From Seattle, WA, USA
by Alex
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シアトル在住のAlexです。
ソフトウェアデベロッパーをやっていましたが現在は休憩中。日本にいるときには役者をやってたりしました。歌ったり踊ったり、食べたり飲んだりが大好きです。

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雪の日に

雪の日に_d0113429_07391609.jpg


もう一週間前のことになってしまうんだけど、先週のバレンタインデーの週末は、シアトルは記録的な大雪となった。

金曜日の夜に降り出した粉雪は24時間以上止まるとこなく、52年ぶりの大雪だったらしい。土曜日にはかなり積もっていた上に、まだ雪が降り続いていたので、郵便の配達もストップ。レストランもかなりの場所が臨時休業していた。日曜日には雪も止んで、午後からは気温も少し上がって雨も降り始め、積もった雪はだんだんと融けていった。日曜の夜に夕食のデリバリーを頼んであったのでちょっと心配だったんだけど、30分遅れくらいで届いたのでよかった。

雪の日に_d0113429_07392161.jpg
一夜明けて裏庭に降り積もった雪。
この後まだまだ降り積もることになる

雪は子供の頃から本当に好きだった。一面真っ白の世界は、いつもより明るく、いつもより静かで、まるで別の世界に来たかのような気になる。僕は桜や落ち葉なんかの、いわゆる「降りもの」が大好きなんだけど、雪はその中でも特別。いつも見られるとは限らないレアさが、雪の価値を各段に高めているんだろうな。

僕の一番最初の雪の記憶は、たぶん5歳か6歳の時。多摩の団地に住んでいた頃、確か誕生日に雪が降って、母と母の友人との真ん中で手をつないで真っ白な道を歩いていた記憶がある。誕生日プレゼントを買ってもらいに行くところだったのかな。ただ歩いていただけなのに、雪があるというだけでワクワクしていたことをはっきりと覚えてる。母と母の友人に大事にされていたってことも、この雪の日の記憶が大切な理由の一つなんじゃないかな。楽しい記憶と結びついているからこそ、今でも雪を見ると心が高揚するんだと思う。

雪の日で一番楽しかった思い出は、高校2年のクラスのこと。ある日結構雪が降り積もった日があって、昼休みに誰からともなく外に出て、クラスのみんなで雪合戦を始めたことがあった。まだかなり雪が降っていたので、外に出ていたのは僕らのクラスだけ。窓から見る他の学生達の「あいつら何やってんだ」という視線を浴びながらも、最高に楽しい雪合戦だった。クラスのみんなと心から一致団結したような感じがして、遊びで楽しいだけじゃない、「連帯感」というものの気持ちよさを初めて知った気がする。当然みんなビショビショになってしまって、午後一の授業では先生に呆れ顔をされたんじゃなかったかな。

雪が降ると、いつも頭の中に響くのが、合唱組曲『心の四季』の中の『雪の日に』という曲(サンプル)。これは高校で入った音楽部で、1年の時に歌った曲の一つ。「雪は汚れぬものとして、いつまでも白いものとして、空の高みに生まれたのだ」という女声だけのパートがあるんだけど、その中のフォルテピアノ(強く歌っていたのを急に弱くする)の箇所を聞くたびに、ジーンと感動してた。音の強弱のことはピアノを習っていたので知っていたけど、効果的に使うとここまで人を感動させることができるのか!って、目ウロコ状態だった。そんなこともあって、この曲は心に深く刻み込まれていて、雪が降るたびに思い出してしまう。

最近雪で一番感動したのは、やっぱりドイツとオーストリアにクリスマスマーケット巡りをしに行った時に、ローテンブルクで降った雪だろうなぁ。普段でさえ可愛いドイツの小さな町なのに、クリスマスの雰囲気真っ盛りのところに雪が降り始めた時の感動といったら! クリスマスマーケットの色とりどりの灯りに雪がアクセントを加えて、ため息が出るくらい美しかった。ずっと降り続いたら旅の行程に差し障りがあったかもしれないけど、たった一日降って雰囲気を盛り上げてくれただけ。雪なんて計画して見れるものじゃないので、素晴らしい幸運にずっと心から感謝していた。

シアトルの雪の頻度は、だいたい東京と同じくらいなので、もうこの冬の雪は終わりだろう。また次の冬に、街の機能に支障が出ない程度に降ってくれるといいなぁ。

by alexsea | 2021-02-21 14:41 | 日記 | Comments(0)
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