![]() From Seattle, WA, USA
by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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3月24日(土) : ヴォージュ広場、ワイン見本市、Chez Xu
目覚ましをかけずに、8時すぎに起床。ヒロラくんからメッセージが入ってた。あの後ユージくんの家に行って、遅くまで喋っていたらしい。よく起きられるなぁ(笑)。
今日は午後にヒロラくんからワインテイスティングに行こうと誘われている以外、完全フリー。朝はFacebookに写真をアップしたり日記を書いたりして、11時ごろ何か食べようとアパートを出発。 いつも行くパン屋の隣のレストランの外に座って食べようかと思ってたんだけど、行ってみると扉が閉まってて、客はみんな中にいるみたい。そんなに寒いってわけでもないのになぁ。12時にならないと外のテーブルは使わないのかもしれないな。 なんだか面倒くさくなったので、いつものパン屋でサンドイッチと、あと一つ甘いパンを購入。アパートに戻って食べようかなと思ってたんだけど、それほど寒くはないし、太陽もなんとなく出てる。どこかの公園のベンチにでも座って食べようかな。セーヌ川の方に川を眺めるベンチがあるかもしれない、でも交通量が多いしなぁと考えていると、あ、ヴォージュ広場があるじゃん! ってことで、そこまで10分ほど歩いていった。 ヴォージュ広場は週末の昼間だけあって、かなりの賑わい。でもポツポツとベンチが空いてる。その一つに座って、広場に行き交う人々を眺めながらサンドイッチを頬張った。いやー、サンドイッチの美味しさもそうだけど、こうやって歴史的な場所でピープルウォッチングしながら食べてるなんて、なんて贅沢な経験だろう。人によってはスマートフォンをいじったり、音楽を聴きながら本を読んだりしてるけど、僕はこのシチュエーションを目一杯楽しもうと、キョロキョロしながらサンドイッチを食べてた。不審人物に思われたかもしれないな(笑)。 ![]() ヴォージュ広場でサンドイッチを頬張る 初めて買うチョコレートの入ったパンは、予想以上に美味しかったけど、サンドイッチと一緒ではかなり量が多かったので、少し残してしまった。 大満足のランチを食べた後は、ヴォージュ広場の周りをちょっと歩いてみることにしよう。こういう回廊は本当に個人的なツボにハマって大好きなんだよなぁ。こんなに心惹かれるってことは、前世のどこかで修道院みたいな場所に住んでたのかもしれないなとか思ったり。 ![]() こういう回廊が大好き ヴォージュ広場の回廊の一角には、昔ヴィクトル・ユーゴ―が住んでいたアパートが博物館になってる。劇作家の彼は、『レ・ミゼラブル』を生んだことで有名。これが出版された後に反響が気になった彼は、本屋に「?」とだけ書いた手紙を送り、本屋は「!」とだけ書いて返信したという話は、『世界一短い手紙』として子供の頃何かで読んだ覚えがある。 せっかくだから博物館を見ていくことにしよう。セキュリティを通り抜けた後チケットを買ったら、無料でビックリした。オーディオガイドは有料だけどね。 ここはアパートっていうよりも、豪邸だよ豪邸! 劇作家って儲かったんだなぁと思いながら、何部屋もあるアパートを見てまわった。途中の部屋にたくさんの子供たちと女の人が座って、何かの本を読んであげてたのが印象的だった。それと、最後のベッドルーム。ベッドの上で彼が亡くなったときの情景を描いた絵が飾ってあって、ここで生きてここで死んだヴィクトル・ユーゴーが、とても身近に感じられた一瞬だった。 ![]() ヴィクトル・ユーゴーのアパートの一部屋 ![]() 部屋の一つでは女の人が子供たちにお話を聞かせてた ![]() ヴィクトル・ユーゴーの寝室。彼はここで亡くなったらしい それほど観光客は多くなく、とても静かなひと時を送ることができた。この博物館、無料だし、お勧めだな。 この後はゆっくり歩いてアパートに戻って、ちょっとだけ昼寝した後、ヒロラくんから「今から迎えに行きます!」とのメッセージをもらった。二人でArts et Métiersの駅まで歩いて、そこから3番線の地下鉄に乗り込んだ。 地下鉄の中で話をしてたんだけど、なんとヒロラくん、フレンチレストランでソムリエとして働いているとか! えーそうだったのー?! スゴイなぁ。そんな人が行くワインテイスティングに僕も行っていいんだろうかと思ってたら、これは一般向けだから全然大丈夫とのこと。たくさんのワイナリーが出展していて、すべて無料でテイスティングできるらしい。ワインの国フランスで、こんな素晴らしい体験をしちゃってもいいんだろうか? 会場はEspace Champerretという場所で、ブーローニュの森の近く。会場に近づくと、すごい人混みが見えてきた。ネット上で無料でゲットしたチケットのQRコードを見せると、テイスティング用のワイングラスをくれた。いざ、ワインの世界に飛び込もう! ![]() テイスティングが始まるぞー! どひゃー、こりゃすごい人だわ。大きな会場はAからKまでの列に区切られていて、それぞれの列に40くらいのワイナリーが出展している。単純に換算すると、40x11=440ものワイナリーがあることになる。部屋の周りには、サンドイッチやフォアグラなんかを売っている店もあって、テイスティングに疲れたらそこで何か買って食べることもできるみたい。 僕らは一番奥の列まで行って、そこから戻っていくことにした。まずはシャンパーニュと白。全部のワイナリーを制覇することは不可能なので、なんとなく感じのよさそうな場所や、人だかりがしている場所を中心にテイスティングしてみることにしよう。のっけからいいシャンパーニュに出会った後は、どれもレベルの高い白が続いた。なんかアマチュアの作ったようなワインもあるにはあったけど、数はすごく少ない。これは甘すぎとか、これは後味が嫌いとか、これは軽すぎとか、ヒロラくんと日本語で喋ってることをいいことに、ビシバシ批判しながらテイスティングを進めていった。「Alexの好み、わかった気がする!」とヒロラくんに言われたときには、さすがソムリエだなぁと感心。人の好みを聞いて、それに沿ったワインを提供するのが彼の仕事だもんね。 ![]() きゃー! すごい人混み!! ![]() 最初のシャンパーニュはとても美味しかった 僕は途中でとても気に入ったワイナリーがあった。Domaine Jacob。ここのラドワ(Ladoix)とコルトン・シャルルマーニュ(Corton Charlemagne)が美味しいこと! コルトン・シャルルマーニュっていったらレストランではものすごく高いワインだよ。ここのコルトン・シャルルマーニュは、僕が昔味わったものに比べればシンプルだったとはいえ、一本€58(だったかな?)で買えるってスゴイことだと思う。やっぱり僕はブルゴーニュの白が大好きなんだなぁ。もしかすると、後でここで何本か買っちゃうかも! ![]() 僕のお気に入りの2本 KからAまで人ごみをかき分けながら白ワインのテイスティングをした後は、またKまで赤ワインを味わっていこう。僕はプロじゃないし、せっかく味わったワインを捨てるのもなんだかもったいなくて、少しずつとはいえかなり飲んでしまっていたので、この時点でもう結構気持ち良くなっちゃってた。気に入らない味のワインは飲まずに捨てたけどね。でも赤を味わっていくうちに、あー味覚と嗅覚が疲れてきたなって思った。 客の中にはここでたくさんワインを購入する目的の人たちがいて、彼らは大きなスーツケースやクーラーボックスを引きずりながらテイスティングしてる。そういう人たちがたくさんいると、あまりの混雑に歩くのも困難なくらい。まぁ彼らは許せるけど、ベビーカーを押しながらテイスティングしてる人たちもいて、これにはちょっと眉をひそめてしまった。邪魔になるのと共に、赤ちゃんが可哀想だよー。 ヒロラくんの好みはLanguedocの赤。飲み口が甘いものが多いので僕の好みじゃないんだけど、「これと肉を一緒に食べると美味しいよー!」とか聞くと、食べたい!今すぐ食べたい!って思っちゃう。 ![]() 人が群がるワイナリーは美味しいことが多い 一番奥に戻っていく途中で、Domaine Jacobに再び立ち寄って、ラドワを2本買うことにした。ラドワは一本€19で、あの味にしてはとてもお得。コルトン・シャルルマーニュも買おうかとても迷ったんだけど、アパートで飲むだけにしてはちょっと贅沢すぎる。それにあれは美味しい料理と一緒に味わって、初めて真価が発揮されるものだと思うし。ラドワも贅沢なんだけど、こっちはチーズとかと一緒に楽しめそう。この栓を抜く日が待ち遠しい! ヒロラくんは最後まで精力的にテイスティングしてたけど、僕は結構ヘロヘロになってしまって、いくつかスキップしてしまった。ヒロラくんは「店に置くときにはエチケットが可愛いってのも大切」ということで、そういうのもたくさんテイスティングしてた。さすがです! ![]() ワイナリーによっては、ワインのことを丁寧に説明してくれる 15時くらいにテイスティングを始めて、結局終わったのは19時すぎ。4時間もテイスティングしてたことになる。こりゃ肉体労働だわ。ヒロラくんはこの後店の人と会うらしいので、途中の駅で別れた。今日は素晴らしい体験をさせてくれて、本当にありがとう! ![]() お疲れさまでしたー! 僕はもうお腹ペコペコ。ちょうど地下鉄の駅は、こないだ行った美味しい中華料理屋のすぐそばなので、そこで夕食を食べることにしよう。海鮮チャーハンと水餃子のようなものを注文。こっちではチャーハンは何かと一緒に食べるものなのか、具はあまり入っていなくてちょっとビックリ。でも味自体はとても美味しかった。水餃子だと思って頼んだものは、スープの中に餃子が入ったもの。このスープ、ちょっとピリ辛で深い味がついてて、素晴らしく美味しい! 餃子もとても美味しいし、やっぱりこの店はあなどれない。足繁く通う場所になりそうだ。 ![]() チャーハンと水餃子、美味しすぎ ![]() 帰り道に見た城のような建物。調べてみなきゃ アパートに帰った後Facebookに写真をアップ。やっぱり人ごみの中の4時間は相当キツかったみたいで、体の疲労感が激しい。何もできるような状態じゃなかったので、21時半にはベッドに入って、すぐに寝てしまった。
by alexsea
| 2018-03-24 00:00
| パリ生活2018
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