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by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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4月3日(火) : ヴァンセンヌ、ピカソ、工芸博物館、L’Alivi
朝起きると、喉がイガラっぽいことに気づく。風邪かな、いやだなぁ。出かける前にイブプロフェンをポケットに入れて行くことにしよう。
9:15頃アパートを出発。駅の方向にあるパン屋Au Petit Versailles du Maraisでチョコレートパンを一つ買って、歩きながら食べる。こっちのレストランは12時にならないとキッチンが開かない場所が多いので、シアトルでいつもやってたみたいに11時頃ランチを食べるなんてことはできない。 今日の最初の目的地はヴァンセンヌ城(Château de Vincennes)。今まで行ったことがなかったし、ミュージアムパスが使えるので、行ってみることにした。地下鉄1番線の終点で降りて、出口を上がるとすぐに城が目に入った。開館の10時と同時に入場。子供たちの団体が何組かいるけど、集まってるだけで中に入っていく気配はない。だからどこにいけばいいのか迷ったけど、城の入口の人にミュージアムパスを見せると、すぐに通してくれた。僕が一番の客らしい。パスがなければ入場料は€9。 ![]() ミュージアムパスに日付を書き込んで使用開始! 「城」と呼ばれてはいるけれど、城塞のように小さいもの。城の周りをぐるっと囲むように回廊があって、そこから周囲の景色が見渡せる。塔の上に登れるところもあって、そこからは敷地が見渡せて気持ち良かった。やっぱりここ、城ってよりも砦だよなぁ。 ![]() ヴァンセンヌ城はただの砦のよう 「城」の内部はかなり小さくて、小さな部屋が角にある。礼拝堂として使われていた場所だったり、トイレだったり。この城は牢獄として使われていた時代もあって、囚人によって描かれた壁画が残っている場所もあった。とにかく僕一人だけだったんで、すごくゆっくり見ることができた。城を出る頃になって、学生の集団が入っていくのが見えて、ぎりぎりセーフって感じ(笑)。 ![]() 中はとても小さいけど、いい雰囲気 ![]() 昔の囚人が描いた壁画が残ってたりする 城を出た後は、敷地内にあるもう一つの大きな建物の教会に行ってみることにした。ここは今は教会として使われておらず、教会の名残りはステンドグラスだけ。フロアには、女性の写真ばかりのアートが展示されていた。この写真が結構面白くて、プロによってメイクされた女性ではなく、いつもの「素」の女性たちばかり。中には泣いている人もいれば、腕の傷を見せている人もいる。一人ひとりの女性の人生のストーリーが聞こえてくるようで、じっくりと見入ってしまった。 ![]() 教会はアートギャラリーのよう ![]() この女性はどんな人生を送ってきて 今何を思っているんだろう? この後は地下鉄に乗ってアパートに戻って、イブプロフェンを飲んだ。やっぱり喉のイガイガが取れないし、なんとなくだるさも感じるので、先手を打っておかなければ。 この後は近くのピカソ美術館(Musée Picasso)に行く予定なんだけど、お昼はどうしよう。ヴァンセンヌ城で歩いてちょっと疲れたし、先にお昼を食べてから美術館に行くことにしよう。Open Caféの中の席に座って、キッチンが開くまで20分ほどコーヒーを飲んで過ごし、それからクラブサンドイッチを注文。美味しかった! ピカソ美術館までは徒歩10分。ずっと前に来たことがあるんだけど、ちょっと前まで改装中で入れなかった経験もある。入場制限をしているらしく、ミュージアムパスを持っていなければ30分おきにしか入れないらしく、美術館の外に人が並んでいた。列をスキップするためだけでも、ミュージアムパスを買った方がいいと思う。パスがなかったら入場料は€12.50。 今は特別展示で、1階と2階は有名な『ゲルニカ』に関するアートばかり。ピカソがゲルニカを描いた理由やその歴史、ゲルニカに登場するキャラクターのラフスケッチなど、たくさんの展示があってとても見応えがあった。 ![]() 『ゲルニカ』のためのラフスケッチもたくさんあった ![]() 『ゲルニカ』は、やっぱりスゴイ迫力だよね ![]() これも怖い 3階と4階は通常展示で、ピカソの作品の歴史や、他のどんなアーティストに影響を受けたかなんかを学ぶことができた。キャンバスの裏に立体物と砂を使ったアートを作ったり、またそこら辺にあるものだけで作り上げた、少女が縄跳びをしている作品なんかも、すごく面白かった。あとピカソがルノアールのファンで、彼に影響を受けていたっていうのは初めて聞いた。ピカソが所持していた他のアーティストたちの作品を見ると、彼がどんな世界を好きだったのがを覗き見ることができる気がする。僕が好きなコロー(Corot)の作品もあって、なんだか嬉しかった。 ![]() 縄跳びをする少女 素晴らしく見応えのあったピカソ美術館を出た後は、そこから徒歩15分ほどのパリ工芸博物館(Musée des Arts et Métiers)に向かった。ミュージアムパスがなかったら、入場料は€8。僕のすぐ前に中学生くらいの団体が入っていくのが見えて、うわぁとか思ってたんだけど、彼らは1階でストップしてた。僕は博物館の人に促されて、エレベーターで最上階に上がった。 この博物館のことは全然知らなくて、どんな展示物があるかわからなかったんだけど、なにこれ! 個人的好みにピッタリ! なんか『発明・発見のひみつ』を地でいってる博物館かも。たくさんの機械や、科学技術に関するアイテムが山のように展示されていて、科学に興味のある人ならかなりワクワクする場所だと思う。 昔の粒子加速器とか、昔のスーパーコンピュータClay-2とか、様々な技術の黎明期アイテムが本当にたくさんあって、本当にワクワクしてしまった。最後の教会の中の展示は圧巻で、もうカッコいいことこの上なし! パリではマイナーな博物館の一つだけど、科学技術が好きな人は、ぜひこの博物館に時間を割くことをオススメするな。 ![]() いきなりClay-2が! 今ではスマートフォンの方がもっと強力なんじゃないかな ![]() 機械好きにはたまらないアイテムばかり ![]() 昔のコンピュータもいくつか展示してある。 懐かしいよー! ![]() 教会のスペースの展示はスケールがデカすぎ かなり疲れたので、博物館の目の前のカフェでコーラ休憩した後、アパートに戻って昼寝。薬のせいで症状が抑えられてるけど、やっぱり体調が悪いみたいだ。すぐに治るといいなぁ。 夜はいつも悩むんだけど、近場の行ったことのないレストランで評判のいいところに行ってみることにした。L’Aliviというレストラン、とても小さくていい雰囲気。Les Philosophesのようにセカセカした感じがなく、サービスもにこやかで最高にいい。ポークチョップは少しウェルダン気味で固めな気がしたけど、ソースも味も上々。ついてきたポテトピュレも、ため息が出るくらい美味しかった。ここはリピート決定だな。 ![]() L’Aliviのポークチョップ。美味しかった! アパートに帰ったら薬の効き目が切れてきた感じがしたので、またイブプロフェンを飲んで、日記とかを書いてた。明日も朝から美術館巡り。少しでも体調が良くなってくれればいいな。今夜は早目にベッドに入ることにしよう。
by alexsea
| 2018-04-03 00:00
| パリ生活2018
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