From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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神話の世界ギリシャ: トラブルまたトラブルの旅の始まり

 ギリシャっていう国には、ギリシャ神話とかに興味があったから昔から行ってみたいとは思ってたんだけど、いつか行けたらいいかなってくらいの気持ちだった。96年の終わりくらいに、どっか海外旅行したいなって急に思い始めて、行ったことのない場所で行きたいと思ってたところといえば…ギリシャかな? って感じで決定した旅行だった。遺跡大好き人間だし、映画とかでよく見たエーゲ海の青い海と、白と青の建物群も、この目で見てみたかったし。シアトルのルームメイトのKoreyに言ってみると、彼も行ってみたいとのこと。早速、いつものように「地球の歩き方」ギリシャ編を買い込んで、計画を立て始めた。

 まずアテネとミコノス島はなんとなくデフォルトで決まってた。「地球の歩き方」の写真で心を惹かれたのが、サントリーニ島の写真と、アテネからずっと北にあるメテオラってところの奇石群の写真。サントリーニ島は切り立った崖のようなところに群がる白い建物がとても印象的だったし、メテオラは天を突くように伸びている奇石の上にある修道院ってのがとてもミステリアスな感じだった。そんじゃこの4つの場所をポイントにしてギリシャを回りましょうってのが、今回の旅。

 今までにいろいろな旅のトラブルを経験したけれど、今回ほどトラブル続きの旅は初めてだった。予定ではシアトルを発った後、シカゴでフランクフルト行きの便に乗り換え、フランクフルトからアテネに入るはずだった。ところがシアトルで飛行機のトラブルがあり、シカゴ到着が遅れたため乗り継ぎに間に合わず、大モメにもめた後、パリ経由でアテネに入ることが決定した。これでトラブルが終わったと思いきや、アテネに着くと案の定チェックインした荷物が届いていない。調べてもらったんだけど、どこに行ったのかわからないそうな。おいおいー、21世紀も間近だってのに、わからないってことはないだろうってすごく不満に思ったんだけど、そこで怒りを爆発させてもどうしようもない。とりあえず歯ブラシとかの入ったトイレタリーキットだけもらって、ホテルの名前を告げ、荷物の行方が分かり次第届けてもらうことにする(今から考えてみたら、アメリカンエクスプレスのカードでは、こういう事態のときに荷物が届くまで必要なものを無料で買えるっていうサービスがあるんだった。使えばよかったなー)。やっぱり旅の最初からトラブルがあると、ちょっと悲しくなっちゃうよね。ホテルはアメリカの旅行代理店で予約してくれたHerodionっていうホテル。なんとなく高級な感じだし、部屋からはアクロポリスが見えるしで、なかなか。昼ごろに着いたので、とりあえずプラカに行って昼食でも食べようということになる。

 プラカ地区はホテルから歩いて10分ほどのところにある、まるで迷路のような場所。ここには色々な土産物屋とかレストランとかがひしめきあっていて、すごく観光地化されてるっぽかった。でもなんとなくヨーロッパのバンコク(の縮小版)って感じで、なんでもありの感じが結構好きだったな。道の脇にテーブルを出してるレストランに入ってギリシャ風ミートボールを食べたりして、プラカ地区を端から端まで見て回った。

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プラカ地区

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ギリシャ風ミートボール

 さて次の日は朝から全開観光モード(荷物はまだ届かない)。ホテルから歩いてゼウス神殿に向かう。初めて間近に見るギリシャ風の遺跡。とにかくスケールがでかい。朝日に輝くゼウス神殿の柱たちがすごく荘厳に見えた。その次はシンタグマ・スクエアを通り、図書館跡の壁を横目に見ながら、ローマン・アゴラに向かうが、なぜか閉まってて入れないので仕方なく古代アゴラの方に向かう。ここは本当に気持ちのいいところだった。すごく遺跡らしくて、朽ち果てた建物のわきには花が咲いていたりして、いい気分。向こうの丘の上にはアクロポリスが見えるし。全盛期の頃にはさぞかし人で賑わっていたんだろうなと想像したりしてみる。

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国会議事堂前の衛兵

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古代アゴラ、上に見えるのがアクロポリス

 ここにある博物館にちょっと立ち寄った後は、アクロポリスへと向かう。丘の下から見たアクロポリスの入り口の階段はものすごい数の人でごった返してるみたいだったから心配したんだけど、僕たちが行ったときにはそれほどでもなかった。アテネでの観光の目玉とも言えるアクロポリスは、とにかくすごいスケールでビックリ。巨大な神殿跡はアテネの町を一望できる丘の上にあって、そこを渡る風がとても気持ちよかった。歴史のことは全く興味がない僕も、こういう場所に来ると、その当時の人々の姿を頭の中に思い描いてしまう。今僕たちが住んでいる都市も、例えば千年後くらいには朽ち果てていて、観光客が来て現在の僕たちの生活を思い描いたりするんだろうか。アクロポリスは、また絶対に訪れたいと思う場所の一つになった。その後は、神殿の脇にある博物館や、丘の下にある円形劇場跡なんかを見て回った後、ホテルに戻った。夜はプラカで服を買ったりした(同じ服をずっと着てるわけにもいかないし)。

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アクロポリスに向かう人々の群れ
巡礼者みたいだねとか笑ってた

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アテネの目玉、アクロポリス

 次の日は日曜日(荷物はまだ届かない…)。蚤の市が開催されるモナスティラキ広場から見て回る。蚤の市はとにかく混沌の一言。アンティークから古本、レコードやウサギ、なんでも売ってる。すごく面白いんだけど、じっくり見て回って買いたいものが見つかっちゃうと困るから、ここはサラッと流すことにする。その後はタクシーを使って、国立考古学博物館を目指す。ここはとにかく見応えがあった! 僕は普通なら博物館とかって流し見する程度なんだけど、ここは本当にじっくりと楽しめた。二千年も前の彫像が壊れることなくそのまま置いてあって、なんだか時の概念がすっとんじゃう感じ。ゼウス像とか、本当に力強い像でスゴかったなー。この博物館にはぜひともまた行ってみたい。

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ゼウス像

 さて館内を隅々まで歩き回って疲れた後は、博物館の入り口にあるカフェでコーヒーブレイク。またまたタクシーに乗り込み、今度はアテネの街を一望できると言われているリカビトスの丘に向かう。地中を行くケーブルカーで登った頂上。さすがに景色がいい。風が強くて少し寒かったけど、本当に気持ちよかった。ここでレストランに入って昼食にした。

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リカビトスの丘からアクロポリスを臨む

 この後はやっぱりアテネの街を足で感じたいよねってことで、歩いてホテルまで戻ることにする。かなり距離があったけど、歩けないほどの距離じゃないし、地のままのアテネを歩きながら感じることができて面白かった。やっぱり観光ポイントじゃない場所を歩くってのもいいよね。夜はまたプラカ地区で、日本食レストランに入った。味はまあまあだったけど、なんかギリシャで日本料理食べてるってのがちょっと面白くてよかったな。食べ終わった後はプラカのいろいろな店に入ってみる。あるギャラリーで、ブロンズかなんかでできたアポロンとポセイドンの花瓶みたいなヤツを見つけて、すごく気に入ってしまった。どっちにしようか迷いに迷ったあげく、結局両方とも買っちゃった。今はその両方とも家の暖炉の上に並んでる。二つとも買ってよかった!

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面白い形でしょ?

 さてホテルに帰ってみると、やっと荷物が届いていた。次の日はミコノス島に向かう予定だったので、この日に届いて本当によかった。しかーし、次の日の早朝、一難去ってまた一難。部屋に電子ロック式の金庫があって、パスポートや航空券なんかの貴重品を全部入れてたんだけど、この金庫がなぜか開かなくなってしまった! これが開かないことにはどこにも行けない…。朝の4時ってことで、ホテルには金庫のことがわかる人がいないため、担当者を電話で叩き起こしてもらって、急いで来てもらった。かなり時間がかかったけど、やっと開けることができて一安心。予定していたミコノス島への高速船には間に合わなくなっちゃったけど、ピレウスの港までタクシーを飛ばして、一つ後の便に乗り込んだ。

 しっかし、旅の始まりからこのトラブルの応酬。この先どうなっちゃうんだろうってかなり不安になってました、マジで。
by alexsea | 2001-02-14 01:00 | 旅行記 | Comments(0)
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