From Seattle, WA, USA
by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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アイスランド&スウェーデン2023: ゴールデンサークルツアー
6時半に起床。ホテルの窓から外を見てみると、夜のうちに降った雪が積もったみたいで、一面の銀世界だ。7:45くらいにホテルを出て、雪を踏みしめながら10分ほど緩やかな坂を上がっていくと、今日朝食の予定のレストランCafé Lokiがあった。地図で見ただけでは気づかなかったんだけど、ここはハットルグリムス教会のすぐ前じゃないか! ホテルから近いレストランということで見つけた場所だったんだけど、調べてみるとたくさんのウェブサイトで勧められていることがわかった。伝統的なアイスランド料理が食べられるみたいなので、楽しみだったんだよな。
ホテルの窓から見た景色 Café Lokiはハットルグリムス教会のすぐ前 8時開店の5分くらい前に着いてしまったので入り口の前でちょっと待った後、一番の客として入店。メニューを貰ったら、朝食アイテムだけが載ったものじゃない。聞いてみると、朝から全ての料理を出しているそうな。これは楽しみだ! 僕は色々なものが楽しめるÞór(英語表記だとThor、北欧神話で雷の神様の『トール』)を注文することにしたんだけど、メニューに載っている仔羊肉のスープもとても美味しそう。ここで食べられるのは今回の旅行で一度きりだし、全部食べきれないことは承知の上で、それも頼んでしまうことにした。 最初に来たのがスープ。味はミネストローネみたいな感じで、たくさんの野菜が入っていて、不満が見つからない美味しさ。アイスランドでは仔羊肉がとても有名らしいけど、スープの中の仔羊肉は臭みもなく深い味わいで、満足度百点満点だった。 Icelandic Lamb Meat Soup (2600 ISK) 『トール』の皿には、ライ麦パンに乗った燻煙されたマス、ライ麦パンに乗ったとすり潰した魚肉、羊の頭の肉のゼリー寄せがフラットブレッドに乗ったもの、カブをすり潰したもの、グリーンピースのサラダの5種類が乗ってきた。燻煙されたマスは、まるで軽いスモークサーモンみたいで美味しかったし、すり潰した魚肉にはポテトも一緒に混ぜてあるみたいで、やさしい味わいが口の中に広がって素晴らしかった。羊の頭の肉のゼリー寄せは臭みも全くなく、肉の旨味がとてもいい。カブをすり潰したものは甘くてまるでスイートポテトのようだったし、グリーンピースのサラダはまさに想像通りの味だけど美味しかった。結局ライ麦パンに乗った2つは完食、その他はちょっと食べただけでお腹いっぱいになってしまったのが残念。でもまったく不満の見つからない味で、さすが評判のレストランだと思った。 Þór (4300 ISK) Rye bread slices, with mashed fish (Plokkfiskur) and smoked trout. Flatbread with sheep-head jelly, mashed turnips and bean salad 大満足の朝食の後は、ゆっくり歩いてホテルまで戻ってちょっと休憩。今日のツアーのピックアップは10時から10時半の間なので、9:45くらいにホテルを出てバスターミナルまで歩いていった。まだ10時にもなっていないのでターミナルの中の椅子に座って待っていると、外から入ってきた男の人が「ナンバ?」と大声でアナウンス。えっ、もうピックアップなの?! 早めに来ておいてよかった。今日の車は昨日のよりは大きいけど、ミニバスといった感じ。どうやら今日は僕らが最初のピックアップらしかったので、ドライバーのすぐ後ろの席を確保した。 今回のバスは昨日よりは快適 それからバスは、レイキャビクのあちこちのホテルでツアー客をピックアップ。今日の客は僕らを入れて15人らしい。Ianという名のガイド兼ドライバーはスコットランド出身なので、昨日のGummiよりは聞き取りやすい英語を話した。アイスランド人の奥さんと結婚して、もうここで暮らしてかなり長いらしい。 今日のツアーは、昨日と同じGateway to Icelandのゴールデンサークルツアー。一人15,900 ISK(=$119)。『ゴールデンサークル』とは、アイスランド観光の大定番のシングヴェトリル国立公園(Þingvellir)、ゲイシールの間欠泉(Geysir)、グトルフォスの滝(Gullfoss)をまわるルートのこと。このツアーはその3つに加えて、シークレットラグーン(Secret Lagoon)の温泉も含まれている。最初はブルーラグーンに行く予定だったので、シークレットラグーンには行かなくてもいいかなぁと別のツアーを探しそうになったけど、ブルーラグーンには結果的に行けないことになったので、このツアーを選んで正解だったことになる。 アイスランド・ホースの群れが見えたりした 昨日よりは明るい中をバスは走り、途中でまた墓地のイルミネーションを見せてくれたりした後、最初の目的地のシングヴェトリル国立公園に11時過ぎに到着。雪が降っているので、周りは一面の銀世界。ビジターセンターでガイドからちょっと説明を受けた後、展望台から雪景色の国立公園を眺めた。 かなりモノクロームなシングヴェトリル国立公園 ここで有名なのは、大西洋中央海嶺の割れ目。ここから大陸プレートが生まれていて、西側が北米大陸プレート、東側がユーラシア大陸プレートに続いているらしい。大部分の割れ目は海の下にあるんだけど、この国立公園では地表で割れ目を見ることができるのが特徴らしい。この割れ目は少しずつ広がっていて、アイスランドで火山活動が多いのはこのためらしい。 この溝のような場所も、大陸プレートの割れ目のせいでできたらしい でもこの場所はそれだけじゃなく、歴史的に重要な意味も持っている。9世紀頃、ノルウェーから離脱した人々がアイスランドに移住を始めたのがこの国の歴史の始まりなんだけど、その当時に全世界で初めての民主議会が設立されたのが、ここシングヴェトリルだったとのこと。「シングヴェトリル」という名前は、アイスランド語で「議会の場所」という意味を持っている。王政や領主制がメインのヨーロッパでは珍しい、最初から代表民主制の国となったわけ。そう考えると、アイスランドという国が生まれた場所のような気がしてくる。 でもなぁ、ここは冬はあまり見どころがないかもしれない。展望台から見える景色も、崖の間を歩く道も、雪が降っていると全てモノクロームになってしまって、「ここでしか見れない景色」という感じではなくなるのが残念。僕は雪は大好きなんだけど、こういう場所では雪が全てを覆い隠して、ただの「雪景色」になっちゃうんだよね。前調べしていた時にここの綺麗な写真はたくさん見ていたので、「え、これだけ?」という印象は否めなかった。 次の目的地のゲイシール間欠泉のエリアには、13時ちょっと前に到着。現在ゲイシールの間欠泉は活動を休止していて、その隣のストロックル間欠泉(Strokkur)では噴きあがるのを見ることができるらしい。ストロックルの脇に到着すると、カメラを構える暇もなく、いきなり噴きあがってビックリ。えー、シャッターチャンスを逃しちゃったよ! 噴きあがるといっても、アメリカのイエローストーンで見たように延々と続くわけではなく、プハーッと息抜きをする感じだった。数秒の噴出後もまだみんなそこで待ち続けているので、僕も今度はちゃんと写真に収めようと準備万端で待っていると、約5分後に再噴出! 今度はちゃんと捕らえることができたぞ。 噴出したところを激写! 結構頻繁に噴出しているみたいなので、しばらくそこで眺めていると、時によって規模も全然違うみたい。僕らは高く噴きあがった状態を見ることができたけど、その後はまさに「プハッ」と2mくらい上がっただけで終わった回もあったし。それだけ地熱活動が活発ってことなのかな。 間欠泉だけじゃなくて、ボコボコ言ってる温泉もたくさんあった この後はバスに乗って、次の目的地に行くまでの間に、アイスランド・ホースが間近に見られる場所に連れて行ってくれた。ここに来るまでの間にバスの窓からアイスランド・ホースは何頭か見ることはできたけど、目の前で見ることができるのは嬉しかった。普通の馬よりもかなり小さく、長い毛に覆われたアイスランド・ホースはとても可愛い。アイスランドに人々が移住し始めた9世紀頃に馬たちもヨーロッパから持ち込まれ、アイスランドの気候に合うような体になっていったらしい。進化ってすごいよね。ガイドのIanによると、アイスランド・ホースは普通の馬にはできない、早足だけどスムーズな歩き方ができるらしい。一体どんな感じなんだろう? アイスランド・ホースは小柄で可愛い! グトルフォス(Gullfoss)には14時ちょっと前に到着して、駐車場の脇にあるレストランでランチ。朝と同じような感じになっちゃうけど、グラーシュにとても惹かれたので頼んでしまった。ん-、でもここのグラーシュ、肉も野菜も盛りだくさんだけど、なんか力のない味だなぁ。まぁカフェテリアみたいな場所だからあまり期待はできないと思っていたけど、朝の完璧なスープの記憶が新しいので、どうしても比べてしまった。朝食がまだお腹に残っている感じもあったので、ここでは結局完食できなかった。 グトルフォスでは、まずランチタイム 食事の後はいよいよ滝に向かったんだけど、ここでも一面の雪景色だったもんで、滝自体も迫力はあって感動はするけど、モノクロームな水墨画のように見えてしまった。それに結構滝から離れた場所からしか見ることができなくて残念。夏だったら水しぶきがかかるような場所まで行けると聞いていたんだけど、ここでも冬独自の制限がかかってしまったみたいだ。でもまぁ一面の雪景色の中の滝も悪くない。いくつかビューポイントがあって、それぞれに少し違った感じの滝が見えるし。すごく感動したってほどじゃないけど、この迫力のある滝を見ることができてよかったと思った。 冬は滝のすぐ近くまで行けないのが残念だけど… 水墨画のような景色も、いいもんだ バスに乗り込んだ後は、いざシークレットラグーンへ。到着は15時半頃で、約1時間のフリータイムがある。ここは19世紀末にアイスランド初の水泳プールが造られたんだけど、その後放置されて、2014年に新たに温泉施設としてオープンしたらしい。 シークレットラグーンの入り口 シャワーを浴びた後、濡れた体のまま氷点下の外に出るのはちょっと勇気が必要だったけど、外気の中を歩かなきゃいけない時間はたったの数秒。その後は温かい温泉にすぐに浸かることができた。気持ちいいんだけど、日本の温泉に慣れていると、かなりお湯の温度が低いと感じる。「あんまり熱くないね」と言っていたら、それを聞いた周りの人が、端に行けばもっと熱いお湯が出てるよと教えてくれた。それはナイスインフォメーション! 確かに温泉の端に行くと、そこから源泉を出しているみたいで、所によってはかなり熱く感じる場所もある。あー、これは気持ちいいや! 日没後の黄昏時の雰囲気に加え、温泉の蒸気で全てが霞んで見えて、まるでこの世ではなくなってしまうような、別の世界に紛れ込んでしまったかのような感覚を受けた。抱き合ってキスしてるカップルもいたりして目のやり場に困ったこともあったけど、ここではとても気持ちのいい時間を過ごすことができた。ブルーラグーンには行けなかったけど、シークレットラグーンに来れたことには心から感謝! まるで別世界に紛れ込んでしまったかのような… 十分に温泉で温まったので、また防寒着を着こむと暑い暑い! 日本だったらコーヒー牛乳をグイッと行きたいところだけど、ここではビールで喉の渇きを癒して極楽気分。昨日に比べて感動は少ないツアーだったとはいえ、最後の最後で心から満足させてくれた。 火照った体をビールで冷やそう レイキャビクに戻って来たのは18時過ぎだった。19時半にレストランに予約を入れてあるので、ホテルでちょっと休んだ後、19時過ぎにタクシーでレストランへ向かった。 今夜のレストランはBrút。ここもいくつものウェブサイトで勧められていた場所で、シーフードが美味しいレストランらしい。アラカルトも注文できるけど、4コース(エビのカクテル、燻煙されたマス、エイのヒレ、それにデザート)のクリスマスディナーが12,900 ISK(=$96)だったので、それを頼むことにした。一人7,500 ISKのワインペアリングもつけて。 レストランの窓からは、広場でクリスマスキャロルを唄う人達が見えた どれも素晴らしく美味しかったけど、中でもマスのコースは秀逸だった。低温調理されたマスはまるで生のような感じで、その上に大根の千切りの酢漬けが置いてあって、その上から出汁をかけてくれる。この日本的な一品にはワインではなく、シトラスエールをペアリング。スモーキーなマスは出汁のせいか旨味が素晴らしく、レモンのような酸味のあるエールがとてもよく合った。メインのエイは、アイスランドの伝統的なクリスマス料理の一品で、普通は12月23日に食べられるものらしい。でもその料理は発酵したエイを使ってあって、サーバーが言うにはとても不味いものらしい(笑)。ここのはその大改良バージョンで、素晴らしい味わいだった。デザートには、カートからアイスランドのチーズを選択。3種類のチーズはそれぞれに異なる性格で、どれも最高に美味しかった。このレストランに来ることにしてよかった! Prawn Cocktail (avocado, vegan caviar, & the essential pink sauce) Smoked Trout (pickled daikon & dashi) Skate Wing with Burned Butter (capers, parsley, caramelized potato mash and waldorf salad) Dessert 大満足のディナーでもうお腹一杯だったんだけど、このレストランのすぐ隣にレイキャビクで超有名なホットドッグ屋Bæjarins Beztu Pylsurがあることに気づいたので、それも試さずにはいられなかった。評判のホットドッグなので期待に胸を膨らませながら食べてみると……、甘い! えー、これって上にかかってるソースかマスタードの甘さなのかな。ホットドッグ自体はいい感じなのに、この甘さが個人的に絶対ダメ。「何個でも食べられる美味しさ」なんて評しているブログもあったけど、甘さが前面に出てしまっているので、肉の美味しさを楽しむことができない。普段は食べ物は粗末にしない僕も、一口か二口食べただけでごめんなさいしてしまった。えーん、これは残念。期待してたのに! 美味しそうなんだけど、この甘さは個人的にダメ! 最後の最後でつまづいてしまった感があったけど、アイスランドでの観光、楽しかったな。またどこか行く時にここを経由することがあったら、今度は違う季節のアイスランドを体験してみたいな。残念といえば残念だったのが、今回の旅行ではオーロラが見られなかったこと。まぁノルウェーのクルーズを削った時点で見られるチャンスは低くなるなとは思ってたんだけど、心のどこかでちょっとは期待していたのかもしれない。オーロラは、今度いつか近場のアラスカかカナダで挑戦することにしよう。 この後は一杯どこかで飲もうかとも思ったけど、この時点でもう21時半過ぎで、明日の空港バスは朝の4時半。2時半には起きて支度しなければならないので、今夜はおとなしくホテルに戻って寝ることにした。ありがとう、アイスランド。また機会があったら来るからね。 #
by alexsea
| 2023-12-20 00:00
| 旅行記
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アイスランド&スウェーデン2023: 氷河湖ツアー
朝5時起き。スウェーデンのMattiasからメッセージが入っていて、「火山が噴火したらしいけど大丈夫??」とのことだった。ついにですか! 僕らがいる間に噴火するって、なにこれ熱烈歓迎?(笑) スマホでニュースを調べてみると、昨日の22時過ぎに噴火し始めたらしい。だからブルーラグーンもまた営業停止。マグマが流れ出したくらいで噴煙はあまり上がっていないらしいけど、飛行機のスケジュールに影響が出ないことを祈るばかりだ。
6時半過ぎにホテルを出発。昨日の夜、朝食用にどこかの店で何か買っておこうかと思ったんだけど、Koreyがバスターミナルのことを調べてみると、その中の店が6時半から開いているということだったので、そこで食べることにした。 でもバスターミナルに行ってみると、あれ、店が開いてないぞ? 別のカウンターの人に聞いてみると、そんなに早くは開かないらしい。うーん、Googleの情報が間違っているのかな。隣のガソリンスタンドの店は7時に開くことを教えてもらったので、バスターミナルから徒歩2分ほどのガソリンスタンドの前で10分ほど待って(雪がパラついていて寒いー!)、店のドアが開くと同時に中に入った。 コンビニみたいな感じで色々なサンドイッチも売っていたけど、ちょうど新しいのを入れ替えている最中で時間がかかりそうだったので、僕はシンプルなパンを2つ買った。店内にあるカウンター席に座って食べたんだけど、これハムとチーズが入ってる! 温めてくれたのでチーズがトロッとしていて、とても美味しかった。僕は空腹状態で電車やバスに長時間乗っていると酔う可能性があるので、絶対に何かお腹に入れておかなきゃいけなかったんだよね。 朝ごはんのパン。中にハムとチーズが入っていたのは嬉しいサプライズ! 今日はGateway to Icelandという会社の氷河湖ツアーに参加する。アイスランドの南岸をずっと東に進んで、ヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón)氷河湖まで行って帰ってくるという旅。かなり遠い場所なので、ツアーは14時間もの長丁場。一人23,900 ISK(=$178.52)と高めだけど、氷河湖やダイアモンドビーチの写真を見てから、その場所を実際に体験してみたかったんだ。 バスターミナルで7時半から8時の間にピックアップということだったので、7:20くらいから外に出て待っていたんだけど、結局バスが来たのは8時近くになってからだった。最大19人までのツアーということだったんだけど、来た車はバンというかマイクロバスで、太っていない人が詰めれば10人乗れるかな?というくらいの大きさ。すでに人がたくさん乗っていて、どうやら僕らが最後らしい。客は僕らを含めて8人。もう2人座っている後部座席に2人で座ろうと思ったんだけど、かなり狭くて身動きがとれなくなってしまう。仕方がないので、Koreyとは別れて座ることにした。僕は景色が見られればいいので全然問題はないんだけど。 車の中は狭い! バスは出発して10分ほどでコーヒーショップの前に停車。運転手兼ガイドのGummiが言うには、タイヤの調子が悪いので直してもらわなきゃいけないらしい。「コーヒーでもホットチョコレートでも何でも頼んで待っていてください。ここは僕のおごりです」とのこと。のっけからトラブルで不安だったんだけど、ホットチョコレートを飲みながら15分くらい待っただけでGummiが戻ってきたのでホッとした。タイヤがパンクしていたらしいけど、整備する場所がすぐ隣で、しかも整備士が知り合いだったのですぐに直してもらえたみたい。 再びバスに乗り込んで、車は東へ東へと走り始める。外はまだ真っ暗で、街を出てしまうとほとんど何も見えない。雪に覆われた何もない平原をずっと走っているように見える。今日の日の出は11:20。10時過ぎにならないと明るくなってこない。全く景色が見えないのは残念だけど、真冬に旅をしているんだから仕方ないか。ずっとウトウトしながら、やっと明るくなってきた10時15分頃、Hvolsvöllurという町のガソリンスタンドでトイレ休憩。ここの売店でチョコレートを買って食べたりした。 やっと少し明るくなってきた その後もバスは東へ向かって走り続ける。窓からは雪に覆われた平原しか見えない。雪がなかったら、どんな景色なんだろうか? こんな平原が延々と続く 最初の目的地ヴィーク(Vik)には11時半に到着して、Vik i Myrdal Churchという教会の脇に停車。ここからは小さなヴィークの町と、その向こうの海が見渡せて気持ちがいい。ガイドのGummiが車の中で話してくれていて、運が良ければ見れるかもと言っていた「彩雲(iridescent cloud)」が空に見えるし! これは雲の中の水分が小さな氷となり、それが太陽の光をプリズムのように屈折させて、虹色の光を作り出すもの。まるで真珠貝のように虹色に輝く雲は、周りの景色と相まってとても神秘的に思えた。赤い屋根の小さな教会は中には入らなかったけど、この小さなヴィークの町のシンボルともいえる感じで、とても可愛かった。 Vikの教会からの町の景色。 彩雲も見える! 赤い屋根の可愛い教会も雪をかぶって レイニスドランガル(Reynisdrangar)と呼ばれる玄武岩でできた岩柱群も見える 12時半過ぎにまたトイレ休憩した後は、そこからすぐのFoss á Síðuという滝で撮影タイム。それほど大きな滝じゃないけど、流れ落ちた水が岩で凍りついて白くなって、結構面白い風景を作り出していた。アイスランドは滝がたくさんあるらしくて、明日のツアーでも行くことになってるけど、僕にとってはこの滝がアイスランドで最初の滝になったな。 小さな滝だったけど、気持ちのいい景色だった この後は氷河が見える場所で撮影タイム。山からいくつも氷河が流れ出しているのが見える。後ろの山はクヴァンナダルスフニュークル(Hvannadalshnúkur)と呼ばれるもので、この頂上はアイスランドで一番高いらしい。氷河を見たのはアラスカクルーズに行った時以来だな。その時には船から見ただけなので、こうして大地から氷河を見るのは初めて。地球の温暖化によって、氷河も年々小さくなっていると聞く。やがてはこの氷河も消え去ってしまうんだろうか? 山から流れ出す氷河が見える 最終目的地で折り返し地点でもあるヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón)氷河湖に到着したのは、14時過ぎになってから。フードトラックが立ち並ぶ脇にバスは停車。肌を切るような寒さを顔に感じながら湖の方に向かうと、薄青色の氷山がたくさん浮かんでいるのが見えた。日没までそれほど間がないので、青からオレンジ色のグラデーションに染まる空を背景にして、息を呑むくらい綺麗だ。これはなかなか見ることができない景色なので、長時間のツアーに参加して本当によかった! あまりにも綺麗で、寒さも忘れて写真を撮りまくっていた。この景色も気候変動によって、近い将来全く違ったものになってしまうのかもしれないなぁ。 湖に浮かぶ薄青色の氷山 本当に綺麗な景色に感動した お腹も空いたので、ガイドGummiがオススメしていたフードトラックNailed It Fish & Chipsでフィッシュ&チップスを注文。2500 ISKと高いけど、アイスランドは物価が高いし、それにここは観光地なんだからしょうがない。皮はパリッとしていて油っこいこともなく、中の魚はみずみずしくホロリと崩れて、なるほどこれは今まで食べたフィッシュ&チップスの中で、一番美味しい部類に入るものかもしれない。イギリス人夫婦に「私たちイギリス人としてフィッシュ&チップスには厳しんだけど、ここのはどうだった?」と聞かれたので大オススメしておいたら、後で「美味しかったわ~!」と言ってくれたので嬉しかった。レストランもそうだけど、自分が勧めた場所を喜んでもらえるのって、個人的に最高に嬉しい。 最高に美味しいフィッシュ&チップス! 食べた後も、氷河湖を見ながら感動のため息 ダイアモンドビーチの素晴らしい景色! 氷河から崩れ落ちた氷がたくさん流れ着いている 地球ってスゴイなぁと思う 興奮した心で車に乗り込んで、これから帰途に就く。でも15分ほど走った後で、ガイドのGummiは僕らをフィヤトルスアゥルロゥン(Fjallsárlón)という別の氷河湖に連れて行ってくれた。ここは旅程表には載っていなかったので、嬉しいサプライズだ。ここに着いたのは日没後の16時半頃だったので、薄暗い黄昏時の中の氷河湖がとても現実離れして見える。さっきとは違い、湖の向こうに氷河がすぐ見えるので、同じ氷河湖でも全く趣が違う。いい体験ができた。 これは明るく写ってるけど、実際にはもっと暗かった 黄昏時、独特の雰囲気を醸し出す氷河湖 17時頃には、ホフス教会(Hofskirkja)に到着。ファンタジーの世界に出てくるような小さな教会で、地面も屋根も草に覆われている。この時にはもう真っ暗だったのであまり景色が見れなかったけど、後で調べてみると、ここは夏には芝生に埋もれたように見える教会で、ボコボコとした地面も奇妙に見える場所だったらしい。すぐ横には墓地があって、所々に輝く十字架のイルミネーションが設置されていた。これはアイスランド独自の風習らしく、クリスマスの時期には墓地にイルミネーションを飾るんだそう。普通だったらこんな真っ暗な時間に墓地に来たら怖いだけだけど、イルミネーションのお陰で死者を労わる人々のことを思って、なんとなくホッコリした気分になった。 ファンタジーの世界に入りこんだようなホフス教会 墓地にもイルミネーションが灯してあって、なぜかホッコリ この後はウトウトしながら車に揺られ、19時過ぎに夕食のためにヴィークに停車。ツアー内で夕食時間をとってくれるとは思ってなかったので、レイキャビクに帰った後に遅い夕食を食べられる場所を調べてたんだけど、その必要はなかったな。車が止まったのは小さなショッピングセンターのような場所で、いくつかのレストランが入っていた。どれもあまり惹かれるものがなかったので、僕らは一番無難そうなBlack Crust Pizzeriaというピザ屋に決定。アイスランド海老の入ったブラッククラストピザを注文した。名前の通り真っ黒なクラストのピザは美味しそうなんだけど、一番上にバルサミコ酢がかかっていて、その甘さが鼻についてしまう。トリュフ入りのクリームチーズも使ってあるはずなんだけど、トリュフの香りは一切しないし、エビはかなり軽い風味なので、他の強い風味に負けてしまって、クニュクニュとした舌触りしか伝わってこないし。結果的に、あんまり美味しいピザじゃなくてガッカリした。かなり高かったのに! これだったら他のレストランに行った方がよかったかなぁ。 Icelandic Langoustine, Truffle Infused Cream Cheese, Red Onions, Rucola, Rosemary, Fresh Basil, Chili 3990 ISK ライトアップされた滝は美しかった! この後はレイキャビクに帰り着くまでずっと起きてたんだけど、運転手兼ガイドのGummiはこんな長い距離をずっと運転しなきゃいけなくて大変だろうなぁ。かなりのスピードですっ飛ばしてるみたいで、ちょっとでも遅い車があるとどんどん追い抜いていく。でも荒い運転というわけじゃなくて、他の車との関係性を見ていないと気づかないような穏やかな感じで、安心して乗っていられるのもスゴイ。 結局レイキャビクに帰り着いたのは22時過ぎ。Gummiが「流れ出している溶岩が見える場所があるかもしれないけど、行ってみる?」とのことだったけど、僕らはかなり疲れていたのでパス。他のツアー参加者はみんな行ったみたい。僕らはバスターミナルで降ろしてもらって、やっとホテルに帰り着いた。 14時間のバスツアー、かなり長かったし、その大部分が真っ暗で風景が見えなかったのは残念だけど、氷河湖とダイアモンドビーチの美しさにはとても感動したので、行って本当によかったと思った。ああいう風景はなかなか見れるものじゃない。 明日は「ゴールデンサークル」のバスツアー。ピックアップは10時から10時半の間なのでそれほど早くないけど、朝食で行ってみたいレストランがあるので6時半起きだ。疲れていたので、ベッドに入ると同時に眠ってしまったと思う。 #
by alexsea
| 2023-12-19 00:00
| 旅行記
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アイスランド&スウェーデン2023: 始まる前からトラブル続きの旅
いやいやいや、旅行が始まる前からこんなにトラブル続きの旅というのは初めてだった。
2年前の冬にノルウェーとスウェーデンの旅を計画していたんだけど、コロナのせいでノルウェーの鎖国が解けず、キャンセルせざるを得なかった。今回の旅はそのリベンジが目的だったんだけど、ノルウェーのクルーズはどうも値段が内容に釣り合わない気がしてきたので、思い切ってバッサリと削ってしまうことにした。その代わりといっちゃなんだけど、経由地のアイスランドで3泊ほど観光を入れて、その後にスウェーデンでクリスマスを過ごすという計画に変更。その頃シアトルの友人のLioから、大晦日をロンドンで過ごさないかという話が来たので、どうせヨーロッパにいるんだからということでロンドンでの年越しも計画に加えてしまうことにした。 さて、全て順調に計画を進め、後は旅をするだけになっていたんだけど、11月に入ってからバタバタとトラブルのニュースが舞い込んでくる。 ① アイスランドの火山が! アイスランドの首都レイキャビク(Reykjavik)に近い場所で火山性の地震が多発していて、専門家によると近々噴火してマグマを噴き出す可能性が高いとのこと。アイスランドの火山というと、2010年に大きな噴火のせいで空の旅に多大な支障が出たことがあった。その時には幸い僕には影響はなかったんだけど、今回このせいでフライトがキャンセルされたりしたら困るなぁ…。 予約してあるブルーラグーン(Blue Lagoon)も一時営業を停止したりしていたので、戦々恐々としてアイスランドの火山のニュースに耳を傾けていたんだけど、出発2日前の12月15日に、ブルーラグーンから営業再開の知らせが届いた。ホッとしたのもつかの間。よく読んでみると、当分の間、朝11時からの営業になるらしい。えーっ、アイスランド到着は朝6時過ぎの予定だったんで、僕らの予約は8時なんですけど! 11時に変更することもできるけど、そうしたら空港でかなり時間つぶしをしなければならないし、レイキャビクでの観光時間もほとんどなくなってしまうことになる。ブルーラグーンは楽しみにしていたからかなり迷ったんだけど、温泉施設ならツアーでシークレットラグーン(Secret Lagoon)にも行くことになっているので、思い切ってブルーラグーンをキャンセルしてしまうことにした。せっかく行くんだから、レイキャビクの街はちゃんと観光したいしね。でも到着当日から計画を変更することになるとは……。 ② スウェーデンでのクリスマスが!! 出発から2週間半前の11月29日。朝起きると、Koreyの従兄弟Mattiasからメッセージが入っていた。クリスマスはスウェーデンの家族がみんな集まって、そこで伝統的なクリスマスディナーに参加できる予定だったのに、取りまとめ役のMattiasが「僕らクリスマスは別の場所にいることになったからー」とのこと。なんですと??? すぐKoreyが彼に電話して事情を聞いてみると、彼のお父さんはスペイン旅行中だし、奥さんは新しい仕事でストレスを抱えていて家族だけでクリスマスを過ごしたいと言っているらしい。半年以上前から話を進めてきたのに、出発2週間半前になってそれはないでしょう?! スウェーデンで伝統的なクリスマスを体験するために計画した旅行だったのに! もしそれが不可能なんだったら、別の目的地を選んでたよ!! 結局クリスマスのために空けておいた2日間はMattiasがホテルやレストランを予約してくれて、ストックホルムにずっと滞在することになった。クリスマスイブとクリスマス当日は観光場所がほとんど閉まっているので計画を立てるのが大変だったけど、なんとか予定を大幅に変更することに成功。あー、でも本当に、これだったらスウェーデンは行かなくてもよかったなぁ。っていうか、今回の件でイヤな印象だけが心に残ってしまったので、もうスウェーデンは二度と行かなくてもいい感じ……。 ③ アイスランドの空港ストライキが!!! 出発一週間くらい前に、アイスランドの空港の管制官ストライキの話を耳にした。またですか、もう勘弁して……。なんでも毎日朝10時までストライキとか? アイスランドには朝6時過ぎに到着予定なので絶対に被るなぁとは思っていたら、案の定出発前日に、フライトが4時間遅れになったとのメールが。まぁそれくらいで済んだんだから、ラッキーと言うべきなのか…。っていうか、これってもしブルーラグーンの予約を11時に変更していたら、かなりやばかった状況じゃないかい? キャンセルして良かったと思ったと共に、アイスランドからスウェーデンに飛ぶ時に、ストライキが問題にならないことを祈るばかりだった。 もー出発前から畳みかけるようなトラブルってどうなのよ。スウェーデンで伝統的なクリスマスを体験するという旅の目的がダメになってしまったとはいえ、せっかくの旅行なんだから目いっぱい楽しみたいという思いを胸に、今回の旅が始まった。 - * - * - * - さて、そんなこんなで出発当日。ストライキのせいで最初の予定よりも4時間遅れとはいえ、それくらいで済んだことを感謝しなければならない。 定刻通り搭乗が始まって席に着いたのはいいけど、ちょっと離れた場所にある荷物棚が閉まらなくなっているらしい。フライトアテンダントが一所懸命直そうとしているんだけどダメで、空港から助っ人も呼んできたりしたみたい。……これって閉まらなかったら、飛行機自体を変えなきゃいけなかったりする?? もしそうなったらスケジュールがどうなるか頭の中で再計算が始まっちゃったりして、機内が暑かったこともあって、パニックアタックになりそうになった。もうなんでこんなに今回はトラブルばかりなんだろう? えー、どうなっちゃうんだよ、あの荷物棚 もーどうにでもなれって感じでふてくされていると、閉まらない荷物棚の中から全ての荷物を引き出すことができたらしく、結局予定より少し遅れただけで離陸することになった。あんな風に壊れた荷物棚があっても、中が空で危険がなければちゃんと使えるんだね。心からホッとした。 アイスランド航空は国際便でも食べ物もアルコールも有料なんだけど、こんなにストレスがたまる離陸を経験しては飲まずにはいられない。アイスランドのジンをオンザロックで飲みながら、事前にオンラインで注文しておいたステーキサンドイッチを食べて、やっと落ち着いた感じ。 映画『マイ・エレメント(Elemental)』を観始めたんだけど、なんだかこれもストレスが溜まる始まり方だったんで、最初の20分だけ観てリタイア。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(Indiana Jones and the Dial of Destiny)』は面白かった! でもハリソン・フォード、やっぱり歳を取ったなぁ。僕も歳を取るわけだ(笑)。途中ちょっと寝ただけで、7時間半ほどの飛行時間中はほとんど起きていた。 到着直前に変な旋回をしているなと思ったら、ストライキ明けの時間帯のため、かなりの飛行機が順番待ちをしているらしい。ちょっと不安になったけど、結局2周ほどぐるっと旋回した後に着陸することができた。到着は朝10時半。4時間遅れの後の予定到着時刻よりも10分ほど遅れただけだったのでよかった。着陸前に見えた、雪に包まれた大平原がとても印象的だった。 空をぐるぐると旋回して時間つぶし 雪に包まれた大平原はミステリアスに感じた 入国審査を難なく通り抜け、結構すぐに出てきた荷物を取った後は、オンラインで予約していたレイキャビクまでの空港バスに乗り込む。レイキャビクから空港に行く時には時間指定で予約しなきゃいけないんだけど、空港からレイキャビクまでの便は到着の飛行機の時間に合わせて運行してくれているみたいで、時間指定をする必要がない。時間指定しなきゃいけなかったら、到着が遅れたりしたらヤキモキしちゃうよね。 乗り込んでほとんどすぐにバスは出発した。レイキャビクまでの所要時間は約45分。周りは雪で真っ白で、ほとんど何もない景色がずっと続いている。最初のうちは物珍しくて窓の外を眺めていたんだけど、同じような景色がずっと続くので少しウトウトしてしまった。だからレイキャビクまでのバスの旅は、とても短く感じたな。 レイキャビクまのバスターミナルに到着したのは12時頃。ホテルはここから歩いてすぐだけど、チェックインは14時だからまだ入れないし、セルフチェックインなので荷物も預かってくれない。バスターミナルにコインロッカーがあることは調べておいたので、そこに荷物を置いて観光に出かけることにしよう……と思ったんだけど、コインロッカーの空きが一つしかない! どうしよう、一つだけじゃ二人の大きな荷物を預けられないよ。Koreyがバスターミナルの中の人に聞きに行くと、なんと入ってすぐのところに荷物を預かってくれる場所があった。よかったー! ここで大きな荷物を預かってもらって、バスターミナルのすぐ前にあるタクシー乗り場で車に乗り込み、最初の目的地フライオーバー・アイスランド(FlyOver Iceland)へ! ここはブルーラグーンをキャンセルしてからすぐに予約した場所で、最初は10時に予約していたんだけど、ストライキ遅れのために13時に変更しなきゃいけなかった。体感型シアターで、アイスランドの各地を飛ぶような体験ができるらしい。本格的観光の前に予習って感じで、いいかなと思ったんだ。 レイキャビクは確かに寒いことは寒いけど、この日はだいたい摂氏0℃くらいで、経験したことのある寒さだったのでよかった。でもアメリカ生まれのタクシー運転手によると、今日は暖かいらしい。予報を見ても、これから週末にかけてどんどん気温が下がって、ヨーロッパの広域がかなりの寒波に襲われるみたい。アイスランドにいる期間は大丈夫らしいので安心したけど、ストックホルムにいる間に寒波が直撃するみたいだなぁ。でもうまくいけばホワイトクリスマスになるかも! バスターミナルからフライオーバー・アイスランドまでは、タクシーで10分ほどで、到着は12時半だった。お腹も空いたので、中にあるKaffi Grandiというカフェでコーヒーとドーナツをお腹に入れた後、13時からのフライオーバー・アイスランドに参加。 フライオーバー・アイスランドは、レイキャビクの北西の端にある お腹が空いていたのでカフェで軽食を メインは体感型シアターなんだけど、そこに行く前に2つの小さなシアターを通り抜ける。最初は小屋みたいなセットの中に映像が映し出されて、アイスランド人がログハウスに住んでいたことを語っていたし、2つ目のシアターではCGのトロールが入植前のアイスランドの姿を語ってくれた。 メインの大きなシアターでは、横に長い一列の椅子に座ってシートベルトを着ける。目の前の半円形スクリーンは足元まであって、ここにアイスランドの雄大な景色が映し出されると共に、映像に合わせて椅子が動いて、まるで実際にその風景の中を飛んでいるかのような錯覚を与えてくれた。滝の近くを通り抜ける場面では、椅子の上の方に取り付けられたスプレーから水が噴き出して臨場感を与えてくれたり(噴き出す時の「プシュー」って音にちょっと興覚めしたけど)、高い建物の上を飛ぶ時には両足を上げたくなったりもした。このショーは8分半と短いんだけど、アイスランドの各地の綺麗な景色の中を旅した気持ちになれたので、個人的にはとても楽しめた。 こんな感じで楽しんだ (オフィシャルサイトからの写真) こんなにもたくさんの場所を飛行したらしい ただ値段が結構高いのが玉に瑕。一人5,690 ISK(=$40)で、日本円にすると6千円弱なので、アトラクションとしてはかなり高めの設定だ。でもアイスランドは全体的に物価が高いし、個人的に満足できたのでよしとする。最初の2つのシアター体験は要らないから、メインのシアターだけで一人2千円くらいだと最高なんだけどな。でもそれだけじゃ、あまりにも短すぎるか。 この後はこのまま街を観光することもできるけど、チェックインの14時が近いのでホテルに行くこともできる。ラップトップなんかが入ったバックパックも結構重いので、まずはホテルにチェックインしてしまうことにした。アイスランドでは流しのタクシーはないので、タクシー乗り場に行かなければならない。アイススケートリンクのあるIngólfur Squareのすぐ横の乗り場からタクシーに乗り込んでバスターミナルまで戻り、そこで大きな荷物を返してもらって、ここから徒歩2分の安ホテルTravel Innにセルフチェックイン。一泊€96と、アイスランドとしてはかなり安いホテルなんだけど、結構ちゃんとした部屋で安心した。顔を洗ったりしてちょっとリフレッシュした後は、街の観光に出かけることにしよう! 寒い街中を歩いてタクシー乗り場へ 安ホテルだけど、必要最低限揃っていていい感じ ホテルからすぐの大きな公園の脇を歩いて北上。今は雪は降っていないとはいえ、やっぱりかなり寒い。足元の雪は所々固まって滑りやすくなっている場所もあるので、グリップの効く防水性の靴を買っておいてよかったと思った。 こんな感じの雪道を北上していく チョルトニン湖(Tjörnin)は、レイキャビクに住む人々の憩いの場所らしい。湖としては小さめで、大きな池と言った方が近いかもしれない。半分が薄い氷に覆われているようで、湖の北端だけが凍っていなかった。そこにたくさんの鳥が群がっているのを見てビックリ! 数もそうだけど、鴨、白鳥、カモメなどたくさんの種類の鳥が水の上で羽を休めていて、壮観この上ない。湖岸には違う種類の鳥たちの写真がズラッと並べられていて、どんな鳥がここに来るかを学ぶことができる。1年を通して、なんと約40種類もの鳥が見られるらしい。この湖は人々の憩いの場所であると同時に、鳥たちにとっても特別な場所なんだなぁ。 チョルトニン湖には鳥がたくさん! 湖畔には『無名の官僚へのモニュメント(Monument to the Unknown Bureaucrat)』と呼ばれる彫刻があって、僕はこれがいたく気に入ってしまった。市庁に向かって歩く、上半身を巨大な岩に包まれたこの彫刻。アーティストがどんな意味を持たせたのかわからないけど、市民の期待を背負ってプレッシャーに押しつぶされそうな官僚って感じ。こういうシュールなアート、個人的に大好き。 アーティストはどんなことを思いながらこれを造ったんだろう? この後は、ここから歩いてすぐのセトルメント・エキシビション(The Settlement Exhibition)へ。ここには『871±2』と呼ばれる展示があって、これは2001年に発掘された、最初に人々がアイスランドに入植した頃のロングハウス(長屋)の遺跡。最初これはレプリカかと思ったんだけど、なんと実際の遺跡らしい。遺跡を内包するように博物館を建てたのかな。単に土の上に岩が並べられているだけのように見えるけど、遺跡の周りには「裏口」「暖炉」などと書かれているボタンがあって、押すと光ってその場所を教えてくれる。今となっては砂と岩しかない場所なので、ここに千年以上前に実際に暮らしていた人々がいたことを想像するのは大変だ。こういう場所でいつも思うけど、時間を巻き戻して当時の姿を見られたらどんなに楽しいことだろう。 ロングハウスの遺跡 この周りをぐるっと囲むように当時のアイスランドの景色が展示されていて、その所々では幽霊のような人々の姿が動いていて、当時どんな風に家畜を世話していたか、どんな風に狩りをしていたかなんかを学ぶことができる。こういう再現フィルム風な展示は、知識が頭にスッと入ってくる気がするから好きだなぁ。ロングハウスの中での生活を再現した映像も作ってほしいな。 当時の人々がどんな風に生活していたかを垣間見ることができる 他にもこの博物館には昔のレイキャビクの町のジオラマの展示があって、その脇にある双眼鏡のようなもので覗くと、町を歩く人々や、路上で遊んでいる子供たちを見ることができたりして楽しかった。歴史にはあまり興味がない僕だけど、こういう楽しい展示だったら大歓迎だ。 双眼鏡のようなVRゴーグルから見ると、 このジオラマに人々が生活しているのが見える 博物館を出たのは15時半頃。繁華街をのんびり歩くことにしよう。大きな交差点で偶然見つけたのが、『クリスマスキャット』。これは巨大な猫のオブジェで、その前でカップルに写真を撮ってくれと頼まれて、お返しに僕らの写真も撮ってくれた。なんでもこれはアイスランドに伝わる童話のキャラクターで、クリスマスに新しい服を貰えない子を食べてしまうらしい。食べられないように、子供たちは家事をちゃんと手伝って、クリスマスには靴下や簡単な衣類を貰うんだとのこと。サンタクロースは悪い子に石炭をプレゼントするけど、クリスマスキャットはもっとバイオレントなんだなぁ(笑)。 結構怖い設定のクリスマスキャット このすぐ先にはレインボーストリート(Rainbow Street)がある。文字通り道路が虹色に塗られていて、道の終わりには教会が見える。レイキャビクの観光計画を立てている時に、この通りをGoogle Mapsとかで見たりしたんだけど、ここが坂になっていたとは知らなかった。教会が街の一番高い場所にあるみたいで、そこまで緩やかな上り坂になっている。実際に来てみないとわからないことってあるよね。道の両側には色々な店が並んでいて楽しそう。こういう時、僕がショッピングに興味を持っていればもっと楽しめたのになと思うことがある。こんな場所でしか見つからないようなものを物色して買うのって、楽しいだろうな。でも僕は「別に今欲しいものがあるわけじゃないし…」と、お金を使わない方向にどうしても頭が行ってしまうんだよな。それはそれで節約できるからいいんだけど。 ずっと伸びるレインボーストリートの向こうには教会が見える ゆっくりと丘を上った先には、この街のシンボルとも言えるハットルグリムス教会(Hallgrímskirkja)がある。まるでスペースシャトルのような奇抜な形をした教会は1945年に建設が開始されて1986年に完成するまで、なんと41年もの歳月をかけて造られたものらしい。ここまでゴチャゴチャした街の雰囲気だったんだけど、教会の前にくるといきなり視界が開けるので、とても気持ちがいいと感じた。 スペースシャトルのようなハットルグリムス教会 この教会の上には有料で上ることができる展望台があるらしいんだけど、僕らはパス。シンプルでモダンな感じの中に入って、椅子に座って足を休めると共に、教会の雰囲気を存分に味わった。宗教には全く興味がないけど、教会とかの厳かな空気は大好きだ。 厳かな空気が流れる教会内部 さて、この時点で16時。まだ夕食には早いけど、お昼がドーナツとかだけだったので食べられることは食べられる。それに明日は早起きしてバスツアーに参加しなければいけないので、今日は夜更かしすることができない。だから早めに食べて、その後バーにでも行って、早めにホテルに帰って休むことにしましょうか。 教会から北方向に坂を下りて、ショッピングで有名なロイガヴェーグル通り(Laugavegur)をのんびりと歩きながら、予定していたレストランへ。ここのレストランは予約ができないので、混む前に行きたかったってのもあるんだよね。レイキャビクの情報を色々なウェブサイトで調べて、たくさんの人が紹介していたのがSkál!というレストラン。たくさんのレストランが入るフードコートの中にある、ワインバーのような場所だった。まだガラガラのカウンター席に座って、美味しいワインをグラスで選んでもらって飲みながら、いくつか料理を頼んでみた。ちゃんとしたメイン料理も美味しそうだけど、小皿料理をいくつも頼んでタパス風にするのもいいな。 Skál!ではグラスワインを飲みながら色々と食べてみよう ということで頼んだのが、貝柱、バターヘッドレタス、燻煙されたアークティックチャーという魚、それにアイスランドの仔羊肉のフィレの4品。どれもワインによく合って美味しかった! なるほど、たくさんの人が勧める場所なわけだ。全ての料理に一ひねり入っていて、それでも素材の味を隠してしまうことのない味つけで、とても満足ができた。何人かで来て、ワインを飲みながらたくさんの料理をワイワイ楽しむってのが、このレストランの一番の楽しみ方かもしれない。ここは僕からもオススメ! Icelandic Scallops (red currant granita, horseradish & hazelnut oil) 2750 ISK Butterhead Lettuce (cream, wild rose vinegar, apple, walnuts & sunchokes) 1850 ISK Smoked Arctic Char (apple, herbs & grilled bread) 2350 ISK Icelandic Lamb Fillet (sunchoke, parsley & black garlic) 2950 ISK すっかり満足した後は、さっきのロイガヴェーグル通りを戻って、レイキャビクで一番有名ともいえるバーKaldi Bar/Caféへ。有名だから待つことになったらイヤだなと思ったけど、すんなりカウンターに座れてよかった。ここではアイスランドのジンを使ったカクテルを注文。美味しかった! レイキャビクでは一番有名なバーKaldi 一杯だけ飲んだ後は、まだ18時半頃だけど、おとなしくホテルに戻ることにしよう。パラパラと雪が降り始めて寒かったので、すぐそばのコーヒーショップでホットチョコレートを注文。足の親指の爪が食い込み始めているらしくちょっと痛い感じなので、近くのコンビニでバンドエイドを購入した後、ホテルまでゆっくりと歩いて戻った。 明日のツアーのピックアップは7時半から8時の間なので、朝5時過ぎには起きて支度をしなければいけない。長い長い一日でかなり疲れていたので、ホテルに帰ったらすぐに寝てしまった。 #
by alexsea
| 2023-12-18 00:00
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アイスランド&スウェーデン 20232023/12/17~18: 始まる前からトラブル続きの旅 12/19: 氷河湖ツアー 12/20: ゴールデンサークルツアー 12/21: いざスウェーデンへ 12/22: ミレスの彫刻たち 12/23: VIP待遇のホテル 12/24: ホワイトクリスマス 12/25: スウェーデンでの最終日 記事の下の"<<"リンクを辿っていくと、時系列で読めます。 #
by alexsea
| 2023-12-17 00:00
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日本2023: 「縁」
長かったような短かったような旅も今日で終わり。これからシアトルへの帰途に就かなければならない。朝8時頃起床して、シャワーを浴びて荷造りを終える。
今日のランチはどうしようか迷ったんだけど、一応予定通りに『SOBA HOUSE 金色不如帰』の様子を見てみることにしよう。この店は11時に開店なんだけど、9時半から整理券の配布が始まる。9時半ちょっと前に雨の中を店まで行ってみると、もうかなりの人が集まっていた。こりゃ11時ちょうどに店に入るのは無理な可能性が高いな。というわけできっぱり諦めてしまうことにした。ま、今回は縁がなかったということで。 今回の日本での最後の食事として、ラーメンがダメならやっぱりとんかつでしょう。それほど遠くない場所に良さそうな店があるらしいので、11時開店のその店に行くこと決定。 ホテルを10時きっかりにチェックアウト。大きな荷物を預かってもらった。ここのホテル、いくつか不便な点があったことは事実。まず以前書いたように、シャワーの温度が一定に保てないこと。暑い夏だからほとんど水シャワーでも大丈夫だったけど、冬に泊まるとなったら温水は必須だ。それともう一つの苦情としては、時々エアコンから水が垂れてきていたこと。以前水が垂れてきたのを見てフロントに言って直してくれたはずなんだけど、今朝机の上を見るとラップトップの上に水たまりが! エアコンから垂れた水が、机の上にラップトップの上に水たまりを作ってしまったらしい。気づいてすぐに拭いてから、起動してみたら大丈夫だったので心底ホッとしたんだけど、もしこれでラップトップが壊れてしまったら弁償問題に発展してしまう。チェックアウトの時にまだ水漏れがあることを言うと、まるで他人事のように笑顔で「教えていただいてありがとうございますー!」とのこと。本当にちゃんと対処してくれるんだろうか? フロントの対応は概ね良かったとはいえ、波があったのも事実だ。でもこの二点が改善されれば、ここは僕にとって定宿となり得る場所だと思う。 10:45くらいまでフロントで時間つぶしをした後、『とんかつ檍(あおき)のカレー屋 いっぺこっぺ』に向かって歩いて行くことにした。途中でまた豪雨が降ってきて、近くのビルの陰で雨宿りしなきゃならなかった。こういう極端な降り方、頼むから勘弁してほしい(泣)。シアトルは雨で有名な場所だけど、こんなに強く降ることは滅多にないよ! シアトルでは曇りの日が多くて、時々傘を差さなくてもいいような弱い雨が降るだけ。年間降水量を調べると、シアトルは952mmなのに対し東京は1529mmと、シアトルよりもかなり多く雨が降っていることになる。5分くらい雨宿りしていたら、小降りになったのでよかったけど。 雨宿り中。 雨が降るのはいいけど、豪雨はちょっと困る 今回の日本での最後の食事はここで 開店前から店の前で雨宿りしながら待っていて、最初の客として入店。入り口の販売機で、ひれかつ定食(¥1,800)の食券を買ってカウンター席へ。ここのひれかつは、とてもオーソドックスな感じに見える。ソースもあるけど3種類の塩も置いてあって、特にその一つの『ヒマラヤ岩塩 ナマック』がオススメらしい。それじゃまず始めにそのヒマラヤ岩塩をつけて食べてみることにしよう。説明に書いてあるように、この岩塩にはちょっと温泉玉子のような硫黄の香りがついてる。それと豚肉の味が面白いくらいマッチして、これは新しい美味しさだ! 他の塩もソースも美味しいことは美味しいけど、ヒマラヤ岩塩の風味はここが初めてだったので、ほとんどそれで食べていた気がする。感動するほどの美味しさではないにせよ、新しい味と香りの組み合わせを教えてくれたこの店に来てよかったと思った。 すごく美味しそう! ソースと3種類の塩 店を出る頃には雨は止んでいたので安心した。ホテルまで歩いて帰ってスーツケースを受け取り、新宿駅に向かうことにしよう。歩いても15分くらいだけど、途中で雨がまた降り始めたらイヤなので、地下鉄で新宿まで行って、この間入ったル・カフェ・ド・ジョエル・ロブションで成田エクスプレス出発まで時間をつぶすことにした。 13:38に新宿を出発した成田エクスプレスは、空港第2ターミナルに14:56に到着。問題なくチェックインしてセキュリティを通り抜け、出国審査を終わらせた。カフェやレストランにはあまり興味がなかったのでゲートまで行ってしまうことにしたんだけど、ゲートのすぐ近くにラップトップを使えるようなカウンターがある場所を発見。そこの電源にラップトップを繋いで、搭乗が始まるまで旅行記を書いていた。集中していると時間はすぐ過ぎ去るもので、あっという間に搭乗時間になった。 成田エクスプレスから見た景色。 この日本的な景色にも、しばしのお別れ 行きの飛行機とは違って、帰りは前の席にも隣の席にも乗客がいたので残念。でも食事はベジタリアンではなく普通食に戻しておいたので、美味しく食べることができた。離陸してすぐに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』を観て、少しだけ寝て、その後『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観た。どちらも派手なアクションシーンばかりだったけど、僕にとってはまあまあくらいの評価しかなかった。特に後者は映画が長すぎる! JALの食事はとても美味しい シアトルに帰ってきたぞ! 帰りは行きに比べて早く感じたな。シアトルには同日の朝11時ちょっと前に到着。特に問題もなく入国審査を通り抜け、11時半くらいには家に着いた。シアトルはもっと涼しいだろうと思ってたんだけど、今週は熱波が来ていて30℃超えの日々だそうな。まぁ湿気がないだけいっか(笑)。 症状は全くないけど、旅の後なので一応検査しておきたかった。 コロナ陰性! 今回の日本訪問、「縁」というものの素晴らしさを実感した旅だったと思う。僕にとって縁というのは偶然と必然の境目にあるもので、30~40年経って再会できるような友達とは、何かの理由で必然的に出会ったんじゃないかとさえ思う。子供の頃に繋がった人と、長い年月によって繋がりが切れ、何十年も経った後にまた繋がれる。そういう感じの繋がりって、今回の旅でもそうだったけど、僕の人生を豊かにしてくれるような気がする。縁で繋がった友達にとって、僕も彼らの人生を豊かにするような存在でありたいと願うばかりだ。 日本で会えた人たち、僕の旅を豊かにしてくれて本当にありがとう! 会えなかった友達も、次に日本に行く時に会えるのを楽しみにしてるよ!( もちろんシアトルに来てくれてもいいからね!) #
by alexsea
| 2023-08-14 00:00
| 旅行記
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