From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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イタリア2009: サン・ジミニャーノ / ヴォルテッラ (Day 10)

 願いが叶ったのか、本日は快晴! ホテルで朝食を済ませた後、世界遺産の町サン・ジミニャーノ(San Gimignano)へと約50分の車の旅に出発する。

 サン・ジミニャーノは「塔の町」として知られていて、昔は60くらい町の中に塔が立っていたらしいんだけど、今では14の中世時代からの塔が立っている。城壁の外の駐車場に車を止め、大きな門をくぐり抜けて町の中に入る。町の中心はチステルナ広場で、ここからはニョキニョキとそびえる塔がいくつも見える。チステルナとは「貯水池」の意味で、13世紀に掘られた井戸からこの広場の名前がつけられたらしい。

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「塔の町」サン・ジミニャーノ

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チステルナ広場の井戸

 メインの通りはなだらかな坂になっていて、その通りを北の端にあるサンタゴスティーノ教会まで歩いていく。まだ朝10時頃だったので、そんなに観光客もいなくて気持ちいい。サンタゴスティーノ教会の中はとても静かで落ち着いた雰囲気だったけど、写真・ビデオ撮影が禁止されていたのが残念。この教会のすぐ隣にある回廊が、花がたくさん咲いててとても気持ちのいい場所だった。

 メインの通りを戻り、今度はドゥオーモへ。ドゥオーモ自体もう見飽きた感があるけど(笑)、ここのは左側に旧約聖書、右側に新約聖書を描いてあるのが特徴。この絵で人々にキリスト教というものを教育してたんだよね。ドゥオーモの脇の階段では、イタリア人らしきカップルが結婚式の服装で写真撮影をしてた。

 サン・ジミニャーノで一番印象に残っているのは、ロッカと呼ばれる城砦跡。オリーブの木がたくさんある公園を抜けて城砦に上ると、サン・ジミニャーノの町の景色と郊外の景色が楽しめる。ここからの眺めは最高だった。あー、本当に晴れてよかった!

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ロッカの上から町を見る

 町を後にする前にチステルナ広場のカフェに入って、サン・ジミニャーノで有名なワイン、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ(Vernaccia di San Gimignano)を飲むことにする。これはなんと、初めて1966年にD.O.C.( 原産地統制呼称)に登録されたワインらしい。そしてその後、白ワインとしては2番目に1993年に上のクラスのD.O.C.G.に昇格。飲んでみると、とてもフルーティーで軽く、どことなくピノ・グリージオに似た雰囲気を持ったワインみたいだな。カフェでこのワインを飲みながら、チステルナ広場を行き交う人々を眺めるってのは、とても贅沢な時間だと思った。

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ヴェルナッチャは軽くてなかなかだった

 ちなみにD.O.C./D.O.C.G.はフランスのAOCと同様に、法律で定められた地域や製法を守っている製品のことで、政府がその品質を保証しているようなもの。D.O.C.G.はD.O.C.よりも上で、イタリアワインの最上位に位置づけられる分類のこと。こういうものがついていなくても美味しいワインは山ほどあるけど、一応このマークがついていれば少しは安心できると、こういうことでしょうか。

 さてさて、また車を走らせて、ヴォルテッラ(Volterra)の町まで約30分の旅。サン・ジミニャーノとヴォルテッラの間にはブドウ畑がずーっと続いている場所があって、青空の下それがものすごくキレイだった。ワインのせいか、ヴォルテッラに着く頃には膀胱が破裂寸前で大変だったけど(笑)。

 町の中ではまずランチを食べることにする。調べておいたレストランLa Vecchia Liraに行ったんだけど、…なんか閉まってる?? よく見るとドアのところに張り紙がしてあって、政府によってクローズされたみたいなことが書いてあるらしい。えーん、なんだよそれ。仕方がないので、ガイドブックに載っていた「ヴォルテッラ一のピザが食べられる」とされる、Pizzeria Ombra della Seraに入ってピザを食べる。12時過ぎだったのに、客が僕らだけしかいなくて本当に大丈夫なのか?!って感じだったけど、ピザは確かにすごく美味しかった。美味しいピザって、上に載ってる具も大切なんだけど、ピザ生地の味が違うんだよね。小さいのを頼んだんだけど直径30cmはあって、もちろん食べきれずに残してしまったのが残念。そういえば今回イタリアに来てから、ピザは初めてだった。

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今回イタリアでは初めてのピザ!

 ヴォルテッラの町にはエトルリア博物館があるんだけど、この季節は午後1:45で閉まってしまうのでダメ。ゆっくり歩きながら町並みを見ること以外あまりすることがない。それでも特産品のアラバスターの店を見てまわったり、結構楽しかったかも。ヴォルテッラはトスカーナ地方ではかなり人気が高い町らしい。確かにいい町ではあるんだけど、僕の心にはあまり響いてこなかった。今まで色々な丘上都市を見てまわっていたせいで感覚が麻痺してるのかな? 何泊かすると良さが見えてくるのかもしれないな。

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ヴォルテッラの門には侵食された彫刻が

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ローマ劇場の遺跡

 町の北にあるローマ劇場の遺跡なんかを上から眺めた後(冬は週末しかオープンしないらしい)、シエナへの帰路につく。ホテルの裏庭から見えたトスカーナの夕暮れの景色は最高だった。

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こういう夕暮れの景色はいつまでも心に残る

 ホテルで昼寝した後は、シエナ最後の夜のディナーに出かける。レストランRistorante Guidoriccioはガイドブックでもインターネットでも人気の高かった場所なので、最初の晩ホテルに着いたときに予約してもらっておいた。ここはカンポ広場からすぐの場所。店のおじさんがすごくにこやかに対応してくれた。

 まず最初にシェフからのプレゼントで、トマトのみじん切りにオリーブオイルを加えたようなものを運んできてくれた。ちょっと甘くてオリーブオイルの香りが鼻に抜けて、とてもいい感じ。すごくいいアペタイザーだった。

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すっきりとした一皿

 パスタコースは、僕は野菜とマッシュルームのリゾットを注文。これは僕のストライクゾーンど真ん中といった感じの料理で、全てがちょうど良い味加減。わき目も振らずに食べきってしまった。

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マッシュルームのリゾット

 メインコースには牛肉の薄切りにハーブのソースをかけたもの。これはコッテリ感が多かった今までのイタリア料理に比べて、独特の味わいだったな。すっきりしていて、ハーブの香りがよくて、それがレアぎみの牛肉にとてもよく合って。…今これを書いてて気づいたんだけど、これって確かどこかの料理本を読みながらずっと前に作ったことがあるかも! その時も、すごくシンプルなんだけど美味しいなって思った覚えがある。

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牛肉の薄切り、ハーブソース

 美味しい料理を食べた後は、シエナも今夜で最後だということで、町の反対側にあるEnoteca Italianaという場所に食後酒を飲みに行く。ここにはレストランもあって、その晩はある団体に貸しきられてたみたいだけど、ワインバーはちゃんと開いていたのでよかった。レンガで洞窟のようなアーチが作られていて、とてもモダンな感じの場所。ここでパーティーをやったら楽しいだろうな。僕は甘いスパークリングワインのモスカト・ダスティを注文。すっきりとした味わいで美味! 一日を締めくくるのにピッタリの味だった。

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Enoteca Italianaはとてもオシャレな感じ

by alexsea | 2009-11-03 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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