From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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カリブの休日: 優雅な旅の始まり

優雅な旅の始まり … 6月18日(水)~19日(木)

 さーてさて、「自分へのご褒美」、カンクン(Cancun)への一人旅が始まった。本来ならば会社のプロジェクトが終わった後のはずだったこの旅、スケジュールがちょっと延びてしまったので、まだプロジェクトは終了していない。でも仕事も一段落したことだし、気になるバグも片付けたことだし、前回の南半球への旅と違って、ちょっとは気持ちよく出発できるのが救いかな。

 旅行をプランしていた時には期間的にダブるかもしれないと思っていた友達Bettyのカンクン旅行は、残念ながら延期になってしまった。彼女は「もうちょっとたてば奇跡的に飛行機代が安くなるかもしれない」っていう望みにかけていて、でも結局SARSとかの影響で飛行機が次々にキャンセルされて、結果的に値段はすごく高くなってしまったんだそうな。聞いたときに「何言ってんだよ、当たり前じゃん! 普通、旅行日が近づけば近づくほど値段は高くなるもんだよ」って言いたいのをずっとこらえてた。それに8月、9月ってカリブ海はハリケーンシーズンだし。彼女の旅行がつつがなく終わることを祈ろう。

 一つちょっと気になることがある。それはThe Weather Channelで見たカンクンの天気が悲惨なこと。着いた日は雷雨、他の日も降水確率50%以上ばっかり。うーん、6月はちょっと雨が多いことは知ってたんだけど、表示された画面が雨マークばかりだと落ち込んでしまう。でも3月あたりから心待ちにしていたこの旅、こんなことで凹んでいてはしょうがない。5泊6日の旅のうち、もう3件もレストランを予約しちゃってるし、チチェン・イツァを始めとする遺跡観光も楽しみにしてる。雨が降ったら降ったで、ショッピングを楽しむとか、ホテルのスパでマッサージでリラックスすればいいことだし。ポジティブに考えなきゃね。でもやっぱり一日くらいはちゃんと晴れて、真っ黒になって帰って来たいなぁ。

 家に泊まっているKoreyの従兄弟のMattiasとその彼女のUlrikaに別れを告げて、Koreyに空港まで送ってもらう。飛行機が出るのは夜中の12:15なんだけど、午後9:30には家を出て10時前に空港に着いてしまう。普通ならこんなに早く出ることはないんだけど、今回はちょっと思うところがあって。実は僕が使ってるクレジットカードを見せれば、今回使うコンチネンタル航空のPresident’s Clubラウンジが無料で使えてしまうのだ。ラウンジなんて、随分前に出張に来たときに何度か使ったっきり。雰囲気が良くて、出発を待つまでの間ゆったりとくつろげるってことは覚えてた。今回はどうしても使ってみたかった。ヒューストンでの乗り換えの時にも3時間くらい待たなきゃいけないしね。

 コンチネンタル航空のラウンジは、出発ゲートのすぐ近くにあった。いいぞー、なんか高級そうな雰囲気。ドアを開ける…ガチャガチャ…開かない…。えっ、なんで? と思った瞬間、横に呼び鈴のようなボタンが付いているのに気がついた。それを押そうとした瞬間、カチャッとドアが開錠される音がした。う~ん、ラウンジ利用アマチュアもいいとこ(笑)。ちょっと顔を赤くしながら中に入って、搭乗チケットとカードを見せてチェックイン。受付のおばさんが搭乗チケットを見ながら、「この席でよろしいですか?」と聞いてくる。実はExpediaでは窓側を取っていたはずだったのに、チケットを見たら通路側だったのでそれを告げると、すぐに調べてくれて、たくさんの窓側席がリザーブされていることを教えてくれる。んじゃいいですって言ったんだけど、リクエストを出してリザーブが開放された瞬間に僕の席を取ってくれるという。うーん、なんて行き届いたサービス。ちゃんと窓側が取れるかどうかわからないけど、President’s Clubの素晴らしい対応に感動してしまった。ヒューストンからカンクンへの席も、「非常口の列が空いてますよ。取りましょうか?」と言ってくれたし。お言葉に甘えてそうしてもらった。バーでスクリュードライバーを注文してお金を払おうとしたら、ここでは飲み物が無料だと教えてくれるし。アルコールが無料! なんかこう、ぱああぁぁっって自分の周りに花が飛び交うみたいに喜んじゃった。さすが会員制ラウンジ、侮れない。こんな対応をされたら、これからずっとコンチネンタルを使いたくなっちゃうじゃないか。でも僕のクレジットカードでは、コンチネンタル、ノースウェスト、デルタの3つの会員制ラウンジを使えるので(それぞれの航空会社を利用するときのみ)、いろんな機会に使えるかも。今までカードの特典なんてあまり使ったことなかったけど、これからはどんどん利用させてもらうぞー!

 定刻通りに飛行機はシアトルを出発。結局窓側の席を取ることができなかった。レッドアイ・フライトということもあって、機内ではすぐに寝るぞと思ってたんだけど、結局寝ることができたのは半分の2時間だけ。あまり体が動かせない不満が募って、残りの2時間はテレビを見て過ごしたりしてた。まー、カンクンに着いても何をするわけでもないからいっか。

 朝の6時過ぎに乗り継ぎ地ヒューストン(Houston)に到着。機内が寒かったから、ムアッとした湿気を多く含んだ暖かい空気がやけに嬉しかった。お腹が空いていたので、Taco Bellでブレックファスト・ステーキ・ブリトーなるものを食べて(期待以上に美味しかった!)、乗り継ぎゲートのあるEターミナルまでテクテクと歩いていく。マップではEターミナルにPresident’s Clubがあるんだけど、いくら探してもない。仕方ないので聞いてみると、悪びれる様子もなく、まだ建設中で1月にならないとオープンしないということを告げてくれる。だったらマップに載せるなよー!アメリカは本当にこういうところが行き届いてないよな。Cターミナルまでまたもやテクテクと歩いて、やっとのことでPresident’s Clubにチェックイン。ここはすごく広いぞ。シアトルの4倍以上はあるかもしれない。コンピュータを接続できるターミナルあり(ダイアルアップってのがちょっとナンだけど)、会議室あり、無料の朝食用のコーヒーやドーナツありで、もう至れり尽くせりといった感じ。さすがに今ブリトーを食べたばかりなのでまだ入らないけど、もうちょっとしたらドーナツを一つ食べたいな。腹は一杯なのに目が欲しがってしまうって、どうしようもないよね。乗り継ぎ便も定刻通りに出発。最初から最後まで泥のように寝てた。カンクンに着く直前に見えた景色がキレイだった!

 カンクンに到着して外に出てみる…と…なんだ晴れてるじゃん! 雲はあるとはいえ太陽を遮ることはなく、これだったら全然晴れって言ってもおかしくない。Expediaで予約したホテルまでの送迎バスに乗り込んで、いざホテルへと。バスに乗った瞬間、「どっから来たの~?」とか客同士でもうリゾート気分爆発。晴れた空、蒸し暑い風、リゾートの香り。天気が悪くてもガッカリしないでおこうっていう思いがあったから、余計にこの旅の始まりに興奮してしまった。一人旅でしか味わえない、これから始まる冒険に期待で膨らむ胸。自然に顔が微笑んでしまう。いいよな、こういうのって。

 今回泊まるホテル、グラン・メリア・カンクン(Gran Melia Cancun)に着いてみると、ロビーエリアがまるでジャングルのよう。緑で埋め尽くされていて、鳥も飼われているし、中心には川も流れてて、緑・鳥の声・水の音の3拍子が揃ってとてもいい雰囲気。最初はこんなにたくさん植物があるんだからきっとイミテーションだと思ってたんだけど、触ってみるとなんと全部本物。手入れが大変だろうなぁ。ホテルの外観はマヤのピラミッドを形取った感じで、ロビーを含む大きなピラミッドを中心にして、小さなピラミッドが2つずつ横に連なった形をしている。この外観はカンクンのホテルゾーンでもかなり特殊。すごくモダンでカッコいいんだけど、部屋が上の階になるほど小さくなったりしないのかな?

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ロビーエリアはジャングルのよう

 チェックインは3時かららしく、あと1時間半くらいしなきゃ部屋が用意できないという。うーむ、予想はしてたんだけどね。仕方ないので、ホテルの外のプール際にあるバーでちょっと飲むことにする。外に出ると目の前に広がるカリブの海。青、蒼、藍!! クレーターレークの海バージョンって感じ。とにかくパーフェクトなこの青のグラデーション。思わず声が出そうになった。前にアンギラ(Anguilla)に行ったときもこんな感動をしたよな。スクリュードライバーとピニャコラーダを飲みながら、静かな時を過ごす。風が強いんだけど、それがまた気持ちいい。パルパ(藁葺きのビーチパラソル)の下にいるから直射日光は当たらないんだけど、それでも反射光で肌がジリジリと焼けていくのがわかる。いやー、本当に天国だー。誰かと一緒でももちろん楽しめると思うけど、一人でもそれなりの楽しさがある。冒険に赴く前のドキドキ感かな。ウェイターにシアトルから来たと言うと「シアトル? マリネロス?」と返されて途方に暮れる。マリネラ? 今更パタリロでもあるまいし何を言ってるんだろうと思ってたら、「ベースボール!」と言ってくる。あー、マリナーズのことか! なんだか可愛らしい発音に笑ってしまった。

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この青のグラデーション!

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やっぱリゾートはピニャコラーダだよね

 1時間半きっかり待った後、部屋に入る。西側のラグーンを望む部屋だったら安かったんだけど、せっかくカンクンに来るんだからということで、東のカリブ海側の部屋を取っておいた。部屋のカーテンを開けると目の前には青い海! ちょうどさっきまでいたプールサイドのバーがすぐ下に見える。うん、こっち側の景色が見えた方が絶対いいや。部屋自体はそんなに特筆すべきものはない。大理石張りの床にキングサイズのベッドが一つ。バスルームもそんなに大きくないし。残念だったのがバブルバス用のジェルがなかったこと。風呂でゆっくりしたかったのになぁ。どっかで買ってくることにしよう。

 シャワーを浴びた後は、体中に日焼け止めを塗りたくって、いざビーチへ! 風が強いので、遊泳禁止・注意の赤い旗が立っている。確かにすごい波だ。水際で足を入れてみると、波がかかるときにはすごい衝撃を感じて、その後は足ごと海に引き込まれそうになる。こりゃ泳ぐのが上手い人でも水際で遊ぶことしかできないな。今回は海には入らずに、パルパの下にあるデッキチェアに借りたバスタオルを置いて体を焼くことにする。強い陽射しがじりじりと肌を焦がしていくのがわかる。5時には旅行会社の人と会って、帰りの空港までの車のバウチャーを貰ったりしなければならないので、そんなにゆっくりはしていられない。傾いてしまった太陽を追いかけるように、海岸とは逆方向を向いて約20分休憩。その後はプールに行ってちょっとだけ泳いでみる。気持ちよかった!

 部屋で再度シャワーを浴びた後は、5時きっかりに旅行会社の人と会うべくロビーに行く。ところが待てど暮らせど来るべきPatriciaという人が来ない。30分待ったところで、コンセルジュに言って旅行会社に電話してもらう。しばらく待たされた後、なんとPatriciaはここにいるという。僕が待っていた場所からは見えないところに、ちゃんと5時から居たらしい。なんだよー、周りの他の旅行代理店の人たちがここで待てばいいっていうから30分もちゃんと待ってたのに…。そのことを彼女に告げるととても申し訳なさそうだった。他にも彼女のことをずっと待ってた人がいたらしい。サインくらいちゃんと出しておけよな~。まーそうこうして、頼んでおいたチチェン・イツァへのツアーのバウチャーと、新たに頼んだトゥルム & シェルハのツアー、そして空港までの帰りの車のバウチャーを貰った。遺跡へのツアーは自分でローカルバスに乗って行っても冒険的で楽しいと思うんだけど、それはまた今度来たときにね。

 まだちょっとレストランの予約の時間まで間があったので、プールサイドのバーで飲もうかと思ってたんだけど、6時で閉まってしまうらしい。仕方がないのでホテルの中のバーでまたまたピニャコラーダを注文して、しばしの間、海を見ながらゆったりとした優雅な時を過ごす。

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ピニャコラーダとおつまみ

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ラグーンに沈む夕日(ホテルの玄関から)

 予約は7時から。レストランは歩いて行ける距離にあるイタリアンレストランLa Dolce Vita(ラ・ドルチェ・ヴィータ)。色々なガイドブックやインターネットで調べて、カンクンにあるベストなレストランを探していて見つけた場所。海と逆側のラグーン沿いにあって、西日が強いんだけどすごくいい感じ。

 ここのガーリックブレッドがとても美味しくて、帰り際に「あれちょっと持ち帰りできない?」って頼んで包んでもらった。明日の朝食にすることにしよっと。朝からニンニクくさくても、誰も咎める人がいないからね。一人だからかレストランの性質なのかわからないけど、頼んだものが出てくるスピードがとても速い。40分でメインディッシュまで、50分でデザートまで、1時間で勘定から何から全て終わってしまった。こんなに早く食べ終わるとは思ってもいなかったからビックリ。初日だから疲れているだろうと思って予約を7時にしたんだけど、こんなことだったら8時から食べ始めてもよかったなぁ。

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お持ち帰りのガーリックブレッド (玉子焼きに見えるなぁ)

 疲れとワインの影響ですごく眠たかったので、ホテルに戻るとそのまま寝てしまった。でもなぜか12時くらいに目が覚めて、2時間くらい眠れなかった。ベランダに出てみたんだけど、海は真っ暗、蒸し暑いばかりであまり面白くない。貰ってきたガーリックブレッドをちょっとだけ食べて、ベッドでうだうだしているうちにいつの間にか眠ってしまったらしい。いやはや、本当に長い一日だった。

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グラン・メリア・カンクン

by alexsea | 2003-06-18 02:00 | 旅行記 | Comments(0)
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