From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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FinalSpin in Chicago: 「本格的観光」

8月4日(火) 「本格的観光」

 前日は本当にイントロダクションみたいな感じだったけど、今日からは気合いを入れて観光をしなくちゃ。というわけで、今日はシカゴのダウンタウンのそのまた中心のループ地区をメインに観光することにした。

 まずは朝食。かつおくんとkeiと3人で、ホテルの目の前にあるRock'n'roll McDonaldに食べに行った。ここは名前の通り、50年代か60年代のような装いをしたマクドナルドで、Laurieたちもオススメの店。中に入ると、映画とかで見た昔の店の感じそのまま。ちょっとキレイ過ぎる気もしたけど、昔のアイテムとかピンボールマシンとかが置いてあったり、音楽も昔っぽい。"Love Potion No.9"とか流れてたな。広々として結構いい感じ。ここでブレックファストメニューお約束のソーセージマフィンとマッシュポテトを食べ、ダイエットコークを飲んで、いざ出陣!

 N.Michigan Ave.から南下するとすぐに、まるで教会の聖堂を縦に伸ばした感じのTribune Towerが見えてくる。ここはChicago Tribuneっていう新聞を作っているところらしいけど、まだ朝の9時頃だったので、働いている人もまばらだった。そこからWrigley Bldg.やMarina Cityのトウモロコシのような双子ビルを横目に見ながらさらに南下して、Daley Plazaのピカソの彫刻を見に行った。「無題」というだけあって、なんだかわからない彫刻。でもビルの下にかなりのスペースをとってあって、そこに彫刻を置くなんて、やっぱりシカゴらしい。それからケバケバしい出で立ちのState of Illinois Centerをチラっと見て、さらに南下。途中でかつおくんもkeiもコンピュータショップに寄りたかったらしいので、Tektronicsというショップに入った。ここの入口にあったような自動回転ドアには初めてお目にかかりました。中をいろいろと見てみたけど、特に面白そうなソフトもなかったから結局何も買わなかったんだよな。ウィザードリィの新作もまだだったし。まあ20分くらいいろいろと見たあと、結局誰も何も買わずに店を後にして、Sears Towerへと向かった。その途中で薬局にちょっと寄らせてもらって、喉の薬を買いました。この日が一番強烈に体調が悪くて、喉はすげー痛いわ咳は出るわ熱っぽいわで、もー大変。舌が麻痺してしまうようなMaximum Strengthのドロップを買ったんだけど、一日中舐めててもあんまり回復しませんでした。動けなくなるほど悪い風邪じゃなかったから、ま、いっか。


「世界一高い Sears Tower」

 薬局で買ったドロップを舐めながら、Sears Towerに到着。やっぱりシカゴの見所の一つだけあって、観光客でゴッタ返していた。チケットを買うのに15分。エレベータに乗るのに20分で、やっと103階の展望台へと登ることができた(Sears Towerは110階建て)。前日にJohn Hancock Centerから街を見下ろした経験があったから、あまり感動はしなかったなぁ。人混みもスゴかったし。でもまぁ前日よりも天気が良くて、青い空に青い湖(やっぱりここでも海としか思えない)と建ち並ぶビルの群れを見ると、やっぱりいい気分になってしまう。上から見下ろすと、あっちこっちのビルの下に彫刻があるのがわかる。今まではシカゴはただの都会であまり見所がないんじゃないかと思ってたんだけど、いざその街に来てみると、やっぱりどことも違う味を持っていることがわかる。後で話してわかったんだけど、これは尾山さんも同じ意見だったらしい。

 20分くらい展望台で街を眺めた後、エレベータで下に降りて、Sears Towerの地下で昼食をとることにした。エレベータを降りてすぐの所にあったレストランはセルフサービスの店。トレイを持って好きなカウンターで好きな食べ物を頼み、レジでまとめてお金を払う。個人的にはなかなか好きな方式だ。ここではオプションを「全て」入れたホットドッグとフレンチフライを食べ、オレンジジュースを飲んで、かなり満足した。店を出るときに食べ終わったゴミをゴミ箱に捨てに行ったんだけど、ゴミ収集係の黒人のおっちゃんがノリがよくて最高に面白かった。かつおくんもノリでコミュニケーションしてたけど、いいよね、こういうのって。

 さーて満腹になったことだし、どこに行こうかということで決まったのが、Adler Planetarium。観光ガイドにも書いてあったけど、3D Sky Showなるものをやっているらしい。「地球の歩き方」で調べると開演時間がもうスグだ。というわけで、Sears Towerの前からイエローキャブに飛び乗って、Adler Planetariumへと向かったのでした。タクシーの運ちゃんものほほんとしてて、いいヤツっぽかった。


「……これ…が3D??」

 タクシーで飛ばして約10分、ミシガン湖沿いのAdler Planetariumに到着した。Sky Showは普通の映画館のようなところで見れるらしい。偏光式の3Dメガネを受け取ってから中に入る。かなり歩き疲れたせいか、椅子に座ると気持ちよくって眠たくなってしまったが、寝る暇もなくSky Showの始まり始まりー。Sky Showのテーマは「人工衛星」で、衛星に関することをいろいろと教えてくれた。画面はスライドショーにレーザー光線による図形のオーバーラップがされている感じ。で、途中まで気がつかなかったんだけど、このレーザー光線が3Dしてるんだわ。…全く3Dに見えないこともないんだけど、やっぱり以前他の3Dでスゴイのを見ちゃってるから、なんだか子供だましって印象しか受けなかった。でもまぁあんなもんで喜ばれるのかな。ストーリー自体はなかなか面白かったけど。

 20分くらいのSky Showが終わると、まわりに星を散りばめたエスカレータでプラネタリウムのドームへと向かう。プラネタリウムなんて見るのどのくらいぶりだろう。ひょっとしたら、90年の3月にBackSlashでアメリカ遠征したときに行ったスミソニアン博物館以来かもしれない。このプラネタリウムはよかった。解説もまわりの反応も面白かったし。リクライニングの椅子でのんびりできたし。3Dはイマイチだったけど、全体的には満足できたんじゃないかな。

 プラネタリウムも終わり、展示を見たりショップで土産物を買ったりして、Adler Planetariumを後にした。外には透き通るような青い空とどこまでも青いミシガン湖。「まるでバスクリンを入れたみたいだね」などと冗談を交わしながら、Grant ParkのBuckingham Fountain(ものすごく高く水を吹き上げてる噴水)とかを見ながら、ホテルまで歩いて戻った。

 歩いてるとわかるんだけど、本当にシカゴってニューヨークの街の雰囲気と少し似てる。ビジネスマンと観光者、それと高いビル達が一緒にひしめきあってる感じ。何もかもが豪華でビッグで、こういうのって結構好きだな。


「"Nerd"って『バカ』?」

 ホテルに戻って、Laurieたちが迎えに来てくれるのを待つ。これからComisky Parkっていうスタジアムで野球観戦なのだ。野球の試合は、テレビとかでは少しは見たことがあるけど、本物を見るのはこれが初めて。しかもアメリカの大リーグの試合をシカゴで見れるんだからスゴイよね。

 LaurieやKerryたちがやってきて、まずは夕食を食べに行くことにする。今夜はLaurieたちオススメのEd Debevics's。ここもホテルから歩いてスグの所。改めてホテルのロケーションの良さを実感する。Ed Debevic'sは50年代風のちょっと変ったレストラン。中はやけにふざけた感じで、おまけに店員もふざけてる。メークとかビシバシにしちゃって、なんだかテレビのコメディアンみたい。客の対応も変ってて、わざと「失礼に」振舞うようにしてるらしい。ここでは"Atomic Burger"なる、辛口のハンバーガーを頼んだんだけど、結構美味しかった。途中でVampireがサングラスをウェイトレスの姉ちゃんに取られて「あれってちゃんと返してもらえるのかなー」とか不安がってたのが面白かったな。でもやっぱりアメリカ人に混ざって食事してると、本当に面白い。日本とは全然違うことを思い知らされる感じ。高校とか大学とかをアメリカで過ごしたら、きっとこんな友達と一緒にこんな所にいたんだろうなーとか想像しちゃった。「Kerry、あの紫の髪の女の子を見てただろ」「えっ、どうしてわかった?」とか、「隣のHootersってとこのウェイトレスは、バストがみんなスゴイんだぜ」とか(「ほらAlex、あれ見てみろよ!」とか言って、窓から見えるHootersのウェイトレスを指さしてるし)。こういう賑やかなのって本当に大好き。やっぱりアメリカって良い!

 みんな食べ終わった後、いよいよ球場に向かって出発する。僕はGeorgeたちと一緒の車だったんだけど、Ed Debevic'sを出発するときに、「Alex、"Nerd"って日本語でどう言うんだ?」とか聞いてくる。いい言葉が思い付かなかったので「うーん、『バカ』かなぁ」とか言ったら(後で考えたら日本には『オタク』っていうピッタリの言葉があったのに…)、窓を開けてKerryに「バカー、バカー」とみんなで叫んでる。これには結構笑っちゃったよね。

 球場に向かう途中で、フリーウェイの横に群れをなして建っている団地のような所があった。「ここはAnother worldなんだ。刑務所によく出入りするような人達が住んでるとこだよ。ここは俺たちでも入る勇気はないね」とGeorgeが言う。階段の踊り場で子供達が遊んでいるのが見えた。アメリカの明と暗を同時に見たような感じで、なんとなく複雑な気分だった。


「生まれて初めて野球見物」

 ダウンタウンを出発して約30分。Chicago White SoxのホームベースのComisky Parkに到着した。球場の近くは観客でゴッタ返してたけど、なんとかみんな迷うことなく合流することができた。席に向かっている途中で試合開始の音楽。ピッタリの時間に来れてよかったー。座席は3塁側の中ほどでそれほど観やすいって場所じゃあなかったけど、初めて観る野球の試合と球場の大きさに圧倒されてしまって、それほど不満は感じなかった。目の悪いぶるまとかは全然見えねーって言ってたけど。

 球場は設備もスケールも雰囲気も、映画で見るのと全く同じだった。通路側で売ってるビールを中ほどの席にいる人に渡すためのリレー渡しも面白かったし。一番すごいと思ったのはスコアボードの横にある大きなディスプレイ。バッターボックスに立っている打者のプロフィールとかがカッコよく表示されている。日本の球場で野球を観たことがないからわからないんだけど、やっぱりアメリカって、ああいうデザインとかがすごく凝っててカッコいい。なんだかすごく感動してしまった。

 試合が進むにつれてどんどん面白くなってくる。ホームランもかなりたくさん出て、それも僕達が座っている3塁側にビシバシ飛んでくるもんだから結構興奮してしまった。イニングの間にディスプレイに表示されるクイズとかも面白かったし。「今日の入場者数は次のうちどれ?」っていう3択の問題とか、球場のノイズに反応するノイズメーターみたいなのが表示される。ノイズメーターの時には観客のほとんどが狂ったように声を張り上げてメーターを上げようとしてたし。こういう野球以外のことでも観客を楽しませてくれようとするその心意気が気に入っちゃったね。休憩時間にはWhite Soxのグッズを売ってる店まで行って、ジャケットとメモパッドを買ってきてしまった。ちょっと高かったけど、野球チームのジャケットを買うなんて今までになかったことだから、本当に買っておいてよかったと思う。いい記念だよね。

 さて試合はWhite Soxの圧勝に終わり、みんな興奮した面持ちでそれぞれ車に分乗してホテルへと向かう。ホテルでは尾山さん、かつおくん、MASAさん、ぶるまと僕の5人で、買い込んでおいたビールで乾杯! この一日あっちこっち動いてかなり疲れたけど、このビールの一杯で疲れも吹き飛ぶ感じ。やっぱり気の合う仲間と酒を飲んでる時が一番だよなって心底思ったのを覚えている。途中からこの日観た試合をテレビが放送し始めて、これもまた話のネタになったし。てなわけでビールを5缶くらい飲み干した後、眠りについたのでした。
by alexsea | 2001-02-08 04:00 | 旅行記 | Comments(0)
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