From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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運命を感じた東欧への旅: 音楽の溢れる街

音楽の溢れる街 … 8月27日(日)

 ふかふかのベッドでぐっすりと睡眠をとったら、風邪気味っぽかったのが治っちゃったみたいだ。ホテルの2階にあるレストランに入って、朝食を食べることにする。パンも焼きたてみたいでとても美味しい朝食だったんだけど、最後にお勘定が来てビックリ。そういえばツアーのホテルでは全て朝食込みだったけど、今回はExpediaのスペシャルだから朝食は付いてなかった気が。でもいくらなんでも朝食に一人€27は高すぎ!

 気持ちいい朝の空気を吸い込みながら、新しくオープンしたらしいモーツァルトハウス・ウィーン(Mozarthaus Vienna)へと歩いて行く。ここはモーツァルトがウィーンで住んでいた場所で、今はモーツァルトの博物館に改造されている。オーディオガイドを片手に、普通のアパートの一室一室に飾ってある展示物を眺めていく。展示物にある直筆のサインとかを見てると、彼が本当に身近に感じられたみたいな気がする。この窓から見える景色をモーツァルトも見てたんだとか思うと、やっぱり感慨深いものがある。モーツァルトって、映画『アマデウス』で観たくらいの知識しかなかったけど、やっぱり他の人とはちょっと違ったところがあったみたいだな。歴史には興味がないんだけど、僕は子供の頃から音楽とは切り離せない人生だっただけに、この博物館が思ったよりも楽しめたのが自分でもびっくりした。博物館の終わりは土産物屋になっていて、モーツァルトハウスのメモパッドとか、オーディオガイドの中で使われていた曲を集めた2枚組みのCDなんかを買いこんでちょっとホクホク。足も疲れたし喉も渇いたので、出口のところにあるカフェでちょっと一休みすることにする。

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モーツァルトハウス・ウィーン

 モーツァルトハウス・ウィーンを出たときにはもう正午も近いということで、ホーエルマルクト(Hoher Markt)という広場にアンカー時計(Ankeruhr)を見に行くことにする。これは毎日正午に人形が動き出すという時計で、10分前くらいに行った時にはもう人が集まっていた。でもプラハの天文時計のときみたいな大混雑じゃなかったけどね。ウィーンに深く関わりのある人たちの人形が12体、次から次へと動いて行く。全部終わるまでに、たっぷり15分くらいかかったんじゃないかな。途中でなんとなく飽きちゃうみたいな感じはしたけど、なかなか面白かったぞ。

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アンカー時計

 街を徘徊しながらランチを食べるレストランを探す。そのついでにウィーンで2番目に古いらしいペーター教会(Peterskirche)もちょっとだけ覗いたりしてみる。日曜日だからかもしれないけど、店が開いてないところが多いんだよね。メインの通りからちょっと横に入ったところにあるレストランに入って、チキンとマッシュルームのペネとグラスワインでランチにする。カレーっぽい香りのするソースがかかってて、ちょっと重かったけどなかなか美味しかった。

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ペーター教会

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小さいながらもやっぱり中は豪華絢爛

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ランチのパスタ。まあそれなりに…

 デザートはここでは食べずに、Demelでまたまたザッハートルテを頼むことにする。店の入り口のケーキのショーウィンドウのあるところで、外の席でザッハートルテが食べたいということを係の人に告げると、注文を書いた紙をくれるので、それを席に着いてからウェイトレスに渡す。それと同時にメランジェと言われるラテみたいなコーヒーも注文することにする。Demelのザッハートルテは、Sacherのに比べるとほんの少しだけ甘さが控え目みたいに感じた。どちらも日本人の感覚からするとやっぱり甘いんだけど、僕の口にはSacherのよりもDemelのザッハートルテの方が合った気がしたな。

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カフェ Demel

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Demelのザッハートルテは上のチョコレートが三角形

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メランジェって、いわゆるカプチーノだよね

 こうしてザッハートルテを食べ、メランジェを飲みながら道行く人々を眺めていると、本当に気持ちがいい。近くにはバイオリンを弾いている人もいるし、ウィーンはどこに行っても音楽が聞こえる気がする。それにしてもなんだろう、昨日も街を歩いていて感じた、この居心地の良さは。ヨーロッパはあちこち行ったけど、こんな感覚は初めてかもしれない。ウィーンの土地が放っているエネルギー? 僕がその波長によく合うってことなのかな。もしかすると前世のどこかで、ここに住んでいたことがあるのかもしれない。そんなことを考えてしまうほど、このウィーンの穏やかなオーラが気にいってしまった。今回のツアーを延長してまで来たいと思ったこの場所、やっぱりこの土地に呼ばれてたんだろうなぁ。

 もっとゆっくりしていたかったけど、色々と見たい場所もあったので、この後はすぐ近くの王宮(Hofburg)へと行くことにする。王宮には色々な博物館が入っているらしいけど、とりあえず銀器コレクション(Silberkammer)と、皇帝の部屋とシシィ博物館(Kaiserappertements und Sisimuseum)だけをまず見てみることにする。銀器コレクションは、その名の通り王宮で用いられていた銀器・金器・磁器なんかが展示してある場所で、当時の王宮での食生活を想像するにはいい場所かもしれないけど、なにせ数が多いので途中で飽きてしまう。食器にはあまり興味がない方だしね。それとは逆に、皇帝の部屋とシシィ博物館は本当に興味深く見ることができた。皇妃エリーザベトのことはガイドブックで読むまで全く知らなかったんだけど、最初はシャイな女性だったらしいんだけど、途中から自分の“美”に目覚めてそれを保つために莫大な努力をして、最後には暗殺されてしまった悲劇の主人公。彼女が自分のプロポーションを保つためにエクササイズをしたという運動器具は、豪華な家具や調度品が飾ってある中で、とても人間的な面を見せてくれた気がした。美しい皇妃が実は裏ではジム通いなんて、なんとなく可愛いじゃん? 動機はもっとポリティカルなものだったのかもしれないけど、なんとなく現代の見た目至上主義に通じるものがあって、エリーザベトがとても身近に感じられた。ここまでじっくりと楽しめた博物館ってあまりなかった気がする。

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王宮

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銀器コレクションの一部

 王宮を出た後は、ブルク公園(Burggarten)の中にあるモーツァルト像を見に行った。像の前には芝生の上にト音記号の形に花が植えてあって、さすが音楽の街!と感動。その後はホテルまで歩いて帰って、ホテルの前のバーでカクテルを何杯かひっかける。疲れた体にはカクテルが一番。ここのバーのスペシャルティ・カクテルの一つで、なんとなくトロピカルな感じでフルーティーで美味しかった。ここでしばしウィーンの雑踏を楽しんだ後は、部屋に戻ってちょっとだけ昼寝することにする。Koreyはまだ街をうろついてたみたいだけど。

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公園には巨大なモーツァルト・クーゲルンのバルーンが

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モーツァルト像の前にはト音記号!

 今夜の夕食はPlachuttaというレストランで。ここは昨日ホテルから予約しておいてもらったんだ。詳しくはこちらを参照。美味しかった!
by alexsea | 2006-08-27 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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