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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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イギリス2025: 体調不良と、ガッカリの2つ星

2025-12-08 (Mon)

8時頃起床。あれ、なんだかちょっと体がだるいぞ。少しだけ熱っぽい? お腹が全体的にしくしく痛む感じもする。

これは記憶にある症状だ。ずっと前に世界一周で日本に寄った時に同じような体験をしたよな。あの時はたぶん、日本に着いたばかりでお腹が慣れていない所に、吉野家でがぶ飲みしてした水に当たったんだと思う。そういえば昨日の夕食の時も、タップウォーターをたくさん飲んだような…。くっそー、今回の旅行で何度目の体調不良だよ。

これはやばい。今日の昼はミシュラン2つ星のレストランでランチの予約を入れてあるし、明後日にもすごく楽しみにしているレストランでディナーの予定がある。この時点で食べられなくなったら最低じゃん! 本来の計画では、今朝はV&A博物館にまず行って、その後ランチのレストランに行こうと思っていたんだけど、これは体を休ませた方がよさそうだ。ということで、トルコで風邪を引いた時に飲んでいたTylenolを服用した後、ランチの時間までずっと寝ていることにした。

11時半くらいにホテルを出て、レストランに向かう。体のだるさや熱っぽさは薬で抑えられているけど、まだお腹は少し重い感じがする。でもちゃんと食べられそうなので安心した。ニュー・ボンド・ストリート(New Bond Street)には、シャネルやディオールなんかの高級店が立ち並んでいて、センスのいいクリスマスデコレーションを纏っている。昼に見ても綺麗だけど、夜にはたぶんイルミネーションが点いて輝きを増すんじゃないかな。店自体には一生縁がないと思うけど、この道を夜に見てみたいと思った。

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高級店で溢れるニュー・ボンド・ストリート

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シャネルの建物には大きなリボンが

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ディオールのデコレーションも夜になったら輝くのかな

ランチの店はそこから歩いて5分くらいの、Gymkhanaと呼ばれるインド料理レストラン。ミシュラン2つ星を獲得している店で、かなりの高級感がある。

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Gymkhanaはミシュラン2つ星

メニューはアラカルトでも頼めるし、テイスティングメニューも2つ星にしては安い£150くらいだけど、ランチの時間帯は選択肢がたくさんあるセットメニューが£70であるので、僕はそれを注文した。

最初に出てきたのは、4種類くらいのパパダムが詰まった箱。どれも本当に美味しいし、3種類の付け合わせが一緒だと、雰囲気が変わっていくらでも食べられそう。でもメインの前にお腹がいっぱいになってはいけないので、味見程度に控えておくことにした。ああ、こういう時に一番歳を取ったことを感じるよ…。たぶん若い頃だったら、これを全部食べても全然大丈夫だったと思うのに。

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Pappadum Selection, Shrimp Sorpotel & Nimbu Achari Raita

次のコースはアル・チャット。え、アル・チャットってじゃがいもの料理じゃなかった? 出てきたものはソースに埋もれていて何の料理だか全くわからなかったけど、混ぜると下にじゃがいもがあることがわかる。混ぜて食べてみると、酸っぱさがまず前面に出ていて、全てがかなり強い味。っていうか、僕にはボールド過ぎるよ。元々酸味が出しゃばっている料理は得意ではないので、2口くらい食べたところで終わりにしてしまった。サーバーが心配してくれた時には、「お腹をいっぱいにしたくないので…」と応えておいた。

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Aloo Chaat, Tamarind, Sev

次のコースには、僕はチーズの料理を選んだ。これにもちょっと強めの酸味が感じられるけど、さっきほどではない。インドチーズの独特の歯触りと、スパイスの香りがとても合う。これはなかなか好きだったな。

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Achari Paneer Tikka, Fig & Cashew Nut, Corn Chaat

メインコースには、ここの店が有名になったきっかけとも言えるらしい、チキン・バター・マサラを選択。…うん、美味しいことは美味しいけど、感動するレベルじゃないし、塩味が強すぎる気がする。一緒についてきた豆の料理も、ほうれん草も、やっぱり少し塩味がキツイ。さっきのチーズの料理は普通に食べられたので、体調が味覚に影響しているわけではないと思う。単に今日のシェフが塩を使い過ぎただけと思いたいけど、ランチメニューだとはいえミシュラン2つ星レベルでこれはないんじゃないかなぁ。このレストランにはすごく期待していただけあって、とてもガッカリした。

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Chicken Butter Masala, Dal Lasooni, Saag Makai, Basmati Rice

デザートは頼まなかったけど、プチ・フールっぽいものも出てきた。どちらも美味しかったけど、特に右のやつは上品な甘さで、日本の和菓子を連想させてくれた。

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口臭を消す意味もあるんだろうな

あー、もう本当にガッカリ。僕はミシュランの星付きレストランには「感動」を期待する。ここでは感動どころか、不満ばかりが爆発していた。過去にミシュラン2つ星レベルの店で、こんなにも落胆したことはない。今日のシェフの調子が悪かっただけだと信じたいけど、よほどのことがない限り、この店にはもう二度と来ないだろう。

元々のスケジュールでは、この後フォートナム&メイソンで紅茶を買ったり、オクスフォード・ストリートの店に服を買いに行く計画だった。でも体調とショッピングとを天秤にかけると、体調を整える方が断然優先! というわけで、今夜のミュージカル観劇までホテルで休むことにした。お腹の調子を整えるために、夕食もスキップした方がいいだろう。今夜は前に行ったことがあるBanconeというイタリアンの店を予約しておいたんだけど、それもキャンセルしてしまった。

ホテルに戻る前に、地下鉄の駅のすぐ前にあるS Martという日本のスーパーに入って、お茶とツナマヨのおにぎりを購入。夕食は抜く予定だけど、おにぎりはお腹が空いた時に食べることにしよう。

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おにぎりはお腹が空いた時のため

18時半くらいにホテルを出て、Circleラインを使ってEmbankment駅へ。そこから少し歩いて、アデルフィ・シアター(Adelphi Theatre)に到着。今夜はここで、ミュージカル版『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(Back To The Future: The Musical)を観るためのチケットを買ってある(£69=$92)。ロンドンに来る度にミュージカルか劇は観ているんだけど、今回は1晩しかそれに割ける時間がなかったので、悩みに悩んでこれに決めた。元々の映画は大好きだし、演出や特殊効果がどんなものになるのかすごく興味があった。

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アデルフィ・シアターで、ミュージカル版『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

劇場の中の店には1950年代らしい看板がついていて、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の気分をちょっと盛り上げてくれる。こういうのは結構好きだ。

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劇場の中も昔風にアレンジしてある

1階席の前の方は値段が高いし、かといって一番安い席だと視界に問題があるかもしれないしということで、アッパーサークルという3階の、ど真ん中一番前の席を買っておいた。ここだったら舞台全体が無理なく見渡せるし、前の人の頭を気にしなくていい。演劇やミュージカルを観る時に一番気分が盛り下がるのは、目の前に背の高い人が座って、視界がブロックされてしまった時だもん。

指定の席に座ってみたらもう最高で、なんで今までこういう席を選ばなかったんだろうと不思議になるくらいだった。視界が開けているって、こんなにまでも気持ちいいものなんだな。これから演劇を観る時には、いつもこういう席を取ることにしよう。

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一番前の席はすごく開放感がある

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トイレのサインの下には、有名な最後のセリフが

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「スマホは1985年には発明されていなかったので電源をお切りください」

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「でもこの写真を撮ってタグ付けして載せるのはOKです」

ミュージカルは休憩を含めて2時間40分。音楽も演技も良くて(特にロレイン役のMaddie Grace Jepson)、とても楽しめた。デロリアンが街中を走る特殊効果には「へー!」ってなったし、映画の最後のあのシーンもちゃんと再現されていて、どうやってるの??と目が丸くなった。車に乗っているマーティーとドックが、同じ高さの目線まで来て手を振ってくれたのは嬉しかった。3階席はそれですごく沸いていたもん。

でも全体的に面白かったとはいえ、特筆するほどでもないかもなぁ。『ウィキッド』を観た時や、『カム・フロム・アウェイ』を観た時に比べると、一段階下の楽しさだったように思う。でも良いミュージカルだったことには間違いない。映画版が好きな人なら、きっと楽しめると思う。

ホテルに戻ったのは23時をまわってから。夕食を抜いてお腹が空いたので、買っておいたツナマヨのおにぎりを夜食として食べた。お腹の痛みはほとんどなくなったけど、まだ油断することはできない。

明日はケンブリッジ(Cambridge)まで足を延ばそうと思っていたけど、予報は雨みたいだし、体調も整えたいのでどうしようかと悩んでいた。メールをチェックすると、予約しておいたケンブリッジのトリニティー・カレッジ(Trinity College)のツアーが、ガイドが病気のためキャンセルというメッセージが入っているじゃないですか。え、これはケンブリッジに行くなというお告げでは? 最終決定は明日の朝に持ち越すことにして、とりあえず朝6時に目覚ましをセットしてからベッドに入った。

今日の歩数: 8,232
# by alexsea | 2025-12-08 00:00 | 旅行記 | Comments(0)

イギリス2025: サンデーローストやらネオンサインやら

2025-12-07 (Sun)

7時頃起床。ちゃんと快適に寝られたのでよかった。でもこの部屋、シャワーの温度が不安定で、すごく熱くなったり急に冷えたりする。3年前にロンドンでAirbnbに泊まった時にも温水が不安定だったよな。安ホテルだし、古い建物だからしょうがないかな。完全にお湯が出ないよりはいいや。

今日はランチの予約があるので朝食はスキップしようと思っていたんだけど、行きたいベーカリーが見つかってしまったので、そこで軽く食べることにした。8時半ちょっと前にホテルを出て、地下鉄でBond Street駅に向かう。

地下鉄のホームでふと見た広告に、クスッと笑ってしまった。ロンドンで地下鉄に乗っていると、「不審なことがあったら知らせてください、対処します」という意味で、“See it. Say it. Sorted.”と頻繁にアナウンスされる。地下鉄に乗る度に聞くフレーズなのですごく頭に残っているんだけど、このリップステインの広告ではそれをもじって、“See it. Stain it. Sorted. (見て、染めて、対処できました)”だって。ロンドンの鉄道に特化した広告で、こういうユーモアがとてもいい。僕のようにこれを見てクスッとなる人、たくさんいるんじゃないかな。

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キャッチフレーズが素晴らしい

駅を出て歩いている間に雨がパラパラ降ってきたけど、予報を見てちゃんと折り畳み傘を持ってきているので大丈夫。5分ちょっと歩いて、朝食の場所Arôme Bakeryに到着。人気店でかなり並ぶことを聞いていたので不安だったんだけど、開店15分前には店の前に3人いるだけだったのでホッとした。

どこが最後尾かを聞こうとした時に、「中で食べる人はこちら」というサインがあるのに気がついた。3人はそこに並んでいなかったので、僕がそのサインの列に並び始めると、彼らもそれに気づいたみたいで僕の後ろに並び始めた。あー、気づいてなかっただけなのか。悪い気がしたので僕の前にどうぞと言ったんだけど、固辞されてしまった。まぁ全部で4人だから、みんなちゃんと入れるよね。でもそれからあれよあれよという間に人が並び始めて、開店時には30人近くになっていた。こんなに人気のある場所だったのか! 早く来てよかった。

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開店後はすぐにいっぱいになってしまう

9時にドアが開いて、最初の客として入店。カウンター席に傘を置いてから、ここの名物らしいハニーバタートースト(Honey Butter Toast)と、オーツミルクのカプチーノを注文。トーストは外はカリッと、中はフワフワで、上品で軽いハチミツの甘さとバターの香りが最高! これがここの名物だというのも、なるほどって感じ。でも並んで買うほどのものじゃないかも(笑)。

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上品な店内には美味しそうなパンがたくさん

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Honey Butter Toast (£5.20)

次の目的地が開く時間が10時で、それまでここでゆっくりしようと計画していたんだけど、かなり混雑しているので席を空けてあげなきゃいけないな。今は雨は降っていないようなので、10時までこの辺を散歩することにしよう。

のんびりとその辺りを散歩していると、WA Caféという場所が目に入った。ジャパニーズ・パティスリーと書いてある。おー、日本のお菓子屋さんだ。入ってみると、ケーキの他にも菓子パンやハニートーストも売ってる! しかもハニートーストは半分の大きさで、ちょうどいい感じ。しまったー、ここで食べればよかったかな。もう何もお腹には入れたくないので、抹茶ラテを頼んで店内で時間をつぶしていた。店員の方と日本語でちょっと話して、WA Caféはロンドンに4軒あると聞いた。シアトルに帰るまでにまた来たいけど、スケジュールがキツキツだからなぁ…。

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偶然発見したWA Café

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美味しそうなケーキや日本の菓子パンが山ほど!

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抹茶ラテ(£4.90)は美味しくて綺麗

この後行きたかった場所は、ウォレス・コレクション(The Wallace Collection)。以前から気になっていた博物館・美術館で、個人が所有した絵画や家具なんかを展示してある。

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昔、ここは侯爵邸だったらしい

1階は昔の芸術的なアイテム、皿やグラスなんかが並んでいてそれほど興味をそそられなかったけど、階段で2階に上がると絵画がたくさんあって僕好み。特にグレート・ギャラリーには息を呑んだ。細長く大きな部屋の壁は、たくさんの絵画で埋め尽くされている。僕はこういうサロンスタイルの絵画展示が大好きだ。ここは侯爵邸だったらしいけど、このグレート・ギャラリーはどんな用途に使われていたんだろうか?

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可視光によるダメージを防ぐためにカバーが被せてあるアイテムも

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グレート・ギャラリーの雰囲気が素晴らしい!

美術館に来ると必ず探す、大好きなコローの絵も見つかった。『マクベスと魔女たち』というタイトルなので、シェイクスピアの物語を題材にした絵らしい。コローの絵で、他にもそういうのあったかな?

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光と影の使い方がすごく好き

たくさんの絵画も見応えがあるけど、ウォレス・コレクションで目玉なのは、様々な家具の展示と各部屋のデコレーション。部屋によって雰囲気が全く違っていて、とても面白い。絵画の目玉としては、この部屋の家具と一緒に展示してあるフラゴナールの『ぶらんこ(The Swing)』がある。優雅で可愛い絵に見えるけど、ブランコに乗る婦人が隠れた愛人に靴を投げているシーンで、愛人はドレスの「中」を見つめているようで、その目つきが…! 当時は賛否両論だったらしいけど、かなり評判になって版画となって出回ったとのこと。こんな微細なエロティシズムでも、当時の人々は惹きつけられたんだねぇ。

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家具とデコレーションの展示もウォレス・コレクションの目玉

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フラゴナールの『ぶらんこ』は結構スキャンダラス

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拡大図。おわかりいただけるだろうか…

特別展の中で、カラヴァッジオの『愛の勝利(Victorious Cupid)』も見ることができた。倒れた楽器や楽譜の上で、いたずらっ子のように笑うキューピッドを見た時には、KANの『愛は勝つ』が頭の中で鳴り響いた(笑)。

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カラヴァッジオの『愛の勝利』

ちょっと駆け足になってしまったけど様々なアートを楽しんだ後は、11:45に予約してあるランチに向かうことにしよう。SOHOにあるBlacklock Sohoに到着すると、開店前だというのに15人くらい並んでいてビックリした。仕方なく列の最後尾で待っていると、開店と同時に店の人が「予約の人―!」と呼ぶのが聞こえたので、列を抜けて先に入店することができた。

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開店前なのに行列のあるBlacklock Soho

イギリスで日曜日といったらサンデーロースト! サンデーローストの美味しい店をオンラインで探していて、ここBlacklockに行き当たった。普段はステーキ屋らしいので、肉の扱いには慣れているんだろう。ローストのメニューは、55日間熟成したビーフランプ、28日間熟成した仔羊の足肉、21日間熟成したポークロインの3種類。2人以上だと全てが乗った“All In”が選べるとメニューには書いてあったんだけど、サーバーが言うには1人でも大丈夫とのこと。色々な肉を味わわなきゃ損だということで、それをお願いした。

出てきた皿は、ヨークシャー・プディングはもちろんのこと、焦げ目のついた野菜の上に、これでもかというくらいの肉が乗っている。「山盛り」って、こういうのを言うんだね。見た瞬間目が丸くなったよ(笑)。ついてきたグレイビーをドボドボと下品にかけてから、肉を一種類ずつ試していく。どれも絶妙な調理具合でとても瑞々しくて、グレイビーとの相性が最高! どの肉もとても美味しかったけど、僕が一番好きだったのはやっぱりビーフかな。グレイビーとの相乗効果で、肉の赤身の旨味が口の中で爆発する感じ。あと、一番上に置いてあった豚の皮を揚げたやつも最高! カリカリで香ばしくて、これだけをスナックとしてたくさん食べたい感じ。ずっと前に食べた時に「これ、味あるの?」と思ったヨークシャー・プディングも、グレイビーを吸って最高の味わいになっている。かなり残すことになってしまったけど、とても満足できたランチだった。

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牛肉、仔羊肉、豚肉が全て乗った“All In” (£28)
Breakfast Martini (£9)

さて、午後はロンドンの郊外のウォルサムストウ(Walthamstow)という町に向かう。Oxford Circus駅からVictoraラインで一本だ。Walthamstow Central駅から15分ほど歩いたところにあるのが、God’s Own Junkyard。ネオンサインを山ほど展示してある場所で、ずっと前から来てみたかったんだ。

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左端の入口がGod’s Own Junkyard

中に入った瞬間に、様々な色の洪水に圧倒された。写真で見てどんな場所かは知っていたけど、実際に体験するともう圧巻以外の何物でもない。新しいものや古いもの、修理されたものや、捨てられる直前に救われたものなど、とにかく各地から集められたネオンサインがひしめき合っている。あちこちにソファが置いてあるし、一角にはバーもあって、ちょっとした食べ物も売っているみたい。僕はそこでビールを買って、あちこちの椅子やソファに座ってネオンサインを眺めて楽しんでいた。いやー、これは体験できてよかった!

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入った瞬間から圧倒される

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色どりどりのネオンサインがいっぱい!

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「ネオンサインといったらアダルト店」みたいな一角も

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ネオンを組み合わせたアート(?)展示。怖いよ

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ネオンに囲まれてビールを飲む

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鋭角には曲げられないので工夫してある。へー!って感じ

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うん❤️                      う…?

1時間以上ゆっくりと楽しんだ後は、ロンドンに戻ることにしよう。

Wood Street駅からWeaverラインに乗ってLiverpool Street駅で乗り換え、Tower Hill駅まで。タワーブリッジの辺りは当然のように大混雑! 最初のうちは写真を撮っている人たちを避けて歩くようにしていたんだけど、こう混雑していてはそんなことをしていられない。他の人達がやっているように、カメラの射線に入っても平気で通り過ぎることにした。そうしないと動けないよ(笑)。

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大混雑のタワーブリッジを渡る

シャッド・テムズ(Shad Thames)には前に来たことがあるけど、ここはロンドンで僕が大好きな場所の一つ。昔倉庫街だった場所で、建物を繋ぐ橋がいくつもあって、その風景が僕の心を揺さぶってくる。今はアパートになっているらしい。あー、こんな場所に住んでみたい!

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シャッド・テムズのこの雰囲気が大好き!

これからテムズ川南岸のクリスマスマーケットなんかを見ながら夕食の場所に向かう予定だけど、ちょっと時間が早すぎる。シャッド・テムズにあるWatchHouse Tower Bridgeというカフェで時間をつぶそうと思ったら、行列ができるくらい人気の場所だったので、さっくりと諦めた。近くのスターバックスに入って、チャイラテを飲みながら時間つぶしをしよう。今日は写真を撮りまくっていたんで、モバイルバッテリーをスマホに繋げて充電しなければ!

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スタバでチャイラテを飲みながら時間調整

17時くらいにスタバを出て、テムズ川南岸をゆっくりと西へ向かう。タワーブリッジの辺りにはクリスマスマーケットの店がたくさん出ていて、店を見る人たちやタワーブリッジの写真を撮ろうとしている人たちで混みあっていた。でもクリスマスマーケットは、このくらい活気があった方がいいよな。混み過ぎて動けないのはイヤだけど、あまりスカスカだとなんだか寂しい気持ちになってしまう。僕はMichael Bubléのクリスマスアルバムをリピートしながら、バラ・マーケット(Borough Market)の方にゆっくりと歩いて行った。後日またそのクリスマスアルバムを聴く時には、このロンドンでの情景を思い出すといいな。

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テムズ川南岸はクリスマスマーケットだらけ

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ヘイズ・ガレリアもすごく好きな場所

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川沿いにはカーリングで遊べる場所も

今日のディナーは、バラ・マーケットの裏にあるKolaeというタイ料理屋。ミシュランのビブ・グルマンを取得している。昨日タイ料理を食べたのに今日もかよって感じだけど、好きなんだからいいんだ(笑)。でも最初はこの近くにあるミシュラン1つ星のOMAというギリシャ料理の店を考えていたんだけど、両方のメニューを見てみるとKolaeの方に惹かれたので、こっちに決めたという経緯がある。

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Kolaeのタイ語発音は「コーレイ」らしい

ここにはアラカルトの他に、£45で食べられるセットメニューもある。1人でも頼めるらしいので、それを注文することにした。大きな皿を頼むよりも、小皿で色々な味を楽しめる方が僕は好きだ。

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目の前のキッチンで時々大きな火が上がる。野菜炒めを作っているみたい

最初のコースはビリヤニのライスクラッカー。カリカリでシャリシャリのライスクラッカーは最高に好みの味だけど、こんなに食べられないよ! 夕食の前にお菓子を食べてはいけないと親に言われて育ったので、1つ食べるだけに留めておいた(笑)。あぁ、持ち帰ることができればよかったんだけど…。

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Biryani rice crackers with pickled ginger and green nahm jim (£6)
(アラカルトは量が違うと思うけど、値段表示はアラカルトで頼んだ時のもの)

マンゴーとキュウリのサラダには、乾燥したエビが振りかけてある。カリカリ・コリコリとした爽やかな味に加えて、エビの香ばしさが鼻に抜けて、これもなかなかの美味しさ。

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Mango and cucumber salad with toasted coconut and dried shrimp (£10.50)

このレストランの名前となったKolae(またはKawlae)はタイ南部とマレー地域の調理法で、串につけた食材に何度もソースをつけながらグリルするものらしい。今回出てきたのは、チキンをその方法で調理したもの。見るからに楽しそうな感じだけど、残念ながら僕の好みの味ではなかった。なーんかソースが平凡なんだよなぁ。メリハリがなくて鈍重で、何口か食べたら飽きてしまう感じ。店の名前になるくらいだから自信作なんだろうけど、僕の好みとは明らかに方向性が違う料理だった。

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Kolae grilled chicken skewer (£8 each)

次は豚バラ肉の煮込み。醤油ベースらしく結構どっしりした味で、なかなか美味しい。ご飯をソースに浸して食べると、またいい感じ。感動するほどじゃないけど満足した。

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Phuket style soy-braised middlewhite pork belly and ribs (£15)
Paddi new season hom mali rice (£4)

次は南部スタイルのグリーンカレーで、エビが一匹入ってきた。見るからに美味しそうなんだけど、食べてビックリ。これもかなり平凡な味だ。なんだか焦点が定まらない感じ? 「カレー」ってことで辛いかと思っていたんだけど、全くと言っていいほど辛くない。そういえば、今までに出てきた料理って辛くないものばかりだ。タイ南部の料理は辛くないのかなと思ってネットで調べてみると、南部は辛い料理が多いとのこと。えー、じゃあどうしてだろう? 今日の料理がたまたま辛くないものばかりのセレクションだったのか、辛さが苦手な人のためにマイルドなものばかりを出しているのか…。辛くなきゃダメだってわけでは全くないけど、これは輪郭がぼやけた感じの料理だった。

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Southern style green curry of tiger prawns (£??)

最後に出てきたのは野菜の炒め物。さっきから度々キッチンで見る大きな炎は、これを作っている時のものみたいだな。美味しいことは美味しいけどこれも辛くなくて、オイスターソースを使った感じの、なんだか中華料理の炒め物を思わせる味だった。

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Stir fry of flourish farm greens, Thai garlic and fermented soy beans (£9.50)

うーん、ちょっと残念な結果になってしまったわけだけど、クオリティーは悪くない店。たぶん僕が求める味の方向性とは違うんだろうな。

店を出た後は、またMichael Bubléを聴きながら、サウスバンク(テムズ川南岸)をゆっくりと西に歩いていく。週末の昼間は身動きできないくらい人がたくさんいるバラ・マーケットも、店が閉まっている夜は信じられないほどひっそりと静かだ。サウスバンクを歩くのは大好きだけど、夜はまた格別で、クリスマスシーズンの夜は格別の2乗! イルミネーションやクリスマスマーケットに彩られた街は、非現実的に思えるほど綺麗な景色を提供してくれる。

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夜のバラ・マーケットはすごくひっそり

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綺麗な建物に遭遇

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ミレニアム・ブリッジはSF映画な感じ

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サウスバンクからは素晴らしい景色がたくさん見える

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ここら辺のクリスマスマーケットはちょっと寂しいな

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ビッグ・ベン(エリザベス・タワー)をちゃんと見るのは久しぶりだ

ロンドンの夜の風景を満喫した後は、Westminster駅から地下鉄に乗ってホテルに帰ろう。今日は本当によく歩いたけど、たくさんいい経験ができてよかった。やっぱりロンドンは面白い。

今日の歩数: 25,509
# by alexsea | 2025-12-07 00:00 | 旅行記 | Comments(0)

イギリス2025: 人混みに揉まれるロンドンへ

2025-12-06 (Sat)

6時に起床して荷造り。今日はエディンバラを離れてロンドン(London)に向かう。

スコットランド、やっぱり好きだなぁ。エディンバラやグラスゴーのような都会も僕に馴染む気がするし、ハイランドで見た景色も、ただ綺麗というだけじゃなくて、心に訴えかけてくるような感じだった。スコットランド音楽も、スッと心に入ってきたし。今まではスコットランドの他の町を訪れたいとは思っていなかったけど、今回の旅行で何かが変わって、もっとスコットランドを見てみたいという気になった。今度は天気のいい季節に、ハイランドの各地をまわってみたいな(虫はイヤだけど)。

スコットランドは、なぜかどこかで僕と繋がりがあるような気がしてならない。

そうだ、ちょっと英語的に気づいたことが一つ。スコットランド独自のものなのかイギリス全土のものなのかわからないけど、“Thank you”と言った時に、“No worries(気にしないで)”で返されることがとても多かった。アメリカでは、“No worries”は謝罪の返しに使われることが普通。最初に言われた時にはちょっと違和感があったけど、考えてみたらなるほど意味は通ってるよな。アメリカ英語とイギリス英語の違いって、単語や言い回しだけじゃなく、こういう返信の仕方にもあるんだなと気づかされた。っていうかイギリスには何度も来ているのに、なんで今まで気づかなかったんだろう?(笑)

7:45くらいにホステルをチェックアウト。ホテルじゃなくてホステルだとわかった時には心配だったけど、とても快適に過ごせたのでよかった。

今朝はまたインド料理屋Dishoomで朝食にしようと、8時に予約を入れておいた。外は雨が降っているので、トラムを使ってレストランまで行く。大きな荷物と一緒に食事しなきゃいけないけど、他にもそういう人は見たので大丈夫だろう。

今日は初めてロンドンでDishoomに行った時に食べたケジリワル(Kejriwal)を、ポークソーセージと一緒に注文。このピリ辛のチーズトーストと目玉焼きのコンビネーションが最高! Dishoomでの朝食、やっぱり大好きだ。ディナーもいつか食べてみたいけど、18時以降は6人以上じゃないと予約できないのが悲しい…。

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Kejriwal (£12.20)
Two pork sausages (£5.20)

レストランから駅までは徒歩たった5分。9:30出発の電車のプラットフォームは、15分前に表示された。ロンドンまでは4時間19分の旅。3か月以上前にチケットを買ったせいか、片道£61.60(=$83.46)とお得だった。

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この電車でロンドンに向かう

ラップトップを出して旅行記のメモを取りながら乗っていたんだけど、窓の外には草原が広がっていたり、海のすぐ脇を走ったりして、目を奪われてしまうことが多かった。途中の駅からヨーク(York)までは激混みになって、立ち乗りをしている人たちもたくさんいてビックリした。

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海沿いを走る時には景色に見とれてしまう

ロンドンのKing’s Cross駅には予定通り14時ちょっと前に到着。地下鉄でホテルまで行くとすると、乗り換えをしなきゃいけなくて面倒だ。タクシーを使ってしまおうかと思ったんだけど、乗り場には長蛇の列が見えたので、その案は速攻で却下。しょうがない、地下鉄を使って、Oxford Circus乗り換えでQueenswayまで。

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ちょっとだけハリポタっぽい

今回5泊するTroy Hotel (£461.48=$610.35)までは、駅から徒歩5分以内。チェックインして部屋に入れたのは14:30頃だった。シングルで小さな部屋だけど、結構快適そう。Queensway駅とかBayswater駅の周りには安ホテルが密集しているので、ロンドンに来る時にはこの辺に泊まることばかりだ。最寄り駅が2つあるし、ちょっと歩けばRoyal Oak駅やPaddington駅にも行けるので、すごく便利なエリアだと思う。

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シンプルだけどいい感じ

1時間ほど休んだ後は、15:30にホテルを出発する。

最初の目的地は、ザ・コノート(The Connaught)というホテル内にある、ザ・コノート・バー(The Connaught Bar)。ここは『世界の50ベストバー』の2025年度のリストで、6位に輝いている。ここの『コノート・マティーニ(Cannaught Martini)』はテーブルサイドで作ってくれるらしく、とても美味しいと評判。マティーニ好きの僕としては、行くしかないじゃありませんか。

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ザ・コノートは高級感溢れるホテル

16時ちょっと前にザ・コノート・バーに着いて入口に並んでいると、バーはいっぱいで立ち席しかないとのこと。え? 16時オープンじゃなかったの? あー、もしかしてホテルの宿泊客だったら早く入れるのかな。立ち席でもいいんだけど、別の小さなバーが隣にあって同じメニューを楽しめるということだったので、そっちに行くことにした。

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ノンアルコールのウェルカムドリンク

席に着いてウェルカムドリンクを飲み、マティーニを頼むと、テーブルサイドでのサービスはできないと言われた。ええっ、それは話が違う! 「さっきこっちでも同じだと聞いたから来ることにしたんです。テーブルサイドでのサービスがここでできないなら、向こうのバーに戻れませんか?」と詰め寄ると、「ちょっと同僚と話してきます」と言われた。隣のテーブルのグループが僕らのやりとりに聞き耳を立てているようだったけど、フル体験ができないようならここにいてもしょうがないので、僕も強く出なきゃいけなかった。数分後にそのサーバーが帰ってきて、「立ち席でよければ向こうにお通しします」と言われたので心からホッとした。

ザ・コノート・バーの「立ち席」というのは、バーカウンターの真ん前の場所。カクテルを作っているところが見えるので、テーブル席に座るよりもこっちの方が断然いいや! 混みあっているのでマティーニは時間がかかると言われたけど、喜んで水を飲みながら待っていた。

10分くらい待っただけで、マティーニのカートが僕の後ろに運ばれてきた。Andreaというバーテンダーは、「お待たせして申し訳ありません!」と平謝り。彼はまず僕に、ジン・マティーニかウォッカ・マティーニか聞いた後(僕はマティーニはジン一択)、使うビターについて説明してくれた。5種類あるビター(Ginseng & Bergamot, Lavender, Coriander, Tonka, Cardamom)を一つひとつ紙の上に垂らしてくれて、僕が香りを嗅いでどれがいいか選ぶらしい。どれも魅力的だったけど、僕はちょっとスパイシーな香りがしたカルダモンを選んだ。彼はそのビターをグラスの内側に塗り、氷で冷やしたジンを高い位置から注ぎながら、レモンツイストからのオイルを周りに散らして出来上がり! とてもショー的な要素が強くて、周りにいる人たちも注目していたみたい。もちろんマティーニ自体の味が一番大切だけど、これを見られたのは大きなボーナスだと思う。



完成したマティーニは、僕がいつも飲むドライマティーニに比べて黄色味が強い。たっぷりベルモットを使ってあるんだろうな。甘すぎることを危惧していたんだけど、なんのなんの! ベルモットによって滑らかになった口当たりの後に、ジン本来のジュニパーの香りや味が立ち昇って、素晴らしく上品な美味しさ! なるほどー、これは有名なわけだ。ジンって、ものによっては荒々しい印象を受けるものがあるけど、ここのマティーニはその本質の味を失うことなく、とても上品に仕上げられている。£30もするので気軽に手は出せないけど、たまに飲んで気分を上げるのにはピッタリのマティーニだと思う。

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The Connaught Martini (Tanqueray 10) (£30)

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GiorgioとAndreaがカクテルを作っているところを見るのは楽しい

次はKyuzuと呼ばれるカクテルを注文した。メニューには日本の茶道のことが書いてあって、どんな味かとても気になったんだ。このバーのために作られたという急須でグラスに注がれたカクテルは、なんと真っ黒! 柔らかな黒砂糖のような甘みがあって、すごく美味しい。柚子の香りが時おり鼻に抜けて、落ち着いた和風の味を演出している。これもさすがとしか言いようがない。

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Kyuzu (£27) Suntory Hibiki Harmony, Black yuzu cordial, Japanese rice orgeat, Tonka bitter

Kyuzuを飲んでいると、もう一人のバーテンダーGiorgioが2層に分かれたカクテルを作っているのが見えた。「それは何?」と聞くと、Magnetumという名前のカクテルらしく、何が入っているかも詳しく教えてくれた。「綺麗なカクテルだね!」とだけ言って僕は自分のカクテルをちびちび飲んでいたんだけど、その後お勘定を頼んだ時に、Giorgioが「よかったらこれをどうぞ。小さいサイズですが、お店のおごりです」と言って、少し小さめのグラスに入ったMagnetumを出してくれた。えー! もう感動レベルのサービスなんですけど!! Magnetumは層によって味の違いを楽しめたし、またミックスした時にはまるで別の飲み物になったような感じで、1杯で3回楽しめるカクテル。どの味も最高! 小さめのサイズとはいえ、結構飲みごたえがあった。

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Magnetum (£28) The Macallan Double cask 12 yo, lemon verbena, fresh fennel, Galliano L’Autentico, milk, fresh pineapple, Noe Pedro Ximenez Sherry, lavender bitters

最初につまずきはあったけど、その後は雰囲気も味もサービスも最高で、このバーに来て本当によかったと思った。ロンドンに来る度に、このバーを絶対に訪れようと心に誓ったくらい。お勘定は全部で£77.62と、カクテルを飲んだだけにしてはとても高価だけど、心から満足させてくれたので後悔はない。でもこの勘定のうち、75mlの水が£10.50ってのにはちょっと笑った。小さな瓶の水が2千円って…(笑)。

帰りには、このバーがお勧めするロンドンの他のバーのリストと、今日飲んだ3杯のカクテルのレシピカードまでくれた。無料で飲めたMagnetumのレシピまで! こういうどこまでも行き届いたサービス、本当に脱帽です。

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ザ・コノート・バーがお勧めするロンドンのバー

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今日飲んだ3杯のカクテルのレシピ

すっかり気持ちよくなった後は、ロンドンの街のクリスマスの雰囲気を楽しむことにしよう。まずピカデリーサーカスの方に歩いて行ったんだけど…、なにこれ、人が多すぎて車道にはみ出ないと歩けないくらいなんですけど。そっか、今日は土曜日。ロンドンのクリスマスシーズンの週末を完全に舐めてた! フォートナム&メイソンの前ではたくさんの人が立ち止まって写真を撮っているし、ピカデリーサーカスはまるで満員電車のような混み合いで動きがとれない感じだし…。Michael Bubléのクリスマスアルバムを聴きながら歩いていたので、まだちょっとフェスティブな気持ちになれたけど、音楽がなかったらダークモードの僕になっていたかも。

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ザ・コノートの前はハイクラスな週末感が

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とにかく人が多いー!

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0.5秒で撮ったフォートナム&メイソンの建物はアドベントカレンダーになっていて綺麗

でもRegent Street Saint James’sの通りでは、道で歌うキャロルシンガーに出会って笑顔にしてくれたし、悪いことばかりじゃなかった。

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都会の道で歌うキャロルシンガー達

でもねー、やっぱり人が多すぎる。レスター・スクエア(Leicester Square)の周りも身動きがとれないくらいだったし、セブン・ダイアルズ(Seven Dials)でも歌のパフォーマンスをやっていたので、(あくまでも礼儀正しく)人々を押しのけるようにして進まなきゃいけなかった。この頃になるとトイレにも行きたくなっていたので、行く手を阻まれると困っちゃうんだよな。

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レスター・スクエアの辺りの混雑は最悪

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セブン・ダイアルズではみんな止まって歌を聞いていた

どうしよう、どこかトイレこの辺にあったっけ? そういえば前に回転チーズ食べ放題の店に行った時に、セブン・ダイアルズ・マーケットには公衆トイレがあったよな。ということで、そこに向かうことにした。マーケットの中も最高に混んでいたけど(土曜日だもんなぁ…)、トイレにはちゃんと行けたのでよかった。

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セブン・ダイアルズ・マーケットの中も激混み

この後向かったのは、Outernet Londonという場所。ここはメディア会社で、建物の中にはイベントスペースもあるみたいなんだけど、1階のホールの壁と天井が巨大ディスプレイになっていて、迫力のある映像を無料で観ることができる。4面をディスプレイに囲まれているし解像度もすごいので、没入感が半端ない。いくつかのショートプログラムを流していて、観客は歓声を上げながら楽しんでいた。こんな面白い場所が無料だなんて、なんて太っ腹なんだろう。

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『かくれんぼ』では2つのキャラクターが追いかけっこ

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天井からクリスマス版の絵文字が降り注ぐ

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暖かいリビングルームのような情景も

さてそろそろ時間なので、19時に予約していたレストランPlaza Khao Gaengに行くことにする。ここはミシュランのビブ・グルマンを獲得したタイ料理の店。モダンな建物の中にあるにも関わらず、あえて蛍光灯を使ってアジア的な雰囲気を演出していたのが面白い。

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蛍光灯が照明のレストランなんて、逆に珍しい

メニューにはたくさん選択肢があったけど、サーバーの女性が丁寧に説明してくれたし、それぞれのアイテムに辛さマークをつけてくれたので嬉しかった。僕はアペタイザーとしてフライドチキン、メインにはクア・クリン・ムー(Khua Kling Muu)という豚肉の炒め物を注文。どちらも全く文句のない美味しさ! でもやっぱり僕が感動したのは、豚肉の料理だな。スパイスのせいでむちゃくちゃ辛いんだけど、豚肉のいい味が出ていて、口の中の全ての味覚を刺激してくれる。これはご飯にピッタリだ! フライドチキンは残してしまったけど、クア・クリン・ムーの方はご飯と一緒にほとんど完食した。ミシュランのビブ・グルマンに選ばれるってのは伊達じゃないな。ダイニングルームは満杯だったし、入口で待っている人たちも大勢いた。

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Gai Tord Hat Yai (£9) Friend chicken with sweet chilli sauce and crispy shallots
Khua Kling Muu (£14) Dry wok fried pork with chillies, long pepper and wild galangal
Khao Hom Mali Mai (£4) New season jasmine rice


この後は裏通りを歩いて、コヴェント・ガーデン(Covent Garden)から、トラファルガー・スクエア(Trafalgar Square)の方に抜ける。大通りにはもちろんイルミネーションが輝いていてクリスマス感満載だけど、裏通りも場所によってはイルミネーションがあって、街全体でクリスマスを歓迎しているみたいだ。Michael Bubléのクリスマスアルバムを聴きながら街をのんびり歩いて、クリスマス気分を心から満喫していた。やっぱりロンドンはいい!

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とても綺麗な裏通り

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コヴェント・ガーデンは人が多いけど、やっぱり綺麗

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トラファルガー・スクエアのクリスマスマーケット

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サンタの群れが! 何のイベントだったんだろう?

クリスマスの雰囲気をとことん味わったことだし、オクスフォード・ストリート(Oxford Street)まで出て地下鉄でホテルに戻ることにしよう。チャイナタウンはすごい人出でお祭り気分だったけど、少し脇道に逸れると急に静かになったりする。どこに急いでいるわけでもないので、人混みに揉まれながらゆっくりと歩いた。

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チャイナタウンもお祭り気分

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オクスフォード・ストリートはロンドンの顔の一つだと思う

ホテルに帰り着いたのは21時半ちょっと前。人混みの中を歩き回って疲れたけど、ザ・コノート・バーは素晴らしかったし、タイ料理は美味しかったし、そして何よりクリスマスの雰囲気を心ゆくまで感じられたのが嬉しかった。大満足の一日!

今日の歩数: 18,878
# by alexsea | 2025-12-06 00:00 | 旅行記 | Comments(0)

イギリス2025: キャッスル・オブ・ライトと、感動のディナー

2025-12-05 (Fri)

6時に目覚ましで起きて、まず洗濯。地下のランドリールームに行くと、まだ誰もいなかったのでよかった。洗濯機と乾燥機は2セットあるんだけど、そのうちの1セットが壊れている。もし誰かが使っていたらアウトだったので、早起きしてよかった!

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ホステルのランドリールームを独り占め

フロントで聞いた話によると、洗濯も乾燥も約30分ずつくらいらしい。洗濯機を動かしている間に、カフェテリアに行ってサンドイッチとラテを買って朝食。でもサンドイッチはドライで不味かったので、1つ捨てることになってしまった。こういうパックのサンドイッチの味が賭けっていうのは、日本以外のどの国でも一緒なんだなぁ。日本のコンビニが最強すぎるんだよ。

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サンドイッチがドライで不味い!

結局洗濯と乾燥が終わったのは7時半頃だった。これでシアトルに帰るまで、洗濯物の心配をしなくて済む。

今日はエディンバラの最終観光日。明日はロンドンに移動することになっている。エディンバラ初日にスコット・モニュメントに行けなかったとしたら、今日の午前中に行く予定だったし、カルトン・ヒルにもランチの後行こうと思っていたけど、どちらにももう行ってしまったので予定が空いた。午前中は部屋でゆっくり過ごすとして、ランチの後にはこの間閉まっていて行けなかったエディンバラ博物館に行ってみようかな。天気予報を調べると、夕食の時間あたりに雨が降りそうなので、傘が必要かもしれない。

部屋を12時ちょっと前に出て、ランチのためにエディンバラ・ストリート・フード(Edinburgh Street Food)に向かう。ここは10軒ちょっとのレストランが入ったフードコートで、屋台が並ぶ雰囲気を目指している感じ。今日の夜はエディンバラ最後のディナーが待っているので、ランチは軽く済ませなければならない。もし夜までに消化されなくて、夕食に少しでも差し支えたら泣いちゃうよ…。

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路上でハトのアートを見つけたけど、何羽か盗まれてる??

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こういう新旧の融合が素晴らしい

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エディンバラ・ストリート・フードは、なんだかワクワクさせてくれる

最初はHarajukuという日本料理の店でスシ・ブリトーなるものを食べようと思っていたんだけど、インド料理のHaldiでビリヤニを売っているのが目に入って、もう完全に心がそっちに行ってしまった。ビリヤニとかチャーハンとか、そういう系統が僕は本当に大好き! 僕は店頭で注文したけど、テーブル上のQRコードからスマホでも頼めるし、店内にはサーバーがいるので彼らに頼んでもいいらしい。Haldiのビリヤニは、グラスゴーで食べたのよりももっとシンプル(まぁ値段も半分だし)。でも不満はほとんどなかったし、スパイスの味が染みこんだチキンはとても美味しかった。

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Chicken Biryani (£11.50) @ Haldi

軽いランチの後は、エディンバラ博物館まで歩いて行こう。

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こういう感じの道、好きだ

途中のトンネルを通った時に、壁のネオンアートが目に入った。これはリサーチ中に見たことがあるぞ。Graham Fagenというアーティストによる“A Drama in Time”という作品。2016年のアートフェスティバルの時に作られたものなので、もうなくなってるんじゃないかと思って予定に入れてなかったんだけど、偶然に出会えてよかった!

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こういう異質なアートは大好き

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アートの横からはジェイコブス・ラダー(Jacob’s Ladder)と呼ばれる階段が

エディンバラ博物館は開いていてよかった! 外から見ただけだと小さな場所に思えるけど、実は隣の石造りの建物と繋がっていて、かなり大きな場所だった。エディンバラの昔の街並みのジオラマや、陶器やガラス製品などの展示に加えて、忠犬ボビーのコーナーもあった。エディンバラの歴史について興味のある人には面白い博物館だと思うけど、僕の感想としては「時間が余ったらどうぞ」くらいな感じかな。

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博物館は右隣の大きな建物と繋がっている

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ロイヤル・マイルの昔の姿

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陶器を作るスタジオ(の再現?)

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昔のガラス・クリスタル製品もたくさん

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その当時の雰囲気が感じられる、こういう写真は好きだ

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もちろんボビーに関する展示も

次の予定は、エディンバラ・ジン(Edinburgh Gin)で、“Aroma Alchemy: Gin Tasting Masterclass”(£68.25=$91.81)というツアーを14時から予約してある。ジンのテイスティングだけではなく、香りに関する勉強もできるツアーらしい。

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エディンバラ・ジンは2010年に創業

参加者は僕を含めて6人。Gregorというガイドに連れられて、まずジントニックを飲みながら説明を受け、その後は別の部屋でジュニパーなんかの様々な香りを嗅がせてくれた。ここでルバーブ&ジンジャー(Rhubarb & Ginger)リキュールの試飲をしたけど、思わず「甘っっ!」と顔をしかめてGregorに笑われてしまった。エディンバラ・ジンがこういうリキュールを出してたなんて知らなかったよ。ちゃんとしたジンを味わえるのか、ちょっとだけ不安になった。

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ジントニックを飲みながら、ガイドのGregorの話を聞く

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ルバーブ&ジンジャーのリキュール。甘っっ!

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ジンの製造方法を説明してくれている

一通りの説明が済んだ後は、会議室のような場所に連れて行かれて、ガイドはSinranという女性にバトンタッチ。目の前には様々なガラス瓶が並んでいて、それを嗅いで何の香りかを当ててくださいとのこと。これが超難しい! ずっと前にワインの香り成分をたくさん試せるキットを持っていたけど、あれとは全く香りの方向性が違う。結局7問中2問しか正解できなくて落ち込んだ。レモングラスとかって、香りだけ切り離されるとわからないよ! この後、Alpha Pinene、Linalool、Limonene、Citronellolという4種類の香りの基本成分についても教わった。針葉樹の香りのするAlpha Pineneは洗浄剤にも使われるせいか、ほとんどの人が「クリーン」と結びつけるらしい。

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香りのテストは難しい!

この後はエディンバラ・ジンが作っている4種類のジンのテイスティング。とはいっても、ただ飲むだけではなくて、味や香りのペアリングがある。

Seasideは名前の通り潮の香りがするジンで、これにはクラッカーの上に玉ねぎの酢漬けが乗ったものがペアリング。Cannonballはアルコール度52.5%と高く、これにはヒヨコマメとマッシュルームのクラッカー。Old Tomはカクテルとペアリングして、しかもカクテルを氷で冷やす前と後とで香りがどう変わるかを確認。Rhubarb & Ginger Ginは、ボタニカル・ガーデンの香りを上にスプレーして飲んだ。こういう香りのスプレーは、『インフュージョン・ガーニッシュ(Infusion Garnish)』と呼ばれているらしい。

どのジンも、ペアリングがあるのとないのでは驚くほど印象が違う。これは面白かったなぁ。ワインと食べ物のペアリングはいつも楽しんでいるけど、そりゃ考えてみたら他のお酒だってペアリングできるよな。今度自分の好きなジンやお酒に、どんなものが合うのか試してみることにしよう。

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各ジンとのペアリングを体験する

次に出てきたのは、5種類の試験管。それぞれに香り成分が入っていて、好きな割合で混ぜ合わせて、自分なりのインフュージョン・ガーニッシュを作れるらしい。これがまた難しかったけど、もう直感だけで混ぜ合わせたら、オレンジピール25%、ライムリーフ25%、レモンバービーナ15%、カルダモン25%、シナモン10%くらいの割合になった。これをスプレーの瓶に詰めて、僕だけのインフュージョンの完成! これはお土産として持ち帰ることができる。シアトルに戻ったら、早速マティーニに使ってみることにしよう。

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それぞれの香りを自分なりにブレンド

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スプレーボトルに詰めて、僕だけのインフュージョンが完成!

いやー、面白かった! ワインの香りについては結構勉強していたけど、ジンの香りの方向性って結構違うものなんだなぁ。ほとんど2時間にも渡るツアー、心から堪能した。

エディンバラ・ジンを出たのは16時近くになってから。次は20分ほど歩いてエディンバラ城に行き、ライトショー『キャッスル・オブ・ライト(Castle of Light)』(£21.60=$29.06)に参加する。一番初めのエントリー16:30のチケットを買っておいたんだけど、15分前くらいに着いたらもう結構人が並んでいた。入場を待つ間も、エディンバラ城が様々な光に包まれているのを見ることができた。プロジェクションマッピングも多用していて、思っていたよりもずっとスケールが大きい。もうこの入口を見ているだけでドキドキするのに、中に入ったらどんなライトショーが見られるんだろう?


入場を待つ間に撮影

もうゲートから何から、光の当たらない建物がないくらいで、終始圧倒されまくりだった。建物によってはストーリー仕立てで、氷の女王の魔法から動物が生まれたり、また別の建物ではポップミュージックに合わせて壁のアニメーションが動いたり、城壁を漂う龍が火を吐いたり…。単なる「ライトショー」に留まらない、とても楽しい体験で、£21.60という入場料が安く感じたくらいだもん。この間の昼間のエディンバラ城訪問はいらない感じで、このキャッスル・オブ・ライトに参加するだけでよかったかも(笑)。クリエイティブな人たちが頑張ってデザインしたんだろうな。人を感動させる仕事をしている人たちを、心から尊敬してしまう。

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光が飛び交うエディンバラ城に入っていく

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どこもかしこも光に包まれている

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氷の女王が魔法を使う

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龍が本物の炎を吐く!

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場所によって雰囲気が全く違う

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音楽に合わせて踊りだす人たちもいた

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建物に合わせて、よくライティングを設計してある

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ああ、本当にこのイベントに来ることができてよかった!

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グレート・ホールには氷の女王も!

18過ぎに城を後にする頃になって、雨がポツポツ降ってきた。時間もまだあるので、Grand Caféという場所に飛び込んでマティーニ休憩することにしよう。メインフロアは満杯だったけど、Hide Barという隠れ家のようなバーに通された。なんとここでは僕一人だけ! のんびりと静かに一人でリラックスできたのが嬉しかった。

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まるで貸し切りのような場所でマティーニ休憩

外に出ると、時々ポツッと雨粒を感じることはあるけど、傘を差すほどではない。カルトン・ヒルの脇の道を通って、今夜のレストランに向かう。人がほとんどいなくて寂しい道だけど、危険な感じが全くしないのがエディンバラらしい。

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カルトン・ヒルの横の道を通ってレストランへ

エディンバラ最後のディナーの場所はLYLA。今回の旅で訪れたTipoとNotoと同じStuart Ralston氏がオーナー・シェフのレストランで、ミシュラン1つ星を獲得している。

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LYLAの入口はまるでホテルのよう

まるで高級ホテルのような入口を抜けると、まず2階のバーに通された。もういくつかのソファには他の客が座っている。僕はバーのカウンターに座って、「澄んだピニャ・コラーダ(Clarified Piña Colada)」というカクテルを注文。確かに透き通っているけど、ピニャ・コラーダの味がする!

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Clarified Piña Colada (£18) Doorly’s 3yrs Rum, Pineapple, Coconut, Kombu, Milk Whey

天井から吊り下がったライトが個人的なツボにハマって、何枚も写真を撮ってしまった。サーバーによると、LYLAというのはアラビア語で「夜」という意味なので、星のようなライトを採用したとのこと。規則的な形ではなく、ちょっとカオスな作りなところも気に入った。

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ツボにハマったライト

サーバーと話をしながらカクテルを飲んでいる間に、3種類のスナックを次々と出してくれた。どれも一口サイズで、ウットリするくらい綺麗にアレンジされている。食べてしまうのが惜しいくらい! 味の方はどれも文句のつけどころがなく、これからのディナーへの期待で胸がいっぱいになった。

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Alp blossom cheese, onion, quince
Lobster, trout roe, sake
Loch etive trout, golden beetroot, caviar

階下のダイニングルームも、シンプルながらに高級感ビシバシ。でも従業員はみんなフレンドリーだし、緊張する要素は一切ない。おひとり様ということで変に周りの目を気にしたこともずっと前はあったけど、今ではこのダイニングルームの雰囲気を一人でも楽しんでしまう。まぁアルコールがちょっと助けてくれてはいるんだけど。

ここのメニューにアラカルトはなく、10コースのテイスティングメニューのみ(£165)。ワインペアリングは£125からだそうなので、それもつけてもらうことにした。こういうところで奮発するために飛行機代もホテル代もケチってきたんだ!

最初のコースは、なんだか昨日のディナーの1品に似てるかな? これもハリバットで、昆布のスライスやキャビアが上に乗っている。これもどこまでも優しくて、すごくホッとする味。今夜の料理はこの感じだと、Notoのように味が濃すぎるなんてことはなさそうだな。この料理には、いきなり日本酒がペアリングされてきた。出羽桜の純米吟醸は、ハリバットの旨味を最大限に引き立ててくれて最高! 最近では当然のように日本酒がワインペアリングに使われることが多いので、個人的にはとても嬉しい。一番合う飲み物がいいのは当然だし、それで日本酒のことを知ってもらう機会も増えるし。

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Cured halibut, candied kelp, umai caviar
Sake: Dewazakura, Junmai ginjo omachi, Yamagata, Japan

次はエビを揚げたもの。まるでトルコ料理かのように、カダイフに包まれて揚げられている。手づかみで食べると、フワフワのエビの風味が口の中に広がって感動! ストリートフードみたいな感じだけど、全て選りすぐった材料で作ってあるせいか、全然重く感じなかった。油のついた指は、一緒に出されたローズウォーターで洗ってサッパリ。食べている最中に手が汚れるのがとても嫌いな僕としては、こういう配慮がとても嬉しい。

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Scottish langoustine, burnt apple, sorrel
Wine: Willi Schafer, graacher feinherb, Mosel, Germany 2022

次の料理は、Notoで食べたクラブバターと茶碗蒸しを合体させたようなもの。茶碗蒸しといっても、グラタンと茶碗蒸しの中間くらいの感じかな。Notoの味の濃さが頭にあったからちょっと心配だったんだけど、これは最高に美味しかった。カニの旨味が引き出されていて、文句なしの味。

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Chawanmushi, north sea crab, kombu
Wine: Pichler-kreutzler, klostersatz, Wachau, Austria 2022

パンのコース。今回はブリオッシュだけで、2種類のバターがついてきた。薄く削ったバターには麹が使ってあって、深い味が素晴らしくパンに合った。食べようと思えば全部食べられたけど、やっぱりここでもお腹の空き容量を考慮して、一切れずつバターの味を確かめるくらいに留めておいた。

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Laminated brioche, ampersand / koji & wild garlic butter

次のコースはイカ。イカを薄く麺のように切ってあって、LYLA版イカそうめんといった感じの一品。これがねー、「洋風麺つゆ」みたいなものの中に入っていて、もう踊りだしたくなるくらい美味しい! 一口一口食べるごとに、感動のため息が出るくらい。今回の旅の中で、一番感動した料理なことは間違いない。ほんの一口、二口くらいしかなかったけど、だからこそこんなにも楽しめたのかもしれないな。

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Squid, onion, pepper dulse
Wine: Sijnn, Malgas, South Africa 2017

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メインに使う鹿肉を調理前に見せてくれた

貝柱のコースは、キャビアとタピオカと一緒に出てきた。キャビアとタピオカを組み合わせる料理は、ニューヨークのper seで食べた『牡蠣と真珠(Oysters and Pearls)』というコースを思い出す。もちろん全然違う味だけど、オマージュなのかなと思ってみたり。僕は貝柱が大好きなので、これも当然のように美味しかった。味噌の風味が素晴らしい。

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Hand dived scallop, N25 caviar, sauce choron
Wine: Ray-Jane, bandol rosé, France 2023

メインコースの前には、箱の中にたくさん入った色々なステーキナイフの中から、好きなものを選ばせてくれた。面白い趣向だけど、なんで?(笑) 僕の選んだものは直線の部分がナイフなので、サーバーに「普通とは逆なので注意してくださいね」と警告された。

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僕の選んだステーキナイフ

メインコースは、なんとなく鹿肉のビーフ・ウェリントンのような感じに見える一品。トリュフスライスの乗ったパリパリの容器にも、別の調理法の鹿肉が入っていたと思う。どちらも最高! この頃になるともうお腹はいっぱいになりかけていたんだけど、それでも全て残さずに食べてしまった。グラスゴーのCail Bruichで食べた鹿肉と違って、ここのメインコースはとても非凡で、僕を飽きさせることなく楽しませてくれた。

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Venison, salsify, truffle
Wine: Mullineux, syrah, Swartland, South Africa 2022

チーズコースは、ラガノリー(Laganory)というチーズ。本来は硬いチーズのはずなんだけど、軟らかいフレッシュチーズのような感じになっていて、フルーツベースのゼリーっぽいものでコーティングされている。小さな花をまとったチーズは、まるで小さなウサギのように思えて、もう見るだけで笑顔になってしまう。ラボッシュに乗せて食べると、チーズの複雑な塩味にフルーティーな甘みが加わっていて、これも感動の一品だった。

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Laganory, hibiscus & flowered lavosh
Wine: Domaine la luminaille, rasteau grenat, Rhône, France 2023

デザートコースの1品目は、レモンとヨーグルトベースの一品。アイスクリームのような冷たさで、口の中をリセットしてくれる感じ。デザートとパレットクレンザーの中間みたいな位置づけなのかな。

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Amalfi lemon, yoghurt, bronze fennel
Wine: Mximin grünhaus, abtsberg spätlese, Mosel, Germany 2018

2品目は、チョコレートの上にアイスクリームが乗ったもの。それだけでもとても綺麗なのに、目の前で上にハチミツのようなソースをかけてくれる。甘すぎることなく、深いチョコレートの味を楽しめて、僕が大好きなタイプのデザートだった。

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Chocolate, hazelnut, Jerusalem artichoke
Wine: Donnafugata, Ben Ryé, Passito di Pantelleria, Italy 2022

プチ・フールの段階になると、もう今までの料理の美味しさオーバーロードやワインのせいで、ぼんやりとしか覚えていない。確か四角いチョコレートとカヌレは食べた気がするけど、あまりにもお腹がいっぱいだった覚えがあるので、他のものは食べたかどうか記憶にない。

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プチ・フールの頃には記憶があやふや…

ほとんど全てのテーブルからキッチンが見えるようにデザインされていて、オーナー・シェフのStuart Ralston氏も調理しているのが見えた。TipoやNotoで食事した時に彼の料理本があることは知っていたので、ここで買ってシェフにサインを入れてもらった。僕は本当にミーハーで、感動したレストランでシェフのサイン入りの料理本を買うことが趣味のような感じにななっちゃってるんだ。帰る時に、キッチンの横でシェフとちょっと話せたのも最高に嬉しかった! 今から考えると一緒にセルフィーでも撮ってもらったらよかったけど、もうその時は舞い上がってしまって「最高のディナーでした!」くらいしか言えなかったのが残念。TipoとNotoにも行ったことも伝えられたらよかったのになぁ。

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料理本を買ってシェフのサインをもらった!

エディンバラの最後のディナー、もう文句なしに最高だった! このレベルのレストランがミシュラン1つ星というのは考えられない。明らかに2つ星以上の実力があることは明白だ。僕が行く直前に、近々LYLAがレストランだけではなく、泊まれる部屋を提供するというニュースを見た。これはミシュランの星狙いという面もあるんじゃないかな。とにかくこのレストランとStuart Ralston氏は、エディンバラの宝物だと思う。値段は高かったけど、近い将来に2つ星・3つ星を獲得して、今の2倍・3倍の値段になるのは確実なので、そう考えると得をした気分にもなる。エディンバラの最後の夜に、こんなに素晴らしい体験ができてよかった。

LYLAからホステルまでは徒歩5分ちょっと。満足感と興奮で火照った頬を冷ますのには、ちょっと短かった気がする。部屋に戻ったのは22時半ちょっと前。最高の気分がまだ続いていたので、二日酔い防止のためにアスピリンと一緒に水をガブ飲みした後は、すぐに寝てしまった。

今日の歩数: 16,146
# by alexsea | 2025-12-05 00:00 | 旅行記 | Comments(0)

イギリス2025: バスツアーでセント・アンドリュースまで

2025-12-04 (Thu)

7時に起床。

今日はエディンバラから抜け出して、セント・アンドリュース(St Andrews)や近郊の町を巡るバスツアーに参加する。グラスゴーで使ったRabbie’sという会社の、“St Andrews & the Fishing Villages of Fife”(£51.30=$69.33)というツアー。今日巡る場所がどんなところか全く予備知識がなかったけど、せっかくスコットランドにいるんだからエディンバラ以外の町も見てみたいと思ったんだ。

7:50くらいに部屋を出て、トラムでセント・アンドリュース・スクエア(St Andrews Square)駅まで行く。今度はちゃんと降りた後にもタップすることを忘れない!

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セント・アンドリュース・スクエア・ガーデンのライトアップが綺麗

集合場所のバスステーションの近くにインド料理レストランDishoom Edinburghがあったので、そこで朝食にしようと8:15に予約しておいた。Dishoomは何度もロンドンで朝食に行った店で、僕の大好きなレストランの一つだ。

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ロンドンで何度も行ったDishoom

今回はインド風スクランブルエッグとも言えるアクリ(Akuri)と、サイドでベーコンもオーダーした。スパイスの香りがしてピリ辛なスクランブルエッグは、パンに挟んで食べるともう最高! 以前ロンドンで食べて大好きになった一品を、また食べることができてすごく嬉しい。

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Akuri (£11.90) + Four rashers of bacon (£5.20)

オーツミルクのチャイのお代わりをお願いしたら、黒っぽい色な上にすごく粉っぽい。これ、うまくフィルターされてないよ! サーバーに言って取り換えてもらったんだけど、新たに来たものも全く同じ状況。最初の1杯は大丈夫だったのに、一体どうしちゃったんだろう? これも飲めないけどもういらないとサーバーには伝えたら、お勘定を頼んだ時にチャイの料金を差し引いてくれていた。チャイは残念だったけど、サービスは二重丸!

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飲んだところが粉だらけだし、下にも沈殿している

ここからエディンバラ・バスステーション(Edinburgh Bus Station)までは徒歩3分。9時半にミニバンでピックアップしてくれたのは、ドライバー兼ガイドのCraig。長い髪をポニーテールにした大きな人で、なんだかハーレーダビッドソンとかに乗ってそうな感じ。

彼はまず僕たちをフォース橋(Forth Bridges)へと運んで行く。3つの橋が架かっている場所で、そのうちの1つ、一番古い鉄道用のフォース橋は、世界遺産にも登録されているらしい。ウェブサイトの旅程にはビューポイントに停まるようなことが書いてあったんだけど、真ん中のフォース・ロード橋(Forth Road Bridge)の上を走るだけだったので残念。隣のすごく綺麗なクイーンズフェリー・クロッシング(Queensferry Crossing)という橋は、2017年にオープンしたばかりらしい。

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フォース・ロード橋を渡る

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隣のクイーンズフェリー・クロッシングは開通してから10年も経っていない

グラスゴーからのバスツアーほど景色には感動しないけど、窓からは牧歌的な風景がずっと見えていてとてもいい。石造りの塔のようなものが突然現れるのは、歴史が長いイギリスらしいなと思った。地図で調べると、この時に見えた塔はLundin Tower。塔大好き人間の僕としては、こういうのを見るとすごくドキドキする。

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Lundin Towerに血が騒ぐ

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壁を貝で装飾した家があった

11時過ぎに、最初の停車地アンストルーサー(Anstruther)に到着。トイレ休憩を兼ねて30分の自由時間があった。ファイフ(Fife)海岸沿いの町で、昔から漁港として重要な場所だったらしい。小さな町なので、端まで歩いても10分くらしかかからない。海岸には漁船以外にも、たくさんのボートが停泊していた。

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アンストルーサーは漁港として重要な町

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マリーナにはたくさんの船があった

とても気持ちのいい海沿いの町なんだけど、風が強くてとにかく寒い! あまりにも寒かったので、アイスクリーム屋に駆け込んでアイスクリームを食べてしまったほど(笑)。

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Scoopという店でアイスクリーム

アンストルーサーを離れた後は、12時過ぎにセント・アンドリュースに到着した。ここで3時間のフリータイムがある。僕は全く前知識がなかったんだけど、ここはゴルフ発祥の地として有名らしい。セント・アンドリュース・リンクスというゴルフ場があって、そのコースの1つであるセント・アンドリュース・オールド・コース(Old Course at St Andrews)は世界最古のゴルフ場とのこと。ツアーバスが停まった場所からは、オールド・コース・ホテル(Old Course Hotel)というゴルフリゾートが遠くに見えた。僕はゴルフは一度もやったことがないけど、確かにこんな海の見える場所でやったら楽しそうだな。

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オールド・コース・ホテルというゴルフリゾート

何はともあれ、まずランチを食べに行かないと! バスの中でガイドが話していたスコットランドの名物料理の一つ、カレン・スキンク(Cullen Skink)というものが食べたくなった。ガイドの友達の大オススメはForgan’s St Andrewsというレストランのカレン・スキンクらしいので、そこに行ってみることにした。町の中を歩いていると、多くの学生を見かける。この町にあるセント・アンドリュース大学は、スコットランド最古の大学らしい。

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海岸沿いには気持ちのいい遊歩道がある

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大学のある街なので学生を多く見かけた

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Forgan’sに入るまでの通路が綺麗

Forgan’sでは、まず最初にお目当てのカレン・スキンクを注文。出てきたのはたっぷりのボウルサイズで、なぜか頭の中で小さなカップサイズを想像していた僕は驚いてしまった。こんなに大きいとわかっていたら、メインは頼まなかったのに…。食べてみると、これってチャウダーそのまんまだ。そっか、カレン・スキンクってスコットランドのチャウダーだったのか。クラムチャウダーのように貝は入っていないけど、燻煙されたハドックやポテトが入っていてとても美味しい。驚きはなかったけど満足!

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Cullen Skink (£9) Smoked Haddock, Leek & Potato Chowder, Dill

メインは魚のフライのサンドイッチ。薄い魚のフィレをパン粉で揚げてあって、野菜と一緒に軽くトーストしたチャバッタに挟んである。これは一口食べて、うわっ美味しい!と心の中で叫んでしまうくらい、フライと野菜とパンのバランスが絶妙。全く臭みのない魚はカリカリに揚げてあってすごくいい風味だし、野菜にも軽くドレッシングをかけてあるみたい。超分厚いサンドイッチやハンバーガーがあちこちで人気のようだけど、その多くは味のバランスが悪いし、何より食べにくいから僕は好きじゃない。このサンドイッチはバランスもいいし、食べる人のことをちゃんと考えているなって感じの一品だった。美味しかったので結果的にメインを頼んで正解だったけど、どちらも半分くらいしか食べられなかったので、もったいなかったなぁ。

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Breaded Fish Fillets Sandwich (£15) Red Onion, Tartare Sauce, Lettuce, Tomato

満足のランチの後は、さっきバスで町に入る時に見えた遺跡の方に歩いてみることにしよう。メインの通りは2本ほどなので、この町の中心部はそれほど大きくない。でも石造りの建物が並んでいて、歩いていてすごく気持ちがいい。

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とてもいい雰囲気の町

歩いていると、Jannettas Gelateriaというアイスクリーム屋が目に入った。ここは確かツアーの旅程表にも書いてあった場所だな。外は寒いことだし、またアイスクリームを食べることにしよう(笑)。ここは1908年にオープンした歴史のあるアイスクリーム屋で、ジャネッタさん家族の写真が壁にたくさん掛けてある。楽しそうな写真ばかりで、なんだかこの家族に親近感を持ってしまった。こういう家族経営の店は応援したい。頼んだアフォガトは、当然のように美味しかった。

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寒い日はアイスに限る

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ジャネッタさん家族の写真は楽しそうなものばかり

町に入る時に見えたセント・アンドリュース大聖堂(St Andrews Cathedral)の遺跡なんだけど、行ってみると冬季は火・水・木が閉まっていてショック! 14世紀に建てられた大聖堂は、一時はスコットランド最大の建物だったらしい。海に面した遺跡は個人的なツボにめちゃめちゃハマる感じだったので、中を歩けなかったのがすごく残念だ。

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セント・アンドリュース大聖堂の遺跡

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町の入口も遺跡のようになっている

Googleマップで調べると、近くにセント・アンドリュース城(St Andrews Castle)があるらしいので、そっちの方にも行ってみた。さっきの大聖堂もそうだけど、遺跡が海のすぐそばに見えると、シュールさに気分が上がる。なんでだろう? 海の「動」と遺跡の「静」の対比がいいのかな。

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海岸沿いのセント・アンドリュース城の遺跡

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小さいビーチだけどすぐ横に遺跡があるのでシュールな感じ

この遺跡のことについては全く予備知識がなかったけど、£11払って中に入ってみた。ついてきたオーディオガイドは、なんだかすごく芝居がかっていて冗長に感じる。13世紀に建設された城で、何度も戦火をくぐり抜けてきた場所らしい。宗教戦争で司教が暗殺されたり、城に侵入するためのトンネルが掘られたり、またそれを阻止するためのトンネルを掘って侵入者を捕えたりと、とにかく様々なドラマがあったみたい。でも僕は歴史には興味がないので、ドラマのようなオーディオツアーも途中で止めることが多く、「海のすぐそばの遺跡」という雰囲気を楽しむだけに留まった。

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城の正門

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コートヤードは広々としている

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ゲートのすぐ横のタワーは結構ちゃんと残っている

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寒い中、水に浸かる猛者(愚者?)がビーチに

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城からは大聖堂の遺跡も見える

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城のキッチンから出るゴミなんかを捨てていた穴

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井戸のようだけど、この下に牢獄があったらしい

まだちょっと待ち合わせ時間には早いけど、そろそろバスの場所の方に戻ることにしよう。海沿いの遊歩道近くにある彫像は誰だろうと思っていたんだけど、よく見ると土台に名前が書いてあった。Tom Morrisというゴルファーで、4度もチャンピオンの座を手にした伝説的存在らしい。

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Tom Morrisは伝説的なゴルファー

待ち合わせ場所のすぐそばにはゴルフ博物館があったので、そこのギフトショップでちょっと時間つぶし。博物館の入口には、16世紀から今に至るまでの有名なゴルファーの顔が並んだアートがある。すごく迫力があるんだけど、ボコボコと顔だけが並んでいると怖いよ!!

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ゴルフ博物館の入口の顔が怖い…

15:10にツアーバスにピックアップされ、最後の目的地フォークランド(Falkland)には16時近くに到着。ここでも30分ほどフリータイムがあった。スコットランド王室の宮殿だったフォークランド宮殿(Falkland Palace)の外観を眺めて、町の目抜き通りをちょっと歩いた後は、ホテルのバーでウイスキーを1杯飲む。ここで勧めてもらったのはHighland Park 12で、これはなかなか美味しかったかな。バスの扉が開くのを待っている間に雨がパラパラ降ってきたけど、傘を差すほどではなかった。今日観光している時に降らなくてよかったよ。

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フォークランド宮殿の外観

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小さな町の教会って感じ

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可愛い町だったけど、やれることは少ない

エディンバラには17:30に帰着。色々といい景色も見ることができたけど、結果的にツアーとしてはあまり面白くなかったというのが本音だ。ガイドのCraigもフレンドリーなんだけど、あまり情報を提供してくれないんだよね。セント・アンドリュースのゴルフのことも、フォークランドの宮殿のことも、ちょっと触れるだけみたいな感じで、深い説明をしてくれなかった。事前に僕が目的地のことをもっと調べておいたら楽しめたのかもしれないけど、なんだかこの旅は不完全燃焼だった気がする。まぁこういう事もあるよな。

エディンバラではバスターミナルじゃなくて、The Domeというレストランの前で降ろしてくれた。ここはクリスマスのデコレーションが綺麗なところとして有名で、僕も今回の旅行でいつか見たいと思っていたのでラッキーだった。

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The Domeはクリスマスのデコレーションで有名な場所

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公園からは歌声が聞こえていた

ホステルには18時ちょっと前に到着。明日の朝ランドリールームで洗濯をする予定なので、それに必要なトークンをフロントで買っておいた(£4と洗剤が£1)。朝早くだったらランドリールームも混んでないだろう。

今夜のレストランはホステルから徒歩2分ほどのSpry Winesを19:30に予約してある。ワインバーだけど食事も出していて、ミシュランに掲載されている店。

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見るからに高級そうなSpry Wines

カウンターと窓際のテーブルのどちらかを選べたけど、僕はカウンターを選択。アラカルトのメニューの他に、5コースのテイスティングメニュー(£60)とワインペアリング(£50)があったので、それを予約時に頼んでおいた。

最初のコースは、ハリバット・モザイクと呼ばれる料理。ハリバットを昆布で締め、ガーリックチップを上に乗せ、ホースラディッシュのソースを添えてある。ハリバットからは微かな昆布の旨味を感じて、ガーリックチップの風味とカリカリした食感と一緒になって、素晴らしい美味しさ。ホースラディッシュのソースといっても鼻にツンとくるような感じは全くなく、ハリバットの味の引き立て役に留まっていて見事。繊細な味わいを上書きすることなく、新しい味の組み合わせを僕に教えてくれた。最初の皿からガツンと感動させてくれて嬉しいなぁ。ペアリングのワインはスプマンテ。ソフトでドライな味わい。ちょっと後味に水っぽさが残る感じだけど、料理を食べた後だとなんだか綿菓子のような風味を感じて、素晴らしいマリアージュだと思った。

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Halibut mosaic with horseradish sauce and garlic crisps (£15)
(値段はアラカルトで頼んだ場合のもの)
Wine: Monban, Spumante Extra Brut, Glera, Veneto NV

次はパンのコース。といってもグラスゴーのCail Bruichで経験したようなパンがメインのコースではなく、一緒にチーズやサラダも出てきた。チーズは自家製のフレッシュチーズで、オリーブオイルがかかっているだけなので、柔らかな風味をフルに味わえる。サラダはイタリアンケールとレインボーチャードをメインに、アーモンドを砕いたものがかかっている。所々に乗せてある洋ナシを使ったペーストが甘さを添えていて、味的にもテクスチャー的にも幅広い感覚で、とても美味しかった。パンにはホイップバターと黒ニンニクの塩がついてきて、これも文句なし。ペアリングのワインはドライでハーブの香りがして、サラダと本当によく合った。

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Ante sourdough with whipped butter and black garlic salt (£4.50)
Very fresh cheese in Valdibella olive oil (£8.50)
Steamed cavolo nero and rainbow chard with pickled pear and smoked almond (£8)
Wine: Nizio, Owca, Johanniter, Poland 2022

3皿目はリコッタチーズとクルミのカッペレッティが、カボチャのクリームの上に乗ってきた。カッペレッティは優しい味わいで、カボチャクリームの塩味のお陰で、クルミの甘さが引き立っている。こういう料理には瞬間揚げのセージが本当に合う! でもほんの少しだけ塩味が出しゃばっている感じがしたのは、残念といえば残念かも。ペアリングのギリシャワインはドライでパンチのある味だけど、料理を食べた後だと甘さを感じる。やっぱりワインバーだけあって、ペアリングがとても上手い。

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Ricotta and walnut cappelletti with pumpkin cream and crispy sage (£18)
Wine: Domaine Myrsini, Amos, Assyrtiko, Greece 2023

メインコースは、アンコウのシチュー。炙ったフェンネルと赤ピーマンのいい香りがして、食べる前からウットリ。締まったアンコウの身の入ったトマトベースのシチューは、もう文句なしの味。ペアリングの赤ワインは、それほどシチューの風味を引き立ててはくれなかったみたいだけど、美味しいワインだったことには変わりない。微炭酸的な舌触りだったのが印象的かな。

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Seared monkfish stew with braised fennel and dill aioli (£21)
Wine: Côme Isambert, Onomatopée, Gamay, Grolleau, Loire 2021

デザートにはマドレーヌにバタースコッチのソースがかけてあるもの。焦がしバターの香ばしい匂いと味が、マドレーヌにどっしり感を与えていてとてもいい。マドレーヌは僕の大好きなお菓子の一つだし、甘すぎないデザートがすごく有難かった。ペアリングはシュナン・ブランがメインの甘いワイン。甘さだけではなくキリッとした酸味もあって、とても美味しかった。

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Brown butter madeleine with butterscotch and bay crème fraiche (£8.50)
Wine: Château Barouillet, Monbazar, Sweet Chenin, Bergerac 2019

いやー、ここの店、本当によかった!

普通のワインバーはシャルキュトリとかクロスティーニとか簡単な料理しか出さない場所が多いけど、ここの料理はトップレベルのレストランのようだったし、ワインペアリングもとても良かった。あのレベルの5コースの料理が£60というのも、信じられないくらいお得だと思う。店の中の雰囲気もすごく良くて、たくさんのカップルがワインを飲みながら、楽しい時間を過ごしているようだったし。まだ明日があるからわからないけど、コストパフォーマンスから考えても、今回エディンバラで食べたレストランの中で一番好きな場所かもしれない。エディンバラに住んでいたら、ひと月に一度は来たい場所だと思う。

最後に、「料理もワインも本当に美味しかった。ありがとう!」とカウンターの中の女の子に言ったら、「すごく楽しんでくれているみたいだったので、カウンターに座ってくれて嬉しかったわ!」と言ってくれた。

最高に満足したディナーの後は、どこにも行かずに徒歩2分のホステルに戻り、すぐにベッドに入った。

今日の歩数: 17,170
# by alexsea | 2025-12-04 00:00 | 旅行記 | Comments(0)