プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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イタリア2009: ローマ 1日目 (Day 12)
今日はいよいよ一週間近く乗っていた車を返して、トスカーナにさよならをする日。いやはや、本当に今回のドライブ旅行は楽しかった。車だと、電車やバスの時間を気にすることがないからすごく自由。好きなところで止まって写真を撮れるしね。それにしても今回はGPSに大感謝だった。はっきりいって、このナビゲーションシステムを持ってこなかったら疲労度100倍だったと思う。あぁ、文明の利器よのう。
宿の前のカフェで、ペイストリーとエスプレッソで朝食を済ませた後は、後ろ髪を引かれながらコルトーナを発ち、約40分のドライブのあとペルージャに到着。レンタカーを返却して、昼ごはん(僕はサラミの入ったサンドイッチみたいなものだったかな)を買い、ローマ行きの電車に乗り込む。ペルージャからローマまでは特急列車のようなものは直通では走っていないらしく、ローマまで3時間弱かかったけど、電車の窓から他の丘上都市が見えたりして退屈はしなかった。アッシジの駅で、僧服を着た若者とその母親らしき人が乗り込んできたのが印象的だった。その若者はずっとラップトップをいじってた。なんだか僧侶とラップトップって、考えてみると不思議な組み合わせだよなって思った。 ローマには午後2時過ぎに到着。大きな都市独特の、あのピリピリとしたエネルギーを感じる。駅から10分くらいのHotel Raffaelloまで歩いていってチェックイン。同時に、ローマで行く二つのレストランの予約再確認もしてもらうことにする。 顔を洗ったり荷物の整理をしたりした後、いざ観光に出かけようとロビーに下りると、予約再確認でトラブルがあったと言われる。翌日行く予定のレストランLa Pergolaは予約OKだったけど、翌々日のIl Pagliaccioに予約が入っていないと言われたらしい。えー?? E-Mailでちゃんと予約して、確認のメールももらったのに! 今から予約しようにもその日は一杯だと言われたらしい。そんなのってないよー! とりあえず、これはこのホテルの責任ではないので、フロントのお姉さんにはお礼を言ってチップを渡した。幸い今日観光するルートからそのレストランはさほど遠くないので、途中で寄って事情を聞いてみることにしよう。 ローマの町は僕にとってこれが3度目。最初は大学の卒業旅行の時でもうほとんど忘れてるし、2度目に母を連れてきたときはスペイン階段近くに泊まったので環境が全然違う。今回のホテルは駅の近く。ここからまずパンテオンまで歩いて行くことにする。これはパンテオンあたりからスペイン階段までの道が暗くなってからが楽しいってRick Stevesのガイドブックに書いてあったので、事前にちゃんと予定してたことなんだけどね。 ローマの景色の代表ともいえるヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂を横目に見ながら、パンテオンまで歩く歩く。パンテオンは紀元前に「全ての(パン)神々(テオン)」に捧げるべく造られた場所なんだけど、今はイタリアの最初の統一者、エマヌエーレ2世の墓や、ラファエッロの墓がある場所として知られている(映画『天使と悪魔』を観た後ではまた格別!)。丸天井の一番上の穴が開いているような場所はガラスか何かで塞がれているんだろうなと以前は思ってたんだけど、塞がれていないということを聞いてビックリ。今回は雨が降ったときの排水がどうなっているかをじっくり調べた。いくつかの床板に穴が開いていて、そこから排水できるようになってるんだよね。うまく作ってある。 パンテオン前は観光客の群れでごった返してた。その一角にとてもモダンな感じの光るソファとかがあるカフェがあったので、そこに入ってまたまた一杯飲むことにする。夕方のカクテル、やっぱりいいよねー。ここでもちゃんと美味しいおつまみがついてきた。パンテオンの真ん前ということもあって、かなり高いだろうと予想してたんだけど、他の場所よりはほんのちょっとだけ割高なくらいでホッとした。なにより美味しいお酒を飲みながら観光名所のピープル・ウォッチングができるというこの贅沢は、少しの割高では安いくらいかもしれない。 日が傾いてちょっと空が暗くなってきた頃に再び観光を開始。カンポ・デ・フィオーリ広場からファルネーゼ広場に抜ける道を歩いていく。ファルネーゼ宮はフランス大使館になってるんだけど、見上げると大舞踏室のような場所に描かれているフレスコ画が外からでも見える。なぜかこれが非現実的な景色に思えて、しばし見入ってしまった。予約しておけば見学できるらしいので、今度ローマに行く機会があればぜひ見てみたい場所だ。 翌々日行く予定だったレストランIl Pagliaccioは、ここから徒歩5分ほどのはず。やっとのことで見つけてみると、まだ開店はしていないようだ。呼び鈴を鳴らすとコックコートを着た女性が出てきた。予約のトラブルのことを話すと、にこやかに中に通してくれて予約帳を調べてくれた。やっぱり彼女が調べても予約が入っていないらしい。でもラッキーなことに一つテーブルが空いているらしいので、そこに予約を入れてくれた。ホテルの人は新しい予約はできなかったって言ったんだけど、キャンセルでもあったのかもしれないな。本当によかった! ここのレストランは絶対に来てみたかったんだ。 レストランを出る頃には空は真っ暗。ナヴォーナ広場の西のジェラート屋Gelateria Del Teatroで一時停止。事前に口コミサイトを調べたら、ここがローマで一番のジェラテリアだという評判だったんだよね。外は肌寒いのでそんなにジェラートを買ってる人もいなかったけど、僕はコーヒーのジェラートを注文。本当に美味しかった! ナヴォーナ広場の噴水を見て、パンテオンのロトンダ広場に戻った後は、コロンナ広場経由でトレヴィの泉へ。最初にローマに来たときにはトレヴィの泉は工事中だったし、二度目に来たときには朝早い時間だったので人が全然いなかったので、こんなに人で溢れかえっているのは僕にとっては初めて! ライトアップされるとすごく豪華なトレヴィの泉。なるほど、夜のローマ散策っていいもんだなぁ。トレヴィの泉の後はスペイン階段までゆっくり歩いて、そこから地下鉄でテルミニ駅まで戻る。外は結構寒かったんだけど、地下鉄の中は蒸し暑くて死にそうになっちゃったよ。 ホテルでちょっとゆっくりした後は、ディナーを食べに8時に予約しておいたレストランTrattoria Montiへと向かう。ここはホテルから徒歩10分程度。ミシュランで星こそついていないものの「安くて美味しいレストラン」マークがついている場所で、ネットの口コミサイトで見てもかなり人気のあるところだった。 まずはラディッキオ(チコリー)のフランにアシアゴ・チーズのソースがかかったもの。ラディッキオの風味が濃厚なアシアゴ・チーズの味に加わって、最高のアペタイザー。よくこんな組み合わせを思いつくもんだ。 次はトルテッロとトマトソース。トルテッロとは大きなラヴィオリのようなもので、中に卵が入ってる。ナイフで切ると、中から半熟状態の黄身が流れ出てきた。卵黄+パスタ+軽い風味のトマトソース。これはかなり黄金の組み合わせだ。この料理は、このレストランをネットで調べていたときに他の人が絶賛していたもので、ここのレストランの代表料理の一つらしい。なるほど、それも頷ける味だな。こういうシンプルな味の足し算でスッキリと仕上がってる料理は僕は大好きだ。 メインコースはウサギ肉で詰め物を巻いたもの。この日のスペシャルの一つだった。すごく美味しいんだけど、詰め物のせいなのか、個人的にはちょっとだけ重たい気がした。それでも残さず食べられたけどね。 デザートは、ヘーゼルナッツのアイスクリームに二種類のソースがかかったもの。これは最高の締めくくり。ミシュランが評価しているだけあって、ここのコストパフォーマンスは抜群だった。最初から最後まで店はずっと満杯で、予約していなかった人たちは1時間以上待たされているみたいだった。このレストランは本当にオススメ。予約をお忘れなく! こうしてローマの最初の夜は更けていった。
by alexsea
| 2009-11-05 00:00
| 旅行記
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