From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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フランス語

 9月からフランス語を習い始めた。今年の年末にパリに行くので、その時までに最低限のフランス語を学んでおきたいというのが理由。以前パリに行ったときに、レストランでメニューが読めなかったりして悔しい思いをしたしね。もちろんレストランのメニューに書いてあるような単語は日常会話で使うようなものじゃないのでクラスで学ぶことはないんだけど、基本的会話くらいはできるようになっておきたいじゃん。

 習っている場所はBellevue Community College(以下BCC)という、会社から車で10分くらいの所にある学校。Seattle Community Collegeと同じく、日本からもよく語学研修とかで来る人も多いみたい。僕が取ったコースは学校の単位とは全く関係のない、”Continuing Education Class”と言われるもの。週1回2時間、全10回のコースで、お値段は$129なり。これにウチの会社の人には10%の割引がきくみたいなので、なんと一回$10ちょっとというとてもお得なコース。日本だったら1回のクラスにつき2千円以上はするよね。インターネットで即決して申し込んでしまった。

 クラス自体は9/17の火曜日に始まったんだけど、やっぱり最初は緊張したね~。だって学校のような場所で何かを学ぶのって、大学を出て以来やったことなかったもん。会社で英会話のクラスとかあったりしたけど、クラスには同じ会社の日本人しかいなかったしね。BCCの駐車場に車を止めて教室に向かうまでの間は、まさにちっちゃなハートがドキドキ状態だった(笑)。

 教室に入ってみると、ほとんど僕よりも年配の人ばかり。夫婦で一緒に来てるっぽい人達もいれば、40代くらいのキャリアウーマンっぽい人もいる。アジア人は僕の他にもう一人中国人っぽい男がいたな。全部で20人くらいのクラス。テレビや映画で見たことのある手のところに小さな机がついた椅子に、「おー、これこれ。アメリカの学校なんだねぇ」とか感動しながら、先生が入ってくるのを待っていた。でもこの椅子、日本人の僕でさえ小さいと思ったのに、デカいアメリカ人はどうすりゃいいんだ。

 女の先生だってことはわかってたんだけど、なぜか頭の中では40~50代の先生を想像してたから、いきなり”Bonjour~!!”と元気よく20代の先生が入ってきたときにはちょっとビックリした。すごく可愛くてチャーミングなNatalieというアメリカ人の先生。最初から全ての会話をバリバリのフランス語で話してたから、はっきり言ってビビってしまった。うーらーらーって感じ。初級コースだとはいえ、先生の言っていることになんとなく頷いたりしてる人もいたし。でも途中で英語で「今わからなくても全然平気。ジェスチャーや身振り手振りをたくさん使って話をするから。このコースが進むにつれて慣れてくるわよ」とのお言葉。少しはホッとしたけど、本当かよ?っていう気持ちもあった。

 問題のフランス語。うーん、やっぱり難しい。まず発音から入りたい僕は、多くのアルファベットを無視するフランス語独特の発音に混乱しまくり。一番最後の文字はほとんど無視するんだけど、C、R、F、L(CaReFuLって覚えればいいんだって)の4文字は、例外はあるけどちゃんと発音するとか。”old”の意味のvieux(女性形はvieille)なんて、未だにパッと見てすぐ発音できないしなぁ。”What's this?”の意味のQu'est-ce que c'est?も、なんでこれが「ケセクセ」になっちゃうの?ってまだ疑問だし。

 あと数字の数え方がまた凄まじい。0から69まではなんとなく法則に基づいてるからいいんだけど、70以降は70=60+10(soixante-dix)、71=60+11(soixante et onze)…と数える。しかも80以降99までは輪をかけてややこしくなって、80=4×20(quatre-vingts)、81=4×20+1(quatre-vingt-un)…、99=4×20+19(quatre-vingt-dix-neuf)になる。まさに、なんでやねん?の世界。

 男性形・女性形の違いによってスペルや発音も違ってくるし(「白」は男性形ではblanc、女性系ではblanche)、でも時たまどっちも同じ言葉とかがあったりして(「赤」のrougeとか)。うー、どうしてそんなに男と女で区別するんだー!今はPolitically Correctnessの時代だぞー!って頭をかきむしりたくなることしきり。もうこれは慣れで憶えるしかないって感じだなぁ。

 結構こういうところで人見知りな僕は、途中ペアを組まされて会話の練習をする時間がすごく嫌い。いつも斜め後ろに座るMichaelって人(んー30代後半くらいかなぁ)と練習をするんだけど、4回のレッスンの後でもまだちょっとしか慣れない。とてもいい人なんだけど、学生時代にちょっとはフランス語を習ってたらしくて、僕よりもたくさんの言葉を知ってる。それが引け目に感じちゃってるのかな。なんか人と会話の練習をしてるって思うと異常にあせっちゃって、落ち着いて考えれば出てくるような言葉も出てこなくなる。時計の針を読む練習のときにはもうトータルパニックで、「あーもうこのクラス止めちゃおうかな」って真剣に考えてしまうくらいだった。止めないけどね(笑)。でも最初は20人くらいだったクラスが今は10人ちょっとになってしまったってのは、やっぱりみんな思ってることは同じなのかもしれない。時々「それじゃいつもと違う人をパートナーにして練習!」とか言うのも止めてほしい…。せっかくMichaelに慣れてきたのに、他の人だとまた緊張しちゃうじゃないか! こういうとき、人と気軽に話せるような性格だったらなってホトホト思う。酒を飲むとOKだけど、まさか酒飲んでクラスに出るわけにもいかないし。

 難しいフランス語なんだけど、やっぱりクラスが進むにつれて、先生の言っていることがなんとなく、少しずつわかるようになってきたってのは本当に嬉しいこと。Je suis …(I am)とか、J’ai …(I have)とか、本当にまだ簡単なことしかわからないんだけど、「43ページを開いて」なんてことを言われたときにも、「は??」なんてパニックにならずにちゃんとそれを聞くことができるようになったし。なかなか感動っす。リンクも貼ってる「注文のできないカタログショップ」のyukayukaさんも、「自分の口から変な音が出るのもなかなか楽しいもんです」って言ってたけど、まさにその通り!って感じ。会話練習とかしてるときに「うっわー、自分ったらフランス語発音しちゃってるよー」とか思って、なんか楽しいし。

 僕が小さい頃から興味のあった英語もそうなんだけど、やっぱり言葉ってのは習うのが大変だけど、使う機会ができると本当に嬉しいよね。言葉を知らなかったら全く意思の疎通が取れなかっただろう人達と、カタコトながらも自分の言いたいことを伝えられて、こっちも相手の言っていることが理解できるってのは、本当に素晴らしいことだと思う。意思の疎通ができるってことは、それだけ世界が広がるってこと。初めての海外旅行に行ったときに、飛行機で隣に座った韓国人の人と英語を使って会話ができたときの感動は今でも忘れない。年末にパリに行ったときにはどれくらいフランス語を使う機会ができるのか全然わからないけど、ぜひカフェあたりではフランス語でちゃんと注文して、周りの人達の会話にも耳を傾けてみたい。でもまだ全然わからないんだろうな(笑)。目指せ!Trilingual!!
by alexsea | 2002-10-14 00:00 | エッセイ | Comments(0)
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