From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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フランス2019: 昔の駅でのブランチとパイプオルガンコンサート

10時半にシャトレのGapの前でユージくんと待ち合わせのはずだったんだけど、その場所に着いてみるとGapが無くなっていることを発見。仕方ないのでその前で待っていたら、ほどなくユージくん到着。彼もGapがもうないことは知らなかったらしい。

Châteletの駅からメトロに乗ってPorte de Clignancourt駅まで。ブランチの後ちょっとクリニャンクールで有名な蚤の市も見てみようと思ってたんだけど、残念ながら雨が降ってる。まぁ行くかどうかは食べてから決めればいいけど、傘を差しながら蚤の市を見るのはなんだかイヤだなぁ。

僕の行きたかった場所、『La Recyclerie』は駅から出てすぐのところにあった。開店時間の11時まではあと20分くらいあるというのに、僕らの前にはもう3人くらい並んでてビックリ。待っている間に列は伸びて、開店時間には15人くらいの行列ができていた。やっぱり人気のある場所なんだなぁ。早目に来ておいてよかった。

ここのブランチは全て一つの皿に乗って出てくるみたいで、前金制。普通のブランチは€22、ベジタリアンは€20、子供は€12。受付でお金を払うとハイビスカスジュースとポケベルを渡されて、このポケベルが鳴ったらキッチンの窓口に食事を自分で取りに行くらしい。値段には、温かい飲み物、パン、バター、ジャムが含まれていて、欲しかったら自由に自分で取れることになってる。

なんだかここ、大きなホールにテーブルがたくさんあって、カフェテリアみたいな雰囲気。昔駅だった場所なのかな、線路の真上に建物があって、窓からはとてもいい景色が見える。これもプティット・サンチュールの延長線上にあるんだろうな。僕らは窓際のとてもいい席を取れてラッキーだった。テーブルや椅子なんかは結構粗末。ナイフやフォークも自分で取ってくるんだけど、形も色も違うものばかり。La Recyclerieとはリサイクル場を意味するんだけど、その名の通りどこかからのお古を再利用しているんだろう。こんな感じ、なんかいいなぁ。

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高い天井、広い建物、なんだかカフェテリアみたい

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ポケベルが鳴ったらここに食事を取りに行く

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水はこんな可愛い蛇口から自分で注ぐ

座って5分も経たないうちにポケベルが鳴ったので、キッチンの窓口に食事を取りに行った。デザートも別皿で貰える。大きな皿の上には、パンの上にスクランブルエッグとベーコンが乗ったもの、サラダ、サーモン、チーズ、大麦、カボチャのピュレ、ポテトなんかが所狭しと盛り付けてあって、すごいボリューム。そしてみんな美味しい! 一つひとつしっかりと主張に溢れた味で、不満が見つからない。窓の外の線路を見ながらユージくんと色々な話をしながら食べていたら、全部とは言わないまでも2/3は食べられてしまった。ハイビスカスジュースは、いい匂いだけどちょっと僕には酸味が強いかな。デザートはヨーグルト、ライスプディング、ブラウニーの3種。僕は特にライスプディングがあまり甘くなくて好きだったな。うん、これだったら€22は安い! 人気がある場所なわけだ。食事が終わる頃には、ほとんど全てのテーブルが埋まっていたと思う。

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何もかも美味しいけど、すごいボリューム!

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デザートはあっさりさっぱり

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こんな景色を眺めながらのブランチは最高!

食べた後は、雨が降っているけど外に出てみることにしよう。外にもテーブルがいくつかあって、その向こうの階段を下りていくと、鶏小屋があった。あー、そういえばここの鶏から生まれる卵も、ここで売られてるって聞いたことがあるなぁ。レストランから出る生ごみは、この鶏たちの餌になったり、菜園の堆肥になったりするらしい。「リサイクル」というテーマが徹底していて、とても素晴らしいと思う。

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鶏小屋からの卵もここで売っているらしい

階段で地上まで線路脇まで下りると、このレストランの全貌がわかる。やっぱりここには昔電車のホームがあって、階段を上っていった今のレストランの建物は駅だったんだろうな。そんなことを考えながら歩いていると、昔と今を写真で比べてあるパネルが貼ってあった。1902年には“Boulevard Ornano”という駅がここにあって、蒸気機関車が止まってる。100年以上前のここの景色が写真に残ってるなんて、なんだかスゴイや。

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外から見ると駅って感じだよね

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昔と今の風景を比べたパネルが掲げてあった

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やっぱり線路萌えしちゃう

レストランの方に戻ろうと階段を上る時、昔のホームだった場所に掘っ立て小屋が並んでいることに気がついた。雨が降ってるし、たぶん今はオフシーズンで閉まってるんだろうけど、天気のいい日にはここにマーケットが出るらしい。レストランだけではなく、ヨガやマッサージ、それに色々なワークショップなんかも開催しているとのこと。すごいなぁ。いつかここにマーケットが出たときに来てみたいな。

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掘っ立て小屋はマーケットになるらしい

さて、お腹もいっぱいになったことだし、小雨くらいだから蚤の市も大丈夫かなとそっちの方に歩き始めたんだけど、店が並んでいるのが見え始めたら、なんだか雰囲気があまり良くない。蚤の市というよりは、ガラの悪い土産物屋が軒を並べてる感じ。その向こうに本物の蚤の市や面白い家具屋なんかもあるんだろうけど、あの土産物屋を通り抜ける気にはなれなかったので、Uターンすることにした。ユージくんも笑ってた。このイヤな雰囲気がわからずに入っていっちゃう観光客もいるんだろうけど、あの険悪なオーラの中はちょっと通れない。しょうがないので近くの雰囲気のいいカフェに入って、しばらくユージくんとお喋りすることにした。一人旅ではカフェで「お喋り」することは稀なので、こういうのって楽しくてすごくいい。バーでワイワイやるのもいいけど、カフェでじっくりと話すのもいいよね。

ユージくんとは途中まで電車で一緒。その後は僕はアパートに戻ってノンビリすることにした。ここ何日かずっと歩き通しだったんで、ちょっとゆっくりする時間もいいと思う。去年知り合ったアメリカ人のHerbがパリに来てるらしいけど僕はまだ会っていないので、今度いつバーに行くか尋ねるメッセージを送ると、今日の夕方から近所のサントゥスタッシュ教会(Église Saint-Eustache)で無料のパイプオルガンコンサートがあって、それを聴きに行った後にバーに行くとのこと。えっ、無料のパイプオルガンコンサート?! 僕もパイプオルガンは大好きなので、ぜひ行ってみなければ!

17時からコンサートが始まるらしいので16:20には教会に着くと、もうかなりの人が座っていたんだけど、前から3列目の席を見つけたのでラッキー。ここサントゥスタッシュ教会には4年前に来て以来だ。豚とソーセージのステンドグラスがある場所。ものすごく大きくて重鎮な教会で、繁華街のすぐ脇にあるのに、あまり人がいなくてゆっくりできる場所だった。今ではノートルダム聖堂が閉まっているので、この教会が忙しくなっているという話も聞いた。16時半くらいにHerbとKhoaが教会に来たのが見えた。1年半ぶりの再会! 僕の隣がまだ空いていたので、3人一緒に座ってコンサートを聴くことになった。

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サントゥスタッシュ教会のパイプオルガンはかなりの大きさ

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キーボード自体は地上階にある

17時きっかりにコンサートが始まったんだけど、もう席は一杯で立ち見の人もかなりたくさんいるみたい。奏者のThomas Ospital氏はかなり若くて、まだ20代って感じ。パイプオルガンの演奏が始まると、今まで聴いてきたパイプオルガンとは全然違う印象で、まるで映画音楽のような雰囲気を出していた。パイプオルガンは設定によって様々な音が出るんだけど、この演奏はオルガンだけじゃなくてオーケストラの演奏を聴いているようでビックリした。よく見ると足のペダルやキーボードの下のスイッチを押して、たくさんの音色を演出してる。すごいなぁ。僕はピアノを少し弾けるけど、あんなに足をあっちこっちに動かしながら両手も動かすなんて絶対無理! 以前ピアノを弾いた時に友達が「どうやったら左右の手を別々に動かせるの?」って聞いてきて困ったけど、僕も同じような質問をオルガン奏者にしてみたい感じ。Franz LisztとJulius Reubkeの音楽を弾いて、コンサートは17:45に終了。すごくよかった! これで無料だなんて信じられない。出口には教会の人がバスケットを抱えていて、もし寄付したかったらそこにお金を入れることもできる。僕もかなりいい体験をさせてもらったんで、寄付金を入れてきた。このコンサートは毎週日曜日と祝日の17時からあるので、パリにいたらぜひぜひ行ってみてほしい。

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彼が奏者のThomas Ospital氏

コンサートの後は3人で飲み。その後は一人でレストランに行く気にもなれなかったので、チュニジア料理の店La Gouletteでケバブサンドをアンポルテして、アパートで食べた。とても美味しかったけど、ケバブサンドだけでお腹いっぱいになってしまって、ポテトは半分くらい残してしまった。ポテトは大好きなんだけど、なんだか最近は残さなきゃいけないことが多くて残念。こういうところで、歳を取るってイヤだねぇと感じてしまう。

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美味しいケバブサンドが夕食!

by alexsea | 2019-10-27 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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