From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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パリでの年越し: アートとキャビアな一日

アートとキャビアな一日 … 1月3日(金)

 8時間以上きっちりと寝た後7時に起床。近くの “The Brioche Doree” というチェーン店で朝食。ここでKoreyが食べたケーキの中に陶器の人形が入っていた。これは1月6日のEpiphanieのアイテムで、なんでもこれがケーキの中に入っていたら、紙の王冠をかぶりみんなから祝福を受けるんだそうな。というわけでKoreyは紙の王冠を獲得。最初は拒否してたんだけど、みんなに貰え貰えと言われて仕方なく貰ってきてかぶってた。しっかしこれがアメリカだったら、「食べ物の中に陶器が入ってるなんて許せん!」って訴えられちゃうかも(笑)。

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キンキラキンの紙の王冠をいやいやかぶるKorey

 この日はルーブル美術館と、時間があったらオルセー美術館も訪れる予定だったので、チケットを買う行列をスキップするためだけでもカルト・ミュゼを購入する予定だった。いつもの最寄り駅、St.Michelで聞いてみると売り切れとのこと。同じ駅の別の窓口に行ってもない。仕方ないので、隣の駅Citéまで歩いて行ったんだけど、ここでも売り切れ。むー、しまった、昨日のうちに買っておくんだった。待ち行列に入るのは絶対にイヤなので、また次の駅Châteletまで急ぎ足で歩いて行って、やっとここでカルト・ミュゼを手に入れることができた。朝からハラハラしちゃったよ。

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「カルト・ミュゼ・エ・モニュマン」
自分で使用開始日と名前を記入する
使用可能な史跡や美術館が書かれている
紙製のカードホルダー付き

 ルーブル美術館のあるPalais Royal-Musée du Lovreという駅で降りて、美術館へ通じる出口が9時に開くのを3分ほど待って、地下からルーブル美術館に到着。カルト・ミュゼには別の入り口から入るように書いてあったんだけど、メインの入り口からも入れるみたいだったからあえて探さなかった。チケット待ちの行列を横目に、並ぶことなく美術館の中にGo! 開いたばかりなのでさほど列は長くないとはいえ、並ばずに入れるカルト・ミュゼの力は偉大だ。

 今回の訪問ではそんなにじっくり時間をかけて見学する気はなかった。有名な作品を駆け足で見て回って、オルセー美術館にもこの日のうちに行きたかった。というわけで、いざドノン翼2階にあるモナ・リザへ。以前来たときには長い列ができてたんだけど、今日は開館直後なので列はナシ。長い年月を経た後でも変わらずに人々を魅了し続けるモナ・リザ。やっぱりこの絵にはとても不思議な力がある。レオナルド・ダ・ビンチって、画家であり発明家でもある人なんだよね。どんな人だったのかな。変人だったのかもしれないなーとか空想を馳せながらモナ・リザを眺める。

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「サモトラケのニケ」を横から

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防弾ガラスの向こうのモナ・リザ

 モナ・リザの後はドノン翼の絵画を見て回り、その後3階に上ってシュリー翼をぐるっと一周して色々な絵を駆け足で、でも気に入った絵の前ではしばし足を止めたりして鑑賞した。イタリアの絵画は宗教色が強いのに対し、フランスの絵は戦争をテーマにしたものが多い。あまり宗教色が強いものは好みじゃない。3階にあったCorot(コロー)の様々な風景画が僕の大のお気に入り。似ているようでいてどこか違うちょっと陰りのある風景画は、ギャラリーで探しても見つからないようなものばかりだ。

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コローの絵。こういう風景画、大好き

 絵画を一通り鑑賞し終えた後は1階の彫刻エリア、2階に戻ってシュリー翼の宝物、半地階の要塞跡の順で見学する。要塞跡は今回初めて。いい雰囲気出してたけど、「なんだこれだけ?」って印象は否めなかった。

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ミロのビーナス(半ケツ)

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宝物は大好き!

 約2時間駆け足で、でもじっくりと美術鑑賞した後は、疲れた足を休めるためにルーブルのカフェに入って一休み。その後美術館のショップに入ってルーブルとヴェルサイユのDVDを購入したりした。この頃になると美術館の入り口の行列はかなり長くなってた。やっぱり美術館はオープン直後に行くのが一番だね。ルーブルを出てオルセーまで歩いて行くと、ここでもかなりの行列が道路に並んでいた。僕たちがカルト・ミュゼを使って行列をスキップして入るのを見たおばさんが「そのパスで何人まで入れるの?」と聞いてくる。僕たちと一緒に入れるのを期待してたのかもしれないけど、パスは1人用だというとすごくガッカリしてた。カルト・ミュゼってまだ全然知られてないみたい。1つしか美術館に行かないとしても、カルト・ミュゼは並ばなくて済むだけ十分役に立つ。絶対に絶対に買っておいた方がいい。

 オルセー美術館に入ってすぐにレストランを目指す。この時点で11時半。レストランが混む前に食事をしたかった。オルセーにはカフェとレストランと2つあるけど、レストランは昔ティールームだったらしく、シャンデリアとかがあってとても豪華。僕は魚のスープとチキンを注文。チキンはまあまあだったけど、魚のスープはとても美味しかった。入ったときにはガラガラだったレストラン、食べ終えて出る頃には満員で待ち行列ができてた。早目早目がなんでも一番。なんだかダンドリ君になってしまっている自分がちょっとおかしかった。

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おいしーおいしーフィッシュ・スープ

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ロースト・チキン

 オルセーでは印象派の絵画を中心に回ろうと思っていたので、まずは上階の絵を見て回る。モネやルノワール、ゴッホの絵は僕の大好きなものばかり。一つ一つ見る度に感動してた。オルセーの方がルーブルよりも個人的に好きだな。僕の好みの印象派の絵に的を絞ってあるからかもね。ここではやっぱり2時間くらい使って、じっくりと色々な作品を見て回った。昔の鉄道の駅だっただけに、中階から見える吹き抜けはとてもスケールが大きく気持ちがいい。パリに住んでたら、この美術館だけで丸々一日のんびり過ごすのも面白いだろうな。

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こういう絵、大好きなんだぁぁぁっ!

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ゴッホの絵の前では子供たちが絵の勉強

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いい味出してるシロクマくん

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女神たちの祝福を受けて
とかいってとかいってー

 駆け足だったとはいえ、2つの美術館で見たいものが見れて大満足。オルセーの外に出ると、入場待ちの行列が角を曲がってまでずーっと伸びてる! 一番最後に並んでたら入るまでに1時間以上かかるだろうなぁ。まさにカルト・ミュゼ様々です。

 この後はアンヴァリッドの近くまで歩いていって、最高級と言われているキャビアの店、ペトロシアン(Petrossian)を訪れる。ここで50gのオセトラ・キャビアとペトロシアンラベルのウォッカ、キャビア・スプーンとキャビアを乗せて食べるためのパンケーキを買ってしまった。キャビア大好き! この店にはずっと来てみたかったので、もうウキウキ。1kgのキャビアなんて目が飛び出る値段だけど、いつかこれを買えるようになってみたいもんだ。

 RERを使ってホテルまで戻り、早速キャビアを食す。んーー、ん、ん、ん、やっぱり美味しい!! パンケーキの上に乗っけて食べてもいいけど、そのままスプーンで食べるとキャビアの美味しさを100%味わえて、もうこの上ない至福。ウォッカはStoliが僕は一番好きなんだけど、ペトロシアンラベルのウォッカもまあまあ美味しい。他のみんなにもお裾分けしようと思って電話したんだけど、みんなまだ帰ってなかった。なんだー、しょうがないなぁ。全部自分で食べるしかないかぁ(ニヤリ)。

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いっただっきま~す!♥

 キャビアとウォッカで満足して体もちょっと休んだ後は、カルト・ミュゼもあるってことで、ホテルの隣の中世博物館に行ってみることにする。ここは小さい博物館だからあまり期待してなかったんだけど、中世のタペストリーとか、チェインメイルやヘルメットなんかの僕の大好きな剣と魔法の世界のアイテムもあったりして、予想以上に楽しめた。ルーブルとかオルセーとかの大きくて有名な美術館もいいけど、こういう小さな博物館や美術館は味があって結構いいもんだ。

 ホテルでしばらく休んだ後は、今回の旅行の目玉レストランの2つ目Alain Ducasse(アラン・デュカス)に行く。もう本当に最高の時間を味わえた! 体の隅々まで幸せになった後は、シャンゼリゼのイルミネーションが出迎えてくれる。いやはや、やっぱりキレイだねぇ。遠くには凱旋門も照らし出されてるし。やっぱりこのシャンゼリゼのイルミネーション、気品があって僕の一番だ。心からホワホワになった後は、地下鉄を使ってホテルに戻った。

パリでの年越し: アートとキャビアな一日_d0113429_6292813.jpg
道の終わりには凱旋門
しまった、夜に凱旋門に上るんだった…!

by alexsea | 2003-01-03 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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