
最近、生と死について考えることが多い。
最初のきっかけは、友達の死の知らせ。友達といっても昔の同僚の旦那さんなので、それほど頻繁に会っているわけではなかったけど、それでも二週間前にパーティーで久しぶりに会って、その元気な姿を見たすぐ後の訃報だったので余計にショックだった。僕と同世代で、ゴルフやアウトドア活動が大好きだったらしく、贅肉の「ぜ」の字も見えないようなスポーティーな体を羨ましく思っていたのに。いつも笑顔を絶やさない人で、周りの人までもホンワカさせてしまうようなオーラを持っている感じだった。この間のパーティーで会ったときに、僕も彼みたいなオーラを発せられているといいんだけどなと、考えていたところだった。本当に、彼の冥福を祈るばかりだ。
そして今度は、Koreyのお姉さんのニュース。彼女はちょっと前に乳癌の手術をして、術後の経過もずっとよかった。ところが今度は腸に腫瘍があることがわかり、切って調べてみるとやはり癌だったらしい。これからどのような治療をするかはまだわからないらしいけど、彼女と家族にとっては、これからしばらく辛い日々が続くと思う。「どうか早く良くなりますように」と祈ることしかできない自分が、とてももどかしい。
重いニュースとは正反対に、生きている喜びを噛みしめることもある。今週はシアトルは夏のようにいい天気の日が続いているので、みんな会社を早引けして、公園とかで太陽光線を思う存分吸収しまくっている人たちがたくさん。僕らもそれにあやかって、昨日の夕方はユニオン湖の脇にあるレストラン
Westwardでハッピーアワーを楽しんだ。太陽の光を体中に浴びながら、白ワインと一緒に美味しい牡蠣を食べると、ああ生きてるんだなっていう感謝の気持ちでいっぱいになる。自分が幸せだと感じられる瞬間が、一番幸せだ。
最後の日に後悔しないように、一日一日に感謝しながら生きていけたらいいなぁ。