From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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ニュージーランド・オーストラリア コーラスツアー: ツアー最後のコンサート

ツアー最後のコンサート … 2月26日(水)

 今日はリハーサルの時間までSydneyを歩いてみることにする。お昼はSydneyでもかなり最上級に位置するRockpoolというレストランで食べることにしよう。今回のツアーでずっと引率してくれているOliverに、RockpoolのあるThe Rocksにはどう行ったらいいかを聞くと、そこに行って帰ってくるまでのお勧めルートを地図に書いてくれた。それじゃその通りに歩くことにしましょうか。

 外に出てみると、やっぱりMelbourneで感じたみたいに蒸し暑いんだよね。17年前に来たときには、これよりもずっとドライだったと思ったんだけどなぁ。人間はこういうことは相対的にしか物事を感じないから、蒸し暑さの度合いでいうと、シドニー<東京。でもシアトル<シドニー。つまり、シアトル<シドニー<東京ってことですか? こう考えてみると、17年前にシドニーがドライだと感じたことも頷ける。

 GoulburnとElizabethの交差点にあるホテルを8:30に出て、まずはHyde Parkのど真ん中を北上する。Hyde Parkはこれで2度目。1986年に来た時にも訪れてるんだけど、だいぶ記憶の中にある印象と違ってて驚いた。僕の覚えているHyde Parkはもっと大きかったような気がするんだけど、今回は「え? これだけ?」って思っちゃうくらい小さく感じた。なんでだろう? 以前来た時は生まれて初めての海外旅行だったので、何もかも全て驚きに満ちていて大きく見えたのかな。でもアーチのようになっている並木道とか、公園の中にいる様々な鳥とか、本当にキレイな場所で、ビルの谷間のオアシスといった感じだった。そうそう、公園の途中にある道から、Kings Crossにある以前のホテルが見えた。時間があったらあの近くにも行ってみたいな。

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Hyde Parkの並木道
Archbald噴水
これは覚えてた!

 あまりThe Rocksのエリアに早く着きすぎても困るので、途中にあるSydney Towerに寄ることにする。ここは以前はCenter Point Towerと呼ばれていた場所。来たことがあるんだけど全く忘れてる。17年も昔のことだからしょうがないかな。9時のオープン直後に行ったのでチケット売り場はガラガラ。なんかSkytourっていうバーチャルツアーもチケットに組み込まれているらしい。タワーに最初に上ってもいいし、Skytourの方に行ってもいいらしい。ちょうどチケットを買った直後に、日本人の団体がドサッと到着してエレベーターの方に向かっていたので、混雑を避けるために最初にSkytourに行くことにする。なんとその時点でのツアー参加者は、僕の他にアメリカ人と思われる年配のカップル一組だけ。このSkytour、最初はあまり期待してなかったんだけど、模型とビデオからの反射をうまく組み合わせたシアター形式のヤツとか、WellingtonのTe Papaでも乗ったようなバーチャル乗り物もあって、予想以上に面白かった。バーチャル乗り物の方は、画像で水に飛び込むときに、席の前から水蒸気がプシューって出て、本当に水に飛び込んだような感覚になれたし。3人だけの貸し切りツアーみたいになってたってのもよかったな。約30分のツアーの後は、いよいよタワーに上ってみる。エレベーターには僕一人だけ。地上305mのタワーからの景色はなかなかよかった。これで快晴だったらよかったんだけど、今日はちょっと曇ってたからあんまりメリハリのない景色だったのが残念。でもハーバーブリッジや、ビルの間からは有名なオペラハウスも見えて、これから回るSydneyの街の予習ができた感じ。

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タワーから見たHyde Park
17年前に泊まったホテルも
ここから見えた

 15分ほどここで時間をつぶした後は、またHyde Park方面に戻って北上を続けることにする。おっとその前に、タワーの地下のTaro Cashという店でお気に入りのシャツのショッピングをすることも忘れない(笑)。Macquarie Streetを、St. Mary’s Cathedralや議事堂の建物なんかを横目に見ながらひたすら北に歩く。Alfred Streetで西に曲がれば、もうそこはフェリーの発着場で有名なCircular Quay(サーキュラー・キー)。ここでコーラスのメンバー5~6人を発見。なんでも動物園に行くらしい。なんでSydneyまで来て動物園?とかその時は思ったんだけど、よくよく考えてみたらカンガルーとかコアラとかってアメリカでは見れないような動物がいるもんな。僕は前回の旅行で見たことがあるので今回はパス。Circular Quayは人々でごった返してたけど、海とボートがあるからなのかな、なんとなくのんびりとした居心地のいいものを感じる。

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Circular Quay
…から見えるHarbour Bridge

 Circular Quayを出ると、もうThe Rocksまですぐ。ここはSydneyで最初の入植が行われた場所で、今は土産物屋の立ち並ぶ観光名所になっている。まずThe Rocksのエリア内にある観光案内所に寄って、お目当てのレストランRockpoolの場所を教えてもらう。そこから歩いてわずか1分の所だった。この時点で11時くらいだったんだけど、レストランの中はまだひっそりとしてて、ナプキンとかの清掃業者が出入りしてるだけだった。たぶん12時から開店すると思うので、それまでこのエリアをいろいろと見て回ることにした。土産物屋が立ち並ぶRocks Centreや、そのすぐ横にあるArgyle Stores。 歩き回ってちょっと疲れてたので、このArgyle Storesの建物の中のカフェで“Long Black”を注文。これはニュージーランド・オーストラリアに来て初めて聞いた言葉で、エスプレッソのダブルショットっていうか、普通のコーヒーカップにエスプレッソを一杯注いだもののこと。外に座ってガイドブックを読みながらコーヒーを飲む…すごく気持ちのいいひと時だった。薄曇りの日だとはいえ、爽やかな風が吹いてたしね。この後は囚人たちが掘ったとして有名なArgyle Cut(アーガイル・カット)や、Rocksの他の場所も色々と回った。ここにも以前来たことがあるんだけど、全然思い出せないんだよな。やっぱり17年って月日は長いな~。

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"Long Black"でちょっと一休み
Argyle Cut

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Sydneyの最初の入植者
囚人の像
犬の像もあったりして。
再開発のときに
かわいがられた犬らしい

 さて12時近くなったのでレストランに行ってみると……なんかさっきと同じような状況なんですけど。野菜とかを運び入れているとはいえ、キッチンには誰もいないし、客席も静まり返ってる。えーそんなー、ランチはやってないのかぁ? ウェブサイトにはランチもやってるって書いてあったのに。詐欺だー! そうこうしているうちに時計は12時を過ぎてしまっている。このままだとどこのレストランも一杯になって入れなくなってしまう。ダンドリ君、失敗か?! 急いでまた観光案内所まで戻ってSydneyのダイニングガイドを貰ってきて、それに書いてあったアメリカン・エクスプレスの2002年度の賞の候補だったCafé SydneyかForty Oneに行こうと決めた。案内所の兄ちゃんに聞くと、Café Sydneyの方が今いる場所から近いらしいので、さっそくそこに行くことに。

 Café SydneyはCircular Quayのすぐ前のCustoms Houseというビルの屋上にある、とてもいいロケーションのレストラン。予約がないんだけどって言って聞いてみたら、全然大丈夫だとのこと。まだあまり客も入ってなかったみたいだし、ラッキーだった。うーん、本当にこれが賞の候補になったレストラン?って疑問に感じる程度の場所だった。期待が大きかっただけに、ガッカリも大きかったな。雰囲気がよかっただけに、とても残念に感じた。

 ガッカリしたとはいえまあまあの味だったランチを終え、今度はGeorge Streetを南下してホテルの方に向かうことにする。このGeorge StreetはSydneyの中心ともいえるような道で、本当に様々な店が立ち並んでいて新宿を思い出させてくれた。途中に有名なQueen Victoria Building(通称QVB)もあったんだけど、今日はあまり時間がないから後日改めて訪れることに。そのすぐ向こう側には、今日のコンサートがあるTown Hallがあった。どちらも歴史を感じさせてくれるような、とても重鎮な感じの建物。ここも横目に通り過ぎて、ホテルに戻った。

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QVBの上にある
裸の男2人をはべらせる
ヴィクトリア女王の像
ありゃまー
コンサートをやる
Sydney Town Hall

 ホテルに着いてみると、停電らしくエレベーターが動いていない。そういえばホテルのすぐ前の信号も消えたままになってたっけ。どうしてこう今回の旅行には停電がつきものなんだろう? 仕方がないので階段で5階まで上がって(日本やアメリカでいうと本当は6階)、真夏の中歩き回って吹き出た汗を流すためお風呂に入った。停電だとはいえ、お湯もちゃんと出たしバスルームの灯りも点けることができたのでラッキーだったかな。他の人の話によると、4時以降くらいにはもうバスルームの灯りも点けることができなくなったらしい。3:30にホテルを出る前に、Sydneyに住んでいる友達、DennisとKTに電話を入れてから、タキシードを持ってリハーサルに向かう。

 SydneyのTown Hallは今までのどこよりも豪華で音響も良かった。大きな建物だから音が反響するんだけど、それが悪い反響の仕方じゃないんだよね。Sydneyのホストコーラスも、AucklandやMelbourneのコーラスに比べて格段にレベルが上。指揮者がとてもいいエネルギーを放ってるみたい。後で聞いたんだけど、ここのコーラスはオーディションがないそうな。それなのにあのレベルとは凄すぎる。リハーサルの後は軽い食事が出されて、それを食べた後しばしTown Hallの前で、行き交う人々を眺めることにした。いい風が吹いていてとても気持ちいい。今日がツアー最後のコンサート。なんだかホッとすると同時に、いつも感じる一抹の寂しさ。今と同じ瞬間を感じることはもう二度とないことを思って、ちょっとセンチっぽくなってみたり。

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Town Hall内のシャンデリア
真下から撮影
リハーサル中のSydneyコーラス

 コンサートは最高だった。それにしてもSydneyのコーラス、上手すぎだぞ。これがコンテストみたいなものじゃなくて本当によかった。Annが一幕で僕たちと一緒に唄う予定のRoute 66を忘れちゃうっていうかわいいミスもあったけど(二幕でちゃんと唄った)、大きなミスもなく最高のコンサートだった。Annは今までのツアーとはレパートリーを変えてて、予想外に僕の大好きな“Old Friend”を唄ってくれたときには涙が出てしまった。友達のDennisも観に来てくれてて、途中の休憩時間に会うことができた。金曜日は僕は一日フリーなので、その時にどこかに連れて行ってくれるという。楽しみだな。

 コンサートの後は本当は何も予定がなかったんだけど、Annが次の日にはもうアメリカに帰ってしまうので、今晩はパーティーをしたいということをツアコンに告げて、打ち上げパーティーをアレンジしてもらったらしい。Annって本当にパーティー好きなんだな。You go, girl! って感じ(笑)。てなわけで、ホテルから歩いて10分ほどのLizard Loungeというバーに行くことになった(MelbourneのLa La Landでのパーティーといい、なんで“L”が多いバーばっかりなんだろう)。ここはダンスフロアとミックスされたバーで、会話するにはかなり声を張り上げなきゃいけなかったんだけど、もうこのツアーで唄うことはないから声をセーブする必要もない。ダブルウォッカ+クランベリージュースを3杯飲みながら、いろんな人と話をしてた。そうそう、シアトルのルームメートのKoreyもAnnの大ファンなので、ビデオカメラで彼にメッセージをあげてくれない?ってAnnに頼んだら、快く承諾してくれた。カメラをONにすると同時に、“Korey~, Korey~, we miss you, Korey~”とかいきなり即興で歌を作ってくれて大爆笑。素晴らしいお土産ビデオになったぞ(笑)。Annってスゴイ才能を持っててかなり有名なのに、全然気取った所がないから本当に素敵な人。だからこそ彼女の前では緊張しちゃうんだけどね。ずっと起きていろんな人と話をしてたかったけど、やっぱりフルスケジュールの一日で疲れたので、午前2時にはホテルに戻って寝た。あー、いい一日だった。
by alexsea | 2003-02-26 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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