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by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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コーラスと行くヨーロッパツアー: 大好きなパリ、最低の始まり
寝台車は全然寝心地がよくなかった。誰かが大イビキをかいてて、途中で起きたらもう寝るどころの騒ぎじゃなくて…。やっぱり寝るときには一人じゃないとダメだなぁ。すごい寝不足のまま、電車はパリに到着。花のパリにはもっと豪華に到着したかったなぁ。コンコルドまでとはいかなくても、ミモサ(シャンペン+オレンジジュース)で朝食とかね。夜行列車にそれは望みすぎなのかもしれないけど、僕が大好きな街にこんな惨めな状態で入るのは気がひけたなぁ。でもパリではコンサートはないので、リハーサルもなし。二日間、完全な観光モード。最低の始まりだとしても、この二日間を最高のものにしないわけにはいかない。
電車を降りてすぐに市内観光のバスに乗り込む。市内観光っていっても、ホテルに行くまでの道をちょっと遠回りして、途中で一回だけ降りて観光できるだけなんだけどね。バスは駅から(どの駅に降りたかすら定かではない)、ノートルダム寺院、カルチェ・ラタン周辺、リュクサンブール公園、アンヴァリッド、エッフェル塔と回り、シャイヨ宮で外に出てエッフェル塔を見ることができた。約15分の写真タイムを終えた後は、凱旋門からシャンゼリゼ大通りを抜けて、オペラ・ガルニエの前を通った後、モンマルトルの近くにあるホテルに到着した。そこで朝食と、部屋が開いていればチェックイン。僕たちの部屋はまだ開いてなかったから、荷物だけ置いて、徒歩で行けるサクレ・クール寺院まで何人かで行った。十年ぶりのサクレ・クール寺院は人で溢れかえっていて、前来たときに行った寺院のてっぺんまで登れなくなってなのにはショックだった。小さくて居心地のよかった村が、十年後に帰ってみると都会になっていたって感じ。でも音楽をプレイしてる人たちもいて、のんびりした雰囲気自体はそのままだったけどね。
その後は一度ホテルまで戻りチェックインした後、Markと一緒にルーブル美術館へと向かう。たくさんの人が並んでたけど、思ってたよりも早く入れたんじゃないかな。美術館の中ではMarkとは別行動、自分のペースで見て回る。ルーブル美術館はとにかく広い! 一つ一つじっくり見て回ったら、丸一日あっても絶対に足りない。興味のあるポイントを事前に押さえてから、早足で見て回った。有名なモナリザはガラスの向こうにあり、黒山の人だかりがしていた。「ふーん、これが本物なんだねぇ。…次行こ、次」ってくらいにしか思わなかった。ここでよかったのは、知っているアートを見て回るっていうよりも、知らなかった絵画で自分の気に入ったものを見つけたとき。なんとなくギャラリーを回ってるみたいな感じかな。いくつか見たこともない絵ですごく気に入ったのがあって、とても楽しめた。またパリに行くときには、ここに二日くらいじっくりかけてもいいかもしれない。オルセー美術館は今回は行けなかったから、これも次回のお楽しみ。
さすがにコーラスのみんなも同じようなコースを辿ってるらしくて、美術館の中で何人も出会ってしまった。出てきてから、下の写真のようにバカなことをやるヤツラもいたけどね(笑)。この日はホテルでオススメのシーフードレストラン(名前を忘れちゃった!)に何人かで行って、珍しいフランス風シーフードを楽しんだ。僕が頼んだ魚は、尾頭付きで自分の尾びれを食べてるように丸く調理してあって、そういうのを見たことがなかった人にはかなり奇異に映ったらしい。すごく美味しかったけどね。
さて次の日は、一人でパリの街を見て回る。まずは凱旋門からスタート。以前は外観だけ見て終わりだったので、今回はてっぺんまで上ってみる。シャンゼリゼ大通りが目の前に見えて、すごく気持ちよかった。パリの街は高層ビルがあんまりないみたいで、とても見晴らしがいい。やっぱり街の景観を維持することに力を注いでるのかな。シャンゼリゼは僕の大好きな通り。卒業旅行で来た時には、アエロフロートのオフィスと警察を行ったり来たりして、帰りのチケットを再発行してもらわなきゃいけなかったけど(「今までで一番の旅 ヨーロッパ卒業旅行」参照)、今回はそんなことはないので、パリの雰囲気を思う存分楽しめた。途中のパン屋でフランスパンにハムとチーズを挟んだサンドイッチを買って昼食とした。あ~、パリのサンドイッチって、どうしてこんなに美味しいんだろう。もう最高!
お腹が一杯になった後は、コンコルド広場を通り抜け、橋を渡って、セーヌ河沿いをシテ島に向かって歩く。あまり天気のいい日ではなく、雨もポツポツ落ちてきたりしてたけど、傘を差すほどじゃなかったからよかった。サント・シャペル寺院は初めて行く場所。ステンドグラスが美しい場所だって聞いてたから期待してたんだけど、入った場所はそんなにすごくもなくて、「ふーん、ちょっと期待ハズレかな?」とか思ってた。ところがここには二階があって、階段を上ってビックリ。確かに光の洪水! 思わず驚きの声が出てしまった。とにかく柱と柱の間が全てステンドグラスで埋め尽くされていて、歩くとこの場所全体がキラキラ輝いて見える。このスケールと美しさ、こんなにスゴイのはこの世界広しと言えど、かなり稀だろう。本当に行ってよかった。
次はお隣のノートルダム寺院。ここは外装工事中らしく、半分がビニールシートに覆われていてちょっと残念。上まで登ることができるらしいんだけど、それがディズニーランドにも勝るとも劣らないくらいの行列。今回はパスして、内部を見て回る。中も人で溢れてたけどね。卒業旅行で来たときに、ここで涙を流しながら必死に何かを祈っていた少年がいたのを思い出す。あの少年は今幸せに暮らしているんだろうか。ノートルダム寺院を出た後は、その外のベンチで一休みした後、カルチェ・ラタンに向かう。パンテオンは以前も入ったことがあったけど、地下のクリプト(埋葬所)まで入るのは今回が初めて。独特な雰囲気があって、人があんまりいなかったりもして、結構怖かったな。本当にここに埋葬されてるのかな?
クリプトでちょっと寒くなった後は、リュクサンブール公園のキレイな風景で心を暖める。ここは本当に人々の憩いの場という感じで、とてものんびりした時間が流れていた。この後はサン・ジェルマン・デ・プレ教会なんかを見ながら、オルセー美術館の近くまで歩き、それから地下鉄に乗ってホテルに戻った。今回のディナーは、コーラスの何人かで予約しておいた、ミシュランの最高レベル3つ星を持つ、L'Arpègeというレストラン。ここは天才的なシェフAlain Passardという人の持つレストランで、パリでもかなり注目の的らしい。中はとてもモダンな作り。料理はとにかく、スゴかったことしか憶えていない。全てに細心の注意を払ってあって、悪いところが何一つ見当たらない。これが本場のフランス料理なんだっていう、どっしりした自信みたいなものを感じて、圧倒されっぱなしだった。財布はすごく軽くなっちゃったけど(笑)、こういう経験のためにならいくらお金をはたいてもいいと思えちゃうから不思議。またパリに行くときには、こういう店を片っ端から征服していきたい。経済的に破綻するかもしれないけど。こうしてパリ最後の夜は更けていった。
by alexsea
| 2001-02-16 02:00
| 旅行記
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