From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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フランス・イタリア食べ歩きの旅: 水の都ヴェネツィア 【ミラノ → ヴェネツィア】

水の都ヴェネツィア 【ミラノ → ヴェネツィア】 … 4月19日(月)

 朝起きて咳をすると、なんだか変な匂いがする。痰が出るとかそういうんじゃないんだけど、今までの咳とは明らかに違う妙な匂い。んー、やっぱりちょっと炎症起こしちゃってるのかな。また肺から音が聞こえるようなことがあったら、ホテルで医者を紹介してもらって診てもらわなきゃ。

 朝食をとった後は、ヴェネツィア行きのIC611という電車に乗るためにいざ中央駅へ。ここでも出発直前にならないとプラットホーム番号が表示されないみたいだ。待ってる間に水のボトルと、薬局で咳止めのシロップを一応買ってきた。ホーム番号が表示されたので電車に乗ってみると、指定された車両はもうかなり一杯一杯。コンパートメントを探して前に進んでると、前から荷物を持った人たちが来る。狭い廊下ですれ違ってるときに、後ろの方から日本人の男の声で「すみませーん、前に進んでくださーい」。あのねー、進めるもんなら進んでるよ? どっちも大きな荷物抱えた人たちがすれ違おうとしてるんだから、どっちかがコンパートメントの中に入るかして道を譲らなきゃならないじゃん? 状況をよく見てからそういうことは言ってくださいな。

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ミラノ中央駅

 僕たちが乗るべきコンパートメントにももう4人の男の人たちが座っていて、僕たちの荷物の置く場所がない。仕方がないので僕たちの荷物はコンパートメントのすぐ外の廊下に置かなきゃならなかった。でも電車が発車するまでには荷物を持った人たちが通るので、大きな荷物を持った人にはバッグをどけてあげなきゃいけないんで、気が気じゃなかった。発車してからもジュースとかの売り子が来たときに、カートのために荷物をどけなきゃいけなかったし。おまけにイタリア人のおじさんが乗ってきて、ここは僕の席だと言ってくる。確かに彼の切符を見てみると、僕が座ってる席の番号が書いてある。えー? 僕の予約チケットには列車番号と何号車かっていうことと、コンパートメント番号しか書いてなかったぞ。そのおじさんは「ここにいろ」っていうジェスチャーをして、隣のコンパートメントの空き席に移ってくれたからよかった。TGVの移動とは違った意味で、気が休まる旅じゃなかった。半分くらいヴェネツィアに近づいたときに2人降りたんで、他の人の荷物をちょっとつめてもらって、僕たちの大きな荷物を頭上に置くことができた。はー、これでやっとちょっとは気が休まる。

 ヴェネツィアには12時過ぎに到着。ヴァポレットに乗ってリアルト橋で下車。水の色は白みがかった緑色。そういえば15年前の卒業旅行で来たときに感じたあの臭さがないなぁ。やっぱり観光地だということで、水をキレイにする運動でもやっているんだろうか。僕たちの泊まるHotel Rialtoは文字通りリアルト橋のすぐ横。ヴァポレットで降りた真正面にあった。すぐにチェックインして、まるで迷路のようなホテル内を上ったり下りたりしながら部屋に到着。なんだかちょっと少女趣味っぽい部屋で、ミラノのホテルからの落差が激しかった。女の子はこういうの喜ぶかもしれないな。

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ヴァポレットで大運河を行く

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Hotel Rialtoの部屋
ちょっと乙女チック?

 顔を洗ってリフレッシュした後は、お腹も空いたことだし、まずはランチを食べに行こうということになる。ホテルを出てすぐのところに、セルフサービスの店があった。ピザが店先で売られているので、それを買って道で食べてる観光客も大勢いる。美味しそうだったのと、もうあまり歩いてレストランを探すのもイヤだったので、ここで買って中で食べることにしてしまう。僕はペパロニピザ(€3)を食べたんだけど、ちょっとピリッとした辛さがあって美味しかった。でも15年前のローマで食べたピザのような感動はなかったけど。

 ピザでお腹が一杯になった後は、道のサインに従ってサン・マルコ広場(Piazza San Marco)まで行ってみる。さすがに観光客が多くて、特に団体が通るときには、まるで信号が青になるのを待っている歩行者のような気分になってしまう。道の両側には土産物屋が満載。ヴェネツィアの経済って、観光があるからこそ成り立ってるんだろうなぁ。サン・マルコ広場も人で埋め尽くされていた。あー、でもこの広場の開放感。いいなぁ。15年前のことをあまり覚えていないせいか、とても新鮮に感じられた。風がちょっと冷たくて寒いんだけど、すごく気持ちがいい。溜息の橋を見た後は、サン・マルコ寺院は長い列ができていたので明日の朝にまわすことにして、ドゥカーレ宮殿に入ることにする。

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サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が見える

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溜息の橋

 ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)は写真もビデオ撮影も禁止だったんで絵がないんだけど、はーなるほどねーくらいの場所だった。謁見の間とか、大評議の間とかの迫力はやっぱりスゴかったけど。一番よかったのは、溜息の橋を渡って牢獄の方に行けたこと。囚人がここを通って牢獄に行くと、もう二度とこの世に戻ってこれないという嘆きから、この橋の上で溜息をついたというのがストーリー。僕もちゃんと小窓から外を見ながら溜息をついてきた(笑)。牢獄はなんか普通っぽかったけど、やっぱり溜息の橋を渡るってのが一番のポイントかな。あー、そうそう。この橋を渡る前に、日本人のおばさんが「ねえ橋ってまだかしら? どこどこ? この先かしら?」とか大声で騒ぎながら駆け抜けていった。おばさんパワーって、21世紀になってもまだ健在なんですね。

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ドゥカーレ宮殿出口の像

 ドゥカーレ宮殿の後は、鐘楼(Campanile)に人が並んでなさそうだったんで、そっちに行ってみることにする。エレベーターに乗って鐘楼の上に行くと、360度の大パノラマ! もちろん金網が張ってあるんだけど、ここからのヴェネツィアの景色は最高! 風がすごく強くて寒かったけどね。パノラマを写真に収めるのに夢中で、最後の最後でエレベーターで下りる直前まで、上に鐘がぶら下がってるのに気づかなかった。“鐘楼”に登ったのに(笑)。下りるエレベーターの中で、エレベーターを操作してるおじさんが母に「イタリア人?」とか聞いてる。僕がNoっていうと「あんたは日本人、彼女はイタリア人~!」とかいいながら母の肩を抱いたりしてる。ふざけてるつもりなんだろうけど、なんだかどう反応していいのかわからなくて(乗ってる人全てがそうだったと思う、なんか空気が固まってたもん)、ただ微笑んでることしかできなかった。

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鐘楼から見たサン・マルコ広場

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本当に島なんだなって感じ

 この後はサン・マルコ広場の周りにある店をちょっと見たりした後、ホテルに戻って昼寝した。なんか体全体がだるい感じだったんだけど、1時間くらい休んだら元気になったので、まだ寝てる母を置いておいて、旅行記なんかを書いてた。

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サン・マルコ寺院

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こういう路地裏の景色、僕は大好きだ

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リアルト橋

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…の真ん前のHotel Rialto

 今日の夜はどこのレストランも予約してない。いくつか候補はあったんだけど、コーラスの幹部の一人で旅行好き食べ物好きのMikeが、「ヴェネツィアに行くんだったらTrattoria alla Madonnaがいいよ」って、旅行に来る前に教えてくれた。このレストランは候補リストの中に入ってたんで、行ってみようということになる。ガイドブックには「要予約」って書いてある。パリのLa Ferronerieの一件もあったんでフロントのおじさんに「ここって予約しなきゃ入れない?」って聞いたら、「ここは唯一予約できない場所なんです」とのこと。それに8時前に行けば余裕で座れるそうな。この時点で7時15分だったので、それじゃ安心だ。

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Trattoria alla Madonna

 Trattoria alla Madonnaは、リアルト橋を渡った、ホテルのすぐ対岸にあった。入るとすぐシーフードの匂い。日本語メニューと英語メニューをもらって(ル・ブリストルの二の舞はイヤなので)、アピタイザーにプロシュートを、僕はスパゲティ・ボンゴレを、母はビーフステーキを注文した。出てきたプロシュートはなんとなくオレンジ色がかってて、口の中に入れてもなんか硬いし、とろけるような感覚もない。うーん。スパゲティは頼みもしないのに2人分に分けて持ってくるし。まぁスパゲティは美味しいことは美味しかったけど、全然特筆するほどのこともなかったな。変に観光客ズレしてるっていう空気が感じられた。まぁ白ワイン1本を母と二人で空けていい気分になってたからよかったけど。お値段はトータルで€70。

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なんとなくオレンジ色でちょっと硬い気が…

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スパゲティ・ボンゴレ

 気持ちよくホテルに帰ってベッドに入ると、やっぱり咳が出始める。また肺からあの妙な音が聞こえるし。これは明日、早速ホテルの人に頼んで医者を紹介してもらわないと。これがひどくなって旅行が台無しになったら後悔しきれない。
by alexsea | 2004-04-19 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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