピー?)、ストーリーも読んでてすごく疲れる。文学作品を10ページの漫画にまとめるって、やっぱり無茶な話だよ。

この後は『ハングリー・ハンフリー』に再挑戦! オープンの18時半に到着すると、元上司のAさんがもう着いていた。ズブロッカを飲みながら、美味しい料理を食べながら、昔話に花を咲かせていると、昔の会社の社長だった古川さんが20時頃到着。お忙しい方なので無理かなと思いながらお誘いしたら、来てくださって超感動。古川さんにはバイト時代から本社出張させてもらって経験を積ませていただいたんだよなぁ。Aさんは僕の周りで一番頭がいいと僕が思ってる人で、この方にどれだけ影響を受けたかわからない。古川さんにはグローバルなインスピレーションを頂いて、Aさんには技術面で数々のひらめきを頂いた感じかな。とにかく、このお二人あってならではの現在の僕なので、こうして一緒に飲めることが嬉しくて仕方がなかった。こういう風に尊敬できる人たちと一緒に働けたっていうのは、とても幸せだったんだなぁと今更ながらに実感してしまう。それにね、やっぱり場所もいいよ。ハングリー・ハンフリーの『ミートボール カレー味』を食べずには、日本旅行は語れません(笑)。

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古川さんの本にサインをしていただいてます

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日本に来たらこれを食べなきゃ!!

結局、店を出たのは11時を過ぎてから。本当に最高の夜だった。古川さん、Aさん、どうもありがとうございました! たくさん食べたはずなのに、やっぱり日本での「締めのラーメン」を最後に食べたくなって、『博多天神』まで行って食べてしまった。こうして日本最後の夜は終わった。

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締めの豚骨ラーメン。なぜかスルッと入っちゃうんだよねぇ

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# by alexsea | 2016-02-17 00:00 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)