![]() From Seattle, WA, USA
by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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スカンジナビア2014: スウェーデン、ユステル島
今日はとうとうクルーズ船での旅行が終わる日。船でヨーロッパの国々を周るのは初めてだったけど、とてもいい体験だったと思う。その土地のナイトライフを楽しめないのは残念だけど、そこに行くまでの交通機関のことや、宿のことを考えなくていいというのはいい。行ったことのない場所を、ちょっとずつ「試食」してみるにはピッタリだと思う。それで気に入った場所があったら、将来また行って何日か滞在してみればいいし。今回訪れた全ての場所には、本当に甲乙をつけられないくらいそれぞれの魅力があった。
7時に起床して、シャワーを浴びた後荷造りをする。前日に荷物のタグが部屋に届けられていて、僕らの下船は10時半から11時の間と書いてあった。これはその日のツアーや飛行機の時間によって客によって違うらしいけど、僕らはKoreyの従兄弟のMattias(マティアス)が10時半頃ピックアップしてくれる予定なので、いつでも船を降りていいらしい。朝食をしっかり食べた後部屋でノンビリしていたら、エアコンを切られたらしく暑くなってきたので、仕方なく9時半頃船を降りることにした。いつでも降りれることがわかっていたら、事前にMattiasに連絡してもっと早くにピックアップしてもらえたのになぁ。重い荷物を引きながら船を降りて、ポートターミナルの中の売店で冷たいファンタを飲んだりしながら時間をつぶして、やっと10時半にMattiasが車で迎えに来てくれた。 ![]() 今日はMattiasと彼の奥さんUlrika(ウルリカ)のサマーハウスのある、ユステル(Ljusterö)島に行く予定。このまますぐ島に向かってもいいんだけど、ちょっとストックホルムの街まで行ってコーヒーでも飲んでから行こうということになった。約10分のドライブで車はストックホルムの中心街に入る。大通りの脇に立ち並ぶ建物は、とても重鎮な感じですごく綺麗。Mattiasによると、ストックホルムの人たちは結構高慢に感じることがあるけど、それはハイスタンダードであることの表れなんだそうな。Koreyはスウェーデン人と日本人に共通のものを感じると言う。どちらも綺麗好きで、ハイスタンダード、それに完璧主義者ということが似ているとのこと。Mattiasもその表現には頷いていた。僕らが景色を楽しめるようにと、博物館のたくさんあるユールゴーデン (Djurgården)島を通り抜けてから、フムレ公園(Humlegården)の近くのカフェに入って、エスプレッソで一息ついた。 ![]() 車に戻ってユステル島へ出発しようかとしたときに、パラパラと雨が降ってきた。この旅行で雨は初めてだ。ストックホルムも暑いけど、この雨でちょっと涼しくなればいいんだけどな。 ストックホルムを出た後、郊外のスーパーマーケットで今夜のディナーの買い物をすることになった。外国のスーパーは、その土地の文化を感じることができるので、僕は大好きだ。色々と買い込んでいるうちに、黒トリュフ風味のポテトチップを発見。勢いに乗って4袋も買い込んでしまったんだけど、これがもう大成功。ほんのりとトリュフの香りがして美味しいのなんの! これ、アメリカでも手に入るかどうかちょっと検索してみなければ! ![]() 魚の卵がチューブに入ったのはスカンジナビアの品物を売っている店で見たことがあったけど、このスーパーでチーズがチューブに入ったものも発見。エビ入りとかザリガニとカニ入りとか色々と種類があったけど、僕の目が惹きつけられたのはベーコン入りチーズ。どんな味がするんだろうと、一つ買ってシアトルに持ち帰ってみた。これが本当に美味しい! クリームチーズの中にベーコンが入っているんだけど、それは風味を感じる程度。パンにちょっと塗って食べると、チーズの濃厚な味とベーコンの風味がして最高! これもアメリカで手に入るといいんだけどなぁ。エビ入りチーズとかも、できたら試してみたいな。 ![]() ![]() 買い物が終わった後は、Mattiasがお腹が空いたということで、近くのマクドナルドでランチをすることに。アメリカにないものを頼んでみようと思ったら、El Maco Grandeというメキシコ風のハンバーガーになってしまった。なんでスウェーデンでメキシコ?(笑) マクドナルドに入ってすぐに本格的な雨が降ってきて、雷も鳴り始めた。空はとても暗いし、ものすごい豪雨。どこかで落雷があったためか、いきなり停電になってしまった。えー、これキッチンはどうするの?と思っていたら5分ほどで復活してホッとした。食べ終えて外に出てみると、雷雨が気温を10度くらい下げたみたいで、とても涼しくなっていた。駐車場の車まで雨の中走っていくときに、ものすごい轟音と共にほんの50mほど先の地面に雷が落ちるのを目撃。こんなの初めてだ! すごくビックリしたけど、車に入ってしまえば安全。かなりの豪雨だったので、駐車場にある排水溝から水が吹き上がっているのが見えた。 車でマクドナルドを離れてちょっと行くとトンネルがあったんだけど、そこに入る前に渋滞に巻き込まれた。前の方の車はUターンしているみたいだ。逆方向の道路には立ち往生した車がいて、Mattiasはそのドライバーとちょっと会話していた。逆方向のトンネルの中には水が溢れ出していて、そこを通った彼の車はエンストしてしまったらしい。MattiasはUターンして、その車のすぐ前に停め、彼の車を助けようとケーブルを探したんだけど見つからなかった。トンネルの奥の方は確かに池のようになってしまっている。ケーブルがなければ助けることができないので、仕方なく僕らはまた道路の反対側に戻ることにした。こっちのトンネルの中は少しだけ水たまりがあるけど、逆方向ほどひどくないのでよかった。 ![]() 僕らが行く側は大丈夫だったのでよかった 無事トンネルを通り抜けて車を進めていくと、またまた渋滞。よく見ると道路に木が倒れていて、それを消防車のような車で除去しているらしい。10分ほどで無事にそれは道の端に除けられて、車は両方向とも動き出した。迅速な対応に感謝! ユステル島までは無料のフェリーを使うらしい。5分ほどの短い旅で、フェリーは常に往復しているとのこと。フェリー乗り場で待っているときに、結婚式らしい格好をした人々が、みんなびしょ濡れになってビニールのゴミ袋を体に被っているのが見えた。コミカルな格好だけど、結婚式の最中に豪雨だなんて可哀想で同情してしまう。フェリーで島に到着してMattiasとUlrikaの家に到着する頃には、雨もすっかり上がっていた。 ![]() 彼らのサマーハウスは改築中だけど、とても居心地がよくてナイス。でもバスルームがまだないとのことでビックリ! トイレは離れまで行くか、林の中で用を足さなければいけないらしい。ひぃぃぃ、それはちょっとキツイかも…。 ビールやワインを飲みながら、MattiasとUlrikaと話に花を咲かした。彼らは11年前にシアトルに来たときウチに泊まったことがある。僕はその時以来会っていなかったから色々とうろ覚えだったんだけど、話をしていると結構思い出すもんだね。あの時Ulrikaのお腹にいた長男のMorrisも今では10歳で、その下に次男のBusterと可愛いSallyもいる。子供たちはみんなとても行儀が良かった。Morrisは学校で英語を習ってはいるけど、まだ3人とも英語が喋れないのでコミュニケーションが取れないのが悲しい。 それでもMattiasとUlrikaとの会話は本当に楽しかった。文化の違いやスウェーデン語なんかについて、本当に長い間喋っていた。旅行で一番楽しいのって、こんな風に現地に住んでいる人たちと会話するときだよね。「観光」するだけじゃわからないその国のオーラみたいなものが、色々と話すことによって少しずつ感じられるような気がした。 ![]() 庭の大きなデッキでバーベキューをして楽しくて美味しいディナーを食べた後は、みんなで徒歩5分の海まで泳ぎに行くことになった。もう9時を回ってるというのに、まだ夕方にもなっていない感じで空は明るい。行ったのはビーチじゃなくて、ボートがいくつか繋いである小さな桟橋。MorrisもBusterも桟橋からはしゃぎながら飛び込んで、とても楽しそう。水を触ってみたけど、結構暖かい。これなら飛び込んでも問題なさそうだ。Mattiasは8歳のときにKoreyに海に投げ込まれたらしく、その仕返し!と言ってKoreyを海に押し込んでいた。これには全員大爆笑。僕も勇気を出して足の方から飛び込んでみたら、かなり深くて足が底につかない! あまり泳げないからちょっとだけパニックったけど、無事に桟橋についてるハシゴから上がることができた。今までかなりシャイだったSallyも笑顔で接してくれるようになって、すごく可愛かったな。水の中には少ししかいなかったけど、最高に楽しいひと時だった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 疲れていたし、かなりいい具合に酔っていたので、家に帰ってすぐ10時半ごろベッドに入って寝てしまった。二段ベッドの上に寝たんだけど、午前1時頃目が覚めてしまって、その暑さにパニックアタックになりそうになった。外に用を足しに出ると、辺りは完全に真っ暗じゃないことに気がついた。曇りの日の都会の夜のように、空が薄ぼんやりと明るいんだよね。その僅かな光が周りの林を照らしだして、全体的にモノクロでシュールな風景を作りだしている。何も動くものはなく、聞こえるのは虫の音だけ。不思議とそれほど怖くはなかったけど、なんだか別次元に迷い込んでしまったような、おかしな感覚だった。部屋に戻って窓を開けると、外から涼しい風が流れ込んでくる。二段ベッドの下に寝ているKoreyのお言葉に甘えて、寝場所を交換してもらって、やっと朝まで眠ることができた。でも結局彼も暑かったらしくて、途中でリビングの方にマットレスを持って行って、そこでエアコンの風に当たりながら寝たらしい。
by alexsea
| 2014-07-27 00:00
| 旅行記
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