From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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アメリカ国立公園めぐり第四弾: 長年の夢がやっと達成…Arches

長年の夢がやっと達成…Arches 11月24日(金)

Archesでは歩かなきゃだよ


 Arches National Park…昔、地球の歩き方の国立公園編を買ったときに見たデリケートアーチとその周りのなめらかな赤土の写真。それがずっと目に焼き付いて離れず、いつか絶対に行ってみたいと思っていた。去年、岩大路さんとユタ州の国立公園巡りに行ったが、その時はArchesまでは遠すぎてプランに入れることはできなかった。今回はArchesがメインの旅行。期待で胸が弾けそうだった。

 朝6時に起きて、City Marketで水と昼の弁当(サンドイッチ)を買い込み、Denny’sで朝食を済ませた後、Moabから15分も離れていないArches National Parkのゲートへと向かう。ゲートで料金を払い、ビジターセンターでいつものごとく色々な本を買い込み、最初のトレイルの入り口であるPark Avenueというポイントに向かう。Park Avenueはその名の通り、New YorkのPark Avenueのように左右に高い岩山が立ち並ぶ場所。トレイルはその谷底を通っている。まだ朝も早いので観光客は数える程しかいない。またトレイルに入って気づいたのだが、太陽の位置の関係上、トレイルのほとんどが影になってしまっていて、結構寒い。Park Avenueに降りてみると、今までに訪れたどの国立公園とも違う風景。雰囲気的にはBryce Canyonのトレイルにも似ていると言えないこともないが、やっぱり独特の景色を持っていた。左右から見下ろす高い尖塔群。水が流れた跡のような模様を持つ岩肌。まるで巨大なロックガーデンのような場所。次々に出てくる通常では味わえない風景に感動していた。特に大きな岩がゴロゴロとトレイル上に転がっているところは、まるで夢に出てきた場所のようで、不気味でとてもよかった。写真では見たことのあるThree GossipsやSheep Rockなども、やはり実際に見てみると全く印象が違う。抜けるような青空にいくつもの飛行機雲、その空を目指すかのように立ち並ぶ様々な形の岩山。本当にキレイだった。約30分ほどでCourthouse Towersの入り口に着き、今来た道を引き返す。約1時間ほどの最初のトレイル、しょっぱなから歩け歩けで結構大変だったけれど、やっぱりArchesでは歩かなければ良さがわからないという地球の歩き方の言葉に心から賛同してしまった。

アメリカ国立公園めぐり第四弾: 長年の夢がやっと達成…Arches_d0113429_11244040.jpg
Park Avenueトレイル

アメリカ国立公園めぐり第四弾: 長年の夢がやっと達成…Arches_d0113429_11244216.jpg
Three Gossipsと飛行機雲


Archesの立役者たち

 Park Avenueを離れて車で約20分、Archesの目玉の一つであるBalanced Rockに向かう。Balanced Rockまでの道も様々な岩の芸術がパノラマで迫ってくる。途中のビューポイントで一度停まって景色を見たが、やっぱりスゴイ。地球が長年かけて作りあげた奇妙な岩の芸術に敬服する思いだった。何も考えずに作られたはずなのに、どうしてこれほどまでに人々の心に訴えかけるのだろう。

 そうこうするうちにBalanced Rockに到着。Balanced Rockの回りには一周30分くらいで廻れるトレイルがつけられているので、何はともあれそのトレイルを歩いてみる。写真で見たのと全く同じ景色、でも近づくにつれ実物は想像以上にデカイことに驚かされた。トレイルにいるときに地震でも起きて上の岩がゴロンと落ちてきたら、もう一巻の終わりだなぁとか思いながら、テクテクと歩いていく。Balanced Rockは左右対称ではないので、当然周囲を廻るとその角度によって全然形が違う。後ろから見るとマッシュルームかきのこ雲のようだし、横から見ると塔のようにも見えた。本当にどうしてこんなところに、ポツンと一つだけこんなものがあるのかが不思議でしょうがなかった。初めて発見した人はどんなにか驚いたことだろう。トレイルを歩き終えて車に戻る前に駐車場にある説明板を読んでみると、Balanced Rockの子供のような小さな岩(これもバランスしていた)がすぐ横に以前はあったのだが、それは崩れてしまったというようなことが書いてあった。写真もあったけど、今はもうそこに子供石があったなんて信じられない感じ。このBalanced Rockもいつか未来に崩れてしまうに違いない。どんどん時間の流れと共に形を変えていく岩たち。大昔はもっと色々な見所があったかもしれないし、遠い未来にもまた違った岩の芸術が生まれているかもしれない。やっぱり自然の営みって人間には太刀打ちできないような凄さがある。

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反対側から見たBalanced Rock(キノコみたい)

アメリカ国立公園めぐり第四弾: 長年の夢がやっと達成…Arches_d0113429_11244688.jpg
すぐ横にアッキー作、ミニBalanced Rock


すんげー疲れた…

 さてBalanced Rockを見た後は、Windowセクションに行って様々なアーチを見る。次から次へと現れる巨大なアーチは、これでもかってくらいの圧倒的な迫力を持ってる感じ。あー、ここインディージョーンズ3に出てきたよなって、しみじみ思ったりしながら、あっちこっちを見て回った。

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Turret Arch

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メガネ(North Window & South Window)

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インディージョーンズ3を思い出すDouble Arch

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Fiery Furnace

 Windowセクションの後はFiery Furnaceを横目で見た後、Devil's Gardenのトレイルに挑戦するんだけど、これがいかんせん長い! それにLandscape Archのトレイルが落石のため封鎖されてたりしたので、ちょっとだけトレイルを歩いて、すぐに引き返してきてしまった。もうかなり疲れてたし、Delicate Archを見る前に果ててしまいたくなかったからね。


やっぱりこれぞ真打ち…Delicate Arch

 Delicate Archのトレイルヘッドで、買っておいたサンドイッチで昼食。エネルギー充填されたところで、いざ2.4Kmものトレイルに出発することにする。最初のうちはまだなだらかな道が続いてたんだけど、途中からは道なんてなくなっちゃって、所々に置いてある石を積み上げたものを目標に進んでいく。この辺りになってくると、かなり急な勾配になってきて、運動不足の僕たちにはマジでキツかった。帰ってくる人たちもゼーハー言ってるので、結構不安になりながら、登っていった。

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2.4Kmのトレイルにいざ出発!

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定員5人の吊り橋

 どれくらい歩いたんだろう。まだかまだかと焦る心がかなり時間を延長して感じさせてるみたいだ。途中からまた道らしい道が現れた。これはひょっとしてもうすぐなんじゃないかという期待が膨らむ。坂を上りきると、人だかりの向こうに、ずっとこの目で見たいと思っていたDelicate Archが荘厳に立っていた。

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こんな道を登っていく

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やったー!ついにDelicate Arch!

 とにかくすごい。アーチの根元まで行ってみると、向こう側はもう断崖絶壁。アッキーが「どうしてこんなことになっちゃったのかなー」とポツリ。確かに。こんなに洗練された形を、地球と風と時間が偶然に作っちゃったわけ? ちょっと信じがたい感じ。「ユタの市役所の人たちが毎晩来て、コンコンコンコンって作ったんじゃないの?」とのアッキーの発言に大爆笑。でもその方が信じやすいかもしれない。とてもキレイなアーチ、その回りの赤土でできている円形劇場のような場所。遠くを見てみるとあっちこっちにアーチのようなものが見える。地球って本当に偉大なアーティストだなって思った。

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大きさ比較。根元に僕を並べてみました

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ここからは色々なアーチが見える

 本当は夕日に染まるアーチを見たかったんだけど、アッキーが帰りたいとのこと。残念だったんだけど、でもこの時帰って正解だったかも。夕暮れを待つと、帰りはどんどん暗くなってくることだし、懐中電灯も何も持っていなかった僕たちにとっては、かなり怖い帰り道だったかも。途中でアッキーが、カメラのレンズキャップを川に落としたりするハプニングがあったけど、無事釣り上げることができたし、ヘロヘロになりながらトレイルヘッドまで戻ってきた。帰りにスーパーでお菓子とビールを買い込んで、モーテルに戻る。

 前日の晩にビールはもう買ってあったんだけど、これがとんでもないクソビールで、不味いの不味くないのって…。口に入れた瞬間はRedhook ESBみたいなとても深みのある苦味が広がるんだけど、後味がすごく水っぽい…っつーか、完全に水の味。こりゃダメだってことで、全部捨てて、ハイネケンとZimaで一日の疲れを癒したのでした。

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川に落としたレンズキャップを拾うアッキー

アメリカ国立公園めぐり第四弾: 長年の夢がやっと達成…Arches_d0113429_11252444.jpg
この地ビールだけは買っちゃダメ

by alexsea | 2001-02-13 02:00 | 旅行記 | Comments(0)
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