From Seattle, WA, USA
by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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スペイン&パリ2013: セビーリャを歩き回り
(セビーリャは地元では「セビーヤ(Sevilla)」と発音されているけど、ガイドブックでは「セビーリャ」と書いてあるので、この旅行記ではその表記で統一しています)
疲れていたのでよく眠れるかと思ったら、1時間ごとに目が覚める感じで、なんとも目覚めが悪かった。途中で眠くならなきゃいいけど。 徒歩2分のカテドラルの近くで朝食をとることにした。真ん前にはスターバックスもあるけど、なんでセビーリャに来てまでスターバックスに行かにゃあかんねん(笑)。入ったHorno San Buena Venturaという店ではトーストと卵とかがついた朝食セットが「卵がなくなったので売り切れ」で、僕はハムとチーズのボカディヨスを食べた。サーバーの対応が悪かったけど、まあまあ美味しかったかな。 今日は10:30からセビーリャのウォーキングツアーを予約してあるので、それまではフリー。この時点で9時だったので、9時開館のインディアス古文書館に行こうかということになった。カテドラルから9時の鐘がいやってほど長く打ち鳴らされている。こういう風景の街に教会の鐘の音は、とてもよく合う。道を歩きながらカテドラルの入口の彫刻なんかを見ていると、カテドラルの門の鍵を開けて中に入ろうとしている関係者らしきおじさんが、あっちから中に入れるよと教えてくれた。えっ? もう開いてるの? そっちの方に回り込むと、確かに扉が開いてる。お金は取らないみたいだし。あー、ミサがあるから開いてるんだ!€8払わずに済んだ。ラッキー! おじさんありがとう! まだひっそりとしたカテドラルはとても厳粛な雰囲気。それと同時に、素晴らしい美術館のような感じもする。4人の国王に担がれたコロンブスの墓や、普通は「祈るため」にしか入れないと後で知った王室礼拝堂の素晴らしい彫刻なんかを見てまわっていた。するとオルガンの音と共に歌声が聞こえ始めた。これもミサの一環なんだろう。ほとんど観光客のいない、ひっそりとしたカテドラルに響き渡る聖なる歌声。タダで入れた上に、こんなボーナスまでもらっちゃっていいの?思うくらい、とても感動する出来事だった。 カテドラルで罪穢れを洗い流された気分になった後は、すぐ隣のインディアス古文書館へ。ここもまだ観光客が少なく、ひっそりとしていた。中に入ると、なるほど図書館のような本の匂いでいっぱい。二階にはコロンブスの新大陸発見に関するマルチメディアの展示があって、あまり歴史に興味のない僕も楽しむことができた。 さて、時間は10時半近く。そろそろウォーキングツアーの待ち合わせ場所である、ヌエバ広場の彫像前に行くことにしよう。旅行のプラニングでいつもお世話になっているRick Stevesの本や番組で紹介されていたConcepción(コンセプシオン)によるウォーキングツアーは、2時間で€15ととてもお得。時間になると約20人ほどが集まっていた。人数が多いので二つのグループに分かれるらしい。Concepciónはウォーキングツアーの後カテドラルツアーもやるので、そのツアーもやる人を優先で彼女のグループに入れていた。僕たちはカテドラルのツアーに行かないけど、Concepciónのグループに入ることができた。なんでも僕の予約が一番最初だったらしい。ラッキー! どちらのグループでもよかったけど、やっぱりTV番組で見たことのある人にガイドされた方が嬉しいよね。 ウォーキングツアーは、ヌエバ広場からショッピングストリートであるSierpes通りを抜け、サルバドール教会の前を通り、カテドラルの方まで帰ってくる。それぞれの場所で詳しい説明をしてくれたり、時には参加者に謎かけをしたりして、まるでConcepciónのツアーは学校のすごくいい先生の授業って感じで、とても楽しかった。カテドラルの前を通った後はサンタ・クルス街を抜け、Concepciónが大好きだという広場Plaza Doña Elviraを通って、アルカサルの裏を抜け、またカテドラル横に帰ってきた。2時間のウォーキングツアーだったけど、とても短く感じたなぁ。彼女はここで生まれ育ったそうで、セビーリャの街を本当に愛しているんだろう。 大満足のツアーが終わった後は、ランチにすることにした。友達も行ってよかったと言っていた、1670年創業の老舗バルEl Rinconcilloに向かうことにする。でもセビーリャの街はまるで迷路のようになっているので、地図に慣れている僕でも辿るのがとても難しかった。途中で迷って、人に道を聞かなきゃいけなかったもん。友達はここで2時間も迷ったらしい。中心地からちょっと離れているから、僕らは約30分で到達できてよかった。ランチは雰囲気も手伝って、大満足! この後はまた中心部に戻って、アルカサルに行くことにした。これはイスラム時代の城で、その後キリスト教徒の王たちが改築したものらしい。中はイスラム文化らしい建築スタイルで、でもその中にキリスト教のチャペルがあったりして、面白い雰囲気だった。精巧に幾何学模様を掘られた壁とかは見事だったなぁ。 この後はバスターミナルでロンダ行きの切符を買おうと思ったんだけど、かなり歩き疲れたということで(El Rinconcilloでは立ち食いだったし)、アルカサルからプエルタ・デ・ヘレスに抜ける道でビールを飲むことにした。疲れた体と渇いた喉にはビールが最高! スペインの南部だから少しは温度が高いかもと思ってたけど、こんなに暖かいとは思わなかった。10月なのに、シアトルの夏のような陽気。Tシャツ一枚でも、歩き回っていると汗が出てしまうほどだった。 ビール休憩の後は、セビーリャ大学の前を通ってPrado de San Sebastianバスターミナルで明後日のロンダ行きの切符を買っておいた。どのくらい混むかわからないので、事前に買って安心できた方がいいよね。一人€12.42なり。 その後はスペイン広場に向かうんだけど、Jardines del Pardo de San Sebastian公園にたくさんの屋台を発見した。よく見てみるとそれぞれ別の国の旗が掲げてあって、売っているのもその国のものがメインらしい。全然人がいないし、なんだか開いてるか閉まっているかもわからない屋台ばかりだったんだけど、これはたぶん今夜あたり賑やかになる場所なんだろう。 そこからスペイン広場の建物の裏口から入って、広場に抜ける…と……。どひゃー! すごいスケール! 半円形の建物が広場を抱くようにして建っていて、その景色の気持ちのいいことといったら! ここってスターウォーズ・エピソード2で使われた場所なんだよな。ここをパドメとアナキンが歩いてた。ここはそんなに見どころでもないかなと思ってたんだけど、このスケールの大きさに圧倒されてしまった。来てよかった! さあ今日の観光予定はこれで全て終了。疲れた足を引きずってホテルに帰り、お風呂&昼寝タイム。 今晩はLos Gallosというタブラオでフラメンコのショーを10:30に予約してある。今日予定していたレストランには昨日すでに行ってしまったので、TripAdvisorでホテルからLos Gallosまでのエリアにある人気のあるレストランを検索。El Pasajeというレストランが良さそうなので、そこに行くことにした。夜風を受けながらのディナーは美味しかった! 夕食の後はLos Gallosへ。フラメンコなんて見たことがなかったし、気に入るかどうかもわからなかったけど、一応フラメンコで有名な場所に来たら一度は見なきゃということで予約しておいた。始まってみると、感情表現豊かな踊りとステップにただただ感銘を受けるばかり。女性は裾の長いドレスを纏って、それを振り払うような動きも振り付けの一部になっていたのが印象に残ったし、男性のエネルギッシュなタップもすごく恰好よかった。最後にはベテランらしき年配の女性による踊り。苦悶の表情を浮かべ、髪止めを床に叩きつけながらのダンスは、まるでドラマを見ているかのような感じだった。とにかく圧倒されてしまった。フラメンコを見ることができて、本当によかった。 興奮冷めやらぬまま、ひっそりとした道をホテルまで歩いて帰った。明日はコルドバへの日帰り旅行だから、早起きしなければ。
by alexsea
| 2013-10-14 00:00
| 旅行記
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