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by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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フランス・イタリア食べ歩きの旅: ドクターの往診 【ヴェネツィア】
ドクターの往診 【ヴェネツィア】 … 4月20日(火)
朝8時ごろ起床。ホテルで朝食を食べた後、午後に医者を呼んで貰いたいということをフロントに伝えてから、サン・マルコ寺院に出発。今日は昨日よりも晴れていて、青空が見えていて気持ちいい。 サン・マルコ寺院(Basilica di San Marco)は9:45に開く。30分以上前なのに、もう結構人が並んでた。でも昨日ほどの寒さじゃないので、この中で待つのは苦じゃない。サン・マルコ広場には、ハトがもうイヤってほどいる。餌を€1で売ってるおばさんやおじさんがいて、彼らが時々餌をパッと投げているからハトが始終集まってるみたいだ。映画『メリー・ポピンズ』の中の“Feed The Birds”っていう、僕が大好きな曲が頭の中で流れ始めた。そんなにずっと食べるものをあげ続けて大丈夫なのかなとか思ってハトを見ると、案の定丸々太った鳥ばかり。まぁ食べるものが一杯あっていいとは思うんだけど、あれで健康を壊さないでほしいな。列が動き始めて寺院の横にあるサインを読むと、肩掛けのバッグとかは持って入れないということが書いてある。寺院の近くに無料で預かってくれるところがあるらしいので、母に待っててもらって、僕はダッシュでそこまで行ってバッグを預けてきた。前に中学か高校生くらいのイタリア人の集団がいて、彼らはみんなバックパックを持ってたので大丈夫なのかなと思ってたら、案の定入り口の所で止められて横に出されてた。可哀想だったけど、その分僕たちが静かに見学できるのでラッキー(笑)。 サン・マルコ寺院はさすがにみんなが並ぶくらい素晴らしい壮大な場所だった。写真・ビデオ撮影が禁止だったんで、お見せできないのが残念。でも宝物館とパラ・ドーロ(Pala d’Oro)はもっとスゴかった。宝物館には宝石でキンキラなものがたくさんあったし、パラ・ドーロは見た瞬間に息を呑む美しさ! これは金を払ってまで見る価値はあるよ。金で縁取られた様々な聖人の絵(だと思う)、その周りに散りばめられた宝石類。ライトを反射してキラキラ輝いていた。これは絶対に見るべし。一個欲しいな、ああいうの。 ![]() ![]() 目がキンキラキンになった後は、サンティッシマ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会(Ss. Giovanni e Paolo)に歩いて行くことにする。地図が小さいので道に迷わないかなって不安だったんだけど、有名な所ってちゃんとサインがついてるんだね。“Ss. Giovanni e Paolo”って書いてあるサインに従って行けば、ちゃんと着くようになってる。ここも豪華な教会で、ヴェネツィアングラスの粋を結集させたステンドグラスが有名な場所。確かに単なるステンドグラスではなく、なんとなく三次元的な感覚がある。一つのガラスの中にも色の濃淡があって、それが立体的に見せているらしい。これはなかなかスゴかった。ちょうど教会の中を一周して出口に向かおうかとしているときに、僧侶が他の観光客に「そっちに行っちゃダメ」って言ってるのを見た。え? 僕たち今そこから来たのに、と思ってたら、教会の入り口から花を乗せられた棺を持った人々が入ってきた。どうやらこれから葬儀が始まるらしい。ちょうど見終わった後でよかった。こういう実際の葬儀の場面になんて滅多に出くわせないもんだから、なんか不謹慎かもしれないけど、ちょっとだけラッキーとか思っちゃった。 ![]() 違う道をゆっくりゆっくり歩いてホテルに戻りちょっと休んで、また昨日の昼に行ったセルフサービスの店に行くことにした。僕はマッシュルームピザ、母はラザニアをゲット。マッシュルームピザは美味しかったけど、ラザニアは油っぽくて味もそっけなくて、電車の中のラザニアといい勝負だった。 ランチの後はホテルにまた戻り、フロントで医者のことを聞いてみる。午前中は捕まらなかったけど、またもうすぐ電話をかけてみて、連絡がついたら部屋に電話をくれるという。んで部屋で30分ほど待っていると電話が来て、医者が今部屋に向かっているとのこと。まさか部屋に往診に来てくれるとは思わなかったのでちょっと慌てたけど、出かけなくていいから楽かもしれない。来たのは英語の通じるDott. Sparla Micheleというドクター。胸の痛みのことを聞いてきたから、それはないというと、「なんだ、心電図計持って来ちゃったよ」って言って笑ってた。肺から音がするということを言って調べてもらったんだけど、音は今は聞こえないらしい。僕も昼間は音が聞こえないなって思ってたんだ。咳もあまり出ないし。夜になると咳は出るし音も聞こえるってことを告げると、もし肺炎や気管支炎だったらいつも音が聞こえるらしい。熱は36度7分。ちょっと僕の平熱よりも高い気はするけど、これだったら平熱のレンジだよね。咳止めは今使ってるのでいいので、もっと肺の中のゴミを出すような薬の処方箋を書いてくれることになった。んで、もし熱がこれから上がってしまったときのために、熱さましと抗生物質の処方箋も書いてくれた。これは今に今必要なわけじゃなくて、もしイタリアを旅行中に必要になったらという、万が一のため。診察代は€160。往診に来てくれるなんて思ってなかったから、まだ銀行に行ってない。手元には€60しかないのでUS$でもいいかと聞くと、それでもOKだというので、US$200を支払った(ギリギリセーフ)。ドクターが出て行ってから領収書を書いてもらうのを忘れたのに気づいて、ホテルの玄関までダッシュで行ってドクターを捕まえて書いてもらった。快く承諾してくれたのでよかった。まぁ大きな進歩はなかったものの、診てもらったということが安心につながるし、薬もあるのでこれから良くなると思う。うーん、これで旅行中にドクターにかかるのは、ニュージーランドで耳の炎症を見てもらったときに続いて二度目だ。三度目はないことを心から祈ろう。ホテルのフロントでドクターを呼んでくれたおじさんに、感謝の意味で€10を渡して部屋に戻った。 薬局はシエスタのため今は閉まってるらしいので、ちょっとだけまた休んでから今度は一人で外に繰り出す。まだ3時半を過ぎてもまだ薬局は閉まってたので、サン・マルコ寺院の方まで行って色々と写真を撮ったり、リアルト橋近辺の店を見たりした後、やっと開いた薬局に行って薬をもらってきた。ふう。本当にこれでよくなるといいんだけど。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今夜はヴェネツィアで唯一のミシュラン星つきレストラン、Da Fioreを7:30に予約してある。 Da Fioreでのディナーの様子は、こちら。 ヴェネツィアの夜はひっそりとしていて、観光客で満員の昼間とはまるで違った顔を見せてくれる。静かな裏路地に響く水の音。満潮に向かっているみたいで、大運河の水位がすごく上がっていた。ライトアップされてキレイなリアルト橋から写真を撮ったりして、気持ちいい気分のままベッドに倒れこんで寝てしまった。 ![]()
by alexsea
| 2004-04-20 00:00
| 旅行記
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