
さて、この前書いた
今年の冬の旅行のこと。ホテルも全部予約したし、クルーズは返金不可の20%手付金を払って申し込んでしまった。
クルーズには、各港に停船した時に申し込めるエクスカージョンというオプションのツアーがある。料金は高めだし、自分のペースで歩く方が好きなので普通はあまり申し込まないんだけど、行きたい場所までの足の確保が大変な時なんかには重宝する。今回は6泊7日の船旅の中で、2つのエクスカージョンを申し込んだ。
まず最初は『サルトストラウメン(Saltstraumen)』。これはボードー(Bodø)という町の近くの海峡なんだけど、世界最速の潮の流れが巨大な渦潮を作っている場所。冬以外の季節だったら、ボートに乗って渦のすぐそばを通り抜けるツアーがあるらしいんだけど、冬は残念ながら車で近くまで行って見るだけらしい。それでも渦潮というものを見たことのない僕には、興味を惹かれる場所だった。
二つ目は『ノールカップ(Nordkapp)』。ここは一般に「ヨーロッパ最北の地」と呼ばれる場所(本当はここよりももうちょっと北の場所があるらしい)。切り立った崖の上に巨大な地球儀のオブジェがあるだけ。でもヨーロッパの
最南端や
最西端に行ったことのある僕らとしては、最北端もクリアしておきたい! 最寄りの港ホニングスヴォーグ(Honningsvåg)では、何もすることがないみたいだしね。ちょっと気になるのが、この辺りは冬は太陽が全く上らない極夜の地。太陽が地平線の下6度以内にある時には、「常用薄明(civil twilight)」という薄明りの状態なんだけど、調べてみるとこの日の常用薄明の一番明るいのは、船が港に到着する時間らしい。それからはだんだん暗くなっていくばかりなので、バスでノールカップに到着した時に、どのくらい明かりが残っているかがちょっと心配。まぁかなり暗い中でも面白い体験はできると思うので、今から楽しみにしてるけど。
今回の旅行で楽しみにしてるのは、オーロラやクルーズだけではない。2017年の冬に行った、
ドイツ・オーストリアのクリスマスマーケット巡りの旅が本当に楽しかったので、今回もオスロやベルゲン、ストックホルムでクリスマスの雰囲気を満喫できるのが嬉しくてしょうがない。スカンジナビアはかなり物価が高いので、クルーズなんかも含めると結構な値段になりそうな感じだけど、2020年には旅行しなかったし、これからコツコツとお金を貯めていけばいいと思ってる。待ってても安くなるわけじゃないしね。
心配なのはコロナなんだけど、アメリカではワクチン接種は始まってるし(まだ高齢者と医療関係者だけ)、政権も代わったので秋頃には収束しそうだという予測が出てる。本当にそうなればいいな。もうこれ以上、旅の虫を抑えておける自信がない!(笑)