![]() From Seattle, WA, USA
by Alex プロフィール
シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。 ● 詳しいプロフィール ● 旅行記メニュー (個人的に連絡を取りたい方は、メールアドレスの入ったメッセージを非公開コメントとして残していただけると嬉しいです) カテゴリ
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フランス2019: コート・デュ・ローヌのワイン街道
まだ真っ暗なうちにホテルを出て、どんどん南に車を走らせる。平日の朝だからか、高速道路はトラックだらけ。車線がたくさんあるところならいいんだけど、2車線でトラックが両方に走ってたりすると、結構イライラしてしまう。それほど急いでるわけじゃないんだけどね。この日は朝早いから、出発時点では朝食の店がどこも開いていないので、高速道路のサービスエリアに朝早くからオープンしているマクドナルドがあることを調べておいた。リヨンから1時間ちょっと行ったところにあるPont-de-l’Isèreのサービスエリアで、トラックの運転手たちに交じってマクドナルドで朝ごはんを食べた。
![]() こっちのマクドナルドはメニューも違う。 イングリッシュマフィンにビーフとケチャップって、すごい違和感 そこからまた南下すること1時間ちょっと、最初の目的地であるオランジュ(Orange)に9時少し前に到着。ここで見たい場所は9時半にならないと開かないので、それまでちょっとカフェでコーヒーを飲んだりして待っていた。 オランジュで見たかったのは、『ローマ劇場(Théâtre Antique)』。開門と同時に入った。他の街にもあるようなローマ時代の円形劇場なんだけど、ここは世界で一番保存状態が良いことで有名。普通は舞台の背にある壁が崩れてなくなっている所ばかりなんだけど、ここのはちゃんと保存されていて、とても威厳のある雰囲気を醸し出している。約1万人が入れるこの劇場は、毎年夏に1カ月間オペラや音楽のショーで使われるらしい。詳しく説明してくれるオーディオガイドを聞きながら、あちこちから歴史のある劇場の姿を楽しんだ。 ![]() ローマ劇場のこの巨大なスケール! 十分に劇場を堪能した後は、コート・デュ・ローヌ(Côtes du Rhône)のワイン街道に入っていく。コート・デュ・ローヌのワイナリーがあるエリアには丘の上の可愛い村がたくさんあって、車でそのいくつかをまわって楽しむことができるとRick Stevesのガイドブックに書いてあったので、その通りに観光してみることにしよう。 ![]() こんな感じの気持ちいい道を走っていく まず最初はオランジュから40分ほどの、セグレ(Séguret)。石造りの家々が建ち並ぶ小さな村で、一番上にある教会からは、平原がずっと続く素晴らしい景色が楽しめた。ちょっと村を歩いた後は、レストラン『Côté Terrasse』でランチ。12時のオープンと同時に入って、気持ちのいいテラスで食べた。なかなかのクオリティで満足! ![]() セグレは本当に小さな村 ![]() 狭い中に石造りの家々が建ち並ぶ ![]() お昼はミートボール。 中東系のスパイスが使ってあって美味! 次は30分ほどのドライブの後、ほとんど一方通行のような細い道をどんどん上っていって、クレステ(Crestet)に到着。セグレからの眺めもよかったけど、ここからの下界の景色はそれ以上に素晴らしいかも! さっきは平原がずっと続いてる景色だったんだけど、ここからはたくさんの丘が見える。雲が動くと地上の影も動いて、なんだか『母を訪ねて三千里』のオープニングを思い出してしまった。しばらく景色を楽しんだ後は、クレステの村の迷路のような細い道を少し歩いてみた。シーンとしていて、まるで遺跡の中を歩いているようだけど、ここに人がちゃんと住んでいるんだからスゴイ。何をして生活している人たちなんだろう? ![]() クレステの頂上からのパノラマ! ![]() 村の中は坂ばかりで、まるで迷路のよう この後はD90を時計回りに進んで、Col de la Chaîneと呼ばれる峠でちょっと車を止めて景色を撮影した。ずっと向こうの方に切り立った岩山が見えて、今までの畑ばかりの景色とはちょっと違う感じ。スゼット(Suzette)に向かう途中にも岩の崖がすぐ横に見える場所があって、少し走っただけなのにこれほど景色が違うってのが面白かった。道路を走ってるだけじゃ分かりにくいけど、この辺はずっとこんな感じの岩山なのかな。 ![]() ずっと向こうの方に岩山が見える ![]() と思っていたらすぐ脇にも岩山が。 この辺りってずっとこんな感じなの? スゼットはあまり見どころがない感じだったので、またすぐに車に乗ってジゴンダス(Gigondas)へ。ジゴンダスはワインで有名。僕もジゴンダスのワインは過去に何度も飲んだことがある。シラーをメインとした、スパイシーな赤ワインが特徴。ここでは観光客で溢れる『Caveau du Gigondas』に入って、ワインテイスティングをさせてもらった。リストに書いてあるワインは全てテイスティングできるらしい。チーズによく合うワインを探してるんだけどと告げると、おばさんは「何か一つテイスティングしてみて、それから始めましょう」と言ってきた。えー、だって聞いたこともないワインばかりが並ぶリストから選ぶなんて、ほとんどランダムに選ぶ他ないじゃん! なんかすごく突き放した感じだなと思ったんだけど、ランダムに選んだワインの感想を言って、もう少し甘味が少ないのが欲しいとリクエストすると、そういうワインをいくつか持ってきてくれた。そっか、最初のワインで僕らのベースラインを知って、そこから方向性を探っていたわけか。そうすることで、個人の好みにより合ったワインを探すことができるよね。おばさん、疑ってしまってゴメンなさい。結局おばさんが選んでくれたワインのうち、一番好みに合ったDomaine du Cayronを1本買ってしまった。今日の夜はレストランを決めてないから、泊まる村でバゲットやチーズなんかを買い込んで、この赤ワインでピクニックディナーってのもいいかな。 ![]() ジゴンダスはとても雰囲気がいい村 ![]() ジゴンダスのワインをテイスティング この後はまた車を走らせて、セグレとクレステの間の、さっきは通り過ぎたヴェゾン・ラ・ロメーヌ(Vaison-la-Romaine)に16時頃到着。ここが今日の宿になる。明日は市場が出る日で、普通に車を駐車したら出せなくなってしまうと聞いていたので、ホテルから聞いたエリアを探してみたんだけどどこもいっぱい! 仕方ないので、とりあえず路上駐車してホテルにチェックインしてから、ホテルの人にどこに止めたらいいか聞くことにしよう。 今日の宿は町の中心にあるHotel Burrhus(一泊€90.20)。部屋の窓からは、町の中心の広場が見えてとてもいい感じ。すごく感じのいいホテルのおばさんに駐車場のことを聞くと、市場に引っかからない駐車場をいくつか教えてくれた。荷物を置いてすぐに車を出して行ってみると、その駐車場に空きを発見。今日の19時までは払わなきゃいけないけど、それ以降明日の9時までは無料で止めておける。駐車チケットの機械でちょっと戸惑ったけど、なんとかチケットの発券に成功して駐車することができた。あー、これでホッとした。 ![]() ホテルの部屋からの景色 ヴェゾン・ラ・ロメーヌには、幹線道路を越えた向こう側に旧市街があったり、またローマ時代の遺跡もあったりするんだけど、今日は色々とたくさん見てきたんで観光はもういい感じ。この後は僕は部屋に戻って休むことにして、Koreyはバーに行ったり、夕食にするバゲットやチーズなんかを買い出しに行ってくれた。帰ってきた彼に聞くと、ホテルの2階受付の外にあるテラスを使っていいらしいし、皿やグラスなんかもホテルから貸してくれるらしい。ありがたいねぇ! ワインは1本だと足りないかもしれないと思ったんで、ホテルのすぐ隣にあるスーパーでもう1本ジゴンダスのワインを買って、いざピクニックディナー! チーズ2種類、サラミや生ハムのパック、バゲット、それにジゴンダスの赤ワイン。町の中心の広場を眺めながら、どっしりとスパイシーな赤ワインを飲みながら、美味しいバゲットをチーズや生ハムなんかと一緒に食べる。ああ、シンプルなのになんでこんなに美味しいの?? テラスは2階にあるので、道を通る人たちも時々見上げていく。どんどん傾いていく太陽を見ながら、たっぷり1時間ほどテラスでピクニックを楽しんでいた。 ![]() ホテルのテラスでピクニックディナー! 肌寒くなってきた頃ピクニックは終了して、片づけをした後部屋に戻った。Koreyはまたどこかのバーに繰り出したんだけど、僕は疲れたので部屋で休むことにした。そしたら突然外が大雨に! さっきまであんなに気持ちいい天気だったのに、こんなにいきなり変わってしまうものなんだなぁ。ぎりぎりセーフでピクニックができてよかった。しばらくしたら小雨になったけど、あのざんざん降りは本当にビックリした。Koreyはバーの中にいたので大丈夫だったらしい。 ![]() 突然の大雨が!
by alexsea
| 2019-10-14 00:00
| 旅行記
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