モビプレップ地獄

午前6時に起きていつもの薬を飲んだ後、また二度寝して8時半頃起床。

さあ、これから地獄が始まる。腸カメラは検査自体は麻酔で寝てるから平気なんだけど、その前の準備が地獄なんだ。9時から『モビプレップ』という、昨日混ぜ合わせて冷蔵庫に入れておいた2リットルもの薬を飲む。でもガブガブ飲むんじゃなくて、200mlを10分から15分の時間をかけて、ゆっくりと飲まなければならない。モビプレップ200mlを2杯飲んだ後は、水200mlを同じように10～15分で飲む。それを薬が無くなるまで繰り返さなければならない。面倒くさいなぁ。アメリカでやった時には、液体の薬と水をガブガブ飲むだけだったので、もっと簡単だったのに…。

モビプレップ自体は無色透明なんだけど、甘酸っぱい味がついていて、なんとなく梅のドリンクを連想させる。最初は大丈夫だと思っていたんだけど、後の方になってくると味が鼻についてきた。しかも途中からトイレに何度も行かなきゃいけなくなる。昨日も下剤を飲んでからかなりトイレに通ったけど、今朝の通い具合は尋常じゃない。本当にこれは地獄！ 最後までモビプレップは飲んでくださいと書いてあったんだけど、最後の2杯は飲むと気持ち悪くなりそうだったので、病院に電話をかけて聞いてみたらあっさりOKが出てホッとした。結局モビプレップを飲んでいる間だけで、10回以上トイレに通わなければならなかった。それで疲れ果ててしまったので、少し布団に横になって昼寝した。

飲み始めた時間をこの紙に書いていく

14時過ぎに兄の車に乗せてもらって病院へ行って、15時から腸カメラ検査の開始。母の担当医と同じ先生だったので、検査室では二人とも「あ、どうもー！」(笑)。「はい、じゃ少しずつ眠くなりますからねー」という看護師の言葉は覚えてるけど、その後はちょっと記憶がない。でも検査中に途中で起きてしまったみたいで、「お腹が痛い！」と少し暴れたのは覚えてる。その時には麻酔が効かなかったのかとも思ったんだけど、今から考えてみると覚えていない時間があるので、麻酔自体は効いていたんだと思う。ただ最後まで効いていてくれなかったみたい。後で先生に聞いてみることにしよう。検査室から車椅子に乗って回復室まで運ばれて、そこで20分ほど眠ってからははっきりと覚えてる。

約1時間のリカバリータイムの後は、服を着替えて帰っていいことになった。あ、そういえば、ポリープを切除したら入院になるかもしれないと聞いていたんだけど、それはなかったみたいだな。僕の直前に腸カメラをやった人はポリープを切除したらしく、そのポリープの先端ががんになっていたと先生が言っているのが聞こえてきた。大腸がんってそういうところから発生したりもするんだなぁ。僕も以前シアトルで腸カメラ検査をやったときにポリープを切除されたけど、それはがんではなかったらしい。あれは2年前だったけど、2年の間にまたポリープができていないとわかってホッとした。

お会計は2万円と聞いていたのに、¥17,400だった。四捨五入で2万円と言ったのか、それとも麻酔の効きが悪かったのでオマケしてくれたのか(笑)。

お腹が空いていたので、病院のコンビニでカップヌードルを買って、母の病室で食べた。起きてから何も食べていない上にモビプレップ地獄をいやというほど味わったので、シンプルなカップヌードルでも美味しかったー！ やっぱり疲れていたので、母の部屋には少し居ただけで、タクシーを呼んで家に帰った。

空きっ腹にはなんでも美味い！

帰ってからはずっとテレビを見て過ごし、夕食は親子丼と美味しいシュウマイ。今朝地獄を味わった後だからか、素晴らしく美味しく感じて最高だった。

このシュウマイ、とても美味しかった

その後はまたテレビ。だってそれしかすることがないんだもん。『モニタリング』をやっていたので観た。これ、やっぱり面白いねー。夜の学校で怪奇現象が起こるってヤツ、今回は一般の人も驚かされてた。こういう状況に自分が陥るとすごく怖がると思うんだけど、人が怖がっているのを見るのは本当に楽しい。悪趣味だけど、高校や大学の時には合宿の時に怪談をして、最後に「お前がやったんだ！！」とか叫んで観客を驚かせるのがすごく好きだった。自分も怖がりのくせにね(笑)。

いやはや、今日は疲れました。23時半には消灯。