From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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世界一周2011: 時間がゆっくり流れる街 (ローテンブルク1)

あー、やっぱりまたよく眠れなかった。寝る頃になると鼻が詰まって、それが眠りを妨害してしまう。それに花粉症だけじゃなくて、やっぱり風邪もひいてるみたいで、ちょっと体がだるい。だるさは薬を飲んで抑えるからいいとして、また薬局に行って鼻詰まり解消の薬を買わなきゃだな。

あまり食欲がなかったけど、昨日買っておいたパンを朝食代わりにして食べ、7:30にはホテルをチェックアウトして出発。8:06発の電車に間に合うように駅まで歩く。駅でまたサンドイッチを買い込んで、電車に乗り込んだ。今度の電車はベルリンからマンハイムで使ったのに比べてちょっと古い。みんなコンパートメント形式になってる。コンパートメント、あまり好きじゃないんだよなー。足が伸ばせないし、他人が目の前に座ってるってのはなんか気が休まらない。まぁそんなこんなで3本の電車を乗り継いで、午後3時前にやっとローテンブルクに到着。ローテンブルクに着く前の景色がすごくよかった。緑の大地がずっと続いていて、所々に菜の花の黄色いパッチがある。あぁ、春なんだなぁと感じてしまう景色だった。

旧市街に入る直前に薬局を発見。中のおばさんに鼻詰まりのことを話すと、鼻のスプレーを勧めてくれた。これはアレルギー用じゃなくて、すぐに鼻詰まりを解消する薬らしい。でも5日以上使ってはいけないんだそうな。鼻がドライになってしまうらしい。

その後は旧市街に入って、予約しておいたホテルにチェックイン。ホテルといっても、ここは小さなB&Bのような場所。僕の部屋はツインのシングル使用。部屋の中にいきなりシャワーのユニットと洗面台が置いてあってちょっとビックリ。トイレは部屋にないのか?と思ったら、部屋の外に「ここは8号室専用」ってドアに書いてあるトイレがあった。このトイレを使うには僕が持っている鍵が必要なわけ。部屋は狭くはないけど、トイレが部屋の外ってちょっと不便かもしれないなー。でも一晩€35だから、あまり文句は言えないかな。

さて部屋に荷物を置いて、さっそくローテンブルクの観光に出かける。雲一つない空、やさしく暖かい風、周りから聞こえてくる鳥たちの声。いやー、本当に気持ちのいい日だ。街の中心まで、ほとんど人とすれ違わなかった。もっと観光客ズレしている場所だと思っていたから、これは嬉しい誤算だったな。

まず街の中心地、マルクト広場に行く。ここはなんとなくイタリアのコルトーナを思い出させる場所だ。広場を囲むように立ち並ぶかわいい建物たちは、とても絵になる。ここには観光客はたくさんいたけど、なんだかのんびりゆったりした空気で溢れていた。時間自体がゆっくり進んでいる感じ。一歩一歩進むごとに心が充電されていく気がする。

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マルクト広場

市庁舎の建物を外から見た後は、ちょっと北にある聖ヤコブ教会へ。これはローテンブルクで一番大きな教会。やっぱり外の雰囲気が影響しているのか、教会の中も和やかな空気が漂っていた。二階に上がると、木彫りの『最後の晩餐』を持つ聖血の祭壇があった。この祭壇の十字架にはクリスタルがはめこまれていて、ここに聖なる血(キリストの血?)があるということらしい。美術品としても見ごたえのあるもので、しばし椅子に座って眺めていた。

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このクリスタルの中にキリストの血が?

その後はゆっくりとブルク門の方に歩いていく。門を出た瞬間に飛び込んできたのは、花々が咲き乱れたブルク公園の景色。いやー、ここは本当に天国だ。明日時間があったら、ぜひここでピクニックをすることにしよう。ここからは道がずっと谷の下のタウバー側まで続いていて、緑溢れた谷間の風景が素晴らしい。まるで風景画の中に迷い込んでしまったかのよう。

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花がたくさん…ここは天国??

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眺めがいいから、たくさんの人がここでくつろいでいる

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下の方にはタウバー川がある

ここからはまたゆっくりと歩いてマルクト広場まで戻り、カフェに入ってビールを頼むことにする。広場を眺めながらのビールはまた格別! 小瓶だけど2本も頼んでいい気分になってしまった。こういう何もしないでただ周りの景色を眺めているだけの時間って、すごく贅沢だと思う。

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なんかこういう景色、イタリアの小さな街を思い出させるんだよな

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こういう時間が大好きだ!

時間も5時を過ぎたので、ちょっと早い夕食にしましょうか。ガイドブックにも書いてあったし、口コミサイトでも一番人気を取っていたZur Höllで美味しいディナーを食べて満足満足! 夕食の前のビール2本とレストランで飲んだカラフェのワインでかなり酔っ払ってしまったので、ちょっと宿に帰って横になることにする。8時から「夜警ウォーク」のツアーがあるので、それまでに回復しておかないと。

夜警ウォークは、昔の夜警姿のガイドが案内してくれるウォーキングツアーで、英語版は毎日夜8時から市庁舎の前で始まる。一人€7。ちょうど日が沈んで黄昏ていくマルクト広場に登場したのは、Rick Stevesのビデオでも夜警ウォークをやっていたガイドだった。参加者は40人くらいだったかな。約1時間、薄暗くなっていく街をゆっくりと歩きながら、いくつかのポイントでこの街の歴史なんかをジョークを交えながら説明してくれた。例えば、終戦直前にローテンブルクは爆撃の危機にあったんだけど、そのときのアメリカ軍のコマンダーだった人のお母さんがローテンブルクに来たことがあり、小さい頃からローテンブルクの話を聞かされていたそうで、なんとかこの街を救いたくて「降伏すれば街は破壊しない」との宣言を出した。ローテンブルクのドイツ軍の代表はそういう条件を呑まない人だったんだけど、ちょうどその人は街を離れていたんだそうな。彼の部下が代理として街にいて、その彼は負け戦だということを理解していた人だったので、アメリカ軍の申し入れを受けた。この二人のお陰でローテンブルクは破壊から救われたということらしい。歴史にあまり興味のない僕でも、このウォーキングツアーは100%楽しむことができた。絶対お勧めデス。

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暮れゆく街並み

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夜警ウォーキングツアー

ツアーが終わってマルクト広場に戻ると、ちょうど時計は9時になるところで、仕掛け時計マイスタートルンクが動きだすところだった。たくさんの人がカメラを構えて見上げてたので、すぐにわかった(笑)。仕掛け時計自体は市長が大ジョッキのワインを一気に飲み干すというだけのものなんだけど、結構かわいかったな。でもこのマイスタートルンクの伝説は、実際に起こった話ではないらしい。

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仕掛け時計マイスタートルンク

街はすっかり暗くなったんだけど、裏通りでも危ない感じが全然しない。やっぱりこういう小さな街の魔力なんだろう。ホテルに戻って、すぐにベッドに入ることにした。買った鼻のスプレーは効力抜群! 使って5分で100%オープンになった。でも部屋が寒かったのか風邪のせいかわからないけど、途中で寒くて起きてしまった。幸いベッドがもう一つあったので、そっちの布団も一緒に使うことにして寒さを解消。なんだかこの旅行、ベッドに入ると寒いところばかりのような気がする。
by alexsea | 2011-04-19 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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