![]() From Seattle, WA, USA
by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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ドイツ&オーストリア2017: クリスマスマーケット in フランクフルト
シアトルとフランクフルトの往復が一人$435と破格の安さだった、アイスランド航空での初めての旅。小さめの機体なので3席3席の配列なことと、食事を買わなければいけないことを除けば、普通にいいフライトだったんじゃないかな。観てみたかった『ワンダーウーマン』や『ローガン』も観ることができたので、満足満足。アイスランドのレイキャビク(Reykjavik)で乗り継ぎが1時間だったので心配してたんだけど、スムーズにパスポートコントロールを通り抜けて、ちゃんと乗り継ぐことができた。フランクフルトにも定刻通り正午に到着した。
僕の荷物が出てくるまでに時間がかかったけど、荷物ゲット後は空港の無料バスでターミナル2から1に移動して、フランクフルト中央駅へ向かう電車に乗る。後でトラムにも乗る予定なので、グループ1日チケットを購入した。5人まで有効で€16.40。中央駅まではたった3駅、10分ちょっとの旅だった。空港がこんなに近いなんて、便利だよね。 駅から道を渡ってすぐのところにあるHotel Excelsiorにチェックインできたのは14時ちょっと前。歯を磨いたりしてリフレッシュした後は、早速観光に繰り出した。 まず駅前で11番のトラムを捕まえて、Römer/Paulskircheまで向かう。トラムに乗ると、ヨーロッパに来た!って感じがするなぁ。フランクフルトには約29年前に卒業旅行で来たとき以来。ザクセンハウゼンでアップルワインを飲んだことくらいしか覚えてない。だからトラムから見える景色はとても新鮮に見えた。 Römer/Paulskirche駅で降りると、すぐにクリスマスマーケットが目に入った。屋台がたくさん並んでいて、お祭りのような雰囲気に興奮してしまう。目の前に食べ物を売る店があったので、そこでまずお昼ご飯を食べることにしよう。やっぱりドイツに来たらこれを食べなきゃ!ということで、僕はブラートヴルスト(Bratwurst)をパンに挟んだものを注文して、それにマスタードをたっぷりと載せる。こっちではケチャップをかける人は旅行者だけなんだって。プツンと嚙み切るとジューシーな肉汁が口の中に溢れ出してきて、すごく美味しい! ブラートヴルストは家でも時々食べるけど、やっぱり本場で食べると輪をかけて美味しい気がするな。 ![]() 腹が落ち着いた後は、クリスマスマーケットの中に入って行くことにしよう。クリスマスツリー用のオーナメントを売っている店もあれば、置物のようなものを売っている場所もある。僕はショッピングにはあまり興味がないけど、そういうのが好きな人が来たら涎モノだろうなぁ。店にはそれぞれクリスマスの飾りつけがしてあって、見ているだけでウキウキしてくる。それに食べ物やグッズの店だけじゃなくて、子供たちが遊べるようなメリーゴーランドもあるし。本当にクリスマス好きには堪えられない雰囲気だ。 ![]() ![]() グリューワイン(glühwein)のスタンドの周りでは、たくさんの人が湯気の出るマグから飲みながら談笑してる。僕も初挑戦することにしましょうか。グリューワインとは、赤ワイン(白ワインが選べるところもある)に色々なスパイスを加えて温めたもので、ヨーロッパでクリスマスには欠かせないものらしい。一口すすると、湯気と一緒に立ち上るアルコールにむせそうになる。ナツメグやバニラなんかのスパイスのせいか、案外パンチの効いた味にビックリ。最初はちょっと強すぎると思ったけど、飲み進めるうちに意外に平気になってくる。それに胸の辺りがポカポカしてきて、寒さが和らぐ感じ。なるほど、これを飲みながらだったら、寒い中でもクリスマスマーケットを楽しめるよな。 ![]() グリューワインを買うときには、カップの料金も一緒に取られる。だいたい€2から€3が一般的なんだけど、これはカップを返せば戻ってくる。でもクリスマスマーケット毎にデザインの違うカップを使ってるらしく、これそのものがお土産になるんだよね。僕も気に入ったカップは持って帰ろうと思ってるんだけど、ここのカップはトナカイやサンタが楽器で演奏してるデザインで、可愛いんだけど個人的には呼ばれるものがなかったのでパスすることにした。 一通りクリスマスマーケットを見た後は、フランクフルトの街を観光することにしよう。北の方に10分くらい歩いたところには、「ピンク・クリスマス(Rosa Weinacht)」と呼ばれる別のクリスマスマーケットがあって、その名の通りツリーから照明からみんなピンク! 元々はLGBTのクリスマスマーケットらしいけど、今は単に大人のためのクリスマスマーケットって感じで、みんな飲みながらワイワイやってた。 この後はハウプトヴァッヘ(Hauptwache)やゲーテ広場(Goetheplatz)なんかを通り抜けて、通称「フレスガッセ(Fressgass’)」と呼ばれる通りの方に歩いていく。クリスマスマーケットの屋台が出ている場所があちこちにあるんだけど、よく見かけるのが警官の姿。去年ベルリンのクリスマスマーケットでテロがあったので、それで警備を強化しているんだろう。銃をいくつも身に着けた警官は物々しくて人目を引くけど、それだけ守ってもらえているという安心感もあってよかった。でも本当に悲しい世の中になったもんだよなぁ。 ![]() フレスガッセはレストランやバーがたくさんある通りで、その通称は「食の小路」といった意味らしい。僕がここに来たかったのは、食べ物を食べたかったからじゃない。実は29年前にここで撮った写真があって、同じ場所でもう一度写真を撮りたかったから。撮った場所は覚えてなかったんだけど、Googleストリートビューを駆使してフランクフルトの繁華街をあちこち調べた結果、フレスガッセの中の場所であることが判明。見つけることができた時は嬉しかった! 29年前の写真に似せて撮ってみたんだけど……、やるんじゃなかったかなぁ。いかに顔が風船のように膨らんでしまったかが、一目でわかる写真になってしまった(笑)。 ![]() 同じことをマイン川沿いの場所でもやりたかったので、日が暮れてしまう前にマイン川沿いまで南下。夕焼けのマイン川は綺麗だった! ![]() ![]() この後は大聖堂(Kaiserdom)へ。大きな大聖堂の中は重鎮なんだけど、意外とシンプルな感じだった。でも祭壇の方には数々の素晴らしい宗教美術品が置かれていて、とても見応えがあった。 ![]() 歩き回って疲れたけど、夕食に行くには早すぎる。ということで、ピンク・クリスマスの場所まで戻って、飲みながら休憩しようということになった。暗くなってからのピンク・クリスマスは、ピンクの照明も手伝って、輪をかけて大人の雰囲気。さっきよりもたくさんの人がワイワイやってた。グリューワインを飲もうかと思ったんだけど、ふと見ると大きな釜のようなものがある店があった。釜の上にラム酒を吸った大きな砂糖の塊が燃えていて、その上にラム酒をどんどん注いで、滴ったお酒が釜の中に入る。“Feuerzangenbowle” と呼ばれる飲み物らしい。買って飲んでみるとグリューワインみたいな感じなんだけど、それよりもフルーティーな酸味が効いてる感じかな。大きな釜でどんどん加熱しているせいか、アルコール分がかなり飛んでしまっているような気がしてちょっと残念。ラムなんかのお酒のショットを加えることもできたらしいので、それをやればよかったかな。かなりの人ごみだったんだけど、長テーブルの端に空きがあったので、そこに座ってしばし休憩。隣には若い男女の3人組がワイワイと話に花を咲かせてた。全体的に、ピンク色の照明に照らされた大衆食堂って感じで、面白い雰囲気だったな。 ![]() 十分に足を休めた後は、またゆっくりとクリスマスマーケットを通り抜けて、ザクセンハウゼンにある夕食の場所に向かうことにする。クリスマスマーケットの屋台にも、市庁舎前の大きなクリスマスツリーにも、たくさんの明かりが輝いてまるで夢のような美しさ! これだよ、これ。こういう雰囲気を味わいたかったんだよ!綺麗な照明が周りの伝統的な建物まで照らし出して、僕が思い描いていたヨーロッパのクリスマスそのものといった感じ。しばらくボーッとなりながら写真を撮りまくってた。 ![]() ![]() マイン川に架かる歩行者専用のアイゼルナー橋(Eiserner Steg)にも明かりが灯っていて、ここから見る黄昏時のフランクフルトも最高に綺麗だった。 さて、29年前にフランクフルトに来たときの一番の思い出といえばザクセンハウゼン(Sachsenhausen)。リンゴ酒を飲みながら美味しいドイツ料理を食べて、大衆食堂のような雰囲気を楽しんだ覚えがある。だから、フランクフルトではまたザクセンハウゼン地区で食事をしたいと思ってた。TripAdvisorで一、二を争う人気だったEbbelwoi Unserというレストランまで歩いていったんだけど、なんと予約でいっぱいらしい。1時間半以内に出てくれれば席を用意できるとのことだったので、心底ホッとした。開店直後に入ってよかったよ。クリスマスマーケットは本当にハイシーズンなんだなぁ。ちゃんと肝に留めておくことにしよう。 ここではリンゴ酒を飲みながら、シュニッツェルを食べた。リンゴ酒はドライで僕の好みにバッチリ。シュニッツェルはいきなり2枚も来てビックリ! こんなに食べられるわけないよー! そのままでは味が薄かったので、フランクフルトで有名らしいグリューネゾーセと呼ばれる緑のソースをつけながら食べた。でもやっぱりなんとなく肉がドライな感じで、味にパンチがない。注文するものを間違えたのか、その日たまたまだったのか、TripAdvisorの人気が嘘だったのか。まぁスープもアペタイザーもなかなかだったし、リンゴ酒も美味しかったのでよしとするか! ![]() ![]() スマートフォンのオフラインマップを駆使して最寄りのトラムの駅まで歩いて、16番のトラムで中央駅まで戻った。照明に照らし出された中央駅は、まるで美術館の入口のような感じで荘厳の一言。本当にヨーロッパは照明の使い方が上手いと思う。駅の中で明後日の電車のチケットをプリントアウトしてからホテルに戻って、長い長い一日を終えた。 ![]()
by alexsea
| 2017-11-28 00:00
| 旅行記
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