From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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ドイツ&オーストリア2017: ヴュルツブルクでフランケンワイン

まだ薄暗い7:30頃、ホテルをチェックアウト。昨日の女の子たちが、またロビーでWi-Fiを使っていた。値段の割にはいいホテルだったと思うけど、インターネットは今や必需品なんだから、部屋で使えなかったっていうのは大きなマイナスポイントだなぁ。

昨日のパン屋Brot & Zeitまで荷物を引きながら行って、そこで朝食。僕はフォカッチャにチーズと野菜を挟んだサンドイッチ。温めてくれるオプションがあったのでそれを頼んだら、パニーニ用の器具で温めてくれたのでペチャンコになってしまった。まぁそれでも美味しかったからいいんだけどね(笑)。

ローテンブルクの駅からは、たくさんの人が電車に乗りこんだ。中でも目を引いたのが高校生くらいの団体。引率している人が彼らに言っていることを聞くと、アンスバッハ経由でニュルンベルクに向かうらしい。学生たちはちょっとアクセントのある英語で喋ってる。オーストラリアからの修学旅行なのかな? 海外に修学旅行に行けるなんていいなぁ。違う文化をたっぷり体験して、視野を広げてきてくれ!

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ひっそりとした朝のローテンブルク駅。でもたくさんの人が電車に乗りこんだ

Steinach Rothenbuで乗り換え、さらに約45分電車に乗って、10:16にヴュルツブルク(Würzburg)に到着。実はプラニングの段階では、今日はシュトゥットガルト(Stuttgart)に行く予定だった。大きなクリスマスマーケットで有名な場所なんだけど、よくよく調べてみると、それ以外に観光できるものがあまりないらしい。なんとなくしっくりこなかったので、ヴュルツブルクに変更することにした。本当はフランクフルトの後に訪れたかった場所なんだけど、クリスマスマーケットが12月1日オープンとのことで、日程が合わなかったんだよね。

予約してあるHotel Poppularは駅から歩いて5分ほどの場所。まだチェックインはできなかったので、荷物だけ預かってもらった。ヴュルツブルクでの観光の目玉とも言われている、レジデンツ(Residenz)の英語ツアーが11時から始まる予定なので、そっちの方に向かうことにしよう。

レジデンツは世界遺産にも登録されている場所で、18世紀に大司教の宮殿として建てられたもの。外観はなぜかパリのルーブル美術館の建物を思い出させる。15人ほど全員アメリカ人のツアーに参加して、ガイドの説明を聞きながらあちこちの部屋を見てまわった。写真撮影禁止だったのが残念! 『階段の間』のフレスコ画は疑似3Dになっていて、端の方の人物や犬が飛び出しているように描かれていたのが面白かった。4方向に各大陸を象徴する絵が描かれてるんだけど、発見されたばかりのアメリカが野蛮な土地として描かれていたのが興味深かった。『白の間』の天井のスタッコで作られた「布」は見事だったし、『皇帝の間』の豪華さも素晴らしかった。一般人の僕でもこんなに楽しめたんだから、建築やデザインに興味のある人にはたまらない場所だろう。

1時間以上のツアーの後はお腹も空いたので、クリスマスマーケットの方向に行くことにしよう。大聖堂やノイミュンスター教会の前を通り過ぎて、マルクト広場(Marktplatz)の方に向かうと、その広場の前のOberer Marktと呼ばれる歩行者天国の広場の辺りから、マリエンカペレ(Marienkapelle)教会をぐるっと囲むような感じで、クリスマスマーケットの屋台がたくさん出ていた。まずは腹ごしらえ。常設スタンドで売られているソーセージの店の前には、かなりの長い行列ができていた。後でガイドブックにも載ってたのを見つけたんだけど、ここはBratwurst Knüpfingと呼ばれる店で、€2.20という破格の値段と美味しさで有名な場所だったらしい。僕らは長い列に並ぶのが嫌だったので、クリスマスマーケットの中を散策。すると、大きな豚肉をローストして、それを切ってパンに挟んで売っている店を発見。ポルケッタだ! 即決! 豚の脂の香りがして美味しいんだけど、ちょっとだけドライな気がするかな。シアトルのSalumiという店で、これ以上ないというくらい美味しいポルケッタを食べたことがあるので、どうしても辛口評価になってしまう。お腹がふくれた後は、近くにFeuerzangenbowleのスタンドがあったので、そこで一杯飲むことにした。これはフランクフルトでも飲んだけど、こっちの方が美味しく感じた。ラムのショットを追加したからかな?(笑)

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クリスマスマーケットの賑わい

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ポルケッタのサンドイッチはなかなか美味しかった

いつものごとく、クリスマスマーケットには夜帰って来る予定なので後回しにして、まずはアルテ・マイン橋(Alte Mainbrücke)まで行って、観光しながらホテルの方向に戻って行くことにしよう。橋に向かう途中には、小さな塔と時計や日時計のついた、可愛い市庁舎の建物があった。入口はRatskellerというレストランになってたんだけど、上の方は今でも市庁舎として機能しているんだろうか? この小さな広場からは大聖堂まで真っすぐ道が伸びていて、いかに政治と宗教が結びついていたかを物語っているかのようだった。

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市庁舎は昔ながらの可愛い建物

アルテ・マイン橋は、12体の聖人像が立ち並ぶ立派な橋。なんとなくプラハのカレル橋を連想してしまう。ここからは南にマリエンベルク要塞(Festung Marienberg)、北の丘には葡萄畑が見えて、とても気持ちのいい景色が楽しめた。マリエンベルク要塞は残念ながら冬は閉鎖中なので行くことはできないけど、あそこまで上らなくていいのかってちょっとホッとしたことも事実(笑)。

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ヴュルツブルクの守護聖人・聖キリアンの向こうにはマリエンベルク要塞が見える

さて、ここから来た道を引き返しながら観光していくことにしよう。まず最初はクリスマスマーケットの隣にある教会、マリエンカペレ。入口には、リーメンシュナイダー作のアダムとイブ像のコピーが飾ってある。それにしてもリーメンシュナイダーの作品は、ドイツのどこに行っても見れる気がするな。よほど売れっ子だったんだなぁ。教会の中はさっと見ただけだったんだけど、中にもリーメンシュナイダーの作品があったらしい。

次はノイミュンスター教会(Neumünster)。ここは入ってすぐに息を呑んだ。白を基調とした内部はエレガントな装飾がしてあって、夢の世界を描いたかのような色とりどりの絵が、アーチの上にいくつも埋め込まれている。シンプルすぎることもなく、ゴテゴテしているわけでもなく、本当に「エレガント」という言葉がピッタリ。教会の内装としては、個人的に今までのトップかもしれない。

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ノイミュンスター教会の内装は個人的に大好き!

ここにもやはり、リーメンシュナイダー作の『美しいマリア像(Schöne Madonna)』が飾ってある。これもエレガントで美しかったけど、赤ん坊のキリストの顔が白目を剥いた感じに見えてしまって、ちょっと怖かった(笑)。

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リーメンシュナイダーの『美しいマリア像』。
キリストの顔がちょっと怖い気がする

次はすぐ隣の大聖堂。こんなに小さいエリアに3つも教会があるなんて、どんだけ教会好きなの?!と言いたくなるくらい(シアトルだったら、その3カ所はスターバックスになってると思う)。内部はやはり大聖堂らしく豪華なんだけど、ここもゴテゴテした感じがなくて、重鎮ながらもシンプルな感じ。教会なのに大きなメノーラが置かれていてビックリした。ハヌカが近いせいなんだと思うけど、キリスト教の教会でユダヤ教のアイテムを見るのはこれが初めてだった。

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キリスト教の大聖堂にユダヤ教のメノーラが!

立て続けに3つも教会を見学した後は、近くのカフェで休憩した後、レントゲン記念館(Röntgen-Gedächtnisstätte)に向かう。ここはX線の発見者であるヴィルヘルム・レントゲンが研究をしていた大学の実験室で、彼の実験器具や昔の実験装置なんかを見ることができる。レントゲンはこの発見によって、物理学で初めてノーベル賞を受賞したらしい。大学の一部なので近くの教室から講義の声も聞こえてきたりして、なんだか大学を見学に来てる気にもなったな。科学には小さな頃から興味があって、レントゲンのことも『発明・発見のひみつ』というコミックで読んだことを覚えてた。子供の頃の科学に対するワクワク感が蘇った感じで、ちょっと興奮してしまった。

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昔の実験器具。こういうのを見ると胸がワクワクする

さあ、今日は朝から歩き回り続けて、よく観光しました。ホテルにチェックインした後は、シャワーを浴びて昼寝することにした。今夜は20時に夕食の予約を入れてあるんだけど、それまでは完全にフリーだ。

じっくりと休んで、19時ちょっと前にホテルを出発。夕食前に、夜のクリスマスマーケットを散策することにしよう。今夜行くレストランの近くから、マルクト広場の方まで歩行者専用の道が伸びてるんだけど、そこにもズラッと出店が立ち並んでいた。Koreyはその中で帽子屋を発見。気に入った帽子を買うことができて嬉しそうだった。

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光り輝く、夜のクリスマスマーケット

やっぱり夜のクリスマスマーケットは綺麗だー! グリューワインの匂いで溢れてる。人々が食べたり飲んだりワイワイやってる笑顔を見ると、世の中に起こっている暗い出来事も、遠い世界のことのように思えてしまう。

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美味しそうな食べ物やグリューワインの香りで溢れてる

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市庁舎前から大聖堂までの道も、色とりどりで綺麗

アルテ・マイン橋からは、ライトアップされたマリエンベルク要塞が見えてとても綺麗だった。要塞の向こうにライトアップされているのは、Wallfahrtskircheと呼ばれる教会らしい。

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アルテ・マイン橋から見た夜の景色

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小路がイルミネーションで華やかに

20時に予定していたレストランBürgerspital-Weinstubenに入店。ヴュルツブルクを代表するワイナリーが経営するレストランで、ものすごく忙しそうだ。フランケンワインで有名な場所なんだから、たくさんの種類のフランケンワインを飲みたい! ということで、6種類のワインをテイスティングすることができる€25のフライトを選択。食事はパンプキン・ジンジャースープに続いて、仔牛肉のミートボールを注文した。観光客がたくさん来るレストランみたいな感じがしたから、はっきり言って味はあまり期待してなかったんだけど、このスープが文句のつけどころのない味でビックリした。仔牛肉のミートボールもとても美味しかったけど、量が多すぎて半分でギブアップしてしまったのが残念。でもやっぱり、ここでのハイライトは6種類のワインだろうな。シンプルな味わいだけど、ミネラルが効いていてキリッと引き締まったワインが多く、食べ物によく合う感じ。一杯一杯性格が違うフランケンワインを楽しめたのはすごくよかった。テイスティングっていってもグラスに半分くらい注いでくれるから、6種類のワインを全部飲み切る頃には、結構いい気持になってしまっていた。うん、満足満足。ここのレストランに来てよかった!

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美味しいワインと美味しい食事!

いい気持ちになった後は、歩いて5分ほどの距離のホテルまで帰って、そのままベッドに倒れ込んで寝てしまった。いい一日だった!
by alexsea | 2017-12-05 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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