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by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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フランス・イタリア食べ歩きの旅: 引きこもりの日 【フィレンツェ → ローマ】
引きこもりの日 【フィレンツェ → ローマ】 … 4月23日(金)
朝9時頃ホテルをチェックアウトして、重い重い荷物を引きながらフィレンツェの駅に向かう。電車の予約チケットに座席番号が印刷されていないので、それを問い合わせなきゃいけないのでちょっと早く駅に着かなきゃいけない。もう前回2回のような落ち着かない電車の旅はイヤだよ。今度はちゃんとコンピュータで調べてくれて、その中にはちゃんと座席がリザーブされていることが記されている。窓口のおじさんも、なんで座席番号が印刷されてないのか不思議がってた。コンピュータに登録されてある座席番号をチケットに手書きで書いてくれて、やっと安心のできる旅を手に入れることができた。 まったく椅子やベンチのない駅でずっと待った後、ローマ行きの電車に乗り込む。昨日のことがあるもんだから、以前にも増して警戒心が強くなってる。でも常時スキを作らないようにしているというのは、精神エネルギーを大量に消費するみたい。もう電車に乗り込んだときにはヘロヘロになってしまった。でもなんだか頭がフル回転してるような感じで、眠ることができないんだよね。ローマまでの約1時間半の電車の旅を終えた後は、タクシー乗り場でタクシーをつかまえる。ここで黄色いタクシーのカードを手に持ったおじさんが近づいてきて、どこに行くのか聞いてきた。白タクとかこういう呼び込みは信用してはいけないってことをガイドブックに書いてあったので、自分で運転手に言うからと相手にしないでいると、運転手は英語が喋れないよと言ってくる。ますます怪しい。でもちゃんと僕はホテルのアドレスを持っているので、タクシーに乗り込んで走り出すまで行き先を言わなかった。その怪しいおじさんも僕たちが乗り込むまでずっと近くにいたしね。なんかちょっとドライバーとも会話してたみたいだからボラれないかどうか心配だったんだけど、メーターもちゃんと動いてるし大丈夫だったみたい。スペイン階段の前を通ってHotel Mozartに向かった。 Hotel Mozartはスペイン広場から徒歩10分以内の場所。場所的に便利なことを第一条件に選んだのでここになった。地下鉄の駅も近いしね。まだ部屋の用意ができてなかったので、大きな荷物だけを預けて、近くのレストランにランチを食べに行った。まだ最終的に部屋に入るまでは観光する気にならなかったので、ランチの後はホテルのフロントで部屋が用意できるまで待ってた。 なんか精神的に疲れてしまったので、すぐに出かける気にならない。いきなり昼寝してしまうことにする。でもここのホテル、壁が薄いらしくて、廊下の音とかがすごく大きく聞こえてきてウルサイことこの上ない。ホテルの前の道の音も、まるで窓が開いているかのように入ってくるし。こりゃ夜寝るときには耳栓が必要かもしれないな。唯一いいことは、ホテルの道を挟んだ真向かいが音楽院らしいので、楽器を練習する音が聞こえてきてなんとなく新鮮な気分。 ちょっと寝た後は、まだ休んでいる母を置いて、近くの散策にでかけることにした。まずはスペイン広場(Piazza di Spagna)。ここは本当にものすごい人出! 階段は人で埋め尽くされているし、階段を写真に撮っている人たちで、噴水の周りもスゴイことになってる。あまり人のいない朝に来るのがいいかもしれないな。階段は15年前には確かなかったと思われる花々で溢れていた。白・赤・ピンクのツツジの花が満開で、階段に色を添えていい。でもこれって本当は観光客をあまり座らせないようにするための作戦だったりするのかな? 『ローマの休日』でアン王女がジェラートを食べていたのは確か階段のワキに腰掛けてだった。今はそこには植物の鉢が置かれていて、座ることができない。 ![]() 一しきり人ごみに揉まれた後は、スペイン階段の前の通りから一つ裏に入った、Via Marguttaという通りを歩いてみることにする。ここは『ローマの休日』で、新聞記者が住んでいたアパートがある場所。タクシーの運転手に“Via Margutta 51”って言ってたのを覚えてる。道のワキには「この通りはローマと全世界が持つ宝物です。綺麗に、そして魅力的に保つのに力を貸してください」との看板があって、落書き禁止、喧嘩禁止、ポイ捨て禁止のマークがついている。違反者は厳しく処罰されるそうな。そのせいか、この通りは本当にしっとりとした雰囲気に包まれていた。途中の建物のそばに、見事な藤棚を発見。こういうのを見ると心が落ち着いてしまう。Via Margutta 51の建物は改装工事中らしく足棚が組まれていた。プライベートなアパートらしく中に入ることはできないけど、入り口のドアが開いてて、そこから中をちょっとだけ垣間見ることができた。『ローマの休日』は僕が大好きな作品だけあって、ミーハーだけどなんだか感慨深い気分。 ![]() ![]() ![]() ![]() ホテルに戻って、8時に予約してあるOtello alla Concordiaというレストランに出かける。ここはホテルから本当にすぐ近く。通りからちょっと入ったところに入り口があって、ちょっと落ち着いた気分のトラットリア。観光客が多かったけど、地元の人も食べに来てるみたい。僕たちは白ワインのボトル、前菜の盛り合わせを頼んで、僕はメインに子牛のサルティンボカ、母はローマ風子牛のシチューとトマトサラダを注文した。前菜の盛り合わせはプロシュートやサラミ、酢漬けのマッシュルームやアーティチョーク、チーズなんかが盛ってあって、軽い白ワインにとてもよく合った。僕のサルティンボカはシンプルなんだけど、非のつけどころのない味。イタリアの家庭料理の、どっしりとした自信みたいなものを感じさせてくれる一品だった。母のローマ風子牛のシチューも、肉がホロホロで本当に美味しかった! デザートのジェラート盛り合わせも文句のない味。これで全部で€48なんだから、とてもお得に感じてしまう。ここは絶対にオススメの店。 ![]() ![]() ![]() 帰りは母を連れてVia Margutta通りを歩いて帰る。51番地の建物はもう入り口が閉まってたけど、映画好きの母にもここは感慨深い場所だったらしい。「帰ったらまた映画を観てみなきゃ」って繰り返してた。 ![]()
by alexsea
| 2004-04-23 00:00
| 旅行記
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