From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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アメリカ国立公園めぐり第一弾: 西部劇の世界…Monument Valley

西部劇の世界…Monument Valley 11月26日(金)

睡眠不足の1日目


 テレビについているアラームで朝6:30に目を覚ます。いつ眠ったのか覚えていない。観光だからすぐに起きられるが、いつもだったら絶対に起きられないような睡眠不足。その上、あれほど忘れまいとしていたのに、シャンプーを持ってくるのを忘れてしまったらしい。「まいったなー。とんだ旅行の始まりだなぁ」というのが正直な気持ちだった。

 電話でタクシーを呼び、レンタカーを借りるべくFlagstaffの空港に向かう。AVISで借りた車は白いSunbird。HQに来て最初の車が同じくSunbirdだったので、なんとなく安心する。キーを受け取りパーキングロットに出てみると、フロントガラスからなにから全て凍り付いている。車の中にはなにやらヘラのようなものがあって、これで氷をガリガリ削るらしい。エンジンをかけ、Defrostのエアコンを入れて約15分、だいぶ前が普通に見えるようになってきたので、やっとこさMonument Valleyへ向けて出発! しかしこんなに「寒さ」に悩まされることになろうとは全く考えていなかった。やっぱり事前に気温とかは確かめておくべきだったなぁ。地球の歩き方にはFlagstaffの気温なんて書いてなかったからね。

アメリカ国立公園めぐり第一弾: 西部劇の世界…Monument Valley_d0113429_844412.jpg

 途中McDonald'sで朝食をとり、その隣のSafewayでシャンプーと眠気ざましのミント、それとサングラスを購入(日差しがものすごく強い)。その後はひたすらドライブ、目的地までは約4時間のドライブだそうである。町を抜けると、どこまでも続く一本道が目の前に伸びている。はるか地平線のかなたには赤い岩山のようなものが見え、道の横には背の低い植物のコロニーが散りばめたように広がっている。僕はこの風景がとても気に入ってしまった。植物のコロニーはどことなく不気味な感じをかもしだしていて、いつか夢で見た風景のようだった。最初の1時間くらいは目に入る景色全てが珍しく、騒いだり感動したりしていたのだが、それを過ぎると同じような景色ばかりになり、ちょっと物足りなくなってしまった。1時間半か2時間ドライブしたところで、只埜さんに運転を代わってもらう。Seattleではこんなに長く運転することはないので、結構疲れてしまっていた。Monument Valleyへの入り口であるKayentaという小さな町で昼食(僕はFrench Dipを食べた)を済ませ、いよいよ目的地へと車を走らせる。あと30分もしないうちに到着するはずだ。


あの岩山はもしかして…

アメリカ国立公園めぐり第一弾: 西部劇の世界…Monument Valley_d0113429_844631.jpg

 Kayentaを過ぎると、まわりは赤い世界に変わってきた。とても妙な形をした岩があちらこちらに見え始める。なんだか少しずつMonument Valleyの世界に入っていく感じ。結構感動して景色に見入っていると、ずっと向こうの方に赤いメーサやビュートが見えてきた。最初はあまり気に留めなかったのだが、もしかするとあれがMonument Valleyではないかい? 車が進むにつれ、やはりそれがMonument Valleyの一部であることがはっきりしてきた。大地にいきなりそびえ立つメーサの群れはスゴイ迫力がある。Monument Valleyの入り口で$5の入場料を払い、ビジターセンターへ向かう。地球の歩き方にはここからの眺めが一番と書いてあった。車を降りてから展望台まで向かう間の心の高鳴りは今でも記憶に新しい。ビジターセンター横の展望台に出ると、目の前にはMonument Valleyの壮大な景色が広がっていた。真っ赤な大地と真っ青な空、その間の空に向かって伸びているビュート。とにかく写真では絶対に味わうことのできない臨場感と迫力に飲み込まれてしまった。「すっげー!」としか言葉にならなかった。下の方には、車が土煙をあげながらゆっくりと走っているのが見えた。Monument Valleyの中を走る17マイルドライブである。地球の歩き方にも「絶対に行かなきゃ損」と書いてあったし、もちろん行ってみたかったので、ツアーバスを断って(ツアーバスってなんかゆっくりできそうにないんだもん)自分達の車で17マイルドライブに挑戦した。

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車は大丈夫かなぁ?

 17マイルドライブは時速15マイルが制限速度。入る前は「げー、そんなにノロノロ? でもゆっくり見られるから、いっか」みたいに思っていたのだが、ドライブルートに突入した瞬間からその制限速度の意味が良くわかった。とにかく想像以上にガタガタ道なので、車が右に左に揺れっぱなしなのだ。ハンディカムを片手にあちこちの景色を撮ってはみるが、あまりのガタガタに手振れ補正が全然効かない! Sunbirdはこんな道を普通に走るようには造られていないはずだから、結構心配だった。観光初日からエンコじゃ笑い話にもならないもんね。でもなんとかゆっくりゆっくり進んで、全てのビューポイントで止まってみることにする。17マイルドライブには10個以上のビューポイントがあるが、中でも僕が特に気に入ったのがJohn Ford PointとArtist's Point。John Ford Pointは映画監督のJohn Fordにちなんで作られたビューポイントで、突き出した道の端からは一番近くにある3つの尖塔を持つThree Sistersはもちろんのこと、Monument Valleyの赤い世界が映画のように迫ってくる。こういう赤い岩山だらけの世界に立っていると、「赤い河の谷間」っていう唄を思い出してしまう。哀愁を帯びたメロディがこの荒涼とした世界にピッタリ。ここのポイントには日本人のカップルも来てて、そのガイドさんが「John Ford監督って知ってる?」とか色々と話しかけて来てくれたんだよね。でも最初はガイドさんだとはわからずに、「きっとこのまま説明を聞いていたら後でお金を払わなきゃいけなくなるに違いない」とか思って、あまり話さなかったんだよな。たぶん親切で話しかけてきてくれたんだろうに、悪いことしちゃったかな。もう一つのお気に入りのArtist's Pointは、到着したときにはなんということもないポイントだと思ってた。ところがそこは崖のようになっていて、その崖っぷちに行くと赤い岩山に囲まれた大平原が一望できるというわけ。只埜さんと崖の端に近づいて行ってその広大な景色が見えたときには、二人して「おおー!」とか感動しちゃったもんな。とにかく、真っ青な空と赤い荒野。この組み合わせが素晴らしくて、しばし言葉を失ってしまったくらい。本当にここに来ることができてよかったとまたまた感動してしまった。

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やっぱりサンセット

 そんなこんなでのんびりと17マイルドライブを回ってきて、ビジターセンターに帰ってきた。「地球の歩き方」には、夕陽に染まるビュート群が素晴らしいと書いてある。これを見ずして帰るわけにはいくまい、というわけでしばしビジターセンターで時間をつぶして日の入りを待つことにした。ちょっと残念だったのが、ビジターセンターの売店が開いていなかったこと。Thanksgiving当日だから仕方ないのかもしれないけど、もし開いてたらいいお土産が変えたかもしれないのに…。外の気温はかなり低い。照りつける太陽のお陰で我慢できないほど寒くはなかったのだが、日没近くなるとその太陽の光も弱くなってきて、急に寒さが襲ってくる。ビジターセンターの中は暖房が効いていたのでよかったが、一旦外に出ると身を切るような冷たい風が体を包んでしまう。でもせっかくの夕陽をガラス越しに見るつもりはない。我慢して外で陽が傾いていくのを見ていると、やはり同じような観光客がどんどんビジターセンターに集まってくる。この日は全く雲がなかったので夕焼けを見ることはできなかったが、深い青からだんだん赤に変わっていくグラデーションの空、その前にそびえる夕陽を浴びて赤く輝くビュートの群れが、アメリカの壮大さを教えてくれた。地平線の彼方に赤く輝く山々と、West Mitten Butteの上に輝く月も印象的だった。只埜さんは寒いのを我慢して、刻々と変わっていくバレーの姿をビデオに撮ってたな。

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 日が沈むと同時に観光客は散ってしまった。夜は星が綺麗だろうなとか思いながら、僕達も帰路につくことにする。黄昏時の紫の空の下を走るというのはとても気持ちがよかった。帰りに食事ができるかどうか不安だったが、Kayentaの町にBurger Kingがあったので、「変にレストランを探して、なくてガッカリするのもイヤだからここにしよう」ということで、夕食はハンバーガーになってしまった。でもお腹はペコペコだったので美味しかったー。満腹になったところで約4時間のドライブに再び出かける。Flagstaffに入ってからガソリンを入れたのだが、あまりに気温が低いせいか、ポンプから出るガソリンの勢いがない…。風はないんだけど、ちょっとでも動くと冷たい空気が体を切りそうなくらい、すごく寒かった。てな感じでホテルに戻り、翌日のGrand Canyonのために早めに寝ることにする。明日は4:00起きだ!
by alexsea | 2001-02-10 02:00 | 旅行記 | Comments(0)
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