4月7日(土) : 蟻、家ディナーにお呼ばれ

今朝はやっぱり二日酔い気味。頭痛とか吐き気とかはないけど、体全体がだるい感じ。回復するまでどこにも行けなさそう。

11時過ぎに近くのパン屋でサンドイッチを購入。ヴォージュ広場あたりで食べようかとも一瞬思ったけど、体のだるさには勝てずにアパートに戻って食べた。洗濯機をスタートさせてからは、ずっとベッドでゴロゴロしてた。

二日酔いの胃には、サンドイッチさえも重く感じた

そういえば、洗面所の蟻がすごいことになってる。一週間ちょっと前くらいから洗面所の付近に蟻を見かけ始めたんだけど、ここ2、3日の陽気のせいか、昨日・今日は一日に20匹以上殺さなきゃいけなくなってる。オーナーに連絡したんだけど、彼は海外に行っているらしく手が出せない状態。もっと悪くなるようだったら蟻に特化した殺虫剤を買う必要があるとのこと。今のところ洗面所周りだけなんだけど、これが広がったら困るし、早目に殺虫剤を買いに行くことにしよう。

今夜はヒロラくんに誘われて、こないだちらっとワインテイスティングの会場で会ったヒロオくんの家でディナーすることになってる。二日酔いがそれまでに快復して本当によかった(笑)。18時過ぎにSt-Paulの駅で待ち合わせて、まずは食材を買いに行くことに。ルーブル美術館のちょっと北のRue Sainte-Anneには、アジア系スーパーや日本料理屋がたくさんあるらしい。僕らは韓国系スーパーのK-Martでビールや食材を買い込んでからまたメトロに戻って、凱旋門にほど近いヒロオくんのアパートへと向かった。

韓国系スーパーK-Martには、日本の食材もたくさん売ってる

ヒロオくんのアパートは広くてすごく綺麗！ まず買ってきたビールで乾杯した後、ヒロオくんが出してくれた美味しいシャンパーニュを飲みながら、今夜のシェフ、ヒロラくんが腕をふるう。今日は日本料理で、鶏の鍋、手作り餃子、それに炊き込みご飯を作ってくれるらしい。鍋に入れる鶏肉は、昨日の晩からニンニク、醤油、日本酒に漬けておいてくれたらしいし、材料を素早く刻んで餃子や炊き込みご飯を簡単に作っていくヒロラくん、カッコよかったなぁ。そういえば僕も若い頃は、チャチャッと酒のつまみくらいは作れるようになりたいと思ってたけど、結局食べるだけになっちゃったな(笑)。餃子を包むのはヒロオくんも手伝ってたけど、そういえばこういう餃子パーティー、30年ほど前にやったことがある。懐かしいなぁ。

美味しいシャンパーニュで乾杯して、美味しいチーズをつまみ食い

ヒロオくんとヒロラくんが餃子を作ってくれてます

手作り餃子なんて、本当に久しぶり！

途中で餃子のプライパンにかぶせた蓋が取れなくなってどうしようかと焦ったけど、なんとか取ることができてみんなホッ。その他はさしたる支障もなく、あっという間に食事の準備が整ってしまった。

素晴らしい味と香りの鍋

プリプリの餃子

最高に美味しい炊き込みご飯

こないだワインテイスティングの会場で僕が買ったLadoixをヒロオくんも買っていて、テーブルではそれでまず乾杯。やっぱりこのワイン、最高に美味しいよ。2本アパートで飲もうと思って買ってあるんだけど、1本はシアトルまで持って帰ろうかな？

やっぱり鍋をみんなでつつくのって楽しいよね

鍋は生姜の香りがして、漬け置きしてあった鶏肉が最高に美味しい！ 僕は鶏鍋って、家で食べるときはちょっと軽い感じであまり好きじゃなかったんだけど、下ごしらえしてある鶏肉を使うと、こんなにも美味しくなることがわかってショックだった。これからは家でもやってみようかな。

餃子は皮はプリプリ、具もとても美味しくて素晴らしかったし、炊き込みご飯も最高！ こんなに美味しい料理をパパッと作れちゃうって、本当にスゴイことだと思う。ヒロラくん、本当にありがとう。

ありがとう、シェフ・ヒロラくん！
素晴らしいシャンパーニュやワインを提供してくれたヒロオくん！

3人で美味しい料理を食べながら、美味しいワインを飲みながら、本当に色々な話をしまくった。時の経つのも忘れて、気がついたらもう夜中の2時過ぎ。週末なので深夜バスがかなり頻繁に走っているらしく、それで帰ることになったんだけど、今日の功労者ヒロラくんは寝落ちしてしまってさあ大変。ヒロラくんがここに泊ってもOKだとヒロオくんが言うので、僕は片付けもせずにさよならして、深夜バスを捕まえに行った。ごめんねー、そして、ありがとう！

パリで深夜バスを使うのは僕は初めて。凱旋門が遠くに見える道で待っていると、3時ちょっと前にバスが来た。結構ガラガラでビックリしたんだけど、途中で煙草臭い人たちが次から次に乗ってきて、僕のアパートの停留所に着く頃には満杯になってしまってた。バスを降りる頃には、僕の服にも煙草の匂いが移った感じだった。夜遅くまで遊ぶ人たちが煙草をよく吸う人たちなのか、それとも煙草をよく吸う人たちが夜遅くまで遊ぶ傾向があるのか…？

遠くの凱旋門を眺めながら深夜バスを待つ

アパートに帰り着いたのは3時半頃。こんなに遅くまで飲んでたのはどれくらいぶりだろう？ 今日は昨日よりは意識がハッキリしているから、明日は二日酔いはないだろうな。でも一応アスピリンを一錠だけ飲んで、ベッドに倒れ込んだ。