From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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イタリア・クロアチア・パリ2015: ヴェネツィアの島めぐり

明け方、やっぱり蚊の羽音で目が覚めた。新しく刺されたところも何カ所か発見。なんだよー、虫除け全然効かないじゃん!€9もしたのに!!

ローマ広場に行く前に、またBacareto Da Leleに行って朝食にした。ハムのサンドイッチとコーヒー。まだ食べ足りなかったので、プロシュートのサンドイッチを追加注文。どちらも美味しかった! この間行ったときには観光客だらけだったけど、朝は地元の人ばかり。店の人も一緒になってお喋りに加わってた。なんかいいなぁ、こういう雰囲気。

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地元の人しかいない雰囲気が楽しい

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シンプルなんだけど美味しいんだ、これが

ローマ広場から3番のヴァポレットに乗って、ムラーノ島(Murano)へと向かう。約20分の旅。朝早いというのに、かなりの人数が乗っててビックリした。座れてよかったな。

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ヴェネツィアで他の島めぐりをするのは初めてだ

ムラーノ島はガラス細工で有名な島だけど、朝早いのであまり開いている場所がない。曇り空と寒い風で、なんとなく寂しい島に見えてしまう。島の住宅街の方にも行ってみたんだけど、閑散とした道にはつむじ風が舞っていて、人っ子一人いない寂しさだった。

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人で賑わう前のムラーノ島

まだ開いていないガラス博物館を通り越して、サンティ・マリア・エ・ドナート教会へ。入口の前で掃き掃除をしている人がいて、まだ開いてない雰囲気だったんだけど、聞いてみたら中に入れてくれた。簡素っぽい造りなんだけど、垂れ下がるランプや柱が凝っていて、ちょっと他の教会とは違った雰囲気。中央祭壇の上の方には、ガラスで見えるようにした棺のようなものがあって、横たわる人の形が見えた。昔の高名な僧侶なんだろうか? この教会で一番目を引いたのは、中央祭壇の脇にある“Fonte Battesimale”と呼ばれるガラスのアート作品。洗礼のための水を形どったものらしい。色とりどりのガラスが何層にも分かれていて、見る角度によって様々な色が見える。とても綺麗で、しばらく見とれてしまっていた。

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“Fonte Battesimale”は、さすがガラス細工で有名な場所だけあって、とても綺麗

この後はガラス博物館(Museo del Vetro)の前で5分ほど開くのを待って、一番乗りで入場。ガラスに使う染料の説明から始まって、ガラスのシャンデリアや、ガラスのトランペットのようなものも飾ってあってビックリ。これは楽器としては使えないと思うけど、面白い作品だったな。ガラスでできたミニチュアの庭園はとても綺麗だったし、ガラスのモダンアートのエリアもとても面白かった。ここはあまり期待してなかったんだけど、とても楽しめた博物館だった。

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ガラスで作られたミニチュアの庭。とてもルネッサンス

ガラス博物館を出た後は、サント・ステファノ広場(Campo Santo Stefano)にちょっと寄って写真タイムした後、ヴァポレットの駅に向かった。10:59発の12番のヴァポレットに乗って、ブラーノ島(Burano)には11:32に到着。僕らは一番最初くらいに乗り込むことができたから座れたんだけど、ヴァポレットはかなり人でいっぱいだった。到着直前に見えた、湿地帯のような場所の向こうの塔が印象的だった。あれがトルチェッロ島(Torchello)のヴェネツィア最古の教会なのかな。

ブラーノ島は色とりどりの場所だとは聞いていたけど、まるでディズニーランドかどこかのよう! 小さな運河沿いに、様々な色で塗られた家々が建ち並んでいるってのは、圧巻としか言いようがない。この辺は昔から霧が出やすい地域だったので、漁師が霧の中からでもすぐに自分の家がわかるようにと工夫されたものらしい。メインストリートの辺りは観光客目当ての店が多くて、それほど長居したいとは思わなかったけどね。

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色とりどりの家々が建ち並ぶブラーノ島

ブラーノ島はレースが有名らしく、レース博物館(Museo del Merletto)もある。あまり興味はなかったんだけど、パスで入れる場所だったので一応入ってみた。色々なレースの展示はまあまあだったけど、よかったのが3人のおばあさんたちによるレース編みの実演。針を使って少しずつ編んでいくのを見ると、これは高価でも仕方がないなぁと思ってしまう。とてつもなく手間がかかりそうなんだもの。写真を撮っていいですかと尋ねると、一人のおばあさんはレースを編む手を止めて、作成途中のレースをこっちに向けて見せてくれたりした。最高に可愛かった(笑)。

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おばあさんたちがレース編みの実演をしてくれていた

レース博物館を出た後は、すぐ前にあるサン・マルティーノ教会(San Martino)に入って、教会の神聖な雰囲気を楽しんだ。この後はランチのレストランの方に向かったんだけど、まだ予約の時間じゃないので、その辺りをゆっくりと歩いてみることにした。さっきはあんなに観光客だらけだったのに、ちょっと住宅街の方に入ると本当にひっそりしてる。洗濯物とかも干してあって、生活感がいっぱい。今日はちょっと寒いけど、天気がよかったら一日中ノンビリしていたい島だなぁ。

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今度来たときには一泊してみたい感じだなぁ

12:30に予約しておいたTrattoria al Gatto Neroで美味しいランチを食べた後は、ヴァポレット乗り場に戻って13:44発の12番ヴァポレットでヴェネツィアに戻った。約40分の船旅。今回もまた満員の中、座れてよかった!

ヴァポレットは、フォンダメンテ・ノーヴェ(Fondamente Nove)というヴェネツィアの北にある船着き場に到着。ここは他の場所とは雰囲気が違って、なんとなく港町的な雰囲気が漂っている。ヴェネツィアじゃなくて、どこかほかの街の港だと言われてもおかしくない感じ。病院の横を歩いて中心部に向かったんだけど、途中に救急ボートが泊めてあった。そっか、ここは救急車もボートなんだよね。そんなところでヴェネツィアのユニークさを改めて感じた。10分ほど歩いてサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会(Basilica del Santi Giovanni e Paolo)に行って、中を見学。ここは中は撮影禁止だったので残念だったんだけど、聖ドメニコ礼拝堂の『聖ドメニコの栄光』というドームに描かれたフレスコ画がすごくて感動した。金色の光に包まれたようなフレスコ画はとてもドラマチックで、宗教団体は嫌いな僕にも、聖なるものを感じさせる雰囲気があった。

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港町の雰囲気、フォンダメンテ・ノーヴェ

ここの教会の前のカフェでコーヒー休憩した後は、昨日行って締め出されてしまったLibreria Acqua Alta di Frizzo Luigiという本屋に行ってみることにしよう。もう入口のところから積み上げられた本が壁を覆っているスゴさ。ちゃんと糊づけされているみたいなので、これはただのデコレーションなんだろう。中も本が溢れてて、その混沌な感じといったらない。店の真ん中にドーンとゴンドラが置いてあって、その中にも本が山積みになってる。本屋で撮影しちゃ怒られるかななんて最初は恐る恐る写真を撮ってたんだけど、他の人たちも撮りまくってるし、完全に観光用の場所って感じの開き直りが感じられる場所だったので、遠慮せずにビシバシ撮影してしまった。運河沿いには古い椅子が置いてあって一休みできるようになってるし、外の裏庭には本を積み上げた階段があって、上ると運河の景色を眺めることができる。こりゃ本当に面白い本屋だ。観光客だらけだけど、行ってみて損はないと思う。

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まさに混沌の本屋の中

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すぐ外は運河

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裏庭には本の階段。壁には日本語で『凄い』とか書いてあって爆笑

さて、今日の観光は全て終了。リアルト橋からサン・トーマ駅まで1番のヴァポレットに乗ってアパートに帰って、ちょっと昼寝。ほんの30分ほどだったけど、疲れた体には最高の休憩だった。

午後7:30の予約のレストランAlle Corone(訪問記へ)は、リアルト橋の近く。この頃にはちょっと雨がパラついてた。美味しかったけど、期待が大きすぎたのかそれほど感動はなかったなぁ。

この後はヴェネツィア最後の夜を満喫するために、人気のHarry’s Barに行ってみることにしよう。サン・マルコ広場は水浸しでビックリ。これは雨のせいだけじゃなくて、排水溝から逆流したせいもあるんだろうな。水たまりに周りの景色が反射して、とても綺麗だった。Harry’s Barに行くと、週末の夜だからか超混雑! 席もないし、座ったとしてもゆっくりと楽しめるような雰囲気じゃなかったので、早速パスしてサン・マルコ広場に戻ることにした。広場は水浸しだけど、カフェの中ではちゃんと音楽を演奏しているみたい。Caffé Lavenaというカフェに入って、音楽を聴きながら食後のカクテルを楽しんだ。あんなに混みあったHarry’s Barにいるよりも、こんな感じでリラックスしてカクテルが飲めるのは最高。このヴェネツィアという街、確かに観光客だらけの場所だったけど、さすがにこの雰囲気はここでしか味わえない。素晴らしい三日間になってよかったな。今度はいつ来れるかわからないけど、今度はオフシーズンにでも来てみたいな。

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水浸しのサン・マルコ広場

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Caffé Lavenaで音楽を聴きながらノンビリ

かなり酔っぱらった感じでアパートまで戻り、明日の朝早く出発できるように、荷造りしてからベッドに入った。
by alexsea | 2015-10-10 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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