From Seattle, WA, USA
by Alex
プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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アンデス少年Alexの冒険: マチュピチュ、再び

マチュピチュ、再び … 1月6日(火)

 5:30に起きて朝食を食べてると、Tampaコーラスから来たStanもマチュピチュに行くために起きてきたらしく、一緒に行くことになる。マチュピチュ行きのバスは6時から30分おきに出ているらしいので、7:30のバスを捕まえようと7時頃ホテルを出た。途中でまたビニールのポンチョを売ってたので、今は雨は降ってないけどもしものことを考えて一つ買っておいた。10 Soles払って6 Solesお釣りが来たのはいいんだけど、しばらくしたらそのおばちゃん、僕たちを追いかけてきた。なんでも僕の払った10 Solesにテープが貼ってあったり透かしが見えないってのが気に入らなくて偽札だとも言ってきた。このお札は昨日温泉に行ったときにお釣りで貰ったものだし、そんなこと僕たちの知ったこっちゃない。しつこく迫ってくるんだけど、僕はもうSolesは持ってないし、ドルも$20札しかない。うるさく追いかけてくるんで、道の所々に立ってる警官に相談してくれと言ってやった。おばちゃんは警官に事の成り行きを話してたみたいだけど、僕たちはバスの時間があるんでそのまま道を歩いてた。もし偽札だったりしたら警官が追いかけてくるはずだし。バスに乗ってやっと逃れられたとホッとしてると、さっきのおばちゃん、バスの中まで乗り込んできて他の札をくれと迫ってくる。細かいのが全くないことを説明して、マチュピチュで細かいのができたら帰りに払うからってことを言うと帰って行ったんだけど。バスの外の係員にも札を見せて説明してたみたいだし。うーむ、なんだかなぁ。後で聞いた話なんだけど、札にインクの染みがついたお金を使おうとしたら拒否されたってことを、他のグループメンバーから聞いた。なんでもこっちの人たちは銀行に行って取り替えてもらうってことをしないらしい。お釣りで古いお札を貰うときには十分ご注意を。

 マチュピチュの入り口につくと、雨がポツポツと降ってきた。昨日のようなザンザン降りじゃないからいいけど、一応ポンチョを身に着けて入場。もう既にかなりの人出はあるものの、昨日の比じゃない。電車が到着する10時半以降が激混みになるんだろう。最初は昨日人ごみで全体写真を撮ることのできなかったコンドルの祭壇に行って、その後は昨日行かなかった見張り小屋の方に行ってみることにした。かなりの段数を上らなきゃいけなかったから大変だったけど、途中でラマもたくさんいたりして感動。見張り小屋の横からはマチュピチュの全体が見渡せる。雨もポツポツ降っていて霧がかってるんだけど、その霧がなんとも神秘的な雰囲気を作り出していて、この場所から足が動かなかった。霧が急に晴れたり、濃くなって何も見えなくなったりと、刻々と変わりゆくマチュピチュの姿をずっと楽しんでた。主要なポイントは昨日のうちに見てしまったし、また階段を上り下りするのも面倒だったので、今日は一箇所でずっと場所から出るエネルギーを感じていたかった。何百年も前、ここが遺跡になる前はどんな場所だったんだろう? 段々畑にはどんな作物が埋まってたんだろう? 人々はどんな服を着て、どんな風に暮らしてたんだろう? 本当に昔の風景が見たくて見たくてたまらなかった。結局1時間くらい同じ場所にいたんじゃないかな。他のグループメンバーもポツリポツリと顔を見せ始めた頃には、マチュピチュのほとんどが濃い霧に包まれて見えなくなってしまった。あー、朝早く来てあの神秘的な風景を見ることができて本当によかった。電車が着いて人波が押し寄せる前に、この風景を胸に帰ることにしよう。

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本当に幻想的としか言いようがないよね

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葬儀の石

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この日はラマも見ることができた

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子供のラマ…可愛すぎる…

 アグアス・カリエンテスにバスが着いた時には、上りのバスはもう電車からの観光客で賑わってた。ぎりぎりセーフ! お腹も空いてきたの、バス停近くの店でまたピザを食べることにした。ここの店、最初から手作りでピザを作ってるみたいでちょっと時間はかかったけど、素晴らしい美味しさだった。さっきのおっかけおばちゃんがいることを想定して小銭を手に持ってたんだけど、店にはおばちゃんはいなかった。たぶん誰か両替してくれる人がいたんだろう。すごくホッとした。

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このピザは本当に美味しかった!

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Stanとインカコーラ(すんげー色)

 3時半の電車までにはまだ時間があったので、ホテルで足のマッサージを頼んでしまった。ちょっと熱めのお湯の入った洗面器にバスソルトを入れて、それに足を浸して、マッサージ師の男の人がふくらはぎのあたりまで丁寧にお湯をかけてくれる。十分に温まった後は片足ずつタオルで乾かして、足のマッサージ用のスプレーを足の裏にかけて念入りにマッサージしてくれる。ツボを押さえるとかそんなことはない普通のマッサージだったけど、丁寧に時間をかけてのマッサージは本当に気持ちよかった。最後はマッサージ台にうつぶせになって、ふくらはぎのあたりも丁寧にマッサージ。20分っていう時間が本当に短く感じた。あまりにも気持ちよかったから、ギフトショップに行ってマッサージ師の人が使ったのと同じバスソルトとスプレーを買ってきちゃった。家でも試してみることにしよう。ここのホテル、サービスもいいし雰囲気もとてもいい。もしまたマチュピチュに来るようなことがあったら、そのときもぜひここに泊まりたいもんだ。

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ホテルの近くの川

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和やかな風景

 しばらくホテルのロビーで旅行記を書いた後は、電車に乗り込んでクスコへと向かう。オリャンタイタンボくらいまでは何ということもない普通の電車旅行だったのでほとんど寝てたんだけど、オリャンタイタンボを出た後はいきなり車内に音楽が鳴り響いて、白いマスクを被って伝統衣装のようなものを着た人が車内を走り回り始めた。結構コワイ顔してるんだわ、これが。音楽に合わせて踊ったりとかして、奇声を上げながら車内を走り回ってる。なかなか面白かった。最後にはやっぱりチップを集めてたけどね。面白いのがこれから。音楽の後にはナレーションのようなものが入っていて、今の人が着ていたのは昔のインカ・ファッションだという。これから現在のインカ・ファッションをご覧に入れますというアナウンスの後は、女一人、男一人が様々なセーターを着て、音楽に合わせて僕たちの車両を練り歩くというファッションショーの始まり始まり。女の子は可愛かったし(赤毛だったからX-FilesのScullyを思い出しちゃった)、男の子もなかなかのルックス。彼らはモデルとかじゃなくて、この電車の乗組員らしい。ファッションショーっていう唐突さに笑っちゃったけど、結構いい服もあるんだよね。最後には今まで“モデル”が着てた服をカートに乗せて売り歩いてた。全部アルパカ100%なので肌触りがとてもいい。僕は一つのセーターがとても気に入ってしまったので、US$130とちょっと高かったんだけど買うことにしてしまった。アメリカだったら$200以上はするレベルだと思う。カートにはXLサイズしかなく、着てみたらやっぱり大きかったので残念がっていると、ホテルまで届けてくれるという。でもこの夜はDennisたちとクスコの最高級ホテルのレストランに食事に行くことになっていたので、ホテルにはいないかもしれない。そのことを告げるとレストランまで来てくれるという。うん、この商売根性、気に入った(笑)。僕の名前と、僕たちが食べに行くであろうレストランのことを告げて、ポロイの駅で僕たちは下車した。

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奇声をあげながら車内をかけまわる

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Scully似の女性モデルもとい乗務員

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このセーター買っちゃったよ

 4日に泊まった場所と同じホテルにチェックインした後は、ちょっといい服に着替えてHotel Monasterio del Cuscoというホテルにタクシーで向かった。このホテルは元は修道院だったらしく、今は一晩US$400以上もする最高級ホテル。なんでも一つ一つの部屋に酸素が送り込まれているらしく、高山病になった人もここに泊まれば元気になるというシロモノらしい。息を飲むほどキレイな中庭の周りには、コロニアル時代の本物のアートが飾ってある。一つの部屋はまるで博物館みたいな感じ。この中庭の片側に、今回行くレストランRestaurant Illariyがあった。ドアを開けると、さっきの電車でモデルの一人をやった彼がいるじゃないですか! 僕のサイズのセーターを持って来てくれたらしい。いやー、ここまで来てくれて本当にありがとね。カードでセーターのお金を払った後、US$5をチップとしてあげてしまう。

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すごくキレイなホテルの中庭

 このレストランにもコロニアルアートがたくさん飾ってあって、本当に高級感ビシバシ。食べ物も今回の旅行中で一番の美味しさだった。食事が終わった後、部屋を見せてもらえないものかとレセプションデスクに行ったんだけど、あいにく今日は満室でダメなんだという。ちょっとガッカリだな。もし、もしもう一度クスコに来ることがあったら、ここに一泊だけでも泊まってみたいな。素晴らしい食事とワインで最高に幸せになった後は、ホテルに戻ってベッドに入った。今夜は最後のホテル宿泊。明日もいい日でありますように。

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アミューズはポテトかな?
さっぱりしててナイス

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シーフードとペルー風スパイシーソース
シーフードが香ばしくて…もうっ!!

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子羊は全然臭くなくて素晴らしい出来

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洋ナシのデザート
硬いキャンディを挟んであるもんだから歯ざわりがちょっとなぁ…

by alexsea | 2004-01-06 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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