From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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4月4日(水) : モロー、ポンピドゥー、桜、ルーブル

えーん、よく眠れなかったよー…。昨日は22時半頃ベッドに入ったのはいいんだけど、イガラっぽい喉が気になって、結局眠れたのは真夜中を過ぎてからじゃないかな。朝8時にセットしておいた目覚ましで起こされたときには、まだ寝不足気味だったもん。

ちなみにパリを発たなきゃいけない日まで、今日からきっかり3週間。もうパリにいることが日常になりつつあるので、シアトルに帰るときには悲しいだろうなぁ。それまでしっかりと、悔いのないようにパリを楽しみ尽くしたい。

パン屋でクロワッサンを買って、食べながらPont Marieの駅まで歩いて、そこから地下鉄でラファイエットの近くの駅で降りる。今日の最初の訪問先、ギュスターヴ・モロー美術館(Musée Gustave Moreau)はそこから徒歩10分のところ。

10時きっかりに着いたときには、もうドアのところに一人先客がいて、開館を待っているようだった。ついて15秒ほどでドアが開いて入場できた。前のおじさんは受付のところで何かやっているようだったので、結局僕が実質最初の客になったみたい。誰もいない美術館を見てまわるのは気持ちよかった!

ここはただの美術館と思いきや、ギュスターヴ・モローが住んでいた場所らしく、彼の書斎や寝室も見ることができてビックリした。彼の作品はあまり知らなかったんだけど、生活の場を見ることで、なんとなく彼が近く感じた。

4月4日(水) : モロー、ポンピドゥー、桜、ルーブル_d0113429_05070294.jpg
ギュスターヴ・モローのベッドルーム。
生前から壁にこんなに色々と飾ってあったのかな??

絵は大ホールのような場所に所狭しと飾ってあって、すごく個人的に大好きな雰囲気。こんな感じの展示は、シアトルのフライ美術館を思い出してしまう。幻想的な夢の世界のようなギュスターヴ・モローの作品たちは、この建物の壁を飾るのにピッタリだと思った。

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小さいけど、スペースを有効に活用してる感じの美術館

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「人生」が9つのパネルによって描かれてる

彼の作品は『出現(L’apparition)』くらいしか知らなかったんだけど、空中に生首が現れているこの絵はインパクト強かったなぁ。実際に見るとそれだけじゃなくて、その周りにも幽霊のような人物や、半透明な物が描かれていて、本当に夢の世界のようだった。聖書のストーリーらしいんだけど、詳しいことは知らない。逆にストーリーを知らない方がミステリアスでいいかな。

4月4日(水) : モロー、ポンピドゥー、桜、ルーブル_d0113429_05070347.jpg
『出現』の一部。生首は血も滴っていて不気味。でも好き。

十分にアートを堪能した後は、また地下鉄でシャトレまで戻って、今度はポンピドゥーセンターへ。開館直後だったからか、入り口にずらっと長い列ができていてゲゲッて感じだったけど、ミュージアムパス保持者は優先列に行くことができたので、ものの5分で入場できた。今はどこでもセキュリティチェックをやってるから、その列には並ばなきゃいけないんだよね。

ここの4階と5階にある国立近代美術館(Musée National d’Art Moderne)は、その名の通りモダンアートを集めてある場所。卒業旅行のときに来たことがあるかもしれないけど、こんなにデカイとは思ってなかったよ。もう見ても見ても終わらない感じ。5階はシャガールとかピカソとか、まだ知った名前がたくさん出てきたんだけど、4階はもうモダンアートも最先端で、わけのわからないアートばかり。でもなんとなく不安を誘ったり、疑問を感じさせてくれる。何かを「感じさせる」ってのがアートの真髄なんだろうな。すごく疲れたけど、ものすごく楽しめた。

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モディリアーニによる彫刻

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中の鏡が回っていて、表面に不思議な模様を作り出す

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Jim Dineというアーティストの展示会をやっていた。
なんか不気味でいいかも

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こんなにスペースをふんだんに使ったアートもあったり

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こんなわけのわからないアートもあったり

この後は、学校の後に何度か行ったことのある中華料理屋Irisで、牛肉と玉ねぎの炒め物をランチに食べた。ポンピドゥーで足が疲れたから、ここでのエネルギー補給は嬉しかった!

ランチの後はルーブルの方に歩いていったんだけど、レ・アールにある公園に桜が満開なのを発見。しかもソメイヨシノ! ちょうど太陽も顔を出して、青空に薄紅の花が映えること映えること! 今年はソメイヨシノを見るのは諦めていたんだけど、こんなに偶然に見ることができて本当にラッキーだと思った。やっぱり桜は日本人にとって、特別な花だよね。心が一気に高揚するのを感じたもん。

4月4日(水) : モロー、ポンピドゥー、桜、ルーブル_d0113429_05072901.jpg
パリで桜が見られて本当によかった!

さてさて、次はルーブル美術館(Musée du Louvre)。ピラミッドの入口もかなりの列だったけど、チケットを持っている人専用の列はそれほど長くなくて、ここも5分ほどで入場できた。でも中はもう人・人・人。一番有名なドノン翼からまわろうとしたのが運のツキで、あまりの人の多さに美術鑑賞なんてやってられない状態。有名なモナリザの周りには100人近いであろう人が群がっていて、気分が悪くなりそうだった。もうモナリザは一生見なくてもいいかなぁ(笑)。

4月4日(水) : モロー、ポンピドゥー、桜、ルーブル_d0113429_05074703.jpg
もうモナリザはいいや…

てなわけで、僕の好きなフランスの絵画を見るためにシュリー翼へ。そこで最初の部屋が、なんと僕の大好きなアーティスト、カミーユ・コロー(Camille Corot)の作品を集めた場所! なんか神様、桜といいコローといい、ここぞというときに素晴らしい贈り物をくれるなぁ。僕は30分くらいその部屋に座って、コローに関する解説を読んだりしながら、じっくりと彼のたくさんの作品を眺めてた。彼の作品は風景画が多くて、人物はそのスパイス程度に使われるときが多い。風景の中でも、木や森による影をとても上手く活用していて、それによって光が際立つ感じの作品が多いと思う。ルーブル美術館で、どれでもいいから好きな作品を一つだけあげると言われたら、真っ先にコローの絵を選ぶと思う。有名かどうかじゃなくて、心に響くかどうかが大切だよね。

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コローの絵の光と影が大好き

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コローによるシャルトルの大聖堂。
今度行ったときにどれくらい風景が違うか見てみよう

コローの絵を十分に堪能した後は、シュリー翼を早足で見てまわった。好きな絵があったら、そこの椅子に座ってじっくり鑑賞したり。結局ルーブルには2時間以上いた。出口に行こうと思ってから、実際に外に出るまでに20分くらいかかったけど(笑)。

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この絵の中ではどんな音が聞こえてたのか、
絵の前に座って考えていた

地下鉄でアパートに戻った後は、真っ先に昼寝! …しようと思ったんだけど、喉の痛みのせいかなかなか寝付けなくて、ちょっとウトウトしただけだった。

今夜のレストランを探してたら、近くの評判の良いレストランが18時にオープンと書いてあったので、早目に食べてしまおうとアパートを出た。レストランの中に入ると店の人が一人いるだけで、誰もいない。「予約ないんだけど大丈夫?」「ディナー?」「うん」「ディナーは8時からだよ」と言われてビックリ。Googleに18時オープンって書いてあったと伝えると、それはドリンクの時間だと言われた。なんだよー、ちぇっ。でもね、この会話をほとんどフランス語でできたのに感動してたんだ。ちゃんと8時って言われたときに “huit heure” だってわかったし! 食べられなかったけど、すごく嬉しかった(笑)。

でもどうしよっかな。またアパートに戻って出直すのもなんだし、今開いてるレストランっていつもの場所になっちゃうし。今日は安く済ませようかなってことで、いつものパン屋でサンドイッチを買って、今日はディナーなのでチョコレートのエクレアも一緒に買っちゃった。アパートでワインを飲みながら気楽にサンドイッチのディナー。エクレアはシンプルで美味しかった!

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チョコレートのエクレア、美味しいよう

この後はFacebookにアップしたり、日記を書いたり。明日も大物美術館が控えてるから、夜更かししないようにしないと。

あ、そうそう。ちなみにミュージアムパスを持っていなかったら、ギュスターヴ・モロー美術館が€6、ポンピドゥーセンターが€14、ルーブル美術館が€15で、今日は€35かかったことになる。昨日は(9+12.50+8)=€29.50。昨日と今日で€64.50なので、4日間用ミュージアムパス€62の元が取れてしまったことになる。明日の予定の美術館は合計€29、明後日は€28なので、ミュージアムパスを買ったことによって、約€60も得をしたことになる。しかも列をスキップできるという特典付き。これは買わない手はないよねぇ。

明日は最初がいきなりオルセー美術館。やっぱりルーブルみたいな人混みかなぁ。いやだなぁ…。

by alexsea | 2018-04-04 00:00 | パリ生活2018 | Comments(0)
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