一方通行の散歩

ロックダウンから、そろそろ半年が経過しようとしている。

僕はそもそもあまり外交的な性格ではないため、外に出て人に会ったりしたいという欲求があまりない。そりゃレストランやバーに行けないという不満はあるし、旅行にも行けないからそれはイヤなんだけど、家にずっと居るというのは僕にとって苦痛ではない。

でもやっぱりずっと家に居ると、体力が落ちていくのが感じられる。もともと僕の人生にはエクササイズ的な要素があまりなかったのに、今となっては家の中を歩くだけになってしまっている。

だからということはないけど、先週から散歩を始めた。といっても家から出たらすぐに上り坂なので、最初からそこで体力を使ってしまうとヘロヘロになる。なので今日は、家から3kmほどの所にあるベーカリーまでタクシー(ライドシェア)で行って、そこでサンドイッチを購入。家に歩いて帰る間にあるボランティア・パークという公園でサンドイッチを食べて、その後また歩いて帰宅という一方通行の散歩をした。

いい天気の下、気持ちのいい公園のベンチで食べるBLTバゲットサンドイッチは格別！ こういう感覚、ちょっと忘れかけてたかもしれない。

今日のお昼ごろの気温は18～20℃程度だったので爽快なんだけど、やっぱり運動不足のせいか、ずっと歩いていたら妙に汗をかいてしまった。やっぱり体力が落ちてるんだなぁ。ロックダウン前も運動らしい運動はしてなかったけど、週一で通っていたバーで踊っていたカントリーウェスタンダンスが少しは役に立っていたのかもしれない。

一方通行の散歩は先週もやったんだけど、実際の店で何か買い物をしたのは、実に半年弱ぶりだった。コロナ以前も、普通のインフルエンザの熱が下がらなくて救急病院に行ったことがあるくらいなので、自分はコロナのハイリスクグループに入ってると思う。だから買い物も食べ物も、半年の間全てデリバリーで済ませてた。店に入る時には緊張したけど、床にはちゃんとどれくらい離れればいいかの目印があるし、支払いもカードのみだったので無駄な接触がなくて安心した。それでもやっぱり、こういうリスクは最低限に抑えたいので、今日のベーカリーではオンラインで注文と支払いを済ませておいて、店ではピックアップするだけということをやってみた。これだったら店の中にいる時間も最小限に抑えられるし、注文する列にわざわざ並ぶこともないので安心だった。

シアトルは9月の下旬くらいから曇りや雨が多くなってしまうけど、それまでにこういう散歩をたくさん楽しんでおきたいなぁ。

ワクチンや確実な治療方法が早く見つかりますように…！